高等学校
平 成14年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
国 語
東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー
平 成14年 度 〈 国 語 〉
教 育研 究員名簿
学 区 学 校 名 氏 名
1 都 立 九 段 高 等 学 校 高 松 美 紀
1 都 立 城 南 高 等 学 校 大 郷 さ つ き
3 都 立 荻 窪 高 等 学 校 加 藤 泰 弘
5 都 立 足 立 高 等 学 校 平 林 正 男
5 都 立 青 井 高 等 学 校 ◎樋 口 義 郎
6 都 立 小 岩 高 等 学 校 細 川 中
7 都 立 松 が 谷 高 等 学 校 水 井 久 史
8 都 立 羽 村 高 等 学 校 ○横 坂 直 子
8 都 立 五 日 市 高 等 学 校 吉 田 寿 美
9 都 立 清 瀬 東 高 等 学 校 内 田 圭 一
◎ 世 話 人
担 当
東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン ター
○副世話 人
指 導 主事 高 田 純 一
究
社 会生活 で必要 とな る論 理的 な表 現力 を育成す る指導及 び評価 の あ り方
目 次
1主 題 設 定 の 理 由 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …2
皿 主 題 解 明 の 方 法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …5
皿 研 究 の 全 体 構 想 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …7
1V指 導 の 実 際 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …8
1V‑1改 ま っ た 場 で 論 拠 に 基 づ い た 表 現 を 行 う こ と に よ っ て
自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 を 育 て る 指 導 の 工 夫 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …8
1V‑2他 校 の 生 徒 と 相 互 評 価 を 行 う 機 会 を も つ こ と に よ っ て
自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 を 育 て る 指 導 の 工 夫 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …16
Vま と め と 今 後 の 課 題 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …24
社会 生活 で必要 とな る論 理 的 な表現 力 を育 成す る指導 及 び評 価 のあ り方
1主 題 設 定 の 理 由 1高 校 生 の 言 語 生 活
文 化 庁 文 化 部 国語 課 の 『世 論 調 査 報 告 書 平 成12年 度 国 語 に 関 す る世 論 調 査[平 成13 年1月 調 査]家 庭 や 職 場 で の 言 葉 遣 い 』 に よ る と 、 普 段 の 生 活 で 接 す る人 や テ レ ビで 見 る人 な
ど の 言 葉 遣 い が乱 れ て い る 、 と感 じる 人 は全 体 の9割 、..%に 及 ぶ とい う調 査 結 果 が 報 告 さ れ て い る。 ま た 、 同 報 告 書 で 「どの 年 齢 層 の 言 葉 遣 い が 乱 れ て い る か 」 とい う設 問 に 対 して 、 中学 生 や 高 校 生 の 年 齢 層 と答 え た 人 が54.0%お り、 過 半 数 の 人 が 中 高 生 の 言 葉 の 乱 れ を意 識 し て い る。 こ れ に 、20歳 前 後 か ら30歳 前 ぐ らい ま で の 若 者 と答 え た 人(26.7%)を 加 え る と、
全 体 の ほ ぼ8割 に 達 す る。
同 報 告 書 で は 、 情 報機 器 と言 葉 と の 関 わ りに つ い て も 調 査 を行 っ て い る 。 携 帯 電 話 の 話 し方 に つ い て の 設 問 で は 、 用 件 の あ る 時 に 話 す 、 とい う回 答 が 圧 倒 的 に 多 か っ た が 、20代 以 下 で は 「特 に 用 件 の な い お し ゃ べ りを す る こ と が 多 い 」 「だ らだ ら と長 く話 す こ とが 多 い 」 と答 え る 人 が2〜3割 い た 。 ま た 、 電 子 メ ー ル の や り と りで 感 じる こ と と して 、 若 年 層 ほ ど言 葉 遣 い や 顔 文字 で 親 しみ を増 す 、 と答 え る傾 向 が 顕 著 で あ っ た 。
こ の よ うな 報 告 を 踏 ま え な が ら、 現 場 に 立 つ 教 師 と して 高 校 生 の 言 語 生 活 の 実態 を み て み る と、 話 しこ と ば に関 して は 、 親 しい 関係 の 相 手 と話 す と き に は 場 面 や 相 手 の 立 場 を 考 え る こ と が で き るが 、 改 ま っ た 場 で 多 人 数 を 前 に した とき な ど に 状 況 に 応 じて 話 す こ とが難 し く な る よ うで あ る。 書 き こ とば に 関 して は 、 電 子 メ ー ル で のや り と りが 普 及 す る に つ れ て 、 ① 要 点 だ け を捉 え た 簡 潔 なや り と りが で き る よ う に な っ た 、 ② 話 す よ うに 書 け るの で 、 思 っ た こ と が言 い や す くな っ た 、 と い うよ うに 、 書 き こ と ば に親 しみ や す く な っ た 面 も否 定 で き な い 。 しか し、
これ は い わ ば 書 き こ と ば が 話 し こ と ば 化 され た 現 象 で あ る と も言 え 、 書 か れ た 文 章 の 実 態 は 、 断 片 的 な 表 現 や 仲 間 同 士 の 言 葉 を使 っ た もの で あ っ た り、 単 語 を 並 べ た だ け の言 葉 や 流 行 表 現 に依 存 した も の で あ っ た り して い る。 高 校 生 の 言 語 生 活 環 境 で は 、 仲 間 以 外 の他 者 に 対 して 表 現 す る機 会 は そ れ ほ ど多 く は な い。 意 見 や 事 実 の 説 明 を 書 く経 験 は 少 な く、 論 理 性 に 気 を 配 っ て 書 く経 験 に は 乏 しい 。 す な わ ち 、 気 心 の 知 れ た 仲 間 同 士 で の や り と りが 中 心 と な りが ち な た め 、 相 手 の 立 場 や 目的 ・場 面 な ど状 況 に応 じて 表 現 を 工 夫 して 使 い 分 け た り、 論 理 的 に表 現 し た りす る とい っ た 、 社 会 人 と して 必 要 と され る言 語 能 力 が 十 分 とは 言 え な い の が実 態 で あ る。
2高 校 生 の 話 す こ と ・書 く こ と に 関 す る実 態 調 査
今 回 、 こ の 研 究 を行 うに 当 た っ て 、 研 究 員 が 所 属 す る都 立 高 校10校 の 生 徒 計671名 を 対 象 と して 、 高 校 生 の 「話 す こ と ・書 く こ と」 に 関 す る 実 態 調 査 を行 っ た。 以 下 、 調 査 結 果
を6項 目に ま と め た 。
(1)高 校 生 が 関 心 を 持 っ て い る こ と
ま ず は 、 高 校 生 が 関 心 を 持 っ て い る も の を 質 問 した 。1位 が 趣 味 、 部 活 動 、2位 が 進 路 、 3位 が 友 人 の 順 に 、 回 答 数 が 多 か っ た 。 反 対 に 、 最 近 の 社 会 問 題 、 ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 等 の 回 答 を 寄 せ た 生 徒 は 少 な い 。 こ の 結 果 か ら、 自分 に 身 近 な 事 柄 に は 関 心 を も っ て い る が 、 社 会 的 な 事 柄 に は 関 心 を も ち に くい 現 在 の 高 校 生 の 姿 が うか が え る。
(2)高 校 生 が 身 近 に接 して い る も の
次 に 、 調 査 の 直 前1週 間 に 、 生 徒 が ど の よ うな 情 報 媒 体 に 接 した か を 尋 ね た 。671名 中
612名 と 、1位 は 圧 倒 的 に 携 帯 電 話 ・電 話 で あ っ た 。2位 は596名 の テ レ ビ 、3位 は5 61名 のCD・MD・ カ セ ッ トテ ー プ レ コ ー ダ ー だ っ た。 携 帯 電 話 で 頻 繁 に 会 話 を や り と り し、 メ ー ル を 送 り、 家 で は テ レ ビ を 視 聴 し、CD等 で 音 楽 に 親 しむ 、 現 代 の 高 校 生 像 が 浮 か び 上 が っ て く る。 しか し、 注 目す べ き 点 は 、 新 聞 の444名 、 本 の342名 で あ る 。 毎 日 と は 限 ら な い が 、66%の 生 徒 が 新 聞 を 、51%の 生 徒 が 本 を読 ん だ とい う結 果 は 、 彼 らが 活 字 文 化 を 全 く否 定 して い る わ け で は な い こ とが わ か る。
(3)身 近 な 人 と話 す 経 験 、 書 く経 験
調 査 の 直 前1週 間 に お け る身 近 な 人 以 外 との 話 す 機 会 、 書 く機 会 の 有 無 を 聞 い た と こ ろ 、 話 す 方 で は 、 機 会 あ りが37%、 書 く方 で は機 会 あ りが7%と な り、 身 近 な 人 以 外 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 行 う機 会 が 本 当 に 少 な い こ とが わ か る。 身 近 な 人 以 外 と して あ げ られ た 話 し 相 手 は 、 買 い 物 を した 際 の 店 員 、 近 所 の 人 等 が 目立 ち 、 そ こ で は 日常 会 話 の 範 囲 で 済 む 場 合 が 多 い 。
(4)わ か りや す く人 に 話 す こ と が で き る か
家 族 に 、 友 人 に 、 学 級 に 、 全 校 生 徒 に 、 進 路 希 望 先 の 面 接 官 に とい う5つ の 対 象 者 に 関 し て 、 よ くで き る 、 で き る 、 あ ま りで きな い 、 で き な い の4段 階 で 答 え て も ら っ た 。 家 族 か ら 、 進 路 希 望 先 へ と、 論 理 的 に 話 す 能 力 の 必 要 性 が 増 す に 従 っ て 、 逆 に わ か りや す く話 す こ と が で き る とい う生 徒 の 回 答 が 減 っ て く る の が 現 状 で あ る 。
(5)文 章 を 書 く頻 度
私 的 な 日記 、 公 的 な 日誌 、 メ モ 、 手 紙 、 メ ー ル 、 作 文 ・意 見 文 、 レポ ー ト、 投 書 ・投 稿 、 創 作 に 関 して 、 書 く頻 度 を 、 よ く 書 く、 た ま に 書 く 、 ほ とん ど書 か な い 、 全 く 書 か な い の4 段 階 で 回 答 し て も らっ た 。 メ ー ル の 頻 度 は 高 く、 全 体 の76%が よ く送 る 、 た ま に 送 る と答 え て い る。 メ モ や 手 紙 も 、 半 数 近 く が 、 よ く書 く 、 た ま に 書 く と答 え て い る。 生 徒 は 、 親 し い 相 手 との つ な が りは 大 切 に し、 気 軽 に コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン を行 っ て い る よ うで あ る。 と こ ろ が 、 作 文 ・意 見 文 、 レ ポ ー ト、 投 書 ・投 稿 、 創 作 と い っ た 、 読 み 手 を 限 定 し な い で 、 書 き 手 に 論 理 性 を 要 求 す る よ うな も の に 関 して は 、8割 程 度 の 生 徒 が ほ とん ど書 か な い 、 全 く 書 か な い と 答 え て い る。
(6)話 す こ と ・書 く こ と に 関 して 身 に 付 け た い こ と
最 後 に 、 話 す こ と ・書 く こ と に 関 して 身 に 付 け た い こ と も 聞 い た0話 す こ と に 関 して は 、 言 葉 遣 い や 敬 語 、 相 手 を 納 得 させ る 方 法 、 話 の 構 成 の 仕 方 に つ い て 学 び た い と答 え た 生 徒 が 多 い 。 書 く こ と に 関 して は 、 書 き た い こ と を ま と め る方 法 、 テ ー マ に 対 応 して 何 を 書 く か 、
そ の 場 に 適 当 な 言 葉 遣 い に つ い て 学 び た い と答 え た 生 徒 が 目立 っ 。
以 上 の 調 査 結 果 か らは 、 先 に も 述 べ た よ うに 、 自 分 を 中 心 と した 狭 い 世 界 の 中 で 、 気 持 ち の 赴 くま ま に 、 仲 間 と コ ミュ ニ ー ケ ー シ ョ ン を 行 う生 徒 の 実 態 が 見 え て く る。 日常 生 活 で は、
こ れ か ら の 社 会 で 必 要 と され る で あ ろ う、 様 々 な 状 況 に応 じて 論 理 的 に表 現 を す る と い っ た 表 現 力 を 磨 く機 会 は 少 な い が 、 機 会 が あ れ ば 表 現 力 を 向 上 させ た い との 思 い が あ る こ と も 、 調 査 結 果 か ら読 み とれ る 。
次 ペ ー ジ に 代 表 的 な ア ン ケ ー トの 回 答 を 集 計 し た も の を載 せ る 。
枷㎜㈱㎜
・宅・縛
3本 研 究 に お い て 目指 す も の
こ の よ うな 状 況 を 踏 ま え 、 高 等 学 校 国 語 の授 業 改 善 を 目指 して 、 私 た ち は 「社 会 生 活 で 必 要 とな る 論 理 的 な 表 現 力 を 育 成 す る 指 導 及 び評 価 の あ り方 」 と い う主 題 を 設 定 した 。
前 掲 の 文 化 庁 に よ る報 告 書 の 、 平 成13年 度 版 『日本 人 の 言 語 能 力 を 考 え る』 で は 、 向 上 さ せ た い 国 語 能 力 に つ い て 次 の よ うに 報 告 され て い る。 書 くカ に つ い て は 「内容 が 読 み 手 に 正 し く伝 わ る よ うに 文 章 を書 く カ 」(46.8%)、 話 す 力 に っ い て は 「自分 の 考 え を 筋 道 を 立 て て 述 べ 伝 え る 力 」(43.4)を 向 上 させ た い 能 力 と して あ げ た 人 の割 合 が 高 か っ た。 い ず れ も 、 論 理 的 な 表 現 力 の 育 成 を求 め て い る も の と 考 え られ る。 あ わ せ て こ こ で 、 日本 人 の 国 語 能 力 を 向 上 さ せ る た め の 方 策 を尋 ね た 設 問 に 、 一 番 多 くの 人 が 「学 校 で の 国 語 教 育 の 充 実 を 図 る」(61.5%)
と回 答 して い る こ と も付 記 して お く。
以 上 の こ と か ら 、 私 た ち は 、 「話 す こ と 」 「書 く こ と」 の 各 領 域 に お い て 、 次 の よ うな 研 究 仮 説 を 立 て た 。 「話 す こ と 」 で は 「改 ま っ た 場 で 論 拠 に 基 づ い た 表 現 を 行 う こ と に よ っ て 、 自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 を 磨 く こ と が で き る で あ ろ う」、 「書 く こ と」 で は 「他 校 の 生 徒 と相 互 評 価 を 行 う機 会 を もつ こ とに よ り、 自 己 の 表 現 力 を 客 観 的 に 再 認 識 す る こ とが 可 能 とな り 社 会 生 活 で 必 要 と な る論 理 的 な 表 現 力 が 身 に 付 くで あ ろ う」 とい う も の で あ る 。 な お 、 単 元 設 定 に 当 た っ て は 、 新 しい 学 習 指 導 要 領 の 必 履 修 科 目 「国 語 表 現1」 を 念 頭 に 置 い た 。
II主 題 解 明 の 方 法 1「 話 す こ と 」 の 領 域
高 校 生 が 仲 間 同 士 で 使 う表 現 に は 、 断 片 的 で直 感 的 な もの が 多 く 見 受 け られ る。 話 す こ との 領 域 で は 、 そ れ ら の 断 片 的 な 表 現 や 仲 間 同 士 の 言 葉 、 単 語 を 並 べ た だ け の 言 葉 や 流 行 表 現 な ど を 、 社 会 一 般 に 通 用 す る 論 理 的 な 表 現 へ 変 化 させ る こ とを 目指 した 。 個 人 的 な 感 覚 の言 葉 だ け に 頼 る の で は な く、 よ り社 会 的 な 意 識 を持 っ て 表 現 す る カ を 育 成 す る た め に 、 明 確 な 論 拠 を 持 っ て 話 を す る こ と 、 社 会 一 般 で 通 用 す る 語 い ・話 し方 を 意 識 す る こ と、 聞 き 手 を 意 識
した 話 し方 に 気 を 付 け る こ と な どが 必 要 で あ る と考 え た 。
具 体 的 に は 、 「ス ピ ー チ 」 「デ ィベ ー ト」 「番 組 作 り」 と い っ た3っ の 活 動 を 関 連 付 け た 単 元 の 設 定 に よ っ て 主 題 の 解 明 を 目指 す こ と と した 。 「ス ピー チ 」 で は 、 人 前 で 話 す と い う経 験 を す る 点 に 主 眼 を 置 く。 「デ ィ ベ ー ト」 で は 、 論 理 的 な 表 現 を す る た め に は 論 拠 が 必 要 で あ る とい う こ と を 理 解 さす る と い う点 に ね ら い の 中 心 を 置 く。 「番 組 作 り」 で は 、 自分 の 意 見 と違 う他 者 が い る こ と 、 反 論 が あ る こ と を想 定 しな が ら 自 分 た ち の 主 張 を 表 現 す る と い う 点 を 最 重 要 と考 え 、 音 声 表 現 を 中 心 に 構 成 した 。
学 習 過 程 は 次 の よ う に構 想 し た。
「ス ピー チ 」 に つ い て は 、 この 単元 に入 る以前 に 、授 業 の 冒頭 若 しくは最 後 の5分 間 な ど に3人 ず つ 行 うな どの 工 夫 を し な が ら 、 生 徒 全 員 が 実 践 し経 験 して い る と い う状 況 を 作 っ て お く も の とす る。 そ の 中 で 、 話 し方 の 練 習 を行 っ て お く。
第1時:「 デ ィベ ー ト」 及 び 「番 組 作 り」 の 基 礎 、 チ ー ム 作 り 、 テ ー マ 選 び 第2時:「 デ ィベ ー ト」 に 向 け て の 話 し合 い
第3時:「 デ ィベ ー ト」 ゲ ー ム ① 第4時:「 デ ィ ベ ー ト」 ゲ ー ム ②
第5時:「 番 組 作 り」 に 向 け て の 話 し合 い 、 作 成 第6時:「 番 組 」 発 表
第7時:評 価 、 ま と め
第1時 で は 、 「デ ィ ベ ー ト」 と 「番 組 作 り」 の 内 容 と ね ら い に っ い て 解 説 を 行 い 、 授 業 計 画 と 学 習 の ね ら い を 明 ら か に す る。 チ ー ム に 分 か れ た 上 で 、 提 示 され た テ ー マ に つ い て 肯 定 側 ・否 定 側 の ど ち ら を担 当 す る か を 決 定 す る。 テ ー マ に っ い て は 次 の よ うな も の が 想 定 で き る。 「小 学 校 か ら英 語 教 育 を 導 入 す べ き で あ る」 「サ マ ー タ イ ム を 導 入 す べ き で あ る 」 「公 共 交 通 機 関 の 優 先 席 は 不 要 で あ る 」 等 で あ る。 第2時 で は 、 「デ ィ ベ ー ト」 の た め の 班 別 話 し 合 い を 行 う。 立 論 作 成 に あ た っ て の 情 報 収 集 、 分 析 、 構 成 力 な ど が 求 め られ る。 第3、4時 で 行 うデ ィ ベ ー トで は 、 立 論 構 成 に 加 え 、 討 論 の 相 手 方 に 主 張 が 適 切 に 伝 わ る表 現 を 意 識 す
る こ とや 、 相 手 の 考 え を 的 確 に 理 解 す る 力 も必 要 と な ろ う。 第5時 に 、 デ ィベ ー トで 交 わ さ れ た 相 手 方 の 意 見 を 入 れ な が ら 、 数 分 の 映 像 番 組 を 作 成 す る 。 説 得 力 を 持 っ た 表 現 を 行 う、
語 尾 や 敬 語 表 現 な ど に 注 意 を払 う、 表 情 や 声 の トー ン に 気 を っ け る な ど 、 聞 き 手 を意 識 して 制 作 す る とい っ た こ と も 留 意 点 と な る だ ろ う。 第6時 で は 作 成 され た 映 像 番 組 を発 表 す る。
発 表 者 が 自 己 評 価 を 行 い 、 教 師 が 講 評 を行 う。 第7時 に 、 こ の 授 業 を 通 して どの よ うな 力 が 身 に 付 い た か 、 ま と め と 自 己 評 価 を 行 う。 な お 、 学 習 過 程 の ポ イ ン トご とに 自己 評 価 、 相 互 評 価 を 行 い 、 学 習 の 成 果 を 確 認 す る と と も に 、 次 時 に 向 け て の ね ら い を 明 確 に し、 学 習 意 欲
を 喚 起 す る よ う 工 夫 した 。
2r書 く こ と」 の 領 域
高 校 生 の 言 語 生 活 を 観 察 す る と 、 ご く親 しい 友 人 や 家 族 以 外 の 人 と接 す る機 会 が 極 め て 少 な い こ と に気 付 く。 親 し い 間 柄 で は 、 一 語 文 だ け で も 、 あ る程 度 の 会 話 が 成 立 し得 る し、 論 理 性 を 欠 い た 表 現 で も相 手 が 真 意 を 察 して くれ る。 高 校 生 は 、 日常 身 近 な 人 々 に用 い て い る 言 語 表 現 の み で は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 成 り立 ち 得 な い よ うな 機 会 が 少 な い た め に 、 自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 の 欠 如 を 意 識 す る こ と も 、 そ う し た カ を養 お う とす る意 欲 も も て ず に い る の が 現 状 で あ る 。
こ う した こ と を 踏 ま え て 、 「書 く こ と 」 の 領 域 で は 、 親 しい 間 柄 で は な い 人 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン を と る機 会 を 生 徒 た ち が も つ こ と に よ り
、 日常 用 い て い る言 語 表 現 で は 不 十 分 で あ る こ と に気 付 き 、 社 会 生 活 で 必 要 と な る 論 理 的 な 表 現 力 を 育 成 す る こ と を 目指 した 。
具 体 的 に は 、 面 識 の な い 他 校 の 生 徒 と小 論 文 を 交 換 し 、 相 互 評 価 と推 敲 を 重 ね る機 会 を も ち 、 ① 最 低 限 の 言 葉 の や り取 りや 日常 用 い て い る 言 語 表 現 で も 十 分 に 言 い た い こ とは 伝 え 合 え る だ ろ う と い う姿 勢 か ら抜 け 出 す こ と、 ② 事 前 に 何 の 共 通 認 識 も持 た な い 相 手 に 対 して 自 分 の 意 見 や 考 え を よ り的 確 に 伝 え る た め に は 、 論 理 的 な 構 成 や 目 的 に 応 じた 表 現 方 法 が 必 要 で あ る こ と に 気 付 く こ と 、 ③ 相 互 評 価 の積 み 重 ね の 中 か ら他 者 の 表 現 の長 所 を 学 ぶ と と も に 、
自 己 の 表 現 に欠 落 す る も の に 気 付 く こ と、 ④ 自 己 の 表 現 力 を 再 認 識 す る こ と に よ り、 よ り論 理 的 な表 現 力 の 向 上 を 目指 す こ と 、 の4点 の 工 夫 を行 っ た 。
学 習 過 程 は 次 の よ うに 構 想 した 。
第1時:論 理 的 な 文 章 と は ど の よ う な も の か 認 識 す る 。
第2時:他 校 の 生 徒 が 読 み 、 評 価 す る こ と を 意 識 して 小 論 文 を 作 成 す る。
第3時:他 校 の 生 徒 の 文 章 を 評 価 す る 中 で 論 理 的 に 書 く こ との 必 要 性 に 気 付 く。
第4時:他 者 の 評 価 を受 け 、 よ り論 理 的 な 文 章 を 書 く糸 口 とす る 。 第5時:再 び 他 校 生 徒 の 小 論 文 を読 み 再 評 価 す る。
第6時:前 時 ま で の 内 容 を 自 己 評 価 し、 論 理 的 な 表 現 力 が 向 上 し て い る こ と を 確 認 す る。
第1時 で は 、 日常 生 活 の 中 で 、 仲 間 内 で あ る か ら こ そ 通 じ る省 略 の 多 い 表 現 や 、 断 片 的 な 表 現 を 多 用 して い る こ と に 気 付 く と と も に 、 提 示 さ れ た テ ー マ で 小 論 文 を 作 成 す る た め の 構 成 と論 証 の た め に どの よ うな 資 料 が 必 要 か を検 討 し、 次 時 ま で に 資 料 を収 集 して お く よ う指 示 す る。 第2時 で は 、 収 集 した 資 料 を 有 効 に 利 用 して 実 際 に 小 論 文 の 作 成 に 取 り組 む 。 ま た 、 推 敲 す る 習 慣 が 身 に つ く よ う留 意 す る。 第3時 で は 具 体 的 な 評 価 の 規 準 に 従 っ て 、 他 校 生 の 小 論 文 に 対 して 意 見 文 を 書 く。 第4時 で は 他 校 生 に よ っ て 記 され た 意 見 文 か ら、 身 近 な 存 在 で は な い 相 手 に は 特 に 論 理 性 が 不 可 欠 で あ る こ と を 意 識 す る 。 ま た 書 き 直 す 際 に は ど こ を ど う改 善 し た の か は っ き り意 識 して 書 く よ う に す る 。 第5時 で 他 校 生 の 小 論 文 を 再 評 価 す る 際 に は 、 そ の 論 理 性 の 高 ま りを 確 認 す る と と も に 、 自己 の 意 見 文 の 論 理 性 も 高 ま っ て い る か 確 認 す る。 第6時 で は 、 第1時 か ら第5時 ま で の 内 容 を 通 し て 、 自分 の 文 章 を 書 く意 識 が どの よ う に 変 わ っ た か を 自 己 評 価 シ ー トを 用 い て 確 認 す る 。 ま た 、 小 論 文 を 他 校 生 徒 と交 換 し相 互 評 価 と推 敲 を 重 ね て お 互 い の 論 理 性 の 高 ま りを 実 感 す る こ と が 、 今 後 に お い て も よ り よ く 書 こ う とす る 動 機 付 け と な り、 資 料 を収 集 ・整 理 す る 能 力 や 社 会 生 活 で 必 要 と な る論 理 的 な 表 現 力 を 身 に っ け る こ との 必 要 性 を 確 か め る こ と を 期 待 した 。
皿 研究の全体構想
1生徒の実態1
0ご く親 しい 友 人 や 家 族 以 外 と 会 話 を した り、 文 章 をや り と り した りす る 経 験 に 乏 しい 。
○ 友 人 や 家 族 以 外 の 人 に 自分 の 言 い た い こ と を わ か りや す く伝 え る 自信 が な い 。
○ 場 面 や 相 手 に応 じた 表 現 方 法 や 話 の 構 成 の しか た 、 自分 の 書 き た い こ と を順 序 よ く ま と め る 方 法 を 身 に っ け た い と 思 っ て い る。
0社 会 人 と して 必 要 と され る 論 理 的 な 表 現 力 が 不 十 分 で あ る 。
1新 学習指導 要領から
○ 自分 の 考 え を も っ て 論 理 的 に 意 見 を 述 べ た り、 相 手 の 考 え を 尊 重 して 話 し合 っ た
りす る。
○ 情 報 を 収 集 、 整 理 し、 正 確 か っ 簡 潔 に 伝 え る 文 章 に ま と め る。
○ 目的 や 場 に 応 じて 、 言 葉 遣 い や 文 体 な ど 表 現 を 工 夫 して 話 した り書 い た りす る 。
○ 様 々 な 表 現 に つ い て そ の 効 果 を 吟 味 し 、 自分 の 表 現 や 推 敲 に 役 立 て る。
○ 自 己 評 価 や 相 互 評 価 を 行 う。
0社 会 生 活 を 充 実 させ る 態 度 を 育 て る 。
↓
研 究 主 題
社会 生活 で必要となる論 理 的な表現 力を育成する指導 及び評価の あり方
唾 究仮説11
改 ま っ た 場 で 論 拠 に 基 づ い た 表 現 を行 う こ と に よ っ て 自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 を 育 て る こ とが で き る で あ ろ う。
《主 な 学 習 活 動 》
○ 学 習 過 程 の ポ イ ン トご と に 、 評 価 シ ー ト を 用 い て 、 自 己 評 価 、 相 互 評 価 を 行 う。
Oス ピー チ を 行 う(事 前 準 備 と し て)。
○ 参 考 映 像 を も とに デ ィ ベ ー トゲ ー ム 、 番 組 作 りの 基 礎 を 学 ぶ 。
○ デ ィベ ー トゲ ー ム の た め の 情 報 の 収 集 を 行 う。
○ デ ィベ ー トゲ ー ム を行 う。
○ 番 組 作 成 を行 う。
○ 番 組 発 表 を行 う。
1研 究仮説21
他 校 の 生 徒 と相 互 評 価 を行 う機 会 を もつ こ と に よ っ て 自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 を 育 て る こ と が で き る で あ ろ う。
《 主 な 学 習 活 動 》
0小 論 文 作 成 の た め の 資 料 収 集 、 整 理 を す る 。
○ 他 校 生 が 読 む こ と を 意 識 して 小 論 文 を 作 成 す る。
○ 他 校 生 の 書 い た 小 論 文 を 評 価 す る 。
○ 他 校 生 に よ り評 価 され た小 論 文 を よ り論 理 的 な 文 章 と な る よ うに 書 き 直 す 。
○ 他 校 生 が 書 き 直 した 小 論 文 を再 度 評 価 す る 。
○ 評 価 シ ー トを 用 い て 自己 評 価 を 行 う。
N‑1指 導 の 実 際
改 ま っ た 場 で 論 拠 に 基 づ い た 表 現 を 行 う こ と に よ っ て 、 自 己 の 論 理 的 な 表 現 力 を 育 て る 指 導 の 工 夫
1単 元 設 定 の 理 由
前 掲 の 文 化 庁 の 報 告 や 本 研 究 に 先 立 っ て 行 っ た ア ン ケ ー トの 分 析 結 果 か ら も うか が え る よ うに 、 現 在 の 高 校 生 の 話 す 相 手 は 身 近 な 人 の 割 合 が 圧 倒 的 に 高 い 。 した が っ て 親 しい 仲 間 内 で の 会 話 は す る が 、 改 ま っ た 場 に お い て 、 社 会 生 活 で 通 用 す る言 葉 を 用 い て 論 理 的 に 自分 の 考 えや 意 見 を 述 べ る機 会 は 不 足 し て い る と 考 え られ る 。 そ こ で 「話 す こ と」 の 領 域 で は 、 授 業 の 中 で 生 徒 全 員 が 改 ま っ た 場 で 話 す 機 会 を 与 え る とい う単 元 を 設 定 す る こ と と した 。 そ の 学 習 活 動 を通 して 、 論 理 的 に 表 現 す る こ との 重 要 性 を 学 ぶ と と も に 論 理 的 な表 現 力 を身 に 付
け る こ と を 目指 した 。
具 体 的 な 学 習 活 動 と して は 、 前 述 の よ うに ス ピ ー チ 、 デ ィベ ー ト、 番 組 作 り と、 学 習 内 容 を 関 連 付 け な が ら学 習 を 進 め 、 論 理 的 に 話 す こ と が 無 理 な く学 べ る よ うに と考 え た。 ま ず 、 ス ピー チ で は 、 一 つ の テ ー マ に つ い て 人 前 で 話 す こ と を経 験 す る 。 そ して デ ィベ ー トで は 、 そ の 経 験 を踏 ま え て 、 相 手 を論 破 し 自分 の 意 見 を 的 確 に伝 え る た め に は 、 感 覚 的 、 断 片 的 な 言 葉 で は な く 、 明 確 な 論 拠 が 必 要 で あ る こ と を 意 識 す る こ と を 目指 した 。 本 単 元 の 最 終 段 階 の 番 組 作 りで は 、 直 接 は 相 手 の 反 応 が 見 え な い状 況 で 自 分 の 考 え を伝 え な けれ ば な ら な い 。 そ の 場 で の反 駁 や 修 正 は 行 え な い の で 、 制 作 段 階 で 相 手 か ら の 反 駁 を確 実 に 予 想 しな け れ ば な らな い 。 した が っ て 、 デ ィ ベ ー トとは 一 味 違 っ た 論 拠 と構 成 力 が 必 要 と され る よ うに な っ て く る。 ま た 論 点 を 明 確 に す る た め の 資 料 や 図 表 の 効 果 的 な 活 用 も要 求 され る。
デ ィ ベ ー ト、 番 組 作 り と も に 、 評 価 者 も 論 理 的 な 説 得 力 の 有 無 とい う規 準 で 評 価 す る こ と に な る の で 、 自然 に 「論 理 性 」 を意 識 す る こ と に な る。 発 表 す る側 だ け で な く 、 聞 く側 の 生 徒 も 同 時 に 学 ぶ こ とが で き る よ うに と考 え た 。
2指 導 の 工 夫
① ス ピー チ 、 デ ィベ ー ト、 番 組 作 り と 、 三 っ の 活 動 を 関 連 づ け て 、 論 理 的 な 表 現 力 や 構 成 力 を 身 に付 け る よ う工 夫 した 。
② 全 員 が ス ピー チ を 行 う と と も に 、 グ ル ー プ で デ ィ ベ ー トや 番 組 作 りに 取 り組 む こ と で 、 ク ラ ス 全 員 が 実 際 に 体 験 す る こ と を 可 能 に した 。
③ グル ー プ 内 で 役 割 を も っ こ と に よ り、 主 体 的 に 取 り組 め る よ う に設 定 した 。
④ デ ィベ ー トと番 組 の テ ー マ を 同 じ も の に す る こ と で 、 そ れ ま で の 学 習 活 動 を よ り具 体 的 に 活 用 で き る よ うに した 。
⑤ 評 価 シ ー トや ア ン ケ ー トを 用 い て 自 己 評 価 、 相 互 評 価 が で き る よ うに した 。 3評 価 の 規 準
① 自分 の 考 え や 意 見 を 的 確 に 伝 え る た め の 論 拠 の 必 要 性 が 理 解 で き た か 。
② 改 ま っ た 場 で の 論 理 的 な 話 し方 や 語 い が 身 に つ い た か 。
③ 人 前 で 話 す こ とが 学 習 前 に 比 べ て 苦 に な らな く な っ た か 。
④ 収 集 し た 資 料 を 効 果 的 に 使 い 、 意 欲 的 に 活 動 に 参 加 で き た か 。
⑤ 聞 き 手 や 評 価 者 と して の 規 準 が 理 解 で き た か 。
4単 元 の 指 導 計 画
(D単 元 名 「論 理 的 に 話 そ う!ホ ップ ・ス テ ップ ・ジ ャ ン プ 」 (2)単 元 の 目標
① 明 確 な 論 拠 を も ち 、 自分 の 考 え が 相 手 に伝 わ る よ うに 話 を す る。
② 改 ま っ た 場 、 実 際 の 社 会 生 活 で 通 用 す る語 い や 話 し方 を 身 に 付 け る 。
③ 聞 き 手 を 意 識 して 、 わ か りや す く話 す 。
④ 意 欲 を も っ て 、 主 体 的 に 学 習 活 動 に 取 り組 む 。
⑤ 聞 き 手 や 評 価 者 と して 必 要 な 態 度 学 び 、 評 価 の 規 準 を 理 解 す る。
(3)学 習 活 動 の 概 要(7時 間)
こ の 単 元 に 入 る 前 に 、 生 徒 た ち が 話 す こ と に 関 して どの よ うな 意 識 を持 っ て い る か ア ン ケ ー トを行 う。
事 前 ① ス ピー チ の 概 論 ・留 意 点 を確 認 す る。
準 備 ② 全 員 が ス ピー チ を 経 験 す る。
(毎 時 間 の 冒 頭 又 は 最 後 に 、1人2 分 程 度3人 ず つ 行 う)
③ ス ピ ー チ を集 中 し て 聞 く。
(メ モ を 取 る 、 発 表 者 を 注 視 す る)
④ ス ピ ー チ 後 に 評 価 シ ー トを 記 入 。
⑤ チ ー ム 作 り。(4チ ー ム)
① ア ン ケ ー ト結 果 か ら 問 題 点 の 確 認 。
② 参 考 映 像 を 見 る 。
(NHK「 視 点 ・論 点 」 「クローズ アップ.現 代 」 や 他 校 の デ ィ ベ ー ト実 践 例)
③ 「デ ィ ベ ー ト 」 「番 組 づ く り 」 の 基 礎 を 学 ぶ 。 立 論 ・質 疑(尋 問)・ 反 駁 か ら な る 、 タ ー ン 制 の デ ィ ベ ー ト ゲ ー ム の 基 本 ル ー ル を 知 る 。
④ チ ー ム 内 の 役 割 分 担 を 行 う。
(デ ィ ベ ー ト ・番 組)
⑤ テ ー マ 選 び を 行 う 。(2つ)
「英 語 の 早 期 幼 児 教 育 を す べ き で あ る 」 な ど
○ 時 間 内 に 話 を ま と め る よ うに 注 意 す る。
○ 話 し手 に 評 価 を フ ィ ー ドバ ッ ク す る 。
○ 次 回 以 降 、 気 を 付 け る 点 を伝 え る 。
◇ 改 ま っ た 言 葉 遣 い に な っ て い る か 。
◇ 話 す 姿 勢(視 線 ・声 の 大 き さ ・口 調 な ど) は 適 切 か 。
◇ 論 理 に 一 貫 性 は あ る か 。
◇ 的 確 な 語 い を 使 用 して い る か 。
◇ 聞 く姿 勢 は で き て い る か。
○ 身 近 な 人 以 外 と 話 す 機 会 が 少 な い こ と を 確 認 す る 。
0デ ィベ ー ト、 番 組 作 りの 手 引 き を 作 成 し て お く。
O具 体 的 な 映 像 資 料 を 用 い る。
○ テ ー マ(デ ィ ベ ー ト、 番 組 共 通 の も の) を 教 員 側 で 複 数 用 意 し て お く。
○ 肯 定 側 ・否 定 側 の ど ち ら に な る か は 抽 選 等 で 決 定 す る。
○ 次 回 の 準 備 と し て 、 各 人 調 べ て メ モ を 作 成 す る よ うに 指 示 す る。
◇ 基 本 的 な 方 法 を 理 解 で き た か 。
◇ 論 拠 や 情 報 の 有 効 性 を 意 識 で き た か 。 今 単 元 に お け る デ ィベ ー トゲ ー ム は 、 以 下 の 時 間 配 分 で 行 う。
肯 定 側 立 論3分 質 疑(否 定 か ら 肯 定)2分 作 戦 タ イ ム1分 否 定 側 立 論3分 質 疑(肯 定 か ら否 定)2分 否 定 側 第 一 反 駁3分 肯 定 側 第 一 反 駁3分 否 定 側 第 二 反 駁3分 肯 定 側 第 二 反 駁3分
2
3〜4
5
6
7
① 情 報 収 集 、 話 し合 い を 行 う。
② デ ィ ベ ー トの た め の 計 画 シ ー トを 作 成 す る。
③ 評 価 シ ー トの 記 入 を 行 う。
① 「デ ィ ベ ー ト」 ゲ ー ム を 行 う。
(1時 間1〜2チ ー ム)
② 評 価 シ ー トの 記 入 を 行 う 。
(聞 き 手 は 判 定 者 と し て 他 己 評 価 ・ デ ィ ベ ー ト参 加 者 は 自 己 評 価 を す る}
① 前 回 の デ ィベ ー トの 反 省 点 を 話 し合 う。
② 評 価 シ ー トに 、 問 題 点 を 整 理 して 書 く。
③ 問 題 点 を ふ ま え な が ら、 番 組 の 原 稿 を 作 成 す る。 ま た 、 必 要 な 資 料 や パ ネ ル な どを 作 成 す る。
④ 準 備 が で き た 班 は 録 画 す る 。
① 「番 組 」 を発 表 す る。
(録 画 した も の を 放 映 し、 ク ラ ス で 見 る)
② 評 価 シ ー トを 記 入 す る。
① こ れ ま で の 活 動 の 映 像 を 見 る 。
② 前 回 の 評 価 シ ー トの 内 容 を 発 表 す る 。
③ 教 師 か らの 評 価 、 講 評 を 聞 く。
④ 本 単 元 全 体 を 終 え て の 自 己 評 価 を す る。
○ 情 報 の 信 頼 性 と収 集 の 仕 方(図 書 館 ・情 報 機 器 の 利 用 な ど)に つ い て 助 言 す る 。
◇ 信 頼 性 の あ る 情 報 に 基 づ い て い る か 、 有 効 な 情 報 を 取 得 で き た か。
◇ 論 拠 に 基 づ く内 容 に な っ て い る か 。
○ ど ち ら が 優 位 で あ っ た か の 判 定 の み 行 い 、 詳 細 な 評 価 は ま と め の 時 間 に行 う。
○ デ ィ ベ ー トの 様 子 を 録 画 す る 。
◇ 改 ま っ た 言 葉 遣 い が で き て い る か 。
◇ 論 拠 に 基 づ い て 構 成 して い る か。
◇ 資 料 は 効 果 的 に 使 わ れ て い る か 。
○ デ ィ ベ ー ト出 場 者 と 見 学 者 そ れ ぞ れ の 視 点 か ら 、 論 拠 や 話 し方 な ど を 検 討 す る。
O発 表 者 は1人 と は 限 定 しな い 。
○ 録 画 の 方 法 等 を 指 示 す る。
◇ 自 主 的 に 会 を 運 営 し、 積 極 的 に 班 活 動 に 参 加 す る こ とが で き る か。
◇ 問 題 点 を ふ ま え て 、 効 果 的 な 論 の 構 成 が た て られ る か 。
◇ 効 果 的 な 資 料 の 活 用 が で き る か 。
○ 番 組 を 評 価 す る こ と で 、 説 得 力 の あ る 話 し方 や 構 成 、 資 料 の 扱 い 方 を 意 識 す る 。
◇ 改 ま っ た 言 葉 遣 い が で き て い る か。
◇ 聞 き 手 に わ か りや す い 構 成 を 工 夫 し て い る か 。
◇ 論 拠 に 基 づ い た 説 得 力 あ る 内 容 か 。
◇ 評 価 か ら論 理 的 な 表 現 の あ り方 を 整 理 す る こ とが で き る か 。
○ デ ィベ ー トや 番 組 の 映 像 か ら 、 幾 つ か 場 面 を 取 り上 げ 、 論 理 的 で 効 果 的 な 表 現 を 確 認 す る。
○ 前 回 の 評 価 シ ー トの 記 述 や 発 表 か ら、 生 徒 が 自 主 的 に 論 理 的 な 表 現 の 注 意 点 を 挙 げ られ る よ う にす る 。
○ 出 て き た 意 見 を 板 書 し 、 整 理 す る。
◇ 改 ま っ た 場 で の 話 し方 を 学 べ た か 。
◇ 論 拠 に 基 づ い て 話 せ る よ うに な っ た か 。
5 (1)
(2)
生 徒 は ど の よ う に学 習 に 取 り組 ん だ か 事 前 準 備(概 論 ・留 意 点 の説 明)
第1時 に 、 授 業 計 画 と学 習 の ね らい を 明 らか に した 。 生 徒 は か な り興 味 を 示 しな が ら熱 心 に取 り組 ん で い た 。 生 徒 自身 も 「論 理 的 な表 現 力 」 を 身 に つ け る こ との 必 要 性 を理 解 して い る と い う こ とが 感 じられ た 。 しか し、 実 際 に 自分 た ち が ス ピー チ や デ ィベ ー トを や る こ と に つ い て は 、 未 経 験 者 が 大 半 で あ り、 不 安 な 様 子 も 見 られ た 。
嘘 滋 「全員が行う」ということにかなり 繍 灘 羅
緊 張 感 を 持 っ た よ うで あ る 。 ス ピー チ に 対 す る 取 り組 み 姿 勢 は 、 ク ラ ス の 雰 囲 気 に も よ る が 、 若 干 の 不 安 感 も見 られ た。
しか し、 全 員 が 行 う こ と に よ っ て 、 そ の負
担 が 軽 減 され 、 意 欲 を も っ た者 に は よ い 機 会 ヤー一一一}
と受 け 止 め られ た よ うで あ る。
実 際 に行 っ て み る と、 普 段 ク ラ ス で 目 立 た な い 生 徒 が 、 発 表 に よ っ て 級 友 に 認 め られ て 自信 を つ け る とい う場 面 も あ り、 生 徒 に も好 評 で 、 効 果 的 な 学 習 活 動 とな っ た。
ス ピー チ の テ ー マ は あ え て 自 由 と した た め 生 徒 は 各 自の 問題 意 識 を 改 め て 振 り返 る こ と に な っ た 。 ス ピー チ の 準 備 の た め 、 図 書 館 を 利 用 した とい う報 告 も あ っ た 。 ス ピー チ のテ ー マ は 、 「報 道 の あ り方」 や 「地球 温暖 化」 な
■ フ オー マ ル な 話 し方 口聞 く姿 勢
ス ピ ー チ を す る生 徒
どの 社 会 問 題 か ら、 「部 活 動 」 「携 帯 電 話 」 な ど身 近 な もの ま で様 々 で あ っ た 。
q月30日3組 スピー チ者 ・ 評儲 、
タイトル ・ マ ナー に つ レ1て
i 話 す 姿 勢(姿 勢 よく、堂 々 と聴 衆 を向 い て セ・たか) 5●321 2 話 し方( 舌す 問 や 口調 、声 の 大 きさは 適 切 か) 54③21
3 話 す こと a(適 切 なことば を用 い て い たか) 54Q321
4 話す 内容(わか りや すかったか) 4321
5話 す 構 成(う まく組 み 立 て られ て い たか}
Q4321 特に良・噸 話 蘇 毘 ド。 内 琴の 分 か弾 礎 。
順 序 だて。
謙辮 難 蘇 驚
「ス ピ ー チ 」 に っ い て の 評 価 シ ー ト
評 価 シ ー トは 順 番 に 一 人 ず っ が 記 入 した が 、 評 価 は お お む ね 適 切 で あ っ た 。 話 す 際 の 視 線 に 気 を 付 け る 、 語 尾 を 不 必 要 に 伸 ば さ な い 方 が い い 、 と い っ た 具 体 的 な 指 摘 、 評 価 が 見 ら れ た。
聞 く側 の 生 徒 が 評 価 を 通 し て 、 客 観 的 に 改 ま っ た 場 で の 話 し方 の 留 意 点 を 学 習 で き た こ と が う か が え る 。
ま た 、 友 人 が 何 を 考 え て ど の よ うに 表 現 す る の か 非 常 に 興 味 が あ る よ うで あ り、 友 人 の 意 外 な 一 面 を知 る こ と が で き て 良 か っ た と い う声 が 非 常 に多 か っ た 。 この よ うに 、 生 徒 の 聞 く態 度 は 予 想 以 上 に 積 極 的 で あ っ た 。
(3)デ ィ ベ ー ト
題 材 は 教 師 が 設 定 し、 否 定 ・肯 定 は 抽 選 で 決 定 した 。 自分 の 興 味 で テ ー マ 、 立 場 を選 ん で い な い た め に 、 取 り掛 か りに くい と い う声 も あ っ た が 、論 駁 に 主 眼 を も っ こ とが で き 、 論 拠 を よ り深 く追 求 し よ う とす る 姿 勢 が 見 られ た 。 「最 初 の 考 え は 浅 か っ た 。」 「自分 と違 う意 見 に 、 そ れ な りの 根 拠 が あ っ た 。」 とい
う意 見 が 出 た 。
デ ィベ ー トの た め の 班 別 話 し合 い に は 、 あ ら か じめ課 題 と し
班別話 し合い
て 「個 人 メ モ 」 を 準 備 させ た。 そ の た め 活 発 な意 見 の 交 換 が 見 られ た が 、主観的 な意 見が 多 く、 客 観 的 な 根 拠 や 情 報 を 活 用 す る とい う視 点 が 不 足 して い た 。 これ は 、感 想 を話 す こ とは あ っ て も 、 客観 的 な 根 拠 を持 っ た 意 見 を述 べ る と い う経 験 が 乏 しい た め と考 え られ る。
資 料 の 収 集 は 、 「何 か ら手 を 付 け て 良 い か 分 か らな い 」 「欲 しい 資 料 が イ ン ター ネ ッ ト検 索 で き な い 」 とい う班 も あ り、 資 料 収 集 の 方 法 ・機 会 を 提 供 す る工 夫 が 必 要 で あ っ た。 そ こで
.一 欝 欝 麟 讐縫 謝 麟 鼎 禦 を求めておき'生徒の
難̲蒙 繰1三 趨1繰1難選 藤
騨 糠
蕪鑑 醒
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3対3デ ィ ベ ー トを 行 う生 徒
性 や 確 実 な 根 拠 を 踏 ま え る こ と に よ り説 得 力 が 増 す とい っ た こ との 理 解 が 進 ん だ よ うで あ る 。
最 初 に 論 点 を 項 目 と して 挙 げ る 、 定 義 や メ リ ッ ト ・デ メ リ ッ トを板 書 す る、 な ど生 徒 自身 に よ る 工 夫 も見 られ た 。 デ ィベ ー ト後 に 生 徒 全 員 が 判 定 と問 題 点 の指
摘 を 行 っ た 。 こ の 「判 定 ・指 摘 シ ー ト」 は 、 自 分 の評 価 や 意 見 が 直 接 参 加 者 に 伝 わ る た め 、 生 徒 は熱 心 か つ 具 体 的 に 書 い て い た 。 今 回 の 評 価 は 話 し方 よ りも 内容 に 主 眼 が 置 か れ 、 「立 論 が 明 確 で説 得 力 が あ る 」 「資 料 が 効 果 的 に 使 わ れ て い な い 」 「質 疑 が 効 果 的 で は な い 」 な ど の意 見 が 見 られ た。 ま た 、論 点 を メ モ す る こ と に よ っ て 、 論 点 を 見 極 め る 意 識 も 高 ま っ た 。 判 定 は 、 見 学 者 の 判 定 投 票 とい う形 式 を取 っ た た め 、 是 非 の 判 定 が 一 票 読 み 上 げ られ る毎 に 歓 声 が 上 が り、
教 室 内 に は 活 気 が 見 られ た 。
終 了 後 は 「や り直 した い 」 「も っ と うま く説 明 した い 」 とい う意 見 が 勝 ち 負 け を 問 わ ず 、 参 加 者 か ら聞 か れ た。 他 の 生 徒 か ら も 「大 変 そ うだ け どや っ て み た い 。」 「デ ィ ベ ー トゲ ー ム に 参 加 した 者 は 絶 対 に 力 が つ い た と思 う。 自分 も や れ ば よ か っ た。」 とい う意 見 が 出 た 。 全 体 的 に は デ ィベ ー トを肯 定 的 に 捉 え 、 論 理 的 に 考 え るカ が 付 い た と実 感 して い た 。
懇 議 …籔嚢繍 譲叢難…
■ 論 拠 を もっ た話 し方 ロ メディア リテラシー 口 論点の明確化
デ ィ ベ ー ト 判 定 ・揃 摘 シ ー ト
噸 ワ日ユ組 テーマ嘆 語 の早期 幼児教 有ま%べ 蟹 あ4.,
膿 欝 瞳 、・(∋ ・ ・1否足
2質 疑 効巣的 霞質問をしていたか}
,.・(勲 ・ ・
・ ・③;'∵'
3費 軌̲̲。 隊il
司 反駁 説得力 ・あ・松 ウ'5・ ⑤ ・1 、a/3n1,へ5
・ ・・・・・・… 醐 ・姻 一 ごつ …i・o…
・雄 点 肯 定 →T一 タǹ99く で夏力塘 。 否1定→ タし駁.でしっか し,意見力ぐ言えてしマ三.
悪肋 嬬 肯 定 吃 テーAt.t<甑 あ,たも切 顛 言編 まどこ?
・a姻 蕾7戸艮εも・と意 識 ずべき
。
否定 → ・も と群 鞄 提 斜 る雌 財 三力脱 近 デ」韓 のか
・雛 ご刷 助 られひ 鰍tよ くな し・ ・ よくh̀ǹらr;い・
(4)番 組 作 り(話 し合 い ・番 組 作 成)、 番 組 発 表
デ ィベ ー トを経 験 した こ とで 、 こ れ ま で よ り も活 発 で 積 極 的 な 話 し合 い が 行 わ れ た 。 これ は テ ー マ に 対 す る 考 え が よ り具 体 的 に な っ て 取 り組 み や す く な っ た こ と と、 論 点 が 明 確 に な っ た た め で あ る。 ま た 、 判 定 に 関 わ っ た こ とで 、 デ ィベ ー ト出 場 者 だ け で な く、 見 学 者 と な っ た 班 員 も積 極 的 に意 見 が 述 べ られ 、 参 加 す る こ と が で き た 。 班 活 動 の 形 態 に も慣 れ 、 デ ィ ベ ー トの ゲ ー ム 性 か ら連 帯 意 識 も 生 まれ て 、主体的 な班活 動 が な され た。
ま ず 見 学 者 の 書 い た 「判 定 ・指 摘 シ ー ト」 を 1甕融 灘 長蕪麺 磯 検 討 した 。 他 人 に 客 観 的 に評 価 され る こ と に よ っ て 問 題 点 が 明 確 に 意 識 で き 、 具 体 的 な 賞 賛 か ス ピ ー チ デ ィ ベ ー ト ら は や る気 と 自信 を 得 た よ うだ っ た 。 盛 り上 が っ た ク ラ ス ほ ど 、 協 力 的 か つ 主 体 的 に 班 活 動 が
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行 わ れ 、 デ ィベ ー トで 足 りな か っ た 論 拠 を 補 完 し 、 構 成 を練 る な ど、 よ り論 理 的 な 表 現 を 模 索 す る様 子 が 見 られ た 。 ま た 、 グ ラ フ や 表 を 作 成 し、 興tを 引 く よ うな 導 入 の 仕 方 を 考 え る 等 、 プ レゼ ン テ ー シ ョン を 積 極 的 に 工 夫 して い た 。 ま た 、 リハ ー サ ル で は 発 表 者 に 皆 で 細 か く 注 文 を 付 け る な ど 、 話 し方 に も注 意 が 払 わ れ た 。 番 組 は 最 初 に 参 考 と して 提 示 した 「視 点 ・論 点 」
「ク ロー ズ ア ッ プ 現 代 」 型 の 他 に 、 ゲ ス トコ メ ン テ ー タ ー 付 き の 報 道 番 組 型 や イ ン タ ビュ ー を 交 え た ニ ュ ー ス 型 な どユ ニ ー ク な 作 品 が つ く ら れ た 。 こ の よ うに 、 番 組 作 り を 通 して 、 こ れ ま で に 学 ん だ 論 理 的 な 表 現 方 法 を 、 総 仕 上 げ と し て 主 体 的 に 復 習 し、 体 得 して い っ た 。
し か し、 こ う した グ ル ー プ 学 習 で は 、 班 に よ っ て 役 割 や 仕 事 量 に 対 す る不 公 平 感 や 、 人 間 関 係 や 運 営 上 の 悩 み も 多 く聞 か れ た 。 教 師 が 個 人 レベ ル で の 相 談 に 応 じ、 心 理 的 な ス トレ ス の 軽 減 を 図 る と と も に 、 意 欲 の 無 い 者 に は 具 体 的 な 指 示 を 出 し、 作 業 型 の 仕 事 を進 め な が ら 、 班 員 相 互 の 関 係 改 善 を 行 っ た。
コ メ ン テ ー タ ー 付 き ニ ュ ー ス 番 組
(5)単 元 の 学 習 を 通 して 生 徒 は ど う変 わ っ た か
ま ず 、 人 前 で発 表 す る 、 意 見 を 言 う こ と に対 す る抵 抗 感 が 減 っ た 。 ま た 、 「フォー マル な 言 葉 遣 い 」 を意 識 す る と と も に 、論 理 的 な 内 容(論 拠 の 明 確 さ ・情 報 の 妥 当性)を 意 識 す る よ うに な っ た 。 特 に 、 デ ィベ ー トを経 験 した 後 に は 、 論 拠 を 示 し な が ら意 見 を述 べ る重 要 性 に 気 付 い た よ うで あ る。 さ らに 、番 組 づ く りを通 して 、 ス ピー チ ・デ ィベ ー ト時 点 で の反 省 点 を 自分 た ちで 確 認 ・消 化 し、 論 理 的 な 表 現 力 を 身 に っ け た 、 と い う自信 を も っ た よ うで あ る。 自 己評 価 シー トに は 、 「話 し方 や 人 前 で 話 す と き の 態 度 が 良 くな っ た 。」 「論 拠 を重 幌 す る よ うに な っ た。」 あ る い は 、 「他 人 の 話 の 主 旨 を っ か み 、 そ れ に 対 して 考 え る よ うに な っ た。」 「問 題 を い ろ い ろ な 側 面 か ら見 る 必 要 性 を知 っ た 。」 「文 章 の 読 解 だ け で な く、論理 的 に 話 す 練 習 は 自分 に 必 要 だ と思 っ た。」 と い う意 見 が 見 られ た 。
さ らに 、 この 一 連 の 学 習 活 動 を通 して 、 互 い の 能 力 を認 め合 い 、 共 同 で学 習 に 取 り組 む 姿 勢 が 生 ま れ た。 ス ピー チ や デ ィベ ー トの 中 で 、 級 友 が 社 会 問 題 な ど に対 して 自分 の 考 え を も ち 、 論 理 的 な話 し方 が で き る こ と に 刺 激 を 受 け 、 教 室 内 に 級 友 に 対 す る 敬 意 や 社 会 的 な 問 題 につ い て 考 え た り、 議 論 した りす る こ とを 肯 定 的 に と ら え よ う とす る 雰 囲 気 が で き た よ うで あ る。 ア ンケ ー トに も 「人 の 意 見 を 大 切 に す る こ と を 身 に つ け た 」 とい う意 見 が 多 く見 られ た 。 これ ま で は 評 価 を教 師 に 求 め が ち で あ っ た の に 対 し 、 「級 友 の 意 見 が 闘 き た い」 「み ん な で 判 断 す る と公 平 で い ろ い ろ な 意 見 が 聞 け る」 と 、 積 極 的 に 級 友 の 評 価 を 聞 き 、 そ こか ら 問 題 点 を発 見 しよ う とす る 姿 勢 も見 られ る よ うに な っ た。
総合評価シート(自己評価)
組 番 氏 名()
A・B/肯 ・否/テ ーマ()役 割()
1論 拠 の必 要 性 を理 解 で きた か。 5●321
2 公 的 な話 し方 や 語 彙 が 身 に付 い たか。 540321
3 人 前 で話 す ことが 苦 にな らなくな った か。 5●321 4情 報 ・資 料 の 収 集 や 活 用 などが うまくできた カ 5Q321
5聞 き手 や 評 価 者 としての 視 点 が 身 に 付 い た カ 54Q321
6活 動 に主 体 的 に取 り組 め た か。 5●321
7班 活 動 に お い てよく協 力 し、積 極 的 に 参 加 で きた か 。 5●321
特 に頑 張 った 点 ・良 く伸 び た カ
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1て晦 い 入痢 ぐ 話 働 、秒 し栃 ・"し勉 噛 励 養 髄 樹 鋤K 宅 補 ンゐ1魂 訳 と甑1封 。久 ヒ。琢 組 十,入前 で瀦 れ 袖 タ欲 哲
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