• 検索結果がありません。

CompensationPerfomanceofActiveFilterSystemwithLCHmonicFilter LC

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "CompensationPerfomanceofActiveFilterSystemwithLCHmonicFilter LC"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

LC フ ィル タ併 用 ア クテ ィブ フ ィル タの補償 特性

* * * 吾 二

信 英

部 田

堀 山

* * * 弘 男 純

勝 峰

泉 辻 小

Co mpe ns a t i o nPe r f o m a n c eo fAc t i v eFi l t e rSys t e m wi t hLCHm o ni cFi l t e r

by

Ka t s u h i r oI ZUMI * , S h i n g oHORI BE* * , Mi n e oTS UJ I * , Ei j i YAMADA * , J u nOYAMA*

Thi spa p erpr e s e nt sac omp ens a t i onpe r f or ma nc eofa c t i v ef i l t e rs ys t e m wi t hLCha r moni cf i l t e r . Thee xpe r ime nt a l s ys t e m i sc ompos e dofDSPc on t r ol l e r ,I GBTi n ve r t e r ,t hr e e ‑ pha s eLCf i l t e ra ndac o nde ns e rI n putt yPet hr e e ‑ pha s edi ‑ odebr idger e c t i f l e r ・ I nt hee xpe r ime nt ,V a lue soft her e a c t orf orLCf l l t e ra r ef ix e d,a ndc onde ns e r soft he s ea rea d j us t e d.

Thec o mp ens a t i one f f e c to fLCf i l t e ra nda na c t i v ef i l t e rwi t hLCf i l t e ra rec onf i r me dbyt hee xp er ime nt

.

1 まえがき

近年 の電力用半導体 の進歩 に よって,パ ワーエ レク トロニ クス機器 の大容量化,高効率化が可能 とな り, 各種 産業及 び家電 ・汎用 品分野 に多種多様 な電力変換 装置が普及 した. しか し,電力用半導体 が適用 された 機器 に制御性 や利便性 を与 えた反面 ,パ ワーエ レク ト ロニ クス機器の発 生す る高調波電流が送配電系統へ流 出 している. これ らの高調波電流 は,電力用 コンデ ン サや リアク トル な どに加熱焼損 や異常音 を発生 させ, 高調波障害 を引 き起 こ している

1

3'

この系統 に流 出す る高調波 の発生量 を抑制す るため に,高調波発生源 の近傍 に LCフ ィル タや電力用 ア ク テ ィブ フ ィル タを設置す る方法 が あ る4 ) .その他 に, 高調波発生源であ る機器 の主 回路構成 や制御法 を改善 す る方法 もあ る.

これ までの送配電系統 の高調波対 策 は LCフ ィル タ の設置 が主流 であ った.LCフ ィル タは リア ク トル と コンデ ンサ を組 み合 わせ た構成 で,商用周波数の波形 ひず み を改善 す る方法 であ る. しか し ,LC フ ィル タ は,系統 イ ンピー ダンスの影響 を受 け,系統 との間に

反共振 が存在 し,上位系統 か らの高調波電流が流入す るな どの短所が ある.近年 ,高調波電流抑制 のため に 多 く利用 されている電力用 ア クテ ィブフ ィル タは,装 置容量 が補償対象の 1 0% 程度ですみ,多数の高調波発 生源 を一括 して補償す るこ とがで きる. しか し,パ ワ ーエ レク トロニ クス技術 の進歩 につれ, ア クテ ィブ フ ィル タに大容量 で高速電流応答 が求め られてい る. し か し, ア クテ ィブフ ィル タは効率 ,価格 に問題 があ り 大容量化 は困難 で あ った. この ため,LC フ ィル タ と ア クテ ィブフ ィル タ両者 の問題 となる部分 を解決す る 手段 と して,LC フ ィル タとア クテ ィブ フ ィル タを併 用す る方式があ る. これに よ り,両者 の間で高調波電 流 の補償 を分担 し, インバ ー タの装置容量の低 減や性 能の補完がで きる.

本論文 では,高調波発生源 として, コ ンデ ンサ入力 形 三相 ダイオー ドブ リッジ整流 回路 を用 いる.実験 で は,LC フ ィル タの リア ク トクル を固定 しコ ンデ ンサ の容量 を変化 させ るこ とに よ り,最適 な値 を求め, こ の補償効果 を検証す る. また,三相電圧形 pwM イ ン バ ー タを主回路 とす るアクテ ィブ フ ィル タを系統 と並

平 成 1 2 年 4 月 21 日受理

*電気電子工学科 ( De pt . ofEl e c t r iC a la ndEl e c t r oni cEng in e e r ing)

**大学 院修士 課程電気情 報工学専 攻 ( Gr a dua t eSt ud e nt , De pt . ofEl e c t r iC a lEngi ne e r inga ndComput e rSc i e nc e)

(2)

1 7 2 泉 勝弘 ・堀部 信吾 ・辻

列 に接 続 し ,LCフィル タ と併 用 した場 合 の補償効 果 について も実験 によ り検証す る.

2 LC フ ィル タ併 用 ア クテ ィブフ ィル タ 2.1 LC フ ィル タの構成

図 1に LCフ ィル タ と負 荷 回路 を示 し,図 2 に LC フ ィル タの構 成 を示す.LCフ ィル タは,同園 の よ う に電源 に対 してデル タ結線 と し, 5 次 , 7 次 の同調 フ ィル タ と 1 1 次 以降のハ イパ ス フィル タで構成す る. こ れ は負荷 回路 か ら発生す る高調波電流 は 5 次が最 も多

く,次 に 7 次 ,1 1 次 の順 になってい るか らであ る. こ のハ イパ ス フ ィル タの並列抵抗 は高す ぎる とただの 1 1 次 の同調 フ ィル タになって しまい,低す ぎる とコ ンデ

ンサのみ と同 じになる.

図 3 は アクテ ィブフ ィル タを考慮 した等価 回路 であ る.同図で,負荷 回路 は高調波 の電流源 と し ,Z は整

Fi g. 2 LCf i l t e rf ort hec omp ens a t i on.

‑ I ‑ I ‑ ? ; = ‑ ̲ ‑ ̲ ≡

Fi g . 3 Equi v a le n tc i r c ui tofAFwi t hLCf il t e r .

峰男 ・山田 英二 ・小 山 純

流 器 リア ク トル ,Zs は系 統 イ ン ピー ダ ンス ,ZA は ア クテ ィブ フ ィル タであ る. Z F 5 ,Z f 7 ,Z J bをそ れ ぞ れ フ ィル タの各 イ ンピー ダンス とお くと,

Z/ 5‑ 去 .j wLb・ n

zf 7‑去 +, ' wL7 ・ r 7

‑去 十 悪 霊 豊

Zs‑j wL e+ YT s ZA‑1 ' wLA+r A

ここで,LC フ ィル タの合成 イ ンピー ダンス を

Z f ‑ Z / 5 Zr 7 ZJ h Z f 5 Z F 7 +Z n Z J h + ZJ b Zf 5 とすれ ば,

ZF ZA A

I ・ =Z, Z^I/ z T z T+ zz,I L

( 1 )

( 2)

( 3 ) ( 4) ( 5)

( 6)

( 7)

とな る. h は 1 1 次 で あ るか ら,LC フ ィル タの 共振 条 件

√ 訂己 ‑1/( na b)

ここで ,n‑5 ,7, ・ 1 1,仙 ‑2 7 T f o( 系統 の周波数) とフ ィル タの特性 イ ンピー ダンス

Z. ‑ 〜 / 7 万百

よ り, フ ィル タの L,Cは次式 となる.

L‑ 2L/( n仙 )

C ・ ‑1 / ( n 肋2 L)

( 8)

2.2 併用系の構成

図 4 にLC フ ィル タ併用 アクテ ィブ フ ィル タの制御 系 を示す.同図の LCフ ィル タは図 2 の構 成 で あ り, ア クテ ィブ フィル タと共 に負荷 ( 高調波発生源) に並 列接続 してい る. アクテ ィブフ ィル タの出力電流 は, イ ンバ ー タの 出力 電 圧 v u , vv ,

vw

と電 源 電 圧 の差 が イ ンバ ー タリア ク トル に印加 され る こ とに よ り流 れ る.

このため, コンデ ンサ電圧

v

d

c

と負荷 電流 I L , ,I L w を検

出 し,補償電 流 I v , I wの指令値 を求 めて, イ ンバ ー タ

の出力電圧 を決定 してい る. また,電源位相 との同期

を とるた め に,電 源 電圧 か らデ ィジ タル PLLに よ り

電源位相角 βを求めている.本制御系 では この βを用

い て,補償 電流 ,負荷 電流 を三相 量 か ら dq 二相 量 に

変換 してい る

5)

7

)

.従 来 の ア クテ ィブ フ ィル タで は負

荷電流 をフ ィル タに通す ことに よって補償 すべ き電流

を求 めてい るが ) ,本 システムで は この フ ィル タを用

い ない構成 に している. この ため, コ ンデ ンサ電圧 を

一定 に保 つ ため の PI 制御 の操 作 量 を,二相 変換 した

負荷電流 と加算 す るこ とで,補償電流検 出 と同等 の機

能 を果 している. この加算値 の イ ンバ ー タ出力電流指

(3)

令値 とインバ ー タ電流 か らpI 制御演算 に よ りイ ンバ ー タ電圧指令値 を求 め,pwM パ ター ンを I GBTに与 えることによってアクテ ィブフィル タの制御 を行 って い る.

Fi g . 4 Co nt r ols ys t e mo fAFwi t hLCf i l t e r .

Bu sl n t e r f ac e[ .二 田 院

TM芸 E l 2 b i t 8 c c, h 2Z

D/ ACowe r t e r I 「 ロ ∃亘 二 ]

1 2 b i L 8 c h APCo n v e r t e r

l P WM

Ge n e r a t o r #

/ ′ 二 二

Fi g. 5 Expe r ime n t a ls ys t e mofAFwi t hLCf il t e r .

Ta bl e1 Ci r c ui tc ons t a nt s . Suppl yv ol t a ge 1 00V Li ner e a c t or 0.1 mH I n v e r t , e rr e a c t or 1. O mH Re c t i f i e rr e a c t or 1. OmH

Ta bl e2 LCf i l t e rp

ar

a m e t e rbyc a l c ul a t i o n.

5t h 7t h l l t h Re a c t o r [ mH] 1 5. 91 5 l l. 36 8 7. 2 34

Ta bl e3 Re a c t orv a l u e sofLCf i l t e r .

UV VW WU

5t h 【 mH】 1 5. 93 0 1 5. 890 1 5. 91 5 7t h 【 mH】 l l. 343 l l. 409 l l. 39 8

3 実験 3.1 実験装置

図 5に実験装置 を示す. この システ ムで は LEM モ ジュールによ り,負荷電流,ア クテ ィブ フィル タ電流, コンデ ンサ電圧 を検 出 している.電源の位相情報 は線 間電圧 を トランスによ り絶縁 して検 出 している. これ らの信号 は A m)コンバ ー タによ りDSP( TMS32 0C32) に取込 まれ る. さらに, これは内部状態量 を出力す る D/ A コンバ ー タお よび pwM 発生回路 を持 ってい る.

また,制御 は DSPボー ドで行 う.パ ソコ ンは DSPボ ー ドへ の制御 プ ロ グラムの ダウ ンロー ド ,DSPの コ ン トロール,制御指令 の入力,制御 ゲ インの変更,状 態表 示等 を担 当す る.DSPは制御 用 周辺 回路 の初期 化,パ ソコンとの通信 ,制御演算, インバー タの制御 を担 当す る.本 システムの PWM 発生 はデ ィジ タル回 路 による三角波比較形 である. この回路定数 を表 1に 示す.

負荷 としての三相整流 回路 の直流側 には2 20 V,1 0 0 W の電球 を 20 個使 用 してい る. この負 荷 に交流線 間 電圧 1 00V を印加 した とき,交流側 電流 の基本波実効 値 は5. 7 4A となるか ら,三相整流 回路 の基本波等価 イ ンピー ダンスは1 0.1 r ユとなる.LC フ ィル タが系統 に 接続 され た とき,LC フ ィル タの特性 イ ンピー ダ ンス が負荷の等価 インピー ダンス よ り低 い と基本波無効分

‑ の影響が大 きくなって しまう. このため,両者 は同 じ値 くらいが 良い と思 われ る

9)

. これ に よ り,三相 デ ル タ結線 の LCフ ィル タの特性 イ ンピー ダンス を 300 と した. この LCフ ィル タ値 は表 2 にな り ,R

h

‑3 30 と した.

3.2 実験結果

LC フ ィル タの リア ク トルには フェライ トコア を用 いている. フェライ トコアは高周波用 に優 れ,高透磁 率,低損失ではあるが,温度 によ り特性が変わ りやす く,飽和磁束密度が低いため,磁路 に 4mのギ ャップ を入れてい る. この値 を表 3 に示 し,計算値 にか な り 近い もの となっている.

LCフ ィル タの補償効果 を実験 に よ り検討す るため

(4)

1 7 4 泉 勝弘 ・堀部 信吾 ・辻

に C 5 とC7 以外 を前 記 の値 に保 ち,c S は1 6. 0 0岬 か ら 1 7. 7 0岬 ま で0. 05 pF 刻 み で 変 化 させ,C7 は11. 40I I F か ら 1 2. 60P まで0. 05 pF 刻 み で変化 させ て実験 を行 った. この結果 を図 6 か ら図 9に示 す.同図 は LCフ ィル タのみの 5 次, 7 次 ,1 1 次,1 3 次の電流 スペ ク ト ルである.同様 に図 1 0に LCフィル タのみの総合 ひず み率 を示す.

ll 1 6

Fi g. 6 5t hor de rha m oni cw it hLCnl t e r ・

ll 1 6

Fi g. 7 7山or d e rha m oni cwi 血LC丘l t e r ・

ll 1 6

Fi g. 8 llt hor de rha r moni cwi t h LCf i l t e r ・

峰男 ・山田 英二 ・小山 純

ll 1 6

Fi g. 9 1 3t ho r de rha rmoni cwi t hLCf i l t e r .

ll 1 6

Fi g. 1 0 To t a lha m o ni cdi s t or t i onwi t hLCf i l t e r ・ 図 6, 7 よ りC7 ‑ l l. 7 pFの ときよ く補償 されてい るが,非常 にシャープであ り,温度 によるコンデ ンサ 値等の変化 を考慮す る と, この点 に合わせ るのは困難 である.同様 に図 8 ではあ ま り変化がみ られず,図 9 で は C7 ‑ l l. 7 岬 の とき悪化 してい る.図1 0 で は C5 ‑ 1 6. 5 5 pF,C7 ‑ l l. 7 pF の ときが もっ とも総合 ひずみ率 が改善 されていることがわかる.

LCフ ィル タ併用 ア クテ ィブフ ィル タの実験結果 を 図1 1か ら図1 4 に示す.同図 もLC フィル タのみ と同様 に 5 次 と 7 次の コンデ ンサの値 を変化 させた ときの 5 吹 , 7 次,1 1 次,1 3 次の電流 スペ ク トル を示す. この

ときのアクテ ィブフィル タの電流制御 と電圧制御 のゲ イ ンを表 3 に示す.同様 に図1 5 に総合 ひずみ率 を示す.

図1 1よ り5次 の高調波 は C5 が小 さ くなれ ば よ く補 償 され てい て,約1 6. 5 岬 で最 少 にな ってい る.C7 の 影響 はほ とん ど見 られない.

図1 2 よ り 7 次 の高 調波 は C

7

が小 さ くなれ ば よ く補 償 され てい て,約1 1 . 6岬 で最 少 にな ってい る.C 5 の 影響 はほ とん ど見 られない.

図1 3 よ り 1 1 次 の 高 調 波 は C5 ‑1 7. 0‑1 7. 2 岬 ,C

7

(5)

Ta bl e3 Cont r olga l nS .

Pr opor t i ona l Ⅰ nt e gr a lt i me ga i n c o ns t a nt Cur r e ntc ont r ol 9.1 0. ( X) 1

ll 1 6

Fi g. ll 5t ho r de rha rmon i cwi t hLCf i l t e ra ndAF.

ll 1 6

Fi g・ 1 2 7t ho r de rha rmoni cwi t hLCf i l t e ra r L dA F・

R 25

3035

40

45

甜 13

tqpL

N l

ll 1 6

Fi g. 1 3 1 1t hor de rha r moni cw it hLCf i l t e ra ndA F.

ll 1 6

Fi g. 1 4 13 t hor de rha rmon i cwi t hLCf i l t e ra ndAF .

l l 1 6

Fi g. 1 5 Tot a lha r mo ni cdi s t or t i onwi t hLCf i l t e ra ndA F.

1 2.1 5‑1 2. 叫 Fの とき補償効果が よい ことがわか る.

図1 4 よ り 、 1 3 次の高調波 は左右 にい くほ ど低下 してい る.

図1 5 よ り総合 ひずみ率 は C5 ‑1 6. 90L I F,C7 ‑l l. 60pF で最少 になってい る.

図1 6 は LC フ ィル タ併用 ア クテ ィブ フ ィル タの実験 で もっ とも総合 ひず み率 が小 さか った C5 ‑1 6. 9 0pF , C7 ‑l l. 60pFときの波形 であ る.同図上 か ら電源位相 角 O ,LC フ ィル タを含 む負 荷電 流 i L u ,補 償 電 流 i 〟 , 電源電流 i 。 〟であ る.同図 よ りLC フ ィル タのみの電流 波形 よ り,電源電流波形 が正弦波 となってお り, ア ク テ ィブ フ ィル タに よ り補償 されてい る ことがわか る.

図1 7 は図1 6 の電流 スペ ク トルであ る.同図( a) は負荷 電流 スペ ク トルであ り ,( b) は電源電流 スペ ク トルであ

る.同図か ら 5次 , 7次 ,11次 が補償 されてい る.

(6)

1 7 6

B)旦 et○≦ 5 0 tbO 50 50 5 0Lr) 5 0 LJ)0 LhO 55 0 5050 5 ‑1 11 ■11 1 1 l1 11 1 一1 1

泉 勝弘 ・堀部 信吾 ・辻

0 0. 005 0 . 0 1 0. 01 5 0. 02 0. 025 0. 03 Tl sec]

F i g . 16 Exper iment a lwavef or mswi t h LC nl t era n d

active 丘Iter.

1

0甜8

仰 ■ ● l ︻p 7 M Jr Ⅶ 甜 E i 掛 l l ■ l

b p] p r 0

1 0 0 0

0 200 400 600 f 【 H≠ 】 ( b) s our c e.

Fi g. 1 7 Po we rs pe c t r a .

800 1 000

峰男 ・山田 英二 ・小 山 純

4 あとが 善

本論文 で は,LC フ ィル タのみ と LCフ ィル タ併 用 アクテ ィブフィル タの補償効果 を実験 によ り検証 した.

この とき,実験装置 の関係 で,Lを固定 し ,Cを変化 させ て実験 を行 った.LCフ ィル タのみで は,共振 に よる最少点が存在す るが,その ときの コンデ ンサ値 は 計算値 とは異 なった値 であった. また,その点 は非常 に シャープであ り,調整す るのが困難 であ る.LCフ ィル タ併用 アクテ ィブフィル タでは,最少点の近傍が フラ ッ トであ り,有効 に補償が可能である.実験波形 か ら ,LCフ ィル タのみ に比較 して電源電流 が正弦波 に近 くなっている. これによ り,本 システムの補償効 果 を示 した.

参考文献

1)D. An dr e ws ,M. T.Bi s hop,a ndJ . F.Wi t t e," Ha r moni c Me a s ur e me nt s , Ana l ys i s ,a ndPowe rFa c t o rCo r r e c t i oni n aMode m St e elMa nuf a c t ur ingFa c i l i t y" ,I EEETr a ms .I n °.

Appl i c a t ・ , v ol ・ I A‑ 32,no l 3, ppl 61 7‑ 62 4,Ma y1 996.' 2)J . W.Gr a ya ndF.J .Ha y doc k," I nd us t r ia lPowe rQua l‑

1 t y Cons i de r a t ionsW h e n I ns t a ll i n g Ad j us t a b) e Sp ee d Dr i v eSys t e ms " ,I EEETr a ms .I nd.Appl i c a t . ,γ ol .I A‑ 32 , no . 3, pp. 6 46‑ 652, Ma y1 996.

3)T.S.Ke ya ndJ . L a i ," Cos t sa ndBe ne f l t SOfHa r moni c Cur r e ntRe duc t i onf orSwi t c h‑ ModePo we rSuppl i e si na Comme r c i a l O f r l C eBui l di ng" , I EEETr a ns .I nd. Appl i c a t . , v ol . I A‑ 32,no. 5, pp. 1 01 7‑ 1 025,Se p t . 1 996.

4) アクテ ィブフィル タ機能 を有する高性能電力変換 システム調査専 門委貞会 : 「アクテ ィブフィル タ機 能 を有 す る電力変換 回路 とシステム」,電気 学 会技 術報告 第6 43 号, ( 1 997)

5 )水木 : 「 最近の ア クテ ィブ フ ィル タ技術」,平 成 8 年電気学会全国大会,S.1 4‑ 3

6 )川端 ・中村 ・萩原 ・水木 : 「アクテ ィブフィル タ 制御方式 の検討 と高調波抑制検 証」,平 成 7 年電気 学会産業応用部門全国大会,1 89

7 )石川 : 「 交直変換 回路 とアクテ ィブフィル タ」平 成1 2 年電気学会全 国大会,4‑ S20‑ 3

8 )大野 ・鳥 井 ・植 田 : 「 移動平均 HPFを用 い た ア クテ ィブ フ ィル タの電流検 出方式 と特性」,平 成1 2 年電気学会全 国大会,4‑ 1 04

9 )宮崎 ・泉 ・辻 ・山田 ・小 山 ・永尾 : 「アクテ ィブ

フ ィル タ併用 の ための LCフ ィル タの検 討」,平成

9 年度電気 関係学会九州支部連合大会,1 02 0

参照

関連したドキュメント

① 要求仕様固め 1)入出力:入力電圧範囲、出力電圧/精度 2)負荷:電流、過渡有無(スリープ/ウェイクアップ含む)

ケーブルの種類および太さ ケーブルは,許容電流,電圧降下,短絡容量,施設方法等に応じて 次の中から選定いたします。 なお,ケーブルの許容電流は,日本電線工業会規格(JCS

直流電圧に重畳した交流電圧では、交流電圧のみの実効値を測定する ACV-Ach ファンクショ

最近の電装工事における作業環境は、電気機器及び電線布設量の増加により複雑化して

基幹系統 地内基幹送電線(最上位電圧から 2 階級)の送電線,最上位電圧から 2 階級 の母線,最上位電圧から 2 階級を連系する変圧器(変圧器

・隣接プラントからの低圧  電源融通 ・非常用ディーゼル発電機  (直流電源の復旧後)

なお、関連して、電源電池の待機時間については、開発品に使用した電源 電池(4.4.3 に記載)で

Should Buyer purchase or use SCILLC products for any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees,