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Ⅰ. 我が国の系統利用制度の概要 1

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Ⅰ.我が国の系統利用制度の概要

Ⅰ-① 現行の系統利用制度

Ⅰ-② 現行のバックアップ供給

Ⅰ-③ 現行の同時同量原則

Ⅱ.ロード・プロファイリング、メーター関連問題の概要

Ⅱ-① ロード・プロファイリングとは

Ⅱ-② メーター計測とプロファイリング

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合のインバランス決

済の例

Ⅲ.諸外国におけるインバランス料金、同時同量制度

Ⅲ-① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量制度の概

Ⅲ-② インバランス市場の枠組み

Ⅲ-③ インバランス決済制度~ドイツ・フランス

Ⅲ-④ インバランス決済方法~PJM ISO

Ⅲ-⑤ インバランス決済方法~イギリス(NGC)

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Ⅰー①

Ⅰー①

Ⅰー①

Ⅰー① 現行の系統利用制度

現行の系統利用制度

現行の系統利用制度

現行の系統利用制度

Ⅰー①

Ⅰー①

Ⅰー①

Ⅰー① 現行の系統利用制度

現行の系統利用制度

現行の系統利用制度

現行の系統利用制度

送電ネットワーク 電力会社の発電所 特定規模事業者の 発電所 大工場 大規模ビル 電力会社の 中央給電指令所 計量メーター 通信設備 計量メーター 通信設備 計量メーター 通信設備 計量メーター 通信設備 同時同量 発電量 合計:100 30分間 需要量 合計:100 30分間 電 力 会 社 に よ る 系 統 運 用 ( 需 要 家 全 体 の 同 時 同 量 )         特 定 規 模 事 業 者           に よ る 系 統 利 用     ( 3 0 分 3 % 同 時 同 量 ) 電力会社  特定規模電気事業者  電力会社による系統運用・管理 • 系統運用・管理(需要家全体の瞬時瞬時の負荷追随・同 時同量、アンシラリーサービス等) • 中央給電指令所による給電指令(給電指令マニュアルの 公表) • 送電部門(託送サービスセンター)による契約情報の提供 • 送電部門と他部門(営業部門等)との情報遮断 • 30分計量メーターによる料金決済 • 1発電所場所又は1需要場所につき、1電気方式、1引込 み、1計量で、1託送 (但し、託送契約は複数発電所、需要場所による複数託送 を1契約とすることは可) 特定規模電気事業者による系統利用 • 30分3%での負荷追随(同時同量原則) • 系統利用に必要な契約情報の提供 接続供給 • 電力会社の供給区域内の系統を利用する託送を接続供給として以下の3つを定義  ①特定規模電気事業者が同時同量を原則として発電した電気の供給  ②発電量が需要量を下回る場合の変動範囲内の電気の供給(しわとりバックアップ)  ③事故により電気に不足が生じた場合の不足分の供給(事故時バックアップ) • ②のインバランスに関するバックアップは、30分3%の変動範囲内で供給(同時同量の原則) 接続供給料金 • 接続供給約款料金算定規則に基づき設定(二部料金制、潮流改善割引の設定) 事後規制 • 接続供給は約款による届出制 • 事業者による説明責任等を前提とし、問題があれば行政が変更命令、託送命令により事後的に介入 ガイドライン等の整備 • 適正な電力取引についての指針 • 電気料金情報公開ガイドライン • 電気の取引に関する紛争処理ガイドライン • 託送利用ルール  ①契約の締結・終了(電力会社・特定規模電気事業者による情報開示事項、契約遵守事項)  ②同時同量、給電指令  ③中立性の確保(情報遮断、紛争処理) 現行の行政ルール  託送契約 託送約款の届出 変更命令、接続供給命令 特定規模電気事業の 開始届出 供給命令 電気の使用の制限

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接続供給約款において、以下の3つの料金その他の供給条件の設定 • 特定規模電気事業者が同時同量を原則として発電した電気の供給 • 発電量が需要量を下回る場合の変動範囲内の電気の供給(しわとりバックアップ) • 事故により電気に不足が生じた場合の不足分の供給(事故時バックアップ) しわとりバックアップ • PPS(特定規模電気事業者)の発電量が30分単位で需要の変動に追随できず発電量が不足する場合、契約 電力の3%分までは電力会社が規制料金でPPSに供給 (負荷変動対応電力=いわゆる「しわとりバックアップ」) • 料金は、単純従量制 • 料金単価は、東京電力の場合 9.32円/kWh 事故時バックアップ • PPS側の発電設備の事故による不足電力を、電力会社が規制料金でPPSに供給 (事故時補給電力=いわゆる「事故時バックアップ」) • 料金は、二部料金制 • 料金メニューは、基本料金の高いメニュー(高DC型)と低いメニュー(低DC型)の2種類の選択制 • 料金単価は、東京電力の場合 低DC型が基本料金 555円/kW、電力量料金 15.77円/kWh         高DC型が基本料金 925円/kW、電力量料金 12.63円/kWh 常時バックアップ • 常時発生する不足電力を、電力会社が私契約によりPPSに供給(非規制料金) 定期検査時バックアップ • 発電設備の定期検査・定期補修による不足電力を、電力会社が私契約によりPPSに供給(非規制料金) 3%超しわとり バックアップ 30分単位 電力会社による 余剰購入(非規制) 事 故 時 バ ッ ク ア ッ プ し わ と り バ ッ ク ア ッ プ 事故 託送における主なバックアップ供給 託送における主なバックアップ供給 託送料金 託送料金

Ⅰー②

Ⅰー②

Ⅰー②

Ⅰー② 現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給(1)

Ⅰー②

Ⅰー②

Ⅰー②

Ⅰー② 現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給(1)

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全費用項目 (営業費総額) 水 力 発 電 費 火 力 発 電 費 原 子 力 発 電 費 送 電 費 変 電 費 配 電 費 販 売 費 アンシラリーサービス費 原 子 力 発 電 費 一般 販売費 水 力 発 電 費 火 力 発 電 費 原 子 力 発 電 費 送 電 費 変 電 費 配 電 費 販 売 費 一 般 管 理 費 送電関連費 変動・事故 関連費 8 部 門 へ の 整 理 7 部 門 へ の 整 理 A B C 会 計 制 度 に よ る 抽 出 変 動 ・ 事 故 関 連 費 の 抽 出 特 定 規 模 需 要 へ の 配 分 特定規模需要の 変動・事故関連費 送電非関連費 バックアップ料金 例)東京電力のしわとり・事故時バックアップコスト 例)東京電力のしわとり・事故時バックアップコスト 営業費総額 43,175億円 8部門総額 39,304億円 変動・事故関連費 24,814億円 変動・事故関連費特定規模需要原価等 6,246億円

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-② 現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給(2)

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-② 現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給(2)

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h = 9.32円/kW        模需要の販売電力量 変動・事故関連特定規 限界性評価係数 模需要原価等 変動・事故関連特定規 = しわとりバックアップ × h  12.63円/kW 高DC型 h、    15.77円/kW 低DC型      =  模需要の販売電力量 変動・事故関連特定規 限界性評価係数2 模需要原価等の可変費 変動・事故関連特定規      + 事故時使用時間 模需要の延べ契約電力 変動・事故関連特定規 限界性評価係数1 (1−固定費回収率) 模需要原価等の固定費 変動・事故関連特定規 電力量料金= 担割合= 30% 不使用月の基本料金負  925円/kW 高DC型    555円/kW、  低DC型     =  力率補正係数 模需要の延べ契約電力 変動・事故関連特定規 限界性評価係数1 固定費回収率 模需要原価等の固定費 変動・事故関連特定規 基本料金= ] [ ] [ ] [ ] [ × ÷ × × ÷ × × しわとりバックアップ料金 しわとりバックアップ料金 事故時バックアップ料金 事故時バックアップ料金 例)東京電力のしわとり・事故時バックアップ料金 例)東京電力のしわとり・事故時バックアップ料金

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-② 現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給(3)

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-②

Ⅰ-② 現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給

現行のバックアップ供給(3)

(7)

Ⅰ-③

Ⅰ-③

Ⅰ-③

Ⅰ-③ 現行の同時同量原則

現行の同時同量原則

現行の同時同量原則

現行の同時同量原則

Ⅰ-③

Ⅰ-③

Ⅰ-③

Ⅰ-③ 現行の同時同量原則

現行の同時同量原則

現行の同時同量原則

現行の同時同量原則

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

新規参入者による同時同量の在り方

 電気の財の特性の一つである瞬間消費性を鑑みれば、電力ネットワーク全体で、常に需給が一 致(同時同量)することが必要  こうした観点からは、新規参入者とその需要家も原則として同時同量を達成しなければならない。  この同時同量の達成の在り方については、個別の需要家の負荷変動に対して、新規参入者の 電源が瞬時瞬時の追随運転を行うことは技術的に困難  一方、需要家の負荷変動については、需要家の需要量への負荷追随は全ての需要家を一括し て行う方が、個別の需要家の負荷変動に対して個別の電源で追随するよりも容易  よって、需要家の瞬時瞬時の負荷変動に対する追随は、現状と同じくネットワークを管理する電 力会社が需要家全体の需要量の変化を見極めつつ行う方が合理的であり、新規参入者は一定の 単位時間の範囲内で、需要家との契約した供給量をネットワークに提供すれば発電量と需要量は 一致した(同時同量は達成した)と考えることが適当      (平成11年7月 電気事業審議会基本政策部会・料金制度部会合同小委員会報告)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

単位時間(30分)、変動範囲(3%)

• 単位時間については、現在の自己託送、特定電気事業への補完供給における計測単位と同 様に30分とすることが適当 • 変動範囲については、現行制度の特定電気事業者が補完供給の際に達成すべきこととされ ている変動範囲と同じく、原則3%と定めることが適当 • ただし、需要の急変動時間帯など技術的に負荷追随が困難な場合等、新規参入者の正当な 努力によっても同時同量が達成できない場合には、電力会社はそうした事情も勘案して、柔軟 に対応 (平成11年7月 電気事業審議会基本政策部会・料金制度部会合同小委員会報告) 同時同量 発電量 合計:100 30分間 需要量 合計:100 30分間

(8)

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Ⅱ.ロード・プロファイリング、メーター関連

問題の概要

(9)

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

Ⅱー① ロード・プロファイリング

• ロード・プロファイリングとは、サンプルデータ等を用いて消費者グループの平均的な

消費パターンを推計することである。

• この手法を用いることによって、需要予測の透明性・中立性・精度の向上をはかるとと

もに、決済の時間区分に対応したメーター(インターバル・メーター)による計量を行わ

ずに通常のメーター(例:月間の使用量(kWh)を計測するメーター)のままで推計され

た需要をもとにインバランス決済を行うことが可能となる。

• ロード・プロファイリングとは、サンプルデータ等を用いて消費者グループの平均的な

消費パターンを推計することである。

• この手法を用いることによって、需要予測の透明性・中立性・精度の向上をはかるとと

もに、決済の時間区分に対応したメーター(インターバル・メーター)による計量を行わ

ずに通常のメーター(例:月間の使用量(kWh)を計測するメーター)のままで推計され

た需要をもとにインバランス決済を行うことが可能となる。

(注1)わが国のメーターは通常、消費電力量(有効電力量)の累積値と、30分最大電力、無効電力量の累 積値をそれぞれ記録する計量器が設置されており、これを検針で一定期間(通常一ヶ月)毎に読み取 ることで、当該期間の消費電力量を確定している。なお、時間帯別契約など契約種別により用いられ るメーターは異なる。 (注2)インターバル・メーター:一定時間(日本では30分)毎に電力消費量を積算し、記録する装置。一般的 に電力会社の高圧以上の需要家に用いられている。

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小口商業需要家

小口商業需要家

小口商業需要家

小口商業需要家

家庭

家庭

家庭

家庭

(注1)縦軸は年間合計10,000とする指数 (注2)事後的には、定期的な検針(例えば1ヶ月)によって得られた消費量を用いて調整することで、最終的な時間区 分毎の消費量が決定する。 (出所)PG&E社ホームページ、http://www.pge.com/006_news/006f1c4_class_load_prof.shtmlより作成

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

((

(PG&E社、

社、

社、2002年

社、

年11月

月5日)

日)

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家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

家庭・小口商業需要家のロード・プロファイリング例

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(PG&E社、

社、

社、2002年

社、

年11月

月5日)

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Ⅱ-② メーター計測とプロファイリング

-② メーター計測とプロファイリング

-② メーター計測とプロファイリング

-② メーター計測とプロファイリング

Ⅱ-② メーター計測とプロファイリング

-② メーター計測とプロファイリング

-② メーター計測とプロファイリング

-② メーター計測とプロファイリング

インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 1,000kW以下 15分 米国テキサス州 インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 100kW未満 30分 イギリス 新規参入者から供給を受ける小口需 要家 45kW未満 1時間 フィンランド インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 40万kWh/年以下 1時間 ノルウェー インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 50万kWh/年以下 1時間 ニュージーランド インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 135kW未満 1時間 スウェーデン インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 3万kWh/年~ 10万kWh/年未満(各 社異なる) 1時間 ドイツ 新規参入者から供給を受ける需要家 50kW以下 30分 米国アリゾナ州 新規参入者から供給を受ける需要家 1,000kW以下 30分 米国カリフォルニア州 インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 300~1,000kW未満 (電力会社毎に相違) 15分 米国メリーランド州 インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 100kW未満 15分 米国オハイオ州 インターバル・メーターを未設置の全ての需 要家 100kW未満 1時間 米国ニューハンプシャー 州 対象 区分 ロード・プロファイリングの適用範囲(選択制も含む) 時間 区分

l インターバル・メーターの設置は、各国により時間区分、対象ともに様々。

l ロード・プロファイリングの適用は、原則的にはインターバル・メーター未設置

需要家が対象となるが、新規参入者から供給を受ける需要家も対象とする

例もある。

l インターバル・メーターの設置は、各国により時間区分、対象ともに様々。

l ロード・プロファイリングの適用は、原則的にはインターバル・メーター未設置

需要家が対象となるが、新規参入者から供給を受ける需要家も対象とする

例もある。

(注)インターバル・メーターを任意で設置する場合は、ロード・プロファイリングが適用されない。(例えば アリゾナ州では、20kW~50kWの範囲では、需要家はインターバル・メーターの設置を任意で選択で きる。)

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Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要①

系統運用者の開設す るリアルタイム市場価格を 適用 系統運用者の開設するリアル タイム市場価格を適用 系統運用者の開設する需 給調整市場による価格を 適用(吸込・吐出の二種類 の価格) インバランス料金 の枠組み 発電側、需要側双方に 計画値に対する同時同 量義務 バランシング・グループ毎に実負 荷・実発電量の差分を一定 範囲に収める義務 発電側、需要側双方に計 画値に対する同時同量義 務 同時同量義務 の内容 定期的なメータリング から行われる消費量と プロファイリングで決済 した量の差分を、スポッ ト価格の加重平均値を 用いて事後的に決済。 定期的なメータリングから行 われる消費量とプロファイリ ングで決済した量の差分を、 定額料金で事後的に決済。 (①&②) 定期的なメータリングから 行われる消費量とプロファ イリングで決済した量の差 分を、インバランス価格を用 いて事後的に調整。 ロード・プロファイリン グ適用需要家 のインバランス決 済方法 系統運用者 配電事業者 電気協会需要調査グループ (競争入札により決定) ロード・プロファイリン グ決定者 システム・ロード・プロファ イリング:事後的に、全 体の負荷より算定され、 供給事業者のシェアに 応じて配分。(ADSP: 調整済みシステム・ロー ド・プロファイリングと呼 ばれている。) 配電事業者毎に、以下の二 種類を選択可能(多くは①を 選択) ①静的ロード・プロファイリン グ:サンプル・データを基に消費 パターンを決定。これに個々 の需 要家 の前年 消 費 量 を 乗じることでプロファイル・データ を決定。 ②システム・ロード・プロファ イリング:全体の負荷より算 定。 動的モデリング:サンプル・デー タを基に気温・日没時間を 変数とするデータ・リストより、 実際の地域別の気温・日 没時間を入力することで、 各供給事業者のプロファイル・ データを決定。 プロファイリング方 法概要 インターバル・メータ未設置 の全ての需要家 インターバル・メータ未設置の全 ての需要家 インターバル・メータ未設置の全 ての需要家 ロード・プロファイリン グの適用 40万kWh/年超需要家 3万kWh/年~10万kWh/年 超需要家(各社異なる) 100kW超需要家 インターバル・メータ の設置対象者 1時間 15分 30分 時間区分 ノルウェー ドイツ イギリス

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Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

Ⅱ-③ 諸外国におけるロード・プロファイリングの概要②

系統運用者の開設するリ アルタイム市場価格を適用 発電側、需要側双方に 計画値に対する同時同 量義務 定期的なメータリングか ら行われる消費量とプロ ファイリングで決済した 量の差分を年1度明らか にし、事後的に調整。 系統運用者 動的モデリング:サンプル・ データを基に地域、気候、 日付 を変数と する 回 帰 式よりプロファイル・データを 決定。 新規参入者から供給を 受ける小口需要家 45kW超需要家 1時間 フィンランド 系統運用者の開設するリアル タイム市場価格を適用 PJM ISOの開設するリア ルタイム市場価格を適用 インバランス料金 の枠組み 発電側、需要側双方に計画 値に対する同時同量義務 発電側、需要側双方に 計画値に対する同時同 量義務 同時同量義務 の内容 定期的なメータリングから行 われる消費量とプロファイリ ングで決済した量の差分を、 インバランス価格を用いて事 後的に調整。 定期的なメータリングか ら行われる消費量とプロ ファイリングで決済した 量の差分を、インバラン ス価格を用いて事後的 に調整。 ロード・プロファイリン グ適用需要家 のインバランス決 済方法 系統運用者 GPU:配電事業者 ロード・プロファイリン グ決定者 動的モデリング:サンプル・デー タを基に地域、気候、日付を 変数とする回帰式よりプロファ イル・データを決定。 動的ロードプロファイリン グ(GPU):当日のサンプル・ データを基にプロファイルを実 施。(各社毎に算定方法 は異なる) プロファイリング方 法概要 インターバル・メータ未設置の全て の需要家 インターバル・メータ未設置の 全ての需要家 ロード・プロファイリン グの適用 1,000kW超需要家 Penn Power:1,000kW 以上(各社毎に異なる) インターバル・メータ の設置対象者 15分 1時間 時間区分 米国テキサス州 米国ペンシルベニア州

(注)米国ペンシルベニア州では、州の規制当局である公益事業委員会(Pennsylvania Public Utility Commission)は関与しておらず、各社毎に方法等を決定している。

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Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

インバランス決済の例

インバランス決済の例

インバランス決済の例

インバランス決済の例

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

Ⅱー④ ロード・プロファイリングを用いた場合の

インバランス決済の例

インバランス決済の例

インバランス決済の例

インバランス決済の例

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家庭部門のロード・プロファイリング例(

家庭部門のロード・プロファイリング例(

家庭部門のロード・プロファイリング例(

家庭部門のロード・プロファイリング例(PG&E社、

社、

社、2002年

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家庭部門のロード・プロファイリング例(

家庭部門のロード・プロファイリング例(

家庭部門のロード・プロファイリング例(

家庭部門のロード・プロファイリング例(PG&E社、

社、

社、2002年

社、

年11月)

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<需要予測>

• 一日前:過去の一ヶ月消費量実績等を用いて当該月の月間消費量を予測する。こ

れにロード・プロファイリングで算出された指数を掛け合わせることで、当該日の決

済時間区分別消費量を推定する。

• インバランス仮決済:この推定された消費量を計画値とし、実発電量との差からイ

ンバランス量を算出し、仮のインバランス決済を行う。(実発電量と実消費量の差

をインバランス量とするケース)

<検針後のインバランス量確定>

• 検針後:検針により確定した一ヶ月間の消費量実績にロード・プロファイリングで算

出された指数を掛け合わせることで、各日の決済時間区分別消費量を推定し、イ

ンバランス量の補正を行う。

• インバランス差額決済:補正されたインバランス量を基に、インバランス決済の差

額決済を行う。

<需要予測>

• 一日前:過去の一ヶ月消費量実績等を用いて当該月の月間消費量を予測する。こ

れにロード・プロファイリングで算出された指数を掛け合わせることで、当該日の決

済時間区分別消費量を推定する。

• インバランス仮決済:この推定された消費量を計画値とし、実発電量との差からイ

ンバランス量を算出し、仮のインバランス決済を行う。(実発電量と実消費量の差

をインバランス量とするケース)

<検針後のインバランス量確定>

• 検針後:検針により確定した一ヶ月間の消費量実績にロード・プロファイリングで算

出された指数を掛け合わせることで、各日の決済時間区分別消費量を推定し、イ

ンバランス量の補正を行う。

• インバランス差額決済:補正されたインバランス量を基に、インバランス決済の差

額決済を行う。

計画値 実績補正後 計画値(a)kWhとして推定 実績値(b)kWhで補正 差分をインバランス決済 の差額決済で調整

(14)

13

Ⅲ.諸外国におけるインバランス料金、

同時同量制度

(15)

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

制度の概要

制度の概要

制度の概要

制度の概要

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

Ⅲー① 諸外国におけるインバランス料金・同時同量

制度の概要

制度の概要

制度の概要

制度の概要

lなし l有り(インターバル・メー ター未設置需要家) l有り(インターバル・メー ター未設置需要家) l有り(インターバル・ メーター未設置需要 家) l有り(インターバル・メーター 未設置需要家) プロファイリング (注5)の実施 l自由化対象需要 家(注4)は全て l3万kWh/年~ 10万kWh/年以上 需要家(各社異な る) l40万kWh/年(=約 90kW)超需要家 l100kW超需要 家 l州・電力会社により様々 (例:メリーランド州300kW ~1,000kW以上需要 家 (各社異なる)) インターバル・メー ター (注3)の設 置義務範囲 l1ヶ月毎 l1週間毎 l1週間毎 l原則平日は毎 日、土日・休日は 集計して決済 l1ヶ月毎 インバランス の精算期間 lトレランス・バンド 内外で異なる価格設 定。 lトレランス・バンド 内では、吸い込み、 吐き出しの二種類が、 季節、時間帯別に設 定されている。 l市場価格一種類 (制度上、季節、時 間帯別料金も設定 可能) l市場価格一種類 l吸い込み(注2) 吐き出し(注2)の二 種類。 l市場価格一種類 価格の 種類 許容範 囲(注1) lバランス・グループ lバランス・グルー プ l各小売事業者、発 電所 l各小売事業者、 発電所 l各小売事業者、発電 所 決済の主体 単位 l±10%のトレラン ス・バンド内外で価 格差。 lなし lなし lなし lなし 価 格 設 定 方 法 l無し(創設予定) l有り(ドイツでは2 社(RWE、E.on)が 設置) l有り l有り l有り インバランス 市場の有無 l30分 l15分 l1時間 l30分 l1時間 同時同量の 時間単位 l実需要と実発電量 の差分 l実需要と実発電 量の差分 l一日前計画値とリ アルタイム市場で決 まる実発電量・需要 量との差分 l取引3時間半前 計画値と実稼働 との差分 l一日前市場の計画値 とリアルタイム市場で決 まる実発電量・需要量 との差分 インバランス の定義 RTE (フランス) RWE Net (ドイツ) Statnett (ノルウェー) National Grid (英国) PJM ISO (米国) (注1)許容範囲:インバランス発生の許容範囲を示す幅。許容範囲が±5%であれば、±5%の内外で異なる料金設定を行うこ ととなる。 (注2)「吸い込み」とは、事業者によるインバランス電力の購入となる場合、 「吐き出し」とは、事業者によるインバランス電力の 販売となる場合を指す。 (注3)インターバル・メーターとは、取引決済時間区分等、一定時間毎に消費量を計測するメーター。一定時間内のインバラン ス発生量を確定するために、このようなメーターが必要となる。インターバル・メーターの設置は、各国により時間区分、対 象ともに様々。 (通常のメーターは、消費量のデータを累積するのみで、検針員等により定期的に前回検針時との差分を抽 出することが必要。) (注4)フランスの自由化対象需要家の範囲は、年間消費量が1,600万kWh以上の需要家。 (注5)ロード・プロファイリングの適用は、原則的にはインターバル・メーター未設置需要家が対象となるが、新規参入者から供

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Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

Ⅲー② インバランス市場の枠組み

(注)需給バランス維持のための「周波数制御サービス」により調整される部分もあるので、上図は 厳密に実態を表したものではない。

インバランス市場の枠組み(イギリスの例)

インバランス市場の枠組み(イギリスの例)

l 諸外国ではインバランス調整用の市場が設立されている例が多い。

l TSO(系統運用者)が、マクロの需給バランスを監視しながら、需給調整に必

要な電力量(発電、需要)を確保し、その費用を基に事業者のインバランス決

済に充てている。

l 諸外国ではインバランス調整用の市場が設立されている例が多い。

l TSO(系統運用者)が、マクロの需給バランスを監視しながら、需給調整に必

要な電力量(発電、需要)を確保し、その費用を基に事業者のインバランス決

済に充てている。

TSO (系統運用 者)  【「吸いこみ」用電力の調達】  ・発電所:発電量増  ・需要家:消費量減  【「吐き出し」用電力の調達】  ・発電所:発電量減  ・需要家:消費量増 マクロの電力需給 監 視 インバランス市場への入札 TSOはマクロの需給バランス を監視しながら、「吸い込み」 用電力・「吐き出し」用電力を 調達 総インバランス量 時間 0 +kW ▲kW TSOは吸い込み用電力を購入 TSOは吐き出し用電力を購入  【「吸いこみ」用電力の購入】  ☆インバランス電力の購入インバランス電力の購入インバランス電力の購入インバランス電力の購入  例)  ・発電所:計画値>発電実績  ・需要家:計画値<消費実績  【「吐き出し」用電力の購入】  ☆インバランス電力の販売インバランス電力の販売インバランス電力の販売インバランス電力の販売  例)  ・発電所:計画値<発電実績  ・需要家:計画値>消費実績 インバランス市場からの購入

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Ⅲ-③ インバランス決済制度

Ⅲ-③ インバランス決済制度

Ⅲ-③ インバランス決済制度

Ⅲ-③ インバランス決済制度

~ドイツ・フランス

~ドイツ・フランス

~ドイツ・フランス

~ドイツ・フランス

Ⅲ-③ インバランス決済制度

Ⅲ-③ インバランス決済制度

Ⅲ-③ インバランス決済制度

Ⅲ-③ インバランス決済制度

~ドイツ・フランス

~ドイツ・フランス

~ドイツ・フランス

~ドイツ・フランス

許容偏差範囲内 月間最大電力の ±5%~±20%も 選択可能 +MW ▲MW 0 ●許容範囲内であればプラスの 場合は還付、マイナスの場合は 請求となるが、一週間累計して決 済する。 ●高価格時間帯で6時間×最大 電力、低価格時間帯で4時間× 最大電力以下の電力量を次週に 持ち越すことも可能。(越えた部 分のみ決済すれば良い。) ●許容範囲外の場合、システムサービス料金 が適用される。次週への持ち越しは不可。需 要超過の場合、容量料金も追加される。 イ ン バ ラ ン ス 量 •トレランス・バンドの内外で異なる料金設定。 •吸い込み価格が、季節(夏期、冬期)×時間 帯(高負荷、低負荷)の計4種類、吐き出し価 格が季節(夏期、冬期)毎に設定されている。 •トレランス・バンドの内外で異なる料金設定。 •トレランス・バンド内では、吸い込み価格、吐き 出し価格が、高負荷時料金帯(平日、土日・祝 日別)、低価格料金帯(平日、土日・祝日別)で 設定。 価格の種類 •決済は毎月行われるが、プラスのインバラン ス分とマイナスのインバランス分を累計(相殺) して決済される。 •決済は毎週行われるが、一定範囲(高価格時 間帯で6時間×最大電力、低価格帯で4時間× 最大電力以下の電力量)を次週に繰り越すこと が可能。 繰越制度 •±10% •±5%、±10%、±20%のいずれかを選択可能 トレランス・バ ンド フランス ドイツ(一部)

ドイツのインバランス決済の枠組み

ドイツのインバランス決済の枠組み

システム・サービスとして系統運用者が調整(RWE Netではインバランス市場を開設し、入札に より調達を行っている。) インバランス調整方法 バランシング・グループ管理者(通常は小売事業者)がインバランス量を一定期間(一週間)累積 した後、清算。 選択した偏差量(±5%~±20%)以下であれば一定量を次週に持ち越し可能。 インバランス決済方法 偏差量±5%以下、±5%超で料金が設定されている。(時間帯により高料金帯料金、低料金帯 料金の別あり。オプションで±10%、±20%とすることも可能) インバランス価格(費用) 形成方法 バランシング・グループ内取引:プール内実需要量と発電量の差(15分間隔、偏差の許容範囲 は月間最大電力の±5%(オプションで±10%、±20%も可能)) インバランス定義 ・バランシング・グループ内取引:需給計画の提出の必要なし(10万kW以下の発電所) ・バランシング・グループ間取引:需給計画の提出必要 負荷計画策定者 6大電力会社系統運用部門 系統運用機関 内容

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Ⅲ-④ インバランス決済方法

-④ インバランス決済方法

-④ インバランス決済方法

-④ インバランス決済方法

~PJM ISO

Ⅲ-④ インバランス決済方法

-④ インバランス決済方法

-④ インバランス決済方法

-④ インバランス決済方法

~PJM ISO

一日前市場 一日前市場 一日前市場 一日前市場 リアルタイム市場リアルタイム市場リアルタイム市場リアルタイム市場 発電計画値 発電実績値 一日前LMP=$20.0 リアルタイムLMP=$23.0 ●一日前市場受取額= ●一日前市場受取額= ●一日前市場受取額= ●一日前市場受取額= 100×20=$=$=$=$ 2,000 ●リアルタイム市場受取額=( ●リアルタイム市場受取額=( ●リアルタイム市場受取額=( ●リアルタイム市場受取額=( 105-100)))) ×23=$=$=$=$ 110 発電事業者 小売事業者(LSE) システム・オペレー ター(PJM ISO) 発電事業者 小売事業者(LSE) 一日前市場( 計画値) 一日前市場( 計画値) 一日前市場( 計画値) 一日前市場( 計画値) リ ア ルタイム市場( 実績値)リ ア ルタイム市場( 実績値)リ ア ルタイム市場( 実績値)リ ア ルタイム市場( 実績値) 一日前LMP で決済 計画値との差分(インバランス量) をリアルタイムLMPで決済

l PJM ISOでは、二重決済(two settlement)によりインバランス量の決済を行って

いる。まず一日前市場で決まった価格(LMP)・計画値を基にした第一段階の決済

を行い、リアルタイム市場で決まった価格(LMP)・実績値を基に第二段階の決済

を行うことになっている。

l PJM ISOでは、二重決済(two settlement)によりインバランス量の決済を行って

いる。まず一日前市場で決まった価格(LMP)・計画値を基にした第一段階の決済

を行い、リアルタイム市場で決まった価格(LMP)・実績値を基に第二段階の決済

を行うことになっている。

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Ⅲー⑤ インバランス決済方法

ー⑤ インバランス決済方法

ー⑤ インバランス決済方法

ー⑤ インバランス決済方法

~イギリス(

~イギリス(

~イギリス(

~イギリス(NGC))))

Ⅲー⑤ インバランス決済方法

ー⑤ インバランス決済方法

ー⑤ インバランス決済方法

ー⑤ インバランス決済方法

~イギリス(

~イギリス(

~イギリス(

~イギリス(NGC))))

Offer応札 (発電増、需要減) Bid応札 (発電減、需要増) システム・ オペレーター (SO) 落札価格で決済 電力量の補給 (例:発電量<計画値) 電力量の余剰 (例:発電量>計画値) 落札価格で決済 補給価格(SBP) で決済 余剰販売価格 (SSP)で決済 ●SBP(System Buy Price)

:落札したOffer応札分を落札電力量 で加重平均した価格に、SOが予備力 を確保する費用を上乗せして算定した ものをBSADで修正したもの。

●SSP(System Sell Price) :落札したBid応札分を落札電力量で 加重平均した価格、およびSOが相対 契約や取引所で取引した売電契約価 格をベースに算定したものをBSADで 修正したもの。 ☆BSAD :取引した電力をエネルギーバランス (同時同量サービス)用電力とシステ ムバランス(系統安定サービス)用電 力とに分析・区分する計算ソフト。 <需給調整市場への応札者との決済> <市場参加者のインバランス量の決済>

l 市場参加者は、取引の3時間前に30分毎の発電計画量・需要計画量をシステム・

オペレーターに通知すると同時に、希望する者は需給調整市場へのOffer応札(発

電増、需要減)もしくはBid応札(発電減、需要増)を行う。システム・オペレーターは、

通知された想定取引総量と、システム・オペレーターの想定需要量を比較し、Offer

応札、Bid応札の落札を行う。落札された電力量は、落札価格で決済される。

l 各事業者のインバランス量は、電力量の補給に対してはSBP(補給価格)が適用

され、電力量の余剰に対してはSSP(余剰販売価格)が適用されて決済が行われ

る。

l 小売事業者との決済の場合、30分メーター設置需要家(100kW超需要家に義務)に

関しては、メーター情報を基にインバランス量が算定される。プロファイリング需要家のイ

ンバランス決済は、30分毎の使用量が最終的に確定する14ヶ月後に行われる。

l 市場参加者は、取引の3時間前に30分毎の発電計画量・需要計画量をシステム・

オペレーターに通知すると同時に、希望する者は需給調整市場へのOffer応札(発

電増、需要減)もしくはBid応札(発電減、需要増)を行う。システム・オペレーターは、

通知された想定取引総量と、システム・オペレーターの想定需要量を比較し、Offer

応札、Bid応札の落札を行う。落札された電力量は、落札価格で決済される。

l 各事業者のインバランス量は、電力量の補給に対してはSBP(補給価格)が適用

され、電力量の余剰に対してはSSP(余剰販売価格)が適用されて決済が行われ

る。

l 小売事業者との決済の場合、30分メーター設置需要家(100kW超需要家に義務)に

関しては、メーター情報を基にインバランス量が算定される。プロファイリング需要家のイ

ンバランス決済は、30分毎の使用量が最終的に確定する14ヶ月後に行われる。

市場参加者とインバランス決済

市場参加者とインバランス決済

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