新潟県少子化対策モデル事業
事業者説明会
平成27年9月24日(木)
新潟県福祉保健部児童家庭課
1 本県の少子化の状況
0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 昭22 25 30 35 40 45 50 55 60 平2 7 12 17 22 26 第1次ベビーブーム(昭22~24) ひのえうま(昭41) 29,544人 第2次ベビーブーム(昭46~49) 39,158人(昭48) (平26) 16,480人 H26新潟県 1.43 H26全国 1.42 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 2.00 2.20 2.40 2.60 2.80 昭30 45 52 55 58 61 平元 4 7 10 13 16 19 22 25 (年) 新潟県 全国 出典:「人口動態統計」(厚生労働省)1 出生数
2 合計特殊出生率
合計特殊出生率は、1.4台と近年は微増
傾向にあるものの、長期的には減少傾向
出生数は減少傾向。平成
26年度の出生数
は初めて
17,000人を割った。
2
36.2 28.8 28.1 27.6 23.6 22.6 22.4 21.9 15.0 11.9 0 10 20 30 40 50 大学教育に対する教育費にお金がかかるから 保育所や幼稚園の保育料にお金がかかるから 高等学校教育に対する教育費にお金がかかるから 年齢的に妊娠・出産が難しいから 仕事と子育ての両立が難しいから (仕事が忙しく、子育ての時間がとれないから) 子どもの数に応じた手当等による経済的援助が 不十分だから 出産費用等の経済的負担が大きいから 義務教育に対する教育費にお金がかかるから 結婚が遅かったから 育児休業期間中の所得保障が不十分だから 0.9 3.2 41.4 41.7 3.8 1.4 7.5 0.2 0 10 20 30 40 50 0 人 1 人 2 人 3 人 4 人 5人以上 わからない・… 無回答 (単位:%)
1 夫婦における理想とする子どもの数
2 理想とする子どもの数を持てない理由
出典:子ども・子育て支援に関する県民ニーズ調査(H26.3)新潟県 上位10項目(「その他」除く) ・・・経済的理由 ・・・経済的理由以外2人以上‥
88.3%
3人以上‥
46.9%
2 子どもの数における理想と現実
(県民ニーズ調査より)
3〔課題〕
理想とする子どもの数が持てるよう、その阻害要因を取り除くことが
必要であるが、どのような施策が有効か、検証がなされていない。
〔検討〕
H26年度:少子化対策モデル事業検討委員会を設置し、事業の制度・設
計について検討
〔実施〕
H27年度~H29年度:検討委員会の最終報告書に基づき、事業を実施
〔検証〕
H27年度~H29年度:各年度及び最終年度において事業の効果を検証
〔提言〕
H30年度:有効な施策について国に提言
財源の確保:子育てを未来への投資へと捉えた新たな国債の発行など
3 少子化対策モデル事業の趣旨・目的
4女
性
■仕事と子育ての両立支援を求める声は男性以上に大きい ■子育て期に望む両立支援 ①育児のための短時間、短日勤務制度 ②子の看護休暇制度 ③始業時刻または終業時刻の配慮 (三菱UFJリサーチ&コンサルティング「仕事と子育ての両立支援に関するアンケート (H24.3)」より「男女別両立支援制度の利用経験と利用を希望するもの」) ■有給休暇の取得促進(福井県子宝率調査H25結果より) ■妊娠・出産期に望む両立支援 ①育児休業支援 ②妊娠中の勤務への配慮 ③職場復帰支援 ※ 第1子からの子育て世帯は両立支援など の時間的ゆとりを求める声が多い ■男性は女性よりも経済的支援を求める傾向が強い ■希望する両立支援制度 ①配偶者出産時の休暇制度 ②子育てにかかる費用への経済的支援 ③子の看護休暇制度 (三菱UFJリサーチ&コンサルティング「仕事と子育ての両立支援に関するアンケート(H24.3)」より「男女別両立支援制度の利用経験と利用を希望する もの」) ■有給休暇の取得促進(福井県子宝率調査H25結果より)男
性
結婚
妊娠・出産
子育て
【晩婚・晩産】 結婚年齢が高くなる と出生子ども数は 減少 ↑ 平均初婚年齢、第1 子出産年齢は年々 増加傾向にある。 (「第14回出生動向基本 調査」国立社会保障・人 口問題) 【子育ての際の地域の支えの重要性】 とても重要+やや重要⇒90.9% 「家族と地域における子育てに関する意識調査」(H25) ■求められる子育て支援策(H25県民ニーズ調査より) ・身近な地域で子育てのサポートを得られる環境の整備地
域
【仕事と子育ての両立が難しくて会社を辞めた理 由】 ①勤務時間があいそうになかった(65.4%) ②職場に両立を支援する雰囲気がない(49.5%) ③自分の体力がもたなそうだった(45.7%) ④育児休業を取れそうになかった(25.0%) (「両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究」厚 労省委託)企
業
妊娠・出産のため育児休業を取得し、復帰して働いている自分が イメージできるような切れ目のない支援 ■経済的な支援(男女共通) ・大学教育費 ・保育料 ・高等学校教育費 (H25「子ども・子育て支援に関する県民ニーズ調査」 実際の子どもの人数が、理想の子どもの人数よりも少な い理由上位3項目) 出典:少子化対策モデル事業中間とりまとめ(H26.8.8)4 各ライフステージにおける出産・子育て支援
5出典:少子化対策モデル事業中間とりまとめ(H26.8.8)
5 時間的ゆとり及び経済的ゆとりからなる6類型
時間的ゆとり対策 経済的ゆとり対策 時間的ゆとり対策+経済的ゆとり対 策 地域子育て対策 支援型 ①仕事と子育て 両立支援型 ②第3子からの出 産・子育て支援型 ③第1子からの出 産・子育て支援型 ④複合型 (①+第3子から ②) ⑤複合型 (①+第1子から ③) ⑥地域で行う子 育て支援型 概 要 仕事と子育ての 両立実現に向け て、時間的ゆとり の創出に取り組 む法人等を支援 多子世帯におけ る将来の経済的 不安を取り除き、 第3子からの出生 につなげるため、 インパクトある経 済的支援を実施 次子出生へつな げるため、出生し た全ての子に係 る当面の子育て 費用に経済的支 援を実施 時間的ゆとりと経済的ゆとりの同時達 成の実現に向けて、時間的ゆとり対 策と経済的支援を同時に実施 安心して楽しく子 育てをすることが できる地域の実 現に向け、試行 的な取り組みを行 う団体等を支援 支給額 年150万円/法 人等 (県負担150万円 上限) 200万円/第3子 から出生 (県負担150万 円) 50万円/子出生 (県負担37.5万 円) 年150万円/法 人等 + 200万円/第3子 から出生 年150万円/法 人等 + 50万円/子出生 年150万円/団 体 (県負担150万円 上限) 事業主 体 県内に主たる事業所を置く法人または複数の法人等で構成される団体 地域の子育て支 援が可能なNPO 法人・団体等 9 6 10 5 6 10 事業実 施期間 H27~H30〔実施:3か年(H27~H29)、支給:4か年(H27~H30)〕