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調査結果のまとめ 平成22年度男女共同参画社会に向けての市民意識調査結果報告書|入間市公式ホームページ

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Academic year: 2018

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男女平等に関する意識について

性別役割分担意識

「男は仕事、女は家庭」という性別による役割り分担意識については、「どちらか

といえばそう思わない」と「そうは思わない」を合わせた否定派が、「どちらかとい

えばそう思う」と「そう思う」を合わせた肯定派を上回っている。平成12年調査と

比較すると肯定派が微増していることがわかる。これは70歳以上に肯定派が多いこ

とから今回調査において調査対象年齢に上限を設けなかったことが影響したと考え

られる。また、男女別でみると、20歳代から40歳代までで男性より女性の方が性

別による役割分担に肯定的である。

男女の地位の平等感

「平等」とする割合が半数を超える「学校教育の場」以外では、男性優遇であると

の不平等感が残っている。しかし、平成12年度調査と比較すると、「男性がとても

優遇」、「どちらかといえば男性が優遇」とする割合が減っている。特に「家庭生活の

場」でその傾向が顕著である。

あらゆる分野で平等になるため重要なこと

あらゆる分野で更に平等になるためには、「女性を取り巻く様々な偏見、固定的な

社会通念、慣習・しきたりを改めること」、「女性自身の経済力保持、知識・技術の習

得など、積極的に力の向上を図ること」、「女性の就業、社会参加を支援する施設やサ

ービスの充実を図ること」が重要であると考えられていることがわかる。

家庭生活について

家庭生活での役割分担

家庭生活での役割は依然として女性が主として担っていることが伺える。特に家事

についてはその傾向が顕著である。しかし、項目により、ばらつきはあるものの若い

年代に「共同して分担」とする割合が高い傾向にある。

男性が家事等に参加するため必要なこと

男性が女性とともに家事、子育て、介護、地域活動などに積極的に参加していくた

めには、「夫婦や家族間でのコミュニケーションを積極的に行う」こと、「男性の仕事

中心の生き方、考え方を改める」こと、「社会の中で、男性が家事などに参加するこ

とに対する評価を高める」ことが必要であると考えられていることがわかる。

地域活動と就業について

地域活動への参加

現在参加している地域活動をみると、男性より女性の方が積極的に参加している。

また、年齢が高い方が地域活動に参加している傾向にある。居住年数別では、居住年

数が長いほど地域活動へ参加している。

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味・教養・スポーツ」の割合が最も高いことは同じであるが、「環境保護やリサイク

ルなどに関する活動」や「高齢者・子育て支援など福祉活動」の割合が増加しており、

関心の高さが伺える。

女性の就業に対する考え方

女性が職業をもつことについて、平成12年調査との比較では「結婚や出産にかか

わらず職業をもつ方がよい」とする割合が1割以上増加しており、特に20歳代の女

性では5割を超えている。女性が生涯において職業を持ち続けることへの意識が高ま

っていることが伺える。

職場における男女格差

職場においては、ほとんどの項目で「平等」と回答した割合が最も高いが、「昇進

や昇格」については「男性のほうが優遇されている」が「平等」を上回っており、「育

児休業、介護休業の取得しやすさ」では「女性の方が優遇されている」が「平等」を

上回っている。

将来の就業について

「働くつもりはない」と回答した割合が4割を超えているが、これは現在働いてい

ない方には高齢者が多いためだと考えられる。年齢別にみると、女性の20歳代から

40歳代までで「将来は働きたい」としている割合が高い。

就業にあたり気がかりなこと

現在働いていない方の多くが就職にあたり気がかりなこととして「勤務時間や雇用

形態が合うか」をあげている。男女の比較では「家族が病気の時など急に勤務を休む

ことができるか」、「家事との両立ができるか」や「保育所(園)や学童保育が利用で

きるか」といった回答が男性に比べ女性に多いことから、女性の就業には、家事、育

児を誰が担うのかといった問題と切り離すことができないことが伺える。

育児・介護を行うための制度の活用

男性も育児介護休暇を取得することについて、大部分の方が肯定的な考えを持って

いるが、現実的には育児・介護休暇を取りづらいと考えていることがわかる。その理

由としては男性では「取ると仕事上周囲の人に迷惑がかかるから」とする割合が最も

高く、女性では「男性が取ることについて社会全体の認識が十分にないから」が最も

高い。

仕事と家庭を両立するために必要なこと

仕事と家庭を両立するためには、「育児休業・介護休業制度の利用しやすい環境を

つくる」こと、「育児休業・介護休業中の賃金その他の経済的支援を充実する」こと、

「地域の保育施設や保育時間の延長など保育制度を充実する」ことが必要であると考

えられていることがわかる。

社会参画について

政策方針を決定する役職に女性が就くことについて

政策方針を決定する役職に女性が就くことについて、「意欲と能力のある女性はど

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性の特性を生かせる女性の多い職場や地域活動で、役職に就いた方がよい」と回答し

た割合が全ての年代で男性の方が女性より多い。

女性が政策方針を決定する場に進出するために必要なことについて

政策・方針を決定する場に占める女性の割合が低い理由として、「家事や子育て、

介護などの負担が大きいため、女性が役職に就くのは難しい」と回答した割合が最も

多く、そのため「家事や子育てなど家庭内での責任を男女がバランスよく分かち合う」

ことが必要だと回答した割合も高くなっている。

配偶者などに対する暴力について

暴力と認識される行為について

男女ともに「どんな場合でも暴力に当たる」と回答したのは、「体を傷つける可能

性があるものでなぐる」、「刃物などを突きつけて、おどす」が8割を超えて、DVと

の認識が浸透してきている。しかし、「交友関係や電話を細かく監視する」、「何を言

っても長時間無視しつづける」、「大声でどなる」、「仕事を無理やりやめさせる」につ

いては、「どんな場合でも暴力に当たる」と回答した割合が低く、男女ともにまだD

Vとの認識は低いといえる。このことから、DVというと身体的な暴力という認識が

まだ高いことが伺える。また、すべての項目ではないが、20歳代と70歳以上での

暴力に当たるという認識が低いことが伺える。

配偶者に対しての加害経験について

すべての項目で、「何度もあった」、「1、2度あった」と回答している。特に、「何

度もあった」と回答しているのは、「大声でどなる」、「何を言っても長時間無視し続

ける」が多く、男女ともに経験があった。その項目については、「1、2度あった」

と回答した割合も高くなっている。また、その原因として、「いらいらが募り、ある

出来事がきっかけで感情が爆発した」、次いで、「相手がそうされても仕方がないこと

をした」と回答している。

配偶者間の被害経験と身の危険について

すべての項目で「何度もあった」、「1、2度あった」と回答し、女性の被害経験の

回答の割合が高くなっている。このことから、男性から女性への暴力が多く行われて

いることがわかる。20歳代男性では「何度もあった」、「1、2度あった」と回答し

た割合が他の年代の男性に比べ、高い傾向にある。また、被害経験のある方で、「命

の危険性を感じたことがあるか」については、男女ともに約1割が感じたと回答して

いる。

暴力に関する相談

被害経験についての相談の有無については、「相談をした」と回答した割合が約2

割で、「相談しようとは思わなかった」と回答した割合が半数を超えている。男女の

比較では、「相談した」と回答した方は殆どが女性で、男性は「相談しようとは思わ

なかった」と回答した割合が7割を超えている。相談先は、「家族・親戚」が最も多

く、次いで「友人・知人」となっており、身近な人に相談していることが伺える。そ

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いる。

配偶者間の暴力防止の取り組みについて

「被害を受けた人たちのための相談体制・窓口を充実する」と回答した割合が最も

高く、次いで「被害者を保護する体制を充実させる」、「暴力をふるう加害者への対策

を進める」の順となっている。

男女共同参画の推進に対する施策について

男女共同参画社会実現のため、市の重点施策について

「男女共同参画の視点に立った社会制度、慣行の見直し、意識の改革」と回答した

割合が最も多く、次いで「男女の職業生活と家庭・地域生活の両立の支援」、「雇用等

の分野における男女の均等な機会と待遇の確保」の順となっている。

男女共同参画に関する言葉の認知度

男女とも「内容を知っている」と回答した割合が高かったのは、「セクシュアル・

ハラスメント」、「ドメスティック・バイオレンス」で7割を超えている。次いで、「男

女雇用機会均等法」、「育児・介護休業法」となっており5割を超えている。また、「男

女共同参画社会」、「男女雇用機会均等法」、「ワークライフバランス」については、男

性の方が、「内容を知っている」、「聞いたことはある」と回答した割合が高くなって

いる。それに対し、市の施策については、いずれも3割以下である。「女と男の情報

紙」の男性の認知度が特に低い。市の施策すべての項目で、「内容を知っている」「聞

いたことはある」と回答した割合は女性の方が高かった。地域に関係した内容につい

ては、女性の方が認知していることが伺える。

入間市男女共同参画推進センターの利用

「利用したことがある」と回答した割合は、「各種講座や講演会」や「会議室・こ

ども室」で約3%、それ以外の項目では約1%に留まっており、まだまだ、利用度が

少ないことが伺える。「利用していないが、知っている」をたした割合でもすべての

項目で3割に満たない結果となり、認知度が低いことが伺える。

入間市男女共同参画推進センターに期待する事業

「男女共同参画に関する情報の収集、提供」と回答した割合が最も高く、次いで「女

性相談窓口の充実」、「就職講座や起業講座などによる女性の就業支援」の順となって

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