曲線と曲面演習
担当 丹下 基生:研究室(B622) mail([email protected]
)第
7
回(’13
年12
月25
日:Keywords · · ·
法曲率.ワインガルテンの公式.主曲率)[曲面の法曲率]・・・曲面Sの単位法ベクトルnと、接平面上の方向ベクトルXに対して、nとXでできる平面と Sとの交わりの曲線C(s)の曲率のこと.
[公式]・・・Suu·n=−Su·nu,Suv·n=−Su·nv,Svv·n=−Sv·nv [ワインガルテンの公式]・・・nu,nvは接平面に平行であり、その係数は
nu=F M−GL
EG−F2 Su+F L−EM
EG−F2 Sv, nv =F N−GM
EG−F2 Su+F M−EN EG−F2 Sv
となる.
[ガウス写像の微分写像]・・・ガウス写像n:S→S2に対して、ガウス写像の微分写像dnを dn:TpS→Tn(p)S2
dn(w) = dn(α)
dt (0)として定義する.ここで、α(t)はα(0) =p,α′(0) =wとなるS上の曲線.このとき、平行 移動によってTn(p)S2=TpSとみなせる.つまり、dn:TpS→TpSである.
ガウス写像の微分写像dn:TpS→TpSはφ:Su7→nu, Sv7→nvとなる線形写像となる.
[曲面の主曲率]・・・φ=−dnとおくと、φの固有値κ1, κ2のこと.
[曲面上の基底(ダルブー座標)]・・・α(s)を弧長パラメータをもつ曲面S上の曲線とする.このとき、e1(s) =α′(s) と置くと、e1(s)はS上の単位接ベクトル.単位法ベクトルnをe3(s)とおく.e2(s) =n×e3(s)とするとe2は S上の単位接ベクトル.{e1(s),e2(s),e3(s)}を曲面上の曲線のダルブー座標という.
[曲面S上の曲線の法曲率]・・・S上の曲線のある弧長パラメータ表示をC(s)とするとき、その点での曲面の法線 ベクトルをnとしたとき、κn(s) =C′′(s)·e3(s)と定義する.e3(s)はダルブー座標のe3(s)
[曲面S上の曲線の測地的曲率]・・・S上の曲線のある弧長パラメータ表示をC(s)とするとき、その点での曲面の 法線ベクトルをnとしたとき、κg(s) =C′′(s)·e2(s)と定義する.e2(s)はダルブー座標のe2(s)
例題
-7-1. [
等式]
n
u· S
v= n
v· S
uを示せ.例題
-7-2. [
第2
基本形式]
第
2
基本形式II
は− dn · dS
とかけることを示せ.例題
-7-3. [第 2
基本形式]φ = − dn
とおくと、第2
基本形式II(v, w)
はI(φ(v), w)
とかけることを示せ.例題
-7-4. [
ガウス写像の微分写像1]
ガウス写像の微分は、dn(Su
) = n
u、dn(Sv) = n
vを満たすことを示せ.例題
-7-5. [ガウス写像の微分写像 2]
S
u, S
vをT
pS
の基底としたときの− dn
の表現行列が(
L M
M N
) ( − E − F
− F − G )
−1であるこ とを証明せよ.
例題
-7-6. [φ
の自己共役性]
φ = − dn
とおくと、I(φ(v), w) = I(v, φ(w))
が成り立つことを示せ.例題
-7-7. [
法曲率]
曲面
S
の(u, v, u
2+ v
2)
の原点(0, 0)
における、aSu+ bS
vの法曲率を求めよ.例題
-7-8. [法曲率]
曲面
S
の(u, v, u
2+ 2v
2)
の原点(0, 0)
における、aS
u+ bS
vの法曲率を求めよ.例題
-7-9. [法曲率]
曲面
S
の(u, v, u
2− v
2)
の原点(0, 0)
における、aS
u+ bS
vの法曲率を求めよ.例題
-7-10. [
主曲率]
曲面
S
の(u, v, u
2+ v
2)
の原点(0, 0)
における、主曲率を求めよ.またその主方向を求めよ.例題
-7-11. [
主曲率]
曲面
S
の(u, v, u
2− v
2)
の原点(0, 0)
における、主曲率を求めよ.またその主方向を求めよ.例題
-7-12. [
主曲率]
曲面
S
の(u, v, u
2+ 2v
2)
の原点(0, 0)
における、主曲率を求めよ.またその主方向を求めよ.例題
-7-13. [ワインガルテンの公式]
ワインガルテンの公式を証明せよ.
例題
-7-14. [
回転面の平行円の曲率]
平面
(f (u), g(u))
の回転面f(u) cos v, f (u) sin v, g(u))
の平行円をu =
一定の円とする.こ の平行円の法曲率、測地的曲率を求めよ.例題
-7-15. [回転面の子午線の曲率]
平面
(f(u), g(u))
の回転面f(u) cos v, f (u) sin v, g(u))
の子午線をv =
一定の曲線とする.こ の子午線の法曲率、測地的曲率を求めよ.—————————————————————————————————————————————–
問題
-7-1. [
ワインガルテンの公式.主曲率][30pt]
曲面
S
をS(u, v) = (u, v, uv)
として以下の問題に答えよ.(1)
第1
基本量、第2
基本量を計算し、ワインガルテンの公式がなりたつことを示せ.(2) 2
つの主曲率を解とする2
次方程式を求めよ.(3) (u, v) = (0, 0)
での主曲率κ
1, κ
2を求めよ.ただし、κ
1> κ
2とせよ.—————————————————————————————————————————————–
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[参考文献]曲面の幾何学(伊藤光弘著)遊星社
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