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パナソニックエコシステムズグループ環境経営報告書2008

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(1)

本報告書は、再生紙を使用しています。石油資源保護とVOC(揮発性有機化合物)の発生を減らすために、植物性の大豆インキ を使っています。また、印刷はISO14001認証取得工場で行っています。

2008年10月発行

G&ETGlobal & Environmental Technology)」は、パナソニック エコシステムズグル ープが環境技術でグローバルに貢献することを表現したスローガンです。地球上で起きて いる環境の変化は想像以上に深刻です。私たちが得意とする空気・水・土の浄化技術と経験 は、これらの問題解決に大きな可能性を持っていると考えています。また、海外の深刻な環 境問題にも当社グループの技術と経験を活かした製品・システムで貢献していきます。

環境展示会「エコアイディア ワールド」のジオラマ

S U S T A I N A B I L I T Y R E P O R T

環 境・社 会 報 告 書 2 0 0 8

(2)

Policy 01

編集方針

Outline 02

会社概要

Message 03

トップメッセージ

Vision 05

ビジョン

Summary 14

16 Summary

環境報告サマリー

社会性報告サマリー

Management 18

CSRマネジメント体制

商品のエコアイディア    グリーンプロダクツ モノづくりのエコアイディア クリーンファクトリー ひろげるエコアイディア   地球を愛する市民活動

グリーンプロダクツ/クリーンファクトリー/

環境・エネルギー事業/環境コミュニケーション/

販売・物流のグリーン化/環境経営と人づくり

お客様とのかかわり/従業員とのかかわり/

地域社会とのかかわり

Environment

eco ideas」戦略をグループ一体で推進

環境経営の実践

目標と実績

07

編集方針

●本報告書は、パナソニックエコシステムズグループの2007年度の環境・

社会に関する活動をできるだけ多くの方々にご理解いただけるよう発行し ています。

●本報告書でご紹介しきれなかったデータや事例などは、ウェブサイトで  ご覧いただけます。

対象範囲

対象期間: 2007年度(20074月〜20083月)

(一部のデータおよび活動内容を除く 対象範囲:パナソニックエコシステムズ(株)

国内・海外主要関係会社(主要データについて)

●パナソニックエコシステムズ(株)

●パナソニック環境エンジニアリング(株)

●パナソニックエコシステムズ大阪(株)

●パナソニックエコシステムズ小矢部(株)

●パナソニックエコシステムズ共栄(株)

●ナベック(株)

●ベンテック(株)

●パナソニックエコシステムズ香港(株)

●パナソニックエコシステムズ広東(有)

●パナソニックエコシステムズ広東(有)北京分公司

●パナソニックエコシステムズタイ(株)

2008101日、松下エコシステムズ(株)はパナソニックエコシステムズ

(株)に社名を変更しました。

※湘南松下エコシステムズ(株)、松下エコウェル(株)を、

 パナソニックエコシステムズ(株)に統合しました。

参考にしたガイドライン

環境省、グローバルリポーティングイニシアティブGRI)等のガイドライン

発行時期 200810

発行人

パナソニックエコシステムズ(株) クオリティセンター クオリティセンター所長 高橋正雄

本報告書とウェブサイトを用いて情報開示しています

本報告書の情報を補完して、環境に関する詳細な情報を当社ウェブサイト に掲載していますので、ご覧ください。

        本報告書

        パナソニックエコシステムズグループの環境・社会活動 の姿勢や基本的な考え方を伝えるメッセージ       

        ウェブサイト

        具体的な事例や定量的成果を伝えるデータファイル         

パナソニック エコシステムズグループ

環境・社会報告書 2008

目次/編集 方 針

(3)

AVCネットワーク分野

パナソニックグループの事業体制

アプライアンス分野

デバイス分野

半導体事業、電子部品事業、電池事業、モーター事業

パナソニック電工・パナホーム 電材・電気事業、住設建材、住宅事業、ほか

その他の分野 FA機器、産業機器、ほか

家庭電化事業、冷熱空調事業、照明事業、環境システム事業 パナソニック エコシステムズグループ

・パナソニック エコシステムズ(株)

・パナソニック環境エンジニアリング(株)

AVC事業(映像・音響・情報通信)、映像事業、固定通信事業、

移動通信事業、カーエレクトロニクス事業、システム事業、

健康システム事業

■換気分野 事業内容

■環境エンジニアリング分野

■家電空質分野

レンジフード

バスルームコンディショナー

「iミスト」

天井埋込型換気扇

携帯基地局冷却 ユニット

ハイブリッドタワー

「風かもめ」

産業用水処理装置

道路電気集塵 システム機器

土壌・地下水浄化

デシカント方式 除湿乾燥機

加湿機 空気清浄機 天井扇

クリーンルーム機器 全熱交換気ユニット

全館換気システム

同時給排24時間換気扇

ふとん乾燥機

食器乾燥機

加湿空気清浄機 扇風機

送風機 アテネオリンピック

会場にて

愛・地球博会場にて

パナソニック エコシステムズグループは、パナソニックグルー プの事業分野のうち「環境システム事業」を担っています。創業以 来90年にわたり培った「風と空気」にかかわる高い技術力を結集 し、モノづくりを通じて「環境技術でグローバルに貢献する」ことを 目指しています。

当社は国内で初めて扇風機の量産を開始し、「ファン」と「モー ター」に関して多くの技術的蓄積があります。グローバルシェア No.1を誇る換気扇をはじめ、空気清浄機、加湿機、除湿機などの

会社概要

■社 名 パナソニック エコシステムズ株式会社

■英 文 社 名 Panasonic Ecology Systems Co.,Ltd.

■本社所在地 486-8522 愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017 TEL0568-81-1511(代表)

■設 立 1956515

■社 名 変 更 2008101

■資 本 金 1209,236万円(2008331日)

会 社概要

お問い合わせ先

パナソニック エコシステムズ株式会社 クオリティセンター

[担 当] 清水重文

486-8522 愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017 TEL0568-81-1511FAX0568-82-6889

●インターネットでのお問い合わせも受け付けております。

    https://sec.panasonic.co.jp/pes/support/goiken.html パナソニック家電製品や、ジェットファンや電気集塵機などの道路 トンネルの換気送風技術は海外でも高い評価を得ています。さら に、クリーンエアー機器、生活排水処理装置など数多くの製品に おいても、国内外で高い評価を得ています。

また、汚れた水や土壌を浄化するバイオ技術、触媒技術も、広 く社会環境に貢献しています。今後も環境技術立社を推進し、得 意とする空気・水・土壌の浄化技術で「人にやさしい環境」と「地球に やさしい環境」を実現していきます。

web

(4)

パナソニック エコシステムズ株式会社 代表取締役社長

統一したブランドで ますます強さを発揮

当社は、1909年が創業であり、来年2009年に創業100周年を 迎えます。創業当時の前身である川北電気企業社において、日本 初の扇風機を開発・発売し、日本有数の電機メーカーとして発展を 遂げました。その後、松下電器と提携し、ナショナルブランドの扇 風機も開発するようになり、1956年に正式に松下グループ入り、 1962年に社名を松下精工と改めました。2002年に私が社長に就 任し、松下電器の完全子会社化などに伴い、翌2003年に社名を 松下エコシステムズとしました。

そして、2008年10月、パナソニックエコシステムズと新社名 に変わることとなりました。社名が二度も変わる経験をした社長も、 世の中に私くらいではないでしょうか。今後ますますグローバルに 展開する上においても、統一したパナソニックブランドとして強み が発揮できると信じています。

素直な心で 人に聞く姿勢を

社名から松下という名前が外れても、松下グループ創業者であ る松下幸之助の考えを次の世代に伝えていくのが私の使命だと考 え、職場懇談会を継続して実施しています。これは、4〜5名といっ た小所帯から、40人もいる大所帯まで、各職場に私が出向いていき、 創業者の経営の考え方について出前講義を行うというものです。

パナソニックグループには「モノをつくる前に人をつくる」という 誇るべき伝統があります。常々、私は従業員に「素直な心で、人 に聞く姿勢を持ち続けなさい」と伝えています。人間ですから「知 らない」「忘れた」は、あって当然なのです。知ったかぶりをして、 一人で誤った判断をする方がいけない。そうして、みんなの知恵 が集まれば、すばらしいものが生み出されるはずです。

さらに、人間というのは生まれた時から、自分自身の経営者と いうことができます。上司に「どうしましょうか?」と相談するので なく、「こうしたい」という姿勢をいつも持っていてほしい。「あな たの人生をマネジメントするのは、あなた自身であり、与えられた トップメッセージ

環境先進企業を目指すこととは、

志を高く持つこと

(5)

仕事に対しては、自分は責任者だと思ってください」と、そんな話 をしています。

深刻な地球温暖化に 私たちのできること

2005年に「愛・地球博」が愛知県で開催され、多くの入場者でに ぎわいました。その中で人気だったのが、シベリアの永久凍土か ら発見されたマンモスの子どもでした。「かわいい」「きれいな状態 で残っている」というような評判でしたが、私は大きな危機感を 持ってこれを見ていました。何万年も人の目に触れることのなかっ た遺体が、こうして永久凍土が融けることによって次々と発見さ れるほど、地球温暖化は急速に、かつ深刻化しているのだという 思いです。果たして私たちは、未来の子どもたちに対して豊かな 自然環境を残していけるのでしょうか。

パナソニックグループとしても、グループでCO2排出総量を 2009年度までに2006年度の排出量から30万トン削減し、2010年 度には2000年度レベルまで下げると約束し、今、力を結集してこ の大きな課題に挑戦しているところです。そのために「eco ideas

(エコアイディア)宣言」を掲げ、省エネ商品・グリーン商品をお届け することやモノづくりの過程において、さらに従業員が家族や地 域の方を巻き込みながらエコ活動を推進することで、地球温暖化 という難問に取り組んでいます。

全員の英知を結集して 目標に挑戦

グリーン商品というところでは、当社においても、熱交換器が ヨーロッパで伸びています。また、先日、パナソニックの工場で 見た技術ですが、魔法瓶に使われる技術の断熱材など、まだまだ いろいろなところで活用できるのではないかと思いました。この ように、あまり環境に負荷をかけずCO2排出しないで、自然をう まく取り込めるような仕組みをもっとつくっていく必要があります。

モノづくりの過程では、本社工場(春日井)のようなクリーンファ クトリー構築を各地で進めていく予定です。「モノづくり100選」「エ

コアイディア100選」といった取り組みをグループで実施し、各地 を巡回しているところです。特に、中国においては効果も見えや すく、力を入れているところです。

また、本社工場(春日井)においても、月1回以上ノーマイカーデー を設け、私も参加しています。自動車だと自宅から30分で来られ るところですが、多少、時間はかかっても公共交通機関を使い、 歩くようにしています。私はもともと歩くのは好きで苦にならない 方ですが、便利になった今の時代、健康のためにももっと足を使 わないといけませんね。また、単身赴任生活も6年になりますが、 最近は自炊を楽しむようになりました。簡単な料理ですが、地元 の野菜をふんだんに使ったものをつくるようにしています。もちろ ん、買い物にはエコバッグ持参で行きます。

環境先進企業を目指すということは、つまりは「志」の問題だと 私は思うのです。排出権取引で安易に売ったり買ったりする前に、 まずは自分たちで知恵を絞り、行動に移すことが重要ではないで しょうか。

企業としてできること、そして個人レベルでできること、全員の 英知を結集して行動に移すことで、大きな目標も必ず達成できる と思っています。

200879日インタビュー実施/インタビュアー株式会社クレアン薗田 綾子氏)

(6)

環境技術立社の確立 グローバル企業の実現

空気・水・土の浄化技術で社会に貢献します 環境に配慮した安全・安心な商品でお役に立ちます 従業員・関係先・地域とともに成長・発展します 真摯で公正な「スーパー正直」の事業運営を行います

MISSION VISION

PLAN グリーンプラン2010 中期計画

ビジョン

(パナソニックグループ綱領) 経営理念 ミッション

※P13参照

ビジョン

経営理念「パナソニックグループ綱領」

パナソニックグループは「企業は社会の公器」であるとの考え方 のもと、「社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与す ること」を経営理念に掲げ、事業活動を行っています。

産業人タルノ本分ニ徹シ 社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ 世界文化ノ進展ニ

寄与センコトヲ期ス

私たちのミッション

パナソニックエコシステムズグループは、世界のお客様のため に4つの使命(ミッション)を果たしていきます。

私たちのビジョン

パナソニックエコシステムズグループは2010年に向けて「環境 技術で社会生活の改善と向上を図り、地球環境と共存できる社会 づくりに貢献します」というビジョンを掲げ、取り組んでいます。

ビ ジョン実 現に向け、「G&ET(Global and Environmental Technology)」というスローガンを掲げています。このスローガン は私たちがビジョンを実現するために必要と考える、以下の2つの ことを表現したものです。

中期計画「GP3計画」 (2007〜2009年度)

パナソニックグループは2007年度よりグローバルエクセレンス への挑戦権獲得を目指し、「収益を伴った着実な成長」を基本スタ ンスとして「GP3計画」をスタートしました。目標実現のため、パ ナソニックエコシステムズグループでは、大きな市場・伸びる市 場である海外事業と、これから高成長が見込まれる環境分野の省 エネルギー・浄化事業を強化しています。

※GP3:Global Progress, Global Profit, Global Panasonic

パナソニック エコシステムズグループのビジョン

(7)

代表取締役専務

寺井春夫

2006 2005

2000 2007 2008計画 2009計画(年度)

0 30

20

10

17.0 16.3 15.1 14.0

11.0

28.0 14.9

31.2 17.0

32.1

17.2

31.2 30.4

16.9 29.2

16.7

13.5 12.5

■海外

■国内 パナソニック エコシステムズグループ CO2排出量推移と目標

(単位:千トン-CO2

※国内サイトは、電機事業連合会「電気事業における環境行動計画」に記載される年度ごとの「使用 端CO2排出源単位」を使用。ただし07年度数値は未発表のため06年度の0.410kgCO2/kWhを使用。 

海外サイトは、持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)並びに世界資源研究所(WRI)

が公開しているGHGプロトコルウェブサイト内のCalculationToolsに記載の各国ごとの数値を採 用。全ての年度で、"Electricity-Heat SteamPurchase_tool1.0_final"記載の2002年の数値を採用。

「GP3計画」期間 基準年

2006 2005

2000 2007 2008計画 2009計画(年度)

0 30

20

10

17.0 16.3

15.1 14.0

11.0

28.0 14.9

31.2

17.0 32.1

17.2

31.2 30.4

16.9 29.2

16.7

13.5 12.5

■海外■国内 パナソニック エコシステムズグループ CO2排出量推移と目標

(単位:千トン-CO2

※国内サイトは、電機事業連合会「電気事業における環境行動計画」に記載される年度ごとの「使用 端CO2排出源単位」を使用。ただし07年度数値は未発表のため06年度の0.410kgCO2/kWhを使用。

「GP3計画」期間

パナソニックグループは、すべての活動 において、一歩先のエコをめざします

「eco ideas(エコアイディア)」戦略を グループ一体で推進

2007年10月には、「GP3計画」に「すべての事業活動で環境負 荷を削減」するという目標を加え、「地球温暖化防止対策の加速」と

「環境経営のグローバル推進」という重点課題を掲げ、当社もグ ループを挙げて取り組んでいます。

最も直接的なテーマは「生産活動におけるCO2排出量削減」で す。GP3計画の3年間でグループ全体で「CO2排出量をグローバル で30万トン削減(2006年度比)」し、2010年度に「2000年度の水準

(約360万トン)に引き下げ」を目指します。パナソニック エコシス テムズグループは、2010年までにCO2排出量を2006年度比で約 3千トン削減することを目標としています。この目標達成のために 全社員を挙げて、CO2排出削減に努力しています。

「エコアイディア宣言」

CO2排出量削減を筆頭に幅広い領域で環境活動を加速するた め、グループ全体で「商品のエコアイディア」「モノづくりのエコア イディア」「ひろげるエコアイディア」の3つを切り口に重点取り組み をまとめた「エコアイディア宣言」を展開していきます。

われわれは、環境をドメインとする企業であり、社名にも「エコ」と入っているほどです。当 社の社名にある「エコシステムズ」とは、生態系のことです。つまりは、生態系を守ることが われわれの使命であると言うこともでき、ここ1、2年で急速に環境問題、とりわけ地球温暖 化について騒がれるようになってきましたが、やっと時代が追いついてきたと感じています。 当社の大きな役割として、「人にやさしい環境事業」と「地球にやさしい環境事業」という二つ の柱があります。人を中心とした生態系が、健康で快適に過ごせるように、また一方では生 物を中心とした生態系のために、大気・水・土壌を汚さないように、当社の環境技術が発揮でき ると考えています。

「地球にやさしい」と申しましたが、この言葉は何ともおこがましいと私は思っています。地 球に対し、「生かせてくださいね」という謙虚さが、人間にはもっと必要なのではないでしょうか。

ここ数年、環境に関する仕事をしたいと志望してくる優秀な新入社員が多く、心強く思って います。技術の可能性は、まだまだあると私は信じています。次世代の子どもたちのために、 地球の未来のために従業員が一丸となって努力していきたいと思います。

生態系を守ることが私たちの使命

エコアイディア推進のために

(8)

環 境 経営の実 践

●省エネ商品の徹底追求

●材料、リサイクルへの取り組み

ダントツGPに新たに4製品が追加

優れた省エネルギー性能を持つ製品を世の中に広く普及するこ とにより、エネルギー消費を抑え、CO2削減につなげていきます。 パナソニックグループでは、材料への配慮や、リサイクル設計とと もに、最も大きな課題である省エネルギーへの取り組みに注力し、 業界トップレベルの環境性能を持つ商品を「グリーンプロダクツ

(GP)」と認定しています。さらに、業界No.1環境性能を実現し

た商品を「ダントツGP」と位置付けており、2007年度、当社製品 では、パイプファン(電気式シャッター付パイプファン)、冷却ユニッ ト(携帯基地局向け冷却装置)、天井埋込型換気扇、除湿機の4製

品が「ダントツGP」に新たに認定されました。

省資源 省エネルギー 省エネルギー

省エネルギー

デュアルセパレートファンの採 用により、風路構造が効率的にな り、除湿能力アップと衣類乾燥時 間の短縮につながるとともに、製 品質量で同程度の他社製品に比べ 3%の省資源を実現。

携帯基地局の機器から発する熱を冷却するため、以前は空 調機が採用されていたが、常時運転による電力消費、初期投 資の増大といった問題があった。これらの問題を解決すべく、 熱交換素子技術を応用することで、外気を基地内に入れずに、 内外の温度差を利用し冷却する画期的な冷却方式を開発。ま た従来、空調機でしか対応

できなかった高温熱帯地域 にも装置が可能となった。

今回、開発したDC(直流)モーターは、風量の一定制御を可 能にし、さらに人感センサーとモータートルク制御とを組み合 わせ、最適な24時間換気を

実現。当社比30〜50%と いう大幅な省エネを実現。

加えて低消費電力と発熱量 の低減による長寿命化と、 小型化も同時に実現した。

業界No.1低消費電力を実現。メンテナンス性とインテリ ア性を向上するとともに、1軒の住宅に複数台設置され、24 時間連続運転されることから、全体のエネルギー消費を大幅 に削減することを目的に開発。排気機能に加え付加機能とし て、暴風雨時に雨水や風の侵

入を防 止する電 気 式シャッ ターを装備。シャッター開閉 機能のための消費電力削減を 可能にした。

   グリーンプロダクツ認定基準

http://panasonic.co.jp/pes/environment/env04_01.html web

除湿機(冷風機能付き10L/day 除湿機)

[F-YHD100]

冷却ユニット(携帯基地局向け冷却装置)

[BV-801WDE3]

天井埋込型換気扇

[FV-08VKM1]

パイプファン(電気式シャッター付パイプファン)

[FY-08PFE8D]

グリーンプロダクツ GP

たちは 、 省 エネ 商品 をおとどけします

(9)

恒温恒湿での回路動作実験

省エネNo.1製品の開発を加速

換気扇は、長時間稼動させる商品であり、環境問題への意 識の高まりから、消費電力を気にする消費者が増えています。 2008年は京都議定書の第一約束期間の初年度に当たります が、日本の目標である1990年度比で6%CO2排出量削減と いう数値の達成も簡単ではなく、特に増加の著しい家庭部門 での省エネ対策が叫ばれています。

パナソニックグループにおいても、「エコアイディア宣言」の 中で、CO2排出量を減らすモノづくりを推進し、省エネNo.1製 品の開発を加速しています。その代表的な製品として、当社の 北米向け天井埋込型換気扇(FV-08VKM1)をご紹介します。

近年、アメリカにおいては家庭でも24時間換気が普及する とともに、エナジースター認証基準の改定等に伴って、換気 扇の省エネ性、長寿命化への要求が高まっています。こうし たニーズに対応し、当社独自の換気扇対応の「AC電源ダイレ クト入力型DCモーター」を開発しました。

省エネ化と長寿命化を同時に実現

ブラシレスDCモーターには、ACモーターに比べ、エネル ギーロスが少ないという特性があります。また、ACモーター と比較して、トルク制御(風量の調整)が簡単であり、低回転 から高回転域までをカバーできるという強みを持っています。 今回、開発したDCモーターは、180度3相全波リニア駆動方 式と、DC-DCコンバータの定電流出力化により、風量の一定 制御への対応を可能にすると同時に、制御回路とモーターを モールド一体化させることで、小型化も実現できました。

この北米向け天井埋込型換気扇は、DCモーターを搭載し たことで、従来製品に比べ30〜50%程度の大幅な省エネを図 ることが可能となりました。さらに、風量の一定制御によって、 風量過多による冷暖房エネルギーロスの削減と、低消費電力、

発熱量低減による長寿命化を実現しました。

CO

2

らすモノづくり ̶北米向 天井埋込型換気扇 事例

さまざまな部門の連携で課題を克服

アメリカでは独自の安全性に関するUL規格や、ASHRAE 基準(日本のビル管理法に相当するもの)というものがあり、 テキサス州にある住宅換気研究所に出向いて、認可のための 風量測定や騒音試験を何日も実施しました。

また、高効率、低騒音という付加価値を付ける上で、製品 サイズと低騒音化というのは相反するものです。開発の段階 では、風量一定制御にかかわる制御回路をモーターの内部に も組み込みながら、全体としていかに小型化するかという難 問が横たわっていました。このため、研究所、モーター部門、

機構設計部門、製造部門といったさまざまな部門と、密に連 携を取りながら商品開発を進める必要がありました。さらに、 発売前から営業部門もプロモーション活動に力を注ぎ、展示 会では実演キットが大きな反響を呼びました。こういった多く の人の努力が実を結び、発売から2年間で予定の2.7倍の販売 実績を上げることができました。

技術センター 制御グループ マネージャー

田谷人志

「省エネ性能の優れたDC モ ーター搭 載の商 品を、

全世界に向けて広く展開 していきたい。」

(10)

直巻き方式の製造ライン

北京分公司

本社・新事務棟 生産性向上による削減

拠点統廃合 高効率機器への更新

管理強化 損失防止

その他の施策

▲3

▲44

▲14

▲8▲9

▲9

制御方法改善

「見える化」

廃熱利用 等

「GP3計画」期間 2007年度実績

2006年度実績 2008年度計画 2009年度計画

(単位:百トン-CO2

321 312

+67

304

292 削減目標

▲20百トン-CO2

生産増による CO2増加量 CO2削減計画と対策

工場での生産活動にとどまらず、商品企画から製造、販売、サー ビス、リサイクルにいたるモノづくりのすべてのプロセスで、環境 負荷削減を推進し、CO2排出量を削減します。

パナソニックエコシステムズグループは、2010年までにCO2排 出量を2006年度比で約3千トン削減することを目指しています。 具体的な施策として、工場や事務棟の統合、消費電力の「見える 化」、生産性向上、熱損防止、管理強化の取り組みを行い、全社 員を挙げてあらゆる面から目標達成を目指しています。結果とし て2007年度は、前年比900トン削減を実現し、目標を達成しました。

また、当社はパナソニックグループのクリーンファクトリー化の 推進も重要な使命ととらえており、パナソニックグループの基幹事 業である半導体工場やプラズマ工場のクリーンファクトリー化にも 取り組んでいます。今後はさらに中国の製造拠点への展開にも着 手し、クリーンファクトリーのグローバル化に努めていきます。

環 境 経営の実 践

クリーンファクトリー CF

たちは CO

2

排出量 らします

●生産性向上でCO

2

削減

●省資源、廃棄物への取り組み

パナソニックグループ

クリーンファクトリー CF

パナソニックグループでは、エネルギー・廃棄物・水・化学物質の 一定基準をクリアした工場を「クリーンファクトリー(CF)」として社 内認定しています。2010年度までに90%以上の工場「CF」化を目 指します。2007年度、パナソニックエコシステムズグループでは 全工場が「CF」に認定され、パナソニックエコシステムズ広東(有)

北京分公司は2年連続「ダントツCF」に認定されています。

※ダントツCF:各国で最高レベルの環境負荷削減取り組みを実施している工場

    クリーンファクトリー認定制度

http://panasonic.co.jp/pes/environment/env08_01.html

パナソニックエコシステムズタイのモータ製造工程では、VOC

(揮発性有機化合物)を含むワニス処理を行っていましたが、イン サーター方式から直巻き方式に変更することで、ワニス工程の廃 止が可能となり、年間約3.8トン

のVOC大気排出量を削減しま した。またワニス工程を廃止す ることで、年間のCO2排出量を 約40トン削減することができま した。

2年連続で「ダントツCF」に認定されたパナソニックエコシステ ムズ広東(有)北京分公司では、配電盤の改良や、照明器具をひも 付きスイッチにし、不要な箇所の照明を消すことができるようにす ることで、省エネルギーを実現

しました。また、梱包材の削減 により廃棄物を減らすことが可 能になり、雨水を植木への散水 に有効利用することで水使用量 の削減ができました。

新しく事務棟を竣工し、建物にさまざまな環境配慮を施しました。 昼光センサー、人感センサーによる照明の制御、窓ガラスへの熱 線反射ガラス採用、機器の制御や電力の計測を行う中央監視シス テムの導入など、エネルギー低

減のために、さまざまな工夫を 凝らしています。これらの効果 に より、 年 間CO2排 出 量を約 335トン削減できる見込みです。 事例

1

事例

2

事例

3

パナソニック エコシステムズ タイ モータ改良によるVOC使用量削減

パナソニック エコシステムズ広東(有)北京分公司

「ダントツCF」認定工場における取り組み

本社・新事務棟

建物環境配慮の取り組み

web

(11)

天井照明間引きまたは照度ダウンによる照明の適正化

成形シリンダー部を断熱材で覆った

実装工程部をビニールシートで区分

照明の適正化を実施

CO2削減の目標を達成するために、各職場、各チームにも それぞれ数値目標が定められており、チームごとにその目標 達成のためにさまざまな努力や工夫を重ねています。

まずは、どんなところにムダがあるのかを明確にするため、 生産機器の計測を行うなど、データや効果の「見える化」を 2008年2月から始めました。積算電力計を新たに購入し、各 種機器の測定に利用しています。

最初に行ったのが、過剰照明の見直し、適正化です。全工 場において、作業エリアの照度を測定し、過剰照明を改善し ています。具体的には、局所照明を有効に使いながら天井の 照明を間引いたり、照度をダウン、さらにインバータ照明に 変えたり、通路や廊下には人感センサーを配し、必要な時に のみ照らすように徹底しました。

これらを実践することで、従業員の意識の向上に大きく役 立ちました。本社工場(春日井)は24時間稼動しているため、 照明をすべてつけっぱなしにしているのと間引くのでは、使 用電力に大きな違いが生じてきます。

射出成形シリンダーの断熱

次に行ったのが、樹脂を射出し成形する機器である成形シ リンダーの断熱です。当工場で最も電力を使うのは、塗装工 程と射出成形機です。この2点を重点的にエネルギー消費を 抑える取り組みを実施しました。

まずは、成形シリンダーの保温性を高めるために、トライア ルで断熱材を取り付けました。当工場には26台の射出成形機 がありますが、このシリンダー部に断熱カバーを巻き付けると いうシンプルな取り組みです。これを実施することで、シリン ダー内を通る樹脂の熱を逃さないということと、夏季は逃れ

本社工場(春日井) での CO

2

削減 けた

た熱により室内が温ま ることを防止する役割 があります。これによ り、設備当たりおよそ 20%省エネ効 果が ありました。

ゾーン別温度管理の実施

これらに加え、実装工程では、ビニールシートで区分したゾー ンごとの空調温度管理を実施しました。当工場では、製品で ある換気扇に組み込むプリント基板に部品を実装する工程があ り、この工程において温度を一定に管理する必要があるため、 フロア全体を25℃に保っていました。この工程を行うフロアに は、他に部品倉庫や、換気扇に電装品を組み付ける工程のゾー ンなども隣接しています。ところが、点検を行ううち、実装工 程以外は25℃という温度管理を徹底する必要がないことがわ かり、実装工程だけを

ほかの工程からビニー ルシートを使って区分 しました。

この結果、空調に使 う電力の大幅な削減が 実現できました。

住宅環境工場 部品製造グループ チームリーダー

船坂紀之

CO2削減は、チームメン バー全員の心掛けと日頃 の地道な努力が欠かせま せん。 安全性に配慮し今 後も努力し続けたい。」

(12)

「エコアイディア ワールド」のジオラマ

第2回環境絵画コンクール最優秀作品

環 境 経営の実 践

全従業員によるLE活動への取り組み

パナソニックエコシステムズグループでは、「企業人であると同 時に一人の家庭人、社会人として環境に配慮できる市民であるこ と」を目指し、従業員とその家族が家庭や地域社会でも積極的に環 境活動を行う「地球を愛する市民活動」(Love the Earth=LE活動)

を推進しています。パナソニックグループの中で環境事業ドメイン を担う当社にとって、LE活動においてもトップランナーを目指し、 積極的に活動に取り組んでいます。

環境絵画コンクールを継続開催

当社は、社会貢献活動の一環として、子どもの頃から環境を意識 した行動ができるよう、2006年から全国の小学生を対象として「環 境絵画コンクール」を開催しています。2007年の第2回は、「ぼく・わ たしができるエコ活動」をテーマに、全国から155点の応募がありま した。これらの作品とメッセージを、パナソニックセンターなどで展 示するほか、当社ウェブサイトにも掲載し、多くの人へお届けします。 これからの時代を担う子どもたちに美しい地球環境を残していけるよ う、今後もこのコンクールを続けていくことが使命と考えています。

PESグループ イキイキ運動について

2008年3月、パナソニックグループは創業90周年を迎えました。 これを機に、今一度「企業は社会の公器」という原点に立ち戻り、 全従業員が心を一つに「PES(パナソニック エコシステムズ)グ ループイキイキ運動」である環境・地域社会貢献・教育活動をさらに 積極的に展開していきます。当社では、これまでに工場周辺美化 活動、環境絵画コンクール、交通街頭監視活動、年末助け合いカ ンパ活動など多くの活動に取り組んできましたが、今後はこれまで の地道な活動を基本に骨太の活動を、全従業員挙げて行います。

環境展示会「エコアイディア ワールド」開催

パナソニックグループは「3つのエコアイディア」を中心に、多く の方々に環境への取り組みを広くお伝えし、ご理解いただくことを 目的とした環境展示会「エコアイディアワールド」を2008年4月よ り全国7拠点で開催しました。その一つである名古屋会場では、当 社が中心となり、環境活動への取り組みについてのパネル展示や、 子どもたちに環境の大切さを考えてもらうための環境絵画コン クールの作品展示を行いました。

地球 する 市民活動( LE 活動)

たちは エコ 活動 世界中 にひろげます

●地域社会とともにエコを拡大

●国境を越えた取り組みの強化

自動車通勤している従業員対象に毎月1回以上の「ノーマイカー 通勤」推進活動を実施しています。2008年度は、環境月間である 6月の1月間に366人が参加し、それにより4,768kgCO2削減 を実現しました。本社工場が愛知県春日井市にあり、交通事情や 立地条件等により、本社勤務の大部分の従業員が自動車通勤であ ることから、当社にとってノーマイカー通勤は重要なCO2削減の啓 発につながります。

事例

ノーマイカー通勤の取り組みについて

(13)

杉の間伐材を使った LE達人認定のトロフィー

オアシス21のミスト冷房 局所空調(バリアゾーン空調方式)によるCO2削減 北京分公司での植樹活動

2006年度から、家庭・会社・社会でエコライフを積極的・継続 的に実践し、周囲にそれを普及させることのできる従業員を パナソニックグループ内で認定する「LE達人認定制度」が始ま りました。2007年度、多数の応募者の中から、科学館などで 環境問題、自然エネルギー関連の説明を行っている白石秀樹 が当社初のLE達人として認定されました。

白石マネージャーはもともと科学技術に興味があり、科学 館でのボランティア説明員を継続して行っています。子どもた ちの理科離れを食い止め、科学は おもしろいと気付いてもらえるよ う、学者・教育者とはひと味違う企 業人ならではの経験から、やさし い言葉で、納得してもらえるよう 説明することを心がけていると言 います。一方で、愛知県の開催す る「環境教育学習」では、地元環境 の保全や他企業の環境活動につ

LE達人に認定

パナソニックグループは、すべての活動において、

一歩先のエコをめざします

エコアイディアで、くらし、社会、世界に笑顔を。

私たちは、

省エネ商品をおとどけします

省エネ商品の徹底追求

材料、リサイクルへの取り組み

私たちは、

CO2の排出量を減らします

生産性向上でCO2削減

省資源、廃棄物への取り組み

私たちは、

エコ活動を世界中にひろげます

地域社会とともにエコを拡大

国境を越えた取り組みの強化 お客様支援グループ マネージャー

白石秀樹

「自宅に小規模な自作の太 陽光発電装置を備え、実 験的に運用を行っていま す。どうしたら一般の家 庭で有効に活用できるか、

常に考えています。」

いて、勉強しています。LE活動を続けるコツは、難しく考えず、 まずは自分の興味の持てるところから取り組むこと、さらに仲 間がいればいっそう、楽しく続けられるということです。

今後も、当社の従業員がLE達人に選ばれるよう啓発に努 めていきます。

(14)

●グリーンプロダクツ開発製品88%以上

・温暖化防止指標※1 1.58以上(00年度比)

・資源利用指標※2 1.58以上(00年度比)

・ダントツGP3機種開発

●製品有害物質不使用の取り組み

●塩ビ樹脂の使用量削減9.1t

●グリーンプロダクツ開発率92%達成

・ダントツGP4機種開発(パイプファン、除湿機、 

 天井埋込型換気扇、冷却ユニット)

●グローバルで展開

●塩ビ樹脂使用量削減6.0t

グリーンプロダクツの

新たな挑戦

・製品開発  地球温暖化防止  化学物質  3R設計

●CO2排出量32%削減(90年度比)(国内)

●発生量省エネルギー削減率3.5%(06年度比)

●重点削減物質の排出移動量4%削減(05年度比)

●廃棄物発生量2%削減(06年度比)

●リサイクル率99%以上(国内)

●水使用量 削減率2.5%(06年度比)

●CO2排出量35.8%削減(90年度比)(国内)

●発生量省エネルギー削減率15.2%削減

 (国内7.6%削減 中国21.2%削減 タイ3.5%削減)

●重点削減物質排出移動量31.9%削減(05年度比)

 (国内14.8%削減 海外39.1%削減)

●廃棄物発生量5.35%(06年度比)

 (国内9.7%削減 海外1.7%削減)

●リサイクル率99.5%(国内)

●水使用量7.7%削減(06年度比)

 (国内4.6%削減 海外10.4%削減)

クリーンファクトリーの 新たな挑戦

・地球温暖化防止

・化学物質

・廃棄物と  有価発生物

・水

■2007年度の目標と実績 項目

自己評価区分 ○:目標達成 △:目標の80%以上 ×:目標の80%未満

2007年度目標 2007年度実績 自己評価

製品リサイクルの強化 ●欧州リサイクル指令対応に向けた施策の方向付け ●WEEEに対応

環境・エネルギー事業の取り組み ●事業活動への支援 ●パナソニックグループを中心に省エネ提案推進

●新工場のVZ、換気システムなどを紹介

●低公害車の導入率70% ●環境配慮型車両の導入率※3 78%(25台)

販売・物流のグリーン化 ・省資源化

・地球温暖化防止

●環境経営報告書の継続発行と進化

●工場敷地の緑化推進

●LE(地球を愛する市民)活動の展開

 LEファミリーの拡大:全従業員世帯数の100%登録

●環境経営報告書の継続発行

●各サイトで実施

●全従業員の87%(1,287人)がLE登録

(マイバッグ、ノーマイカーデーなど6テーマで取り組み)

環境コミュニケーション ・情報発信

・地域貢献

・企業市民活動

●グローバル全社の環境推進体制の強化

●全従業員への環境教育の実施

●環境負荷削減結果の業務評価への反映

●環境会計の推進

●環境パフォーマンスシステムの構築

●全従業員がeラーニング受講

●環境業績評価100点

●投資293百万円 効果230百万円※4 環境経営と人づくり ・組織体制

・人材の育成

・経営評価制度

※1 エネルギー利用指標 =  製品寿命×製品性能 温暖化防止効率を示します。

ライフサイクルでのCO2排出量 ※2 資源利用指標 = 製品寿命×製品機能 資源効率を示します。

ライフサイクルでの循環しない資源量

※3 環境配慮型車両はパナソニック エコシステムズ(株)、ナベック(株)、ベンテック(株)の集計  ※4 パナソニック エコシステムズ(株)のみ

■グリーンプラン2010(2001年10月に策定、2000年度を基準とするグローバル目標[2005年度に中間見直しを実施])

<基本目標>

項目

グリーンプロダクツ(GP)

クリーンファクトリー(CF)

2008年度目標

ダントツGP機種率 15%以上※1 クリーンファクトリー認定率 74%以上※2

2010年度目標 同25%以上 同90%以上

<グリーンプロダクツ(GP)開発率とクリーンファクトリー(CF)認定率の定義と基準>

指標 GP開発率 CF認定率

2008年度認定基準

温暖化防止ファクター※3 1.72以上(00年度比)

資源ファクター※4 1.62以上(00年度比)

「重点削減対象物質」の排出移動量 6%削減(05年度比)

2010年度認定基準 同2.0 または 業界トップ 同1.7 または 業界トップ

「重点削減対象物質」の排出移動量 10%削減(05年度比)

※1 当年度開発した全機種数に占めるダントツGP機種数 ※2 全工場に占めるCF認定工場の比率

環 境 経営の実 践

(15)

ダントツGP商品検討の様子

ダントツGP認定商品

2007年度のグリーンプロダクツ(GP)開発 率は92%となり、目標を達成することができ ました。また、各ビジネスユニットとパナソニッ クエコシステムズ広東(有)においてそれぞれ 1機種、合計4機種がダントツGPに認定され ました。

製品の化学物質削減活動

欧州連合(EU)では、電気・電子機器に含ま れる特定の化学物質(鉛、水銀、カドミウム、六 価クロム、特定臭素系難燃剤2種)を含む製品 について20067月からEU域内で販売を禁 止するRoHS指令が発効され、当社でも製品約 4,500機種で代替化を完了しました。2007年度 は製造拠点監査や分析装置の追加導入などを実 施し、さらなる管理体制の強化を行いました。

20064月から生産するGP製品を 中心に塩ビ樹脂使用を制限

パナソニックグループでは、塩化ビニール樹 脂については、特定の添加物(フタル酸エステ ル)を含有、または廃棄物の回収システムがな い製品のいずれかに該当する場合は使用を制 限しています。パナソニックエコシステムズグ ループにおいても、GP製品である国内新製品 を中心に塩ビ樹脂使用の制限を開始しました。

グリーンプロダクツ(GP) クリーンファクトリー(CF)

グローバル 2006年度比 15.2%削減 目標3.5

国内 2007年度 4.84トン 2005年度比 目標4%削減→実績14.8%削減

2005年度 5.68トン)

海外 2007年度 22.21トン 2005年度比 目標4%削減→実績39.1%削減

2005年度 36.44トン)

グローバル 2007年度 11,989トン 2006年度比 目標2%削減→実績5.35%削減

海外 2007年度 6,761トン 2006年度比 1.7%削減(2006年度 6,879トン

グローバル 2007年度 385m3 2006年度比 目標2.5%削減→実績7.7%削減 国内 2007年度 14.0千トン-CO2

2006年度比 0.9トン-CO2削減

1990年度比 目標32%削減→

実績35.8%削減

CO2排出量

CO2排出量2010年度に32%削減(1990年度 比)を目標に、2007年度も燃料変換、高効率機器 の導入、熱損失の防止、省エネ啓蒙活動等の取り 組みを行い、目標を達成することができました。

省エネルギー削減率

重油や灯油からLPGLNGへの燃料の転 換、製造のセルライン化、実験施設の拠点集 約による効率的なエネルギー使用などの取り 組みを行っています。

重点削減対象物質の排出・移動量

製造工程で使用する化学物質の中で、VOC のような環境負荷の大きいものを重点削減物質 に定め、削減活動を推進しています。ワニス工 程や塗装工程を中心に改善を加え、グローバル で2005年度(基準年度)比31.9%削減しました。

廃棄物・有価物発生量削減率

水使用量削減率

2007年度の水使用量は、385千m32006 年度比で7.7%削減(グローバル)となり、目標 の2.5%削減を達成しました。これは、中水 の利用や水道設備等の点検による漏水対策を 施し、水使用の効率化を徹底したことによる ものです。

石綿対策

当社では、パナソニックグループの方針に 基づき、20059月に全社石綿対策委員会 を設置し、多面的なリスク対応を進めていま す。春日井工場・小矢部工場では、建屋の一 部に吹き付け石綿が使用されていました。す でに封じ込め処置はされていましたが、使用 中の一部を除き、2006年度までに撤去工事 を完了しました。残りの箇所は、2008年度 の解体工事と同時に撤去する予定です。併せ て、定期健康診断において全員の胸部X線の 直接撮影を行い、健康障害のないことを確認 しました。

生産設備・実験装置では、石綿を樹脂に練 り込んだパッキンなどが使用されているケー スがあります。このようなケースについては リストを作成し、定期点検に合わせて交換を 進めており、2008年度中の交換完了を目指 しています。

環 境報告サマリー

国内 2007年度 5,228トン 2006年度比 9.7%削減(2006年度 5,787トン

廃棄物ゼロエミッションを国内で7年連続達成

当年度の対策によるエネルギー削減率(CO2換算)÷前 年度のエネルギー消費量(CO2換算)。パナソニックグ ループ独自の指標

リサイクル率(再資源化量÷(再資源化量+最終処分量))

99%以上。

国内サイトは、電機事業連合会「電気事業における環境行動計画」

に記載される年度ごとの「使用端CO2排出源単位」を使用。ただし 07年度数値は未発表のため06年度の0.410kgCO2/kWhを使用。

0 10 20 30

90 04 05 06 07(年度)

21.8

15.6 16.3 15.1 14.0 国内CO2排出量

(千トン-CO2

58 56

71 70

0 20 40 60 80

100(%) 92

88 87 77

90

04 05 06 10

(目標)(年度)

07 グリーンプロダクツ開発率

実績

目標

参照

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