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顆 粒 白血 球 減 少 症 患者

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Academic year: 2022

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(1)612. 111. 7. Sideroblastに. 関. す. 第 血. 液. 一. 疾. (本論 文 要 旨は 第17回,. る. 究. 編. 患. とSideroblast. 18回 日本 血 液学 会総 会に 於 い て発 表 した). 岡 山 大学 医 学部 平 木 内科(主 任:平 木 助. 研. 手. 木. 村. 郁. 〔昭 和32年7月4日. 内. 容. 言. 潔 教 授) 郎. 受 稿〕. 目. 次. 第11節. 顆 粒 白血 球 減 少 症 患者. 第12節. 甲状 腺疾 患 患 者. 第1章. 緒. 第2章. 実 験 対 象 並 に実 験 方 法. 第3章. 実験 成 績. 第1項. バ セ ドウ氏 病 患 者. 第1節. 健康人. 第2項. 粘 液 水 腫患 者. 第2節. 再 生 不 良 性 貧 血患 者. 第13節. 肝 及 び 腎 疾 患 患者. 第1項. 第3節. 白血 病 患 者. 第4節. 放 射線 障 碍 症 患者. 肝硬変症患者. 第2項. 慢性腎炎患者. 第14節. 其 の他 の疾 患 患 者. 第5節. 本態 性 萎 黄 貧血 患 者. 第6節. 出 血性 貧 血 患 者. 第1項. 溶血性貧血患者. 第7節. バ ンチ氏 病 患 者. 第2項. カ ラ ・ア ザー ル 患 者. 第8節. 鉤 虫性 貧血 患 者. 第9節. 腫 瘍性 疾 患 患 者. 第4章. 総 括並に考按. 第10節. 炎 症性 疾 患 患 者. 第5章. 結. 第15節. 疾 患 の総 括 的観 察. 久 米 田,大 第1章. 緒. 言. 藤11)或 はWalsh12),. Jensen14),中15). 骨髄 の赤 芽 球 を 中 心 とした 鉄代 謝 は 非 ヘ ミ ン鉄が血 色 素 に 合成 利用 され る と云 う生体 に. 論 Sharpe13),. 16)等 に よ り骨 髄 及 び 末 梢 血. の 体 外 培 養 に よ る 各 種 検 討 が 加 え ら れ て い る, 一 方 血 色 素 の 構 成 に 与 つ て い る プ ロ トポ ル フ. 於 け る 鉄 移 動 の う ち で 最 も重 要 な 役 割 を 演 ず. ィ リ ン の 生 成 過 程 に 関 し て はN15,. る に も拘 わ ら ず,こ. い た 一 連 の 業 績 が あ り17),又 赤 芽 球 の 蛋 白 代. の 方 面 に 於 け る研 究 は そ. の 究 明 の 困 難 さ の 故 に 久 し く等 閑 に 付 せ ら れ,. 謝 よ り進 め ら れ た も の にThorell18)の. 周 知 の 如 く鉄 代 謝 の 部 門 に 幾 多 の 先 進 的 研 究. 微 鏡 に よ る リ ボ 核 酸,グ. が 為 され て い る現 在 と 雖 も,こ. 対 象 と し た 研 究 が あ る.斯. C14を. の分 野 に 関 す. る限 り之 迄 に 解 明 さ れ た 事 は 極 め て 少 い. 従 来 骨 髄 並 に 赤 血 球 に 於 け る鉄 の 利 用 に 関 し て はHahn1),. Copp2),. berg4), Finch5),. Huff6),中. Dubach3),. Green. 尾7) 8)等 広 く 内 外. ロ ビ ン,血. 用. 分光顕 色 素等 を. る 中に あつ て最 近. ラ ジ オ オ ー トグ ラ フ ィー に よ り赤 芽 球 の 鉄 の 動 き を 形 態 学 的 に 観 察 す る 試 み が な さ れ, Austoni19), vivo或. はin. Lajtha20),木 vitroに. 村21),湯. 浅22)はin. 於 い て 赤 芽球 の 鉄 摂 取. 諸 家 の 放 射 性 鉄 を 用 い た 研 究 が あ り,血 色 素. 状 態 を 追 求 し て い る.然. の 合 成 に 関 し て は 小 池9),紺. 送 られ た 鉄 が 非 ヘ ミ ン鉄 と し て 赤 芽 球 中 で と. 野10)及. び教 室. しな が ら血 清 中 か ら.

(2) 1774. 木. 村. 郁. 郎. る態 度 に就 い て は全 く不 明 とい わ ざ るを 得 な. 応 を 呈 す る 鉄 顆 粒 を 再 検 討 し,鉄. い.. る赤 芽 球 に 対 し てGruneberg25)のSiderocyte. 飜 つ て赤 血 球 系の 非 ヘ ミン鉄 の 存在 に つ い て 見 れ ば,. Barkan23),. に よ り唱 え ら れ,そ. Legge. &. Lemberg24). の 後血 色 素 の分 解 産 物 な. と 同 様 之 にSideroblastな 彼 は こ のSideroblastを 出 し,又. 顆粒 を 有す. る名 称 を 与 え た. .. 正 常 状 態 の総 て に 見. 同 時 に 血 清 鉄 量 と の 相 関 を 求 め,而. りや 否 や に よ り 種 々 論 議 さ れ て い る 易 分 離 鉄. して この鉄 顆 粒 の出 現 は血 色 素 合 成 の過 程 に. な る も の が あ る.而. 存 在 す る正 常 の 現 象 で あ る と な し た.然. して更 に之 に も増 して 重. しな. 要 な 位 置 を 占 め る も の に 可 染 性 の 鉄 が あ り,. が ら この本 態 に 関 して は依 然推 論 の域 を脱 せ. 漸 次 そ の 存 在 が 注 目 され る様 に な つ た.即. ず,造. 1941年Gruneberg25)はflexed‑tailed. ち. mice. の 出 産 時 に ベ ル リン 青 反 応 を 呈 す る 青 色 顆 粒 を 持 つ 赤 血 球 を 見 出 し,之 し た.彼. をSiderocyteと. 称. は 主 に齧 歯類 に つ い て 出 産前 後 の観. 察 を 行 い,こ. の 青 色 顆 粒 はHemosiderinと. つ て お り,而. 異. も健 常 な 赤 血 球 に は 見 出 さ れ ず ,. 血 に 伴 う赤 芽 球 の 非 ヘ ミ ン 鉄 代 謝 は 殆. ん ど未 解 決 の ま ま 残 さ れ て い る. 私 は斯 か る赤 芽球 内 に存 在 す る 可 染 性 鉄 (以 下 赤 芽 球 鉄 と略 称 す る)を. 中 心 と し て,. 赤 芽 球 に 於 け る 鉄 の 動 き を 糺 明 す べ く,諸 種 血 液 疾 患 に 於 け る そ の 態 度,並. に実 験 的 に種. 々 変 化 せ し め た 骨 髄 機 能 と の関 聯,更. に 又状. 従 つ て赤 血球 中 に於 け る血 色 素 の破 壊 過 程 の. 態 を 変 化 せ し め た 赤 芽 球 の 鉄 剤 に 対 す る態 度. も の で な く,而. 等 に 就 い て 追 及 の 歩 を 進 め,併. して鉄 を 容 易 に遊 離 す る血 色. せ て之 が 本態. 素 の 前段 階 の もの を含 む 赤 血球 が存 在 す る事. の 解 明 を 試 み,聊. を 示 唆 し た.次. で 三 編 の 論 文 に ま とめ て 詳 述 す る.先. い で1943年Doniach26)は. 剔. か 興 味 あ る薪 知 見 を 得 た の ず本 編. 脾 後 の 人 及 び 慢 性 尿 毒 症 患 者 に 於 け るSidero. で は健 康 人 並 に 諸種 血 液 疾 患患 者 を対 象 とし. cyteの 存 在 を 報 告 し,こ. て,之. の顆 粒 は 血 色 素 合 成. に 利 用 さ れ な か つ た 鉄 で あ ろ う と い う見 解 を もつ た.之. に 対 し て 同 年Case27) 28)は 猫,犬,. 人 の 血 液 を 貯 え る 事 に よ りSiderocyteの を 認 め,而. し て こ のSiderocyteは. で な く て 老 化 し た も の で あ り,又. 増加. 等 骨 髄 塗 抹 標 本 よ りSideroblastの. 出 を 行 う と 共 に,血. 清 鉄 量 を 測 定 し,之. のSideroblastを. 系 統 的 に 解 明 し,更. にそ の. 幼若な細胞. 診 断 的 応 用 並 に 本 態 的 考 察 に つ い て 述 べ る.. この鉄 顆 粒. な おSideroblastの. は 血 色 素 の 分 解 に よ る も の と 考 え た .更. に. 検 出 に 当つ て は そ の 出現. 率 の み な ら ず 鉄 顆 粒 数 に よ りI,. II, III型と. 細 分 類 を 行 い,後. 詳 細 に 追 求 し, Siderocyteと. 之 等 の 間 に 密接. びSideroblast. な 関 係 が あ る と 述 べ た.之. よ り 前1945年. 鑑 別 に 寄 与 す る 所 大 な る 事 を 認 め た.而. 溶 血 性 貧 血 に 於 い て こ. の も の の 観 察 を 行 つ て い る.更 Dacie30)は. に1947年. 種 々 の染 色 法か ら この青 色 顆 粒 に. 検 討 を 加 え,又. 迄は. 一 部 の 外 何 等 識 る所 の な か つ た 一 般 血 液 疾 患. 1946年 彼 は 胆 汁 色 素 及 び 易 分 離 鉄 と の 関 係 を. Pappenheimer29)は. 検. 骨 髄 の 赤 芽 球 に もSiderocyte. 述 せ るSideroblastogram及. ratioを 求 め た 所,血. 液 疾患 の して. 最 近 本邦 に 於 い て も こ り 血 液 疾 患 を 周 る Sideroblastの. 問 題 に 関 心 が 寄 せ ら れ,千. 野33) 34),青 木35)に よ る 報 告 もあ り,活 溌 な 動 き が 展 開 さ れ て い る.. と同 様 の 鉄 顆 粒 が 存 在 す る 事 を 指 摘 し た .又 MacFadzean. &. Davis31)は. 第2章. 同 じ年血 液 及 び 骨. 髄 に 於 け る こ の 鉄 顆 粒 の 報 告 を 行 い,鉛. 中毒. 及 び 溶 血 性 貧 血 の 骨 髄 に 鉄 顆 粒 を 証 明 し,而. 実験対象 取扱 つ た 対 象 は再 生 不 良 性 貧血9例,白. して溶 血 に於 け る血 色 素 分 解 の 異常 機 構 に よ. 病11例,放. る た め と し た.そ. 10例,出. Kaplan32)は. の 後 近 年 に 至 り1954年. 諸種 小 児 血 液 疾 患 を 対 象 と して ,. そ の 骨 髄 内赤 芽 球 に 於 け る こ の ペ ル リ ン 青 反. 実 験 対 象 並 に 実 験方 法. 射線 障 碍 症2例,本 血性 貧 血6例,パ. 虫 性 貧 血6例,腫 4例,顆. 血. 態性 萎 黄貧 血. ン チ氏 病7例,鉤. 瘍性 疾 患6例,炎. 粒 白 血球 減 少 症1例,バ. 症 性疾患 セ ドウ病4.

(3) Sideroblastに. 例,粘. 液 水 腫2例,慢. 症,溶. 血 性 貧 血,カ. 性 腎 炎2例. 関. 及 び 肝 硬変. ラ ア ザ ー ル 各1例. す. る. 研. 究. 1775. もの に 於 い て は 顆 粒 は 大 か つ 濃 染 し明 瞭 に 出 現 す る傾 向 を 有 し た.標. で,之. 本 は 単一 染 色 で あ る. 等 の 殆 ん ど は 何 れ も 当教 室 に 入 院 せ る 患 者 で. た め,他. の 骨 髄 細 胞 との 混 同 を 恐 れ て,胞. あ る.な お 対 照 に は 健 康 人15例 を 選 ん だ.. が 赤 血 球 同様 の 均一 性 を 有 し黄色 調 の強 い も の及 び や や 均一 性 を欠 如 す る もな お 黄色 調 を. 実験 方 法 前 述 せ る対 象 に つ い て 胸 骨 穿 刺 に よ る 骨 髄 塗抹 標 本 よ りSideroblastの. で は 有 核 細 胞 数 を 求 め,又. の外 骨髄. ギム ザ染 色 に よ る. 赤 芽 球 の 分 類 を 行 い, Sideroblastと 観 察 を 行 つ た.末 リー 氏 法),赤. 対 比 して. 梢 血 液 で は 血 色 素 量(ザ. ー. 血 球 数 及 び 網 赤 血 球 数 の 算定. を 行 つ た.な お 胸 骨 穿 刺 に 際 し て はArinkin36) 氏 法 に 従 い,小. 宮 式 穿 刺 針 を 使 用 し,大. 力 を 用 い て0.2cc迄. 吸 引 を 実 施 し た.而. 残 し 多 少 共 血 色 素 を 含 有 し て い る と思 わ れ る も の,即. 検 出 を 行 い,同. 時 に 血 清 鉄 量 の 測 定 を 実 施 し た.こ. ち 正 色 性 及 び 多 染 性 の段 階 と 考 え ら. れ る主 と して成 熟 後 半期 の赤 芽 球 に つ い て観 察 を 行 つ た.而. して胞 体 内に 青色 顆 粒 を 有 す. る も の の 百 分 率 を 求 め る と同 時 に,更 で こ のSideroblastに くI,. つ い て 第1図. を 有 す る もの. Ia型. … …1個. を 有 す る もの. Ib型. … …2個. を 有 す る もの. 吸 引 して. を 追 つ て 観 察 を 行 つ た.. III型… … 鉄 顆 粒6個. 検 出:胸. 骨穿 刺 に よ り. (0型. 方 法 に準 拠 して 固定 並 に染. 色 を 実 施 し た.即. ち 胸 骨穿 刺 液 を 出来 得 る限. り薄 く塗 抹 し,乾. 燥 せ る 後 ホ ル マ リ ン蒸 気 中. 間 放 置 し て 固 定 を 行 つ た.次. 血塩 溶 液 の等 量 混合 液 に 約. 2時 間 浸 し て(等. 量 混 合 液 は1時. 間 目に 新調. 染 色 を 行 い,水. 後 フ ク シ ン 稀 釈 液(塩. 洗せ る. 基 性 フ ク シ ン1gを. 10ccの 純 エ チ ル ア ル コ ー ル に 溶 解 し,之 %の 石 炭 酸 水90ccを 濾 過 し,こ. の6ccに. に5. 加 え た もの を 使 用 時 に 蒸 溜 水100ccを. 加 え て稀. 釈 し た も の)に. 約1分. 間 浸 し て 後 染 色 を 施 し,. 再 び 水 洗 し,純. エチ ル ア ル コー ル に数 秒 間 浸. した 後 更 に 水 洗 を 行 い,過 た.而. 剰 の染 色 を除 去 し. し て 乾 燥 後 油 浸 に よ り100×10倍. 以 上 を 有 す る もの. 第1図. Sideroblastの. 分類. い で2. %塩 酸 及 び2%黄. の もの と交 換 し た)鉄. を 有 す る もの. … … 鉄 顆 粒 を 有 し な い も の). 得 た 骨 髄 塗 抹 標 本 に つ い て 以 下 記 述 す る如 く ほ ぼKaplan32)の. に 示 す如. I型 … … 鉄 顆 粒1〜2個. 之 等 の 患 者 に つ い て は 可 能 な る 限 り逐 次 経 過. 1)Sideroblastの. に進 ん. II, III型な る 細 分 類 を 試 み た.. II型 … … 鉄 顆 粒3〜5個. に 約1時. 体. の拡. 大 で 鏡 検 観 察 を 行 つ た.. 以上 の操 作 を実 施 す る事 に よ り赤 芽 球 の核 は濃 赤染 し,胞 体 は 淡 黄赤 色 調 を 帯 び,そ の. 以 上 の 分 類 に よ り赤 芽 球100個. 率,横. 作 製 し た .而. 少 を 左 方 推 移(左 型),反. し てII,. III型 の 減. 対 に この増 加 を右 方. 推 移(右 型),又. 両 者 の 中間 に位 す る ものを 中. 間 型 と し た.更. に 又 次 式 に 示 す 如 く鉄 顆 粒 数. に よ りSideroblast相. 互 の 比 率 を 求 め,之. ジ デ ロ ブ ラ ス ト比Sideroblast. ratio(S.. を r.). と称 し た. S.r.= 2)血. II型(%)+III型(%) /I型(%) 清 鉄 量 の 測 定:. Barkan37)の. 従 いo‑phenanthrolineに. 体を通 して観 察 した 所 で は,成 熟 前 半 期 の核. つ た.即. が胞 体に比 して大 な る幼 若形 で は顆 粒 は 微 細. で は 前 日 の 投 薬 を 中 血 し た)患. 成熟 後半 期 の核 が 濃 縮 し胞 体 の比 較 的大 な る. 軸に百分. 軸 に 鉄 顆 粒 数 に よ る 型 を と りSidero. blastogramを. 中に青 染 せ る鉄 顆 粒 が観 察 され た.赤 芽球 全. なた めか 一 般 に不 明 瞭 で 認 め難 い けれ ど も,. を 観 察 し,. 之 に 対 す る 各 型 の 百 分 率 を 求 め,縦. よ る比 色 定 量 を 行. ち 早 朝 空 腹 時 に(鉄. り乾 燥 注 射 器 に て 約5cc採. 方法に. 剤投 与 中 の もの 者 の肘 静 脈 よ. 血 し,直. 沈 澱 し て 得 な 血 清2ccに1.2%の. ちに遠心 塩 酸1cc.

(4) 1776. 木. を 加 え,摂 に20%三. 氏38度 に1時. 塩 化 醋 酸1ccを. 温 放 置 後 約3000回 上 清2ccに 次 で1%に. 間 放 置 し,次. 村. 加 え,更. い で之. に1時. 転15分 間 遠 心 沈 澱 し,そ. 醋 酸 曹 達 飽 和 溶 液0.5ccを 硫酸. 加 え,更. 0.5ccを. に0.1%. 度 計 に よ り波 長510mμ. で 吸 光 度 を 求 め,予 Ferric. iron. よ る標 準 グ ラ フか ら血 清 鉄. し て 以 上 の 如 くし て 測 定 し. た 健 康 人 の 値 は88〜130γ%の. 格 別 特 徴 を 見 出 し 得 な か つ た が,顆. 間 に あ つ た.. 顆 粒 の 收 容 力 も 大 で あ つ た.又. ら れ る も の に も赤 芽 球 と 同 様 に 多 く の鉄 顆 粒 を 証 明 し,之. 等 はSideroblastと. ほぼ消長を. 共 に し た. 第1節. 健康人. 18〜73%(平. 第1表. 及 び 第2図. 均36.6%)の. 広 範 に 出 現 し,而. に 示 す如 く. 幅 を持 つ て可成 り. もKaplan32)の. 述 べ る如 く. こ の 存 在 し な い 例 に は 会 逅 し な か つ た.男 別 に 観 察 す る と,一. は 女子 例 少 数 な るも. が 女 子 で 占 め られ て い る 事 か ら. 窺 い 得 る 所 で あ る. Sideroblastogramを. 前 述 の 方 法 に よ り 出 現 し たSiderohlastの 鉄 顆 粒 は赤 芽球 の胞 体 内 に概 ね 核 を 取 囲 む位. 第3図. 置 に 散 在 し,顆. 常 にI型. 粒 形 は 円 形 の もの が 多 く,そ. 作 成 し て 観 察 す る と,. に 示 す 如 く悉 く左 右 の 中 間 型 を と り, が 最 も 多 く, II, III型の 順 に減 少 を. の 他 楕 円 形 及 び 不 整 形 の も の も存 在 し た.大. 示 し(I型>II型>III型),決. き さは 大,中,小. 型 よ り多 い 例 に は 遭 遇 し な か つ た.而. つ た.私. 種 々 存 し,又. 濃 淡 の別 が あ. の観 察 した 中 で大 赤 芽 球 に つ い て は. 第1表. 女. 般 に 女 子 が 男 子 に 比 し低. 率 出 現 の 傾 向 を 有 し,之. 実 験 成 績. 標 本 中胞 体 の. 比 較 的 不 均 一 性 を 有 す る幼 若 な 赤 血 球 と考 え. 最 低 値 の2例 第3章. 粒 の 出現. の 多 い 場 合 で は そ の 胞 体 の 大 き さに 比 例 し て. Sideroblastは. お 盲 検 に は 血 清 の 代 りに 再 蒸. 溜 水 を 用 い た.而. 郎. 島津 分 光 光. め 作 製 せ る鉄 標 準 液(1cc:1mg 第 一 化 学 発 売)に. o. 追 加 し, 24時 間 室 温. に 放 置 し て 呈 色 せ し め, QB‑50型. 量 を 求 め た.な. の. 加 え,. ヒ ドラ ジ ン を 加 え た 醋 酸 醋. 酸 曹 達 緩 衝 液0.5ccを phenanthroline. 間室. 郁. 健. は 殆 ん どの 場 合Ia,. 康. 人. し てII型. Ib型. がI. もII型. の 何 れ よ り も少.

(5) Sideroblastに. 第2図. Sideroblastの. 関. 出. 現. す. る. 研. 究. 1777. 明 確 に 決 定 す る事 を 得 た.. 率. 鉄 顆 粒 の性 状 は 一 般 に 大 き さ,濃. 度 等総 て が 後 述 の. 左 右2型. の 中 間 に 位 し た.. 又Sideroblastと. 末梢血液. 像 並 に 骨髄 所 見 との 間 に は 厳 密 な る相 関 関 係 を 認 め 得 な か つ た. 第2節. 再 生不 良性 貧血患者. Sideroblastは 第2図 %の. 第2表. 及び. に 示 す 如 く, 50〜92 出 現 を 見,総. て が50%. 以 上 の高 率 に 証 明 され た. 第3図. 健 康 人 のSideroblastogram. Sideroblastogramは. 第4図. に 示 す 如 く,百. 分 率 の 如 何 を 問 わ ず 全 例 に 於 い てII型 の 著 し してI型. が. 之 に 次 ぎ, III型は 比 較 的 少 数 で あ る が,健. い 増 加 が 特 に 印 象 的 で あ つ た.而. 康. 人 に 比 し て 増 加 を 認 め,殆 更 にIa,. Ib型. ん ど の 例 に 出 現 し,. の 何 れ か よ り も 大 な る値 を. 示 す も の も あ つ た(II>I>III).即 中3〜5個 第4図. に 示 す如 き独 特 の 頂 点 を そ の部 に 形成. し,再. 生 不 良 性 貧 血 型 と も称 し 得 べ き 特 異 な. 右 方 推 移 のSideroblastogramを 第4図. を 示 す 事 が あ り,之. く少 数 例 に 於 い て の み 増 加 は や や 右 方 に 推 移 した 健. 康 人 の 上 界 と 口 され る も の で あ る .又. 反対 に. II型 の 減 少 著 明 で や や 左 方 推 移 を 呈 し,健. 康. 人 の 下 界 と 目 され る も の も存 在 し た . III型は 一般 に 出現 しな い例 が 多 く ,そ の 数 も 一 段 と 少 数 に 見 出 され た. S. r.は 右 型 の 場 合 と異 り決 し て1以. 上 の値. を 示 す 事 な く,又 左 型 に 見 ら れ る が 如 き0な る値 を 示 す 事 も な く,総. べ て が0〜1の. 而 もそ の 殆 ん どが0.5以. 下 に 存 在 す る値 を と. つ た ,之. は 前 述 せ るSideroblastogramの. 間に. 中間. 型 と共 に 非 常 に 特 徴 的 で あ り,正 常 の 範 囲 を. ,. 得 た.. 再 生不 良性 貧血 の Sideroblastogram. 数 に 見 出 され,極. ち赤 芽 球. の 鉄 顆 粒 を 有 す る も の を 多 数 認 め,.

(6) 1778. 木. 第2表. S. r.に 大 略1〜5の. 再. 間 に 存 在 し,決. よ り小 な る値 を 示 さ な か つ た.こ. 村. 生 不. し て1. の事 は 正常. 状 態 と の 間 に 明 確 な る 一 線 を 劃 す 事 が 出 来 た. 血 清 鉄 量 も増 加 し153〜285γ%の. 郁. 値 を示. 郎. 良. 性. 貧 血. し, Sideroblastの. う ち 殊 にII型 及 びIII型 の 出. 現 と ほ ぼ そ の消 長 を 共 に し た.鉄. 顆 粒 の性 状. は 健 康 人 に 較 べ る と大 き く而 も濃 染 し 極 め て 明 瞭 に 認 め ら れ た.. 第3表.

(7) Sideroblastに. 関. 既往 医療 の うち鉄 剤,輸 血 に よ る影 響 は症. す. る. 第5図. 研. 究. 1779. 白 血 病 のSideroblastogram. 例 の大 半が 治 療 前 で あ る事 に よ り除外 し得 た. 経過 的に観 察 す る と,骨 髄 埋 没 及 び骨 髄 抽 出 多糖 類物 質(P. S.)注 射等 の治 療 に 於 い て, 殊 に骨髄 埋没 療 法 に よ り血 清 鉄 量 の一 時的 減 少 に伴つ てSideroblastの. やや 減少傾向を認. め る事が あ るが,依 然 とし て再 生 不 良性 貧 血 に 特有 な像 を留 め て お り,之 は古 屋 野 例 に於 いて埋没 後 の血 清 鉄 量 減 少 の場 合 に認 め られ る所で あ る.又 長 期 観 察 に よる都 築 例 で は之 等 の治療 に も拘 わ らず 一 般状 態 増 悪 に伴 つ て Sideroblast及 びS. r.の 逐 次 的増 加 並 に右 方 推 移 の傾 向 が認 め られ た. 第3節. 白血 病 患 者. 本 症11例 中 単 球 性 白 血 病7例,骨 病4例. で あ る が, Sideroblastは. 髄 性 白血. 第3表. 及 び第. 2図 に 示 す 如 く慢 性 骨 髄 性 白 血 病 の1例 く総 て に 高 率(52〜99%)に. 証 明 さ れ,実. を除 に. 私 の取扱 つた 全疾 患 例 中最 高値 を示 す もの は. い でII型. も 増 加 し,. した(III>II>I).而. III型の 増 加 著 し く,次 I型 は 之 に 反 し減 少 を 示 し てIII型 の 驚 異 的 増 加. の た め に 右 方 推 移 甚 し く極 度 の右 型 を 呈 し た.. 本 症 に あ つ た. Sideroblastogramに. 於 い て は 第5図. に示す. 先 ず最 も特 徴 的 な 型 は 単 球 性 白 血 病 の2例 口 例)に. 認 め ら れ,所. 白. 血. 病. 又 こ の 所 謂 白 血 病 型 は 百 分 率 に 於 い て も高 率 を 示 し,内1例(深. 如 く, 5つ の 型 に 大 別 さ れ る.. (深 川,山. と称 さ る べ き も の で,. 謂 白血 病 型. 川 例)は. 全 例 中の最 高 値. を 示 し て い る. 次 は 単 球 性 白 血 病 の1例(石. 賀 例)に. 認 め.

(8) 1780. 木. 村. 郁. 郎. られ,前 述 の所 謂 白血 病 型 と再生 不 良 性 貧 血. 等 度 の 増加 が見 られ るの は 興 味 深 い 事 で あ. 型 との 中間 に位 し,移 行型 と 目 され る もの で,. る.鉄 欠乏 型 の東 例 は 後 述 す る鉄欠 乏性 貧 血. II型 が 最 も多 く,又III型 も之 に次 いで 可 成 り. と岡様 の像 を呈 し,極 度 の左 型 を示 すぶ,血. 増 加 を 見 せ,. 清 鉄 箪 と共 に鉄 剤 に 対 し殆 ん ど反 応 を 示 さな. >I),所. I型 は 極 く少数 に留 り(II>III. 謂 白血 病 型 に 次 ぐ 高度 の 右 方 推移. が 認 め られ る もの で あ る. 又 単 球 性 白面 病 の1例(大. か つ た. 血 清 鉄 量 は 一 般 に 不 定 で 種 々 の 値 を 示 し,. 地 例)及 び慢 性. 正 常 か 又 は 軽 度 増 加 が 多 く,又 反 対 に減 少 を. 地,三 木 例)に 認 め. 示 す 事 も あ り,鉄 欠 乏 型 の 東 例 で は 可 成 りの. られ, II型 が最 も多 く既 述 の 再 生不 良性 貧 血. 減 少 が 認 め ら れ た. Sideroblastが 最 高 値 を 示. 骨 髄 性 白血 病 の2例(山. 型 と同 一 の様 相(II>I>III)を. 呈す る もの. も存 在 した. 更 に又 単 球 性 白血 病 の3例(金 川上 例)及. し た 深 川 例 に 於 い て は 血 清 鉄 量 は98γ%で 較 的 低 値 を 示 し,又. 堂,鳥 羽,. び亜 急 性 骨髄 性 白血 病(信 江 例). blastは 再 生 不 良 性 貧 血 或 は そ れ 以 上 の 高 率 に 出 現 す る 事 が 多 い に も拘 わ ら ず,血. 清鉄量. に於 い てはI型 最 も多 く, II型 も軽 度 増 加 し,. は 再 生 不 良 性 貧 血 程 の 高 値 を 示 さず,従. 而 もIa,. Sideroblastと. Ib型. の何 れ か よ り大 で あ り,正. 外 は 認 め 難 い 場 合 が 多 か つ た.即. III)を とつ た.. が 増 加 せ る場 合Sideroblastは. 最 後 は百 分 率 に 於 い て 極 度 の減 少 を示 した I,. 例)に 認 め られ,. II型 共 に 減 少 し, III型の 出現 な く,極 度. の左 型を 呈 し,後 述 の鉄 欠 乏 型 と同 一 視 され る もので あ る.. ち 血 清 鉄量. 必 ず 一 定 度以. 上 に 増 加 を 認 め る が, Sideroblastの. 高 率 出現. 時 必 し も高血 清 鉄 値 を伴 つ て いな い 事 が認 め ら れ る. 病 型 に よ る 区 別 は 判 然 と し な い 点 が 多 い が, 比 較 的急 性 の経 過 を辿 る ものに は造 赤 血 球障. S. r.も また 種 々雑 多 な様 相 を 呈 し,所 謂 白 血 病 型 で は5以 上 の値 を と り最 高 実 に50に 近. 碍 著 し く, Sideroblastは. 不 良 性 貧 血 型 に於 いて は 既 述 の如 く1〜5の. 第4節. 放 射線 障 碍 症 患 者. 本 症 患 者 は ビ キニ 水爆 危 険 区 域 の航 行 に よ. 間 に 存 し,更 に正 常 型 で は1以 下 で そ の殆 ん どが0.5以 上 の値 を とつ た.鉄 欠乏 型に 於 い て は一 段 と小 で0に 近 接 した値 を 示 した. 斯 くSideroblastは そ の殆 ん どが50%以. 著 明 に は 増加 を認 め. な か つ た.. 接 した.又 移 行 型で は5附 近 に 存 在 し,再 生. り 発 生 せ る もの で, Sideroblastは 第2図. 上. して極 度 の右 型 を 呈 す. る所 謂 白血 病 型 の 深 川,山 口例 は 何 れ も既 往 に何 等 医療 な く,又 こ の両 者 に は 大 型 の赤 芽 球 が 多 く,殊 に山 口 例で は 巨 及 び 大赤 芽球 が 過 半数 を 占め,顆 粒 の收 容 力 は 著 し く大 で 鮮 か に染 出 され 絢 爛 た る様相 を 呈 した.又 経 過 的 に 深 川例 で は 輸 血 後格 別 の 変化 を 認 め な か. 第4表. 及び. に 示 す 如 く増 加 の 傾 向 を 有 し, Sidero. blastogramで. の高 率 に 出現 し,高 値 を 示す もの程 顆 粒 も大 で著 し く濃 染 した.而. つて. 血 清 鉄 量 との相 関 は鉄 欠 乏例 の. 常 状 態 の上 界 附近 に属 した 中間 型(I>II>. 慢 性 骨髄 性 白血 病 の1例(東. 比. 更 に 他 の 例 で もSidero. は 第6図. に 示す 再 生 不 良 性 貧. 血 型 着 し くは 正 常 型 の 上 界 附 近 の 像 を 呈 し, 明 ら か に 右 方 推 移 が 認 め ら れ た.即. ち 山村 例. に 於 い て は 百 分 率 は さ して 著 明 な 増 加 を 見 な か つ た が,. II型 の 増 加 が あ り(II>I>III),. 再 生 不 良 性 貧 血 型 を 呈 し, S. r.も1を 値 を 示 し た.又 で な い が,. Ib型. 越 えた. 元 田 例 で はII型 の 増 加 は 著 明 よ り も 大 で あ り,正 常 型 の. 上 界 附 近 に 存 在 し, S. r.は1以. つ た.再 生 不 良 性 貧 血 型を 呈 す る大地 例及 び. を 越 え た 値 を 示 し た.血. 正 常 型 の 金 堂,鳥 羽,川 上 例 で は造 赤 血 球 機. を 認 め,ほ. 能 が 極 度 に障 碍 され て お り,而 して斯 か る極. 値 を とつ た.鉄. 度 の障 碍 の 場 合 決 して 著 明 な増 加 を認 めず 中. 濃 染 す る傾 向 を 有 し た.. ぼSideroblastの. 下 と難 も0.5. 清 鉄 量 も増 加 の 傾 向 出 現 に 比 例 した. 顆 粒 も 可 成 り明 瞭 に 認 め られ,.

(9) Sideroblastに. 第4表. 第6図. 放. 関. す. 射. 線. る. 研. 究. 障 碍. 症. 放 射 線 障 碍 症 のSideroblastogram. 第5節. 1781. 本態 性 萎 黄 貧 血 患 者. 本 症 のSideroblastは. 第5表. 及 び 第2図. 示 す 如 く全 例 に 激 減 値 を 示 し, 1〜11%の. に 出. 現 を 見 た に す ぎ ぬ. Sideroblastogramに. 於 い て は 第7図. に示 す. 如 く勿 論 各 型 の 減 少 が 認 め ら れ る が,. III型は. 全 例 に 消 失 し, II型 も消 失 す る 事 が 殆 ん ど で, I型 の み 而 も 僅 か に 認 め られ る 事 多 く,而. し. て 鉄 欠 乏 型 と も 称 さ るべ き 極 度 の 左 型 を 呈 し た.従. つ てS.. r.は. 人 に 見 ら れ な い0な. そ の殆 ん どが 決 して健 康 る値 を 示 し て い た.. 血 清 鉄 量 も同 様 激 減 値 を 見 る事 が 多 く,最 低 は 実 に12γ%の 染 し,か. 第5表. 本. 態 性. 萎. 黄. 低 値 を 示 し た.鉄. 顆 粒 も淡. つ 小 な る 傾 向 を 認 め た.而. して 斯 か. 貧. 血.

(10) 1782. 第7図. 木. 村. 本 態 性 萎 黄 貧 血 のSideroblastogram. 郁. 郎. た所,増 加 は 軽度 で な お左 型 の 範 囲 に あ り, 和 田例 の如 く血 清 鉄 量 の漸 増 に も拘 わ らず以 前 投 与 中に 検 出 した値 よ り も可 成 りの減 少を 示 し,再 び左 方 に推 移 して い る もの も存在 し た.之 はSideroblastが. 血 清鉄 と同 様 鉄 負荷. に よ り一 時 的 の変 動 を 来 す もの として興 味 の あ る事 な が ら,人 で は 実 験 に 困難 を 極 め るた め,第 三 編 に動 物 を 用 い て詳 述 す る. 第6節. 出血 性 貧血 患 者. 本 症 は 頻 回 採 血 を 実 施 せ る給 血 者 及 び 頻 回 下 血 を 来 せ る十 二 指 腸 潰 瘍 患 者 の6例. を対 象. と し た,而. 及 び第. し てSideroblastは. 第6表. 2図 に 示 す 如 く2〜12%の Sideroblastogramで. 激 減 値 を と り,. は 第9図. の 如 くIII型 消 失. る以 上 の 諸点 に於 い て 前述 せ る右 型 の場 合 と. し, II型 も殆 ん ど 無 く, I型 の み 僅 か に 存 在. そ の 様 相 を 異 に し た.. し 極 端 な 左 型 を 呈 し,又S.. r.も0を. が 大 多 数 を 占 め た 事 等,総. て前 節 の 本態 性 萎. 本 症 患 者 の 内5例(岩 江,和. 田 例)に. 家,清. 水,大. 鉄 剤 投 与 を 行 い,回. 過 的 に 観 察 し た 所,何. 越,西 復 期 を経. 黄 貧 血 の 場 合 と 同 様 で あ る.血 (平 松 例)を. 鉄 剤投 与 中或 は 投 与 中止. 値(26γ%)を. あ り, Sideroblastは. れ も貧血 回復 の途 上 に. 48時 間 後 の 検 索 で あ る が,第5表. 及 び 第8図. 示 す もの. 清 鉄 量 は1例. 測 定 せ るのみ で あ る が 勿論 減 少 示 し て い た.更. に 十二 指腸 潰. 瘍 患 者 の 経 過 観 察 を 行 つ た 所,輸. 血 に よつ て. に 示 す 如 く総 て の 例 に 増 加 が 認 め られ た.更. 血 液 像 の 改 善 が 認 め ら れ た が, Sideroblastは. に 又Sideroblastogramで. 平 松 例(50日. られ,左. は右 方 へ の推 移 が見. 型 の上 界 附 近 か ら中間 型 更 に 甚 し く. は右 型 を 呈 す る もの等 が 存 在 した. S. r.も 上 昇 し 右 型 では1を 越 え た.又 鉄顆 粒 も大 か つ濃 染 し明 瞭 に 認め られ た.更 に 血 清 鉄 量 につ い て は 鉄 剤 に よる 影響 を 殆 ん ど除外 し た値 の漸 増 が 見 られ た. 而 して之 等 の 内,鉄 剤 投 与 中 に 観 察 し たSidero blastは 総 て 正常 値 以 上 に増 加 して いた が,必 ず し も投 与 鉄 量 に 比 例 した 変化 を 示 さな か つ た.そ れ 故 西 江,和 田 の2例 に 於 い ては 鉄 荊 投 与 中止 後 特 に48時 間 置 い て 検 出 し. 第8図. 間 に3100cc)に. 間 型 を 示 した が,柴. 原 例(半. 於 い て 増加 し中 月 間 に1000cc). 本 態 性 萎 黄 貧血 の鉄 剤投 与 時 に 於 け る Sideroblastogram.

(11) Sideroblastに. 第6表. 第9図. 関. 出. 出 血 性 貧 面 のSideroblastogram. す. 血. る. 性. 研. 貧. 究. 1783. 血. で は 殆 ん ど増 加 な く,又 清 月1例(半. 輸血 後 のみ 観 察 せ る. 月 間 に3300cc)で. も著 明 に 減 少 し. 左 型 を 呈 し 増 加 の 跡 が 認 め 難 い.鉄. 顆 粒 は勿. 論 総 て に 小 か つ 淡 染 し た. 第7節. バ ンチ氏 病 患 者. 本 症 に は 何 れ も 肝,脾 Sideroblastは. 第7表. 2節 と 同 様 に3〜14%の 従 つ てSideroblastogramは く,極 度 の 左 型 を 呈 しS. 多 か つ た.然. バ. ン. チ. 第10図 r.も0に. に示す如 な る事 が. 中等 度 減 少値 を 示 し. 鉄 顆 粒 に つ い ては 前 同 様 小 か つ 淡染 し. て 出 現 し た.. 第7表. に 示 す 如 く前. 高 度 減 少 値 を 示 し た.. し な が ら血 清 鉄 量 に は 高 度 の 減. 少 は 少 く, 26〜70γ%の た.又. 腫 が 認 め ら れ,. 及 び 第2図. 氏. 病.

(12) 1784. 木. 第10図. 村. 郁. バ ン チ 氏 病 のSideroblastogram. 郎. 輸 血 及 び 鉄 剤 投 与 に よ る 三 好 例(約1ケ 間 に 輸 血1400cc,還 (約1ケ. 元 鉄22g)及. 月 間 に 輸 血1600cc,グ. 鉄25g)の. 月. び塩崎例 ル コ ン酸 第 一. 経 過 的 観 察 に 於 い てSideroblast. は 投 与 中 の 成 績 で あ る が 増 加 を 示 し,中 を と り,右. 間型. 方 推 移 が 認 め ら れ た.. 第8節. 鉤 虫性 貧血 患 者. 本 症 のSideroblastは 示 す 如 く,前3節. 第8表. 及 び 第2図. に. 程 高度 で は な か つ た が 何. れ も 減 少 値 を 示 し, 8〜18%に Sideroblastogramに. 出 現 した.. 於 い て は 第11図. に示 す 如. く, II型 が 少 数 な が ら 出 現 す る 例 が 多 い が, III型は 全 例 に そ の 消 失 を 認 め 左 型 を 呈 し た. S. r.も0又. は0に. 近 い 値 を とつ た,鉄. 顆粒に. 於 い て も や は り前 同 様 小 か つ 淡 染 す る傾 向 が. 第8表. 認 め ら れ た.血 12〜58γ%の. 鉤. 虫. 清 鉄 量 は 減 少 が 可 成 り高 度 で. 値 を 示 し た.. 駆 虫 後 鉄 剤 を用 いた 回 復 期 を観 察 せ る二 宮 例(約20日. 間 に グ ル コ ン 酸 第 一 鉄 約40g使. 後 投 与 中 に 検 出)で 示 し,右. は 増 加 を 認 め,中. 方 に 推 移 し た.又. 用. 間型を. この際 血 清 鉄 量 も. 可 成 り著 明 な 増 加 を 示 し て い た. 第9節. 腫瘍性疾患患者. 対 象 と し た 腫 瘍 性 疾 患 は 胃 癌1例,肝 1例,淋. 巴 性 網 皮 肉 腫1例,ホ. 例 で あ る が, Sideroblastは. 臓癌. ジ キ ン氏 病3 第9表. 及 び 第2図. に 示 す 如 く著 明 で は な か つ た が 軽 度 に 減 少 し, 18〜25%の. 出 現 を 見 た . Sideroblastogramで. は 第12図 に 示 す 如 くIII型は 勿 論 消 失 し,. II型. も 消 失 す る 事 が 多 く左 型 を 示 し た,従. つ て. 性. 第11図. 貧. 血. 鉤 虫 性 貧 血 のSideroblastogram.

(13) Sideroblastに. 第9表. 第12図. 関. 腫. 瘍. 腫 瘍 性 疾 患 のSideroblastogram. す. る. 研. 性. 究. 疾. 1785. 患. 減 少 を 認 め た. 経 過 的 に 観 察 を 行 つ た3例 で は,ア. ザ ン(森 景 例),サ. 山 中 例)の. の ホ ジ キ ン氏 病 ナ マ イ シ ン(神 崎,. 使 用 に よ り病 状 の 軽 快 に 伴 つ て. Sideroblastも. 上 昇 値 を 示 し,中. 間 型 と な り右. 方 に 推 移 し た. 第10節. 炎症 性 疾 患 患 者. 対 象 と し た 疾 患 は 遷 延 性 心 内 膜 炎,慢 嚢 症,肋. 膜 炎,肺. Sideroblastは. 第10表. 結 核 の 各1例 及 び 第2図. 性胆. で あ り,. に 示 す 如 く全. 例 に 程 度 の 差 こ そ あ れ 減 少 を 示 し, 3〜21% に 出 現 し た,又Sideroblastogramで 図 に 示 す 如 くIII型消 失 し,著. は 第13. 明 な 減少 例 で は. II型 も消 失 し 極 度 の 左 型 を 呈 し た.更 も0又 S. r.も 殆 ん ど が0を 小 か つ 淡 染 し,更. 示 し て い た .又. 鉄顆粒 も. 炎. て も ま た38〜82γ%の. 症. 性. 疾. r.. 比 較 的 近 接 し た 値 を と つ た.鉄. 顆 粒 も 同 様 に 小 か つ 淡 染 し,血. に 血 清 鉄 量 も大 多 数 の 例 に. 第10表. は0に. にS.. 患. 清 鉄 量 に於 い. 中 等 度 減 少 を 認 め た..

(14) 1786. 第13図. 木. 村. 郁. 郎. 経 過 的 に観 察 を行 つ た 遷 延 性 心 内膜 炎 の田. 炎 症 性 疾 患 のSideroblastogram. 中例(約1ケ 月半 の間 に 抗 生 物 質 及 び グル コ ン酸 第 一 鉄75g使 用後 投 与 中に検 出)で は殆 ん ど 変 化 を 認 め ず,又. 貧 血 の回 復 も さして著. 明 で 無 い 傾 向 が 認 め られ,血. 清 鉄 量 は軽 度増. 加 を 示 し て い た. 第11節. 顆 粒 白血球 減 少 症 患 者. 本 症1例(林. 原 例)に. 於 い て4回. 過 的 観 察 を 実 施 し た.即 ま り高 熱 持 続 し,同 炎 を 伴 い,血. ち本 症 例 は数 ケ 月前. 時 に 口 内 炎,下. 血 清 鉄 量 は51γ%の. 低 値 を 示 し て い た. Sideroblastは に 示 す 如 く3%の. Sideroblastogramで. 第11表. 第14図. 顆. 粒. 顆 粒 白 血 球 減 少 症 のSideroblastogram. 白. 血. 球. 減. 顎 淋 巴腺. 液 像 で は 白血 球 減 少 就 中 顆 粒 白. 血 球 殆 ん ど消 失 し,又. び 第2図. に 亙 り経. は 第14図. 少. 第11表. 及. 激 減 値 を 示 し, に 示 す 如 くII,. 症. い な い. ペ ニ シ リ ン 注 射 を 実 施 し,約1週. 間 後 には. 次 第 に 顆 粒 白 血 球 の 出 現 を 認 め,. Sideroblast. は21%に. 増 加 し た.. 更 に 約1週. 間 の 後 病 状 回 復 し,白. 血球 数 及. び 顆 粒 白 血 球 は 殆 ん ど 正 常 と な り, Sidero blastも 更 に58%に. 増 加 し,右. 方 に 推移 して. 中 間 型 を と り,正 常 に 復 し て い た.又 血 清 鉄 量 も94γ%に. 上 昇 し,ほ. 同時 に. ぼ正 常値 を示. した. そ の 後 約2ケ. 月 を 経 過 した 頃,再. び 咽 頭 痛 を 自 覚 し,血. び微 熱及. 液 像 に 於 い て も前 回 の. 如 き白 血球 減 少 及 び 顆 粒 白血 球 の殆 ん ど消失. III型消 失 し極 度 の 左 型 を 認 め,勿 と な つ た,こ. 論S. r.は0. の際 赤 血 球 系に は 著 変 を認 め て. を 来 し,前. 回 程 著 明 で は な い が,再. 呈 し た.而. し てSideroblastは. 少 し,病. 発 の像 を. 再 び17%に. 減. 状 に ほ ぼ 比 例 し た 経 過 を と り左 方 推. 移 を 示 し て い た..

(15) Sideroblastに. 即 ち 本 症 のSideroblastは. 発 病,軽. 関. 第15図. 究. 1787. バ セ ド ウ氏 病 患 者. 本 症 で は 基 礎 代 謝 の 著 明 な 亢 進 が あ り, Sideroblastは22〜46%に. 関 して は 第12表,. 出 現 し,健. ぼ ほ 同 様 の 像 を 認 め,. 及 び 第15図 に 示 す 如 くで あ る.. 第12表. 研. 第1項. 甲 状 腺 疾患 患 者. 本 疾 患 のSideroblastに 第2図. る. 快,再. 発 と病 状 経 過 に 伴 つ た 変 動 を 示 し て い る. 第12節. す. Sideroblastogramで. 中 間 型 を と り, S. r.は0〜0.5の. 甲. 状. 腺. 疾. 康人 と は. 間 に存 在 し. 患. た.. 甲 状 腺 疾 患 のSideroblastogram. 第2項. 粘 液水 腫 患 者. 本 症 で は 基 礎 代 謝 の 低 下 が 認 め ら れ, Sideroblastは13〜17%の Sideroblastogramで 呈 し, S. r.は0を 山 崎 例(約1ケ. 減 少 を 示 し,又 はII,. 示 した.経. 与 中 に 検 出)で. め,中. 肝,腎. 施,投. は 基 礎 代 謝 の 上 昇 と共 に. 軽 度 に 増 加 し, II型 の 出 現 を 認. 肝 及 び腎 疾 患 患 者. 本 疾 患 のSideroblastに. 第13表. VB12,グ. 血600cc実. 間 型 を 呈 し右 方 に や や 推 移 した. 第13節. 第2図. 過 的 に観 察 した. 月 間 にThyreoid,. ル コ ン酸 第 一 鉄7.5g,輸. Sideroblastは. III型消 失 し左 型 を. 関 し て は 第13表,. 及 び 第16図 に 示 す 如 く で あ る. 疾. 患.

(16) 1788. 木. 第16図. 肝,腎. 村. 郁. 郎. II型 の 著 増 を 認 め,勿. 疾 患 のSideroblastogram. 論S.. r.は1を. 越 えた. 値 を 示 した. 第2項. 慢 性 腎 炎患 者. 本 症 のSideroblastは blastogramに し た が,. 何 れ も 増 加 し, Sidero. 於 い てII型 は 中等 度 の 増 加 を 示. I型 に 及 ば ず,而. し て 之 に 代 りIII型. の 増 加 が 比 較 的 顕 著 で, S. r.は 何 れ も1以. 上. の値 を 示 し て い た. 第14節. 其 の他 の 疾 患 患 者. 本 節 疾 患 のSideroblastに 第2図. 関 し て は 第14表,. 及 び 第17図 に 示 す 如 くで あ る.. 第1項. 溶 血 性 貧血 患 者. 本症 で は 血 清 鉄 量 は や や 低 値 を 示 し た が, Sideroblastは Sideroblastogramで 第1項. 肝硬変症患者. 本 症 で はSideroblastは Sideroblastogramは. 著 明 に 増 加 し,又. 第14表. 第17図. は 豆 型 は 工型 よ り少 数 な. る も 増 加 を 認 め,. 再 生 不 良 性 貧 血 型 を 呈 し,. 其 の他 の疾 患. 其. の. 可 成 り高 率 に 証 明 さ れ,又. Ia,. Ib型. の 何 れ よ り も大. と な り,健. 康 人 の 上 界 附 近 に 存 在 した.従. てS.. ま た1に. 他. r.も. の. 疾. つ. 極 め て 近 接 し た 値 を とつ. 患. た. 第2項. カ ラ ・ア ザ ー ル 患 者. 本 症 で は 貧 血 並 に 巨 大 肝,脾. 腫 を 認 め,血. 清 鉄 量 は や や 増 加 せ る も, Sideroblastは 健 康 人 類 似 の 像 を 呈 し, Sideroblastogramで 間 型 を と り,又S. r.は0〜0.5の. は中. 間 に 存在 し. た. 第15節. 疾患 の総 括 的観 察. 以 上 よ りSideroblastに. 関 し て総 括 す れ ば,. 一 般 的 傾 向 と して再 生 不 良 性 貧 血. ,白. 血 病,. 放 射 線 障 碍症 等 の 骨髄 造 赤 血 球機 能 低 下例 に 於 い てSideroblastは blastogramで. 高 率 に 出 現 し, Sidero. は 右 方 推 移 を 呈 し,又S.. そ の 殆 ん どが1を. 越 え た 値 を 示 した.又. r.は 広義. の鉄 欠 乏 性 貧 血 を 含 む 所 謂 鉄 欠 乏 例 で は.

(17) Sideroblastに. Sideroblastは. 関. 低 率 出 現 し, Sideroblastogram. の左 方 推 移 及 びS.. r.の0又. は0に. 近 接 した. 値 を 認 め た. 更 に 疾 患 を 系 統 的 に 観 察 し た 場 合, blastの 出 現 率 と末 梢 血 液 像(血 血 球 数,網 数,赤. 赤 血 球 数)及. 芽 球 分 類)と. Sidero. 色 素 量,赤. び 骨 髄 像(有. 核細胞. す. る. 研. 究. 各 疾 患 に 可 成 り明 瞭 な 区 別 を 与 え る 事 が 出 来, 而 し て血 清 鉄 量 測 定 と同様 或 は それ 以 上 に血 液 疾 患 の 鑑 別 に 寄 与 す る 事 が 判 明 した.以. 下. Sideroblastの. 患. 本 態 的 解 明 を 行 う と共 に,疾. の 鉄 代 謝 に 対 し てSideroblastに. よ る 再検 討. を 試 み た.. の間 に さ して 著明 な関 係. を 認 め な か つ た が,色. 1789. 第18図. 素 指 数 との 間 に は可 成. り明 瞭 な 一 般 的 傾 向 が 存 在 した.即. ちSidero. blastは 色 素 指 数 の 高 低 に ほ ぼ 平 行 し て 出 現 率 の 高 低 を 示 し,高. 色 素 性 疾 患 に 高 率 出 現 し,. 低 色 素 性 疾 患 に 低 率 出 現 す る傾 向 を 有 し た が, 厳 密 な る 相 関 関 係 が 存 在 す る 訳 で は な い.又 血清 鉄量 との関 係 は 前 者 に比 して やや 複 雑 な 面 を伴 つ て い た.即. ち 一 般 的 に い つ てSidero. blastと 血 清 鉄 量 と は ほ ぼ 平 行 せ る 状 態 を と る 事 が 多 か つ た が,血 Sideroblastは. 清 鉄 量 増 加 の場 合. 正 常値 以上 を 示 し 増 加 傾向 を. 認 め る に も拘 わ ら ず, Sideroblastの. 高 率 出現. 時 必 し も血 清 鉄 量 の 増 加 を 見 る と は 限 らず, 逆 に 減 少 傾 向 を 示 す 事 も あ り,之. は 白 血病 等. に於 い て 示 さ れ る所 で あ る.同. 様 の 事 は血 清. 鉄 量 減 少 の 場 合, Sideroblastが. 必 し も低 値 を. 示 さな い 事 に よ つ て 表 現 さ れ るが,鉄. 欠乏 性. 貧血 に於 け る如 き血 清 鉄 量 減 少 の 著 明 な る場 合, Sideroblastは. 勿 論 低 値 を 示 し て い た .而. して 更 に 又Sideroblastの. 低 率 出現 時 には 血. 清 鉄 量 の 減 少 が 認 め られ た.. 第4章. つ い てKaplan32). 出 現 を 見 て お り,成. つ い て 実 施 し た 私 の 成 績 で は18〜73%で に 広 範 な る 出 現 を 認 め,既. 0に. r.は 決 し て1を. もな ら ず 常 に0〜1の. そ の 殆 ん ど が0.5を. 同様. 述 の 如 く如 何 な る. 場 合 に 於 い て もSideroblastogramは を と り,又S.. 人に. 中闇 型. 越 え る事な く. 間 に 存 在 し,而. も. 越 え な い 状 態 で あ つ た.. 即 ち 正 常 の 範 囲 な る も の を 規 定 す る 事 が 出 来, 而 して 右 型 或 は左 型 を呈 す る諸 疾 患 との 間 に 劃 然 た る 区 別 を 行 う事 が 可 能 と な り,病 態 の 判 定 に 貢 献 す る 所 大 で あ る.な. 的状. お 出現 率. に 関 し て 更 に 私 と期 を 同 じ く し て 報 告 した 千. 之 は 算 定 方 法 の 相 違 に よ る 影 響 と思 わ れ る.. 甚 だ 新 し い 興 味 あ る 問 題 で あ る .而 Kaplan32)も 述 べ る 如 くSideroblastが. 存在は. と ほ ぼ 同 様 に 見 受 け ら れ る.. して 正常 状. Kaplan32)に. 態 に 常 に 存 在 す る と い う 事 実 か ら 見 れ ば,こ の赤 芽 球 鉄 は 鉄 の 利 用 経 路 の 最 終 的 段 階 に 見 代 謝 の究 明 に 資. す る所 大 で あ り,又 一 段 と之 に 生 彩 な 意 義 を る に 正 常 状 態 の. Sideroblastは 可 成 り広 範 囲 に 亙 り出 現 し. ,病. 的 状 態 の識 別 に 困 難 を 極 め る た め,之 類 す る 事 に よ りSideroblastogram及 を求 め た 所,出. 正 常 状 態 のSideroblastに は 小 児 に20〜90%の. 而 し て そ の 後 の 青 木35)に よ る 追 試 は 私 の 結 果 鉄 の 代 謝 に 関 聯 し てSideroblastの. 附加 す る も の で あ る,然. 康人. 野33)34)の 成 績 は 可 成 り低 値 を 示 し て い る が,. 総 括 並 に 考按. られ る非 ヘ ミ ン鉄 と し て,鉄. 1)健. を細 分 びS . r.. 現率では非特異的な事が多い. Sideroblastが. 血 清 鉄 量 に 関 係 深 い事 は既 に. よ り認 め ら れ る 所 で あ り,又. 千. 野33)も 私 と 同 じ く之 に 言 及 し て い る.而. して. 健 康 人 の 血 清 鉄 量 に つ い て 見 れ ば,古. くは. Warburg38)に. 始 りMoore39),. 来 坂 倉41),河. 野42),寺. 本43),福. Heilmeyer40)以 島44),三. に よ りほ ぼ 一 定 し た 値 が 示 さ れ,又. や 低 値 を 示 す 事 が 報 告 さ れ て い る.之 Sideroblastは. 浦45). 女子 にや に対 し. 正 常 状 態 の 範 囲 ぶ 広 く,個. 体 に. よ る 差 異 が 著 し い.即. ち この赤 芽球 鉄 を利 用. 鉄 と 考 え た 時,第18図. に 示す 如 く血清 鉄 よ り.

(18) 1790. 木. 村. 郁. 郎. も一 歩 先 進 し た利 用 経 路 の最 終 段 階 の細 胞 内. に 於 け る鉄 の 利 用 障 碍 に よ る と い う.更. に あ り,而 も造 血 に伴 う血 色 素 へ の 利 用過 程. Heilmeyer40)ば. を 目前 に 控 え,而. も拘 わ ら ず 血 清 鉄 量 は 減 少 値 を 示 さ な い 事 を. して血 清 鉄 に 於 け る網 内 系. 本 症 に 出 血,発. に. 熱を 認 め るに. の如 き中 間 的 調 節 機構 に乏 しい た め,前 後 の. 指 摘 し た が,私. 状 態 如 何 に よ り影 響 され 易 く,個 体 に よ る変. 在 し た が,血. 動 は 寧 ろ 当然 の事 と して理 解 され 得 る.又 女. な 影 響 を 与 え て は い な い.又. 子 が 男子 に 比 して や や 低値 を示 す 傾 向 は 血 清. 血 清 鉄 量 の 減 少 に つ い て は,こ. 鉄 に 類似 した 現 象 で あ り,而 して女 子 に 慢 性. blastの. の 出 血が 存在 す る点 よ り見 て,鉄 の損 失 に よ. の 刺 戟 の他 に 長 谷 川46)の い う 本 症 に 感 染 を 合. る 影 響 は勿 論 であ るが,こ の際 造 血 状 態 の変. 併 し た 場 合 血 清 鉄 量 が 減 少 す る 事 と 同 様 に,. 動 も考 慮 さ るべ き で あ る. Sideroblastが 健 康 人 に 悉 く認 め られ る とい. 埋 没 な る 侵 襲 に よ る網 内 系 の機 能 亢 進 も 考 え. う事 実 か ら見 る と,こ の赤 芽 球 鉄 は 生 体 に於. 増 悪 す る経 過 を と つ た 場 合,血. の 例 に 於 い て も之 等 は 屡 々 存 清 鉄 及 びSideroblastに. 決定的. 骨髄 埋 没 に よる の 際Sidero. 変 化 が 僅 少 で あ る 事 か ら,造. ら れ る 訳 で あ る.更. 血 機 能. に 骨髄 埋没 を行 うも漸 次 清鉄 量は 不 変. け る鉄 代謝 の複 雑 な機 構 の一 部 を 表 現 す る も. でSideroblastは. の として,血 清鉄 と同様 鉄 代 謝 を憶 測 し得 る. 以 上 の 諸 事 実 は 本 症 のSideroblastの. 重 要 な 手 掛 りとな る事 は 必定 で あ る.. 対 し造 血 障 碍 に よ る 影 響 が 第 一 義 的 で あ る 事. 2)再. 生 不 良 性 貧 血患 者. 本 症 のSideroblastに. 増 加 の 一 途 を 辿 つ て い る. 増 加に. を 裏 付 け る も の で あ る.. 関 し て はKaplan32). 即 ち 本 症 に 於 け るSideroblastの. 増加は第. に よ り一 応 小 児 に 観 察 さ れ た 所 で あ る が,之. 18図 に 示 す 如 く造 血 障 碍 に よ り赤 芽 球 に 入 つ. 等 は 既 に 輸 血 を 施 行 せ る も の で あ り,而. た 鉄 が 利 用 さ れ 難 く,非. して. ヘ ミン鉄 として そ の. 大 か つ濃 染 せ る鉄 顆 粒 を 認 め た他 は 詳細 な記. 胞 体 中 に 滞 溜 す る た め と考 え ら れ,従. 載 を 有 し な い.私. の 観 察 で は過 半数 が治 療 前. 清 鉄 量 の 増 加 は そ の 結 果 惹 起 さ れ る二 次 的 現. の 成 人 で あ り,而. も本 症 に 一定 の傾 向 を認 め. 象 で あ り,而. た 点 でKaplan32)の. 報 告 に 漸 新 さを加 え る も. の で あ る.即. ち 本 症 のSideroblastの. 最 も特. し てHutchison47),大. 里48)及 び. 教 室 水 田49)等 に よ り認 め られ る 臓 器 鉄 の 増 加 も斯 か る現 象 に 由 来 す る も の と い う 事 が 出 来. 異 とす る 点 は 高 率 出 現 傾 向 の 他 に 百 分 率 の 如. よ う.要. 何 を 問 わ ず 亜 型 の 激 増 を 見 る 事 で,た. 場 合 のSideroblastは. めに再. つ て血. す るに 本 症 の如 き骨 髄 障 碍 を有 す る 多 数 の 因 子 に 影響 され. 生 不 良 性 貧 血 型 と も い うべ き 独 特 の 右 型 を 呈. 易 い 血 清 鉄 よ り も有 意 義 で あ り,か. し, S. r.は 総 て1〜5の. 確 実 性 を 有 す る重 要 な る 存 在 で あ る.. 間 に 存 在 し た.之. 等. は 本症 の 診断 を極 め て容 易な ら しめ る もの で あ る.更. に 又 千 野33) 34),青 木35)も 本 症 に つ い. て 観 察 を 行 つ て い る.. 3)白. つ診 断上. 血 病患 者. 本 症 のSideroblastに 関 す る報告 は 前 例 を 見 ず,僅 か に 千 野33)34)に よ る私 と期 を 一 に. 周 知 の 如 く本 症 に は 骨 髄 の 形 成 不 全 が あ り,. した 報 告 が 存在 す るのみ で あ るが,そ の後 青. 赤 血 球 系 に も著 明 な 造 血 障 碍 が 存 在 す る.而. 木35)もまた 観 察 を 行 つ て い る.私 の成 績 はそ. し て 本 症 を 鉄 代 謝 面 よ り観 察 す れ ば,血. 清鉄. の 殆 ん どに 増 加 を 示 したが,極 め て種 々 な る. 谷. 様 相 を呈 し,上 は最 高値 を 示す ものか ら下 は. の 結 果 も之. 最 低値 に程 近 く出現 を認 め,而 して5型 に大. 量 はMoore39),. Heilmeyer40),坂. 川46)等 に よ り増 加 が 認 め られ,私 と 同 一 で あ る. Moore39)に. 倉41),長. よ れ ば,血. 色 素に. 別 され た.即 ち所 謂 白血 病型,再 生 不良 性貧. 合 成 利 用 され る べ き 鉄 が 再 生 不 良 性 骨 髄 の た. 血 型,又. め に 利 用 され ず,従. 乏 型 で あ る.こ の内 所 謂 白血 病型 の皿型 の著. つ て 腸 管 よ りの 吸 收 及 び. この両 者 の移 行 型,正 常 型 及 び鉄欠. 貯 蔵 庫 よ りの 鉄 の 供 給 が 正 常 とす れ ば 血 清 鉄. 増 に よ る極 度 め右 型 は最 も特 徴 的で あ り,又. 量 は 増 加 す る と な し,又Heilmeyer40)も. 鉄 欠乏 型 の存 在 も注 国 さ るべ き事 で あ る.そ. 骨髄.

(19) Sideroblastに. れ 故S.. r.も0か. ら最 高 ば50近. あ らゆ. の事 が即 ち 本症 の. る. 研. 究. 1791. 又 この減 少 は 本症 と直 接 関 係 の な い 鉄 欠乏 状 態 の合 併 症 の た め と した.又Stodtmeister50) は 慢 性 の本症 の 殆 ん どに於 いて 血 清 鉄 量 の減. 特 徴 と もい え る 訳 で あ る. 本 症 の 鉄 代 謝 が 実 に 複 雑 な 様 相 を 呈 す る事 は 周 知 の 事 実 で あ る.即. す. の増 加 は 骨髄 造 赤 血 球 機 能 低 下 の た め とな し,. くを 示 し,一. 言 に し て い え ば 本 症 のSideroblastは る型 が 網 羅 され て お り,こ. 関. ち 本症 には そ の 殆 ん. ど総 ベ て に 貧 血 が 認 め ら れ,又. 鉄代 謝 異 常 ば. この 赤 血 球 系 の 変 化 に 関 聯 し た も の で あ り,. 少 を見,感 染 時 の 貧 血 に似 た 鉄 欠 乏 状 態 を認 め て い る.更 に 長 谷 川46)は本症 に感 染 を 合併 す る と血 清 鉄 量 は 低 下 す る とい う,然 しな が ら本症 に於 い てSideroblast及. び血 清鉄量共. 而 し て 赤 血 球 系 の 異 常 は 何 れ に し て も本 症 の. に 低値 を 示す 鉄 欠 乏 型 が 存 在 す る とい う事 以. 主 体 を な す 白 血 球 系 の 増 殖 異 常 に よ り惹 起 さ. 外 に も,前 述 せ る血 清 鉄 量 が 再 生不 良性 貧血. れ る二 次 的 変 化 で あ る と い う 点 か ら 容 易 に. 程 の増 加 を 示 さず,又Sideroblastの. 理 解 され 得 る所 で あ る.血. 伴 わ ない 事 が あ る とい う事 実 は,明 か に 血清. はWarburg38)以. 清 鉄 量 に 関 して. 来Moore39),. Stodtmeister50),河. 野42),寺. Heilmeyer40),. 本43),福. 増加 に. 鉄 を減 少 に 導 く因子 が 鉄 欠 乏 型 以 外 に も常 時. 島44),長. 谷 川46)等 に よ り示 さ れ る 所 で あ る が,一. 定せ. 多 少 共 存 在 して い る事 を示 す もの で あ り,こ の点Heilmeyer40)が 血 清 鉄 量 の増 加 と減 少 を. ず 増 減 不 定 の 成 績 を 示 す も の が 多 い.術. して. 区別 して 考 え,而. も減 少 を本 症 と直 接 関 係 の. 私 の成 績 に 於 い て も 軽 度 増 加 を 示 す 事 が 多 く,. な い鉄 欠 乏 状 態 の合 併 症 の た め とな した 事 に. 著 明 な 増 加 な く,又. は 賛 同 し難 い 所 で あ る.又 再 生 不 良 性 貧 血 と. 逆 に 減 少 す る 事 も あ つ た.. 血 清 鉄 量 とSideroblastと. の 相 関 は1例. の鉄. 比 較検 討 した 場 合,出 血 及 び感 染 を 合 併 す る とい う事 も血 清 鉄 を 減少 に 導 く決 定 的 な 因子. 欠 乏 型 に 認 め ら れ る 以 外 は 明 瞭 と は い え ず, Sideroblastの 最 高 値 を 示 す 所 謂 白 血 病 型 の1. とは い い難 い.更 に 日比 野51)は本症 の鉄 代 謝. 例で は 反 対 に 減 少 傾 向 を 認 め,又. が 感 染 或 は腫 瘍 時 の貧 血 に 類似 す る事 を 示唆. 加 す る 例 で も,血. 双方共に増. 清 鉄 量 は 再 生不 良性 貧血 の. して い る.而 し て こ こに 考 え 得 る唯 一 の もの. 如 く著 明 で は な か つ た.即. ち 血 清鉄 量 の増 加. は 本 症 が 後 述す る悪 性 腫 瘍 類 似 の 疾患 で あ り,. せ る場 合 にSideroblastは. 必ず正常値以上 の. 斯 か る原 因 に 由 来す る鉄 欠 乏 状 態 が 出 血 及 び. 増 加 を 認 め る が, Sideroblastの. 高 率 出現 時 必. し も高 血 清 鉄 値 を伴 つ て い な い.之. は明 か に. 感 染 症 のそ れ よ りも遙 か に重 要 性 を 示 し,か つ 本症 全 般 を 強 く支 配 してい る と考 え られ る.. 鉄 欠 乏 型 を 除 く本 症 の 多 少 共 造 赤 血 球 機 能 障. 即 ち悪 性 腫 瘍 に 際 して考 え られ る鉄 の網 内 系. 碍 を 認 め る 場 合 に 共 通 の 所 見 で あ り,而. に於 け る抑 留 な る現 象 が 之 で あ る.. てSideroblastが. し. 血 清鉄 よ り も 骨 髄 の 造 血. 状態 に 関 係 深 い 事 を 示 し て い る.本. 症 の鉄 代. 謝 を再 生不 良性 貧血 の場 合 同様 骨髄 の造 赤 血 球機 能 障 碍 の み で 解 決 す る な ら ば,鉄 先 ず 現 わ れ る も の はSideroblastの. 代謝に. 増加で あ. 以 上 要す るに 本 症 の貧 血 並 に 鉄 代謝 は二 大 因 子 に よ り支配 され,そ. の一 つ は 骨髄 に於 け. る造 赤 血 球 機能 障 碍 に よる鉄 の利 用 不 全 で あ り,今 一 つ は前 記 理 由 に起 因 した 鉄 の網 内 系 に於 け る抑 留 に よ る骨髄 へ の供 給 不 足 で あ る.. り,之 は 更 に 血 清 中 に 鉄 の 滞 溜 を 導 く筈 で あ. 勿 論 再 生 不 良 性 貧 血 の 場 合 と同 じ く出 血 及. る.然. る に 本 症 で は 長 谷 川46)も 述 べ て い る如. び感 染 は部 分 的 に 軽 度 の影 響 を 与 え て は い る. く,再 生 不 良 性 貧 血 の 場 合 と異 り血 清 鉄 量 の. が,本 症 全 般 よ り考 えれ ば 左 程 重 要 視 さ るべ. 増 加 が 軽 度 で 減 少 を 示 す 事 す ら 存 在 す る.こ. き因 子 とは い い難 い.而 し て こ の二 因子 が 種. の事 実 は 本 症 の 鉄 代 謝 を 支 配 す る 因 子 が 決 し. 々 組 合 わ され る事 に よ り,斯 く も様 々 な表 現. て単 一 で 無 い 事 を 示 す も の で あ る.こ. こに 想. を とる も の と考 え られ る.更 に 換言 す れ ば 本. 起せ ねば な らぬ事 は本 症 に 於 け る鉄 欠乏 型 の. 症 で は 白 血球 系 の異 常 増 殖 に 際 して,腫 瘍 類. 存 在 で あ る. Heilmeyer40)は. 似 の 疾 患 とい う下 地 に 骨髄 に於 け る造 赤 血 球. 本 症 の血 清 鉄 量.

(20) 1792. 木. 村. 機 能 障 碍 が 加 わ るた め に,斯 か る複 雑 極 ま り. 郁. 郎. も一概 に 否定 出来 な い が,慢 性 の 胃腸障 碍,. な き鉄 代謝 の 異常 が惹 起 され る とい う事 が 出. 胃酸 欠 乏等 に よ る腸管 か らの 鉄 吸收 の減 退が. 来 る.. 主 因を な す 事 は, Heilmeyer40),福. 4)放. 射 線 障碍 症 患 者. 島44),中. 尾53)及び 妹 尾54)の諸 家 に よる一 致 した 意見 で. 本 症 のSiderodlastに 関 す る報 告 は ない.私. あ る.然 しな が ら何 れ に して も生 体 に於 け る. の 示す 所 で は1例 は 正 常 の上 界 附近 に留 つ た. 鉄 の絶 対 量 の欠 乏 が 本 症 を 形造 つ てい る事 は. が,他. 明 白で,之 はRath. の1例 は 再 生 不 良性 貧血 型 を 呈 し,総. & Finch55)の 作 製 した骨. 体 的 に右 方 推 移 の傾 向 が認 め られ た. 一 般 放 射 線 障 碍 に 於 い て 骨髄 障 碍 の認 め ら. 髄 標 本 に よつ て も容 易 に窺 い得 る所 で あ る.. れ る事 実 は 周知 に 属 し,之 は私 の取 扱 つ た ビ. に 十分 供 給 され な い 状態 を生 じ,貧 血が 招 来. キニ 水 爆 に よる例 に も認 め られ,又 三 好52)等. され る もの と考 え られ る.即 ち骨髄 に於 け る. の 詳 細 な報 告 が 示 して い る所 で あ る.. 造 血 へ の鉄 の供 給 不足 が原 因 で あ り,造 赤 血. 斯 か る故 に血 清 鉄 量 は低 値 を示 し,鉄 が骨 髄. 鉄 代 謝 上 よ り観 察 す れ ば, Sideroblastが 再. 球 機能 障 碍 な き事 は 本症 の 骨髄 像 か ら も容 易. 生 不 良 性 貧 血 型 を 示す もので は,血 清 鉄 量 も. に 理解 され 得 る所 で あ り,い わ ば 組材 の欠 乏. 明 か に 増 加 し,之 は再 生 不 良 性 貧 血 の場 合 と. で あ る.而. 同 様 に 骨髄 障 碍 に よる鉄 の利 用 不 全 の た め に. 発 生 に 当 り血 清 鉄 と共 に減 少値 を 示す 事 は 当. 赤 芽 球 及 び血 清 中 に鉄 の停 滞 が 惹起 され る も. 然 で あ り,又 鉄 剤投 与 に よ る増 加 と共 に 上記. の と思考 され る.而 して 本 症 患 者 に於 け る変. 成 因 の裏 付 け を なす もので あ る.. してSideroblastが. 化 が左 程 高 度 に認 め られ な か つ た事 は,之 等. 更 にKaplan32)は. の対 象が 重 症 被 爆 者 で な い 事 に一 致 す る所 見. る 後 のSideroblastが. で あ る.な お 実 験 的 の放 射線 障 碍 に 関 して は. た が,私. 第 二 編 に於 い て述 べ る.. 投 薬 中 のSideroblastは. 5)本. 態 性 萎 黄 貧 血 患者. Sideroblastに. 斯 か る疾 患 の. 鉄 剤投 与 に際 し て増 加せ 再 び減 少 す る事 を 示 し. が 本症 患者 に鉄 剤 治療 を行 つ た 際 に 増 加 せ る も,投. 薬中. 止 後 一定 時 間 を 置 いた 場 合 は前 者 程 の増加 は. 関 し てKaplan32)は. 本 症 と類. 見 ら れ な か つ た,之. は 鉄 剤 に よ り増 加 せ る血. 似 の小 児 に於 け る低色 素性 貧血 につ い て 報告. 清 鉄 が 漸 次 減 少 す る に 及 び,赤. し,そ. 芽球 に於 け る. の 減 少 を 認 め て い る.本. 症 に 於 け る私. 鉄 の 供 給 は 減 少 す る 事 に な り,一 方 造 血 に 伴. の 成 績 で も 同 様 にSideroblastは. 血 清 鉄量 と. う鉄 の 利 用 は 進 行 の 一 途 を 辿 る が 故 に 再 び 減. 共 に 激 減 し,極. 度 の左 型 を とる鉄 欠 乏 型 を認. め, S. r.は 殆 ん ど の 例 に0な. る 値 を 示 し,更. に 又 之 に 鉄 剤 投 与 を 行 え ば 増 加 し,右 が 見 ら れ た.な. 方 推移. お 本症 に関 聯 し て私 の 報 告 と. 少 す る も の と 考 え られ,而. し て 鉄 剤 に よ る血. 清 鉄 の 一 時 的 な 増 加 に 引 続 い てSideroblast に も 増 加 の 山 が 存 在 す る 訳 で あ る.又 血 清 鉄 及 びSideroblastの. 斯かる. 一 時 的増 加 の 回復. 期 を 一 に し て 千 野33) 34)は低 色 素 性 貧 血 の 観 察. し た 値 が ほ ぼ 本 症 の 回 復 状 態 を 示 す も の と考. を 行 い,又. え ら れ る が, Sideroblastに. そ の 後 青 木35)も 鉄 欠 乏 性 貧 血 に つ. い て 報 告 し,共. に 同 一 の 傾 向 を 認 め て い る.. 周 知 の 如 く本 症 に 於 い て は 鉄 代 謝 の 異 常 が. 於 い て は特 に この. 場 合 骨髄 の造 赤 血球 機 能 状 態 も考慮 に入 れ る 必 要 が あ る.斯. くSideroblastの. 変 動 は 血清. 随 伴 現 象 と し て 認 め ら れ る 他 の 疾 患 と異 り,. 鉄 に よ る 鉄 の 供 給 並 に 造 血 に 伴 う鉄 の 利 用 と. 之 が 疾 患 の 主 体 を な し て い る事 は 広 く認 め ら. い う二 つ の 状 態 如 何 に よ り影 響 さ れ る所 大 で. れ る 所 で あ る.血. あ る.な. 清 鉄 量 に 関 して は従 来 数 多. 諸 家 の 報 告 を 認 め, Moore39), 坂 倉41),河. 野42),寺. 本43),三. Heilmeyer40), 浦45),福. 島44),. 中 尾53)等 に よ り一 様 に そ の 減 少 が 示 さ れ て い る.こ. の 原 因 に つ い て は 慢 性 の 失 血 とい う事. おSideroblastの. 鉄 剤 に 対 す る 態度. に つ い て は 第 三 編 に 於 い て 詳 述 す る. 6)出. 血性貧血患者. 本 症 のSideroblastに. 関す る 報 告 は 之 迄に. 認 め ら れ な か つ た が,私. の 報 告 と同時 に千.

(21) Sideroblastに. 野33)も 観 察 を 行 つ て い る.こ. 関. こに私 が 取扱 つ. た 例 の 殆 ん ど は 慢 性 出 血 で あ り,そ. の成績 は. す. る. 研. 究. 1793. の 鉄 量 は減 少 せ る も,脾 に は 膨 大 な鉄 量 が 含 まれ てお り,こ の 脾 に於 け る貯 蔵 鉄 が 利 用 さ. 前 述 の 本 態 性 萎 黄 貧 血 の 場 合 と 同 様 に減 少 し,. れ ない た め と述べ て い る.本 症 は 血 清 鉄 か ら. 鉄 欠 乏 型 を 示 し て い た.. 窺 え る如 く鉄 欠乏 性 貧 血 で あ り,又 鉄 剤 に 反. 本 症 で は 出血 及 び之 に よ る造血 機能 の変 動. 応 す る事 よ りして も骨 髄 の造 赤 血 球 機 能障 碍. が あ り,以 上 に 伴 つ た 鉄 代 謝 異 常 が 疾 患 の 骨. は 骨 髄像 と共 に考 え難 い 所 で あ る.こ の点 本. 子 を な す と 考 え ら れ る.血. 症 に 於 け るSideroblastの 減 少 は 骨髄 障 碍 時. て は 既 にMoore39), Mortensen56),坂. 清 鉄 量 に 関 し. Heilmeyer40), 倉41),河. 野42),寺. Brφchner‑. の 増 加 に 対比 して意 義 深 い もの が 有 り,血 清. 本43),福. 鉄 減 少 に よ り惹 起 され た 骨髄 赤 血 球 系 に於 け. 島44),中 尾53)に よ り減 少 が 認 め ら れ て い る.. る鉄供 給 の不 足 に よ る もの と考 え られ る.即. 而 し て慢 性 出 血 に 於 い て は 急 性 時 に 見 られ る. ち恐 ら くは脾 を 中心 とす る網 内 系 に於 け る鉄. 如 き著 明 な 骨 髄 に 於 け る 鉄 消 費 よ り も 寧 ろ 頻. の抑 留,或 は 又 鉄 の 吸收 障 碍 等 に起 因す る,. 回 の 出 血 に よ る 鉄 の 損 失 の た め に 惹 起 され る. 所 謂造 血 へ の 組材 の欠 乏 がSideroblastを. 真 の 鉄 欠 乏 状 態 が 考 え ら れ る 事 は,. 少 に導 き,更 に 本症 の 貧 血 を招 来 す る と考 え. meyer40),福. 島44),中. Heil. 尾53)及 び 妹 尾54)等 諸 家. の一 致 し た 意 見 で あ り,又Fontes. et Thi. volle57)以 来 認 め ら れ る 貯 蔵 鉄 の 減 少 が 之 を. られ,而 し て鉄 剤投 与 に よ り増 加 を認 め る事 は,之 に 伴 う本 症 貧 血 の 寛解 と共 に一 層 この 事 を裏 付 け る もの とい え よ う. 8)鉤. 示 し て い る. 本 症 に 於 け るSideroblastの. 減 少 は 骨髄 機. 減. 虫性 貧 血 患 者. 本 症 のSideroblastに. 関 して は 報 告 され て. 能 の亢 進 に よる鉄 利 用 の 増加 が 少 くと も当初. い な い 様 で あ る が,私. の 成 績 に よれ ば 本 態 性. の過 程 に 存 在 し,又. 萎 黄 貧 血 程 高 度 で は な い に し て も,血. 漸 次 惹起 され る体 内鉄 量. の絶 対 的 減 少 に よ る造 血 へ の 供 給 鉄 量 の 減 少 が 存 在 す る た め と解 され る.即. ち 消 費 の増 大. と共 に 減 少 し 鉄 欠 乏 型 を 里 し た. 本 症 の 成 因 に 関 し て は 出 血,消. 或は 供 給 の不 足 の故 に赤 芽球 鉄 と して 存在 し. 中 毒 等 の 諸 説 が あ り,血. 難 く,又 前 者 は 血 清 鉄 の 減 少 を 招 来 し,後. 倉41),河. 者. 清鉄量. 野42),三. 化 器 障 碍,. 清鉄 量 に つ い ては 坂. 浦45),福. 島44),中. 尾53)及 び. は 血 清 鉄 の 減 少 に 由 来 す る も の と 思 考 され る.. 教 室 米 谷62)に よ りそ の 減 少 が 証 明 さ れ て い る.. なお 実 験 的 瀉 血 に 関 し て は 第 二 編 に 述 べ る.. 福 島44)に よれ ば 鉄 の 吸 收 及 び 動 員 障 碍 又 之 に. 7)バ. ンチ 氏 病 患 者. 本 症 のSideroblastに れ て い な い が,私 告 が あ る.私. 加 うる に 出血 に よ る鉄 欠 乏 が 主 因 で あ る と述 関 して も 之 迄 報 告 さ. べ,又. 中 尾53)も ほ ぼ 同 様 の 事 に 言 及 し,更. に. と 同 時 に 千 野33)34)に よ る 報. 教 室 米 谷62)は 一 歩 進 ん で 催 貧 血 性 物 質 を 含 む. の 成績 では 本 態 性萎 黄 貧血 と同. 本 症 血 清 が 網 内 系 よ りの 鉄 の 動 員 を 抑 制 す る. じ く血 清 鉄 量 と 共 に二 減 少 し,鉄. 欠 乏型 を認 め. た.. 事 を 実 証 し て い る. 而 し てSideroblastの. 本 症 の 成 因 に 関 し て はDameshek58),. 減少は 以上の成因に. よ り惹 起 さ れ た 鉄 欠 乏 状 態 の た め 造 血 へ の 鉄. Doan59)等 に よ り 種 々 論 議 さ れ て い る 所 で あ. 供 給 不 足 を 来 す 事 に よ る と考 え ら れ,更. るが,未. 髄 障 碍 例 に 増 加 す る事 と対 比 し て,本. だ 定 説 な く,血 清 鉄 量 に つ い て は 既. にMoore39),寺. 木43),中 尾53)に よ り減 少 が 示. され て い る.而. に骨 症 の中. 毒 に よ る 骨 髄 障 碍 説 に 一 段 と否 定 の 意 味 を 加. し て 中 尾53)は 鉄 の 吸 收 障 碍 を. え る も の で あ る,即. ち 本症 で は特 に 網 内 系に. に 上 野60)は 単 な る 鉄 の 吸 收. 於 け る 鉄 の 抑 留,そ. の他 出 血 或 は鉄 吸 收 障 碍. 認 め る と述 べ,更 障 碍 の み な ら ず,溶. 血 の 亢 進 と恐 ら くは 脾 に. 等 に よ り造 血 へ の 鉄 供 給 不 足 を 来 し,血. 起 因す る鉄 代 謝 の障 碍 に よる 骨髄 赤 芽 球 の成. 及 びSideroblastは. 熟 障 碍 が 主 で あ る と な し,而. 致 す る と 考 え ら れ る.又. し て 腰 塚61)は 肝. 減 少 し,更. 清鉄. に本貧 血を誘. 駆 虫 後 の 鉄 剤投 与 に.

(22) 1794. 木. よ るSideroblastの. 村. 増加 は血 清 鉄 の上 昇 及 び. 貧 血 の 回 復 と 相 俟 つ て,上. 記 の 事 実 を一 層 肯. 定 に 導 く も の と し て 興 味 深 い. 9)腫. 郎. 鉄 欠 乏 型 を 呈 し た. 本 疾 患 に 屡 々 貧 血 を 認 め,従. で あ る.而. 本 症 のSideroblastに. つ て鉄 代 謝 が. 重 要 な 役 割 を 演 ず る事 は 周 知 の 興 味 あ る 事 実. 瘍 性 疾患 患 者. さ れ ず,私. 郁. ついても之迄 に報告. meyer40),坂. と 扇 時 に 千 野34)の 報 告 が 存 す る 程. 中 尾53),長. し て 血 清 鉄 量 に 関 し て はHeil 倉41),河. 野42),寺. 本43),福 島44),. 谷 川46)に よ りそ の 減 少 が 認 め ら れ,. 度 で あ る.私. の成 績 で は左 程 著 明 とは い えな. 又 私 の 成 績 も 示 す 所 で あ る.. か つ た が,一. 様 に 減 少 し 鉄 欠 乏 型 を 呈 し た.. よ れ ば 感 染 に 際 し網 内 系 機 能 亢 進 が あ り,細. 本 疾 患 に 貧 血 の 附 随 す る 事 は 屡 々 経 験 さ れ, 鉄 の 代 謝 も ま た 興 味 深 い 問 題 で あ る.血. 清鉄. Heilmeyer40)に. 胞 の新 陳 代 謝 を 遂行 す るた め の 重要 な触 媒 と し て 鉄 の 需 要 が 増 大 す る た め に,血. 清 中か ら. 量 に 関 し て はWarburg38)に. よ り既 に 検 索 さ. 鉄 を 取 る と い い,又. れ,そ. 野42),寺. よ る網 内 系 機能 障 碍 のた め に 鉄 を網 内系 に 固. の 後Heilmeyer40),河. 本43),. 妹 尾 教 授54)は 細 菌 毒 素 に. 福 島44)に よ り減 少 値 が 示 さ れ て い る. Heil. 定 す る と述 べ て い る.こ. meyer40)は. berg65)は 感 染 動 物 の 貯 蔵 器 官 特 に 肝 に 鉄 の 増. こ の 主 な 原 因 は 腫 瘍 組 織 に 有 り,. た め に 鉄 は 血 清 中 よ り該 組 織 に 移 行 し,骨. 髄. 加 を 認 め,又Rath. &. の 点 に 関 し てGreen. Finch55),. Davidson66). に 於 け る鉄 欠乏 状 態 が 招 来 され る結果 に な る. は 本 症 の 骨 髄 に 貯 蔵 鉄 の 増 加 を 観 察 し て い る.. と い う.然. 一 方Gubler67)に. よれ ば感 染 に 際 し て 鉄 吸收. よ れ ば 本 症 の 肝 脾 に は 鉄 の 増 加 が あ り,又 福. の 減 退 を 認 め,又. 同 時 に コ バ ル トを 用 い た 場. 島44)も 手 術 後 に 血 清 鉄 は 血 色 素,赤. 合 に は 之 を 認 め な い と い う.. し な が らSandberg63),. も 回 復 が 速 い と述 べ,之 員 障 碍 に よ る か,或. Gross64)に. 血球 よ り. は 恐 ら く貯 蔵 鉄 の 動. は 肝 脾 が 鉄 を 必要 とし血. 本 疾 患 に 於 け るSideroblastの. 減少 は,主. と して上 記 網 内 系 の関 与に よ り惹起 され た 鉄. れ か に よ る もので. 欠乏 状 態 に よ る と解 され,更 に 又 鉄 の吸 收 障. あ ろ う と い う.更. に 又 腰 塚61)は 転 移 を 伴 つ た. 碍 も重要 視 さ るべ きで あ り,斯 か る造 血 へ の. 本 症 例 中 で 肝,脾. に 貯 蔵 鉄 の増 加 を認 め る も. 鉄供 給 の減 退 が そ の 原 因 を なす もの と思 考 さ. 清 鉄 を 捕 獲 す るた め か,何. の が あ り, Apoferritinに し,内. 何 等 か の 変化 を想 定. 分 泌 物 質 の 如 き 何 か 毒 作 用 を 有 す る物. 質 に よ り, Ferritinの. 合 成 過 程 並 にFerritin. れ る.而. してCartwright68)も. 本症 の貧 血 に. 対 しプ ロ トポ ル フ ィ リンに 入 る鉄 が 欠乏 す る 結 果,ヘ ム を形 成 し得 な い と述 べ てい る.又. か ら の 鉄 の 解 離 過 程 の 障 碍 も 考 え ら れ る と述. Kuhns69),長. べ て い る.更. 投 与 を 行 つ た場 合,所 謂 鉄 欠乏 性 貧 血 に比 し. に 妹 尾 教 授54)は 感 染 症 の 場 合 と. 同 じ く毒 素 に よ る 網 内 系 の 機 能 障 碍 に 伴 い,. 谷 川70)のい う如 く本 疾 患 に鉄 剤. て 網 赤 血 球 の 増加 及 び 血 色 素 の上 昇 を認 め難. 鉄 の 網 内 系 へ の 固 定 が そ の 主 因 で あ る と見 做. く,鉄 剤 に よ る影 響 が殆 ん ど認 め られ ない と. し て い る.. い う事 は,私 の 遷 延性 心内 膜 炎 に於 け る経過. Sideroblastの. 減 少 は斯 か る網 内 系 の 異常 に. よ り惹 起 さ れ た 鉄 欠 乏 状 態 に 起 因 し,血. 清鉄. の減 少 に よ る造 血へ の鉄 供 給 の不 足 に 依 存 す る も の と 考 え ら れ る.而. し てSideroblastが. 本 疾 患 の 寛 解 時 に 増 加 し た 事 は,以. 上 の成 因. を 一 段 と強 調 し て い る と い え る. 10)炎. 本 症 のSideroblastに. の 際 投 与 中 に も拘 わ らず ず. 裏 付 け る も の と して 誠 に興 味 深 い. 11)顆. 粒 白血 球 減 少症 患者. 本症 のSideroblastに. 関 す る報 告 も未 だ認. め られ て い な い.私 の経 過 的観 察 で は発病 及 び 再 発 時 に何 れ も減 少 し,軽 快時 に は増加 し. 症 性 疾 患 患者. れ な い 様 で あ る.私. と符 合 し,こ. Sideroblastの 増 加 を 認 め な い事 は上 記成 因を. 関 す る報 告 は 認 め ら. た.又 血 清 鉄 量 もほ ぼ平 行 した 経 過 を辿 つて. の 成績 に よれ ば疾 患 の状. い る.而 し て本 症 に 貧 血 が 著 明 で ない事 よ り. 態 に よ り程 度 の 差 こ そ あ れ 総 て に 減 少 を 認 め,. して も,鉄 代謝 は 附随 的 な もの と考 え られ,.

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