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a, a 1 , · · · , a n は有理整数、を満たすと仮定する。

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Academic year: 2021

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(1)

Uber die Transzendenz der Zahlen ¨ e und π David Hilbert

e

n

次の方程式

a + a 1 e + a 2 e 2 + · · · + a n e n = 0,

ここに

a, a 1 , · · · , a n

は有理整数、を満たすと仮定する。

この等式の両辺に積分

0

=

0

z ρ [(z 1)(z 2) · · · (z n)] ρ+1 e z dz

を掛ける。ここに

ρ

はある有理整数。すると次の表示を得る:

a

0

+a 1 e

0

+a 2 e 2

0

+ · · · + a n e n

0

.

これを次の二つの表示の和に分ける:

P 1 = a

0

+a 1 e

1

+a 2 e 2

2

+ · · · + a n e n

n

,

P 2 = a 1 e

∫ 1 0

+a 2 e 2

∫ 2 0

+ · · · + a n e n

n 0

.

公式

0

z ρ e z dz = ρ!

により、積分

0

ρ!

で割り切れる有理整数であり、また、z

= z + 1,

z = z + 2, · · · , z = z + n

と置換してみればすぐわかるやうに、e

0 , e 2

2 ,

· · · , e n

n

たちは

(ρ + 1)!

で割り切れる有理整数である。よって

P 1

ρ!

で 割り切れる有理整数であり、ρ

+ 1

を法として合同式

P 1

ρ! ≡ ± a(n!) ρ+1 (mod ρ + 1) (1)

が成り立つ。

一方、

K

及び

k

を、それぞれ函数

z(z 1)(z 2) · · · (z n)

1

(2)

及び

(z 1)(z 2) · · · (z n)e z

の、z

= 0

から

z = n

に至る区間に於ける最大値、とすると、

|

∫ 1 0

| < kK ρ , |

∫ 2 0

| < 2kK ρ , · · · , |

n 0

| < nkK ρ

が成り立ち、これより、簡単のため

κ = ( | a 1 E | + 2 | a 2 e 2 | + · · · + n | a n e n | )k

と置くと、不等式

| P 2 | < κK ρ (2)

が成り立つ。

さてこで正整数

ρ

を、第一に整数

a · n!

で割り切れるやうに、第二に

κ K ρ!

ρ

< 1

であるやうに、取る。すると合同式

(1)

より

P ρ!

1

ρ + 1

で割り切 れない、特に

0

でない、整数であり、一方

P ρ!

2 は不等式

(2)

よりその絶対値 が

1

より小さい。よって等式

P 1 ρ! + P 2

ρ! = 0

は不可能である。

π

が代数的数であると仮定し、

α 1 =

なる数が

n

次の整数係数方程式 を満たすと仮定する。α

2 , · · · , α n

をこの方程式の残りの根とすると、1 +

e

の値は

0

だから、次の表示

(1 + e α

1

)(1 + e α

2

) · · · (1 + e α

n

) = 1 + e β

1

+ e β

2

+ · · · + e β

N

の値も

0

となる。ここに、簡単にわかるやうに、

N

個の指数

β 1 , · · · , β N

は或る 一つの整数係数方程式の根たちである。これらのうち

M

個の指数

β 1 , · · · , β M

0

でなく、残りは全て

0

であるとすると、これら

M

個の指数

β 1 , · · · , β M

も或る一つの

M

次の整数係数方程式

f (z) = bz M + b 1 z M 1 + · · · + b M = 0

の根たちである。ここで特に定数項

b M

0

でない。そこで上の表示は

a + e β

1

+ e β

2

+ · · · + e β

M

,

ここに

a

は正整数、の形となる。

2

(3)

この表示に積分

0

=

0

z ρ [g(z)] ρ+1 e z dz

を掛ける。ここでもまた

ρ

はある正整数を表し、簡単のため

g(z) = b M f (z)

とおいた。すると

a

0

+e β

1

0

+e β

2

0

+ · · · + e β

M

0

となる。これを次の二つの表示の和に分ける:

P 1 = a

0

+e β

1

β

1

+e β

2

β

2

+ · · · + e β

M

β

M

, P 2 = e β

1

β

1

0

+e β

2

β

2

0

+ · · · + e β

M

β

M

0

.

ここで一般に、積分

β

i は、複素

z-平面上、点 z = β i

から実軸に並行な半直 線上を

z = +

まで、積分

β

i

0

は点

z = 0

から点

z = β i

に至る線分上に、

渡るものである。

積分

0

ρ!

で割り切れる或る有理整数であり、また

ρ + 1

を法として

合同式

1

ρ!

b ρM+M b ρ+1 M (mod ρ + 1)

が成り立つこがわかる。

さらに、置換

z = z + β i

を行ひ

g(β i ) = 0

を使ふと、

e β

i

β

i

=

(z + β i ) ρ [g(z + β i )] ρ+1 e z

dz = (ρ + 1)!G(β i )

の形となる。ここに

G(β i )

β i

の整数係数多項式で、その

β i -次数は ρM +M

より小さく、その係数たちは全て

b ρM+M

で割り切れる。ここで

β 1 , · · · , β M

は整数係数方程式

f(z) = 0

の根だから、最初の係数

b

を掛けることにより 代数的 整数 となり、従って特に

G(β 1 ) + G(β 2 ) + · · · + G(β M )

は一つの 有理整数 である。これより表示

P 1

ρ!

で割り切れる有理整数で あり、また、ρ

+ 1

を法とした合同式

P 1

ρ! ab ρM+M b ρ+1 M (mod ρ + 1) (3)

3

(4)

が成り立つことがわかる。

一方、

K

及び

k

を、それぞれ、函数

zg(z)

及び

g(z)e z

の絶対値の、

z = 0

から

z = β i

に至る積分区間たちの上に於ける最大値、とすると、

|

β

i

0

| < | β i | kK ρ (i = 1, 2, · · · , M ).

これより、簡単のため

κ = ( | β 1 e β

1

| + | β 2 e β

2

| + · · · + | β M e β

M

| )k

とおくと、不等式

| P 2 | < κK ρ (4)

が従ふ。

さてここで正整数

ρ

を、第一に

abb M

で割り切れるやうに、第二に

κK ρ!

ρ

< 1

であるやうに、取る。すると

P ρ!

1 は合同式

(3)

より

ρ + 1

で割り切れない、特 に

0

でない、整数であり、一方

P ρ!

2 は不等式

(4)

よりその絶対値が

1

より小 さい。よって等式

P 1 ρ! + P 2

ρ! = 0

は不可能である。

この方法により指数関数に関する最も一般な

Lindemann

の定理も同様に 簡単に証明できることが容易にわかる。

訳: 田口雄一郎

4

参照

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