• 検索結果がありません。

厚生労働科学研究費補助金

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "厚生労働科学研究費補助金"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

 

厚生労働科学研究費補助金 セマフォリン

研究要旨

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ マフォリン

例と健常人

伝子SNP I334V (rs138694505A>G) vs 5.6%, P=0.0004,

変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。

 

A.研究目的

  特発性心室細動は心臓突然死の重要な原因で あるが、その分子レベルでの発症機構は明らか にされていない部分も多い。心室細動発症にお ける自律神経の関与が報告されてきた

フォリン3A

交感神経分布の抑制因子であり、

アウトマウスや過剰発現マウスでは心臓での自 律神経が無秩序となり、突然死を起こすことが 報告されている

子と特発性心室細動の関連について検討するこ とである。

 

B.研究方法

  当院と滋賀医科大学・長崎大学・新潟大学・

国立循環器病センターでエントリーした特発性 心室細動83

遺伝子のリシークエンスを行った。

子のSNPの有無による、臨床的特徴、心電図や 心室遅延電位の各指標、右心室生検組織におけ る心臓交感神経分布の違いについて検討を行っ た。鶏胎生交感神経節と

厚生労働科学研究費補助金 セマフォリン3A

研究分担者 研究要旨 

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ マフォリン3A (SEMA3A

例と健常人2958人において SNP I334V (rs138694505A>G) vs 5.6%, P=0.0004,

変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。

研究目的 

特発性心室細動は心臓突然死の重要な原因で あるが、その分子レベルでの発症機構は明らか にされていない部分も多い。心室細動発症にお ける自律神経の関与が報告されてきた

3A (SEMA3A)

交感神経分布の抑制因子であり、

アウトマウスや過剰発現マウスでは心臓での自 律神経が無秩序となり、突然死を起こすことが 報告されている3。我々の目的は、

子と特発性心室細動の関連について検討するこ とである。 

研究方法 

当院と滋賀医科大学・長崎大学・新潟大学・

国立循環器病センターでエントリーした特発性 83例と健常人

遺伝子のリシークエンスを行った。

の有無による、臨床的特徴、心電図や 心室遅延電位の各指標、右心室生検組織におけ る心臓交感神経分布の違いについて検討を行っ た。鶏胎生交感神経節と

厚生労働科学研究費補助金

3A遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

研究分担者 中野由紀子

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ SEMA3A)遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動

人においてSEMA3A SNP I334V (rs138694505A>G) vs 5.6%, P=0.0004, OR 3.08, 95%CI 1.67

変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。

特発性心室細動は心臓突然死の重要な原因で あるが、その分子レベルでの発症機構は明らか にされていない部分も多い。心室細動発症にお ける自律神経の関与が報告されてきた

)は、心内膜・心外膜への 交感神経分布の抑制因子であり、SEMA3A アウトマウスや過剰発現マウスでは心臓での自 律神経が無秩序となり、突然死を起こすことが

。我々の目的は、

子と特発性心室細動の関連について検討するこ

当院と滋賀医科大学・長崎大学・新潟大学・

国立循環器病センターでエントリーした特発性 例と健常人2958人において

遺伝子のリシークエンスを行った。

の有無による、臨床的特徴、心電図や 心室遅延電位の各指標、右心室生検組織におけ る心臓交感神経分布の違いについて検討を行っ た。鶏胎生交感神経節と SEMA3A

厚生労働科学研究費補助金  難治性疾患等克服研究事業 分担研究報告書

遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

中野由紀子 広島大学

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ 遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動

SEMA3A遺伝子の検討を行い、特発性心室細動症例では SNP I334V (rs138694505A>G)の保因率が有意に高いことを発見した。

OR 3.08, 95%CI 1.67–5.7

変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。

特発性心室細動は心臓突然死の重要な原因で あるが、その分子レベルでの発症機構は明らか にされていない部分も多い。心室細動発症にお ける自律神経の関与が報告されてきた 1,2。セマ は、心内膜・心外膜への SEMA3Aノック アウトマウスや過剰発現マウスでは心臓での自 律神経が無秩序となり、突然死を起こすことが

。我々の目的は、SEMA3A遺伝 子と特発性心室細動の関連について検討するこ

当院と滋賀医科大学・長崎大学・新潟大学・

国立循環器病センターでエントリーした特発性 人においてSEMA3A 遺伝子のリシークエンスを行った。SEMA3A遺伝 の有無による、臨床的特徴、心電図や 心室遅延電位の各指標、右心室生検組織におけ る心臓交感神経分布の違いについて検討を行っ SEMA3A遺伝子のSNP

難治性疾患等克服研究事業 分担研究報告書

遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

広島大学医歯薬学総合研究科

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ 遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動

遺伝子の検討を行い、特発性心室細動症例では の保因率が有意に高いことを発見した。

5.7)。SEMA3A

変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。

特発性心室細動は心臓突然死の重要な原因で あるが、その分子レベルでの発症機構は明らか にされていない部分も多い。心室細動発症にお

。セマ は、心内膜・心外膜への ノック アウトマウスや過剰発現マウスでは心臓での自 律神経が無秩序となり、突然死を起こすことが 遺伝 子と特発性心室細動の関連について検討するこ

当院と滋賀医科大学・長崎大学・新潟大学・

国立循環器病センターでエントリーした特発性 SEMA3A 遺伝 の有無による、臨床的特徴、心電図や 心室遅延電位の各指標、右心室生検組織におけ る心臓交感神経分布の違いについて検討を行っ SNP

を発現させた

経の伸長の程度の比較を行った。

(倫理面への配慮)

本研究は、

審査を受けて認可されており、定期的な審査も 受けている。被験者の血液は、分析前に個人情 報を削り、かわりに新しく符号をつけ、被験者 とこの符号を結びつける対応表は広島大学循環 器内科にて厳重に保管している。方法は個人情 報管理者のみがアクセス可能なスタンドアロー ンのパーソナルコンピューターのハードディス クに保存し鍵のかかる、研究室に保存している。

倫理委員会での承認状況:広島大学:不整脈お よび高血圧疾患における遺伝子異常の検索 番号

  C

I334V (rs138694505A>G) ことを発見した。

P=0.0004, OR 3.08, 95%CI 1.67  

 

難治性疾患等克服研究事業(難治性疾患克服研究事業 分担研究報告書

遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

医歯薬学総合研究科

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ 遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動

遺伝子の検討を行い、特発性心室細動症例では の保因率が有意に高いことを発見した。

SEMA3A遺伝子I334V 変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。

を発現させた

経の伸長の程度の比較を行った。

(倫理面への配慮)

本研究は、学内のヒトゲノム・遺伝子解析研究 審査を受けて認可されており、定期的な審査も 受けている。被験者の血液は、分析前に個人情 報を削り、かわりに新しく符号をつけ、被験者 とこの符号を結びつける対応表は広島大学循環 器内科にて厳重に保管している。方法は個人情 報管理者のみがアクセス可能なスタンドアロー ンのパーソナルコンピューターのハードディス クに保存し鍵のかかる、研究室に保存している。

倫理委員会での承認状況:広島大学:不整脈お よび高血圧疾患における遺伝子異常の検索 番号: 医倫ヒ-

 

C.研究結果  特発性心室細

I334V (rs138694505A>G) ことを発見した。

P=0.0004, OR 3.08, 95%CI 1.67

       

難治性疾患克服研究事業 遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

医歯薬学総合研究科 循環器内科

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ 遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動

遺伝子の検討を行い、特発性心室細動症例では の保因率が有意に高いことを発見した。(リスクアレル

I334Vにより、心臓の神経支配の 変容が起こり特発性心室細動の発症に関与していることを推測した。 

を発現させたHEK細胞の共培養を行い、交感神 経の伸長の程度の比較を行った。

(倫理面への配慮)

学内のヒトゲノム・遺伝子解析研究 審査を受けて認可されており、定期的な審査も 受けている。被験者の血液は、分析前に個人情 報を削り、かわりに新しく符号をつけ、被験者 とこの符号を結びつける対応表は広島大学循環 器内科にて厳重に保管している。方法は個人情 報管理者のみがアクセス可能なスタンドアロー ンのパーソナルコンピューターのハードディス クに保存し鍵のかかる、研究室に保存している。

倫理委員会での承認状況:広島大学:不整脈お よび高血圧疾患における遺伝子異常の検索

-52)

 

特発性心室細動症例では

I334V (rs138694505A>G)の保因率が有意に高い ことを発見した。(リスクアレル

P=0.0004, OR 3.08, 95%CI 1.67

難治性疾患克服研究事業 遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

循環器内科 助教

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ 遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動

遺伝子の検討を行い、特発性心室細動症例ではSEMA3A リスクアレル により、心臓の神経支配の

細胞の共培養を行い、交感神 経の伸長の程度の比較を行った。

学内のヒトゲノム・遺伝子解析研究 審査を受けて認可されており、定期的な審査も 受けている。被験者の血液は、分析前に個人情 報を削り、かわりに新しく符号をつけ、被験者 とこの符号を結びつける対応表は広島大学循環 器内科にて厳重に保管している。方法は個人情 報管理者のみがアクセス可能なスタンドアロー ンのパーソナルコンピューターのハードディス クに保存し鍵のかかる、研究室に保存している。

倫理委員会での承認状況:広島大学:不整脈お よび高血圧疾患における遺伝子異常の検索

動症例ではSEMA3A

の保因率が有意に高い リスクアレル15.7% vs 5.6%, P=0.0004, OR 3.08, 95%CI 1.67–5.7)。

難治性疾患克服研究事業) 遺伝子変異と関連する特発性心室細動発症の分子病態メカニズムの解明

心室細動発症における自律神経の関与が報告されてきた。心交感神経の抑制因子であるセ 遺伝子と特発性心室細動の関連について検討した。特発性心室細動83 SEMA3A遺 リスクアレル15.7%

により、心臓の神経支配の

細胞の共培養を行い、交感神

学内のヒトゲノム・遺伝子解析研究 審査を受けて認可されており、定期的な審査も 受けている。被験者の血液は、分析前に個人情 報を削り、かわりに新しく符号をつけ、被験者 とこの符号を結びつける対応表は広島大学循環 器内科にて厳重に保管している。方法は個人情 報管理者のみがアクセス可能なスタンドアロー ンのパーソナルコンピューターのハードディス クに保存し鍵のかかる、研究室に保存している。

倫理委員会での承認状況:広島大学:不整脈お よび高血圧疾患における遺伝子異常の検索(承認

SEMA3A遺伝子SNP の保因率が有意に高い

15.7% vs 5.6%, 細胞の共培養を行い、交感神

学内のヒトゲノム・遺伝子解析研究 審査を受けて認可されており、定期的な審査も 受けている。被験者の血液は、分析前に個人情 報を削り、かわりに新しく符号をつけ、被験者 とこの符号を結びつける対応表は広島大学循環 器内科にて厳重に保管している。方法は個人情 報管理者のみがアクセス可能なスタンドアロー ンのパーソナルコンピューターのハードディス クに保存し鍵のかかる、研究室に保存している。

倫理委員会での承認状況:広島大学:不整脈お 承認

SNP の保因率が有意に高い

15.7% vs 5.6%,

(2)

SEMA3A遺伝子

心内膜生検組織で、通常は心外膜側にしか存在し ないはずの心臓

交感神経分布の異常をきたしていた。

(SEMA3A遺伝子

感神経THの心内膜側への発現が認められる。図 の緑がanti TH

  In vitroの実験においても、

I334Vを発現させたベクターを鶏胎生交感神経節 と共培養すると、

(WT)よりも神経伸長の抑制作用が弱くなってい ることを明らかにした。

左: SEMA3A されている。

中:SEMA3A

用が低下している。

右:コントロールベクターでは神経伸長を抑制す るものがないので神経は各方向に伸長している とを明らかにした。

各図共、左が 胞、右は交感神経節

途絶した神経の数の割合を定量したところ、同様 にSEMA3A遺伝子

経の伸長抑制作用が低下していた。

 

遺伝子I334Vを有する症例では、右心室 心内膜生検組織で、通常は心外膜側にしか存在し ないはずの心臓 交感神経が心内膜側まで延長し 交感神経分布の異常をきたしていた。

遺伝子I334Vを有する症例、図上では交 の心内膜側への発現が認められる。図 anti TH、赤がVinculin)

の実験においても、

を発現させたベクターを鶏胎生交感神経節 と共培養すると、I334V

よりも神経伸長の抑制作用が弱くなってい ることを明らかにした。

SEMA3A遺伝子wild type されている。

SEMA3A遺伝子I334V(+) 用が低下している。

コントロールベクターでは神経伸長を抑制す るものがないので神経は各方向に伸長している とを明らかにした。

各図共、左がSEMA3A遺伝子発現させた 胞、右は交感神経節(dorsal root ganglion, DRG) 途絶した神経の数の割合を定量したところ、同様

遺伝子I334V(+)

経の伸長抑制作用が低下していた。

を有する症例では、右心室 心内膜生検組織で、通常は心外膜側にしか存在し 交感神経が心内膜側まで延長し 交感神経分布の異常をきたしていた。

を有する症例、図上では交 の心内膜側への発現が認められる。図

Vinculin)

の実験においても、SEMA3A

を発現させたベクターを鶏胎生交感神経節 I334Vを有さない正常のもの よりも神経伸長の抑制作用が弱くなってい ることを明らかにした。

wild typeでは神経伸長が抑制 I334V(+)では神経伸長抑制作

コントロールベクターでは神経伸長を抑制す るものがないので神経は各方向に伸長している

遺伝子発現させた (dorsal root ganglion, DRG) 途絶した神経の数の割合を定量したところ、同様

I334V(+)ではwild type 経の伸長抑制作用が低下していた。

を有する症例では、右心室 心内膜生検組織で、通常は心外膜側にしか存在し 交感神経が心内膜側まで延長し 交感神経分布の異常をきたしていた。

を有する症例、図上では交 の心内膜側への発現が認められる。図

SEMA3A遺伝子

を発現させたベクターを鶏胎生交感神経節 を有さない正常のもの よりも神経伸長の抑制作用が弱くなってい

では神経伸長が抑制

では神経伸長抑制作

コントロールベクターでは神経伸長を抑制す るものがないので神経は各方向に伸長している

遺伝子発現させたHEK細 (dorsal root ganglion, DRG) 途絶した神経の数の割合を定量したところ、同様

wild typeよりも神 経の伸長抑制作用が低下していた。

を有する症例では、右心室 心内膜生検組織で、通常は心外膜側にしか存在し 交感神経が心内膜側まで延長し

を有する症例、図上では交 の心内膜側への発現が認められる。図

を発現させたベクターを鶏胎生交感神経節 を有さない正常のもの よりも神経伸長の抑制作用が弱くなってい

では神経伸長が抑制

では神経伸長抑制作

コントロールベクターでは神経伸長を抑制す るものがないので神経は各方向に伸長している

途絶した神経の数の割合を定量したところ、同様 よりも神

伝子

り特発性心室細動の発症に関与していることを 推測した。

特発性心室細動は蘇生された心室細動症例のう ちで器質的心疾患を有する症例やチャネル病な どが除外されて初めて診断される疾患であり、心 電図的診断などあらかじめの診断が出来ない疾 患である。これまで特発性心室細動に関する遺伝 子として

れているが、その報告は少ない 今

広く知られていることより、交感神経伸長抑制因 子である

SEMA3A

側には神経が伸長しないようにして、心内膜、心 外膜の神経分布勾配を保っている。

剰発現させても、欠損させても、神経分布のバラ ンスを崩し、突然死することが報告されている 今回、日本の色々なエリアからの特発性心室細動 症例と健常人の比較において、

I334V

ことが明らかになった。実際、

発性心室細動症例では、心臓交感神経分布の異常 を認めており、

りも心系伸長抑制作用が減弱しており、この遺伝 子の異常が特発性心室細動発症および病態に関 与している可能性がある。

この結果は我々の知る限り世界初であり、今後の 特発性心室細動の病態解明および、心臓突然死の 予防という観点において大変有意義である  

関連文献 1.

D.考察 

今回の検討で、ヒト心臓において、

伝子I334Vにより、心臓の神経支配の変容が起こ り特発性心室細動の発症に関与していることを 推測した。

特発性心室細動は蘇生された心室細動症例のう ちで器質的心疾患を有する症例やチャネル病な どが除外されて初めて診断される疾患であり、心 電図的診断などあらかじめの診断が出来ない疾 患である。これまで特発性心室細動に関する遺伝 子としてKCNJ8

れているが、その報告は少ない

今回我々は、心室細動の発症と自律神経の関与が 広く知られていることより、交感神経伸長抑制因 子であるSEMA3A

SEMA3Aは心臓交感神経の伸長を抑制し心内膜 側には神経が伸長しないようにして、心内膜、心 外膜の神経分布勾配を保っている。

剰発現させても、欠損させても、神経分布のバラ ンスを崩し、突然死することが報告されている 今回、日本の色々なエリアからの特発性心室細動 症例と健常人の比較において、

I334Vが特発性心室細動症例において有意に多い ことが明らかになった。実際、

発性心室細動症例では、心臓交感神経分布の異常 を認めており、

りも心系伸長抑制作用が減弱しており、この遺伝 子の異常が特発性心室細動発症および病態に関 与している可能性がある。

この結果は我々の知る限り世界初であり、今後の 特発性心室細動の病態解明および、心臓突然死の 予防という観点において大変有意義である 関連文献

Smith ML, Hamdan MH, Wasmund SL, Kneip CF, Joglar JA, et al. (2010). High

ventricular ectopy can increase

neural activity in humans. Heart Rhythm 7:

497–503.

今回の検討で、ヒト心臓において、

により、心臓の神経支配の変容が起こ り特発性心室細動の発症に関与していることを

特発性心室細動は蘇生された心室細動症例のう ちで器質的心疾患を有する症例やチャネル病な どが除外されて初めて診断される疾患であり、心 電図的診断などあらかじめの診断が出来ない疾 患である。これまで特発性心室細動に関する遺伝

KCNJ8遺伝子やDPP6 れているが、その報告は少ない

回我々は、心室細動の発症と自律神経の関与が 広く知られていることより、交感神経伸長抑制因

SEMA3A遺伝子に着目

は心臓交感神経の伸長を抑制し心内膜 側には神経が伸長しないようにして、心内膜、心 外膜の神経分布勾配を保っている。

剰発現させても、欠損させても、神経分布のバラ ンスを崩し、突然死することが報告されている 今回、日本の色々なエリアからの特発性心室細動 症例と健常人の比較において、

が特発性心室細動症例において有意に多い ことが明らかになった。実際、

発性心室細動症例では、心臓交感神経分布の異常 を認めており、in vitroの実験でも、

りも心系伸長抑制作用が減弱しており、この遺伝 子の異常が特発性心室細動発症および病態に関 与している可能性がある。

この結果は我々の知る限り世界初であり、今後の 特発性心室細動の病態解明および、心臓突然死の 予防という観点において大変有意義である

Smith ML, Hamdan MH, Wasmund SL, Kneip CF, Joglar JA, et al. (2010). High

ventricular ectopy can increase

neural activity in humans. Heart Rhythm 7:

今回の検討で、ヒト心臓において、

により、心臓の神経支配の変容が起こ り特発性心室細動の発症に関与していることを

特発性心室細動は蘇生された心室細動症例のう ちで器質的心疾患を有する症例やチャネル病な どが除外されて初めて診断される疾患であり、心 電図的診断などあらかじめの診断が出来ない疾 患である。これまで特発性心室細動に関する遺伝 DPP6遺伝子の報告がさ れているが、その報告は少ない5,6

回我々は、心室細動の発症と自律神経の関与が 広く知られていることより、交感神経伸長抑制因

遺伝子に着目した。

は心臓交感神経の伸長を抑制し心内膜 側には神経が伸長しないようにして、心内膜、心 外膜の神経分布勾配を保っている。SEMA3A 剰発現させても、欠損させても、神経分布のバラ ンスを崩し、突然死することが報告されている 今回、日本の色々なエリアからの特発性心室細動 症例と健常人の比較において、SEMA3A

が特発性心室細動症例において有意に多い ことが明らかになった。実際、I334V

発性心室細動症例では、心臓交感神経分布の異常 の実験でも、I

りも心系伸長抑制作用が減弱しており、この遺伝 子の異常が特発性心室細動発症および病態に関 与している可能性がある。

この結果は我々の知る限り世界初であり、今後の 特発性心室細動の病態解明および、心臓突然死の 予防という観点において大変有意義である

Smith ML, Hamdan MH, Wasmund SL, Kneip CF, Joglar JA, et al. (2010). High-frequency ventricular ectopy can increase sympathetic neural activity in humans. Heart Rhythm 7:

今回の検討で、ヒト心臓において、SEMA3A遺 により、心臓の神経支配の変容が起こ り特発性心室細動の発症に関与していることを

特発性心室細動は蘇生された心室細動症例のう ちで器質的心疾患を有する症例やチャネル病な どが除外されて初めて診断される疾患であり、心 電図的診断などあらかじめの診断が出来ない疾 患である。これまで特発性心室細動に関する遺伝 遺伝子の報告がさ

回我々は、心室細動の発症と自律神経の関与が 広く知られていることより、交感神経伸長抑制因

した。

は心臓交感神経の伸長を抑制し心内膜 側には神経が伸長しないようにして、心内膜、心 SEMA3Aを過 剰発現させても、欠損させても、神経分布のバラ ンスを崩し、突然死することが報告されている。 今回、日本の色々なエリアからの特発性心室細動

SEMA3A遺伝子 が特発性心室細動症例において有意に多い I334Vを有する特 発性心室細動症例では、心臓交感神経分布の異常 I334はWTよ りも心系伸長抑制作用が減弱しており、この遺伝 子の異常が特発性心室細動発症および病態に関

この結果は我々の知る限り世界初であり、今後の 特発性心室細動の病態解明および、心臓突然死の 予防という観点において大変有意義である

Smith ML, Hamdan MH, Wasmund SL, Kneip frequency sympathetic neural activity in humans. Heart Rhythm 7:

遺 により、心臓の神経支配の変容が起こ り特発性心室細動の発症に関与していることを

特発性心室細動は蘇生された心室細動症例のう ちで器質的心疾患を有する症例やチャネル病な どが除外されて初めて診断される疾患であり、心 電図的診断などあらかじめの診断が出来ない疾 患である。これまで特発性心室細動に関する遺伝 遺伝子の報告がさ

回我々は、心室細動の発症と自律神経の関与が 広く知られていることより、交感神経伸長抑制因

は心臓交感神経の伸長を抑制し心内膜 側には神経が伸長しないようにして、心内膜、心 を過 剰発現させても、欠損させても、神経分布のバラ

。 今回、日本の色々なエリアからの特発性心室細動

遺伝子 が特発性心室細動症例において有意に多い を有する特 発性心室細動症例では、心臓交感神経分布の異常 よ りも心系伸長抑制作用が減弱しており、この遺伝 子の異常が特発性心室細動発症および病態に関

この結果は我々の知る限り世界初であり、今後の 特発性心室細動の病態解明および、心臓突然死の

(3)

2. Nishisato K, Hashimoto A, Nakata T, Doi T, Yamamoto H, et al. (2010).Impaired cardiac sympathetic innervation and myocardial perfusion are related to lethal arrhythmia quantification of cardiac tracers in patients with ICDs. J Nucl Med 51: 1241–1249.

3. Ieda M, Kanazawa H, Kimura K, Hattori F, Ieda Y, et al. (2007). Sema3Amaintains normal heart rhythm through sympathetic innervation patterning. Nature Med 13: 604–612.

4. Haissaguerre M, Chatel S, Sacher F, Weerasooriya R, Probst V, et al. (2009).

Ventricular fibrillation with prominent early repolarization associated with a rare variant of KCNJ8/KATP channel. Cardiovasc

Electrophysiol 20: 93–98.

5. Alders M, Koopmann TT, Christiaans I, Postema PG, Beekman L, et al. (2009).

Haplotype-sharing analysis implicates

chromosome 7q36 harboring DPP6 in familial idiopathic ventricular fibrillation. Am J Hum Genet 84: 468–476.

 

G.研究発表  1. 論文発表 

1. Nakano Y, Chayama K, Ochi H, Toshisige M, Hayashida Y, Miki D, Hayes C. N, Suzuki H, TokuyamaT, Oda N, Suenari K,

Uchimura-MakitaY, KajiharaK, Sairaku A, Motoda C, Fujiwara M, WatanabeY, YoshidaY,

Ohkubo K, Watanabe I, Nogami A, Hasegawa K, Watanabe H, Endo N, Aiba T, Shimizu W, Ono S, Horie M, Arihiro K, Tashiro S, Makita N, Kihara Y. A nonsynonymous poly- morphism in Semaphorin 3A as a risk factor for human unexplained cardiac arrest with documented ventricular  fibrillation. PLOS Genetics 2013;9(4):e1003364.

2. Tokuyama T, Nakano Y, Awazu A,

Uchimura-Makita Y, Fujiwra M, Watanabe Y, Sairaku A, Kajihara K, Motoda C, Oda N, Kihara Y. Deterioration of the circadian variation of heart rate variability in Brugada syndrome may contribute to the pathogenesis of ventricular fibrillation. J Cardiol. 2014;

S0914-5087 2.学会発表

1. Nakano Y, et al.: Nonsynonymous

Polymorphism in Semaphorin 3A as a Risk Factor for Human Unexplained Cardiac Arrest with Documented Ventricular Fibrillation.

AHA 2013. Dalas, USA. 2013.11. 18.

H.知的財産権の出願・登録状況(予定を含む。) 1. 特許取得

  なし 2.  実用   なし 3.  その他

なし

参照

関連したドキュメント

した宇宙を持つ人間である。他人からの拘束的規定を受けていない人Ⅲ1であ

事前調査を行う者の要件の新設 ■

・厚⽣労働⼤⾂が定める分析調査者講習を受講し、修了考査に合格した者

今回の SSLRT において、1 日目の授業を受けた受講者が日常生活でゲートキーパーの役割を実

参加者は自分が HLAB で感じたことをアラムナイに ぶつけたり、アラムナイは自分の体験を参加者に語っ たりと、両者にとって自分の

私たちは、私たちの先人たちにより幾世代 にわたって、受け継ぎ、伝え残されてきた伝

巣造りから雛が生まれるころの大事な時 期は、深い雪に被われて人が入っていけ

(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.