竹は古くから日本人の暮らしにあり、 産業 ・ 芸術などにも深い関わりをもって きた植物です。 近年、 建築様式の変化により、 土壁が 減り、 竹材の需要が減少したことや、 タ ケ ノ コ や 竹 製 品 が 安 価 で 大 量 に 輸 入 さ れ るようになり、 経済的に成立しなくなっ た こ と で、 各 地 の 竹 林 は 管 理 さ れ な く なっていきました。 その結果、 放置竹林によって植生破壊 や 土 壌 保 持 力 低 下 に よ る 土 砂 崩 れ な ど が 発生する 「 竹 ちくがい 害 」 が全国的に問題となっ ています。 その厄介者になってしまった 「竹」 を 活 用 し て ま ち な か に に ぎ わ い を 生 み 出 そ うと、 今治地方観光協会が、 市内の放置 竹林を利用し「竹明かり」の演出で、 今 治城やはーばりーなど、 まちなかの夜を 優しい光で包み込んでいます。 今月号では、 「あかりART」で、ま ち な か に さ り 気 な い 演 出 空 間 を 提 供 す る 「 い ま ば り あ か り A R T プ ロ ジ ェ ク ト 」 をお届けします。
プロフィール
あかりARTプロジェクトリーダー
今治地方観光協会
南條仁さん
平成16年に今治地方観光協会に 入社。今治地域の観光事業に携 わりながら、映画、ドラマ、CM の誘致やツール・ド・玉川などの イベント活動などにも精力的に 励んでいる。 ₅ 電球へ防水性を持たせるため ₁つ₁つ被膜化 ₆・₇ バーナーで竹をあぶり腐食を 防止する。この後タオルで磨き竹 につやを出す ₁ はーばりーへの設置の様子 ₂ 完成した竹灯籠 ₃ 竹の下部を削り 配線を通す空間を作る ₄ 持ち帰った竹を機械で同じ長さに 1 5 6 3 4 2 今治市役所 ● 伊予銀行 ● ドンドビ 交差点 母恵夢 ● ● 今治城 ● 森見公園 森見公園 広小路 広小路 金星川 金星川 ● 今治国際ホテル今治国際ホテル ● マルナカ マルナカ 辰の口公園 辰の口公園 あかりART
317 みなと交流センター 月13日㈰まで 17:00∼22:00 今治城 平成30年12月30日㈰∼ 月 日㈭ 開催日時・ところ明
か
り
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い
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〜
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来
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紡
ぐ
〜
あ か り A R T プ ロ ジ ェ ク ト を 本 格 的 に 企 画 し た き っ か け は、 今 治 市 民 の ま つり「おんまく」でした。 祭 り 前 に 豪 雨 災 害 が 瀬 戸 内 エ リ ア や 今治市を襲い、 その鎮魂の願いをと、 港 の 一 角 に 竹 に デ ザ イ ン を 模 し た 灯 籠 を 設置しました。 こ の 企 画 に 感 銘 を 受 け て く れ た 方 が い て、 こ の 明 か り で ま ち の た め に 何 か で き な い か と 考 え、 「 今 治 に 潤 い を 」、 「自然との共存」 、「西日本豪雨災害の鎮 魂 」 と い っ た 願 い を「 未 来 へ 紡 ぐ 」 の コ ン セ プ ト の 基、 プ ロ ジ ェ ク ト を 発 案 しました。 初 め は 耐 久 性 や、 事 業 の 継 続 性 を 考 え、 竹 と 塩 ビ パ イ プ で や る こ と も 考 え ま し た が、 や は り 日 本 風 景 に 似 合 う 竹 明 か り の 温 か み の あ る 光 が 一 番 で し た。 ま た、 全 国 的 に も 放 置 竹 林 が と て も 大 き な 問 題 と なって い る こ と も 竹 を 使っ た 理 由 の 一 つ で す。 今 回、 竹 を 譲 っ て い た だ い た 地 主 さ ん と の 話 の 中 で「 動 け る 間 は ま だ い い が、 高 齢 に な っ て 動 け な く な っ た ら、 管 理 す る 人 が い な く な っ て し ま う。 そ う な れ ば、 こ の 竹 林 も 野 放 し に な っ て し ま う だ ろ う 」 と 話 していたのが印象に残っています。 手 入 れ の さ れ て い な い 竹 林 は 地 滑 り が 起 こ り や す い と い わ れ て い ま す が、 ₇ 月 の 豪 雨 災 害 で 私 た ち も 実 際 に 地 滑 り を 目 の あ た り に す る こ と と な り ま し た。 こ の プ ロ ジェク ト を 通 じ て、 皆 さ ん に 放 置 竹 林 の 問 題 と 自 然 と の 共 存 に も 関 心 を もって も ら え れ ば と 思って い ま す。 現 在、 今 治 市 の 観 光 は、 し ま な み 海 道 の サ イ ク リ ン グ が 目 玉 で す が、 竹 明 か り を 年 々 増 や し、 夜 型 観 光 が で き る ス ポ ッ ト を 継 続 的 に 提 供 す れ ば、 観 光 客 の み な ら ず 地 元 住 民 の 回 遊 性 を 高 め ることができるんじゃないかと。 今 回 は 約 400本 の 竹 か ら ₁本 ₁m 60㎝ の 竹 明 か り を 530本 作 っ て、 今 治 城 な ど に設置しています。 皆 さ ん ぜ ひ 竹 か ら あ ふ れ る 優 し い 光 を 友 人 や ご 家 族 と 一 緒 に、 ご 覧 に な っ てください。 今 後、 竹 明 か り コ ン テ ス ト や コ ン サー ト、 ホ テ ル や 旅 館 な ど で オ ブ ジ ェ に も 使 っ て も ら っ た り、 近 い 将 来 し ま な み 海 道 沿 線 に お い て も、 こ の あ か り プ ロ ジ ェ ク ト を 更 に 広 げ て い き た い と 思 っ ています。 最 後 に、 当 該 プ ロ ジ ェ ク ト に ご 協 力 く だ さ っ た 地 元 企 業、 電 気、 建 築、 学 校 お よ び 地 元 の 皆 さ ま に 心 よ り 感 謝 申 し上げます。あかりARTプロジェクトに竹を提供