取扱説明書
Nellcor
ベッドサイド SpO
2患者モニタリングシステム
TM
© 2018 Covidien. All rights reserved.COVIDIEN、ロゴ付き COVIDIEN、Covidien のロゴ、および Positive Results for Life は、Covidien AG の米国およびその他の国々における登録商標です。™ * ブラン ドは、各所有者の商標または登録商標です。その他のすべてのブランドは、Covidien の商標です。
取扱説明書 i
目次
1 はじめに
1.1 概要 . . . 1-1 1.2 安全性に関する情報 . . . 1-1 1.2.1 安全性に関する記号 . . . 1-1 1.2.2 警告 . . . 1-2 1.2.3 注意 . . . 1-4 1.3 技術サポートを受ける . . . 1-5 1.3.1 技術サービス . . . 1-5 1.3.2 関連書類 . . . 1-5 1.4 保証内容 . . . 1-6 2 製品の概要
2.1 概要 . . . 2-1 2.2 製品の説明 . . . 2-1 2.3 目的の用途 . . . 2-2 2.4 製品の外観 . . . 2-3 2.4.1 前面パネルおよびディスプレイの構成 . . . 2-3 2.4.2 背面パネル . . . 2-7 2.4.3 製品およびカートンのラベル記号 . . . 2-7
3 設置
3.1 概要 . . . 3-1 3.2 安全に関する注意 . . . 3-1 3.3 開梱と点検 . . . 3-2 3.4 セットアップ . . . 3-3 3.4.1 電源への接続 . . . 3-3 3.4.2 内蔵バッテリの使用 . . . 3-4 3.4.3 Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサの接続 . . . 3-6
4 操作
4.1 概要 . . . 4-1 4.2 安全に関する注意 . . . 4-1 4.3 ユーザーインターフェース . . . 4-2 4.3.1 モニタリングシステムの電源をオンにする . . . 4-2 4.3.2 モニタリングシステムの電源をオフにする . . . 4-3 4.4 メニューオプションの操作 . . . 4-4 4.4.1 メニューの構造 . . . 4-5 4.4.2 クイックアクセスメニュー . . . 4-6 4.4.3 オプションメニュー . . . 4-8
4.4.4 アラーム制限値メニュー . . . 4-11 4.4.5 患者モードメニュー . . . 4-13 4.4.6 SpO2 波形メニュー . . . 4-14 4.5 アラームおよびアラーム制限値の管理 . . . 4-16 4.5.1 可聴アラームインジケータ . . . 4-17 4.5.2 視覚アラームインジケータ . . . 4-19 4.6 工場出荷時のデフォルト設定 . . . 4-19 4.7 定期点検 . . . 4-20 5 データ管理
5.1 概要 . . . 5-1 5.2 タブラートレンドデータ . . . 5-1 5.3 グラフィックトレンドデータ . . . 5-2 5.4 外部データ通信 . . . 5-3 5.4.1 ナースコールインターフェース . . . 5-4 5.4.2 トレンドデータダウンロード . . . 5-5 5.4.3 ファームウェアのアップグレード . . . 5-17 6 性能について
6.1 概要 . . . 6-1 6.2 オキシメトリについて . . . 6-1 6.2.1 脈拍数 . . . 6-1 6.2.2 飽和度 . . . 6-1 6.3 性能について . . . 6-1 6.3.1 概要 . . . 6-1 6.3.2 患者の状況 . . . 6-2 6.3.3 センサの性能について . . . 6-2 6.3.4 EMI(電磁干渉)の抑制 . . . 6-4 6.4 技術サポートを受ける . . . 6-5 7 予防保守
7.1 概要 . . . 7-1 7.2 クリーニング . . . 7-1 7.3 リサイクルと廃棄 . . . 7-2 7.4 バッテリのメンテナンス . . . 7-2 7.5 安全に関する定期点検 . . . 7-3 7.6 保守点検 . . . 7-4
取扱説明書 iii
目次
8 トラブルシューティング
8.1 概要 . . . 8-1 8.2 一般事項 . . . 8-1 8.3 エラー状況 . . . 8-2 8.4 返送 . . . 8-4 9 アクセサリ
9.1 概要 . . . 9-1 9.2 Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサ . . . 9-1 9.3 オプション機器 . . . 9-3 9.4 生体適合性試験 . . . 9-4 10 動作原理
10.1 概要 . . . 10-1 10.2 理論的原理 . . . 10-1 10.3 自動キャリブレーション . . . 10-2 10.4 機能テスタおよび患者シミュレータ . . . 10-2 10.5 特殊技術 . . . 10-3 10.5.1 機能的酸素飽和度と分画的酸素飽和度 . . . 10-3 10.5.2 飽和度の測定値と計算値 . . . 10-3 10.5.3 データ更新周期、データ平均化、および信号処理 . . . 10-4 10.6 SatSeconds ™ のアラーム管理機能 . . . 10-5 10.6.1 第 1 の SpO2 イベント . . . 10-5 10.6.2 第 2 の SpO2 イベント . . . 10-6 10.6.3 第 3 の SpO2 イベント . . . 10-7 10.6.4 SatSeconds ™ セーフティーネット . . . 10-8 11 製品仕様
11.1 概要 . . . 11-1 11.2 物理仕様 . . . 11-1 11.3 電気仕様 . . . 11-2 11.4 周囲環境条件 . . . 11-2 11.5 トーンの定義 . . . 11-3 11.6 性能仕様 . . . 11-4 11.7 音圧 . . . 11-5 11.8 製品適合規格 . . . 11-6 11.9 製造者の宣誓 . . . 11-6 11.9.1 電磁適合性(EMC) . . . 11-6 11.9.2 センサおよびケーブルの適合規格 . . . 11-11
11.9.3 安全性試験 . . . 11-11 11.10 基本性能 . . . 11-14 A 臨床試験
A.1 概要 . . . A-1 A.2 方法 . . . A-1 A.3 試験母集団 . . . A-2 A.4 試験結果 . . . A-2 A.5 有害事象または逸脱 . . . A-3 A.6 結論 . . . A-4
取扱説明書 v
表
表 1-1. 安全性に関する記号の説明 ... 1-1 表 2-1. 表示色 ... 2-6 表 2-2. 記号の説明 ... 2-7 表 3-1. 標準品 ... 3-3 表 4-1. メニューの構造と選択可能なオプション ... 4-5 表 4-2. アラーム状況 ... 4-16 表 4-3. 音声の状態 ... 4-18 表 4-4. パラメータ範囲と工場出荷時のデフォルト設定 ... 4-19 表 5-1. NORMALLY + の場合のナースコールのリレーピン
の状態 ... 5-5 表 5-2. NORMALLY – の場合のナースコールのリレーピン
の状態 ... 5-5 表 5-3. 動作状態コード ... 5-10 表 8-1. 一般的な問題と解決法 ... 8-2 表 9-1. Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサのモデルと患者
の体重 ... 9-2 表 11-1. 輸送、保管、および動作条件範囲 ... 11-2 表 11-2. トーンの定義 ... 11-3 表 11-3. トレンド ... 11-4 表 11-4. パルスオキシメトリセンサの精度と範囲 ... 11-5 表 11-5. 音圧(デシベル)... 11-5 表 11-6. 電磁エミッションのガイドライン ... 11-7 表 11-7. 電磁イミュニティのガイドライン ... 11-8 表 11-8. 推奨される分離距離 ... 11-9 表 11-9. RF 無線通信機器に対する筺体ポートイミュニティ
の試験仕様 ... 11-10 表 11-10. ケーブルおよびセンサ ... 11-11 表 11-11. 接地および外装の漏れ電流 ... 11-12 表 11-12. 患者漏れ電流 ... 11-13 表 A-1. 患者背景データ ... A-2 表 A-2. Nellcor ™ センサ対 CO オキシメータの SpO2 精度... A-2
ページは意図的に空白にしています
取扱説明書 vii
図
図 2-1. 前面パネルと側面パネルの構成 ... 2-3 図 2-2. ディスプレイ構成 ... 2-4 図 2-3. 背面パネルの構成 ... 2-7 図 3-1. パルスオキシメトリセンサとインターフェースケーブル
の接続 ... 3-7 図 4-1. 初期画面の例 ... 4-3 図 4-2. [変更を保存]画面 ... 4-4 図 4-3. クイックアクセス SpO2 メニュー(可聴アラーム選択済み)... 4-6 図 4-4. クイックアクセス PR メニュー(アラームオフ)... 4-7 図 4-5. [ボリューム]の選択 ... 4-8 図 4-6. [ボリューム]の選択 ... 4-9 図 4-7. 応答モードメニュー ... 4-10 図 4-8. [トレンドデータをすべて削除]メニュー項目 ... 4-11 図 4-9. [アラーム制限値メニュー]のオプション ... 4-13 図 4-10. 患者モードメニュー ... 4-14 図 4-11. 波形表示領域のハイライト表示 ... 4-15 図 4-12. SpO2 波形メニュー ... 4-15 図 5-1. タブラートレンドデータ画面 ... 5-1 図 5-2. グラフィックトレンドデータ画面 ... 5-3 図 5-3. ナースコールインターフェースのピン配列 ... 5-4 図 5-4. [トレンドデータダウンロード]オプション ... 5-7 図 5-5. トレンドデータのダウンロード状況 ... 5-8 図 5-6. トレンドデータのプリントアウトの例 ... 5-11 図 5-7. ブリッジドライバインストーラウィンドウの例 ... 5-12 図 5-8. 新しいハードウェアウィザード画面の例 ... 5-13 図 5-9. [ハードウェア]タブの[デバイスマネージャ]ボタン
の例 ... 5-14 図 5-10. [デバイスマネージャ]ウィンドウのハードウェアリスト
の例 ... 5-15 図 5-11. 初期状態の[USB to UART Bridge のプロパティ]ウィンド
ウの例 ... 5-16 図 5-12. [ポート設定]タブのボーレートの例 ... 5-17 図 10-1. 酸素化ヘモグロビンの解離曲線 ... 10-4 図 10-2. 一連の SpO2 イベント... 10-5 図 10-3. 第 1 の SpO2 イベント:SatSeconds ™ アラームなし ... 10-6 図 10-4. 第 2 の SpO2 イベント:SatSeconds ™ アラームなし... 10-7 図 10-5. 第 3 の SpO2 イベント:SatSeconds ™ アラーム発生... 10-8 図 A-1 修正済みブラント - アルトマンプロット ... A-3
ページは意図的に空白にしています
1-1
1 はじめに
1.1
概要
本書では、Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムの操作について 説明します。
注記 :ご使用になる前に、本書、アクセサリの『取扱説明書』、注意事項に関する情報、および仕 様をよくお読みください。
1.2
安全性に関する情報
このセクションでは、Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムを使 用する際の安全性に関する重要な情報について説明します。安全性に関するその他 の重要な情報については、本書で随時説明します。本書では、これ以降、Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムを「モニタリングシステム」と称し ます。
1.2.1
安全性に関する記号
表 1-1. 安全性に関する記号の説明
記号 定義
警告
警告は、患者やユーザー、または環境に起因する重篤な転帰(死亡、傷害、副作 用など)の危険性をユーザーに知らせます。
注意
モニタリングシステムまたはその他の機器に損傷を与える可能性のある条件や行 為であることを示します。
備考
備考は、ガイドラインの補完や補足情報を示します。
はじめに
1.2.2
警告
警告 :爆発の危険性 - 可燃性麻酔薬のある場所では、モニタリングシステムを使用しないでくださ い。
警告 :爆発の危険性 - バッテリは、他社製のバッテリと組み合わせて使用しないでください。乾電 池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池など、異なる種類または型式のバッテリを一緒 に使用しないでください。
警告 :モニタリングシステム、またはパルスオキシメトリケーブル、センサ、コネクタなどに損傷 がある場合は、使用しないでください。
警告 :他の医療機器の場合と同様、患者ケーブルは、患者に絡んだり、首に巻き付いたりしないよ うに慎重に取り回してください。
警告 :患者と信号入力コネクタ、信号出力コネクタ、またはその他のコネクタに同時に触れないで ください。
警告 :パルスオキシメトリセンサまたはパルスオキシメトリインターフェースケーブルを持ってモ ニタリングシステムを持ち上げたり運んだりしないでください。ケーブルが外れてモニタリ ングシステムが患者の上に落下したり、モニタリングシステムの表面が破損したりする可能 性があります。
警告 :患者の安全性を確保するためにも、患者の上に落下する可能性のある場所にモニタリングシ ステムを置かないでください。
警告 :LCD パネルには有毒な化学物質が含まれています。破損した LCD パネルには触らないでくだ さい。破損した LCD パネルに身体が触れると、有毒物質の伝播や経口摂取の可能性がありま す。
安全性に関する情報
取扱説明書 1-3
警告 :磁気共鳴画像診断装置(MRI)のスキャン時にはは、必ずモニタリングシステムとセンサの接 続を解除し、これらを取り外してください。MRI の施術中にモニタリングシステムを使用す ると、火傷を負ったり、MRI 画像やモニタリングシステムの精度が低下する可能性がありま す。
警告 :モニタリングシステムは、患者を評価する際の補助機器としての使用のみを意図しています。
臨床的な兆候および症状と組み合わせて使用する必要があります。
警告 :モニタリングシステムが表示する測定値は、患者の状態、患者の過度な体動、センサ、環境 条件、および近傍の外部電磁気条件の影響を受けます。
警告 :モニタリングシステムは、病院内または病院に準じた環境下で、訓練を受けた医療担当者が 使用することを意図しています。
警告 :周辺光が強い環境で使用する場合、パルスオキシメトリセンサを不透明な物質で遮光しない と、測定値が不正確になることがあります。安全性に関する特定の情報については、本書の 該当するセクションを参照してください。
警告 :モニタリングシステムは、除細動器に対応していません。除細動時や電気メス使用時も患者 に取り付けたままにしておくことができますが、除細動中およびその後しばらくの間は、測 定値が不正確になることがあります。
警告 :モニタリングシステムをひとりの患者から別の患者へ移した場合、モニタリングシステムに 複数の患者のトレンドデータが保持されることがあります。
警告 :モニタリングシステムと他の装置との接続は、該当する医療システム安全規格(IEC 60601-1 など)に準拠している必要があります。準拠していない場合、漏れ電流および接地状態が危 険な状況になる可能性があります。
警告 :患者の安全が損なわれる可能性がある場合は、可聴アラームを消音にしたり、音量を下げな いでください。
はじめに
警告 :単一領域内にある同一または類似の機器に、異なるアラーム制限値をプリセットしないでく ださい。
1.2.3
注意
注意 :モニタリングシステムは、本書に記載されている範囲外の条件で操作または保管した場合、
あるいは過度の衝撃を加えたり、落下させたりした場合、正しく動作しないおそれがありま す。
注意 :モニタリングシステム、アクセサリ、コネクタ、スイッチ、またはシャーシの開口部に、液 体をふきかけたり、注入したり、こぼしたりしないでください。モニタリングシステムが損 傷するおそれがあります。モニタリングシステムの上に液体を置かないでください。モニタ リングシステムに液体をこぼした場合は、バッテリを取り外し、すぐに液体を拭きとってか ら、サービス担当者の点検を受け、危険がないことを確認してもらってください。
注意 :モニタリングシステムのデータインターフェースに接続するアクセサリ機器は、データ処理 機器に関する IEC 60950-1 に準拠する必要があります。機器のあらゆる組み合わせは、
IEC 60601-1 医用電気システムの要求事項に準拠する必要があります。信号入出力ポートに 追加の機器を接続するユーザーは、医療システムを構成することになるため、システムが IEC 60601-1、IEC 60601-1-2:2007、および IEC 60601-1-2:2014 の要求事項に準拠している ことを確認する責任を負います。
注意 :モニタリングシステムを他の機器に接続する場合は、臨床で使用する前に正しく動作するこ とを確認してください。モニタリングシステムと接続した機器の両方を、接地されたコンセ ントに接続する必要があります。
注意 :最高の性能と測定精度を得るには、Covidien が提供または推奨するアクセサリのみを使用して ください。アクセサリは、製造元の取扱説明書および施設の基準に従って使用してください。
アクセサリは、推奨される生体適合性テスト(ISO10993-1 準拠)に合格したもののみを使用し てください。
注意 :外部の保護導体の設置または配置に関して完全性が疑われる場合、モニタリングシステムは バッテリで動作します。
技術サポートを受ける
取扱説明書 1-5
注意 :モニタリングシステムは、高周波エネルギーを生成、使用、および放射します。指示に従っ て設置および使用しないと、近傍にあるその他の装置に対する有害な干渉が発生する可能性 があります。
注意 :使用前にモニタリングシステムとすべてのアクセサリを点検し、物理的な損傷や誤動作の兆 候がないことを確認します。損傷がある場合は使用しないでください。
1.3
技術サポートを受ける
1.3.1
技術サービス
技術情報やサポートが必要な場合は、Covidien または最寄りの Covidien 販売代理店 にご連絡ください。
Covidien または最寄りの Covidien 販売代理店にご連絡いただくときは、モニタリン グシステムのシリアル番号をお手元にご用意ください。パワーオンセルフテスト
(POST)で表示されるソフトウェアのバージョン番号もお知らせください。
1.3.2
関連書類
Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステム取扱説明書 — モニタリングシステ ムの操作、およびエラーや動作不良のトラブルシューティングに関する基本情報が記載さ れています。モニタリングシステムを使用する前に、この取扱説明書をよくお読みくださ い。
Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサ取扱説明書 — センサの選択と使用方法について説明し ています。各種 Covidien 認定パルスオキシメトリセンサをモニタリングシステムに取り 付ける前に、各パルスオキシメトリセンサの取扱説明書を参照してください。
飽和精度グリッド — 目的の SpO2 飽和度精度測定に関するセンサ固有のガイダンスを提供し ます。www.covidien.com からオンラインで入手できます。
Covidien 技術サービス:患者モニタリング 15 Hampshire Street
Mansfield, MA 02048 USA 1.800.635.5267, 1.925.463.4635,
または最寄りの Covidien 販売代理店にお問い合わせください。
www.covidien.com
はじめに
Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステム保守点検マニュアル — 認定サービ ス技術者がモニタリングシステムを保守点検する際に使用する情報を提供します。
1.4
保証内容
本書に含まれる情報は、予告なく変更される場合があります。Covidien は、本書に 関して、黙示的な保証または商品性および特定目的への適合性を含みますがこれらに 限らず、一切の保証をいたしかねます。Covidien は、本書の誤記、または本書の提 供、完成度、もしくは使用に伴う偶発的または派生的損害に対して責任を負いませ ん。
2-1
2 製品の概要
2.1
概要
警告 :患者の状態により、測定値が不正確になるおそれがあります。測定値が疑わしい場合は、
臨床的に承認された別の測定方法を用いて測定値を確認してください。
この章では、Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムに関する基本 情報について説明します。モニタリングシステムは、独自のオキシメトリ技術と設 計を採用しています。病院、臨床医、医療従事者は、さまざまなパラメータが含ま れたデータを正確かつタイムリーに得ることができます。
• 動脈血酸素飽和度(SpO2) — 酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの総和に対す る酸素化ヘモグロビンの機能的酸素飽和度を測定
• パルスレート(PR) — 検出された脈拍数(1 分間の拍動数)
• プレチスモグラフ波形(Pleth) — 相対的な拍動の強さを示す正規化されていない波形
• 動作状態 — モニタリングシステムの状態、アラーム状況とメッセージを含む
• 患者データ — 現在の患者のリアルタイムトレンドデータ
• センサメッセージ — 装着された患者センサに関する検出されたリアルタイム情報
2.2
製品の説明
Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムは、動脈のヘモグロビン
(SpO2)の機能的酸素飽和度と脈拍数を連続的かつ非侵襲的にモニタリングする装置 です。
製品の概要
2.3
目的の用途
警告 :モニタリングシステムは、患者を評価する際の補助機器としての使用のみを意図しています。
臨床的な兆候および症状と組み合わせて使用する必要があります。
Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムは、動脈のヘモグロビン
(SpO2)の機能的酸素飽和度と脈拍数の連続的かつ非侵襲的なモニタリングに適応さ れます。Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムは、病院、病院に準 じた施設、および院内搬送において、灌流状態が良好または低灌流な新生児、小児、
および成人患者に、医師の指示のみに基づいて使用することを目的としています。
注記 :• 病院での使用には、通常、病院および病院に準じた医療施設内の一般看護フロア(GCF)、
手術室、特別処置領域、集中治療および救命救急領域が含まれます。
• 病院に準じた施設には、診療所ベースの施設、睡眠ラボ、高度看護施設、外科センター、
亜急性期センターなどが含まれます。
• 院内搬送には、病院または病院に準じた施設内での患者の搬送が含まれます。
製品の外観
取扱説明書 2-3
2.4
製品の外観
2.4.1
前面パネルおよびディスプレイの構成
前面パネルと側面パネル
図 2-1. 前面パネルと側面パネルの構成
1 「アラーム消音」ボタン ボタンを押して、可聴アラームを無効化または再 有効化します。4-4 ページの「メニューオプショ ンの操作」を参照してください。
2 「リターン」ボタン ボタンを押して、画面に表示されたメニューを終 了し、メイン画面へ移動します。4-4 ページの
「メニューオプションの操作」を参照してくださ い。
3 「電源オン / オフ」ボタン ボタンを押し続けて、モニタリングシステムの電 源(AC 電源またはリチウムイオンバッテリ)をオ ンまたはオフにします。4-4 ページの「メニュー オプションの操作」を参照してください。
4 USB ポート(USB A タイプ)
USB インターフェースはファームウェアのアップ グレードに使用します。
5 USB ポート(mini-USB B タイプ)
mini-USB インターフェースはトレンドデータのダ ウンロードに使用します。
6 ジョグダイヤル ディスプレイおよびモニタリングシステムの各機
能の操作に使用します。
7 LCD ディスプレイパネル グラフィックと数字によるすべての患者情報の監 視、および状態メッセージと警告メッセージの確 認に使用します。
8 SpO2 コネクタ インターフェースケーブルと SpO2 センサの接続 に使用します。
製品の概要
ディスプレイ
図 2-2. ディスプレイ構成
1 アラームの上限値と下限値 SpO2 とパルスレートのアラーム上限値とアラーム下限 値が示されます。患者の飽和度と脈拍数の値がこれらの アラーム制限値を逸脱するたびにアラームが鳴ります。
2 SpO2 リアルタイム値 ヘモグロビンの酸素飽和度を示します。現在のアラーム 上限値と下限値の設定は、動的に表示される SpO2 値の 左側に小さく表示されます。
3 時間 現在時刻を、時、分、秒で表示します。
4 パルス振幅(ブリップバー) 脈拍と相対的な(正規化されていない)パルス振幅を示 します。検出されたパルスが強いほど、各パルスに合わ せて表示されるバーの本数が増えます。
5 SatSeconds ™ アイコン SatSeconds ™ 機能は、SpO2 制限値の範囲を軽度にまた は短時間逸脱する場合のアラーム管理を行います。
SatSeconds ™ 機能を有効にすると、SatSeconds ™ アラー ム管理システムが制限値の範囲を外れる SpO2 測定値を 検出するたびに、SatSeconds ™ アイコンが時計回りに点 灯していきます。SpO2 の測定値が制限値の範囲内にな ると、SatSeconds ™ アイコンは反時計回りに消灯してい きます。SatSeconds ™ アイコンが完全に点灯すると、中 優先度アラームが鳴ります。成人のデフォルト設定は 100 です。10-5 ページの「SatSeconds ™ のアラーム管理 機能」を参照してください。
6 アラーム消音アイコン
音声オフアイコン
黄色のアイコンは、アラーム消音状態を示します。この インジケータは、アラーム消音期間の残り時間も示しま す。
赤色のアイコンは、音声オフを示します。
製品の外観
取扱説明書 2-5
7 パルスレートのリアルタイ
ム値
1 分間の脈拍数で表示します。現在のアラーム上限値と 下限値の設定は、動的に表示される脈拍数の値の左側に 小さく表示されます。
8 バッテリ状態アイコン 内蔵の 5 時間バッテリまたは 10 時間バッテリの残量を 表示します。
• 充電済みバッテリ — 緑色で点灯しているバッテリ アイコンは、モニタリングシステムが内蔵バッテリ で駆動しており、バッテリが満充電されていること を示します。
• バッテリ低下 — 低優先度のアラームは、バッテリ の駆動可能時間が 15 分以下になると発生します。
「Low Battery(バッテリ低下)」という黄色のア ラームメッセージが点滅します。バッテリで駆動し ている場合、アラームを消音することはできませ ん。アラームを止めるには、モニタリングシステム を AC 電源に接続してください。
• バッテリ極低残量 — モニタリングシステムが シャットダウンする 5 分前に、高優先度のアラー ムが発生します。赤色で点滅しているアラームメッ セージ「Critically Low-Battery(バッテリ極 低残量)」が表示されます。バッテリの残量がなく なると、モニタリングシステムは自動的にシャット ダウンします。トレンドデータや設定が失われない ように、モニタリングシステムを AC 電源に接続し てください。
9 AC 電源インジケータ AC 電源に接続されているときに点灯します。
10 バッテリ充電インジケータ モニタリングシステムで内蔵の 5 時間バッテリまたは 10 時間バッテリを充電しているときに点灯します。
11 干渉インジケータ モニタリングシステムが入力信号の品質劣化を検出する
と点灯します。通常は、モニタリングシステムが SpO2 および脈拍数の測定に必要なデータ量を動的に調整する 際に、このインジケータが断続的に点灯します。モニタ リングシステムが SpO2 および脈拍数の測定に必要な データ量を拡張すると、継続的に点灯します。この場 合、これらの値の急速な変化を追跡する際の正確さが低 下することがあります。1
12 センサ接続不良インジケー
タ
センサがモニタリングシステムに接続されていないとき に表示されます。
13 センサオフインジケータ センサが患者に装着されていないときに表示されます。
14 センサメッセージインジ
ケータ
センサが正しく動作していないときに表示されます。
15 オプションメニュー領域 ジョグダイヤルを使用して、オプションや機能を設定す る各種メニューオプションを選択したときに表示されま す。
製品の概要
16 アラーム制限値メニューア
イコン
可聴アラーム制限値を設定する場合に選択します。
17 患者モード領域 現在選択している患者モードが表示されます。
• 成人モード — アラーム制限値が成人の制限値に設 定されているときに、患者モード領域に表示されま す。これがデフォルトのモードです。
• 小児モード — アラーム制限値が小児の制限値に設 定されているときに、患者モード領域に表示されま す。
• 新生児モード — アラーム制限値が新生児の制限値 に設定されているときに、患者モード領域に表示さ れます。
18 プレチスモグラフ(pleth)
波形
この正規化されていない波形は、リアルタイムのセンサ 信号を使用して、入力信号の相対的な拍動の強さを反映 します。
19 情報メッセージ領域 操作の状態または要求について通知するメッセージが表 示されます。
1. 周辺光、センサ装着不良、電気ノイズ、電気メスの干渉、患者の体動などにより、信号品質の低下が発生する可能性があります。
表 2-1. 表示色
色 状態 機能
シアン色の数字
点灯
SpO2 値およびプレチスモグラフ波形
黄色の数字 脈拍数の値
黒色の背景 通常の背景
赤色の背景
点滅
高優先度アラーム状況
黄色の背景 アラーム状況
緑色のフォント
点灯
情報メッセージ
黄色のフォント 低優先度または中優先度のメッセージ
赤色のフォント 点滅 高優先度メッセージ
緑色、黄色、または赤色のバッ
テリアイコン 点灯 バッテリ状態(正常、低残量、または極低
残量)
製品の外観
取扱説明書 2-7
2.4.2
背面パネル
図 2-3. 背面パネルの構成
2.4.3
製品およびカートンのラベル記号
1 等電位端子 3 バッテリカバー
2 ナースコールポート 4 AC 電源コネクタ
表 2-2. 記号の説明
記号 説明 記号 説明
BF 形 データポート
等電位 製造日
医師の指示が必要な装置 湿気厳禁
注意、取扱説明書を参照 壊れ物
大気圧制限 UL リスティング認証済み
湿度制限 CE マーク
温度制限 製造元
製品の概要
天地無用 EU 代理店
取扱説明書を参照すること 電気 / 電子機器の適切な廃棄方法 に準拠すること
液体浸入に対する保護
表 2-2. 記号の説明 (続き)
記号 説明 記号 説明
3-1
3 設置
3.1
概要
この章では、Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムを初めて使用 する前に行う設置およびセットアップについて説明します。
3.2
安全に関する注意
警告 :スピーカの前に障害物がないことを確認してください。障害物があるとアラーム音が聞こ えなくなることがあります。
警告 :正確な動作を確保し、装置の故障を防ぐためにも、モニタリングシステムを雨が直接当た るような極端な湿気にさらさないでください。本装置を湿気にさらすと、測定結果が不正 確になったり、故障したりすることがあります。11-1 ページの「製品仕様」を参照してく ださい。
警告 :モニタリングシステムは、他の機器に隣接した状態、あるいは積み重ねた状態では使用し ないでください。隣接した状態または積み重ねた状態で使用する必要がある場合は、モニ タリングシステムがその構成で正常に動作することを確認してください。
警告 :モニタリングシステム、パルスオキシメトリセンサ、ケーブル、またはコネクタが損傷し ていると思われる場合は、使用しないでください。
警告 :センサコネクタには、Nellcor ™ 認定パルスオキシメトリセンサおよびパルスオキシメトリ ケーブルのみを接続してください。他のケーブルやセンサを接続すると、センサデータの 精度に影響が生じて、結果に悪影響が出る可能性があります。
設置
警告 :モニタリングシステムには、Nellcor ™ パルスオキシメトリインターフェースケーブルのみを 使用してください。その他のインターフェースケーブルを使用すると、性能に悪影響が生じ ます。
注意 :装置の構成部品(アクセサリを含む)の廃棄または再利用については、各地域の条例や資源 再利用法に従ってください。
3.3
開梱と点検
モニタリングシステムは 1 つの梱包で出荷されます。梱包に破損がないかどうか、入 念に点検してください。梱包が破損していた場合は、すぐに Covidien 技術サービスま でご連絡ください。Covidien にご連絡いただくまでは、すべての梱包材やモニタリン グシステムを返送しないでください。1-5 ページの「技術サービス」を参照してくださ い。
注記 :臨床環境に初めて設置する前に、認定サービス技術者が Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モ ニタリングシステムの『保守点検マニュアル』に記載する手順に従ってモニタリングシステ ムの性能を確認する必要があります。
モニタリングシステムは、標準品のセットを同梱して出荷されますが、オプションの アクセサリが含まれていることもあります。梱包リストに記されているものがすべて そろっていることを確認してください。
セットアップ
取扱説明書 3-3
注記 :価格および注文については、Covidien 技術サービスまでお問い合わせください。
3.4
セットアップ
警告 :米国の場合、壁面スイッチで制御されるコンセントに接続しないでください。このようなコ ンセントに接続すると、モニタリングシステムへの AC 電源が失われる危険性が高くなりま す。
注意 :必ず、適切な電源にモニタリングシステムを接続してください。
注意 :AC 電源の完全性が疑わしい場合は、モニタリングシステムの内蔵バッテリが満充電されてい ることを確認してください。
3.4.1
電源への接続
モニタリングシステムは AC 電源または充電済み内蔵バッテリで動作します。電源に 接続する前に、機器の安全性チェックを実行してください。7-3 ページの「安全に関 する定期点検」を参照してください。
表 3-1. 標準品
項目 数量
Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 モニタリングシステム 1 Nellcor ™ パルスオキシメトリインターフェースケーブル 1 コンパクトディスク(CD)および / または取扱説明書 1
1. Covidien では、モニタリングシステムのマニュアルのソフトコピーをコンパクトディスク で提供し、簡単にアクセスでき、必要に応じて印刷できるようにしています。印刷版の Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステム『取扱説明書』は無償、印刷版の Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステム『保守点検マニュアル』は有償で 提供しています。Covidien 技術サービスまたは最寄りの Covidien 販売代理店までお問い 合わせください。
1 リチウムイオンバッテリパック、M-BPL-1(21)5 時間 1
AC 電源コード 1
設置
AC 電源ケーブルを接続する方法:
1. AC コンセントが正しく接地されていること、指定された電圧および周波数(100 ~ 240V、
50 ~ 60 Hz)の電源を供給していることを確認します。
2. AC 電源コードのメスコネクタをモニタリングシステムの背面パネルにある AC 電源コネ クタに接続します。
3. AC 電源コードのオスコネクタを接地された AC コンセントに差し込みます。
4. 必要に応じて、接地線を接続します。
• 接地線のコネクタを、背面パネルの等電位端子に接続します。
• 接地線のクリップを、壁面の接地端子に取り付けます。
5. バッテリ充電インジケータが点灯することを確認します。
注記 :モニタリングシステムの電源がオンになっていなくても、AC 電源コードが主電源コンセント に接続されていればバッテリ充電インジケータは点灯します。電源に接続されているときに バッテリ充電インジケータが点灯しない場合は、8-1 ページの「トラブルシューティング」
を参照してください。
バッテリ充電インジケータが点灯しない場合のトラブルシューティング:
1. 電源コードを点検します。
2. AC 電源コネクタを点検します。
3. 電源 / 主電源コンセントを点検します。
4. 内蔵バッテリが正しく取り付けられていて、充電されていることを確認します。
5. 認定サービス技術者または最寄りの販売代理店にご相談ください。
3.4.2
内蔵バッテリの使用
警告 :バッテリ低下アラームが鳴ってから電源がオフになるまでの時間は、充電 / 放電サイクルが 繰り返されるたびに短くなっていきます。
注記 :モニタリングシステムを 6 ヵ月以上使用しない場合は、バッテリを取り外してください。
注記 :Covidien では、前回バッテリを充電してから 6 ヵ月経過している場合には、満充電すること を強くお勧めしています。
セットアップ
取扱説明書 3-5
注記 :バッテリの残量が著しく低下している場合、モニタリングシステムが動作しないことがあり ます。
注記 :Covidien では、継続的に使用する場合、または内蔵バッテリを充電する場合には、モニタリ ングシステムを AC 電源に接続したままにしておくことを強くお勧めしています。
注記 :長期にわたってバッテリの充電を繰り返すと、バッテリ低下アラームが鳴ってから電源が切れ るまでの時間が短くなることがあります。認定サービス技術者に内蔵バッテリの定期点検を依 頼するか、必要に応じてバッテリを交換してください。
モニタリングシステムは、AC 電源が使用できないときでもモニタリングシステムに 電力を供給できるように、内蔵バッテリを備えています。モニタリングシステムは、
完全放電したバッテリでは動作しません。点灯しているバッテリ状態アイコンは、モ ニタリングシステムがバッテリで駆動していることを示します。
内蔵バッテリを使用する前に、機器の安全性チェックを実行してください。7-3 ペー ジの「安全に関する定期点検」を参照してください。
満充電した新品のオプションバッテリでは、次のような通常条件下で、最大の持続時 間が得られます。
• Normal(正常状態)モードで使用(プレチスモグラフディスプレイで SpO2 および PR を 測定)
• パルスビープ音インジケータの設定がオン(パルスビープ音量:4(デフォルト))
• SatSeconds ™ の設定がオン
• アラーム状態が検知されていない
• 周辺温度 25 ℃(±5 ℃)の環境で使用
注記 :5 時間バッテリ(標準)と 10 時間バッテリ(オプション)の 2 種類のバッテリが用意され ています。
注記 :モニタリングシステムの電源がオフになっていても、バッテリの充電中はバッテリ充電イン ジケータが点灯します。
設置
注記 :完全に放電したバッテリを満充電するには、5 時間バッテリの場合は 4 時間以上、10 時間 バッテリの場合は 8 時間以上かかります。
モニタリングシステムのバッテリが放電しきっている場合は、モニタリングシステムをまず AC コンセントに接続し、電源をオンにする前にバッテリを 3 分間以上充電してください。内 蔵バッテリで駆動しているときは、モニタリングシステムのバッテリ状態アイコンにバッテ リの充電状態が示されます。
内蔵バッテリを充電する方法:
1. 残量が少ないバッテリまたは完全放電したバッテリを充電するには、モニタリングシステ ムを AC 電源に接続しします。3-3 ページの「電源への接続」を参照してください。
2. バッテリ充電インジケータが点灯することを確認します。
3.4.3
Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサの接続
警告 :SpO2 センサの装着方法や取り扱いを誤ると、組織が損傷するおそれがあります。センサをき つく巻きつけたり、補助テープを使用したり、センサを 1 ヵ所に長時間装着したりしないで ください。『取扱説明書』の指示に従って、センサ装着部位の皮膚の状態、装着位置が正しい こと、およびセンサが粘着していることを確認してください。
警告 :Covidien 認定インターフェースケーブルを、他のケーブルを使用して延長しないでくださ い。ケーブルを延長すると、信号品質が低下して測定値が不正確になることがあります。
警告 :Covidien 認定パルスオキシメトリセンサおよびインターフェースケーブルのみを使用してく ださい。他のケーブルを使用すると、性能が低下することがあります。コンピュータ用の ケーブルをセンサポートに接続しないでください。
警告 :周辺光が強い環境で使用する場合には、装着したパルスオキシメトリセンサを不透明な物質 で遮光しないと、測定値が不正確になることがあります。
注意 :最高の性能と測定精度を得るには、Covidien が提供または推奨するアクセサリのみを使用して ください。アクセサリは、取扱説明書に従って使用してください。アクセサリは、推奨される 生体適合性テスト(ISO10993-1 準拠)に合格したもののみを使用してください。
センサに接続する前に、機器の安全性チェックを実行してください。7-3 ページの
「安全に関する定期点検」を参照してください。センサの選択について詳しくは、
9-1 ページの「Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサ」を参照してください。
セットアップ
取扱説明書 3-7
Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサを正しく接続する方法:
1. 患者および目的の用途に応じて、適切な Nellcor ™ パルスオキシメトリセンサを選択します。セン サを選択する際には、患者の体重と活動レベル、灌流の状況、およびセンサ装着可能部位、滅菌の 必要性、および予測されるモニタリング時間を考慮してください。
2. センサに付属する『取扱説明書』を読んでから、センサを慎重に患者に装着します。取扱 説明書に記載されているすべての警告と注意事項に従ってください。
3. インターフェースケーブルをパネル前面のセンサポートに接続し、そのインターフェース ケーブルをパルスオキシメトリセンサにしっかりと接続します。モニタリングシステム は、有効なパルスを検出するとモニタリングモードになり、リアルタイムの患者データを 表示します。
図 3-1. パルスオキシメトリセンサとインターフェースケーブルの接続
装置が SpO2 レベルまたは脈拍数を取得できない場合は、センサメッセージが表示さ れます。
注記 :センサがしっかりと接続されていないと、モニタリングシステムが患者からの信号を受信で きなくなります。
注記 :モニタリングシステムの検出機能や表示機能を妨げるおそれのある生理学的条件、医療処置、
または外部物質としては、異常ヘモグロビン、動脈色素、低灌流、暗色色素、および外部か ら塗布された着色剤(マニキュア液、染料、顔料クリームなど)があります。
設置
ページは意図的に空白にしています
4-1
4 操作
4.1
概要
この章では、Nellcor ™ ベッドサイド SpO2 患者モニタリングシステムを使用して、
患者の酸素飽和度データを表示および収集する方法について説明します。モニタリ ングシステムを使用する前に、本書をよくお読みください。
4.2
安全に関する注意
警告 :モニタリングシステムは、患者を評価する際の補助機器としての使用のみを意図していま す。臨床的な兆候および症状と組み合わせて使用する必要があります。
警告 :パルスオキシメトリセンサを正しく装着しないと、組織が損傷することがあります。パル スオキシメトリセンサをきつく巻きつけたり、補助テープを使用したり、センサを 1 ヵ所 に長時間装着したりしないでください。『取扱説明書』の指示に従って、パルスオキシメト リセンサ装着部位の皮膚の状態、装着位置が正しいこと、および粘着していることを確認 してください。
警告 :モニタリングを行う際は、細心の注意を払って患者を観察してください。可能性としては 低いですが、患者外部の発生源から放射された電磁波信号により、モニタリングシステム の測定値が不正確になることがあります。モニタリングシステムの測定値のみに基づいて 患者を評価しないでください。本装置は、試験の結果、IEC 60601-1-2:2007 および IEC 60601-1-2:2014 の医療機器に関する制限事項に適合しています。これらの制限事項は、
一般的な医療設備での有害な干渉に対する妥当な保護を提供することを目的とします。
警告 :最高の性能と測定精度を得るには、Covidien が提供または推奨するアクセサリのみを使用 してください。アクセサリは、それぞれの取扱説明書に従って使用してください。
操作
警告 :損傷したパルスオキシメトリセンサは使用しないでください。光学系が露出した状態で使用 しないでください。パルスオキシメトリセンサおよびコネクタは、水、溶剤、または洗浄液 に浸さないでください。防水仕様ではありません。放射線照射、蒸気、またはエチレンオキ サイドによる滅菌処理は行わないでください。再利用可能なセンサについては、取扱説明書 に記載されているクリーニング手順を参照してください。
注意 :コンピュータ用のケーブルをセンサポートコネクタに接続しないでください。
注意 :センサ接続不良を示すエラーメッセージやこれに関連するアラームは、パルスオキシメトリ センサが外れているか、配線に不具合があることを示しています。接続を確認し、必要に応 じてパルスオキシメトリセンサ、パルスオキシメトリケーブル、またはその両方を交換して ください。
4.3
ユーザーインターフェース
4.3.1
モニタリングシステムの電源をオンにする
警告 :スピーカの前に障害物がないことを確認してください。障害物があるとアラーム音が聞こえ なくなることがあります。
注意 :インジケータやディスプレイ要素が点灯しないとき、またはスピーカから音が出ないときは、モ ニタリングシステムを使用しないでください。その場合には、認定サービス技術者にご連絡くだ さい。
モニタリングシステムを臨床環境で使用する前に、モニタリングシステムが正しく動 作しており、安全に使用できることを確認してください。
モニタリングシステムがパワーオンセルフテスト(POST)を完了すると、POST が正常に終了し たことを示す音が鳴ります。この音により、スピーカが正常に機能していることを耳で確認す ることができます。スピーカが機能していない場合、このアラーム警告音は聞こえません。
注記 :任意のボタンを押すと、有効または無効を示す音が鳴ります。ボタンを押しても音が鳴らな い場合は、認定サービス技術者にご連絡ください。
ユーザーインターフェース
取扱説明書 4-3
モニタリングシステムの電源を入れる方法:
1. 「電源オン / オフ」ボタンを 1 秒以上押します。
2. ソフトウェアのバージョン、SpO2 アラームインジケータ、およびパルスレートアラーム インジケータが約 2 秒間点灯することを確認します。
図 4-1. 初期画面の例
3. POST の完了後に、POST が正常に完了したことを示す音が鳴ることを確認します。
注記 :電源を入れたときにアラーム音が高音で繰り返し鳴る場合は、モニタリングシステムを使用し ないでください。その場合には、技術サービスまたは認定サービス技術者にご連絡ください。
4.3.2
モニタリングシステムの電源をオフにする
モニタリングシステムの使用後は、安全に電源をオフにしてください。
モニタリングシステムの電源をオフにする方法:
1. 装置の右側にある「電源オン / オフ」ボタンを、約 1 秒間押します。
2. 画面に「System is shutting down(システムシャットダウン中)」というメッセージ が表示されます。
注記 :連続的にリセットした場合やシステムがロックした場合にモニタリングシステムをオフにす るには、「電源オン / オフ」ボタンを 15 秒以上押してください。
操作
4.4
メニューオプションの操作
モニタリングシステムでメニューオプション間を移動するには、3 つのボタンとジョ グダイヤルを手動で操作します。
目的のインターフェースボタンを押します。
1. 「電源オン / オフ」ボタン — この青色のボタンを押し続けて、モニタリングシステムの電 源をオン / オフします。このボタンは、電源をオンにしたときに点灯し、電源をオフにす るまで点灯し続けます。
2. 「リターン」ボタン — この緑色のボタンを短く押して(2 秒未満)、メニュー項目を終了 して、メインモニタリング画面に戻ります。このボタンは、電源をオンにしたときに点灯 し、電源をオフにするまで点灯し続けます。
3. 「アラーム消音」ボタン — このオレンジ色のボタンを短く押して(2 秒未満)、可聴ア ラームを無効にしたり、再度有効にします。このボタンは、電源をオンにしたときに点灯 し、電源をオフにするまで点灯し続けます。
ジョグダイヤルを回す、または押して、画面のさまざまな部分に移動したり、メ ニュー項目を選択します。
注記 :メニュー項目にアクセスし、変更を保存していない状態で「リターン」ボタンを押すと、モニ タリングシステムは保留中のすべての変更をキャンセルするかどうかを確認するメッセージを 表示します。確認メッセージが表示された場合は、保留中のすべての変更を保存する(新しい 値を保存)、またはキャンセルする(前の値に戻す)まで他の操作は実行できません。
図 4-2. [変更を保存]画面
1. ナビゲーション — 目的の領域がハイライト色で囲まれるまで、ジョグダイヤルを時計回 りまたは反時計回りに回します。ジョグダイヤルを回して目的のオプション設定をナビ ゲートまたは変更できます。
メニューオプションの操作
取扱説明書 4-5
2. 選択 — ジョグダイヤルを押して目的の領域を選択して、目的のメニューオプションがハ イライト表示されるまでさらにジョグダイヤルを回し、ジョグダイヤルをもう一度押しま す。
LCD ディスプレイパネルでは、患者の酸素飽和度がシアン色で、脈拍数が黄色で表示 されるため、数値を容易に読み取ることができます。2-6 ページの「表 2-1. 」を 参照してください。
4.4.1
メニューの構造
表 4-1. メニューの構造と選択可能なオプション
項目 選択可能な項目 デフォルト
クイックアクセスアラーム制限値メニュー
SpO2 メニュー SatSeconds ™ アラーム管理設定(オフ、10、25、50、
100)
高(21 ~ 100)SpO2 アラーム制限値 低(20 ~ 99)SpO2 アラーム制限値 SpO2 アラームのアラームオフ
100
患者モードに依 存。4-19 ページの
「表 4-4. 」を参 照
パルスレート(PR)
メニュー
高(30 ~ 245)パルスレートアラーム制限値 低(25 ~ 240)パルスレートアラーム制限値 パルスレートアラームのアラームオフ
オプションメニュー
ボリューム アラーム音量(1 ~ 8) 5
キービープ音量(オフ、1 ~ 7) 4
パルスビープ音量(オフ、1 ~ 7) 4
モード(応答モード) Normal(正常状態)、高速 Normal
(正常状態)
トレンドデータダウン ロード
スタート(キャンセルまたはリターン)、リターン -- トレンドデータをすべて
削除
いいえ、はい --
サービスメニュー (認定サービス技術者専用) --
アラーム制限値メニュー SpO2 制限値のオプション 高(21 ~ 100)SpO2 アラーム制限値 低(20 ~ 99)SpO2 アラーム制限値
SpO2 アラームのアラームオフ 患者モードに依
存。4-19 ページの
「表 4-4. 」を参 照してください。
パルスレート制限値の オプション
高(30 ~ 245)パルスレートアラーム制限値 低(25 ~ 240)パルスレートアラーム制限値 パルスレートアラームのアラームオフ SATSECONDS のオプション SatSeconds ™ アラーム管理設定
(オフ、10、25、50、100)
100
操作
4.4.2
クイックアクセスメニュー
アラーム制限値設定にすばやくアクセスするには、以下のメニューオプションを使用 します。
1. SpO2 メニュー — SpO2 アラーム制限値設定、アラームオフ、および SatSeconds ™ ア ラーム管理オプションにアクセスできます。基本的な情報については、4-11 ページの
「アラーム制限値メニュー」を参照。SatSeconds ™ アラーム管理オプションの成人のデ フォルト設定は 100 です。その他のオプションとして、オフ、10、25、50 があります。
10-5 ページの「SatSeconds ™ のアラーム管理機能」を参照してください。
図 4-3. クイックアクセス SpO2 メニュー(可聴アラーム選択済み)
2. PR メニュー — パルスレート(PR)アラーム制限値設定とアラームオフにアクセスできま す。4-11 ページの「アラーム制限値メニュー」を参照してください。
患者モードメニュー
成人オプション アラーム制限値を成人患者の標準のデフォルト閾値に 設定
4-19 ページの
「表 4-4. 」を参 照してください。
小児オプション アラーム制限値を小児患者の標準のデフォルト閾値に 設定
新生児オプション アラーム制限値を新生児患者の標準のデフォルト閾値 に設定
SpO2 波形メニュー
スイープ速度のオプション 6.25 ミリ / 秒、12.5 ミリ / 秒、25.0 ミリ / 秒 25.0 ミリ / 秒 タブラートレンドのオプ
ション
トレンドデータを表形式で表示
-- グラフィックトレンドの
オプション
トレンドデータをグラフ形式で表示
表 4-1. メニューの構造と選択可能なオプション (続き)
項目 選択可能な項目 デフォルト