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小学校英語活動のための運営組織に関する研究 : 英語専門委員の取組みおよび意識調査

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Title

小学校英語活動のための運営組織に関する研究 : 英語専門

委員の取組みおよび意識調査( 本文(Fulltext) )

Author(s)

新谷, 敦子; 松川, 禮子

Citation

[岐阜大学カリキュラム開発研究] vol.[25] no.[1] p.[43]-[50]

Issue Date

2007-06

Rights

Version

各務原市英語指導補助員 / 岐阜大学

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/23396

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小学校英語活動のための運営組織に関する研究

-英語専門委員の取組みおよび意識調査-

新谷敦子

1

・松川禮子

2 現在,93.6%の公立小学校が何らかの形で英語活動を実施しており,必修化される方向性が示されてい る.こうした中で今後,条件整備の面で地方教育委員会の果たす役割は大きい.教育委員会に期待される のは,地域の学校間で英語活動の基本的な考え方について共通理解を図ること,教員研修の機会を提供す ること,基本となるべきカリキュラム案の提示,ALTの派遣や地域人材の紹介など,学校が英語活動に取 組むための条件整備であり,そのための効果的な運営体制の整備である.しかし,この面についての研究 はほとんどなされていないのが実情である.本論文では,一地方都市である岐阜県各務原市の事例を取上 げ,小学校英語活動を推進するための自治体レベルでの運営組織の在り方および現場での状況について述 べる. <キーワード> 小学校英語活動,学級担任,英語専門委員,運営組織,地方教育委員会 1.研究の背景 93.6%の公立小学校が何らかの形で英語活動を実施 しており,中央教育審議会外国語専門部会における審 議状況の報告2006年3月では,今後,必修化される方 向性が示されている.2007年1月に出された平成19年 度文部科学省 各局課別予算案等の発表資料によると, 現在,小学校段階での国際理解活動やその一環として の英語活動,外国人とのコミュニケーション活動など が多くの学校で実施されているが,取組内容には相当 のばらつきがある.このような状況の中で,国として, その充実に向けて具体的な取組を進めていく必要があ る.このため,教材等の開発,ALTや地域人材の効 果的な活用を含む拠点校を中心とした実践的な取組, 指導者研修の実施等を総合的に推進するとあるように, 小学校における英語活動等国際理解活動の推進のため に新規予算額(案)が出され,指導者養成研修(各都道 府県指導主事等)の実施が検討されている. しかし,全国的には教員研修などの条件整備面で の課題が未だ解決されていない.今後,小学校学級担 任が自信を持って英語活動を推進していくためには, 「人材確保」「教材準備」「教員の英語力向上」「研 修 」 な ど の 条 件 整 備 が 欠 か せ な い ( 新 谷 , 松 川 , 2006-a).また今後,国レベルで指導者養成研修(各 都道府県指導主事等)の実施が検討されていることか ら,それをうけて全国的な条件整備の面で地方教育委 員会の果たす役割は大きいと考えられる.このような 流れの中で地方自治体レベルでの先進的な教員研修の 取組みを検討することは,これから,全国的な教員研 修を進めていくうえで参考になると考えられる.とこ ろが,現状では,自治体レベルでの教員研修の取組み の検討および全市の学級担任を対象とした英語活動と 教員研修とに関する意識調査はほとんど実施されてい ない. 岐阜県各務原市は,運営組織および支援体制の充 実により自治体レベルで小学校英語活動を推進してき た(新谷,松川,2005-a).各務原市は人口約14万8 千人の地方都市である.小学校数は17校であり,教 員数は約400人,児童数は約8千500人である.各務原 市では平成8年から小学校英語活動に取組み,現在の 実施時間数は低学年が年間35時間,高学年が70時間 である.ALTの活用割合は低学年で年間約10%,高学 年で年間約5%であり,ALT依存度が低い.英語活動 はほぼ100%学級担任により実施されているという状 岐阜大学カリキュラム開発研究 2007.6,Vol.25,No.1,43-50 *1 各務原市英語指導補助員

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況である.本論文では,地方教育委員会による英語活 動のための運営組織の取組みを明らかにする. 2.研究の目的 本研究の目的は,英語活動についての研究開発学 校の指定を受けたこともなく,構造改革特区でもない 地方都市である岐阜県各務原市のケース・スタディを 通して,一般的な公立小学校での学級担任による英語 活動を推進するための運営組織を考察し,その中心と なっている英語専門委員の取組みおよび学級担任の英 語活動への意識を明らかにすることにある. 3.研究の方法 3.1 方法1 調査実施時期:2005年6月 対象者:各務原市教育委員会担当指導主事, 英語学習巡回指導員,小学校教員 調査方法:個別面接を行った. 3.2 方法2 調査実施時期:2006年2月 対象者:各務原市17小学校の担任教員281名中 263名(有効回答数) 測定具:全72項目からなる6段階尺度形式のアンケ ート.アンケートの回答は無記名で求め, 郵送式で行った. 分 析 方 法 : 調 査 結 果 の 分 析 で は , JavaScript-STAR「χ²検定」および「残差分析」を用 いた. 3.3 方法3 調査実施時期:2006年6月~7月 対象者:英語専門委員 調査方法:英語専門委員14名に個別面接を行った. まず,各務原市の英語活動推進運営体制について 概略を述べた後,アンケートおよび専門委員への聞き 取り調査をもとに,教員の意識および英語活動への取 組みを示す. 4.各務原市英語活動の概要 図 1 , 2 は , 各 務 原 市 と 全 国 の 実 施 状 況 お よ び ALT活用状況を比較したものである. 図1 英語活動年間実施時間 図2 ALT活用割合 小 学 校 英 語 活 動 実 施 状 況 調 査 よ り ( 平 成16年度実 施). 年間実施時間 35 70 7.8 12.9 0 10 20 30 40 50 60 70 80 第3学年 第6学年 時間 各務原市 全 国 専門委員会 校長会 常任委員会 小中連携委員会 ALT活用割合 0 10 20 30 40 50 60 70 80 第2学年 第6学年 % 各務原市 全 国 図3 英語活動の運営組織図

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聞き取り調査および上記の実施状況から各務原市 の小学校英語活動をまとめると,次の3つの特徴が挙 げられる.(1)年間実施時間数が多い.(2)ALT依存度 が低い.(3)学級担任による実施割合が100%である. 各務原市では,図3のように英語専門委員会が運営 組織の中心となり,小中連携委員会および校長会の内 部で英語活動を推進していく必要性について共通理解 ・協力を得て英語活動を推進している. また,市の支援体制が充実している.教員英語研 修としては,米国カリフォルニア州セリトス市への派 遣英語研修,セリトス市講師招聘による英語指導法夏 期研修講座,夏期英語研修などが実施されている.そ の他の予算措置としては,英語指導計画書の作成,副 読本およびパソコン英語ソフトの配布,各務原市独自 のALTの採用および地域人材の活用など教材・人材 面での支援も行われている.さらに教育委員会による 運営組織のマネジメントが英語活動の円滑な推進に貢 献している. 5.各務原市担任の英語活動に関する意識調査 各務原市では数年間,全市で統一して英語活動の 経験を重ねてきた.その結果,担任の英語活動に関す る意識に何らかの変化が見られるようになったと思わ れる.それを明らかにするために,以下の項目で全市 にアンケートを実施した. 5.1 英語活動に関する意識調査の内容 以下の内容について全72項目のアンケート用紙を 作成した(No.1~72). 問1.教職年数,学級担任について(No.1,2) 問2.英語活動経験について(No.3,4) 問3.英語活動経験後の意識変化について(No.5~ No.18) 1)興味・関心 a.英語,外国の文化,日本語,日本の文化への興味 関心 b.外国の人とのコミュニケーションへの意 欲 2)満足感・やりがい 英語活動への満足感およびやりがい 3)負担感 問4 . 英 語 活 動 経 験 後 の 自 信 に つ い て (No.19 ~ No.28) 1)英語指導法 2)英語力 問5~問10 英語活動に関する研修について(No.29 ~No.49) 1) 研修場所 2) 研修内容 問11. 担任の英語活動への取り組み方について (No.56~58) 問12~問13子どもたちの英語活動への意欲・関心/ 伸ばせる資質について (No.59~66) 問14. 英 語 活 動 の 指 導 形 態 に つ い て (No.67 ~ No.72) 5.2 調査結果概要 以下に調査結果の概要を述べる. 図4 学級担任の英語活動経験年数 図5 研修参加状況 学級担任の英語活動年数は約3.6年以上であった. 英語活動経験年数 44 37 56 26 31 17 38 0 10 20 30 40 50 60 1     2     3      4     5     6   7年以上 人数 研修参加状況 研修あり 研修なし 0% 20% 40% 60% 80% 100%

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学級担任の研修参加人数は226名,研修不参加人数 は37名であり,担任が何らかの英語活動の研修を受 けている割合は約85.9%であった. 英語活動に対する担任の取組み方No.56~58)につ いては,英語活動に対して担任はおおむね積極的に楽 しく取組んでおり,学年や学校全体で取組んでいる傾 向が強いことがわかった. 子どもたちの英語に関連する意欲・関心(No.59~ 61)については,外国文化に興味を持ち,ALTに積 極的に話しかけようとする傾向が強い. 英語活動によって伸びると思われる子どもたちの 資質(No.62~66)については,相手に自分の考えを 積極的に伝えたり,相手の発言をよく聞いたり,人と の関わり方がうまくなる傾向がみられるようである. 今後,望まれる英語活動の指導形態(No.67~72) としては,全国調査の結果のように各務原市でも英語 専科小学校教員主導あるいは学級担任と英語専科小学 校教員またはALTとのティーム・ティーチングの形 態が望まれる傾向が強く,学級担任主導はどちらかと いうとあまり望まれていないようである. 5.3 英語活動経験後の担任の意識変化の概要 教員の意識変化の結果を以下に示す.まず,既に 口頭発表(新谷,松川,2006-b)で述べている英語活動 経験後の担任の意識変化の概要について簡単に述べた 後,英語活動に関する研修後の担任の自信の変化につ いて述べる. 各務原全市17小学校の学級担任教員263名へのアン ケートを実施したことから,市全体での英語活動への 取組みの結果が集計結果に反映されていると考えられ る.各務原市では現在,市内全小学校で学級担任主導 の英語活動が年間70時間(高学年)実施されている 実績がある.これは自治体の組織的な支援体制による 環境整備の下で学級担任が英語活動の経験を重ねてき た成果であるといえる.ある程度の環境整備下での英 語活動経験後に,学級担任教師は英語,外国文化,日 本文化への興味関心が高まり,英語活動に対して満足 感およびやりがいを感じるようになり,反対に英語活 動に対する負担感は軽減していることが明らかとなっ た.また,授業実践の現場で当面の課題となる英語指 導・教室運営については,英語活動の経験を重ねると 自信につながるものの,一方,英語力については,授 業経験を重ねても教員の自信にはつながっていないこ とも明らかとなった.これは,小学校の教員が専門的 に英語の研修を受けていないことと,英語活動の経験 を重ねることにより,教員は一層高度な英語力を求め る傾向があることによるものと思われる.このような 観点から学級担任主導の英語活動をみると,英語活動 を実施していくうえでの留意点が明らかになってくる といえよう. 例えば,英語力への自信は経験を重ねるだけでは 高められないため,授業経験以外でNative講師によ るESL講座,海外派遣,英語による校内研修,CD・ ラジオ・TV視聴などによる自己研修など英語力への 自信を高めていく場面を設定するなどの必要性が示唆 される. 次に,英語活動に関する研修後の担任の自信の変 化について述べる. 各務原市全体の約85.9%が何らかの英語研修を受け ており,全般的な傾向としては英語研修を受けると英 語力(Pronunciation)および英語指導(ALTとの連携)に 関する自信が高まることが明らかとなった. また,セリトス関連の研修は全体の約58.2%が受け ており,セリトス関連の研修を受けると全体的に英語 力に関する自信が高まることが明らかとなった.セリ ト ス か ら の 講 師 招 聘 講 座 研 修 を 受 け る と , 英 語 指 導 (Classroom English , 指 導 案 ) お よ び 英 語 力 (Listening,Speaking,Pronunciation,Grammar) に 関する自信を持つようになり,セリトス市への教員派 遣研修に参加すると,英語指導(ALTとの連携)お よび英語力(Listening,Speaking,Pronunciation, Grammar)に関する自信を持つようになることが明 らかとなった. セリトスからの講師招聘講座研修では,native講 師が授業を行い,小学校教員が生徒になって数日間英 語のみで実際のESLの授業を受けるため,英語力に 関 す る 自 信 が 高 ま る と 思 わ れ る . ま た , 実 際 の Classroom Englishにも触れ,具体的な指導案も学ぶ ことから,そのような英語指導に関する自信も高まる と考えられる.セリトス市への教員派遣研修では,ア

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メリカ文化圏でアメリカ人と英語でコミュニケーショ ンをとらなくてはならない環境に曝されるため,研修 後は英語でコミュニケーションをとる場合の抵抗感が 低くなり,英語力に関する自信およびALTとの連携 に関する自信が高まるといえよう. 6.英語専門委員への聞き取り調査 英語専門委員への聞き取り調査は,各務原市全小 学校の学級担任に実施したアンケート結果に関連する 現場の状況を明らかにするために実施した. 6.1 調査方法 (1) 調 査 実 施 時 期 : 2006 年 6 月 ~ 7 月 に 一 人 30 分から1時間程度で以下の調査項目について実 施した. (2)対象者:英語専門委員14名 (3)調査方法:英語専門委員に個別面接を行った. 6.2 英語専門委員への聞き取り調査用紙 以下に聞き取り調査実施に用いた調査用紙の一部 を提示する. ---調査用紙サンプル (2)英語活動の経験を積んで英語力について自信がも てるようになりましたか.また,自信がついてくる ようになるまでには具体的にどのようなことをしま したか. (3)英語力については,英語活動の経験を積んでも一 般にあまり自信のない方が多いようですが,具体的 にどのような英語力に自信がないと思いますか. 1.listening,speakingのうち特にどちらに自信が ないと思いますか. 2.listening,speakingのどういったところで,何 を困っている(自信がない)と思いますか. 3.listening,speakingはどの程度の内容のことを できるようになれば自信につながると思いますか. 4.listening,speakingはどの程度の研修をどのよ うにやれば自信につながると思います. (4)英語活動にあまり積極的でない先生に対して,ど のような働きかけをして,どのように理解を得てき ましたか. --- 表1は,聞き取り結果をまとめたものである. 6.3 英語専門委員への聞き取り調査結果 聞き取り調査から,現場での状況が明らかとなっ た.現場での校内研修の詳細については別の論文で述 べているので,ここでは自信につながったこと,英語 活動で困ったこと,必要な英語力および専門委員の働 きかけについて述べる. 自信につながったこととして,専門委員会での研 修を受けたこと,指導計画書ができたこと,セリトス 関連の研修を受けたこと,先進校の授業を見学したこ とのほか,自主的に民間の研修を受けたことなどが挙 げられている. また,授業中にとっさの指示が英語でできないな どClassroom Englishで少し困ることがあったり,発 音で自分が子どものお手本になってしまって良いのか という不安があることが分かった. さらに,自信を持って英語活動に取組むために必 要な英語力の程度は,中学校卒業程度でよいであろう が,それに加えて英語の語彙および表現を増やし発音 練習をする必要もあると考えられていることが明らか となった.研修は身近な校内研修を短時間でも何回も 行うことが有効であり,先生が生徒になって授業を受 けたり,先生が講師になって授業をやって見せたりす る実践的な研修が自信につながるようである. その他に,専門委員は英語活動にあまり積極的で ない先生へ働きかけて英語活動への抵抗感を和らげる 工夫をしている.具体的には,教材の紹介をしたり, 指 導 計 画 書 の 使 用 法 を 説 明 し た り し て い る .All Englishでの授業の方針については,絵や動作の助け を借りる方法を説明したり,All Englishにこだわり すぎないようアドバイスしたりしている. 学年全体単位で取組んで進めていくように働きか けたりもしていることも明らかとなった.このような

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表1 専門委員への聞き取り調査結果 結果 学校 自信につながったこと Listening, Speakingで先生方 が困ること どの程度の英 語力があれば 自信につなが るか どの程度の研修が自信 につながるか 理解を得るためにどのよう な働きかけをしたか 大規模 A 先進校(鵜二小)の授業を見る お互いに授業を見合う 雑誌,本,通信で勉強 発 音 も 含 め , 子 ど も に わ か り 易 い 簡 単 な 英 語 の 一 言 が 出ない 基 礎 は 中 学 校程度でOK 表 現 を 知 る ことが大切 身近な研修を短時間で も何回も行う Classroom English, 指示の出し方 教材を作成し整備,教材紹 介 , 指 導 計 画 書 の 使 い 方 説 明 ,KETを授業に入れるこ と 中規模 B 筑波での研修 浦島先生の授業を見る CDで英語のListening練習 発音 日 本 語 が で き な い KETとの打ち合わ せ の と き の Listening 中学校ぐらい でOK 業の流れ 校内研修:1時間の授 授業の流れ,教材の紹介 KETとのやり取りを子ども たちに見せるのがよいと伝え る 中規模 C 専門委員会でのイーオン,ノバの研修本で勉強 Classroom Englishは使い続け ないと出てこない 指 示 の と き の 一 言 が出ない 中 学 校 卒 業 程度+語彙 き る よ う にClassroom 短い英語での指示がで Englishを実践する 1回/週 学年ごとに相談し て進める 中規模 D 指導計画書改訂版 セリトス講座研修 発 音 : 自 分 が お 手本 に な っ て し ま っ て 良 い の か と い う 不安 中 学 程 度 で

OK+発音 発音練習 で進めていく.All English教材などの紹介,学年単位 にこだわり過ぎないよう伝え る 大規模 E 公民館で英会話 個人Native英語教室 KETが一度にたくさ ん 早 口 で 話 す と き KET の ま と ま っ て 話 す 内 容 が わ か ればいい Classroom Englishの CDを聴く 英語の映画を観るなど 聴く機会を増やす 教材を紹介,研修の案内を する.All Englishについて は,絵,カード,動作の助け を借りることを説明する. 小規模 F 指導計画書,セリトス研修 鵜二小の公表会,長良東小 の授業をビデオにとって流 す 指 示 が と っ さ に 英 語でできない Classroom Englishのリストは あ っ て も , 実 際 の 場 面 で 言 い た い 表 現 が な か っ た り す る 日 常 会 話 , 中 学 校 レ ベ ルでOK+日 常単語 校内で研修を繰り返す :自分が生徒になって 授業を受ける 授業公開する:自分が 先生になって皆にみせ る 他の授業を見る

KET & VETが入る機会を増 やして入れていく

小規模

G 鵜二小,生津小の授業を見学 KETとの打ち合わせのときSpeaking Classroom Englishで き るように Classroom English練 習 いれてしまう 実施回数を確保し,VETを 小規模 H 日 本 語 の で き な いKETとの打ち合わ せのときSpeaking 指 示 と き の Speaking 中3程度 校内での身近な研修が 有効 中規模 I 生津小,鵜二小の授業をビデオで広める 専門委員での研修 研修を受ける 日常的に英語を使う KET&子どもに対 し て 短 い 英 語 の 一 言が出にくい 中3 程 度 で OK English 少 し ず つClassroom 教材紹介 日常的英語で声をかける 少しずつClassroom English を入れていけばいい 大規模 J 指導計画書:授業の流れをパターン化,教材の準備 他校の授業を部会で見る 海外へ行って英語を使う 発音 子 ど も へ の 英 語 の 指示 中2程度でも OK 気 持 ち の 問 題 ニ ー ズ に 応 じ て : 発 音,授業のすすめ方な ど

Almost All Englishで が ん ばろう 大規模 K 指導計画書 中部学院大の研修 セリトス講座研修 専門委員の活動 先進校に学ぶ 小 学 生 に わ か る 英 語 で 指 示 を す る と き 正 し い か わ か ら ない と っ さ に 一 言 が 出 ない 中 3 レ ベ ル で十分 ィーチング VETとのティーム・テ できれば専任の先生が いるといい 学年に任せてテーマに沿っ て 活動 ,生番組 (朝 活動15 分1回/週)先生の出番をつく る 大規模 L 中部学院大の研修に自主参加,生徒として受けた KETとの急な打ち合わせ 英 語 で レ ッス ン プ ラ ン を用意 事前に英語でレッスン プランを用意して表現 を下調べする 1 回 / 週 Classroom English の CD を 聴 い て 話 す 練習,校内英語委員(各学年 1人)6人が担当 小規模 M セリトス講座研修 他校の公表会を見学 子 ど も に 対 し て は教 室 で の 英 語 の 指 示 KETとの打ち合わ せ の 時 に 細 か い 点 が伝わらない Classroom Englishを 実 際 の 場 面 で 使う 短 文 で 日 常 英会話 KET と 話 す 機 会 を 作

る む KET & VETを予定に組み込 学年単位で決めてやる ゲームの進め方,子どもへ の指示の仕方を参考にする 中規模 N 指導計画書 生津,中川小の授業を見る 松香,Oxfordのワークショ ップに参加 2.5回/週の英語朝活動 子 ど も へ の 指 示 , Classroom Englishで少し困る 発 音 に 自 信 が な い ので話せない 中 学 校 レ ベ ルでOK 信につながるため必要発音の研修は,話す自 校内研修:先生が生徒 になってやる 先生に講師になっても らう 教材を用意して渡して授業 をやってもらう

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働きかけのお陰で,他地域から転入してきた先生も自 信を持って取組むことができるようになっているとい える. 7.結果と考察 7.1 各務原市小学校英語活動のまとめ 方法1の個別面接の結果から,各務原市の英語活動 の経緯および運営組織の詳細が明らかとなった.各務 原市の英語活動の特徴は次の3つである.(1)年間実 施時間数が多い.(2)ALT依存度が低い.(3)学級担 任による実施割合が100%である.運営組織の中心は 各校の代表からなる英語専門委員会であり,情報交換 および研修の場として各務原市の英語活動に重要な役 割を果たしている.ほかに英語学習巡回指導員および 小中連携委員会も運営組織の中で注目すべきである. また校長会の理解,行政の支援による研修,教材配布, KETの確保などの予算措置も重要であることが明ら かとなった.このように,各務原市の運営組織および 支援体制は,全市で統一の英語活動を拡大していく上 で有効であることが明らかとなった. 7.2 英語活動に関する意識調査のまとめ 全市の小学校担任への意識調査の結果から,学級 担任教師は英語,外国文化,日本文化への興味関心が 高まり,英語活動に対して満足感およびやりがいを感 じるようになり,反対に英語活動に対する負担感は軽 減していることが明らかとなった.また,授業実践の 現場で当面の課題となる英語指導・教室運営について は,英語活動の経験を重ねると自信につながるものの, 一方,英語力については,授業経験を重ねても教員の 自信にはつながっていないことも明らかとなった.今 後,教員がさらに自信を高めるためには,英語力向上 のための教員研修を検討していく必要があると考える. 7.3 英語専門委員への聞き取り調査のまとめ 専門委員が英語専門委員会で学んだことを校内で 広めていく方法が浸透してきており,市内で取組みの 統一をはかる指導計画書が教員の英語活動への自信・ 安心感につながっていることが明らかとなった.しか し , 授 業 中 に と っ さ の 指 示 が 英 語 で で き な い な ど Classroom Englishで少し困ることがあったり,発音 で自分が子どものお手本になってしまって良いのかと いう不安もあるためそういった面での研修が欠かせな いこともわかった.また,専門委員は校内で学年単位 で取組むことを推進し,あまり積極的でない教員にも 働きかけることにより英語活動への抵抗感を和らげる ようにしている.しかし,研修の取組みは学校裁量に よる実施のため,その内容は各校の専門委員に任され, 取組みにかなりばらつきがあることも明らかとなった. 8.今後の課題 各務原市では,運営組織の整備と相まって,自治 体サイドおよび教員サイドの両方での研修が実施され ており,英語活動推進のための条件整備がなされてい る.そのため,各務原市の英語活動はある程度軌道に 乗って取組まれてきた. しかし,各務原市全体でみた場合,校内研修,教 材整備および指導力などにばらつきがあり,その差を 縮めていくことが全体の英語力の向上につながるとい える.そのため,今後の各務原市英語活動推進の課題 としては指導者の育成が必要であると考えられる. 9.参考資料 中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会 外国語専門部会2006年3月27日配布資料 各務原市(2002-2005).『英語指導法夏季研修講座 研修の記録』(平成14年度~17年度) 各務原市(2005).『各務原市小学校英語活動につい て』 各務原市(2001-2005).『教育職員教育姉妹校流都 市への自主研修の記録』(平成13年度~17年度) 文部科学省(2005).「『小学校英語活動実施状況調 査(平成17年度)』について」 文部科学省のホームページ(http://www.mext.go.jp/ b_menu/houdou/18/03/06031408.htm)2006年4月28 日 文部科学省(2004).「『小学校の英語教育に関する

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意識調査(平成16年度)』について」 文部科学省のホームページ(http://www.mext.go.jp/ b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/gijiroku/015/050322 01/004.htm)2006年4月28日 文部科学省(2007).「『平成19年度文部科学省 各 局課別予算案等の発表資料』について」 文部科学省のホームページ(http://www.mext.go.jp/ b_menu/houdou/19/01/06122800/07011006.pdf ) 2007年2月27日 新谷敦子,松川禮子(2006-a).「学級担任による小 学校英語を支える運営組織」『小学校英語教育学会紀 要』. 第6号. pp.15-21. 新谷敦子,松川禮子(2006-b).「英語活動経験によ る学級担任の意識変化」『小学校英語教育学会第6回 全国大会口頭発表』 新谷敦子,松川禮子(2006-c).「英語活動経験によ る学級担任の意識変化」『小学校英語教育学会紀要』. 第7号. pp.13-18. 新谷敦子,松川禮子(2006-d).「教員研修の現状と 研修後の小学校学級担任の意識変化-自治体レベルで の取組み-」『日本児童英語教育学会第26回秋季研 究大会資料集』.pp.1-4 田中敏,中野博幸(2004).『クイックデータアナリ シス』.東京:新曜社 田中敏,山際勇一郎(1996).『ユーザーのための教 育・心理統計と実験計画法』.東京:教育出版.

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