12. AC-DCコンバータ(整流回路)(4)
12. AC-DC Converter (Rectification Circuit) ( 4 )
1. 単相全波サイリスタ整流回路 2. 誘導性負荷の場合
3. モード解析法による動作解析
講義内容
単相全波サイリスタ整流回路
2T
sT
ONT
ONvs vo
T
OFFθ
θ
θ 0
0 0
T
OFFv
sv
oR T
1T
3T
2T
4i
oi
T+i
Tーゲート信号
v
g によって 電圧・電流を 制御vg1,4
iT+ iTー
vg2,3
Mode.1
3θ
θ
θ
① ➁ ➂
π 2π
④ ⑤ ⑥ 0
0
0 α+ β+
αー βー
v
ov
sv
sR
T
1T
3T
2T
4Mode.1:0 ≤ θ < α+
vg = 0かつ io = 0 により,サイリスタは OFF 状態となるため,
出力側に電流・電圧は発生しない.
vg1,4 vg2,3
iT+ iTー
Mode.2
4① ➁ ➂
π 2π
④ ⑤ ⑥ 0
0
0 α+ β+
αー βー
v
ov
sMode.2:α+ ≤ θ < β+
vg > 0 となり,サイリスタが ターンオン する。ここで抵抗負荷 であるため,出力側の波形は 位相 が 遅れず に現れる.
v
sv
oR
T
1T
3T
2T
4i
T+i
ovg1,4 vg2,3
iT+ iTー
θ
θ
θ
Mode.3(※以降,類似モードの繰り返し)
5① ➁ ➂
π 2π
④ ⑤ ⑥ 0
0 0
vg1,4 vg2,3
iT+ iTー
α+ β+
αー βー
v
ov
sMode.3:β+ ≤ θ < π
vg = 0となるが,サイリスタは 主電流 ( io) が ゼロ になるまで ON 状態が続くため,vgを除いてMode2の状態が継続する.
v
sv
oR
T
1T
3T
2T
4i
T+i
oθ
θ
θ
平滑リアクトルを追加した場合(誘導性負荷)
6θ
θ
θ 0
0 0
vg1,4
iT+ iTー
vg2,3
TON(1,4)
TON(2,3) TON(2,3)
vs vL
vo vR
平滑リアクトルを追加
v
sv
RR
i
ov
ov
LL i
T+i
TーT
1T
3T
2T
4Ts
Mode.0
7θm+
θ
θ
⓪ ① ②
π 2π
③ ④ ⑥ 0
0 0
α+ β+ αー βー
vg1,4 iT+
⑤ ⑦ ⑧ ⑨ θ
iTー
θmー
vo
vL
vR vs
vg2,3 Mode.0:0 ≤ θ < α+
前のモード (Mode:9) で平滑リアクトル ( L ) からの 放電 が 残っているため,主電流 が ゼロ にならず,T2 と T3 は ON と なる.また,ゲート信号 vg1,4 が入力していないため,T1 とT4 は OFF のままとなる.また,| vR| < | vL| であるため,
出力電圧 voは 負 となる.
vs
vR R io
vo vL
L
iTー T1 T3
T2 T4
Mode.1
8θm+
⓪ ① ②
π 2π
③ ④ ⑥ 0
0 0
α+ β+ αー βー
vg1,4 iT+
⑤ ⑦ ⑧ ⑨
iTー
θmー
vo
vL
vR vs
vg2,3 Mode.1: α+ ≤ θ < α+ + Δ
vg1,4 が入力され, T1 と T4 は ターンオン となり,電源から
電流が流れる.それと同時に,T2 と T3 に流れていた L からの電流は電源からの電流と打ち消される.
これにより, T2 と T3 に対する 主電流 が ゼロ になるため,
T2 と T3 は ターンオフ となる.
vs
vR R io
vo vL
L iT+
iTー T1 T3
T2 T4
θ
θ θ
Mode.2
9θm+
⓪ ① ②
π 2π
③ ④ ⑥ 0
0 0
α+ β+ αー βー
vg1,4 iT+
⑤ ⑦ ⑧ ⑨
iTー
θmー
vo
vL
vR vs
vg2,3 Mode.2:α+ + Δ ≤ θ < β+
前のモード (Mode.1) によって T2 と T3 が ターンオフ となり,
電源からの電流は T1 と T4 を通して負荷に流れる.
また, L はMode.1からMode.3にかけて vLが 正 となり,
充電 に移行している.
vs
vR R io
vo vL
L iT+
T1 T3
T2 T4
θ
θ θ
Mode.3
10θm+
⓪ ① ②
π 2π
③ ④ ⑥ 0
0 0
α+ β+ αー βー
vg1,4 iT+
⑤ ⑦ ⑧ ⑨
iTー
θmー
vo
vL
vR vs
vg2,3 Mode.3: β+ ≤ θ < θm+
vg1,4 が OFF となったが,サイリスタは 主電流 (iT+)が ゼロ に
なるまで ON 状態が続くため,vg1,4 を除いて,Mode.2の 状態が継続する.また,θm+ において L の 充電 が終わり,
vLが ゼロ となる.それと同時に,負荷電流 ioが 最大 となるため,負荷電圧 vR も 最大 となる.
vR R io
vo vL
L iT+
T1 T3
T2 T4 vs
θ
θ θ
Mode.4(※以降,類似モードの繰り返し)
11θm+
⓪ ① ②
π 2π
③ ④ ⑥ 0
0 0
α+ β+ αー βー
vg1,4 iT+
⑤ ⑦ ⑧ ⑨
iTー
θmー
vo
vL
vR vs
vg2,3 Mode.4: θm+ ≤ θ < π
vL< 0 となり, L も 充電 から 放電 に移行する.
そのため,充電されたエネルギーが放出するので,ioは
徐々に 小さく(傾き変化)なる.また,vLが 正 から 負 に 変化するので,vR も 小さく なる.ただし,主電流 (iT+)が ゼロ になっていないため,T1 と T4 の ON 状態は続く.
vR R io
vo vL
L iT+
T1 T3
T2 T4 vs
θ
θ θ