12 13
「夢∼日展入選から∼」
在
学
生 の い ま
私は高校時代、書道の専門学科に在籍していました。3年間書
道を学んで、中国の明末清初時代の著名な書家である傅山に
出会いました。傅山の作品は、筆が止まることをしらないかの
ように豪快で、私を惹き
つけてやみませんでし
た。その圧倒するような
迫力、見ていて気持ちが
いいほどの大らかさをど
うにか自分のものにした
いと思い、日々練習を積
み重ねてきました。そし
て作品発表を繰り返す中
に1つの目標として、日
展(日本美術展覧会)で
入選をしたいという思い
が生まれました。
滋賀大学に入学して中村史朗先生に指導していただくように
なりました。高校の時に身につけた技術では到底傅山には近づ
けないことを痛感するばかりです。自分の癖を見直し新たな自
分になるために、試行錯誤している最中です。昨年夏の全日本
高校・大学生書道展では納得のいく結果が残せず悔しい思いを
しました。その気持ちを
バネに、あるだけの思い
を紙面にぶつけるように
して日展の作品を仕上
げました。
そして改組・新・第4回
日本美術展覧会 第五科
書の部において、入選を
果たすことができまし
た。結果は高校時代の
先生からの連絡で知り
ました。まだ手の届かな
い難関だと自覚してい
ましたので、信じられな
い思いで、しばらく胸の
鼓動と涙を抑えることが
できませんでした。今でも夢だと言われれば納得してしまいそ
うなほどです。
11月、東京会場での開幕行事や懇親会に出席しました。図録
でしか作品を見たことのない先生方や、1度お目にかかりたいと
思っていた先生方がいらっしゃり、夢の舞台でした。これまでに経
験した学生の展覧会とは全く違う雰囲気で、困惑を抱きながら
も至福の時を過ごすことができました。しかし、この日は自分の
至らなさを思い知る1日でもありました。やはり全体のレベルが
高く自分の存在をちっぽけに感じました。この思いを忘れること
なくまた次の展覧会に向けて努力したいと思います。
滋賀大学に入学して多くの出会いがあり、友達や先輩、先生
方、多くの方から刺激を受けました。私が今回日展に入選する
ことができたのは、滋賀大学で出会った方々のおかげでもあり
ます。感謝の気持ちでいっぱいです。専門外の学習にも力を注
ぎながら、今後も書道で結果を残すことがお世話になっている
方々への恩返しだと思っています。学生のうちにしかできない
ことを4年間で精一杯取り組みたいと思います。
私は将来、高校書道の教諭になりたいと考えています。滋賀
大学教育学部を選んだのは、書道の技能ばかりではなく広く教
育について学びたかったからです。書道の専門コースがある大
学よりも、より視野も広がり多方面から刺激を受けることがで
きると思いました。実際に入学してみて選択が間違っていたと
思ったことは1度もありません。私が1番自信を持って指導でき
るのはやはり大好きな書道です。社会の情報化が進む中で、手
書きの温かさも、毛筆による個性の表出も、引き継ぎ伝えてい
きたいと思います。日展に入選したことで、その夢をより強く意
識するようになりました。夢の実現にむけて、これからも滋賀大
学の仲間と研鑽を重ね、自身を高めていきます。
教育学部学校教育教員養成課程国語専攻
森中 初花
明誠学院高校(岡山県)
傳山との出会い
京都日展会場前にて
京都日展懇親会にて
新国立美術館にて入選した作品と私
「データ解析コンペに参加して獲得したもの」
12月23日に東京
で開催された第7回
スポーツデータ解析
コンペティションに、
データサイエンス学
部1年生が参加しま
した。このコンペは
複数のスポーツデー
タから1つを選択し、自由に分析目的や方法を選択しながら
データ分析を進めていくというものです。
今回、春学期終盤にコンペの説明を聞いて興味を持った学
生たち4名がバスケットボールのデータ分析をしました。デー
タは試合でのシュートやファウルなどのアクションがまとめら
れたもので、統計ソフトを使っての分析作業が10月から始ま
りました。
しかし、このデータ分析を進めるにはデータ整形などの前
処理、専門的な統計分析、分析結果の解釈や施策の提案が必
要ですが、学生たちはまだプログラミングの勉強を始めたば
かりです。また、統計分析手法の知識も限られており、これら
すべてのプロセスでとても苦労しました。しかし、教員のアド
バイスを得ながら、他の講義課題などかなり厳しいスケジュー
ルの中でも4人で分担して作業を続け、ポスター発表をする
ことができました。
4名の学生たちはこのコンペを通して、データサイエンティ
ストに必要な能力や自分たちの現状のレベルについてとても
多くのことを学べたようです。例えばデータ分析では、前処理
はとても難しく、分析方法を理解するためには数学の勉強が
必要だということ。さらに分析結果を伝えるための資料や口
頭説明でのプレゼンテーションスキルも大切だと感じたよう
です。何よりも学生たちが強く感じたことは、受け身で講義に
参加するだけでは、データサイエンティストとして十分な能力
を得られないという危機感でした。
この分析を通じて4人は、データサイエンス学部でのこれ
からの講義や活動でもっと勉強したいと強く感じたとのこと。
今回の経験がこれからの勉強の強いモチベーションとなった
ようです。なお、本分析は第7回スポーツデータ解析コンペ
ティションで奨励賞を受賞しました。
データサイエンス教育研究センター
助教 保科 架風
「データサイエンス学部で1年間過ごして」
データサイエンス学部に入学してもうすぐ1年が経ちます。
この1年間を通じて感じたことをお話します。
まず、先生がとても接しやすく、何かわからないことがある
ときには親切に答えてもらえます。講義では、高校の数Ⅲの内
容を教わることがあります。高校生の時に数Ⅲを学んだことが
ある人には復習になり、また、学んだことのない人にとっては
一から分かりやすく教わっています。新たに一人で自習をしな
くてはならないということではなく、きちんと先生から教えて
もらえるので、文系、理系のどちらの人にもしっかりと学びや
すくなっているなと思いました。
また、授業の時間外であっても先生が熱心に教えてくださ
るのでとても力を入れてもらえると思いました。さらに、この
学部は経済学部に比べて人数が少ないということもあり、経
済学部に比べて学部内での結束が強いということがありま
す。しかし、学部内での結束が強いからといって、ほかの学部
とのつながりがないということではありません。多くの人が部
活やサークルなどに所属していて、そこでは他の学部の学生
や、他の大学の人たちとも交流しています。このようにしてい
ろいろな学部の人々と交流をすることによって、多種多様な
物事に対する考え方を身につけることができます。
以上のことから学業だけではなく部活やサークルなどから
でも多くのことを学ぶことができます。このようなことを、この
学部で1年間過ごしてみて思いました。
データサイエンス学部
データサイエンス学科
髙安 達也
花園高校(京都府)
レベルの差を痛感
今後の夢
ふ ざん
12 13
「夢∼日展入選から∼」
在
学
生 の い ま
私は高校時代、書道の専門学科に在籍していました。3年間書
道を学んで、中国の明末清初時代の著名な書家である傅山に
出会いました。傅山の作品は、筆が止まることをしらないかの
ように豪快で、私を惹き
つけてやみませんでし
た。その圧倒するような
迫力、見ていて気持ちが
いいほどの大らかさをど
うにか自分のものにした
いと思い、日々練習を積
み重ねてきました。そし
て作品発表を繰り返す中
に1つの目標として、日
展(日本美術展覧会)で
入選をしたいという思い
が生まれました。
滋賀大学に入学して中村史朗先生に指導していただくように
なりました。高校の時に身につけた技術では到底傅山には近づ
けないことを痛感するばかりです。自分の癖を見直し新たな自
分になるために、試行錯誤している最中です。昨年夏の全日本
高校・大学生書道展では納得のいく結果が残せず悔しい思いを
しました。その気持ちを
バネに、あるだけの思い
を紙面にぶつけるように
して日展の作品を仕上
げました。
そして改組・新・第4回
日本美術展覧会 第五科
書の部において、入選を
果たすことができまし
た。結果は高校時代の
先生からの連絡で知り
ました。まだ手の届かな
い難関だと自覚してい
ましたので、信じられな
い思いで、しばらく胸の
鼓動と涙を抑えることが
できませんでした。今でも夢だと言われれば納得してしまいそ
うなほどです。
11月、東京会場での開幕行事や懇親会に出席しました。図録
でしか作品を見たことのない先生方や、1度お目にかかりたいと
思っていた先生方がいらっしゃり、夢の舞台でした。これまでに経
験した学生の展覧会とは全く違う雰囲気で、困惑を抱きながら
も至福の時を過ごすことができました。しかし、この日は自分の
至らなさを思い知る1日でもありました。やはり全体のレベルが
高く自分の存在をちっぽけに感じました。この思いを忘れること
なくまた次の展覧会に向けて努力したいと思います。
滋賀大学に入学して多くの出会いがあり、友達や先輩、先生
方、多くの方から刺激を受けました。私が今回日展に入選する
ことができたのは、滋賀大学で出会った方々のおかげでもあり
ます。感謝の気持ちでいっぱいです。専門外の学習にも力を注
ぎながら、今後も書道で結果を残すことがお世話になっている
方々への恩返しだと思っています。学生のうちにしかできない
ことを4年間で精一杯取り組みたいと思います。
私は将来、高校書道の教諭になりたいと考えています。滋賀
大学教育学部を選んだのは、書道の技能ばかりではなく広く教
育について学びたかったからです。書道の専門コースがある大
学よりも、より視野も広がり多方面から刺激を受けることがで
きると思いました。実際に入学してみて選択が間違っていたと
思ったことは1度もありません。私が1番自信を持って指導でき
るのはやはり大好きな書道です。社会の情報化が進む中で、手
書きの温かさも、毛筆による個性の表出も、引き継ぎ伝えてい
きたいと思います。日展に入選したことで、その夢をより強く意
識するようになりました。夢の実現にむけて、これからも滋賀大
学の仲間と研鑽を重ね、自身を高めていきます。
教育学部学校教育教員養成課程国語専攻
森中 初花
明誠学院高校(岡山県)
傳山との出会い
京都日展会場前にて
京都日展懇親会にて
新国立美術館にて入選した作品と私
「データ解析コンペに参加して獲得したもの」
12月23日に東京
で開催された第7回
スポーツデータ解析
コンペティションに、
データサイエンス学
部1年生が参加しま
した。このコンペは
複数のスポーツデー
タから1つを選択し、自由に分析目的や方法を選択しながら
データ分析を進めていくというものです。
今回、春学期終盤にコンペの説明を聞いて興味を持った学
生たち4名がバスケットボールのデータ分析をしました。デー
タは試合でのシュートやファウルなどのアクションがまとめら
れたもので、統計ソフトを使っての分析作業が10月から始ま
りました。
しかし、このデータ分析を進めるにはデータ整形などの前
処理、専門的な統計分析、分析結果の解釈や施策の提案が必
要ですが、学生たちはまだプログラミングの勉強を始めたば
かりです。また、統計分析手法の知識も限られており、これら
すべてのプロセスでとても苦労しました。しかし、教員のアド
バイスを得ながら、他の講義課題などかなり厳しいスケジュー
ルの中でも4人で分担して作業を続け、ポスター発表をする
ことができました。
4名の学生たちはこのコンペを通して、データサイエンティ
ストに必要な能力や自分たちの現状のレベルについてとても
多くのことを学べたようです。例えばデータ分析では、前処理
はとても難しく、分析方法を理解するためには数学の勉強が
必要だということ。さらに分析結果を伝えるための資料や口
頭説明でのプレゼンテーションスキルも大切だと感じたよう
です。何よりも学生たちが強く感じたことは、受け身で講義に
参加するだけでは、データサイエンティストとして十分な能力
を得られないという危機感でした。
この分析を通じて4人は、データサイエンス学部でのこれ
からの講義や活動でもっと勉強したいと強く感じたとのこと。
今回の経験がこれからの勉強の強いモチベーションとなった
ようです。なお、本分析は第7回スポーツデータ解析コンペ
ティションで奨励賞を受賞しました。
データサイエンス教育研究センター
助教 保科 架風
「データサイエンス学部で1年間過ごして」
データサイエンス学部に入学してもうすぐ1年が経ちます。
この1年間を通じて感じたことをお話します。
まず、先生がとても接しやすく、何かわからないことがある
ときには親切に答えてもらえます。講義では、高校の数Ⅲの内
容を教わることがあります。高校生の時に数Ⅲを学んだことが
ある人には復習になり、また、学んだことのない人にとっては
一から分かりやすく教わっています。新たに一人で自習をしな
くてはならないということではなく、きちんと先生から教えて
もらえるので、文系、理系のどちらの人にもしっかりと学びや
すくなっているなと思いました。
また、授業の時間外であっても先生が熱心に教えてくださ
るのでとても力を入れてもらえると思いました。さらに、この
学部は経済学部に比べて人数が少ないということもあり、経
済学部に比べて学部内での結束が強いということがありま
す。しかし、学部内での結束が強いからといって、ほかの学部
とのつながりがないということではありません。多くの人が部
活やサークルなどに所属していて、そこでは他の学部の学生
や、他の大学の人たちとも交流しています。このようにしてい
ろいろな学部の人々と交流をすることによって、多種多様な
物事に対する考え方を身につけることができます。
以上のことから学業だけではなく部活やサークルなどから
でも多くのことを学ぶことができます。このようなことを、この
学部で1年間過ごしてみて思いました。
データサイエンス学部
データサイエンス学科
髙安 達也
花園高校(京都府)
レベルの差を痛感
今後の夢
ふ ざん