保健体育科学 習指導案
日 時 平 成 15年 8月 29日 (金)5校 時 場 所 山 形中学校体育館
生 徒 2年 A組 男 子 14名 女 子 15名 計 29名 指導者 後 藤 匡 道
1 単 元名 陸 上競技 「 ハー ドル走」
2 単 元目標
運動への関心 ・意欲 ・態度 運動 について の思考 ,判 断 運 動の機能 運動についての知識 ・理解
・ハ ー ドル走 の特性 に関心 を持 ち、楽 しさ や 喜 び を 味 わ え る よ う に進 ん で取
り組む ことがで きる。
・互 い に協力 し、安 全 に留 意 して 練習 す る こ とがで きる。
自己や他者の課題 に気づ き、課題解決 に向けて 練 習 の仕 方 を工夫す るこ と がで きる。
リズ ミカル で ス ピー デ ィ ー な ハ ー ドリング技能 を 身 につ けるこ とがで きる。
, ハ ー ドル走 の特性 や学び 方 、 技 術 の構 造 を理 解 し てい る。
・練習 の仕 方や課題解 決 の 仕 方 を理 解 し、 知 識 を身 につ けている。
3 単 元について
(1)陸 上競技 「ハー ドル走」について
陸上競技は、人間本来の基本的な動作か らなるスポー ツであ り、個人の最大能力で勝敗を競い合 うことがで きる。また、結果を数量的に把握でき、 自己の技能や記録の向上に向け努力する運動である。
ハー ドル走は、ある一定の間隔に置かれた一定の高さのハー ドルを、 リズ ミカルかつスピーデ ィーにまたぎ 越 し、短距離走 と同様 に疾走速度を競 う運動である。 したがつて短距離走の疾走フォームに近いフォームで、
バランスよくリズ ミカルにハー ドルをまたぎ越 してい くことが要求される。そのためには短距離の疾走能力を 高めることと、ハー ドルを効率よ くまたぎ越 してい く能力を養 うことが必要である。
授業においては技能や記録 を高めるため自己や他者の課題に気づき、練習に工夫を加 え、仲間 と協力 し教え 合いなが ら課題 を角 子決 してい くことができる教材であ る。
(2)生 徒の実態
本クラスの生徒はおおむね運動好 きで、昼休みな ども体育館やグラウン ドで積極的に体 を動か している生徒 が多い。陸上競技は本校の場合、6月 の通信陸上、9月 の地区陸上に向け全校体育の時間を設け、全員が何か の種 目を選択することになってお り、本クラスの生徒 もその取 り組みを行 つてきた。
学級の雰囲気は、何か問題が起 きた時も リーダーを中心に自分たちで解決 しようという姿勢がある。また、
素直で純朴な生徒が多 く、合唱練習、班 ごとの学習取 り組みなど自分たちで活動を作 つてい く気風が出てきた。
ハー ドル走を経験 したことがある者は 6名 (小学校の授業で経験 した者 4名 、中学校入学後、陸上選手 とな り経験 した者 2名 )という実態で、初めてハー ドル走を学習する者が多い。
ハー ドル走が好 きか嫌いかという点では、「大好 き ・好 き」 と答えた生徒が 13名 、「嫌い ・大嫌い」と答え た生徒が 15名 で、嫌なイメージを持 つている生徒が若干多い。
好 きな理 由としては 「眺べ ると楽 しい 。うれしい」「か つこいい 。おも しろそう」といつたことがあげられ
てお り、嫌いな理 由と しては 「転びそう」「足をうま く上 げ られない」「眺んだことがない」「体が固い ・フオ
ームがうまくできない」といつたことがあげられている。
(3)指 導の構想
ハー ドル走は、取 り組みの過程で自己の課題に気づき、解決に向け努力 し、かつ仲間とともに学び合 うこと がで きる教材 と考える。よってこの単元の授業を通 してハー ドル走の楽 しさにふれ、仲間との関わ りを通 して 学び方や技能を身につけさせてい きたい。
そのため次の点に留意 して指導する。 1つ は個々の課題 に沿えるようい くつかの練習の場を設定 し、効果的 な学習ができるようにするということ(別紙資料参照)。具体的には走力 ・体格 ・技能などの点から、全員が同 じ高さ、同じインターバルのハー ドルを眺ぶのではなく、それぞれの能力にあった高さ ・インターバルのハー ドルに挑戦できるようにする。また、練習の過程に置いても、「3歩 の リズム」「振 り上げ脚」「抜 き足」など 個々によって課題が違って くるはずなので、それぞれの課題に適 した場を設け、個々の要求に対応できるよう に したい。
もう 1つ は、生徒が 「学び方」を学ぶことができるようにするということ。具体的には、次の通 りである。
…グルー プ学習を通 して学習を進め、
十教師の支援
…その中でそれぞれが自己の課題 を見つけ、
十教師の支援
…そこで発見 された課題を個々で、あるいは同 じ課題の者同士で解決 してい く。
これを繰 り返 し行 う学習形態をとることによ り、「学び方」を学ばせてい きたい。そ して、仲間 との触れ合 い、学び合い、励 まし合いを大切に しなが ら技能を身につけ、ハー ドル走の楽 しさを味わわせていきたい。
また、以下の点についても合わせて留意する。
①ハー ドル走のタイムを 50m走 のタイムに近づけることを目標 とし、そのためにはハー ドル間を 3歩 のリ ズムで早 く走 り抜 くことを第一に考える。
②ハー ドルの高さは、高 く踏み切 らな くても良い(スピー ドにのつて走 り抜けられる)高さを選択させ る。
③ A〜 Fの グループ分けは男女混合で、等質のグループとなるようにする。
④ビデオなどの視聴覚教材を活用し、課題発見・解決の手だてとする。
⑤学習カードを使い、課題とその解決方法を明確化させる。
目標 の設定 ・活動
4 単 元指導計画および評価計画 (10時 間)
指導内容
時間
評価計画
評価規準 (評価方法)
判断基準 心
欲 度 関 意 態
思考
判断
技 能知識
理解
オ リエ ンテー シ ョン 1 ● ハ ー ドル走 の 特 性や 学習の進 め方 を知 る。 (観 察 )
(略)
5 0 m ハ ー ドル走 タイ ム測定会
1
● ̀
記 録 の結 果 を 受 け入 れ よ う と す る。 ( 学 習 カー ド)
(略)
オ リエ ンテー シ ョン 1 ● 自分 に適 した 課 題 の選 び方 、 そ れ に合 わせ た練 習 の仕 方 を 知 る。 (観 察 )
(略)
ハー ドル走 ( 1 ) 体ほ ぐしの運動 ( 2 ) ハー ドル 走 の 練
習
( 3 ) 学 習 を振 り返 り ま とめ る
( 4 ) 自己評価
5
本 時
③
︶
●
ハ ー ドル 走 の特 性 に関心 を持ち、楽 しさ を 味 わ え るよ うに 進 んで取 り組 む こ とがで きる。
互 い に協 力 し、励 ま し合 い な が ら練習 を行お うとす る。
健 康 ・安 全 に 留 意 しよ う とす る。 (観 察 ・自己評価 )
A ハ ー ドル走 に積極 的 に取 り組 み 、仲間 と学 び合 う姿 勢 があ り、安全 に も留意 してい る。
B ハ ー ドル走 に積極 的に取 り組んで い る。
C 支 援 によ り取 り組 もう としている。
● 自分 の能 力 に 適 した課 題 を設 定 し、効 果 的 な線 習 の仕 方 を 選 ん た りして い る。
( 観察 、学習 カー ド)
A 自 分 の課題 に あ った場 を選択 し、 的確 なア ドバイ スを しなが ら練習 して い る。
B 自 分 の課題 にあ った場 を活用 し練 習 し て い る。
C 支 援 によ う場 を活 用 し練習 してい る。
● 自分 の能 力 に適 した技能につ いて、動 きのポイン トセ 身に つ け、その技 能 を高 め、競技 した り記録 を高めた りするこ とがで きる。
(観察 、学習カー ド)
A 3 歩 の リズ ムで リズ ミカルに走 り抜 け られ、 自分 の 能 力 にあ ったハー ドリン グがで きる。
B イ ンターバル を 3 歩 の リズムで走 り抜 け られ る。
C 支 援 に よ り自分 の能 力 にあ ったハ ー ド ル走 がで きる。
まとめ
5 0 m ハ ー ドル走タ イ ム測定会
2 ● 記 録 の結 果 を受 け入 れ よ う と す る。
これ まで の 活 動 を振 り返 り、
自己評価 がで きる。
(学習 カー ド)
(略)
● 自分 の能 力 に適 した技能につ いて、動 きのポイ ン トを身に つ け、その技能 を高 め、競技 した り記録 を高めた りするこ とがで きる。 (観 察 )
( 略)
● 動 きのポ イ ン トを理 解 し、 ビ デ オ な どを 見 て 自分 の技能 の 向 上 を確 かめ るこ とがで きる。
( 観察 、学習 カー ド)
( 略)
5 本 時の指導 ( 1 ) ねらい
① 自 分の課題を選択 し、
② み んなと協力し、励ま ( 2 ) 展 開
それぞれの場で練習を工夫 し、技術を身につけることができる。
し合いなが ら学び合い、ハー ドル走の楽 しさを味わうことがで きる。
段 階
学 習 活 動 評価の視点 ・方法 指導上の留意点 学習形態 ・教材
・教具等
導入
12 分
1.整列、あいさつ
2.準備運動をする。
(ランエング ・体操 ・ス トレッ
`チ、体ほ ぐし)
1 , 欠席者、見学者を確認する。
2 . 体育 リーダー中心に、ケガ のない よ うしっか り行 わ せ る。ハー ドル走 に必要 な動きづ くりを行 う。
3 . 前時 までの反省を基に設定 した課題を確認する。
板書 学習 カー ド
展
開
3 0 分
4 . グルー プ練習
( A 〜 F の 6 グ ルー プ )
《場の設定》
①本練習用の場所
② 3歩のリズムをつかむ場所
⑥デイップを練習する場所(低く ハー ドリングすることを意識)
④着地後の第 1歩 を練習する場 所(大きく真つ直 ぐ踏み出すこ とを意識)
⑤振 り上げ脚を練習する場所
⑥抜き足を練習する場所
4 . グル ー プ学習
グル ー プ内で課題 をチ ェ ック し 合 い な が ら練習 する ことがで き る。
《観察 ・巡回指導》
練習の場の課題が把握で き、必 要な練習方法 を選択 し積極 的に 取 り組み、的確なア ドバ イスも で きる。
練習の場の課題 を把握で き、必 要な練習方法 を選択 し積極的 に 取 り組むことがで きる。
教師の支援 を受けなが ら積極的 に取 り組むことができる。
4 , 次の点に留意する。
O 練 習 の場 の課題 を しっか りと把 握 させて練 習 に臨 ませ る。
O 必 要 に応 じ自分 の フ オー ム を ビデ オ で 見せ た り、
手本 とな る写真な どと見 比ぺ させ課題の解決 をは かる。
O グ ルー プ内で学び合 うよ うにする。
O グ ル ー プ ご とに 練習
・ビデオ
・フ ォー ムの 連続 写真
つづ<
段 階
学 習 活 動 評価 の視点 ・方法 指 導上の留意点 学習形態 ・教材
・教具等 つづき
展 開
3 0 分
課題 2 1 ̲
自分の課題 を選択 し、それぞれの場で練習を工夫 して技術 を身に つけよう。
5.課題の発見
グルー プでの学習や ア ドバイ ス を基 に、 自分の課題 に気づ き、 自分 にあった練 習方法 を 選択する。
6.個人練習
《場の設定》
①本練習用の場所
② 3歩の リズムをつかむ場所
③ディップを練習する場所(低く ハー ドリングすることを意識)
④着地後の第 1歩 を練習する場 ィ所(大きく真っ直 ぐ踏み出すこ
とを意識)
⑤振 り上げ脚を練習する場所
⑥抜き足を練習する場所
個 人 ご との課題 を把握 し、課題 解決 に向 け 自分 にあ った練 習 を 選択 し、取 り組む ことがで きる。
《観察 ・巡回指導》
自己の課題が把握で き、 自分 に あつた練習を選択 し、お互い に 協 力 しあいなが ら積極的 に取 り 組むことができる。
自己の課題が把握で き、積極 的 に取 り組む ことがで きる。
教師の支援 を受けなが ら積極 的 に取 り組むことがで きる。
5。次の点に留意する。
Oグ ループ内でH―Eに どんな 課題があるのかをお互い にチ ェックし合 う。
①次 に どんな課題 を持 つて 練習 した らよいのか を明 確 にさせる。
6.次の点に留意する。
O自 分 の課題 を しつか りと 把握 させて練習 に臨 ませ る。
O 必 要 に応 じ自分 の フ ォー ム を ビデ オ で見 せ た り、
手 本 とな る写 真 な ど と見 比 べ さ せ 課題 の 解決 をは か る。
O自 分 にあ った練 習の場 を 選択で きるよう支援する。
O選 択 した場でポイ ン トを 把握 しなが ら練習させる。
O グ ル ー プ 内で教 え合 う
O 個 人で練習 ( たた し、 同 じ課 題 を 持 つ た 者 同 士で グ ル ー プ とな る こ ともある)
・ビデオ
・フ ォー ムの 連続 写真
・場 所 ご とに練習 の ポ イ ン トを掲 示
終
緒
8 分
7.本時の まとめ グループの反省 個人の反省
8,あいさつ
7 . 生徒の反省 と共に、教師側 か らも技術面、取 り組 み 姿勢 、改善点 な どを評価 しまとめとする。
8 , ケガの有無 と、次時の確認 をする。
学 習 カー ド