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論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

報告番号

3223 松永 有紀

論文審査担当者

主査 角田 卓也 教授

副査 宮崎 教授

副査 塩沢 英輔 准教授

(論文審査の要旨)

論文題名:

Novel Anti-FOLR1 Antibody–Drug Conjugate MORAb-202 in Breast Cancer and Non-Small Cell Lung Cancer Cells

(新規抗 FOLR1 抗体-薬物複合体 MORAb-202 の乳癌および非小細胞肺癌細胞における効果発現

機構の検討) 掲載雑誌名:

Antibodies 掲載予定

抗体薬物複合体(ADC)は、抗体が認識する分子 標的に特異的に結合し、 薬物を届けるこ とを可能にする。より精密化した癌治療を行うため新規 ADC の開発が盛んに行われてい る。葉酸受容体α(FOLR1)は、上皮由来の悪性腫瘍で特異的に発現することから ADC 標的とされる。本研究では、新規抗 FOLR1 抗体-エリブリン複合体である MORAb-202 の抗 腫瘍効果の発現機序を乳癌および非小細胞肺癌細胞株を用いて検討した。

FOLR1 発現を、乳癌細胞株7種および非小細胞肺癌細胞株9種 を用いてウェスタンブロ

ット法とリアルタイム PCR 法で測定し、mRNA とタンパク質における発現レベルが相関す ることを確認した。FOLR1 発現量とMORAb-202 による細胞増殖抑制効果は比例した。MORAb- 202 からペイロードであるエリブリンが遊離し、周囲の細胞増殖を抑制することを共培養 用モデルで検証し、細胞周期解析によりアポトーシスが誘導されることを確認した。乳癌 細胞株(T47Dおよび MCF7)を用いた同所異種移植マウスモデルにおいて、MORAb-202投与 は腫瘍増大を抑制した。

本論文は新規 ADCである MORAb-202の効果発現機序を in vitro, in vivoのレベルで解 析し、新たな知見を得ており、学術上価値があると考えられる。

以上より本論文は本学大学院学位論文(博士)審査基準を満たしており、学位論文に値す ると判断した。

(主査が記載、500字以内)

参照

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