災害時における訪日外国人旅行者に向けた
情報提供のあり方に関する調査事業
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○訪日外国人旅行者が必要とする情報やその提供方法、国・地方・民間の役割分担等について調査・整理し、
災害等緊急時における情報提供のあり方を検討
・安心を訪日前や訪日中に提供することによる訪日意欲・満足度を向上
・日本国政府として外国人の受入体制を世界に向けてアピール
・交通情報(臨時便等)
・観光情報 (観光地の状況等)
・安全情報 (地震情報等)
・トラブル対応(病院情報等)
国内外の情報提供 事例の調査
情報提供のあり方に
関する検討会の開催 ガイドラインの制定
テレビ・ラジオ
訪日外国人旅行者
情報提供手段
片方向の 情報提供 双方向の 情報提供
地方公共団体
病院 在京外国大使館
情報提供主体
在京外国政府観光局 公共交通機関
官 公 庁
情報の集約 多言語化
ウェブ上でのデモン ストレーション実施
災害時における訪日外国人旅行者に向けた情報提供のあり方に関する調査事業
東日本大震災を踏まえ、訪日外国人旅行者が安心して旅行できる環境を整備するため、災 害等の緊急時における情報提供のあり方について検討を行う。
1
災害時に求められる情報
件数
期間
東日本大震災発生
○震災後1週間は、電話による問合せ件数が大幅に増加。
○問合せ内容は、交通状況(フライト情報、空港アクセス、都内交通情報等)に関するものが非常に多い。
80 75
件数
期間
震災前後における問合せ件数推移 震災関連の問合せ件数(項目別)推移
○緊急時に必要となる情報に、訪日外国人旅行者が容易にアクセスすることのできるプラットフォーム(ポータルサイト等)を用意し、
訪日外国人旅行者に広く周知することで、安心・安全な観光を楽しむ環境が整っていることをPRできる。
25 20 15 10 5 0
○カトリーナ被災者のために、主要Web検索企業のYahoo!とLycosが、複数の災害対応サイトを総合的に同時検索するWebページを設定
Lycosのコメント…「災害対応サイトが大量に設置される一方、利用者側は必要な情報を探すために、どこにアクセスすればよいかわからないケースが 多い。特に利用者は、行政機関のサイトを探すことに慣れていない。当社の検索サイトを通じて利用者の手間を軽減したい。」
東日本大震災におけるTICへの問合せ件数
…
ハリケーン・カトリーナへの対応
2
訪日外国人旅行者が必要とする情報やその提供方法、国・地方・民間の役割分担等について調査・整理し、災 害等緊急時における情報提供のあり方を検討
情報提供ガイドラインの策定
訪日外国人旅行者に対する情報提供 についての基礎調査
○今後の日本における情報提供のあり方の検討の基礎資料として、東 日本大震災時における、行政や民間の対応状況を整理するとともに、
諸外国や国内における先進的な取組を調査・分析する。
○自然災害等緊急時において、訪日外国人旅行者を対象に、正確な情報を迅速に提供するための情報提供のあり方についてガイドラインを とりまとめ、地方公共団体や民間主体と情報共有を図り、官民が連携して訪日外国人旅行者向け情報提供を実施することができる体制を 構築する。
○訪日外国人旅行者にリアルタイムで必要とされる情報を効率的に提 供することができるよう、訪日外国人旅行者向けの情報提供のあり 方を、専門的かつ幅広い観点から検討を行う。
訪日外国人旅行者に向けた情報提供の あり方の検討
調査事業の内容
・安心を訪日前や訪日中の外国人旅行者に提供することによる訪日意欲・満足度の向上
・日本国政府として訪日外国人旅行者の受入体制を世界に向けてアピール
情報提供のあり方に関する調査事業(流れ)
ウェブ上でのデモンストレーション実施
○適切な情報提供のあり方について検証するため、国内外事例調査及び検討会での論点整理を踏まえた上で、ウェブ上で情報提供のデモン ストレーションを実施し、情報提供体制構築に向けた課題等を整理する。
3
災害時における訪日外国人旅行者に向けた情報提供のあり方に関するWG
災害時における情報提供のあり方を検討する上で、訪日外国人旅行者にリアルタイムで必要とされる情報を効率的に提供で きるよう、専門的かつ幅広い観点から検討を行うため、メディア、観光、地方自治体等の関係者から構成される検討会において、
意見を求めることで調査検討の客観性や有効性を担保する。
WG の役割
外国人旅行者向けの情報提供体制については、日本において知見の少ない分野であり、広範な視点が必要であるとともに事業の客観性・有効性 を担保するために、幅広い業界からの参加が望ましい。幅広い意見を集約する検討会を組織することにより、適切なガイドラインの策定を行う。
○メンバー
メディア関係者、観光業界関係者、地方自治体、交通関係者、外国人代表等
○人数
各分野より関係者
1
~2
名程度を選定し、計6
~7
名にて構成する予定。WG メンバー構成(案)
調査実施前後、ウェブ上でのデモンストレーション実施前後、ガイドライン策定時に検討会を実施する必要があるため、
計
3
回開催することとする。第1回(7月)
・東日本大震災時の対応に係る課題の整理
・調査内容(対象国、項目等)の検討
・ウェブ上でのデモンストレーション実施内容 検討
第2回(11月)
・調査結果報告
・ガイドライン策定のための論点整理
・ウェブ上でのデモンストレー ション実施結果
4~6月
・準備期間(委員の選定等)
第3回(1月)
・ガイドライン決定 7月~11月
・国内外事例調査
8月~9月
・ウェブ上での情報提供デモンストレーション実施
・各回の会議を観光庁が主導し、ガイドライン策定に向けた調整を行う。
WG スケジュール
4
訪日外国人旅行者に対する情報提供についての基礎調査
1.震災時に日本に滞在していた外国人へのグループインタビュー 実態の把握(震災発生時の情報提供についてのヒアリング)
2.今後、訪日予定の外国人へのアンケート調査
期待の把握(災害時に必要な情報についてのヒアリング)
3.関係機関へのヒアリング調査
行政機関、大使館、観光業関係事業者、交通機関、ポータルサイト・マスメディア等、情報提供主体側の状況整理 -多言語においても、同質(情報量や情報提供のタイミング)の情報発信の可否について検証
-NHK動画配信、Google Person Finder等先進的な取組みの有効性の検証 4.インターネット調査
震災時にインターネット上(twitter、facebook等)で交わされていた情報交換の実態整理 訪日外国人旅行者に必要とされた情報の把握
調査内容
・海外事例における外国人旅行者への情報提供の調査
<調査内容>
-情報提供の主体 -関係機関との協力体制 -多言語による情報提供体制
<事例調査>
アメリカ :ハリケーン・カトリーナ (2005年8月)
タイ :スマトラ島沖地震に伴う津波 (2004年12月)
東日本大震災時の外国人旅行者に対する情報提供の実態把握
海外先進事例調査
○東日本大震災時における訪日外国人の状況及び訪日外国人に対する情報提供主体の両方について、
実際に行われた情報提供とその有効性について調査分析を行う。
○海外での災害事例を選定し、その事例における外国人向けの情報提供の在り方について事例を調査する。
東日本大震災時の
GoogleによるCrisis Responseのページ
NHKの動画ニュース
○観光庁及び検討会にて、調査結果を検討し、ガイドライン策定に向けて有効とされる部分を反映
5
より使いやすい
サイトにしてほしい。
訪日外国人旅行者
大使館
交通機関 ポータルサイト
連携機関
マスメディア 観光業関係事業者 行政機関
ウェブ上でのデモンストレーション実施
○連携機関と被験者のグループに対して模擬的な災害(シナリオ)を想定し、デモンストレーションを実施する。
○各連携機関のウェブサイトへリンクするポータルサイトを設定し、ポータルサイトを中心に情報提供を行う 仕組みを検討し、ガイドラインに反映する。
ウェブ上での窓口となるポータルサイトを設定
各連携機関へのリンクをまとめて発信
・利用した上での感想をフィードバック
・鉄道
・航空・空港
・旅行代理店
・旅館・ホテル
・Yahoo
・テレビ(NHK等)
・ラジオ
・各省庁
・地方自治体
・各国大使館
・各国政府観光局
<連携機関への協力依頼>
・ポータルサイトとのリンクの設定
・各機関のサイト利用者にポータルサイトの存在を周知
・多言語による情報提供
・緊急時に利用可能な、基本的な案内文を平時から 準備
・試験的な情報提供
どのような情報が得 られるのか?
○デモンストレーションのために設定したポータルサイトを、連携機関や被験者のフィード バックを受けた上でさらに改良し、情報提供体制構築に向けて活用を続ける。
<コンサル事業者の活用>
・ITに係る先進的な取組みをデモンストレーションに反映
6
災害時における各機関の情報提供水準の現状比較
連携機関 情報の充実度 情報の即時性 多言語 外国人の認知度
災害に関する 詳細な情報を提供
状況の変化に応じて、
迅速に情報内容を変更
英語等、主要言語で日本 語と同水準の情報を提供
訪日外国人旅行者の 各機関への認知度
行政機関 ◎ ○ △ △
各国
大使館 △ △ ○ ◎
検索サイト ○ ○ ○ ◎
メディア ○ ◎ △ △
交通機関 ○ ◎ △ △
観光業
関係事業者 △ △ △ △
○各連携機関の情報提供の強みを相互に活かし合い、ポータルサイトを中心とした利用者に
わかりやすい情報提供体制を整えるために、ガイドラインを策定する。 7
ポータルサイトと各連携機関による情報提供の流れ
ポータルサイト
(本事業で設定を目指すもの) 各連携機関
情報の種類 多言語設定 多言語による
情報提供(現状)
自然災害
突発的な災害
(地震、津波等) × 関係機関へのリンクを案内 気象庁等 △
その他の災害
(河川増水、土砂崩れ等) ○
基本的な情報を関係機関から 入手し、多言語で情報提供した
上で、リンクを案内
内閣府防災担当
河川局等
△
人的情報
避難・医療情報 ○ 各自治体 △
安全情報 ○ 各自治体 △
交通情報 ○ 交通機関 △
観光情報 ○ 観光業
関係事業者 △
○突発的災害については、各連携機関にて多言語による情報提供を依頼
○突発的災害以外の情報については、ポータルサイトにて多言語で基本的な情報(平時より定型的なフォーマット 文を準備)を提供した上で、リンク先へ案内
8
参考例: Thailand Tourism Update
○タイ国政府観光庁による、外国人旅行者向け情報サイトが、洪水についての情報を旅行者に向けて発信。
○当該サイトにて必要最低限の情報を記載。ニュースについては、各メディアへのリンクを設定。
①Featured & News Update
・最新のニュースについての情報
・バンコク・ポスト等主要メディアへのリンク
③Location Alert
・危険地域についての情報
②Travel Advisories
・道路、バス、鉄道、空の交通情報
④Official Statement
・タイ国政府からの公式発表