昭和四十五年度 (中級)
わ
た
し
ぁ
と
これから聞き方の試験を始めます。最初に、私の読むのを聞いてください。その後
で'それについて質問をします。質問を聞いたら'すぐに答えを書いて‑ださい。そ
の後、もう一度、初めからくりかえします。
それ では へ 始め ます
。 最初
は、 今日 の天 気。
今日'二月二十日は、全国的に暖かい、穏やかな天気.で'東京地方の気温は、午前中に十三
度を越えました。各地の最低気温も、ほとんど平年より十度前後高く'四月初めの、桜の季節
ヽih<:.トにi[になりました。これは'日本全体が、高気圧に覆われたからですが、この天気も'今日一日だ
けで、またぐずついた曇り空に逆もどりすると'気象台では言っています。なお'今週後半に
は、かなり強い低気圧が'日本海を北東に進み、関東地方には、二十メートルを超す南の風が
吹く見込みです。その影響で、海や山は相当荒れますから、漁船は特に注意が必要です。
1番 東京地方はこの日'暖かい日でしたか、寒い日でしたか。
二番 この日の、前の日の東京地方の天気は、この日と同じだったでしょうか。この日より良 かったでしょうか。悪かったでしょうか。
次は '火 事の 話で す。
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今朝、中野区の教員、鈴木あきおさん (四十三歳)が出勤の支度をしているとき、隣の空屋
から火が出ているのに気づきました。奥さんが消防署へ電話する問に、鈴木さんは火を消
そうとしましたが、1人ではどうすることもできません。この時'近くの道路工事の現場で働
いていた'五、六人の労務者が駆け付けて、協力して火を消し止めました。消防車が来たと
きには、この人たちは、もう工事場へ戻って、何事もなかったようAに仕事を始めていました。
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この人たちは、東北地方の農村から出稼ぎに来ている人たちだとのことです。おかげで'鈴木さんのうちは無事でした。火事の原因については、今'消防署で調べています。
三番 だれが消防署に電話をかけましたか。
四番 鈴木さんのうちは'焼けましたか、焼けませんでしたか。
五番 火事を消したのは、だれですか。