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ほ そ き聲
こ え聖書研究
大いなる強き風山を裂き岩石を砕きしが風の中にはエホバ在さざりき、風の後に地震ありしが地震の中にはエホバ在さざりき。 又地震の後に火ありしが、火の中にはエホバ在さざりき、火の後に静なる細微き声ありき。 列王記略上19:11、12 明治元訳聖書日本学生宣教会
マタイによる福音書
13章32節
† 福音書縦観 「からし種」 マタイ13:24~32 マルコ4:30~32 ルカ1
3:18~19
Matt.13:32(ある人がそれを取って庭にまくと、育って木となり、ルカ 13:19)それはどんな種よりも小さいが (地上のどんな種よりも小さいが、マルコ4:31)、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり(どんな野菜よ りも大きくなり、マルコ4:32)、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる(大きな枝を張り、その陰に空の 鳥が宿るほどになる。 マルコ 4:32)」。口語訳聖書† 日本語訳聖書 マタイ13:33
【漢訳聖書】 Matt. 13:32 此百種之至㣲
者、及其長也、則大於諸菰、且成樹、天空之鳥、來棲其枝。 【明治元訳】 Matt. 13:32 萬(よろづ)の種(たね)よりは小(ちひさ)けれども長(そだち)ては他(ほか)の草(くさ)より大(おほい)に して天空(そら)の鳥(とり)きたり其枝(えだ)に宿(やどる)ほどの樹(き)となる也(なり)○ 【大正文語訳】 Matt. 13:32 萬の種よりも小けれど、育ちては他の野菜よりも大く、樹となりて、空の鳥きたり其の枝に宿るほ どなり』 【ラゲ訳】 Matt. 13:32 凡ての種の中最小きものなれども、長ちて後は凡ての野菜より大くして、空の鳥其枝に來りて棲む 程の樹と成る、と。 【口語訳】 Matt. 13:32 それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、空の鳥がきて、そ の枝に宿るほどの木になる」。 【新改訳改訂3】 Matt. 13:32 どんな種よりも小さいのですが、生長すると、どの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て、その枝 に巣を作るほどの木になります。」 【新共同訳】 Matt. 13:32 どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほ どの木になる。」 【バルバロ訳】 Matt. 13:32 それはどの種よりも小さいが、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来てその枝に宿るほどの木にさえもなる」。 【フランシスコ会訳】 Matt. 13:32 それはどんな種よりも小さいが、成長すると、どんな野菜よりも大きくなり、そして、空の鳥が来 て、その枝に巣を作るほどの木になる」。 【日本正教会訳】 Matt. 13:32 是れ萬の種の中最も小き者なれども、長ずるに及びては、悉くの野菜より、大にして、樹と爲り、 天空の鳥來りて、其枝に棲むに至る。 【塚本虎二訳】 Matt. 13:32 これはあらゆる種の中で一番小さいが、育つと、野菜の中で一番大きくなり、(大きな)木になっ て、“空の鳥が”来て“その枝に巣を作る”ようになるのである。」 【前田護郎訳】 Matt. 13:32 種という種のうちもっとも小さいが、育つと、野菜のうちでもっとも大きくなり、木になり、空の 鳥が来て枝に巣くうほどになる」と。 【永井直治訳】 Matt. 13:32 こは如何にも萬の種より小さし。されど育ちたるときは、諸(もろもろ)の草より大にして樹となるな り。されば空の鳥到りてその枝に宿らん。 【詳訳聖書】 Matt. 13:32 それはあらゆる種のうちでいちばん小さいが、それが育ったときには、庭の草のうちでいちばん大 きく、木になって、空の鳥が来てその枝に巣を作るほどである」。
† ギリシャ語聖書
Interlinear
Matt. 13:32 o] mikro,teron me,n evstin pa,ntwn tw/n sperma,twn( o[tan de. auvxhqh/| mei/zon tw/n laca,nwn evsti.n kai. gi,netai de,ndron( w[ste evlqei/n ta. peteina. tou/ ouvranou/ kai. kataskhnou/n evn toi/j kla,doij auvtou/Å
o] mikro,teron me,n evstin pa,ntwn tw/n sperma,twn( Which less indeed is [than]all the seeds:
o[tan de. auvxhqh/| mei/zon tw/n laca,nwn evsti.n kai. gi,netai de,ndron( when but it grows, greater[than] the herbs, it is and becomes a tree,
w[ste evlqei/n ta. peteina. tou/ ouvranou/ kai. kataskhnou/n evn toi/j kla,doij auvtou/Å so as to come the birds of the heaven and dwell in the branches of it.
† 私訳(詳訳)
【私訳】 「それはどれよりも確かに(本当に)小さい種であるが、しかし、成長すると、どの野菜よりも大 きくなり、そして木になって、それで空の鳥たちが来て、その枝に宿る(天幕を張る、巣をかける)ほどで ある」
【どれよりも】 pa,ntwn pa/j パース pas {pas} (a--gn-p 形容詞・属)
1)どれでも、何であれ、何でも、あらゆる、みな 2)~全部の、あらんかぎりの、1つも欠け が無い、ひとり残らず 3)全体の、全部の、すべて 4)混じりものがなく、純粋な
pa/sai パーサイ 「pa/j どれでも、全体の」の複数形 【確かに】 me,n me,n メン men {men} (cs 接続詞・従位)
1)本当に 2)確かに 3)まさに 4)こそ 5)(~である)が 6)~にもかかわらず 7)~ もまた、~も 8)一方では、他方では
【小さい】 mikro,teron mikro,j ミクロス mikros mikroteros {mik-ros‘, mik-rot‘-er-os} (a-mnn-s 形容詞・ 比較主中単)
1)(人、物、大きさ、距離、地位等の)小さい 2)少ない、すこし、わずかの、ちょっとした、取る に足りない 3)小さい 4)低い 5)乏しい 6)若い 7)短い
【種で】 sperma,twn spe,rma スペルマ sperma {sper‘-mah} (n-gn-p 名詞・属中複)
1)(植物の)種 2)子孫、氏族 3)男性の精液 4)起源、出自 【ある】 evstin eivmi, エイミ eimi {i-mee‘} (vipa--3s 動詞・直・現・能・3単)
1) ある、いる、~である、~です、~だ 2)行われる、おこる、生ずる、現れる、来る 3)い る、滞在する、とどまる 4)存在する 5)生きている
【ところのものだが】 o] o[j ホス hos {hos} (aprnn-s 関係代名詞・主中単) 1)この~ 2)これ 3)ところの、そして
【しかし】 de. de, デ de {deh} (ch 接続詞・完)
1)ところで、しかし、さて、そして 2)しかも、そしてまた、なお、すると、また 3)次 に、さらに 4)否、むしろ
【成長する】 auvxhqh/| auvxa,nw アウクサノー auxanō {owx-an‘-o} (vsap--3s 動詞・仮・1アオ・受・3単) 1)成長する、育つ、発育する 2)ふえる、増加する、増大する、広まる 3)大きくなる、栄える、 促進する 4)出世する、勝つ
【とき】 o[tan o[te ホテ hote {hot‘-eh,} (cs 接続詞・従位)
1)~したときに 2)~の時はいつも 3)~でない限り 4)~の間に
【どの野菜よりも】 laca,nwn la,canon らかノン lachanon {lakh‘-an-on} (n-gn-p 名詞・属中複) < lacai,nw 掘る
1)野菜 2)青物
【大きくなり】 mei/zon me,gaj メガス megas {meg‘-as} (a-mnn-s 形容詞・比較主中単)
1)(大きさ、長さ、高さ、強さ、程度が)大きい、非常に、大いに 2)驚くべき 3)壮大な、広大 な、偉大な、優れた 4)名高い、重要な 5)重要な 6)激しい
【そして】 kai. kai, カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)
1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それで は、れだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた
【木に】 de,ndron de,ndron デンドロン dendron {den‘-dron} (n-nn-s 名詞・主中単) 1)木 2)樹、樹木 3)果樹
【なる】 gi,netai gi,nomai ギノマイ ginomai {ghin‘-om-ahee} (vipn--3s 名詞・主中単)
1)存在するようになる、存在するにいたる、存在を始める 2)生じる、生ずる、生まれる 3) 現れる、おこる、発生する、始まる、になる、ふりかかる、成る、登場する、来る 4)~とされ る、仕上げられる、作られる、行われる、なされる 5)出る、起こる
【である】 evsti.n eivmi, エイミ eimi {i-mee‘} (vipa--3s 動詞・直・現・能・3単)
1) ある、いる、~である、~です、~だ 2)行われる、おこる、生ずる、現れる、来る 3)い る、滞在する、とどまる 4)存在する 5)生きている
1)それゆえ、その結果、それだから 2)それで、だから、従って 3)~するために、するよ うに
【空の鳥が】
【天の】 ouvranou/ ouvrano,j ウーラノス ouranos {oo-ran-os‘} (n-gm-s 名詞・属男単)
1)空、大空、蒼穹、丸天井 2)天の、天にある、天、天界 3)神の座、神のいますところ、 神のみ住まい 4)王権 5)宇宙
ユダヤ人は天が幾層もあると考えた
【鳥が】 peteina. peteino,j ペテイノス peteinon {pet-i-non‘} (ap-an-p 形容詞・対中複) 1)翼のある 2)飛ぶことのできる翼のある動物 2)鳥
【来て】 evlqei/n e;rcomai エルこマイ erchomai {er‘-khom-ahee} (vnaa 不定詞・2アオ能) 1)来る、やってくる、~しにやってくる 2)近づく、臨む、達する 3)着く、到着する 4) 現れる 5)上がる、下る
【そして】 kai. kai, カイ kai {kahee} (cc 接続詞・等位)
1)~と、~も、そして 2)~さえ、でさえも 3)しかし 4)しかも、それは 5)それで は、れだのに 6)そうすれば、すなわち 7)のみならず、もまた
【その】 auvtou/ auvto,j アウトス autos {ow-tos‘} (npgm3s 代名詞・属男3)
1) 彼、彼女、それ(三人称の代名詞) 2)自身で、自分から、自分として(強調用法) 3)同 じ同一の 4)まさに、ちょうど
【枝】 kla,doij kla,doj クらドス klados {klad‘-os} (n-dm-p 名詞・与男複) < kla,w 割る、折る
1)木の枝 2)小枝、若枝 3)子孫 【に】 e;n e;n エン en {en} (pd 前置詞・属)
1)~の中に、~の間に 2)~の上に 3)ところに、のそばに 4)で 3)よって 5)に 【巣を作る】 kataskhnou/n kataskhno,w カタスケーノオー kataskēnoō {kat-as-kay-no‘-o} (vnpa 不定
詞・現能)
< kata, + skhno,w テントを張る
1)陣を張る、野営する、天幕を張る 2)居住する、住む 3)宿る 4)留まる
† 英語訳聖書
Latin Vulgate
13:32 quod minimum quidem est omnibus seminibus cum autem creverit maius est omnibus holeribus et fit arbor ita ut volucres caeli veniant et habitent in ramis eius
King James Version
13:32 Which indeed is the least of all seeds: but when it is grown, it is the greatest among herbs, and becometh a tree, so that the birds of the air come and lodge in the branches thereof.
American Standard Version
13:32 which indeed is less than all seeds; but when it is grown, it is greater than the herbs, and becometh a tree, so that the birds of the heaven come and lodge in the branches thereof.
New International Version
13:32 Though it is the smallest of all your seeds, yet when it grows, it is the largest of garden plants and becomes a tree, so that the birds of the air come and perch in its branches."
Bible in Basic English
13:32 Which is smaller than all seeds; but when it has come up it is greater than the plants, and becomes a tree, so that the birds of heaven come and make their resting-places in its branches.
Darby's English Translation
13:32 which is less indeed than all seeds, but when it is grown is greater than herbs, and becomes a tree, so that the birds of heaven come and roost in its branches.
Douay Rheims
13:32 Which is the least indeed of all seeds; but when it is grown up, it is greater than all herbs, and becometh a tree, so that the birds of the air come, and dwell in the branches thereof.
Noah Webster Bible
13:32 Which indeed is the least of all seeds: but when it is grown, it is the greatest among herbs, and becometh a tree, so that the birds of the air come and lodge on its branches.
Weymouth New Testament
13:32 It is the smallest of all seeds, and yet when full-grown it is larger than any herb and forms a tree, so that the birds come and build in its branches.'
World English Bible
13:32 which indeed is smaller than all seeds. But when it is grown, it is greater than the herbs, and becomes a tree, so that the birds of the air come and lodge in its branches.'
Young's Literal Translation
13:32 which less, indeed, is than all the seeds, but when it may be grown, is greatest of the herbs, and becometh a tree, so that the birds of the heaven do come and rest in its branches.'
† 細き聲 聖書研究ノート
<萬の種よりも小けれど> 「からし種」が「地上のどんな種よりも小さい」というわけではない。 世界で最も小さい種子植物はミジンコウキクサ(学名:Wolffia globosa)で根もなく水に浮いて増える。その種 子は目に見えないほど小さい。ちなみに世界で最も大きい種はオオミヤシで重さは20kg もある。 喩えの主旨は最も小さいものが成長すると何よりも大きくなることを示すことにある。 ダニエル4:11~12にはベルテシャザルの隆盛を示す喩えにもつかわれる。 「その樹長じて強固なり天に達するほどの高となりて地の極までも見えわたり その葉は美しくその菓は饒に して一切の者その中より食を得また野の獣その蔭に臥し空の鳥その枝に棲み凡て血氣ある者みな是によりて身を 養ふ」 ダニエル4:11~12 明治元訳聖書 <育ちては他の野菜よりも大く、樹となりて、空の鳥きたり其の枝に宿るほどなり> からし種は成長すると「大きな枝を張り、その陰に空の鳥が宿るほどになる」 マルコ 4:32)。 この表現はダニエルの見たベルテシャザルの隆盛を示す幻にも見られる。 「我が床にありて見たる吾腦中の異象は是のごとし我觀しに地の當中に一の樹ありてその丈高かりしが その樹 長じて強固なり天に達するほどの高となりて地の極までも見えわたり その葉は美しくその菓は饒にして一切の 者その中より食を得また野の獣その蔭に臥し空の鳥その枝に棲み凡て血氣ある者みな是によりて身を養ふ」ダニ エル4:10~12† 心のデボーション
「萬の種よりも小けれど、育ちては他の野菜よりも大く、樹となりて、空の鳥きたり其の枝に宿るほどなり」 マ タイ13:32 大正文語訳聖書 「黒ガラシ Brassica migra」「黒ガラシ Brassica migra」は成長すると5メートルもの高さに伸びる。ルカ13:19には「成長して木に なり de,ndron デンドローン 」と表現される。野菜の小さな一粒の種が、鳥がきて「天幕を張る」ほどの「樹」 に成長する。 種を蒔く人は、日々、野まわりをし、種の成長を観察し、水をくれ虫を駆除する。農夫のように我が身に蒔かれ た「神の御言葉の種」の「樹」にまでの成長を観察すべきである。