• 検索結果がありません。

物語を楽しむ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "物語を楽しむ"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

国語科 「国語総合」 学習指導案

広島県立佐伯高等学校 教 諭 谷 本 淳 1 学 年 第1学年 14 名(習熟度別 標準クラス 男子 7 名,女子 7 名) 2 単元名 物語を楽しむ 主教材 「芥川」(『伊勢物語』) 副教材 俵万智の短歌(『サラダ記念日』) 3 単元について (1) 単元観 本単元は,学習指導要領「C読むこと」の「ウ 文章に描かれた人物,情景,心情などを表現に即して 読み味わうこと」,「エ 様々な文章を読んで,ものの見方,感じ方,考え方を広げたり深めたりすること。」 をねらいとしている。 主教材『伊勢物語』は,現存する最古の歌物語である。在原業平をイメージさせる一人の男を主人公に して,和歌と物語とが緊密に結び付いて場面や心理が展開していく。「芥川」では,男が長年思い続けた 高貴な女性をようやく盗み出して逃げたが,雨宿りをしている間に女を鬼に食われてしまうところまでが 描かれる。嘆き悲しむ男の心情が,和歌を通して強く伝わってくる題材である。 本単元の学習を通して,そのストーリーの面白さから,古文を読み味わう楽しさを体験することや,も のの見方を広げたり深めたりすることが期待できる。 (2) 生徒観 10 月に実施した古文に関するアンケートから,過半数の生徒は古文に興味を持っているが,現代語訳 はもちろん,音読することにも苦手意識を持つ生徒が多いことが分かった。それは,学習全般に対して苦 手意識が強い上に,古文に対しても,動詞や助動詞の活用など文法がよく分からず,語句の区切りを意識 できていないためであると考えられる。 これまで生徒は,歴史的仮名遣いに注意して正確に音読する力,会話の話し手・動作の主語に注意し, 話の展開を理解する力,筆者の主張を理解する力を付けるための学習をしてきている。また,和歌や歌物 語については,高校入学後初めての学習となる。 (3) 指導観 指導者自身,これまでの古文の学習指導を振り返ると,意味が分からないと内容を読み味わえないとい う思い込みから,現代語訳中心の指導になりがちであった。そこで,本単元では,現代語訳中心であった 指導を改善し,生徒が学習内容への理解を深めながら,古文を学ぶ面白さを感じることができるように言 語活動を工夫した。 指導に当たっては,まず,現代語で書かれた副教材の短歌を基にした物語を創作する学習を行うことに より,和歌の形式に親しみ,和歌を解釈する力を養う。次に,主教材の和歌を基にした物語を創作させる。 その後,主教材「芥川」の現代語訳を確認し,内容と登場人物の人物像や心情を理解させることとする。 和歌を基にした物語を創作する活動を取り入れることで,主教材への生徒の興味・関心を高め,積極的 に学習活動に取り組ませることができると考えた。

(2)

4 単元の目標 ○古文に親しみ,面白さを味わおうとする態度を身に付ける。(関心・意欲・態度) ○文章に描かれた人物の人物像や心情を表現に即して読み味わうことができる。(読む能力) ○文章から読み取った内容に対する自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(読む能力) ○歌物語の特質と和歌の役割について理解する。(知識・理解) 5 単元の評価規準 関心・意欲・態度 読む能力 知識・理解 ・和歌(歌物語)に親しみ,面白さ を味わおうとしている。 ・文章に描かれた人物の人物像や 心情を表現に即して読み味わっ ている。 ・文章から読み取った内容に対す る自分の考えを,話合いを通し て広げたり深めたりしている。 ・歌物語の特質と和歌の役割につ いて理解している。 6 指導と評価の計画(全4 時間) 時 学習活動 評価規準 評価方法 1 物語の要素を考える。 短歌(副教材)を基にした物語の構想を練る。 読:文章に描かれた人物の人物像 や心情を表現に即して読み味わ っている。 行動の観察 ワークシート 2 前時の構想を基に,物語を創作する。 物語を相互に読み味わう。 関:和歌(歌物語)に親しみ,面 白さを味わおうとしている。 読:文章から読み取った内容に対 する自分の考えを,話合いを通 して広げたり深めたりしてい る。 行動の観察 ワークシート 発表 3 「白玉か…」の和歌を基にした物語を創作する。 物語を相互に読み味わう。(本時) 関:和歌(歌物語)に親しみ,面 白さを味わおうとしている。 読:文章に描かれた人物の人物像 や心情を表現に即して読み味わ っている。 読:文章から読み取った内容に対 する自分の考えを,話合いを通 して広げたり深めたりしてい る。 行動の観察 ワークシート 発言 発表 4 主教材を現代語訳し,登場人物の人物像や心情を 読み味わう。 歌物語における和歌の役割について考え,理解す る。 読:文章に描かれた人物の人物像 や心情を表現に即して読み味わ っている。 知:歌物語の特質と和歌の役割に ついて理解している。 行動の観察 ワークシート ワークシート

(3)

7 本時の目標 関:古文に親しみ面白さを味わおうとする態度を身に付ける。 読:文章に描かれた人物の人物像や心情を表現に即して読み味わうことができる。 読:文章から読み取った内容に対する自分の考えを広げたり深めたりすることができる。 8 本時の評価規準 関心・意欲・態度 読む能力 ・和歌(歌物語)に親しみ,面白さを味わおうとし ている。 ・文章に描かれた人物の人物像や心情を表現に即し て読み味わっている。 ・文章から読み取った内容に対する自分の考えを, 話合いを通して広げたり深めたりしている。 9 本時の展開 (1)準備物 教科書,ファイル,ワークシート (2)学習の展開 学習活動 ○指導上の留意点 評価規準 評価方法 導 入 1 挨拶 2 本時の課題を つかむ。 ○和歌を基に物語を創作するこ とを知らせる。 展 開 3 和歌の解釈を 行う。 4 「白玉か…」 の和歌から想起 される物語を創 作する。 5 グループの代 表者が物語を発 表する。 ○ヒントを参考にして和歌の内 容を読み取らせる。 ○和歌から読み取った内容を手 掛かりにして,人物像や状況 等を推測させる。 ○グループ(4~5 名)で,物語 全体のイメージについて話し 合わせてから物語を書かせ る。 ○グループごとに発表させるこ ととし,代表者 1 名を決めさ せる。 ○発表時間は,1 グループあた り 3 分程度とする。 読:文章に描かれた人物の人 物像や心情を表現に即して 読み味わっている。 読:文章から読み取った内容 に対する自分の考えを,話 合いを通して広げたり深め たりしている。 関:和歌(歌物語)に親しみ, 面白さを味わおうとしてい る。 行動の観察 ワークシート 行動の観察 発言 発表 行動の観察

「白玉か…」の和歌を基にして物語を作ろう。

(4)

ま と め 6 本時の学習 を振り返る。 7 挨拶 ○本時の学習を振り返り,学習 内容をまとめさせる。

参照

関連したドキュメント

C−1)以上,文法では文・句・語の形態(形  態論)構成要素とその配列並びに相互関係

 第1報Dでは,環境汚染の場合に食品中にみられる

断面が変化する個所には伸縮継目を設けるとともに、斜面部においては、継目部受け台とすべり止め

絡み目を平面に射影し,線が交差しているところに上下 の情報をつけたものを絡み目の 図式 という..

新設される危険物の規制に関する規則第 39 条の 3 の 2 には「ガソリンを販売するために容器に詰め 替えること」が規定されています。しかし、令和元年

光を完全に吸収する理論上の黒が 明度0,光を完全に反射する理論上の 白を 10

2017 年夏より始まったシリーズ 企画「SHIRAI’s CAFE」。自身も 音楽に親しむ芸術監督・白井晃

・ 研究室における指導をカリキュラムの核とする。特別実験及び演習 12