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昭和29年度ほ 戦後における工場の拡充ならびに新鋭工作機 の増設などがほゞ完了L,また
研究試験設備も一段と増強された年であって,その成果ほつぎつぎに記録品の采成となり品質性能
の向上と相まって日立技術の真価が遺憾なく発韓された年であった。
まず水力関係でほ本邦最高落差のカプラン水車として中部電力姫川第三発電所用13,000k、Ⅳ55
rrlのものが完 した。電源開発佐久間発電所用100,000・kW フランシス水車93,000kVA傘型交
流発電機ほ本邦における最大の水草発電機であってその完成も間近となり,また東北電力八久和発
電所用35,800kW289‡氾の水車とともにケ←一シソダ,スピ←ドリソグとも鋼材溶接と・.して
れたのほ大きな技術の進歩といえよう。また海外進出にも大いに意が注がれ,アルゼンチン,ブラ
ジルなどよりつぎつぎと注文を受けプラント輸出に大きく貢 した。
一火力発電所用設備としては北海道電力砂川発電所用170t/bボイラを完成した他ブ東京電力用と
して本邦における記録品である88気圧5100C,66,000kW タトビンならびに81,000k VA水素
冷却発電機280t/hボイラが鋭意製作を進められており,さらにつぎの高温高圧のものが研究完成
されて,国産の102気圧535ロC級のものが製作可能となった。
送変電機器における成巣は九州電力上椎葉発電所用135,000kV■Å超高圧変圧器の完成が挙げら
れ,また関西電力新北陸幹線における275kV遮 器と搬送継電装置の組合せ人工故障試験の完アが
あげられる。さらにこれらについで本部長大容量の電源開発西東京変電所用等価容量実に156,000
kVA,275kV二相変圧器が製作に着手され,また西東京および名苗屋変電所用275kV超高圧遮
断器の 125,000kVA短絡試験用発電機の完成による新設 断試験ピットによってその性能
がさらに向上することが期待されよう。また自動周波数制御装置の研究が完成して,その第一一号
品が四国電力松尾川発電所に納入され,さらに研究を重ねて,中国電力漑発電所用のものが製作を
進められている。
日本鉄板島屋工場用として納入された四重可逆冷間圧延磯ほ16・5〝/49γむ×42′′L,1,310f。p-m・で
23‡現m厚さ37〝幅10t コイルを 0.29mm に圧延するものであって, 品としては記録品て
あり,将来この種のものが国内で製作可能なことを実証した注目に値するものである。またその電
気軍備ほH・T。完ダイナ早を駆使 して高度の自動制御を行ったものとしてこれも特
に値する製品で
現在好調に運転に入っている。また製鉄所用とLて米国製鉄規格AISEによるものがH
製作開始され今後のこの方面における要撃に万金の準備がなされた。
運搬機においてはその成果また見るべきもの多く,日立工場大型回転
400t天井クレ←ンは記録的な大容量のものであり,この他川崎
組立用として
絶縁で
作された
鉄千葉工場用175t レトドルク
レーンは本邦最大容量のもの,また輸出面においても印度TATA製鉄所用として米国 鉄規格の
天井クレーンが遣られた他ブラジル向けとして,エンジンショベルの輸出を見たことほ,外地への
進出ゐ道を開いたものとして注目に値する。
ポンプとしては愛知県戸田土地改良区の排水ポンプほ口径1,600mm渦巻ポンプと■して本邦最大
のものであり中国電力小野田発電所用 87.5kg/cm21100C のものは高温高圧とし七記録的な■もの
でその製作には万全の考慮が払われ優秀な成果がえられた。
送風機とし七は,近年軸流送風機が益々利用され・る傾向にありっ住友石炭奔別鉱業所の300壬iP,
2,600¢可変ピッチ方式のものほ静圧機械効
として1.4段のもの■が社内 作磯用として
車輌関係における成果は国鉄向け EHlO
82%に達しており,また高速多.段のガスタ㌣ビン用
作された。
形電気〕 関車が先づあげられよう。これほ運転垂偏重
量120t,電動機畑力 2,5001∈W`,従来の EF]】5形に比べて,_出力において 30%,主
度において
26タ`増強されたもので,長距離の貨物高速輸送用として計画されたものである。次に輸出用印度向
けWG型蒸気 関車ほ,BSS規格によった印度5呪6吋軌問め貨物列車
車であって,日本の技 戸が海外に大きく認められたものとして特筆に値する。
通信機部門においてほ,自動交換機にクロスバー方式が
引用棟準塑電気機関
用されることとなり,′
この研究が太い
に進められた。最初のクロスバー式交換機としてほ開西電力にその第一号磯が納入される。また輸
出用としての竃 器が試作完了し,性能を横位にすることなく国際価格に競走し得るものが出来て,
今後の港外進出が大きく期待される。搬送電話はプラγト輸出として発電所と共にブラジル,アル
ゼンチンより次々と注文を受けており,この種製品の海外進出に大きく気を吐いている。
電線部門においては,合成樹脂,合成ゴム,耐熱性導電性合金等構成材料の研究成果を応用した
性能の優れた新製品
広帯域伝送通
多製造されれると共に高度の技術設備を必要とする高電圧送電用あるいは
用の各種電線,ケrブル類においで性能の飛躍的な向上が行われた。
商品部門においても昨年完成した劃期的三相モ←トルに引続き分相モートルの小型化に成功した。
また扇風機,電気冷蔵鼠電気洗擢機,電気ミキサ←等家庭電気品の新製品の完成その他電動工具,
理化学機械等の各部門に到るまで研究の成果が製品の改良に現われている。
新しい昭和30年の新春を迎えるに当って,此処に過去■1年間の成果を御紹介し,広く江湖の御
批判を仰いで,今後の指針とも致したく,ま■たさらに研錯を積んせ将来の御期徳に副って技術の奉
公に:邁進致したい。
-カ ッ トは国鉄豊橋変電所全景→