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「 雨 水 の ゆ く え 」

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Academic year: 2021

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(1)

〔 第 2 学 年 〕

「 雨 水 の ゆ く え 」

指導の目標

(1)雨の降り方によって、|洞水の流れ方やたまり 方 に 違 い の あ る こ と o

(2)雨水は、流れたり、た玄ったりし、またしみ こんだり、かわいたりすることo

(3)雨水は流れたり、たまったりすることにより、

地面の様子を変えることo

雨の降り方は、さ蚕ざまである。雨の降る様子 からも、雨の降り方の程度を理解させることがで きるo降った雨水が地面を流れたり、地面の低い ところにた蚕ったりすることによって、地面の様 子が変わることにも着目させたいo雨降りの前の 地面の様子を雨降りのあとと比べるとき、流水が 地面の土をけずりとったり、押し流したりした雨 水は、雨がやみ時間がたつと見えなくなるのは、

雨水が流れていったり、土中にしみ込んだり、か わいたりするのであって、雨水が無くなってしま

ったのではないことに気づかせたいo

教材について

地学教材の系統を、自然を動くものという立場

でみると、

①大地をつくるもの(地かく構成物質・固体の 粒とその集まり、鉱物・岩石)

②変化させるもの(エネルギー)

③その交互作用によって変化した結果としての 土 地 の 姿

の3つに分けて考えることができる。

地表の自然環境をかえる力は太陽の放射エネル ギーであって、これと大地の直接的な交互作用は 機械的風化作用といえるが、もっと大きいのは大 地をとりまく大気圏の水を媒介とするものであっ て、水は降水となり、高所に達した水は位置のエ ネルギーが運動エネルギーに転化して流水となるc との流水の力が最も目立ち、我々にとっても自然

をかえる力としてとらえやすいo2年の雨水の行

飽 託 郡 川 上 小 磯 田 康 吉

方は水の力をバック・ボーンとして構成される・

◎ 自 然 ゲ

〔風化作用・浸食作用〕

〔運搬作用・たい積作用〕

地表の水は、太陽エネルギーによって状態を変 えながら循環し、その過程で地表のすがたを変化 させるはたらきをしているoこのような作用は、

地球上に水が存在するようになったときから現在 蚕で、絶えまなく続いているもので、そのはたら

きは大きいo

①水蒸気を含んでいる大気の温度が下がり、そ の空気の水蒸気圧が飽和水蒸気圧になる温度に 達すると凝結がはじ蚕り水滴を生ずるo雲は、

小さい水滴が無数に集まったものであるo

②大気中には、水蒸気が昇華し、水を構成する 分が規則正しく配列している氷晶があるo氷晶 の上にさらに水蒸気がつき雪の結晶ができる。

③大気中の水滴・氷晶は雨や雪となり、降水と して地表に落下するo

④ 降 水 の 一 部 は 地 下 に 浸 透 し て 、 地 下 水 と な り その一部は地表を流れ河川となるo

⑤地下水は、地下を移動し、泉として地上にわ き出したり、河川底から河川と混入し、再び地

−14−

(2)

表に現われるoまた、地表に近い部分では、毛 管水として吸い上げられて蒸発する。

⑥河川は地表を流れ、湖や海に注ぐo河水面か

らも蒸発は行なわれるo

⑦降雪が地方によっては万年雪となって積み重 なり、氷河ができるo谷氷河は、高所から低所 に移動し、気温の上昇によって水となり消滅す るoまた、大陸氷河はそのふちからくずれ氷山 として海上を流れて消滅する。

⑧陸水・海水の一部は、太陽エネルギーによっ て蒸発し、水蒸気となり、上昇して冷却すると、

凝結を起こして水滴となり、雲をつくるo

⑨この水の循環の過程にお、いて、地形変化ばか りでなく、さまざまな気象変化を起こしたり、

気温の調節などのはたらきをしているo

◎雨水の現象のとらえ方

雨水は、にごって流れているoにごっている現 象は、コンクリートや屋根に降った雨水と地面を 流れる雨水とを対比させればにごっている事実を とらえることができるoにごっているのは、なぜ かについては、にごった水を観察することによっ

て、それが土であることに気づくであろうo 雨水が流れるoあるいは、たまるということは、

雨ふり前後の地面の状態のちがいを観察すること

によってとらえることができるo

また、流れもしない、た護りもしない雨水は、

どうなったのかという問題については、しみこん だという考えをもつoしみこむという事実は、し みこむ土はぬれていることや、しみこむ土は、や わらかい土のところや、砂場の土であるというと

らえ方をするoこのことは、それらの土を植木鉢

やその他のいれものに入れ、上から水をそそいで みることによって、たしかめていくことができるc

たまった水が、やがてなくなってしまったこと については、しみこむ、かわいてし蚕ったなどの 考えもつが、しみこんだたしかめや、かわいたと いうたしかめをすることによって認めるようにし たいoそのことができなければ、雨水がなくなっ

● ● ●

ところという意味をはっきりさせるために、

ここにとり出してみたのであるo流れるところ はどうなっているか、たまっているところはど うなっているか、かわくところはどうなってい

● ● ●

るかなどに使うところは、土地の高低のほかに、

日光のさし方(日なたと日かげ)、土のかたさ

(かたいややわらかい)などの意味をもつもの であるoしかも、その意味は、さらに科学的な 見方、考え方を育てるにふさわしいものがふく

茜 れ て い る o

◎ 流 水 の 三 作 用

la)流水の浸食作用一流水の浸食作用には、機 械的に破砕する作用と、化学的に溶解する作 用があるo流水の力による破砕作用は、水だ けのときよりも、れきや砂が加わるほうが、

大きな力を発揮するoこう水のときに、よく このことがわかるo2年生の子どもには、こ のような観察はできないが、雨ふりのときに、

地表を流れる水が濁っていることから、これ に気づかせていく。

また、舗装された都会地でも、このどろ水 の流れは観察できるoたとえば、雨どいの下 のところに石が露出していることや、道路を 流れる水が、マンホールに落ちこんでいる所

などが、見られるo

(b)流水の運搬作用一流水の運i般作用には、川 底をころがる。浮遊・溶解という3とおりの 運ばれ方があるo流水の運ぶ力は、速度が大 きいほど大きくなるo岐大は、流速の6乗に 比例するといわれ、毎秒1mの流れは鶏卵大 の岩石を流すが、毎秒5mになると1トンか ら1トン半ぐらいの岩塊を流すことになる。

このため、台風などのこう水の被害は、想像

に絶するものがあるo岩石や原木の流れのた

めに、提防が流れることもあり、台風一過の

あとの田や畑には、どろが山となり、きのう

まで見られなかった家屋がところどころにあ

るような状態を現出する。こりようなことも、

(3)

どろ水の道路や小川の流れや、ごみ・石ころ・

廃材が川に流れるのを見る程度であるo (c)流水のたい積作用は、流速が小さいと、上

流でも起こるが、大きなたい積は、川が平地 に出てから起こる。川幅も広く、広い川原も

作る。川が谷から平卓地に出るところでは、扇 形のたい積を作り、河口では三角形の洲を作 るoi睡動場のくぼ地に砂がたまっていること などを観察させ、考えさせてみるとよい。

指導計画

次 主 題

雨 降 り の よ う す

雨 水 の ゆ く え

単 元 の 構 造 事 物 に つ い て の 内 容

率字画唾

時 借 1時儲

1時借

能 力 に つ い て の 内 容

現象の原因推理 量的に見る

現象を物のはた らきとして見る

変化の結果を、

移動の方向の意 識化に多面的に 分折する

地 面 の よ う す を か え る

q ■ I ■ つ ■ ■ I ■ ■ ■

因果関係的に見

−16−

この単元の指導計画で、時間配当を2時間 としたが、①雨降りのようす②雨水のゆく え ③ 地 面 の よ う す を 変 え る と い う 学 習 内 容で3時間配当してもよい。

4指導案(第一次第二的第1次雨降りのようす

○ 目 標 雨 の 降 り 方 に よ っ て 、 地 面 を 流 れる水の様子や水のたまり方などに違い のあることを理解させる。

○ 準 備 物 雨 の 日 の ス ラ イ ド 、 雨 具

学 菅 I 活 劇 指 導 上 の 留 意 点

(4)
(5)

指 導 案 例

○ 第 2 次 雨 水 の ゆ く え

○目標雨水は、流れたり、た蚕ったり、またしみこんだり、かわいたりすることにより、地面のよ うすを変えることを理解させるo

○準備物散水用ホース、じ上うろの口、(じょうろでもよい)移植ごて、盛り土 雨降りの時の校庭のスライド写真

−18−

学 習 活 函 教 師 の は た ら き か に 児 童 の 反 応

1 導 人

○ 雨 の 日 に 観 察 し た こ と について、雨降りの時の擁 のスライドを見ながら話し借 うc

○雨水のはたらきを極のZ で高胤、くることを話し合うc

○ 盛 り 土 に 水 を か け て 誰 く る o

。 調 べ る こ と が ら や 順 序 を き め る c

○ 実 測

○ 盛 り ける,

・ 予

IIi

○ 雨 が 降 っ た 時 の 校 庭 の よ う す はどうだったでしょう,

・地耐§ぬれていプ

・にごった水の流れができ鼎

・にごった水たまりができ4

・水は低ハ方へ流れてい《

・ジヨロでやったらいいです

・ジヨロの口をホースにつない弓 やったらいいです

(各グループで小さなやまをつ

くる)

と、水をすいこむ

なり、土が堀XTJハ4

と、土が流れ屑 す

れ る

水 道 の 水 で 、 雨 水 の は た ら き を 調 べ る こ と が で き る o

○雨水のはたらきを水道の水で 調べてみましょうねoどんな道 具 を 使 っ た ら い い か な あ o

○ 先 生 が 、 こ こ に 雨 水 の は た ら きを調べてもらうために、土ゼ 用意して北、きましたので、グノ 一う.ごとに小さなやまをつく言

て 下 さ い o

(6)

学 習 活 璽 教 師 の は た ら き か レ 児 童 の 反 I c

○ 水 を か け る の を や め て ・ 形 は そ の ま 胃

小 さ な や ま の よ う す を み る o ・ 小 さ な 山 の 土 が し め っ て い 碁

・ 形 は か わ っ て い 蚕 せ ん

・小さな山の上の方がしめっていそ

・小さな山の下の方はしめっていなし

。 か け た 水 は 、 小 さ な 山 に し 畠 こ ん だ

・ 水 の し み こ ん だ 土 は や わ ら ㎡

(ハ

○ 実 験 、 雨水は、はげしく降ると土を堀ったり、けずったりして低い方へ流れZ

○ 盛 り 土 に た く さ ん 水 を ○ 小 さ な 山 に た く さ ん 水 を か か け て み る け て 、 小 さ な 山 の よ う す を 力

・ 盛 り 土 の 上 を 水 が 流 ん さ っ し て ご ら ん c

れる程度に水を長〈か 、 小 さ な 山 の 形 は ど う な っ た 。j勘Iかわっプ

け る o

か方

・ゴブヌなかされていイ

・水の流れたあとがス/、てい層

。ほかに気づいたことは ・ 川 の よ う な す じ が で き プ

・ 水 が 流 れ 蕗

・ 上 か ら 水 が 流 れ 層

・水がたくさんしみこんでぃ屑 C

C

参照

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注4)汚泥(脱水後のもの)、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず(コンク

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