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幼児の社会性の発達に関する研究(][)

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(1)

幼児の社会性の発達に関する研究(][)

一 幼 児 総 合 精 神 検 査 お よ び ソ

ν

ォ メ ト リ ッ ク ・ テ ス ト む 結 果 を 中 心 と し て ー

(2)

目 次

は じ め に . .

研究目的……..

街究内容と方法・・……‑… …田・……・…・………ー … … …‑ ・ … . . . ・

H

・ . . . . . . . ・

H

・ ・ … . . .

社会性についての基本的?をヨ考え方 …………一 …・ …ー…・ ・ ー ・…ー…・ ‑………

研 究 仮 説 … ・

研究方法……・

)検査測定と研究手順一…・………・…・……. . ・ .

H

・ ‑ …・……・……...…・…・ ・ … ・ ・

2)実施の手続と対象

…………...・

H

・ . . … . . . ・

H

・ . . . . . . … ・ ・ … . . . . . . . . . . . . … . . . ・

H

・ . . …… . . … ‑ …

3)

実施期間…

4)研究計画……・

ー…... ・ .

H

・ . . . . ・ .

H

・ . . . . . . . . ・

H

・..…・…・・……...・

H

・ . . . . . . . . . . … … ・ … ・ … ・ ……

研究結果とその考察一… ‑………… … … ・. . . ・

H

・‑・…・・・…・・…一・・ ・…・…・……・…・

幼児総合精神検査の結果

K

みられる幼児の

1

年間の発達… ………・…. . . ・

H

・ . . . . . … ・ ・ ・……・

1)

生活年齢の期加

K

対する精神年齢シよび社会年齢の増加一一………・……・……・・・……

2)

1

年次と第

2

年次の検査結果の分布と平均がよび相関……

3)知能偏差値,社会的生活能力指数,社会点相互の相関…...・H

・...………目・……‑……

4)  2

回の検査結果陀よる知能偏差値なよひ社会的生活能力指数の変動・……・…‑…・・ ・ ・

5)

社会的生活能力と言語能力の発達と関連…… … ・ ・…・…

6)

まとめ…

;/シオメトリック・テストをとなしてみた幼児集団の燐造と交友関係の傾向 …・・. . . . ・

H

・ .

12  1)

幼児集団

K

みられる傾向… ー…… …….. . … . . . ・

H

・ . . . . ・ … . . . . . . . ・ . .

H

・..………

12 2)

幼児の交友関係

K

みられる傾向………・…... ・

H

・ . . . . . … … … . . . . . ・

H

・ . . . . . . . … … . . . ・

H

・ . .

16  3) 

まとめ・・ー…・・・…・・ ……・……... ・

H

・..一……・・・・・………...・

H

・ . . ………. .

21 

ゾシオメトリァク・テストの結果と幼児総合精神検査の結果との闘述・・ ・ ・…・…ー・………

21 

)社会測定的地位と知書釘扇差値,社会的生活能力指数むよぴ社会点との相

l

対・…‑ ……..

21  2)

社会測定的地位階層別

t

てみた幼児の人格発達の傾向…・ー 一…ー…・ー…・ーー…ー・ー. .

22  3)

まとめ… . . . ・

H

・‑・………..…. . . ・

H

H

H

・ . . . . . . ・

H

・..…ー…… ・……… ・ . . ・ .

H

・ .

23 

社会性の劣る幼児の人格形成上の問題点…...………ー・・…・・…‑…・・…‑…・………..

23 

1)社会性の劣る幼児の 1

年聞の変動… ・

2)

社会性の劣る幼児の人橋の特徴・ ・ ・

H

H

・ . . … ・………・……... ・

H

・‑……. . . . ・

H

・ ‑ … … ・…‑…

24 3)

社会性の劣る幼児の人格形成上の問題点... . ・

H

・ . . . … ・・ ・ … ……・・…… ・ ……‑……・…・・

25 4) 

まとめ……・…・・ ・

H

H

・ . . . . . ・

H

・ . . . . . . …… ・ ・ ・ … ....一・………・ー ・ ・

H

H

・..…………・・

26 

む す び ………‑………・… ・…・…..…… ‑ …………・…… ‑………...

26 

参考文献 ‑……….... ・

H

・ . . . . ・

H

・ . ...………. . . ・ .

H

・ . . . . . ・

H

・ . . . . . . . . . . . . ・

H

・ . . . . . . . ・ . .

H

・ . .

28 

(3)

i

主 じ め

と の研究は

p

幼児の社会性の発達

K

関する第

2

年次の研究内容をまとめたものである。第

1

年次の研 究I'[i,'いては,幼稚園 ・ 保育閣の園児とそ・の保護者を対象

VC

前者に対しては個人別検査法

K

よる幼児 総合精神検査を実施し,後者

K

対しては質問紙法

κ

よる親子関係診断テスト, j ; > よ び , 社会成熟度診断 検査を実施して,

4........ 5

歳児の成長発迷の様相を,社会性の側面K焦点をあてながら究明する

ζ

VC:

努 めた。との研究の当初からのねらいが,同ーの幼児を縦断的

K

調査して

幼児の社会性がどのよう

κ

発 達し,その人格の統合がどのよう

κ

行なわれるものであるかを,ひと

P

ひとクの幼児をみつめて追究す るというととろ

K

あったため , 第

1

年次の研究結果は,との目的を達するための基礎資料を得た

t

亡すぎ まかったっしかし , 第

1

年次の研究結果から知タ得たものは,実

K

意味深いものがあった。

長い成長期のいまだ初期の段階

VC<b 9 

.人間としての成熟した人格にはほど遠い未分化な存在である 幼児であるが,その幼児の段階

K

合いて,ナで

U

てひとタひとタが異なった個有の存在て'あるというとと を改めて認識させられたとと である。研究の結架からは , 幼児の全人格的,なよび,社会性の発達

K

非 常な個人差のあるととが見いだされ,個人 差の原因としては , それぞれの幼児のもって生まれた能力や 性格の傾向

あるいは,その会かれた環境条件の違いなどが推察されたが,

5 0

余名の幼児ひと

D

ひと

TVC

接して,発達や能力

VC

違いはあって も , それぞれ

K

固有の芽を内(r とひそめて生きる,かけがえのな , い 存在である

ζ

とを実感したのである

o

. 幼児の教育は,まず , 幼児のあ

P

のままの姿を理解する

ζ

とから出発しなければ念らないと思う。理 想の幼児像や教育の目標{そのみ日を奪われて , 今とと

K

生きている幼児を顧みな い左らば,教育は空転 するのみであろう。ひとタひと

D

の幼児の現在ある姿を理解するー そとから,幼児の個性の茅も見 いだせるであろうし , 発達途上のひずみも発見できるであろう。そして,ぞれ

K

応じた教育の方法が〈

ふうされて〈るものと考える。

とのよう念趣旨や願いを

ζ

めて , 第

1

年次

VC

ひきつづいて第

2

年次の研究をすすめたのであるが,第

2

年次

K

沿いては,主として第

1

年次と向ーの幼児を対象

VC

幼児総合精神検査を実施して , その成長 発達のあとをたどるとともに , 更

VC.

ソジオメトリ

y

ク ・ テス ト

(SociometricTest)

を実施して,

幼児集団の内面構造や交友関係の傾向 ,訟 よび,幼児の集団生活に合ける適正 、 状況を知るととに努めた。

ナ念わち,個々の幼児の

1

年聞の発達の様相とその幼児の集団

VC$>

ける関係をは援し,幼児の理解をい っそう深めようと意図したものである。との研究

K

よって,幼児の健全左人格(パ

ーソナリティ Per sona

ty')

形成をめざす教育の手がか

b

の一端が得られれば宰いと考える のであ る 。

研 究 日 的

幼児の社会性の発達を幼児の人格形成の一環と考え , その発達の様相と両者の関連を究明する。

2

年次

VC$>

ける具体的友研究目標は ,次のと ま?タである。

‑ 1 ‑

(4)

り幼児の社会性会よび知能の

1

年聞の発達状態を観察し,その関連

K

ついて考察する。

2)

幼児集団の内面構造と幼児の交友関係の傾向をさぐタ , 幼児の集団にお通ける適正、状況を知る手 がかタを得る

3

3)

幼児の集団適応と社会性なよび知能との関連について検 討する。

4)

社会性の劣る幼児の人格形成上の問題点について考察する。

研 究 内 容 と 方 法

社 会 性 に つ い ての 基 本 的 な 考 え方

との研究の主題である社会性というととを,どのよう左内容として考えるか

K

ついては,第

1

年次の 研究紀要(第

50

集)

VL

沿いて述べたのであるが , いま一度それを疎かめる意味でその概要を述ぺ

J

土会 性

K

ついての基本的な考え 方を明らか

K

してなきたい。

社会性の意味としては,個人の社会的行動特徴とか,人間際孫で示すと

ζ

ろの行動特徴などと一般的

κ

いわれているが,もっと広〈道徳、性を含めていう場合もある。しかし,発達的な観点から意味づけら れる場合には,単在る一般的左社会酌行動をさすよ!J,むしろ,その年齢まで

VL

,その人の行動体系の うち

K

体制化され,内在イとされているととろの社会的習慣群 , あるいは , 社会的態度の全体がどういう 状態であるかを問題にしているととが多い。

ζζ

でいう社会的習慣群,あるいは,社会的態度は,社会 生活の 中から獲得される後天的なもので , 換言すれば,人と人との交流をとお

p

して習得される性質のも のである。そして,その乙とによって人間らしい特性が偽わっていくものであると考え られる。したが って,社会性というととは,幼児の沿かれた社会的文化的環境の影響を受けて,具.体的

K

いえば , それ

K

基盤をなく対人関係や集団生活をと令して習得されていく社会的習慣群 , 人格的念特性 , 社会的念態 度を含めた全体をさすとと

K

在る。とのような意味では , 社会性というととは , 幼児の人格を構成する 概念のうち

K

包まれてしまう

ζ

とに念ろう。

VL

, 観点をかえて人格の形成過程を中心

K

考えると,人格はそのなかれた社会的環境に密接

K

関連 して発展するものであるといわれ,人格とその社会的側面との関連性,辛子よび,その重要性が示唆され るのである。人がある時代,るる社会,ある集団のうちで生まれ,養われ,そして生活しているかぎ

9

, その人の人格はその人だけで独立したものとしてあるのではなく , その生活場面 , 特陀社会的環境のあ

夕方にかかわ

h

をもってつくられていく 。ナ念わち,家庭や社会の感じ方, 考え方 ,行動の様式を自己の 行動体系のうちにと

P

いれてくるのが普通である。しかも,人格の高い統ーをなしているといわれる自 我でさえ,

ζ

のような意味で , 同様念経路をたどタ発展してくるものと考えられる。人格が統合介化さ れてい〈過程を,次のスタグナー

(Stagner.

R.)があげたような系列

K

分けて考えることもできょう。

①反応...個々の刺激

K

対ナる個々の反応がなとる ,(g)習慣…・・<!Jかえされた反応、が統一された まとまタ としての習慣

κ

なる ,@ 人 格特 性……

ζ

れらの習慣が互い

K

関連 し あい統合されて,行動傾 向のまとま

P

としての特性

K

なる ,@)自我一ーとのような各特性が猿境に対L.‑て個人的な適応の型を 示すが , それが自我

K

よって統一され,その人固有の人格

K

念る。とのような系列は,社会的環境との

2 ‑

(5)

関連を抜き

K

しては考えられず,したがって,社会性とよばれるものの内容は , とのような人格統合の 各水準と関連していると考えられる。とのととは,社会性が , 人格の全体構造と有機的な関連をもっと

とを意味しているといえよう。

さら(tL,社会性を具体的

K

とらえるという観点で考えると , 社会性という ととを , 個人がその社会生活

κ

参加するため

K

必要とする能力 , あるいは , 行動特徴とみなし,現実の社会生活の立場からヨ考察する

ζ

とができる。たとえ ば , ド ノ レ

(Doll

E.A.) 

の作成した社会的成熟検査の大

1

質問がとれ

K

あたる。

と う した社会的能力 , あるいは,生活能力といわれるものが,社会性の一面をつ〈 クあげる具体的内容

l

てなるのであるが,能力的左ものをもっと広〈考えれば,運動能力 , 知的能力 , 意志の強さなども関係 して〈るでるろう。

とのよう

K

考えて〈ると,社会性という概念は , 幼児が適応するために働かすいろいろの心的機能を 総括したものに与えられた名称、でるるというとと

κ

を! J

社会性む意味をつきつめていとうとすれば , 結局,本来 , 社会的存在である人聞の木性,あるいは,人格を追究してい〈

ζ

とに左ると考える。

乏な ,社会性発達の方向

K

ついては,社会性を構成する三つの因子

K

よって,次のよう

K

示される。

(矢吹四郎氏

K

よる)

自立性(依存 → 独立)‑.̲̲.協力性(利己的→利他的)戸、

J

自律性(被影響性 → 自己指向〉

そ して,幼児却

'J

( t Lpいて問題とされなければならないのは , 自立性と協力性

K

ついてである。

との研究の主題(tL取タあげた社会性は,以上のような考え方に基礎をなくのであるが ,

ζ

とで具体的 にとらえようとした社会性の内容は , 一つ

K

は自立伎の次元に属ナる社会的生活能力で ,二つには協力 性の次元

K

属する対人態度 , シよび , 集団適応、

K

ついてである。

2 研 究 仮

上述のような越本的な考え方

K

たって , 研究目的を達するため,次のような仮説を設定した。

)発達の未分化な幼児にあっては ,人格の全体的な反応と社会性の側 面に分ける反応、とは関連性 があるものと思われる。人格の主要な側面をなす知能と社会性

K

ついても│同様でるろう。

2)

幼児¢集団適正、と人格の発達(主として社会性二台よび知能の側面I'L;f,>ける)との間

K

は , 何ら かの関連がみられるであろう。

)社会性の劣る幼児

t

てないては , 人格形成上に能力や適応 、

κ

関する問題点が存在するであろう 。

5 研 究 方 法

)検 査 測 定 と 研 究 手 順

仮説 け については,幼児総合精神検査(牛島義友星美智子共著〉を実施し,その結果から得 られ る知能偏差値

(SS)

,社会的生活能力指数

(S.Q.)

, なよぴ,社会点(対人態度の評定得点) を用い て検討する。また , 場合(tLよっては,

ζ

の検査の下位検査項目得点(言語能力の指標として)を用いる。

仮説

2)については

, ソ シオメトリァク ・ テ

λ

ト会 実施し ,その 結果から求められる社会測定的地位 得点

(SSS)

, 必よ び , 社会測定的地位階層を用いて,幼児総合精神検査の結果との関連を検 討する。

仮説 り については , 幼児総合柑村

l

検査の

s.Q.

から選定された幼児について,幼児総合精神伊

t

査 ,

‑ 3

(6)

すよぴ,ソシオメ トリ

y

ク ・ テストの結果を用いて検討する。

)実 施 の 手 続 と対象

幼児総合精神検査に之いては,偲々面接 K よる直接検査を行な・う。

ζ

の検査 K よる研究の対象は,第

1

年次と第

2

年次,あわせて

2

回の検査ず要施できた幼児

59

名(男子

25

名 , 女子

34

名) である。

その内訳は次のとな

P

で,いずれも,新潟市内(住宅地誠)の幼稚園・保育悶の最年長児

(5‑ 6

歳 児〕である。

A

保育園

B

保育闇

C

幼稚園

5

名 (男子

6

名‑'女子

9

名)

2 3

名 (男子

1 1

名,女子

1 2

名)

2 1

名 (男子

B

名》女子

13

名)

ソシオメト

1):J

ク・テストについては,園の最年長児の組集団を構成する幼児全員の写真(名刺判霊長) を用いて , 個々節援によ

b

実施する。その手順は次のとな

b

である。

①  好きをともだちときらい左とも だちを分類させる 。(基準 ……あそびのとき) 好きまと もだちの 中で ,

1

番好きなと'もだちの名とその理由を問〈。

(5

番目まで)

② 

きらい念ともだちの中で,

1

番さらい

1i

ともだちの名とその理由を問<

(5

番目まで〕

ソシオメトリ

y

ク・テスト実施の対象は,上記の幼児を含む

A

保育園の最年長児

2 3

児(男子守名,

女 子

14

名 〕 ,

13

保育園の最年長児

31

名(男子

16

名,女子

15

名)である。

)実施期間

幼児総合精神検査は,昭和

40

B

10

K

実施する。

.ソ シオメトリック・テストは, 次に示す期間

K

実施し,右のような取

P

扱いをした。

7

月 … …‑ 第

I

回目 ……・全員

K

実 施でき左かったため除外する

?月………第日 回目

10

月……ん第

E

回目 この期聞に実施した

5

回の結果を研究資料とする

12

月. . . ・

H

・ . .第1¥'回目

)研究計画

この研究は

5

年間,継続的に研究しようとするもので , その計磁の概要は次のとな

D

である。

1

年次 幼 児

(45

歳児)

vc

幼児総合精神検査を実施し,その保護者

K

社会成熟度診断検査 b よび親子関係診断テストを実施して,幼児の社会性なよび人格の発達についての基礎的資料 を得るととも(!L,その発達に影響を及ぼす苦菜園について検討した。

2

年 次 対象幼児

(5‑6

歳児)

vc 

,同じ< ,幼児総合精神検査を実施して,その成長発達の あとをたどるととも

jll:

,  "/シオメトリァク・テスト

K

よj?,集団適応の状況をは握し ,

ζ

れ ら ニヲの検査測定の関連を検討する。 (本年度)

5

年 次 対象幼児

(6‑ 7

歳児)に,ひき つづき , 幼児総合精神検査を実施して ,その成長発 遥の様相を総括的

K

検 討 し , さら

VC

,学校生活への適応、面を調査して,

ζ

れとの関連を検討する。

‑ 4

(7)

の 考 察 そ

研 究 結 果 と

市 肌

幼 児 総 合 精 神 検 査 の 結 果 に み ら れ る 幼 児 の

1

年 間 の 発 達

幼児の精神面の全体的な発遂の様相をは握するため

VL.

1

年次にひきつづき , 第

2

年次t て ま

f

いても 幼児総合精神検査を , 対象幼児

K

笑施した。との

2

回の検査結果によ

̲I)

, 幼児の社会性

b

よび知能の

1

年聞の発達状態を観察するとともに ,幼児の人格発途に公ける社会性と知能との関連を検討する。

) 生 活 年 齢 の 増 加 に 対す る 精 神 年 齢 お よ び社 会 年 令 の 増 加

との研究の対象と在った幼児の第

1

年次K歩ける生活年齢の平均は

4

11

か月であるが,第

2

年次 の検査実施期1'( ( ' I   .ほぽ

1

か年を経過して,平均

5

1 1

か月と走っている。生活年齢

1

年の増加K対 して , 精神年齢 , 辛子よび , 社会年齢の増加はどのようであろうか。

ζ

れ t てついて , その傾向を,全体と 男女別と

K

示しえのが図

1

, 図

2

, 図

5

である。

女子の発達

''

'' ' a F  

// 

/ノ/

4

/

P

/ /  

'

/ /  

. 〆 〆

男子の発達

4

y

グ ,

.' 

/

2

時 肌 拝 T

晴 冊

' '

E A

B I

l i

!l

?l li l} }1

17lili47

4 O B I t ‑

n u z o n u ' o n U   6 5 5 4 A  

動肌 ﹁

1

年間の発 達(全体)

// 

ノ シ グ

1

6:

+

5:6

5:

4:6↓ 

2年次 1年次

日 :

2年次 1年次

4

門 信 ル

1

齢 陣 曲 院 院 陶

一 一 一 社 会年齢 (S.A.)

上の図から,生活年齢

1

年の士曽 j

)O

1'(対して,全体としては , 精神年齢

社会年齢とも

1

2

か月の増 加を示しているとと がわかる。特1'(.男子

K

ぉ、ける糟加が著しく,女子の精神年齢

1

2

か月 , 社会年 齢

11

か月の増加に宮 、 I し , 男子の方は

精神年齢

1

4

か月,社会年齢

1

6

か月の糊日を示している。

一 一一精神年齢

(M.A.l

一一一一

生活年総 (C.A.)

女子の社会年齢の増加が

1

か年に満たないが,第

1

年次t てがいて , 生活年齢をやや上ま わっ ていたのが , 第

2

年次 K合いても , わずかであるが上まわっているので , 年齢相応の発達とみてよいであろう。また , 女子の精神年齢の方は

第 1 年次 VO,~いて

生活年齢を多少上 まわっていた ものが

第 2 年次に£、いて は,さら

K

上まわった状態を示している。とうした状態の女子

K

対し

.1

年間

K

著しい増加を示した男子

K

ついてみると , 第

111

三 次

κ

ぁ、いては , 精神年齢 , 社会年齢とも , 生活午前をはるか

κ

下まわっていた ものが , 第

2

年次

V

てないては , 生活年齢相応

K

伸びてきている。特1 ' (, 社会年齢

K

ついては , 女子の発

5

(8)

達程度 vc比べ,か~tJ劣っていたものが

1

年間でだいたい追いついてきてl>' t J   ,また ,

ζ

K

平行し て精神年齢も,やや劣った状態から , わずかながらも,生活年齢を上 まわる状態、まで伸びている。

) 第

1

年 次 と 第

2

年 次 の 検 査 結 果 の 分 布 と 平 均 お よ び相 関

との検査の結果から待られる知能偏差値,社会的生活能力指数むよび社会点

K

ついて,第

1

年次と第

2

年次の分布を示すと,それぞれ次の図のよう

κ

なる。図の下('(示した数字は標準偏差

(S.D)

を表わ す。

4

知能偏差値の分布〔第

1

年次)

一 一一全体

;.'.... 'v

r

2526 31 36 446  51  56 61  66 7

数 以

1 1 1 1 1 1 1 1 1

''  (SS)下 3D35 445 555 60 65 70

男子S

.U=11.07 S.D.=7.77  SD=9.44 

6

社会的生活能 力指数の分布(第

1

年次〉

5

知能偏差値の分布(第

2

年次)

叫 円

ll

ト ¥/ 

¥ 

j(:j::ih;lx 

rff

;

J

U

円 以

u n u

U

'

TlIR

JM 

6 {

︐ ︒

U

F

n

u

rD

t

'0

 

4JOhd

r o p b  

44

z o nU 4 1 } (rhu 

a川崎a川崎

}

︐ ︒

‑ D

Z ν 4   41}

RU 

ui

zd

Au

nu   η 4 Z J   M ω

以 下

町 凶

J

S

(

A

軸 凧 )

S.D.10.73 

7

社会的生活能力指数の分布(第

2

年次)

15

一 一 一 一辛依

15

!ー→ιト‑1..←ー」ー←・ 十 白 L...̲̲̲̲L̲.

jー→一ιAムー←ー~f---+--f---l トー←

41  51 

6

1 71  81 91  1

0

1111121131141  '' 

41 

51  61  71 

81  9 1 

10111

11 2

113114

I l l l l l l l i l Jil  l l l l l l l l l l Jil  (S

.

Q.) 

50 60 70  80 90

100 11

01201

30140

上 ( S .

Q.)50  60 70 8

0 90  100  11

12013014 日

S.D.23.26  S.D.2

1 .

83 

ー も ー

(9)

図8 社会点の分布〈第

1

年次)

20 

f

¥J/

ぷ乙乙

::X×Vh¥

K

:

15 

10

ti 

以 (社会点) 下

5 ︑ t 7

ζ ︑ ︐

tA

8 以 上

5 ‑2 

S.D.=4.18 

丞 j 9 社 会 点 の 分 布 保 2 年次 )

/ ¥ ¥  

J717

e Al lplilinu

rD

 

41

1

人 数

) 8

以 (社会点)下

ーーー十一一

ーーーー

8

以 上

u

︑ ︐

t

︐ ︐

n

ι

︑ ︐

aω

寸 !

1

d

h P

tt

﹃ ︐ ︐

fi

F hJ V

4

S.D.=3.73 

それぞれの分布の全体としての傾向をみると , 知能偏差値の分布については , 第

1

年次陀比べ第

2

年 次の方が , ひろがタがやや大きくな って l ; > ! J, 社会的生活能力指数台よひ ・社会点の分布

κ

ついては,逆

!( 

, 第

1

年次に比べ第

2

年次の方が , ひろが

P

が小さ〈な っている。

ζ

れについて , 介散の差の検定(

F

検定)を行なったと

ζ

いずれも

1

年次と第

2

年次との間には , 統計的な有意差は認 められ ない。しかし

1

年次になげる知能偏差値の分布に念いては , 男子と久子との閣に , 統計的危有意去

(F=2.05  df=24

33 P

0.05

)がみ られて ~'!J , 同じ 分布の第

2

年次にないては ,それが 認められ念いという結果がでている。

知能偏差値

社会自恒三活能力指数

お・よび

社会点につい ての,第

1

年次と第

2

年次の平均と相闘を 示ナと,表

1

の主う

V

亡なる。

1 SS.

, 

5Q

,社会点の平均と相関

l

男子

女子 年 次 全体 努子

女子 全体 次と

11

平次と第 の相関

2

47.9  51.0  49. 5

1 .

51. 51.7 

5.S 0.8

来の 来l

説 包

S.Q.  88. 103. 97. 97. 1

0.9 99.6 

0.638 

a4 4 様3

0.36  1.62  1.8 1.08  1.53  1.34 

社会点

0.603 

')1¥'1 ‑

内 t 1 平均値に有意差あり

(0.001

P< O.

5)

~Ill番号は相 互の関係を示す

‑ 7

知能偏差値 , 社会的 生活能力指数

会よび,

社会点の平均値

K

つい て , それぞれ , 第

1

年 次と銘

2

年次 との 闘 ( 全体 , 男子, 公 よぴ , 女子について) , 第 1 年次にお ける男子と女 子との間 , あるいは , 第

2

年次になけ る男子

と女

7

・との聞の平均の

(10)

差の検定 (

T検定

を行

なった結果

1

の*印を付したと

ζ

V C. 統計的な

有意差が認められた。

すなわち

知能偏差伎の平均

K

しては

1

年次

κ

比べ第

2年次の全体の平均値がj

的な有意差

(

I 2.4 0 

O. 0 2)

をもって高くな

って公

! J . また

男子 VC l>~け る平均値が

同じ〈有意〈来

2 2. 2 

P

0.0

)~'(

2

年次の方が高くなっている。社会的生活 能力指数の平均

K

関しては

1

年次に比べ第

2

年次の男子になける平均値が

統計的友 有意差(内

2. 0 

O

)をもって高〈なってな ! J .

1

年次K訟

ける

男子 と女子の 平均値の同に統計的な有 意 差 (

2.4

df 

5

P

0.05)Z

認められる。

その他の項目

' C 関しては,統

計的に有意念差異は認められ念い。

以上の結果から

次のようなととが考え られる。第

1

年次

K

合いて

男女間

K

差異(分布や平均値

VC)

のみられた知能偏差値や社会的生活能力指数が

2

年次l 吃会いては,その差異がみられな

在ってお

タ,

ζ

ζとV

Cついては

劣った状態

K

あった男子が

との

1

年聞に急速な発達をとげ

女子

K

追いつ

いたためとみられる。そのζ

とが

また

男子

K

扮ける第

1

年次と第

2

年次の知能偏差値

会よび

社 会的生活能力指数の平均値の差と

念って示されていると考え

られゐ。しかも

知能偏差値 と

社会的生活

能力指数の向上が平行して起とっ

ている

ととは

とのこつの聞に関連があるととを云減するものであろ

う 。

1

年次と第

2

年次の相闘については

いずれも0.6

以上の数値を示してか!). 特V C. 知能偏差値の

0.8

か左

P

高い値だと

いえ

よう。

たがって

幼児を対象とする検査として

との検査の結果は

相当信頼をないてもよいと考えられる。

) 知 能 偏差値, 的 生能 力指 数 , 社 会点 相互 の 相 関

知能と社会的生活能力 b よび対人態度相互の関述をみるために

知能偏差値

社会的生活能力指紋

社会点相互の相関係数を年次矧

JVC

求めた。その結果を示したのが表

2

である。

1

年次

2

年次とも

それぞれ

0.6

a

上の相関値を示している。第

1

年次

K

比 べ第

2

年次の方が

いずれも高い値を示し ているが

1年次と第2

年次の三つの相 闘の聞の有意差検定を行なった結果

統計 的に有意な差か認められたのは

知能偏差 値と社会的生活能力指数との柁関

K

ついて

2 S.S.S.Q..

社会点相互の相尉

様 車

P 0.01

で 有意差あり

である。(臨界比

C4.1 P 0.01) ζ

のととは

1

年次と第

2

年次の知能偏差値と社会的生 活能力指数

との相関V

C

質的な変化 が生じているととを示し

,したがって,

2

年次 U て

ない

ては

知能

と社会的生活能

との関連が

いっ

う高く

なった

ζ

とを意味

ていると考・え られる。

4) 2の 検 査 結 果 に よ る 知 能 偏 差 値

会 的 生活能 力 指 数 の 変 動

2

回の検査結果

K

よる

1&

手院の知能偏差値. l > ' よ び

社会的生活能力指数の変動のようすをまとめた のが表

3.

会よび

4

である。

知能偏差値についてみると

幼児の過半数(約

6 3 

%)は

: : ! : :

5

以内の変動であるが

.

: : ! : :

1r u

の 変動を示す幼児が約

10 

l > ' ! J  

.

念か Kは

.

: : ! : :  

1

以上の変動を示す幼児も見いだされ

る。

8

(11)

変動の分散

V

てついては,男子の ひろが ! J

(S.D.7.07)

の方が,

女 子 のひるがタ

(S.D.= 5.0)κ

比 べて大きく ,

F

検定の結果,二 つの介散の問1'(.統計的

κ

有意の 差が認められる。

(F=2.01 df 

24

32 0.05) 

全体として,上昇を示している 変動が約

6

, 低下を示してい

る変動が約

36 

%となってかtJ .  過半数の幼児が,との

1

午聞で ,

1

a

との発達をとげた

ζ

とを示 し て いる。

社会的生活能力指数の変動につ いては, 表

4

1 ' ( 示すと 必タ で . : t

0

以内の変動を示す幼児は , 約

44%

で , 過半数の幼児が示す変 動の幅は:t

2 0

というととになる。

左 I > ' , 土

21a

上の変動を 示す幼 児が約

2 5 %

辛 子

f)

知能偏差値の 変動

K

比べ , 社会的生活能力指数 の変動は幅広いと いえよう。

変動の分散

K

ついては,男子の ひろが.!?

(S.D.= 1 8.5)

の方が , 女子のひろが

f)(S.D.= 16.8)

に 比べ , やや大き い ようであるが , 縮↑的に有意の差け認められない。

全体として , 上昇を示す変動が 約

63 

. 低下を示す変動が , 約

37%

となって訟 ! J. 知能偏差値 の変動と大差な い状態を示してい る。しかし , 社会的生活能力指数

U ' ける男子の上男の割合が女子

K

比べて大き (, 男子の上昇と低 下を示 し た人数。比

K

x2

検定 を試みた結果,統計的に有意;な差

5

知能偏差値の変動

雨 空 手 l f 子 : 子

2

12  (50

日 ) / '~}

25 

(7

34)/ ~" } 37  (62.7) 

(15) 1 110'  115 

(6‑10)  11 

7 (20.6)  } 16 (27.1

(6̲10

(11‑15) 

} 3 (12.0)  } 2 ( 5

} 5 ( 8.4) 

(11‑15)

(16‑2

(1620)

(21̲  ) 

} 1 ( 4.0) U}  1. 7) 

(21‑ 。 。

言 十 上 昇

1(68)25  2(61. 7~ 34  ~8 ~64.4: 59 

低 下

(32. 0 13 (38.3)  2(35.6

(1ω0)  100.0)  100.0)  ー ー

設字は人数,

(  )

内は%

4

社会的生活能力指数の変動

海 ぉ 芝 ? │ │

Z

言 十

¥ ¥ 、

(0‑10) 11  18 

1(40.0)  16 (47.0)  26 (44.0) 

(1‑10) 

(11‑20) 

5 (20.0)  13 (38.2)  18 (5)

(11‑20) 1

(21‑30) 

} 7 

(羽口)

2 ( 5 (15.2) 

(21‑30)

(31‑40) 

} 2 8.0 } 1 (2.9)  ( 5.0) 

(31‑40)

(41

( 4.0)  ( 川

5

(41‑

計 上 昇 ( 7

6111180Z9lu1137(6Z13 1

低 下

6(24.0)'  16 (47.1)'  22 (37.3

(1.0)  (100.

)

(10

.0)

数字は人数 .( )内股

%米有意差あり (P<o01

‑ 9 ‑

図 10 社会的生活能力と言語能力の発達 (年齢段階) 8 :口 7 : 0  6 : 0  ¥ト J イ : ご5:0  d: U  f ¥ ル x 三 : : : ー 、 、 、 . 、 、,J 、 ¥  ー 一 一一 一 + ー ーー ー ー r 、 技 定 常 ~-fi  叙 項 自 術 義 議 い 述、J 全 体 ー ー ・ ー・第 1 年次 一一一一 第 2 年d¥ 叙述d'色ロハ‑ii‑一平'守巾畦拙J‑# 且申比絡組一民間協刑﹂ (注) 混の評定の項目 は 省略 男女別にみると , 第 1
図 12 B 圏V'L ;j:,'けるソシ~メ トリ y ク・マトリァク ス 社 会 測 定 的 E  E  日 l C  民 CRS  地 位 階 層 中 皮 被 選 総 幼 児 番 号 G B G G G G B G B G B B B   B B B   ssG B G 8 G G B   B G G G G B   選 拶 F 81 1 1 2 1 52 31 0 7 1 94 1
表 15 SSS と S . S . . S . Q . ,ネ士会点との相関 (得点による) 表 1 6 S  55 と S . S . , S . Q . ,社会点との相関 〈順位K よる) 温室主 i S.S  S
表 20 社会性の劣る幼児の選択地位, j~F斥地位かよび社会測定的地位;

参照

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