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Acronis True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド

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(1)

True Image 9.1 Server for Windows

ユーザーズ ガイド

(2)

Copyright © Acronis, Inc., 2000-2006. All rights reserved.

“Acronis”, “Acronis Compute with Confidence”、“Acronis Snap Restore”、“Acronis Recovery Manager”、“Acronis Secure Zone”およびAcronisロゴは Acronis, Inc.の登録 商標です。

LinuxはLinus Torvalds氏の登録商標です。

WindowsおよびMS-DOSはMicrosoft Corporationの登録商標です。

ユーザーズ ガイドに掲載されている商標や著作権は、すべてそれぞれ各社に所有権がありま す。

著作権者の明示的許可なく本書ユーザーズ ガイドを修正したものを販売することは禁じられて います。

著作権者の事前の許可がない限り、商用目的で書籍の体裁をとる作品または派生的作品を 販売させることは禁じられています。

本書は現状のまま使用されることを前提としており、商品性の黙示の保証および特定目的適 合性または非違反性の保証など、すべての明示的もしくは黙示的条件、表示および保証を一 切行いません。ただし、この免責条項が法的に無効とされる場合はこの限りではありません。

画面は開発中のものであり、実際のものとは異なる場合があります。

(3)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 3

目次

第 1 章 はじめに... 7

1.1 Acronis True Image Server for Windows – 企業ユーザーにとって

完全なソリューション... 7

1.2 Acronis True Image 9.1 Server for Windows

の新機能

... 9

1.3

システム要件とサポートするメディア

... 11

最小システム要件... 11

サポートされるオペレーティングシステム... 11

サポートするファイル システム... 11

サポートされるストレージ メディア...12

1.4

テクニカル サポート... 12

第 2 章 Acronis True Image Server for Windows の インストールと開始 ... 13

2.1 Acronis True Image Server for Windows

のインストール... 13

Acronis Universal Restoreのインストール...14

2.2 Acronis True Image Server for Windows

の取り出し... 15

2.3 Acronis True Image Server for Windows

の実行

... 15

2.4 Acronis True Image Server for Windows

の削除

... 15

第 3 章 概要および Acronis テクノロジ ... 16

3.1

ファイル アーカイブとディスク/パーティション イメージの違い

... 16

3.2

完全バックアップ、増分バックアップ、および差分バックアップ

... 17

3.3 Acronis

セキュア ゾーン

... 18

3.4 Acronis

リカバリ マネージャ

... 19

動作の仕組み...19

使用方法...19

3.5 Acronis

スナップ リストア... 20

動作の仕組み...20

使用方法...21

3.6 Acronis Universal Restore ... 22

使用方法...23

仮想環境でのAcronis Universal Restoreの使用...24

Acronis Universal Restoreの使用についてのヒント...24

利点...25

3.7

ダイナミック ディスクおよびダイナミック ボリュームの使い方... 25

3.8

テープ ドライブへのバックアップ

... 26

3.9

ディスクとパーティション情報の表示... 27

(4)

4 目次

第 4 章 Acronis True Image Server for Windows の使用 ... 28

4.1

メイン プログラム ウィンドウ... 28

4.2

実行可能な処理

... 31

第 5 章 バックアップ アーカイブの作成 ... 33

5.1

ファイルおよびフォルダのバックアップ(ファイル バックアップ)... 34

5.2

ディスクおよびパーティションのバックアップ(イメージ バックアップ)

... 39

5.3

バックアップ オプションの設定

... 42

パスワード保護...42

バックアップから除外するファイル...43

前後に実行するコマンド...43

データベースサポート...43

圧縮レベル...45

バックアップ性能...45

高速増分/差分バックアップ...46

アーカイブの分割...47

ファイル レベルのセキュリティ設定...48

メディアコンポーネント...49

追加の設定...49

第 6 章 バックアップ データの復元 ... 51

6.1 Windows

環境での復元、または

CD

から起動しての復元

... 51

ブータブルメディア起動時のネットワーク設定...52

6.2

アーカイブからのファイルおよびフォルダの復元... 53

6.3

イメージからのディスク

/

パーティション、またはファイルの復元

... 57

データの復元ウィザードの開始...57

アーカイブの選択...58

復元の種類の選択...59

復元するディスク/パーティションの選択...61

復元先のディスク/パーティションの選択...61

復元されるパーティションの種類の変更...62

復元されるパーティションのファイル システムの変更...62

復元されるパーティションのサイズおよび位置の変更...63

復元されたパーティションへのドライブ文字の割り当て...64

同一セッション中での複数パーティションの復元...64

Acronis Universal Restoreの使用...65

復元オプションの設定...67

復元の概要、および復元の実行...67

6.4

復元オプションの設定... 68

復元から除外するファイル...68

ファイル上書きモード...69

前後に実行するコマンド...69

復元の優先度...69

(5)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 5

ファイル レベルのセキュリティ設定...69

ドライバの検索場所...70

追加の設定...71

第 7 章 タスクのスケジュール作成... 72

7.1

スケジュールを設定するタスクの作成... 72

日単位での実行の設定...75

週単位での実行の設定...76

月単位での実行の設定...77

1回だけの実行の設定...78

7.2

スケジュールを設定されたタスクの管理... 79

第 8 章 Acronis セキュア ゾーンの管理 ... 80

8.1 Acronis

セキュア ゾーンの作成... 80

8.2 Acronis

セキュア ゾーンのサイズ変更

... 82

8.3 Acronis

セキュア ゾーンの削除... 83

第 9 章 ブータブル メディアの作成... 84

9.1 Acronis

ブータブル メディアの作成

... 84

9.2 Acronis True Image Server for Windows

による

Win PE ISO

の作成

... 87

第 10 章 そのほかの処理 ... 88

10.1

バックアップ アーカイブのベリファイ

... 88

10.2

処理結果の通知

... 89

電子メールによる通知...89

ポップアップウィンドウによる通知...90

10.3

ログの表示

... 91

10.4

イベントの追跡... 92

Windowsイベントログ...92

SNMP通知...92

10.5

システムの復元機能の管理

... 93

第 11 章 仮想ドライブとしてのイメージのマウント ... 94

11.1

イメージのマウント

... 95

11.2

イメージのマウント解除

... 97

(6)

6 目次

第 12 章 新しいディスクへのシステムの転送

(ディスクのクローン作成) ... 98

12.1

概要

... 98

12.2

安全のために

... 99

12.3

ディスクのクローン作成の実行... 100

クローン モードの選択...100

移行元ディスクの選択...101

移行先ディスクの選択...102

空ではない移行先ハードディスク...103

元のディスクおよび新しいディスクのパーティション レイアウト...104

元のディスクデータ...104

元のディスク データの消去...105

パーティション転送方法の選択...106

元のディスクのパーティショニング...107

元のディスクおよび新しいディスクのパーティション レイアウト...108

クローン作成の概要...109

12.4

手動パーティショニングによるクローン作成

... 110

元のディスクおよび新しいディスクのパーティション レイアウト... 110

第 13 章 新しいハード ディスクの追加 ... 112

13.1

ハードディスクの選択

... 112

13.2

新しいパーティションの作成

... 113

13.3

ディスクの追加の概要

... 114

第 14 章 コマンドライン モードとスクリプト ... 115

14.1

コマンドライン モードでの操作... 115

サポートされているコマンド... 115

trueimagecmd.exe使用例...121

DOSでのコマンドライン モードの使用...122

14.2

スクリプト... 123

スクリプトの実行パラメータ...123

スクリプトの構造...124

スクリプトの使用例...125

(7)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 7

第 1 章 はじめに

1.1 Acronis True Image Server for Windows – 企業ユーザー にとって完全なソリューション

企業はビジネスの運営にサーバーを使用し、キーとなる企業データをサーバーに保管してきま した。Acronis True Image Server for Windowsは企業サーバーに対する、包括的で信頼 性が高く、コスト効率のよいシステムバックアップを提供します。Acronis True Image Server

for Windows を使用することで、重要なデータをいかなる状況においても守り、復旧できると

いう安心感をもたらします。

ダウンタイムの最小化

Acronis True Image Server for Windowsを使用すれば、システムを短時間で復元できま す。システム全体は、システムの実行に必要なすべて(オペレーティング システム、アプリケー ション、および構成)を含んだイメージから復元することができます。再インストールや再構成は 必要ありません。さらに、完全なシステムを既存のシステム、またはハードウェア構成の異なる 新規システムや仮想マシンに復元することができます。新しい Acronis スナップ リストアの機 能により、システムは復元中にアクセスすることができます。これによりさらに、ダウンタイムの短 縮が可能です。ファイル ベースのバックアップでは、特定の重要なファイルのみをバックアップ することが可能です。

管理が簡単

ユーザーはウィザードを使用して、バックアップと復元を行います。これにより最小限のユー ザー トレーニングで製品の導入が可能になります。

バックアップの自動化

Acronis True Image Server for Windowsのスケジューリング機能を使用して、特定の時間 やイベントに対するバックアップ タスクを作成し、バックアップを自動化できます。

バックアップ実行を確認する場合、またはユーザーの操作が必要な場合には、電子メールまた はポップアップにより通知を要求できます。Windows アプリケーション イベント ログまたは

Acronis のログ機能によりイベントを表示することができます。ログ メッセージを自動的に

SNMPサーバーに送信できます。

この製品は、バックアップの前後に実行するコマンドまたはバッチファイルを指定することがで きます。たとえば、ユーザーはイメージ作成前にアンチウィルス製品を自動的に実行し、作成さ れるバックアップファイルがウィルスに感染していないかを確認することができます。

(8)

8 第1章はじめに

24 時間 X 7 日間の稼動を確実に

Acronis Drive Snapshot の機能により、システムの使用中にイメージを作成できるので、24

時間週 7 日のアベイラビリティーをサポートします。このテクノロジにより、重要なオペレーティ ング システム ファイル、マスタ ブート レコードおよび他のパーティション ベースのブート レ コードを再起動することなく、バックアップしイメージを作成することができます。CPU 割り当て 機能により、アプリケーションの CPU 使用を制限し、ミッション クリティカルなアプリケーション の CPUアベイラビリティーを最大化することができます。さらにユーザーは、バックアップ中の ハードディスク書き込み速度およびネットワーク帯域幅を制御できるので、ビジネス業務の中断 を最小限に抑えることができます。

数秒間のデータベース一時サスペンド機能が、VSS対応の Microsoft Exchange Server、 Microsoft SQL Server、Oracleなどのミッション クリティカルなアプリケーションの正確なバッ クアップのために提供されています。お使いのデータベースまたはオペレーティング システム がVSSをサポートしていない場合には、Acronis True Image Server for Windowsでデー タベースの停止を実現するユーザーのカスタムコマンドを実行できます。

先端テクノロジのサポート

現代のビジネスは、デュアルコア64ビットCPU、64ビットオペレーティング システムの最新テ クノロジの活用へと向かっています。Acronis True Image Server for Windowsを使用する ことにより、ソリューションを実行するこれらの最新マシンを旧来のマシンと同様に保護すること ができます。

既存のテクノロジへの投資を活用する

広範にわたるストレージ メディアがサポートされているため、現在のストレージ インフラストラク チャを活用でき、ソリューション導入のために高価なハードウェアの購入を避けることができま す 。 次 の よ う なキ ー と な る ス ト レ ー ジ テ ク ノ ロ ジ が サ ポ ー ト さ れ て い ま す 。DAS(Direct Attached Storage) 、NAS(Network Attached Storage) 、SAN(Storage Area Networks)、およびRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)デバイス、テープ、

USBおよびIEEE-1394(FireWire)準拠ストレージ デバイス、CD、DVD、リムーバブル ドラ

イブ(フロッピー、ZIP など)および共有ストレージ。さらに 4 レベルの圧縮により、これらのリ ソース上の領域を最大限利用できます。

(9)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 9 ディスク クローンの作成と新しいディスクの配置

Acronis True Image Server for Windowsを使用して、単一のイメージを複数のサーバー に複製することができます。たとえば、複数のサーバーを購入して、各サーバーに同じ様な環 境を設定する場合。今までは、IT 管理者は各サーバーにオペレーティング システムとプログ ラムをインストールしなければなりませんでした。Acronis True Image Server for Windows を使用すれば、IT管理者は最初に配置されたシステムのディスクイメージを作成することがで きます。次に、そのイメージを複数のサーバーに複製できます。

サーバーのハードディスクを換装する必要がある場合、Acronis True Image Server for

Windows を使用すれば、数回のマウス クリックで、古いディスクの厳密なコピーを新しいディ

スクに作成し、新しいディスクに合わせてパーティションサイズを調整することができます。

1.2 Acronis True Image 9.1 Server for Windows の新機能

• Windows Server 2003 x64 Editionのサポート

• DVDへのバックアップ直接書き込みおよびブータブルDVDの作成

• GPTハードディスク(GUIDパーティションテーブル付きのディスク)のサポート

• FTPサーバーからの復元/FTPサーバーへのバックアップ

Acronisスナップリストア – システムの復元中にシステムを動作させることができます。

Acronis Universal Restore(オプション) – ハードウェアに依存しない システム復元

• 排他制御モードで開かれているファイルなどのファイルレベルのバックアップと復元および パーティション/システム全体のバックアップ

• 差分バックアップ – 完全バックアップ以降の変更のみのバックアップ

• 高速増分/差分バックアップ – ファイルのアーカイブとの比較で日付/サイズ(高速処理)を 比較するか、ファイルの内容(詳細、しかし長時間処理)を比較するかをユーサーが選択で きます。

• バックアップ/復元のファイルおよびフォルダ フィルタ – ユーザーが指定したファイル タイ プのバックアップのみ作成することで、領域の節約になります。同じように、ファイル アーカ イブから復元しないファイルを指定できます。

Microsoftボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)サポート(Windows Server 2003 以降) – VSS 準拠データベース(Exchange、Oracle、SQL Server)のバックアップで、

データベースをオフラインにせずに、バックアップ データの一貫性の確保が容易

• バックアップ/復元処理の前後でのユーザーコマンド – ユーザーは、バックアップまたは復 元処理の前および後に実行するコマンドまたはバッチファイルを指定できます。たとえば、

バックアップ開始前に一時ファイルをディスクから削除する場合、またはバックアップの開 始前に毎回、サードパーティのアンチウィルス製品を開始するように構成する場合がありま す。

(10)

10 第1章はじめに

• ユーザー編集可能なデフォルト バックアップ オプション – ユーザーが次のバックアップ パ ラメータを構成して保存できます。バックアップ性能(バックアップ中のハードディスク書き 込み速度、ネットワーク帯域)、バックアップ完了後のバックアップ アーカイブの検証、ファ イル レベルのセキュリティ設定(ファイルのセキュリティ設定をアーカイブに保存、暗号化さ れたファイルを暗号化または暗号化解除された状態で格納)。

• ユーザー編集可能なデフォルト復元オプション – ユーザーが次のバックアップ パラメータ を構成して保存できます。ファイル上書きモード、復元ファイルのタイムスタンプをオリジナ ルまたは現在の日付時刻に設定するなど。

• マウントしたイメージの読み書きモード

• ブータブル バックアップ メディア – リムーバブル メディアにバックアップする場合、ユー ザーはメディアを、レスキューCD と同じように、ブータブルにすることができます。別の復 元メディアは必要ありません。

• ブータブル ディスク ISO および RIS パッケージ – ブータブル ディスクを作成し、その ISO イメージを保存して、再びディスク作成に使用することができます。また Acronis True Image Server for Windowsのリモート ブート用のRISパッケージを作成すること ができます。

Windows イ ベ ン ト ロ グ と SNMP サ ポ ー ト – Acronis True Image Server for

Windowsが発行するイベント ログ メッセージをWindowsのイベント ログに保存するか、

またはSNMPサーバーに送信します。

• システムの復元ツールの管理(Windows XP) – Windows のシステムの復元ツールを Acronis True Image Server for Windowsからオン/オフします。

• コンテキスト ヘルプ

(11)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 11

1.3 システム要件とサポートするメディア

最小システム要件

Acronis True Image Server for Windowsには次のハードウェアが必要です。

• Pentiumプロセッサまたは同等以上のもの

• 256MBのRAM

• ブータブル メディア作成用のFDDまたはCD-RWドライブ

• マウス(推奨)

サポートされるオペレーティングシステム

Acronis True Image Server for Windows

• Windows NT 4.0 Server SP6/2000 Server/2000 Advanced Server/Server 2003

• Windows Server 2003 x64 Editions Acronis Universal Restore(オプション)

• Windows 2000 Server/2000 Advanced Server/Server 2003

• Windows Server 2003 x64 Editions

Acronis True Image Server for Windowsを使用すると、Linux®を含めたPCベースの任 意のオペレーティング システムを走行させているコンピュータのディスク/パーティションをバッ クアップおよび復元できるブータブルディスクまたはCD-R/Wを作成することができます。

サポートするファイル システム

• FAT16/32

• NTFS

• Ext2/Ext3

• ReiserFS

• Reiser4

• Linux SWAP

• XFS

• JFS

サポートされていないファイル システムの場合でも、Acronis True Image Server for

Windowsはセクタ単位でデータをバックアップできます。

XFS お よ び JFS のファイルシステムの場 合は、パーティションのサイズ変更機能は サポートされていません。

(12)

12 第1章はじめに

サポートされるストレージ メディア

• ハード ディスク ドライブ

• Storage Area Networks(SAN)および Network Attached Storage(NAS)のような ネットワーク接続されたストレージデバイス

• SCSIテープドライブ

• IDEおよびすべてのレベルのSCSI RAIDコントローラ

• FTPサーバー*

• CD-R/RW、DVD-R/RW、DVD+R/RW

• USB 1.0 / 2.0、FireWire (IEEE-1394)およびPCカードストレージデバイス

• ZIP®、Jaz®などのリムーバブルメディア

* FTPサーバーはファイル転送でパッシブ モードを許可する必要があります。直接FTPサー

バーからデータを復元するには、アーカイブのサイズが2GB以下である必要があります。

1.4 テクニカル サポート

正規にAcronis True Image Server for Windowsを購入していただいたお客様に対し、テ クニカル サポートを提供しています。

詳細は同梱されています「サポート センターのご案内」をご参照ください。

(13)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 13

第 2 章 Acronis True Image Server for Windows のインストールと開始

2.1 Acronis True Image Server for Windows のインストール

Acronis True Image Server for Windowsをインストールするには、次の手順を実行してく ださい。

• Acronis True Image Server for Windowsセットアップファイルを実行してください。

• インストール メニューで、インストールするプログラムを選択してください。

• 画面の指示に従ってください。

Acronis True Image Server for Windowsインストール メニュー ウィンドウ

[標準]、[カスタム]、[完全]のインストール オプションがあります。[カスタム]をクリックすると、

Acronis True Image Server for Windowsの他に、ブータブル メディア ビルダやBart PE プラグインを選択することができます。

ブータブル メディア ビルダを使用すると、ブータブル ディスクまたはRISパッケージを作成す ることができます(詳細は、第 9 章「ブータブルメディアの作成」をご参照ください)。ブータブ ルCDを含むパッケージ製品をご購入いただいた場合は、ブータブル ディスクを作成する必要 はありません。ブータブル メディア ビルダをインストールすると、任意の時点でメイン プログラ ム ウィンドウまたは専用のブータブル メディア ビルダからブータブル メディア、ISO イメージ、

またはRISパッケージを作成することができます。

(14)

14 第2章

有名なBart PEユーティリティは、CDからWindowsライクな環境を起動するために使用さ

れます。アプリケーションは、プラグインの形式でBart PEにインストールされます。Bart PE プラグインのインストールを選択すると(これはデフォルトで無効になっています)、Bart PEプ ラグイン タブにAcronis True Image Server for Windowsを含めることができます。プラグ イン ファイルは、他のプログラムとともに、インストール フォルダにコピーされます。

Acronis True Image Server for Windowsをインストールすると、デバイスマネージャの一 覧に新規のデバイスが作成されます([コントロール パネル] → [システム] → [ハードウェ ア]→[デバイスマネージャ]→[Acronis Devices]→[Acronis True Image Backup Archive Explorer])。イメージ アーカイブを仮想ディスクとして接続するために必要なの で、このデバイスを無効にしたりアンインストールしたりしないでください(第 11 章「仮想ドライ ブとしてのイメージのマウント」をご参照ください)。

Acronis Universal Restore のインストール

Acronis Universal Restoreは、 Acronis True Image Server for Windowsのオプション です。本体とは別にご購入いただき、本体とは別のファイルからインストールする必要がありま す。

Acronis Universal Restoreは、次のAcronis コンポーネントのうち少なくとも1つがインス トール済みのコンピュータにのみインストールすることができます。

Acronis True Image Server for Windows ブータブル メディア ビルダ

Acronis Universal Restore はネットワーク接続されたコンピュータに、ローカルでセットアッ

プ プログラムを実行するか、または Systems Management Server(Microsoft Windows

NT BackOfficeプログラム パッケージのコンポーネント)などのリモート インストール サービス

を使用してリモートからインストールできます。

インストール後、Acronis Universal Restore は自動的に上記コンポーネントにプラグインさ れ、Acronis True Image Server for Windowsのメイン ウィンドウに表示されている名前が

Acronis True Image Server for Windows with Universal Restore」に変わります。

Acronis True Image Server for Windowsのインストールと開始

(15)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 15

2.2 Acronis True Image Server for Windows の取り出し

Acronis True Image Server for Windows をインストールする場合、セットアップ(.msi)

ファイルをローカル ドライブまたはネットワーク ドライブに保存することができます。これにより、

インストールされている既存のコンポーネントの変更または修復が容易になります。

セットアップ ファイルを保存するには、次の手順を実行してください。

• Acronis True Image Server for Windowsセットアップ ファイルを実行してください。

• インストール メニューで、プログラム名を右クリックし[取り出し]を選択してください。

• セットアップ ファイルの場所を選択して、[保存]をクリックしてください。

2.3 Acronis True Image Server for Windows の実行

Windowsでは、Acronis True Image Server for Windowsの実行は、メニューから[スター ト]→[プログラム]→[Acronis]→[Acronis True Image Server]→[Acronis True Image Server]を選択するか、またはデスクトップ上のショートカットをダブル クリックしてくださ い。

何かの理由でオペレーティング システムが起動しない場合は、Acronisリカバリ マネージャを 実行してください。ただし、リカバリ マネージャは事前に有効化しておく必要があります。手順 の詳細については、3.4「Acronis リカバリ マネージャ」をご参照ください。このプログラムを実 行するには、サーバーの起動中、F11 キーを押す操作を求めるメッセージが表示されている 間にF11キーを押してください。 Acronis True Image Server for Windowsがスタンドアロ ン モードで実行され、損傷を受けたパーティションを復元できるようになります。

ディスク データが完全に破損しているためにシステムを起動できない場合(または、Acronisリ カバリ マネージャを有効化していない場合)は、スタンドアロン版の Acronis True Image

Server for Windowsを(パッケージ製品に同梱されている、またはブータブル メディアビル

ダで作成した)ブータブル メディア、またはRISサーバーから読み込んでください。こうするこ とで、破損したディスクを以前に作成したイメージから復元できるようになります。

2.4 Acronis True Image Server for Windows の削除

[コントロール パネル] → [プログラムの追加と削除] → [Acronis True Image Server]

→ [削除] の順に選択してください。さらに、画面の指示に従ってください。削除を完了するた めに、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。

(16)

16 第3章

第 3 章 概要および Acronis テクノロジ

3.1 ファイル アーカイブとディスク/パーティション イメージの違い

バックアップ アーカイブ(このガイドでは「バックアップ」とも呼んでいます)とは、選択したファイ ル/フォルダのデータのコピー、または選択したディスク/パーティションに格納されているすべ て情報のコピーを含むファイルまたはファイルのグループです。

ファイルおよびフォルダをバックアップする場合、フォルダ ツリーとともにデータのみが圧縮さ れ、格納されます。

ディスクおよびパーティションのバックアップは、ファイルおよびフォルダのバックアップとは異 なる方法で行われます。Acronis True Image Server for Windows では、オペレーティング システム、レジストリ、ドライバ、ソフトウェア アプリケーション、およびデータ ファイル、さらに ユーザーからは隠されているシステム領域も含むディスクのスナップショットが、セクターバイセ クター方式で格納されます。この処理は「ディスク イメージの作成」と呼ばれ、作成された結果 のバックアップアーカイブはしばしば「ディスク/パーティションイメージ」と呼ばれます。

Acronis True Image Server for Windows では、サポートされているファイル システム用 のデータを含むハードディスク部分のみが格納されます。pagefile.sys (スワップファイル情

報) または hiberfil.sys(コンピュータが休止状態にあるときに RAM の内容を保持するファ

イル)はイメージに含みません。これによりイメージ ファイル サイズが縮小され、イメージ ファ イルの作成と復元が迅速化されます。

パーティションイメージには、(隠しファイル、システムファイルなどの)属性に関係なくすべて のファイルとフォルダ、ブート レコード、ファイル アロケーション テーブル(FAT)、およびルー トなどが含まれます。

ディスク イメージには、マスタ ブート レコード(MBR)を持つトラック0のほか、すべてのディ スクパーティションのイメージが保存されます。

デフォルトで、すべてのAcronis True Image Server for Windowsアーカイブのファイルの 拡張子は「.tib」です。

ファイル アーカイブからだけでなく、ディスク/パーティション イメージからも、ファイルとフォルダ を復元することができることに、ご注意ください。これを行うには、イメージを仮想ディスクとして 接続するか(第 11 章「仮想ドライブとしてのイメージのマウント」をご参照ください)、またはイ メージの復元を開始し、[指定したファイルまたはフォルダの復元]を選択してください。

概要およびAcronisテクノロジ

(17)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 17

3.2 完全バックアップ、増分バックアップ、および差分バックアップ

Acronis True Image Server for Windowsでは、完全バックアップ、増分バックアップ、差分 バックアップの3種類のバックアップを作成することができます。

完全バックアップは、バックアップが作成された時点の全てのデータを含んでいます。このバッ クアップは、後で増分バックアップや差分バックアップの基になるか、またはスタンドアロンの アーカイブとして使用されます。完全バックアップを使用すると、増分バックアップや差分バック アップに比べて最短時間で復元を行うことができます。

増分バックアップは、前回の完全または増分バックアップ作成以降に変更されたデータだけを 含んでいます。このため、サイズは小さく作成に時間もかかりません。ただし、増分バックアップ にはすべてのデータは含まれていないので、復元には、以前に作成したすべての増分バック アップと最初の完全バックアップが必要です。

増分バックアップとは異なり、差分バックアップでは、最初の完全アーカイブに対する全ての変 更を含む、独立のファイルが毎回作成されます。一般に、差分バックアップは増分バックアップ より高速に復元されます。これは、差分バックアップでは、以前のバックアップの長い系列を処 理する必要がないからです。

スタンドアロンの完全バックアップは、システムを最初の状態に戻す(漫画喫茶、またはイン ターネット カフェなどのように、客が行った変更を元に戻す)ことが多い場合には最適な解決策 です。このような場合には、最初の完全イメージを再作成する必要は無いので、バックアップに かかる時間は重要な問題ではなく、かつ復元時間は最短になります。

あるいは、システム障害が発生した際に最新データの状態のみが救出されればよい場合は、

差分バックアップを検討してください。全データ量に比較して、データ変更が少ない傾向にあ る場合は、特に有効です。

同じことが、増分バックアップについても言えます。加えて、頻繁なバックアップおよび格納され ている任意の状態に戻せるようにしておく必要がある場合には、増分バックアップが最も有用 です。最初に完全バックアップを作成し、その後は毎日増分バックアップを作成する場合は、

完全バックアップを毎日作成する場合と同じ結果を得ることができます。しかも、増分イメージ の作成にかかる時間とディスク領域(またはリムーバブル メディアの必要数)のコストは10分の 1程度まで小さくすることができます。

以上の議論はご参考までにお伝えした例に過ぎないことに、ご注意ください。ご自由に、特定 のタスクおよびその条件に従って、独自のバックアップ ポリシーをお作りください。Acronis

True Image Server for Windowsには、どのような実際の要求にも合わせられる柔軟性があ

ります。

ディスクをデフラグした後で作成される増分バックアップ、または差分バックアップは、通常に 比べかなり大きなサイズになります。これは、デフラグプログラムによってディスク上のファイル の位置が変更され、バックアップにこれらの変更が反映されるためです。このため、ディスクの デフラグ処理の後、完全バックアップを再作成することをお勧めします。

(18)

18 第3章概要およびAcronisテクノロジ

3.3 Acronis セキュア ゾーン

Acronisセキュア ゾーンとは、コンピュータ システム上にあるアーカイブ保存用の特別な非表

示パーティションです。Acronis セキュア ゾーンには、アーカイブのセキュリティ確保のために、

通 常 の ア プ リ ケ ー シ ョ ン か ら は ア ク セ ス で き ま せ ん 。Acronis True Image Server for

Windowsウィザード画面では、セキュア ゾーンは他のすべての利用可能パーティションととも

に、アーカイブの格納用として一覧表示されます。Acronis セキュア ゾーンは、Acronis リカ バリ マネージャおよびAcronisスナップ リストア機能(次をご参照ください)を使用するために 必要です。

Acronis セキュア ゾーンは、ファイル バックアップ用の空き領域があれば、いつでもアーカイ

ブ作成に使用できます。十分な空き領域がない場合は、空きを作るために古いアーカイブが 削除されます。

Acronis True Image Server for Windows は次の方法で Acronisセキュア ゾーン内の バックアップを削除します。

• セキュア ゾーンにバックアップを作成するための十分な空き領域がない場合、プログラム は最も古い完全バックアップと、このバックアップの増分/差分バックアップをすべて削除し ます。

• 1つの完全バックアップ(とこのバックアップの増分/差分バックアップ)しか残っていなくて、

完全バックアップが進行中である場合は、その古い完全バックアップと増分/差分バックアッ プが削除されます。

• これ以外(1 つの完全バックアップが残っていて、増分/差分バックアップが進行中)の場 合、容量エラーのメッセージが表示されます。この場合は、完全バックアップを再作成する か、またはAcronisセキュアゾーンのサイズを拡大する必要があります。

これにより、領域のオーバーフローの問題を心配することなく、スケジュール(第 7 章「タスクの スケジュール作成」をご参照ください)に従って自動的にデータをバックアップできます。ただし、

増分バックアップの作成を長く続ける場合には、[Acronisセキュア ゾーンの管理]の 2 ペー ジ目に表示される、セキュア ゾーンの空き領域を定期的にチェックすることが適正な手順です。

Acronisセキュア ゾーンの作成、サイズ変更または削除については、第 8 章「Acronisセキュ

アゾーンの管理」をご参照ください。

(19)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 19

3.4 Acronis リカバリ マネージャ

動作の仕組み

Acronisリカバリ マネージャを使用すれば、ローカル コンピュータ上にオペレーティング シス

テムをロードしないでAcronis True Image Server for Windowsを起動できます。この機能 により、何らかの理由でオペレーティング システムが読み込まれない場合、Acronis True

Image Server for Windowsをスタンドアロンで実行して損傷のあるパーティションを復元す

ることができます。Acronisリムーバブル ディスクまたは RISサーバーから起動する場合と異 なり、Acronis True Image Server for Windowsの開始には別のメディアやネットワーク接 続は必要ありません。

使用方法

Acronis リカバリ マネージャを起動時に使用できるようにするには、次のように準備を行ってく

ださい。

1. Acronis True Image Server for Windowsをインストールしてください。

2. サーバーのハードディスクにAcronisセキュアゾーンを作成してください(第8章「Acronis セキュア ゾーンの管理」をご参照ください)。

3. Acronisリカバリ マネージャを有効化してください。これを行うには、[Acronisリカバリ マ

ネージャの有効化]をクリックし、ウィザードの指示に従ってください。

Acronisセキュア ゾーンがないシステムでAcronisリカバリ マネージャを有効化しようとすると、

セキュア ゾーンの作成を求めるメッセージが表示されて、Acronis リカバリ マネージャが有効 化されます。ハードディスク上にAcronis セキュア ゾーンがある場合には、即座にリカバリ マ ネージャが有効化されます。

Acronisリカバリ マネージャが有効化されていると、MBR(マスタ ブート レコード)は自身の

ブート コードで上書きされます。サード パーティーのブート マネージャがインストールされて いる場合は、リカバリ マネージャを有効化した後でそのブート マネージャを再度有効にする 必要があります。Linuxローダー(LiLoやGRUBなど)の場合は、Acronisリカバリ マネー ジャを有効にする前に、MBRではなくLinuxルート(またはブート)パーティション ブート レ コードへのローダーのインストールを考慮してください。

障害が発生した場合、コンピュータの電源を投入し、“Press F11 for Acronis Startup

Recovery Manager”というメッセージが表示されたらF11 キーを押してください。F11 キーを

押すと、 完全 版とわ ずかに異なるスタンドアロン版 のAcronis True Image Server for

Windowsが起動されます。損傷したパーティションの復元方法については、第 6 章「バック

アップ データの復元」をご参照ください。

注意:スタンドアロンモードのAcronis True Image Server for Windowsで使用されるドラ イブ文字は、Windows上のドライブ文字と異なる場合があります。たとえば、スタンドアロン版 のAcronis True Imageで識別されるD:ドライブが、Windows上ではE:ドライブに対応し ている場合があります。

(20)

20 第3章概要およびAcronisテクノロジ

3.5 Acronis スナップ リストア

スナップ リストア機能を使用すると、クラッシュしたコンピュータで、システムがイメージから完全 に復元される前にオペレーティング システムを起動し、復元処理が起動された直後に作業を 開始することができます。復元は、バックグラウンドで継続されます。

現在この機能は、Acronisセキュア ゾーンから復元されるイメージの場合に使用可能です。当 然ながら、Acronis スナップ リストアは、イメージにオペレーティング システム(論理パーティ ション、またはディスク イメージ)が含まれていない場合や、ファイル アーカイブからの復元の 場合には使用できません。

動作の仕組み

復元処理が開始されると、Acronis True Image Server for Windowsは、次のように動作し ます。

1. イメージの中から、システム ファイルを含むセクタを見つけて、これらのセクタを最初に復元 します。このようにしてオペレーティング システムが復元され、短時間のうちに動作を開始 することができます。オペレーティング システムが動作を開始すると、ファイルとともにフォ ルダ ツリーが表示されますが、ファイルの中身はまだ復元されていません。しかしながら、

ユーザーは作業を開始することができます。

2. ハード ディスクに、ディスク固有のドライバを書き込み、ファイルに対するシステムからの割 り込み要求をインターセプトできるようにします。ユーザーがファイルを開くか、またはアプリ ケーションを起動した場合は、このドライバがシステムからの要求に受信して、操作に必要 なセクタを復元します。

3. 同時にバックグラウンドでは、完全なセクターバイセクター方式によるイメージの復元が、

Acronis True Image Server for Windowsによって実行されています。ただし、システム から要求されるセクタの復元処理の優先順位が最も高くなります。

最終的に、ユーザーが何も操作を実行しない場合でも、イメージは完全に復元されます。しか し、システム障害の発生後できるだけ早く作業を再開することを選択すると、少なくとも数分、

(最も一般的なイメージのサイズである)10~20GBのイメージを復元することを考えると10分 程度は節約できます。イメージが大きくなればなるほど、節約できる復元時間は大きくなります。

(21)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 21

使用方法

Acronis スナップ リストアをシステムがクラッシュしたときに使用できるようにするには、次のよう

に準備を行ってください。

1. Acronis True Image Server for Windowsをインストールしてください。

2. Acronisセキュア ゾーンをサーバーのハード ディスクに作成してください( 第 8 章

「Acronisセキュア ゾーンの管理」をご参照ください)。

3. Acronisリカバリ マネージャを有効化し(3.4「Acronis リカバリ マネージャ」をご参照くださ い)、Acronis True Image Server for Windowsを使用してブータブル メディアまたは

RISパッケージを作成してください(第 9 章「ブータブル メディアの作成」をご参照くださ

い)。

4. コンピュータのシステム ディスク(イメージ)をAcronisセキュア ゾーンにバックアップしてく ださい(5.2「ディスクおよびパーティションのバックアップ(イメージ バックアップ)」をご参照 ください)。他のディスク/パーティションもバックアップすることはできますが、システムのイ メージは必ずバックアップしてください。

スナップ リストアを実行すると、現在のバージョンの Acronis True Image Server for

Windows が常にシステム ディスク全体を復元するのに使用されます。このため、システム

ディスクが複数のパーティションで構成されている場合は、それらをすべてイメージに含める 必要があります。そうしないと、スナップ リストア実行後に、イメージに含まれていないパーティ ションは失われます。

障害が発生した場合には、ブータブル メディア、RISサーバー、またはF11 キーを使用して サーバー コンピュータを起動してください。復元処理を開始し(6.3「イメージからのディスク/パー ティション、またはファイルの復元」をご参照ください)、Acronisセキュア ゾーンからシステム ディ スクのイメージを選択し、[スナップ リストアを使用する]を選択し、次のウィンドウで[実行]をク リックしてください。数秒以内にコンピュータがシステムの復元のために再起動します。ログイン して作業してください。

サポートされるWindows Serverオペレーティング システムで同様に、Acronis True Image

Server for Windows を実行するためにスナップ リストアを行うことができます。ただし、

Windowsが起動しない場合には、ブータブル メディアが必要です。

(22)

22 第3章

3.6 Acronis Universal Restore

システム ディスク イメージは作成元のハードウェアに簡単に配置できます。ただし、ハードウェ ア障害の場合によくあるように、マザーボードを交換したり、バージョンの異なるCPUを使用し たりすると、復元したシステムが起動できない可能性があります。システムを新しくてより強力な コンピュータに転送しようとすると、通常、同じことが起こります。新しいハードウェアは、イメージ に含まれているもっとも重要なドライバと互換性がないからです。

Microsoft System Preparation Tool(sysprep) を 使 用 し て も 問 題 は 解 決 し ま せ ん 。

Sysprepが入れ替えできるのはプラグ アンド プレイのデバイス(サウンド カード、ネットワーク

アダプタ、ビデオ カードなど)に限られているためです。システムHALと起動デバイス ドライ バに関しては、復元元と復元先のコンピュータは同等である必要があります。Microsoft サ ポート技術情報の文書番号302577、216915をご参照ください。

Acronis Universal Restoreテクノロジは、重要なHALおよびハード ディスク コントローラの ドライバを置き換えることによって、ハードウェアに依存しないシステム複製の効率的ソリュー ションを提供します。

Acronis Universal Restoreは、Microsoft System Preparation Tool(Sysprep)と矛盾 しません。Sysprep の使用が習慣化している場合、同じシステムで両方のツールを使用する ことができます。

Acronis Universal Restoreは、 Acronis True Image Server for Windowsのオプション です。本体とは別にご購入いただき、本体とは別のファイルからインストールする必要がありま す。 AcronisUniversal Restoreは、次のAcronisコンポーネントのうち少なくとも1つがイン ストール済みのコンピュータにのみインストールすることができます。

Acronis True Image Server for Windows

Acronisブータブルメディアビルダ

概要およびAcronisテクノロジ

(23)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 23

使用方法

1. 対象のコンピュータを起動し、ブータブル メディア、RISサーバー、または F11 キーを使

用してAcronis復元環境に移行してください。

2. 復元手順(6.3「イメージからのディスク/パーティション、またはファイルの復元」をご参照くださ い)を開始し、復元元コンピュータのイメージを選択してください。

3. 復元されるシステムで使用するHAL(Hardware Abstraction Layer)、HDDコントロー ラ ドライバを指定することができます。また、ネットワーク上のドライバ レポジトリのパスを指 定することもできます。

Acronis Universal Restore は、次の 3 つのソースを使用してドライバを検索します。

ユーザーが指定した(強制した)ドライバの一覧、ドライバ レポジトリ、および Windows の デフォルト ドライバ ストレージ フォルダ(このフォルダは復元されたイメージ中にあります)。

プログラムは、使用可能なすべてのドライバの中から最も適切なドライバを見つけ出し、復 元されたシステムにインストールします。ただし、ユーザー定義ドライバの優先順位が最も 高くなります。プログラムがより良いドライバを見つけ出した場合でも、インストールは慎重 に行ってください。

Windows の デ フ ォ ル ト ド ラ イ バ ス ト レ ー ジ フ ォ ル ダ は 、 レ ジ ス ト リ キ ー HKEY_LOCAL_MACHINE → SOFTWARE → Microsoft → Windows → Current

version内の DevicePath で定義されています。通常は、WINDOWS¥infフォルダになり

ます。

4. 復元処理がAcronis True Image Server for Windowsを実行するときには、次の処理 が行われます。

− マシン タイプを検出し、適切なHALドライバをインストールする

− IDE および SCSI コントローラを検出し、適切なドライバをインストールする上記の

3 つのソース中に適切なドライバが見つからない場合は、ドライバを次の場所から参照 するように求められます。

ネットワーク共有ドライブ フロッピー ディスク ドライブ CDドライブ

5. コンピュータが再起動します。

6. Windowsが制御を得て、通常のシステム開始処理が初期化されます。

復元処理はWindows環境下でも実行することができます(たとえば、オペレーティング シス テムが C ドライブから読み込まれている場合に、他のコンピュータのシステム パーティション をイメージから Dドライブに復元することができます)。この場合は、ネットワーク、フロッピー、

CD 上のドライバ検索を求められません。互換性のあるドライバが見つからない場合は、この 処理を無視するか、またはキャンセルするようにWindowsのメッセージが表示されます。

(24)

24 第3章

仮想環境での Acronis Universal Restore の使用

ヴァーチャルマシンテクノロジは、開発、テスト、配置およびコンピュータアプリケーションのサ ポートを高速化する強力なツールを提供します。Acronis True Image Server for Windows

をAcronis Universal Restoreとともに使用すると、現実の複数のシステム間で行うのと同じ

ように、現実から仮想、仮想から現実へコンピュータ間を移動することができます。

仮想のハード ディスク ドライブがSCSIコントローラを使用している場合は、仮想のコンピュー タへのシステムの復元中に適切なドライバを提供する必要があります。たとえば、広く使用され

ている VMware 環境では、Buslogic または LSI logic のドライバが必要です。仮想コン

ピュータ ソフトウェアに同梱されているドライバを使用するか、または最新版のドライバを仮想コ ンピュータソフトウェアの開発元のWebサイトからダウンロードしてください。

Acronis Universal Restore の使用についてのヒント

1. Acronis Universal Restoreを使用したシステムの復元は、イメージまたはターゲット ディ スクのパーティション構造が元のディスクと一致しない場合は開始されない可能性がありま す。この結果イメージから復元されたローダーが間違った場所をポイントし、システムが起 動しないかまたは動作不良を起こすことになります。

そのような可能性がある場合には、次のように対処してください。

− 元のディスクの全体だけでなく、選択したパーティションのイメージも作成しておく。

元のディスクには、コンピュータの製造供給元によって作成された非表示のメンテナンス用 パーティションがあることにも留意してください。このため、バックアップ用にディスクにチェック マークを付ける代わりに、各パーティションにチェック マークを付けると、この非表示のパー ティションがイメージに含まれないことになるので、ご注意ください。

− ディスク全体だけでなく、選択したパーティションも復元する。コンピュータのシステムが 最初のパーティションではないパーティションに置かれている場合、ローダーを混乱さ せ、復元されたシステムが起動しない原因になる場合があります。

− RAID アレイ上のシステムのイメージを作成し、異なる構成の RAIDアレイにシステム

を復元する。

問題の発生を避けるために、システム ディスク全体のイメージを作成および復元し、復元 元と復元先のコンピュータで同一構成のRAIDを使用することをお勧めいたします。

2. 上述したように、RAIDから通常のハード ディスク、通常のハード ディスクからRAIDへの ブータブル システムの移行は行うことができません。

3. RAIDから RAIDへの移行の場合でも、RAID コントローラ用の適切なドライバを供給す

る必要があります。これを行わないと基本的なハード ディスク用ドライバがインストールされ ます。

4. Acronis Universal Restore オプションは、ダイナミック ディスクおよびダイナミック ボ リュームの復元を行う場合には使用できません。

概要およびAcronisテクノロジ

(25)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 25

利点

1. Acronis Universal Restoreは、イメージを作成したハードウェアに復元ができなくなった 場合に使用することができます。イメージをオプション付きで作成する必要はありません。ど んなイメージも異なるハードウェアに復元できます。

2. Acronis Universal Restoreを使用すると、復元中にドライバを正確に指定し、ハードウェ アとの互換性を最大限有効にすることができます。

3. Acronis Universal Restoreは、セキュリティID(SID)やユーザープロファイル設定を削 除しません。これにより、復元後にドメインに再び参加したり、ネットワーク ユーザー プロ ファイルを再マップする必要はありません。

4. Acronis Universal Restoreは、すべてのドライバを1箇所に格納するドライバレポジトリ をサポートしているので、ユーザーがドライバを探す必要はありません。

3.7 ダイナミック ディスクおよびダイナミック ボリュームの使い方

Acronis True Image Server for Windows は、ダイナミック ディスク(Windows LDMとも 呼ばれます)をサポートしています。ただし、ダイナミック ディスクの編成はベーシック ディスク の物理ディスク ドライブと異なるので、バックアップには独特の性質があります。

ダイナミック ディスク全体または、1つまたは複数のダイナミック ボリュームのイメージは作成で きます。これは、ダイナミック ボリュームが複数のダイナミック ディスクに配置されているため、

部分的なバックアップでは使用可能なイメージを作成できないことが原因です。

現在のバージョンには、ダイナミック ボリュームに復元するイメージのボリューム サイズやファイ ル システムを変更する機能はありません。ただし、ダイナミック ボリュームをベーシック ディスク のパーティションに復元するときには、サイズやファイルシステムを変更することが可能です。

ダイナミック ボリュームのイメージを作成する際には、そのタイプ情報(シンプル、ミラーなど)が 失われるため復元は個別に行われます。この場合、格納、および復元されるのは、ボリューム の内容のみです。

ベーシック ディスクをダイナミックディスクに復元すると、ダイナミック ディスクの内容が破壊され ます。結果として、ベーシック ディスクだけになります。

Acronis True Image Server for Windowsがレスキュー モードで動作している場合(たと えばブータブル メディアから起動した場合)、ダイナミック ディスクにはアクセスできません。こ のためシステム パーティションを修復できるようにするには、イメージをベーシック ディスク、

ネットワーク ディスク、またはリムーバブル ディスクに保存する必要があります。

(26)

26 第3章

3.8 テープ ドライブへのバックアップ

Acronis True Image Server for Windowsは、SCSIテープ ドライブをサポートします。サ ポートされているのは、テープへのバックアップの格納と復元、大きなバックアップの複数の テープへの格納、およびすでにアーカイブが格納されたテープへの増分/差分変更の追加で す。

SCSI 接続されたテープ ドライブがサーバーに接続されている場合、バックアップ ストレージ 用に利用可能なデバイス一覧に、ドライブのタイプに対応する名前が表示されます。

テープへのバックアップと復元は、他のデバイスの場合と同じように進行しますが、次の例外が あります。

1. 完全バックアップは空のテープにのみ格納できます。データが書き込まれているテープを 使用した場合、テープの内容は上書きされます。

2. 2つのディスクを別々にバックアップする場合など、1本のテープに複数のアーカイブを格 納する場合には、2台目のディスクの完全バックアップを作成するときに、「増分」バックアッ プ モードを選択してください。その他の場合には、増分バックアップは、以前に作成された アーカイブに変更を追加するために使用されます。

3. バックアップにファイル名を指定する必要はありません。

テープの巻き戻しのためにしばらく待たされることがあります。

品質の劣化したテープや古いテープだけでなく、磁気ヘッドの汚れによっても、待ち時間が 長くなることがあります。

概要およびAcronisテクノロジ

(27)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 27

3.9 ディスクとパーティション情報の表示

各種のウィザードに表示されるすべての設定項目のうち、ディスクに関する設定およびデータ の表示形式は変更が可能です。

画面の右側には 3 つのアイコンが表示されます。[アイコンの整理]、[項目の選択]、および 選択した項目のプロパティを表示する[プロパティ](オブジェクトの右クリックで表示されるコン テキスト メニューにも表示されます)です。

特定の項目を基準にしてメッセージを並べ替えるには、その項目のヘッダーをクリックしてくだ さい。逆の順番に並べ替えるには、もう一度ヘッダーをクリックしてください。または、[アイコン の整理]をクリックして並べ替えの基準にする項目を選択してください。

表示する項目を選択するには、ヘッダー行を右クリックするか、[項目の選択]をクリックしてく ださい。すると、表示する項目にフラグが付きます。

[プロパティ]をクリックすると、選択したパーティションまたはディスクのプロパティ ウィンドウが 表示されます。

このウィンドウは2つのパネルで構成されています。左側のパネルにはプロパティのツリーが、

右側のパネルには選択したプロパティの詳細な説明が表示されます。ディスク情報にはディス クの物理的なパラメータ(接続の種類、デバイスの種類、サイズなど)が含まれ、パーティション 情報にはパーティションの物理的なパラメータ(セクタ、場所など)と論理的なパラメータ(ファイ ルシステム、空き領域、割り当てられている文字など)の両方が含まれます。

項目の境界をマウスでドラッグすると、列の幅を変更できます。

(28)

28 第4章

第 4 章 Acronis True Image Server for Windows の使用

Acronis True Image Server for Windowsは、データのバックアップと復元にコマンドライン モードとGUIモードをサポートしています。またXMLスクリプトはコマンドラインモードを実行す るために使用されます。ここでは、より機能が豊富なGUIモードで利用できる操作を説明しま す。コンソール コマンドとスクリプトについては第14章「コマンドライン モードとスクリプト」をご 参照ください。

4.1 メイン プログラム ウィンドウ

メイン プログラム ウィンドウには、メニュー、ツールバー、サイドバー、[アクティブなタスク]ペイ ンおよびメイン領域があります。メイン領域には操作アイコンがあります。サイドバーには[ツー ル]パネルと[ヘルプ]パネルがあります。

ユーザーが使いやすいように、各操作に複数の選択方法を実現したので、ほとんどの操作は 2つあるいは 3つの異なるウィンドウ領域に存在しています。たとえば、メイン領域で操作に対 応するアイコンをクリックするか、[操作]メニューまたは[ツール]メニューからこのアイテムを選 択して、必要な操作を開始することができます。

Acronis True Image Server for Windowsの使用

(29)

True Image 9.1 Server for Windows ユーザーズガイド 29 メイン ウィンドウには2つにグループ分けされた操作アイコンがあります。

[タスク]グループには次の操作が表示されます。

• [バックアップ] – バックアップ アーカイブを作成します。

• [復元] – 以前に作成されたアーカイブからデータを復元します。

• [ディスクのクローン作成] – オペレーティング システム、アプリケーション、およびデータ を従来のディスクから新しいディスクに転送します。

• [新しいディスクの追加] – 元のドライブにオペレーティング システムとアプリケーションを 残したまま、データ ストレージ用のディスクを追加します。

[ツール]グループには次の項目が表示されます。

• [イメージのマウント] – ディスク/パーティションを仮想ドライブとして接続します。

• [イメージのマウント解除] – 接続された仮想ドライブを切断します。

• [バックアップ アーカイブのベリファイ] – アーカイブの整合性チェック手順を実行します。

• [ログの表示] – ログ ビューア ウィンドウを開きます。

• [Acronisセキュア ゾーンの管理] – アーカイブ格納用の特別な非表示パーティション

(Acronisセキュアゾーン)の作成、削除、およびサイズ変更に使用されます。

• [Acronisリカバリ マネージャの有効化] – リカバリ マネージャ(F11 キー)を有効化しま す。

プログラムメニュー

プログラム メニューには[操作]、[表示]、[ツール]および[ヘルプ]があります。

[操作]メニューには、タスクのスケジュール作成など、利用できる処理の一覧が表示されます。

[表示]メニューには、プログラム ウィンドウの外観を管理するための項目が表示されます。

• [ツールバー] – ツールバーのアイコンを表示します。

• [タスクバー] – サイドバーの表示/非表示を切り替えます。

• [ステータスバー] – ステータス バーの表示/非表示を切り替えます。

• [アクティブなタスク] – メイン領域下部のアクティブなタスク パネルの表示/非表示を切り 替えます。

参照

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