2)中町地域まちづくり方針
(1)まちづくりの基本目標
中町地域は、昭和50 年に第1期埋立造成が完了し、以降、開発より 40 年近くが経過しました。
この間、戸建住宅及び中・高層の集合住宅が計画的に開発され、良好な市街地が形成されてきま
した。一方、一部の地域では建物の更新時期を迎えたことや、東日本大震災の液状化に伴う地盤
沈下により、建物の沈下・傾斜などの被害が発生したことから、戸建住宅などの建替えによる街
並みの変化が見られます。
道路・公園などの基盤施設については、埋立事業に伴い計画的に整備されてきましたが、施設
の老朽化や利用者ニーズの変化などに対応した適切な維持管理や再整備、今後、発生が懸念され
る首都直下地震などのさまざまな災害への対策が求められます。
中町地域の住民の多くは、開発時にさまざまな地域から移り住んできた人々ですが、居住歴を
重ねるとともに豊かな地域コミュニティが形成されています。団塊世代の人々を中心に、地域の
住環境の向上に貢献しようという意識が高まりつつある一方、住民の世代交代が進みつつありま
す。
上記を踏まえた上で、今後の中町地域のまちづくり・まち育てを進めるにあたり、基本とすべ
き目標を以下に定めます。
●基本目標1:成熟した良好な住環境を守り育てる
・・・現在の成熟した良好な環境が保たれるよう、現在の土地利用を維持するとともに、建物が
更新された後も現在の街並みが維持されるよう、住環境を守り育てます。
●基本目標2:ストックを活かしてまちの魅力を高める
・・・現在一定の水準にある道路・公園などの公共空間の適切な活用を進めるとともに、市民ニー
ズに合わせた充実を図り、魅力を高めます。
●基本目標3:市民・地域の力を集めてまちを育てる
・・・地域の価値・魅力を市民が共有した上で、それをより発展させるよう、市民の実践的な活動
を支援し、市民と行政が協働でまちを育てます。
●基本目標 4:耐震・液状化対策などによる災害に強いまちをつくる
・・・「減災」を基調とし、さまざまな災害に備え、防災機能の向上を図ります。
耐震・液状化対策などによる災害への備えを進めるとともに、地域コミュニティの支えあい
(
2)目標1:豊かな環境を次世代に引き継ぐ戸建住宅地のまち育て
近年、戸建住宅地の一部において地区計画や景観協定が導入されるなど、街並みの維持保全に
向けた動きが見られます。これは、まちの歴史が健全に積み重ねられるよう適切な手立てを施す
こと、つまり「まち育て」ともいうべき動きといえます。円滑な建物更新と街並み保全がより一
層図られ、まち育てにより豊かな環境が次の世代に確実に引き継がれるよう、以下にまちづくり
の方針を定めます。
方針① 良好な街並み保全のための仕組みづくり
戸建住宅地が、建替え時のルールの充実などにより、これか
らも良好な街並みを保てるよう、仕組みを整備します。
例えば、地区計画や建築協定など法令に基づくルールの導入
を推進し、建替えの際に敷地の細分化を防ぎ、周辺との調和を
保つように形態・意匠を制限することが考えられます。このほ
か、法令によらない任意の建替えルールの導入など、住民が自
ら街並みの変化を適切にコントロールし、街並みを守る仕組み
づくりも考えられます。また、地区計画などの制度の周知と導
入を検討する住宅地に対する支援を図ります。
特に、国道 357 号沿いなどの路線住居地域では、高層化やさまざまな用途の建築が可能である
ことなどに留意しながら、地区の住環境のあり方を市民との協働により検討します。
戸建住宅と集合住宅などが混在する地区では、戸建住宅の環境に調和し、みどりの多い良好な
住環境を維持するよう誘導します。
方針② 多様な世代が住まう住環境づくり
戸建住宅地は、中町地域に居住している住民の高齢化などによる世帯構成の変化や世代交代の
時期に入っているといえます。活力ある地域づくりのためには、多様な世代が居住し、世代間の
交流・支えあいが活発に行われることが重要です。
高齢者が安心して住み続けられるよう住宅のバリアフリー化を促進します。また、住環境を守
りながら、今後、多様な世代が住み続けられるよう、高齢者世帯の持家を借り上げ、子育て世帯
への転貸をする「住み替え支援制度」の導入の検討や、住み替え情報の提供などにより、ライフ
ステージに合った住み替えの促進、支援をします。
方針③ 良好で持続可能なみどりの維持管理
戸建住宅地の豊かなみどりは、市民からの評価も高く、住環境の質の向上に大きな役割を果た
しています。
現在、戸建住宅地に見られるみどりが今後も良好な状態で維持保全されるよう、緑地協定など
みどりの保全のための制度を周知するとともに、その活用を推進します。また、地域ぐるみの維
持管理を推進するため、協働の仕組みについて検討します。
方針④ 良質な住宅ストックの形成
戸建住宅の多い中町地域は、開発時期の古いものについては新耐震基準導入前の建物(概ね昭
和 56 年以前に建築のもの)が多くなっており、一部の地域では、更新の時期を迎えています。
新耐震基準導入前の建物については、耐震化を促進するとともに、耐震化に向けた情報提供に
積極的に取り組みます。
良好な住宅ストックを形成するため、長期優良住宅制度を周知するとともに、認定を受けた住
宅の履歴情報を蓄積し、活用します。また、既存の住宅でも活用できる住宅性能表示制度を周知
します。
方針⑤ 宅地の液状化対策の促進
東日本大震災では、多くの戸建住宅などにおいて、液状化に伴う地盤沈下や建物の沈下・傾斜
の被害が発生しました。
建物や設備の更新時期や被災した住宅などの修復や建替えの際に、液状化や地盤沈下の対策が
進められるよう、沈下・傾斜の修正工法や液状化対策工法の分類・評価などの参考となる情報の
収集や提供に努めます。また、相談など支援体制・仕組みづくりを進めます。
宅地の液状化対策に活かすため、液状化による被害の調査結果を公表するとともに、震度分布
や液状化危険度マップを作成し公表します。
国が創設した「市街地液状化対策事業」などの制度を活用することを念頭に、道路や下水道な
どの公共施設と隣接宅地との一体的な液状化対策の実現可能性調査結果について、広く市民に周
知するとともに、地区住民との話し合いを進め、市民との共同事業として取り組みます。
また、大規模な住宅開発などについては、液状化対策を行うよう誘導します。
方針⑥ 避難場所などの耐震・液状化対策の推進
避難場所に指定されている小・中学校や福祉避難所に指定されている公民館・福祉施設では、
ライフライン・出入口の機能が確保できるよう、耐震・液状化対策に取り組みます。また、小・
中学校の校庭では、液状化対策に取り組みます。
【市民ワークショップの議論で登場した具体的な取り組みの例】
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
①良好な街並
み保全のた
めの仕組み
づくり
地区計画など 法令に基づくルールによる 街並みの保全
(敷地細分化防止、兼用住宅や共同住宅への規制、形態・
色彩その他意匠の制限など)
○
地区計画などによらない、緩やかなルールの導入。(近
所に配慮をした建替えの推進など)
○
国道 357号沿道などでは、隣接する異なる用途地域間の
建築制限の調整(高さ規制など)
○
建替え前段階から、周辺住民が意見を述べられる仕組み
づくり。(構想段階での意見交換の実施、戸建住宅では
着工前段階での近隣説明会開催義務の設定など)
○
地区計画などの制度の周知と、地区計画導入に向けた相
談体制の充実。
○
地区計画に関する地域の話し合いの場の設定。 ○
②多様な世代
が住まう住
環境づくり
多様な世代の入居を促すための建替上の優遇策の検討。 ○
建替え、住み替えの事例を気軽に参照できるデータベー
スづくり。
○
③良好で持続
可能なみど
りの維持管
理
緑 化 協 定 な ど 法 令 に 基 づ く ル ー ル に よ る み ど り の 保
全。(生垣の保全、建替えに際しての緑の連続性の確保、
生垣の道路のはみ出しの防止など)
○
緑化維持のための住民任意によるルールの導入。(例、
美浜 16 自治会地区)
○
緑被率向上に向けた、駐車場などの空地部分では緑化
の推進。
○
小規模集合住宅に対する緑化規制の強化。 ○
都市緑地法における緑化地域の導入検討。 ○
地域ぐるみで 行うみどりの維持管理に対 する支援策の
検討。(有志ボランティアの組織化及び組織への支援、
市民と行政による基金の設立など)
○
住民間の緑化への意識向上を目指した、緑化度合いを評
価する仕組みの導入検討。
○
樹木の良好な生育環境の整備。 ○
みどりの保全に対する優遇措置の検討。 ○
緑 の 維 持 管 理 の た め の 市 の 財 政 措 置 の 充 実 に 向 け た 検
討。
○ ○
④良質な住宅
ストックの
形成
耐震診断・耐震改修工事支援制度の周知・普及。 ○
耐震診断・耐震改修工事支援の充実に向けた検討。 ○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
くりなど、取り組みに時間をかけるもの
(3)目標2:豊かな暮らしを支える持続可能な集合住宅地を守り育てる
計画的に開発された集合住宅地は、戸建住宅地とともに中町地域の特性のひとつです。
集合住宅地の維持保全が住民の主体的な取り組みを中心に適切に行われることで、「集まって
住む」という集合住宅固有の住環境が継続されるよう、以下にまちづくりの方針を定めます。
方針
① 建物や居住空間の適正な維持管理集合住宅地の良好な住環境を保全し、長く住み続けられる良質な住宅ストックとしていくため
には、適切な維持管理が重要になります。各集合住宅地では、通常の維持管理活動とともに、安
全で快適な空間づくりを継続的に進めることが期待されます。そのため、管理組合などが行う共
用部のバリアフリー化やグレードアップ改修などによる改良・性能向上、長期修繕計画の計画的
な運用、地域コミュニティの強化など良質な住宅の維持・管理の取り組みを支援します。さらに、
長寿命化を図るため、適切な情報や学習機会の提供に努めるとともに、建替えや長寿命化などの
先進事例の調査や研究を進めます。
また、一部の集合住宅では新耐震基準導入前の建物(概ね昭和 56 年以前に建築のもの)が見
られ、大地震の際の被害が懸念されることから、新耐震基準導入前の建物について、耐震化を促
進します。
良好な住宅ストックを形成するため、長期優良住宅制度の周知を図り、認定を受けた住宅の履
歴情報を蓄積し、活用します。また、既存の住宅でも活用できる住宅性能表示制度の周知を図り
ます。
方針② 良好な街並みの保全に向けたルールづくり
現在の集合住宅地は計画的に開発されてから大きく変化することなく、概ね良好な街並みが保
たれています。将来の建替えなどの場合でも、良好な街並みが維持されるよう建物の形態意匠・
色彩や屋上広告物のルールなど、街並みの保全に向けた仕組みの検討や住民によるルールづくり
を支援します。
方針③ 地域資源としての集合住宅地内のみどりの維持管理
中町地域の集合住宅地は、それぞれの規模が大きいため、そのみどり空間は私有地でありなが
ら市街地環境の重要な要素となっています。これらみどり空間を、集合住宅地のみならず地域の
貴重な資源として捉え、地域ぐるみでその管理を考えていくことが重要です。
各集合住宅地の管理組合を中心に、地域ぐるみのみどりの維持管理を推進するため、仕組みに
方針④ 集合住宅地の建替えを視野に入れた将来像の検討
中町地域の集合住宅地は、築 30 年を越えたものや東日本大震災で被災したものがいくつかあ
り、建物の老朽化や被災などの状況によっては将来の建替えが必要になるものが出てくることも
考えられます。
各集合住宅地では、建物の維持管理・修繕・建替えなどに関する長期的な将来像についての検討
が求められます。これらの検討への支援を行うとともに、建替えの円滑な実施に向けた条件整備
や支援のあり方についての検討を進めます。
方針⑤ 集合住宅地の液状化対策の促進
東日本大震災では、集合住宅地の建物本体には大きな被害が生じなかったものの、建物周辺の
地盤沈下により出入口などに段差が生じ、ライフラインが切断されるなどの被害がありました。
建物や設備の更新時期や被災した住宅などの修復や建替えの際に、液状化や地盤沈下の対策が
進められるよう、ライフラインの耐震化などの参考となる情報の収集や提供に努めます。また、
相談など支援体制・仕組みづくりを進めます。
宅地の液状化対策に活かすため、液状化による被害の調査結果を公表するとともに、震度分布
【市民ワークショップの議論で登場した具体的な取り組みの例】
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
①建物や居住
空間の適正
な維持管理
長期修繕計画に基づく適切な維持管理により、建物の
長寿命化を図る。
○
建物の耐震診断・耐震改修を積極的に行う。 ○
動線の工夫、ハンプの設置などにより、集合住宅地内
の車を適切に処理する。
○
周辺施設への貸し出しなど、余った駐車場を有効活用
する。
○
集合住宅地内駐輪場の自転車の登録制度の導入(不法
投棄の防止)。
○
②良好な街並
みの保全に
向けたルー
ルづくり
現在の街並み景観が維持できるよう、集合住宅地の建替
えにあたり街並みのルールを導入する。
○
新浦安駅は浦安の顔として、駅周辺でまとまりのある景
観形成をめざす。
○
集合住宅地における屋外広告物の規制。(現在の景観条
例では設置可能)
○
集合住宅地の色彩・意匠に関するルールづくり。 ○ ○
③地域資源と
しての集合
住宅地内の
みどりの維
持管理
集合住宅地内 を一般の人が通る場合のル ールづくりと
その支援の検討。
○ ○
集合住宅地内のみどりの育成(良好な住環境・集合住
宅地のレベルアップ)。
○
集 合 住 宅 地 内 の み ど り の 維 持 ・ 管 理 と ル ー ル ・ 計 画 の
策定。(大木の増加を踏まえた抜本的計画など)
○
建物などの維持管理に考慮した植栽計画の検討(適切
に行わないと建物劣化につながるため)。
○
地域ぐるみで 行うみどりの維持管理に対 する仕組みの
検討。
○
集合住宅の緑地管理支援を行う NPO 法人やボランテ
ィア組織の育成。
○
集合住宅では植栽の維持管理に関する助言の実施。(コ
ンサルティング・人材の派遣など)
○
景 観 上 、 す ば ら し い 地 域 を 市 が 取 り 上 げ 紹 介 し て い く
(HPなどを活用)。
○
④集合住宅地
の建替えを
視野に入れ
た将来像の
検討
集合住宅地の長期的な将来像について、住民間で意識
の醸成・長期修繕計画の充実を図る。
○
集合住宅地の建替えの支援方策について、都市計画マス
タープランなどを踏まえて検討する。
○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
協働で取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
くりなど、取り組みに時間をかけるもの
(4)目標3:誰もが安全で快適に移動できる交通まちづくりをすすめる
徒歩や自転車は日常生活の移動手段として重要です。高齢者や幼児などの交通弱者に配慮し、
歩行者・自転車をはじめ、自動車・公共交通など、誰もが安全で快適に移動できるよう、以下に
まちづくりの方針を定めます。
方針① 歩行者と自転車の双方に配慮した快適な道路・交通環境づくり
中町地域では、計画的に道路が整備されていますが、広い歩道がある道路が限られているため、
歩行者と自転車が交錯し、交通安全上の問題となっています。歩道幅員が広い道路では、歩行者
と自転車の通行区分の視覚的分離を図る一方、歩道幅員が狭く、車道に走行空間が確保できる道
路では、自転車専用通行帯(自転車レーン)を設置するなど、歩行者・自転車が安全で快適に通
行できる道路環境の整備に取り組みます。
また、住民・関係機関・行政が連携して自転車の安全教室を開くなど、自転車利用者のマナー
向上に取り組みます。
広域幹線道路・幹線道路など主な道路の歩道を中心に、段差の解消や傾斜の緩和、ユニバーサ
ルデザインを基本としたバリアフリー化など、誰もが快適に歩ける歩行空間への改善を図ります。
散策しながらまちのよさにふれることができるよう、総合案内板やサインの整備など散策路の
充実を図ります。
方針② 安全な道路空間整備の推進
高齢者や幼児などの交通弱者に配慮し、交通事故の起きにくい、誰もが安全で使いやすい道路
空間整備を進めます。
交通事故などが多い交差点では、関係機関と連携し、より安全な交通環境を整備するとともに、
効果的な安全対策に取り組みます。
シンボルロードや若潮通りなどに自動車交通が集中しがちな現在の状況を踏まえ、円滑な自動
車交通を確保するため、交差点の改良やマイカー利用の自粛などを進めます。また、都市計画道
路 3・1・7 号(明海鉄鋼通り線)と若潮通りを結ぶ交通動線を整備します。
市役所通りは、快適な道路・交通環境を確保するため、引き続き整備を推進します。
方針③ みどり豊かな美しい道路づくりの推進
広域幹線道路・幹線道路など主な道路の沿道では、交通機能を確保しつつも、現在の街路樹な
どの維持保全を図り、統一感のある景観に配慮した道路整備を進めます。特にシンボルロードで
は、沿道空間も含め、復旧事業や液状化対策にあわせて、豊かなみどり空間や良好な景観を維持
保全します。
若潮通りでは、沿道の京葉線複々線用地が鉄道用地としての土地利用が図られないことから、
沿道と一体となったゆとりとうるおいのある景観を形成するとともに、適切な土地利用を誘導し
ます。
公園と街路樹のネットワークを図ることにより、より親しみのもてる豊かなみどりの道路空間
また、道路と一体となって歩行空間として利用されているセットバック部分では、適正な維持
保全を誘導・支援します。
方針④ 市民のきめ細かな足としての公共交通の充実
中町地域のバス交通は、新浦安駅・舞浜駅を中心に鉄道駅までの移動や浦安市内の移動に大き
な役割を果たしており、各拠点を結ぶ路線バスやコミュニティバス(おさんぽバス)がネットワ
ークされています。他の地域に比べ高齢化の進んでいる状況にあることから、市民のニーズを踏
まえ、きめ細かなネットワークの充実を図ります。
方針⑤ 道路や橋りょう、ライフラインの機能強化
緊急輸送道路であるシンボルロードや中央公園通り、都市計画道路 3・3・9 号(舞浜鉄鋼通り線)
の幹線道路については、緊急車両の通行を確保するため、液状化対策に取り組みます。また、そ
の他の道路は、周辺住民との合意形成を進め、道路高の確定や地籍調査を行いながら段階的に復
旧を進めます。
市が管理する緊急輸送道路に架かる橋りょうや緊急輸送道路を跨ぐ橋りょうについては、緊急
車両の通行を確保するため、耐震対策や橋りょう取付け部の段差発生防止対策に取り組みます。
また、その他の橋りょうについては、耐震対策に取り組みます。
市が管理する下水道施設(汚水)の流下機能を確保するため、重要な管路など、それぞれに求
められる性能を満たすよう耐震対策などに取り組みます。
国や千葉県、事業者が管理する道路や橋りょう、上水道、電気などの施設については、早期復
旧を促進するとともに、市民生活に混乱が生じないよう、耐震・液状化対策を含めた災害対策を
【市民ワークショップの議論で登場した具体的な取り組みの例】
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
①自転車と歩
行者の双方
に配慮した
快適な道
路 ・ 交 通 環
境づくり
歩道の舗装のデザインの統一・体系化を図る。 ○
歩きにくい歩道の改善。(例、新浦安駅から東側の若潮
通り、美浜公民館西側の通りなど)
○ ○
自 転 車 や ベ ビ ー カ ー の 通 行 に 配 慮 し た 点 字 ブ ロ ッ ク の
設置方法の検討や設置基準の見直し。
○
【自転車と歩行者の安全に配慮した道路空間の整備】
広幅員道路では自転車と歩行者の分離(若潮通りやシン
ボルロードなど)。
○ ○
道路の改修による自転車レーンの整備(新浦安駅につな
がる幹線道路、境川沿いの道路における整備、電線地中
化などによる空間の確保など)。
○ ○
【自転車のマナー向上】
自転車利用マナーの改善。(スピード抑制、並列走行
の禁止、横断歩道は押して歩く、無灯火の根絶など)
○
②安全な道路
空間整備の
推進
照明や道路標識が樹木の陰にならないようにする(樹木
の剪定、フットライトの整備、路面やガードレールの利
用など)。
○
交通安全を呼びかける看板などの設置 ○
道路のわだちの改善など、適切な維持管理。 ○
より安全な交差点への改善(今川橋東詰、今川橋西詰、
新浦安駅周辺、明海交差点、富岡交差点、舞浜交差点、
伝平橋交差点、舞浜小前交差点、楽花苑前の交差点)
○ ○
市役所通りでは路上駐車の解消、快適な歩行環境の整備
(バス停と横断歩道の位置の整合など)
○
市役所通りの改善に関する協働の場の設定。(行政 ・市
民・警察などを含む)
○
入船三・四丁目では、第二東京湾岸道路用地に並行する
区画道路の改善に向けた検討。
○
交差点では信号処理の工夫による、交通弱者に対応した
歩車分離の実現。
○
今川橋~新浦安駅の区間の交通問題の解消(歩行者、自
転車の分離、今川橋の交通集中の解消など)。
○
マイカー送迎の自粛。 ○
路上駐車対策の充実。(特に新浦安駅前など) ○ ○
渋滞緩和に向けた新たな道路整備の検討。(都市計画道
路 3.1.7 号の見明川への架橋および TDR までの延長によ
る若潮通り・中央公園通りの交通量緩和など)
○ ○ ○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
③みどり豊か
な美しい道
路づくりの
推進
地域の顔としてのシンボルロードの緑化推進。(植栽・ベ
ンチなどの整備など)
○
主要道路沿道の緑化。 ○
統一感ある景観に配慮した道路整備。 ○ ○
主 要 道 路 の 街 路 樹 お よ び 公 園 の ネ ッ ト ワ ー ク 化 に よ る
散策路の整備。
○
環境に配慮した道路づくり(透水性舗装など)。 ○
④市民のきめ
細かな足と
しての公共
交通の充実
【公共交通の充実】
市内循環バスの運行(バス交通の充実)。 ○
地域住民の実情に合わせたバス運行ダイヤの設定。(朝
晩の増便、市役所を経由する6 系統の増便など)
○
バス専用もしくは優先レーンの設置。(→緊急の対応、
定時性の確保)。
○
地域の状況、高齢者に配慮した位置のバス停の設置。 ○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
協働で取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
くりなど、取り組みに時間をかけるもの
(5)目標4:市民の生活に密着した水とみどりに親しめる環境をつくる
中町地域では、計画的に公園・緑地を配置・整備してきましたが、老朽化や市民ニーズの多様
化などに対応した適切な維持管理・再整備などが求められています。河川や海岸沿いでは、治水・
防災のため護岸が整備されていますが、より水に親しめる環境の整備が求められています。こう
したなか、一部公園の再整備、見明川の護岸整備など、保全や改善に向けた整備が進められてい
ます。市民の生活により密着した水とみどりのある環境づくりを進めるため、以下にまちづくり
の方針を定めます。
方針① みどりを通した地域の魅力づくり
中町地域の公園・緑地は、一定の水準にあり、今後はこのみどり豊かな環境を保全・活用して
いくことが求められます。このため、適切な維持管理に取り組むとともに、市民やボランティア
など地域主体の維持管理を通して、市民が地域のみどりに愛着を持つことが重要です。
一部の公園では公園ボランティアによる管理が行われていますが、これを他の公園にも広げ、
住民や利用者と行政との協働による管理を推進し、既存のみどり環境の充実を図ります。また、
市民がみどりを育てる楽しみや大切にする心を育むため、道路や河川沿いなどの公共空間を活用
して、花植えなど市民がみどりにふれあえる場の充実を図ります。
既存の公園・緑地は、地区の特性、住民の公園・緑地の利用の実態やニーズを検証しながら、
シンボルツリーなど地区の魅力となる要素を加えるなど、地区の特色と親しみのある公園・緑地
への再整備を進めます。
また、市街地整備にあわせ、地区のコミュニティの醸成の場としても利用できる公園を整備す
るとともに、公園・緑地が不足する地区では、まとまりのあるみどりの確保に努めます。
方針② 水に親しめる水辺環境づくり
中町地域には、境川・見明川といった河川のほか、地域の北端には旧江戸川が、東側の一部に
は三番瀬が位置しています。
東日本大震災では、これらの河川や海岸の護岸については、構造物の倒壊などの重大な破損は
なかったものの、沈下や損傷の被害がありました。
市民生活にうるおいとやすらぎを与え日々の暮らしを豊かにできるよう、関係機関との調整を
踏まえ、護岸の早期復旧を図るとともに、機能を保全しつつ、憩いの空間づくりや自然とふれあ
う空間づくりに取り組みます。
方針③ 境川沿いの「新しい浦安らしさ」のある景観づくり
境川は、中町地域のほぼ中央を南北に流れ、地域をつなぐ水辺の環境軸です。中町地域での境
川周辺の街並み景観が「新しい浦安らしさ」を備えた魅力的なものになるよう、河川沿いの管理
用道路や歩道を含め、景観づくりを進める必要があります。
方針④ 水害対策の推進
都市型集中豪雨や大型台風の水害に対応するため、緊急冠水対策として道路や公園、学校施設
の敷地内などへの雨水貯留施設の整備を推進し、排水能力の向上を図ります。
市が管理する雨水排水施設の流下機能を確保するため、重要な管路など、それぞれに求められ
【市民ワークショップの議論で登場した具体的な取り組みの例】
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
①みどりを通
した地域の
魅力づくり
ボランティアと市のパートナーシップにより、公園など
を管理する。(例、弁天ふれあいの森公園)
○
地域住民や小中学校の児童・生徒による公共のみどりの
維持管理の推進を図る。
○
住民による公園の維持管理を支えるインフラ整備。 ○
地区の実情に合わせた、安全で使いやすい公園の整備。
(美浜公園の高齢者利用増加に対応した再整備、舞浜公
園の防犯・使いやすさに配慮した再整備など)
○
公園のみどりは、安全性と開放感のため見通しを確保す
る。(樹木の葉は目線より下部で剪定するなど)
○
公 園 に 新 た な 自 然 を 創 出 す る ( ビ オ ト ー プ や 雑 木 林 な
ど)。
○
主要な広場や公園にシンボルツリーを設け、浦安のシン
ボルを創出する。
○
遊歩道の維持管理の充実を図る。 ○
遊歩道などの利用増進を図る。(弁天2丁目遊歩道 の
利用増進など)
○
国道 357号(首都高湾岸線)の空地を緑地・遊歩道とし
て活用していく方策を検討する。
○ ○
入船地区では公園整備(街区公園以上のもの) ○ ○
②水に親しめ
る水辺環境
づくり
【全体】
河川の水質浄化を進め、生物がいる川を目指す。 ○
汽水域を活かした、多自然型川づくりによって、親水性
を高める。(緩傾斜護岸の整備、干潟環境の再生など)
○
沿岸に親水公園を整備する。(木陰のあるオープンカフ
ェ、釣りスポット、小休憩ができるような水辺のスポッ
トなど)
○
河川周辺に街灯や照明を設置する。 ○
護岸の波返しの高さまで遊歩道を嵩上げすることで、防
災効果及び河川の視認性の向上を図る。
○ ○
市民が東京湾から浦安市を眺める機会をもうける。 ○
汽水域の特徴を子供たちへ伝承する。 ○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
協働で取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
くりなど、取り組みに時間をかけるもの
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
②水に親しめ
る水辺環境
づくり
【見明川】
見明川と弁天ふれあいの森公園との連携による、安全で
快適な親水空間の整備。
○
安全確保と散策のため、護岸横に歩道を整備する。 ○
【三番瀬】
三番瀬沿岸で、海に可能な限り近づけるような護岸とな
るよう、整備する。(時間帯や出入口の場所を限定する
など)
○ ○
里海の理念を取り 入れ、自分達の海として愛 着を持て
るよう、地域住民が積極的に管理にかかわる。
○
建設予定の環境学習施設では、住民が海とかかわりがで
きるような施設内容とする。
○
③境川沿いの
「新しい浦
安らしさ」
のある景観
づくり
境川周辺の、街並 みを含めた「新しい浦安ら しさ」の
ある景観づくりのあり方を検討する。
○
水辺に近づける空間の整備など、護岸整備を進める。 ○ ○
漁師町としての歴史を踏まえた、浦安のシンボルとなる
親水空間の整備。
○ ○
内水河川であり、普段は水に流れないという特徴を活か
す。
○
安全確保と散策のため、護岸横に歩道を整備する。 ○
周辺住民によって境川沿いの花壇を自主管理する。 ○
う る お い と 豊 か な み ど り が 備 わ っ た 河 川 づ く り を 検 討
する。
○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
協働で取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
くりなど、取り組みに時間をかけるもの
(6)目標5:にぎわい・交流・風格を備えた新浦安駅・舞浜駅周辺の整備を図る
新浦安駅・舞浜駅は、昭和63 年 12 月の開業以来、中町地域の重要な拠点として発展してきま
した。両駅の周辺がそれぞれの立地環境にあわせ、にぎわい・交流・風格を備えた整備がなされ
るよう、以下にまちづくりの方針を定めます。
方針① 安心して楽しく使いこなせる、文化の薫りあふれる新浦安駅周辺の整備
新浦安駅周辺は、各種商業施設やオフィスビル・高層住宅・ホテルなどが立ち並び、市民生活
やビジネスの中心となっています。
活気あるにぎわいを持続させ、より市民が親しめ、交流できる駅前空間となるよう、市民利用
に配慮した広場整備や利用者ニーズに対応した利便性とにぎわいをもたらす施設整備、水とみど
りを活かした良好な景観の維持保全を図ります。
鉄道をはじめ、バス・タクシー・マイカー・自転車などさまざまな交通手段が、より利用しや
すくなるよう、安全な歩行空間の整備や駅へのアクセスの改善など、道路・交通環境の向上を図
るとともに、緊急車両の通行など駅前広場の機能を確保するため、液状化対策に取り組みます。
また、自転車駐車場の利用促進や利用者のマナーの啓発、放置自転車の対策の強化に努めると
ともに、駅周辺商業施設への協力要請を含め、放置自転車の減少に努めます。
方針② 住民の利便性を重視した舞浜駅周辺の整備
舞浜駅は中町地域西側の最寄り駅として、また東京ディズニーリゾート
Ⓡ
を中心としたアーバ
ンリゾートゾーンの玄関口として発展してきました。駅南側にはリゾート関連の大型商業施設な
どが立地していますが、日常生活機能の集積には不十分な点があります。
市民の生活拠点として機能の充実を図るため、駅周辺での民間開発を的確に捉えた住民のため
の生活利便施設や身近な商業施設の整備を誘導するとともに、駅北側公共用地の活用を図ります。
駅北口・南口にあるペデストリアンデッキの改善など、駅へ集散する歩行者・自転車の利便性
に配慮した歩行空間の整備や動線機能の充実を図るとともに、自動車交通の円滑化を図ります。
また、緊急車両の通行など駅前広場の機能を確保するため、液状化対策に取り組みます。
住民や来訪者が快適に利用でき、また駅とまちをつなぐ良好な景観を形成するため、歩道橋や
高速道路の高架などの駅周辺の公共施設の修景、緑化によるはなやかさの創出、北口駅前での住
【市民ワークショップの議論で登場した具体的な取り組みの例】
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体 特定
場所
①安心して楽
しく使いこ
なせる、文
化の薫りあ
ふれる新浦
安駅周辺の
整備
【既存の豊かな歩行空間を楽しく使いこなす】
現在使われていないMONA の歩行者デッキ、駅南口と入
船公園をつなぐ通路空間などを活用し、オープンカフェ
やフリーマーケットなどを実施する。パリやローマのよ
うな、楽しい空間を作る。
○ ○
違法駐輪をなくした上で、その空間を楽しく使う工 夫
をする。
○
【利用者のニーズに対応した施設整備】
利用者のニーズに対応した、利便性とにぎわいをもたら
す機能を誘導する。(保育園の増設、文化施設、屋台な
ど)
○
【駅へのアクセスしやすさの向上を図る】
駅への道路の整備、交差点の改善などにより、通勤時の
渋滞解消を図る。
○ ○
【違法駐輪のない、歩きやすい駅前空間にする)
利用者の増加に対応した、使いやすい自転車駐車場 の
整備。(駅前の自転車乗り入れの禁止、駅近くに地下や
立体の自転車駐車場を整備など)
○ ○ ○
駅周辺の歩行空間の改善に向けた検討。(入船交差点の
南側などに新たな歩道橋設置)
○ ○ ○
段差解消など、誰もが使いやすい歩行空間にする。 ○
【放置自転車対策】
レンタサイクル、自転車のシェアリングの検討。(新町
の 住 民 が 乗 っ て く る 自 転 車 を 大 学 の 生 徒 に 乗 っ て い っ
てもらうなど)
○
駅周辺商業施設と連携した、買い物客による放置自 転
車軽減対策の実施。
○
②住民の利便
性を重視し
た舞浜駅周
辺の整備
【施設整備】
複合施設の開設(公民館などの集会施設、行政窓口 、
商業施設など)。
○ ○
小 公 民 館 の よ う に 期 日 前 投 票 可 能 ス ペ ー ス を 持 っ た 行
政サービスセンターを整備する。
○ ○
駅前の整備にあたり、土地所有者との調整を進める。 ○ ○
駅北口の活性化のため、より広域からの利用客を集 め
る工夫を行う。
○
【歩行者の利便性に配慮した、歩行者空間の整備】
舞 浜 駅 に 向 か う 歩 行 者 デ ッ キ を 歩 き や す く 改 修 す る 。
(雨天時などのすべり防止など)
○
舞 浜 3 丁 目 ~ 舞 浜 駅 北 口 を 直 接 結 ぶ 歩 行 者 デ ッ キ を 整
備する。
○ ○
駅 南 口 で は 歩 行 者 動 線 の 円 滑 な 処 理 に 向 け た 方 策 を 検
討する。(ペデストリアンデッキの延長による TDR への
直接経路の増設など)
(7)目標6:地域主体でまちをつくり、まちを育てる
市民が生き生きと暮らせる地域力あふれたまちを目指すためには、地域主体による良好なコミ
ュニティの形成が不可欠です。活気あふれる地域社会が形成されるよう、以下にまちづくりの方
針を定めます。
方針① 地域力を活かしたまちづくりの推進
良好な住環境の形成のためには、市民の実践的な活動が重要な鍵となります。地域のまちづく
りに向けた市民の関心の高まりを踏まえ、地域住民、自治会などのコミュニティ組織、管理組合
による地域主体のまちづくりを推進します。
特に、まちづくりへの合意形成や守るべき地域の価値の共有化を図るため、まちづくりに関す
る学習の機会や情報提供に努めるとともに、まちづくりアドバイザー派遣の拡充など、地区の状
況に対応したまちづくりの進め方や合意形成を促進するための方策を検討します。
住民による支えあいなどの地域主体の取り組みが、まちづくり活動のきっかけになることが期
待されます。できるだけ多くの市民が地域でのまちづくり活動に参加するよう、地域のコミュニ
ティ活動の活性化に努めます。
方針② 良好な住環境形成に向けた、公共空間などの有効利用
良好な住環境形成に向けた市民による活動の場として、学校の余裕教室などの有効活用や未利
用の公共用地活用など、既存の公共空間などの余剰施設の有効活用について検討します。
方針③ 地域ぐるみの安全・安心なまちづくり
地震などの災害による被害を最小限に抑えるとともに、犯罪の機会を減少させるための地域社
会を築くためには「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識を持ち、地域が主体となった
取り組みが重要です。
自主防災組織の機能を強化するとともに、市民や地域、行政が一体となった地域防災体制の充
実を図ります。地域コミュニティの防災活動や応急対策活動など身近な防災活動の拠点となるよ
う、自治会集会所や老人クラブ会館のライフラインなどの機能確保に取り組みます。
また、小・中学校周辺や通学路などを中心に、地域ぐるみの防犯パトロールやまちの美化、交
通安全対策と公共空間の整備・維持管理とを組合せ、日常的に安全で安心して暮らせるまちづく
【市民ワークショップの議論で登場した具体的な取り組みの例】
方 針 取 り 組 み の 例
制度
・ル-ル
まちの整備 時間
をか
ける 地域
全体
特定
場所
① 地 域 力を
生かした
まちづく
りの推進
みどりだけではなくコミュニティ対する包括的な支援
策の実施。
○
ボランティア活動を奨励する制度(ポイント制導入な
ど)。
○
自 治 会 以 外 の 小 さ い コ ミ ュ ニ テ ィ に よ る き っ か け づ
くり。(趣味のコミュニティをまちづくりにつなげるな
ど)
○
支えあいのきっかけづくりのための制度。(専門家派遣
など)
○
地域通貨の設定やコミュニティビジネスの創出(子育
て支援・託児所、高齢者への給食サービス、カーシェア
リングなど)など、住民の支えあいの仕組みづくり
○
災害時の要援護者対策。(自治会の福祉厚生部などに
よる)
○
【集合住宅での仕組みづくり】
集 合 住 宅 地 の メ リ ッ ト を 生 か し た 仕 組 み づ く り を 進
める。既にある助け合いの仕組みを充実させる。
○
住民の支えあいを進めるため、共同住宅地内にいろい
ろな世代が住むよう、若年世代の流入を進める。
○
② 良 好 な住
環境形成
に向けた、
公共空間
などの有
効利用
学校の余裕教室などの有効活用。(生涯学習のための活
用など。例、美術アトリエ、ピアノ貸出し、無料コンサ
ートの開催)
○ ○
公共用地活用に関する市民へのアイディア募集。 ○
空き家などのコミュニティ施設への活用。 ○ ○
〘マークの見方〙
市民が主体となって取り組むこと
事業者が主体となって取り組むこと
行政が主体となって取り組むこと
協働で取り組むこと
〘項目の見方〙
制度・ルール・・制度やルールなどの仕組みを使うもの
まちの整備・・・まちを整備するもの
時間をかける・・関係機関や関係者との調整、仕組みづ
くりなど、取り組みに時間をかけるもの