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雑誌名 明治学院大学教養教育センター付属研究所年報 :

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Academic year: 2021

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(1)

中国語学習における文化紹介強化の試み─動画映像 の編集とその効果的活用方法の彫琢─

著者 張 宏波, 洪 潔清

雑誌名 明治学院大学教養教育センター付属研究所年報 :

synthesis = The annual report of the MGU Institute for Liberal Arts 

巻 2017

ページ 28‑28

発行年 2018‑03‑31

URL http://hdl.handle.net/10723/00003402

(2)

1.編集作業と試験運用の往復作業の継続

 昨年度に収集および撮影を行った「世界遺産」「少数民族」に関する動画の編集作業が今年度の 主な作業であり、編集段階ごとに学生の反応を踏まえて何度か調整していく方針を採っているため、

完成まで予想より時間を要している。編集時には、単なる文化紹介で終わるのではなく、観賞後に 教科書の内容とリンクさせたディスカッションを導入し、学生が問題意識を持つ力、自文化と他文 化を読み解く力を育成するという教養力を培える教材となることを目指している。

 現段階では、ナレーションや字幕を盛り込む作業が継続中で、中国文化の多様性について理解す るという初歩的目的のために、一部を授業で試験的に導入している段階である。課題としては、教 科書の内容とリンクさせて授業中に議論したりすることを通じて、中国社会に関する日本の一般的 な報道や見方にとどまらない観点を育むための編集上の工夫をどう行うか、という点で試行錯誤を 重ねている。研究代表者が半年間病気休養を取ったこともあり、進行が遅れ気味である。

2.研究報告会の実施

 上記の編集上の問題点を克服していくことを一つの目的として、学内で研究報告会を実施した

(2017年11月25日)。講師には、専門科目ではなく第二外国語として中国語教育を行う上での工夫を 意識して取り組んでいる本学中国語非常勤教員の鄭成氏(早稲田大学地域・地域間研究機構客員主 任研究員)に研究報告を依頼した。「中国語教育を通して等身大の中国像を求めて」というタイト ルで問題提起的な報告を行った鄭氏は、中国に対する偏ったイメージが社会に溢れており、学生の 多くもそれを共有している状況の中で、教養教育としての中国語教育をどう展開していくのかにつ いて、基本的な考えと実践可能性について発表した。とりわけ、現実の等身大の中国を理解するた めには「普通の人々の生活にフォーカスする」必要があり、映画やテレビ番組、ネット上の話題な どを活用することができるという内容は、本研究プロジェクトの問題関心と深く響き合うもので あった。

 報告後はこの点をめぐって議論を行い、現在編集中の動画に関する課題を踏まえながら検討を 行った。その結果、本研究プロジェクトのメンバーだけでなく、協力可能な非常勤教員の間でも動 画を試験運用し、その効果と問題点を共有しながら編集を精緻化していくこと、さらに他大学で同 様の先進的な取り組みをしている研究者を招いて研究会を行いながら、その経験や意見を取り入れ て発展させていくことになった。

3.2018年1月後半以降の取り組みの予定

(1)撮影・編集を担当しているメンバーによる今年度2回目の研究報告会を実施する予定。

(2)同様の実践をしている大学でのヒアリング調査、実地調査を行う予定。

(3)新年度に非常勤教員の授業で動画の試験運用を行う上での連携準備を行う。

プロジェクトメンバー:張宏波

、洪潔清

(*:代表者)

プロジェクト報告

中国語学習における文化紹介強化の試み

─動画映像の編集とその効果的活用方法の彫琢─

28 The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Arts

ランゲージラウンジ活動報告

参照

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