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河川整備基金

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Academic year: 2021

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河川整備基金助成事業

芦田川きれい☆きれいプロジェクト

「芦田川 水辺の学び舎」

報告書

助成番号:25-3111-063

芦田川環境マネジメントセンター

田中 宏之

平成

25 年度

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様式6・2 2.環境整備 3.啓発活動 [:概要版報告書] 助成番号 助成事業名 所属・助成事業者氏名 25-3111-063 芦田川きれい☆きれいプロジェクト 「芦田川 水辺の学び舎」 芦田川環境マネジメントセンター 会長 田中 宏行 助 成 事 業 の 要 旨 〔目 的〕 芦田川の水環境改善には、家庭での生活排水対策を実践していくことが重要であり、流域住民が芦田川 の現状を理解し、関心を持ってもらうことが必要と考えられる。 このため、次世代を担う子供たちを対象に、川の生き物調査や水質調査等の体験学習会を開催し、芦田 川への関心や興味を高め、自然の大切さを伝えることを目的とする。 また、調査結果のとりまとめにあたっては、親子で魚のイラストや特徴等を記載した水辺の生き物マッ プを作成することで、芦田川の環境を家族一緒に語り合い学ぶことができ、更なる啓発効果の向上を図る。 〔内 容〕 事業内容は以下のとおり。 1.体験学習会(水辺の学び舎)の開催 芦田川の水量や水質等の河川環境の異なる2地点において、小学生等を対象に体験学習会を開催し た。(参加者は保護者やスタッフ等を含め総勢63 名) ①午前:生き物調べ(水生生物調査、魚採り調査、水質調査) ②午後:水辺の生き物マップ作成(調査結果のまとめ) 2.ニュースレターの作成 他イベントにおいて広報資料として活用するため、開催概要や当日の様子、水辺の生き物マップを記 載したニュースレター(活動レポート)を作成した。 〔結 果〕 参加した子供からは、「芦田川にたくさんの魚がいて、これから川をきれいにしようと思いました。」保 護者からは、「子供が思う存分水の中で魚などを探して、同時に詳しい説明が聞けたこと、実際に生き物 を採ったり見たりして、環境の話もされたので実感しやすかったと思います。」「小学生の参加が多いこと に感心しました。川の魚の種類について興味がわいてきました。」等のご意見をいただき、参加者への一 定の啓発効果が確認された。また、継続して参加される子供たちも見られ、芦田川を守り慈しむ人材育成 にも繋がっていると考えられる。 今後は、広報面の強化等を行うことで参加者拡大を図り、芦田川の水環境改善に向けて、継続して実施 していくことが重要であると考えている。 部門 大分類 中分類 小分類

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様式6・3 2.環境整備 3.啓発活動(一般的助成) [:自己評価シート1] 助成番号 助成事業名 所属・助成事業者氏名 25-3111-063 芦田川きれい☆きれいプロジェクト 「芦田川 水辺の学び舎」 芦田川環境マネジメントセンター 会長 田中 宏行 助 成 事 業 実 施 成 果 の 自 己 評 価 〔事業・活動計画の妥当性〕 本事業を通し、参加者全員が川と触れ合うことで、川について考える機会を設けるものであり、川の環 境に対する理解を深める内容となりました。このことから、設定したテーマ(川と人々のかかわりを深め るための河川環境学習)に沿った事業であったと考えられる。 また、実施規模についても、当初の参加予定人数90 名に対し、一般の方の当日欠席(子供の体調不良 等による)が複数組あったことから、総勢63 名とやや少なかったが、概ね計画通り実施できたと言える。 〔当初目標の達成度〕 参加者の多くから、実施内容に対して「楽しかった」「勉強になった」等の前向きな意見・感想を頂く とともに、今後の活動への参加意欲も確認され、川への関心や興味を高めるという目標を達成できたと推 測できる。今後の課題としては、事業継続による参加者の更なる意識の醸成、呼びかけエリア拡大による さらに多くの子供達に対する啓発等、が挙げられる。 〔事業・活動の効果〕 事業後のアンケートから、「川の魚について興味がわいた」「実体験を通したため環境の話が実感しやす かった」等の啓発効果が確認されており、また、継続して参加している子供も見られている。 本事業を通し、次世代を担う子供達の川あるいは環境への関心が高まったことから、日常生活の中で自 然の大切さについて考える機会が増えていくものと思われる。また、継続して参加して頂くことで、更な る意識の向上、ひいては日々における生活排水対策(洗剤の使用量を減らす、油汚れはふき取ってから洗 う)の実施へと繋がっていくことが期待される。 〔河川管理者等との連携状況〕 事業実施に際して、福山河川国道事務所と連携しており、水生生物調査キットの借用、運営補助のため のスタッフ派遣、水生生物調査における講師の派遣をして頂いた。 また、福山市には、広報面においては、市の広報紙への掲載及びチラシ配布にご協力頂き、イベント当 日においても運営補助のためのスタッフ派遣、バケツ等の備品の貸し出しをして頂いた。 これらにより、効率的・経済的な事業の実施がなされた。

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様式6・5 2.環境整備 3.啓発活動(一般的助成)(新設市民団体運営支援助成) [実施箇所位置図] 助成番号 助成事業名 所属・助成事業者氏名 25-3111-063 芦田川きれい☆きれいプロジェクト 「芦田川 水辺の学び舎」 芦田川環境マネジメントセンター 会長 田中 宏行 助 成 事 業 の 主 な 実 施 箇 所 主な実施箇所 ①芦田川(府中大渡橋付近) ②出口川(府中こどもの国広場 POM 周辺) ①芦田川(府中大渡橋付近) 。 ②出口川(府中こどもの国広場POM 周辺) 調査ポイント 調査ポイント 調査状況(出口川) 調査状況(府中大渡橋付近) 講師による魚説明の様子 調査結果とりまとめの様子

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1. 事業概要

1.1 事業目的 芦田川の水環境改善に向けては、家庭での生活排水対策を実践していくことが重要であり、流域住 民が芦田川の現状を理解し、関心を持ってもらうことが必要である。 このため本事業は、次世代を担う子供たちを対象に川の生き物調査や水質調査等の体験学習会を開 催し、芦田川への関心や興味を高め、自然の大切さを伝えることを目的とする。 また、調査結果のとりまとめにあたり、親子で魚のイラストや特徴等を記載した水辺の生き物マッ プを作成することで、芦田川の環境を家族一緒に語り合い学ぶきっかけとなり、更なる啓発効果の向 上に繋がることを狙いとする。 1.2 事業概要 川に入って遊ぶ機会が減っている子どもたちを対象に、川の生き物調査や水質調査等を通じて、川 への興味や愛着を高め、水環境への関心を持ってもらうことを目的とし、芦田川をフィールドとした 体験学習会を平成 17 年度より年 1 回の頻度で実施している。第 8 回となる本年度は、継続して体験学 習会を開催し、調査結果を水辺の生き物マップとしてとりまとめ、ホームページ等で公表するととも に、ニュースレターを作成し、各種啓発活動で活用する。 1.3 実施項目 本事業における実施項目は以下の通りである。 1)実施計画の立案 2)参加者募集チラシの作成・配布 3)体験学習会準備・参加者募集 4)体験学習会の実施 5)ニュースレター(活動レポート)の作成・印刷 6)報告書の作成

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2. 事業実施内容

2.1 事業実施計画の立案 「芦田川 水辺の学び舎」の開催に向けて、当団体の定例会で協議の上、イベント企画を決定した (表 2.1)。 また、企画内容の決定後、事業実施スケジュールを作成した。(表 2.2) 表 2.1 企画検討メニュー 項 目 決定事項 備考 主催・事務局 芦田川環境マネジメントセンター 参加者定員 一般公募(~90 名)+AEMC 調査地点 大渡橋付近、出口川の計 2 地点 実施方法 現地集合およびバスによる移動 応募方法 電話、FAX、ハガキ、当団体 HP へのメール 参加費 無 料 表 2.2 事業実施スケジュール 2.2 参加者募集チラシの作成・配布 2.2.1 参加者募集チラシの作成 「芦田川 水辺の学び舎」の開催にあたり、活動目的・活動概要・応募方法等を記載した参加者募 集チラシの作成を行った。(添付資料参照) 2.2.2 参加者募集チラシの配布 作成した参加者募集チラシについては、印刷を行い(5000 部)、福山市及び府中市内で配布・設置 を行った。 チラシの配布・設置にあたっては、福山市・府中市の協力のもと、市内公共施設の一部や市役所の 窓口等への配布を依頼した。また、当団体の運営委員から、関係団体等への配布も行った。        年月 実施項目 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 参加者募集チラシ作成 参加者募集チラシ印 刷・配布 体験学習会準備・参加 者募集 体験学習会開催 ニュースレター作成・ 印刷 報告書作成

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2.3 体験学習会準備・参加者募集 2.3.1 体験学習会準備 (1) 開催プログラム立案 当日の開催プログラムを表 2.3 に示す。 開催プログラムは、現地調査の実施とともに、子供達の記憶が新しいうちに結果をとりまとめ(さ かなマップ作成)をすべきとの観点から、結果とりまとめについても併せて実施する終日開催とし た。(午前中に現地調査を2 班体制で実施、午後は結果とりまとめ) ただし、参加者(子供達)の負担を軽減するため、とりまとめ作業前に振り返りの時間として意 見交換の場を設け、とりまとめ作業内容を明確化するとともに、事前にマップ作成に必要なパーツ をパッケージ化して作業の効率化を図ることで、取りまとめ時間を 1 時間程度とした。 表 2.3 開催プログラム(平成 25 年度) 時 間 内 容 備 考 9:00~9:30 集合・受付 9:30~9:40 開会あいさつ・講師紹介 9:40~9:50 調査方法・注意事項の説明 10:00~12:10 出発・現地調査 <水生生物調査・魚調べ・水質調査> 12:10~13:30 移動・昼食 13:30~13:50 意見交換会 13:50~14:00 調査結果のとりまとめ方法の説明 14:00~15:20 さかなマップの作成・結果発表・講評 15:20~15:30 閉会あいさつ 15:30 解散

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(2) 準備物の手配 「芦田川 水辺の学び舎」開催にあたり、表 2.4 に示す項目について、準備を行った。 表 2.4 学習会開催に向けた準備内容 項目 内 容 備 考 備品の手配 当日使用する備品(網、机、水槽、バケツ、箱メガネ等) の準備(魚採り網 10 本、作業机 4 台は購入) 助成金対象項目 講師への依頼 水生生物調査:2 名、魚採り調査:2 名、水質調査:2 名 ※水生生物調査、水質調査については、運営委員等のスタッフ で担当 助成金対象項目 しおり作成 調査時に携行するため、魚図鑑、水生生物図鑑、調査野 帳等が収録されたしおりを作成した バス・レンタカ ーの手配 中型バス :参加者の送迎・調査時の移動用、1 台 レンタカー:器材運搬用、1 台 助成金対象項目 会場の手配 府中消防署の講堂をお借りした 【魚採り網】 【作業机(水槽観察台)】 写真 2.1 助成金で購入した物品(魚採り網、机) 2.3.2 参加者募集 募集告知方法を表 2.5 に整理した。 募集告知は開催日の約 1 ヵ月前から行い、参加者募集チラシの配布、市広報紙及び地元情報誌への 掲載、当団体を含めた関連団体 HP への掲載を行った。 表 2.5 募集告知方法 告知方法 実施者 備考 参加者募集チラシの 配布・設置 福山市・府中市:市内公共施設の一部や市役所の窓口等への設置 運営委員:関係団体等への配布 広報紙・情報誌等へ の掲載 福山市、府中市、経済リポート、リビング新聞、ぷれすしーど HP への掲載 芦田川環境マネジメントセンター、河川財団、福山市(経済環境 局環境保全課、上下水道局)、EPO ちゅうごく

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2.4 体験学習会の実施 2.4.1 体験学習会の実施概要 体験学習会の開催状況を表 2.6 に示す。 表 2.6 開催状況 項 目 内容 備考 日時 平成 25 年 9 月 29 日(日) 9:30~15:30 参加者 総勢 63 名(スタッフ含む) 調査箇所 芦田川本川(府中大渡橋付近) 出口川(府中 POM 付近) 2 班体制 実施内容 午前:水生生物調査、魚採り調査、水質調査 午後:調査結果のとりまとめ(さかなマップの作成)、 意見交換 2.4.2 調査内容 調査にあたり、参加者全体を 2 班(府中大渡橋と出口川)に分け、それぞれの地点へ移動した後に 各調査を実施した。調査の順番は、先ず水生生物調査を行い、その後魚採り調査を行った。水質調査 については、これら調査中に実施した。 (1) 水生生物調査 ① 実施内容 ・講師から、参加者へ水生生物の捕まえ方、注意事項等について説明を行った。 ・参加者が実際に川に入り、水生生物を捕獲した。 ・捕まえた水生生物を水槽やバットに移し、観察を行った。 ・捕まえた水生生物の特徴や生息箇所等について講師から解説を行った。 ② 調査結果 発見された水生生物を表 2.7 に示す。 芦田川の府中大渡橋では 12 種類、出口川では 16 種類の水生生物が確認された。また、芦田川の 府中大渡橋では2種類、出口川では5種類の水生生物が今年度初めてそれぞれの地点で発見された。 表 2.7 発見された水生生物 ・カワゲラ ・スジエビ ・オオシマトビケラ ・シジミ属 ・ヒラタドロムシ ・カゲロウ目 ・ゲンジボタル ・ヌマエビ科 ・コオニヤンマ ・トンボ目 ・カワニナ ・ヒゲナガカワトビケラ 【芦田川 府中大渡橋】で見つけた水生生物 ・ブユ類 ・モクズガニ ・サワガニ ・サナエトンボ科 ・ナミウズムシ ・ヌマエビ科 ・ヒラタドロムシ ・ヒゲナガカワトビケラ ・コオニヤンマ ・カゲロウ目 ・カワニナ ・シマトビケラ類 ・アメリカザリガニ ・ツチガエル ・シジミ属 ・コヤマトンボ 【出口川】で見つけた水生生物 ※■は今年度初め て見つかった種。

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(2) 魚採り調査 ① 実施内容 ・講師から、参加者へ魚の捕まえ方、注意事項等について説明を行った。 ・参加者が実際に川に入り、魚を捕獲した。 ・捕まえた魚を水槽に移し、観察を行った。 ・捕まえた魚の特徴や生息箇所等について講師から解説を行った。 ② 調査結果 発見された水生生物を表 2.8 に示す。 芦田川の府中大渡橋、出口川ともに 9 種類の魚と 16 種類の魚が確認された。また、芦田川の府 中大渡橋では貴重種のアカザが見つかり、出口川では今年度初めてタカハヤが発見された。 表 2.8 発見された魚 ※■は今年度初めて見つかった種。 アカザ 川底の石の下などにいた。 オイカワ 水深があるところの中層部にいた。 カマツカ 砂のあるところの川底部にいた。 カワムツ 水深があるところの中層部にいた。 カワヨシノボリ 川底の石の下などにいた。 ギギ 川底部にいた。 シマドジョウ 流れのゆるやかな砂地の川底部にいた。 ドンコ 植物が覆いかぶさっているところの川底部にいた。 ブルーギル 流れがゆるやかなところにいた。 【芦田川 府中大渡橋】川の中で見つけた魚 オイカワ 水深があるところの中層部にいた。 カマツカ 砂のあるところの川底部にいた。 カワムツ 水深があるところの中層部にいた。 カワヨシノボリ 川底の石の下などにいた。 ギンブナ 流れがゆるやかなところにいた。 コウライニゴイ 流れがゆるやかなところの川底部にいた。 タカハヤ 流れがゆるやかなところにいた。 ドンコ 植物が覆いかぶさっているところの川底部にいた。 ムギツク 流れがゆるやかなところにいた。 【出口川】川の中で見つけた魚

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(3) 水質調査 ① 実施内容 ・水生生物調査及び魚採り調査中に、手の空いた参加者と担当スタッフで実施した。 ・pH,COD,亜硝酸,リン酸については、パックテストを用いて計測した。 ・水温,気温については温度計を用いて計測した。 ・透視度については、透視度計を用いて計測した。 ② 調査結果 水質調査結果を表 2.9 に示す。 芦田川の府中大渡橋と出口川で実施した水質調査結果では、2 地点とも透視度は高い結果となっ た。 生活雑排水などの汚れの度合いを示す COD(化学的酸素消費量)や川の汚れ具合の目安となる亜 硝酸やリンなどの測定結果については、平年より若干高い結果となった。これは、川の水量が比較 的少なかったためと考えられる。 表 2.9 水質調査結果 項 目 地点名 芦田川 府中大渡橋 出口川 調査日 9 月 29 日 9 月 29 日 時間 12 時 35 分 10 時 20 分 気温 26℃ 30℃ 水温 20℃ 23℃ 透視度 100cm 以上 100cm 以上 pH 7.9 7.6 COD 6mg/L 8mg/L 亜硝酸 0.02mg/L 0.02mg/L リン酸 0.1mg/L 0.2mg/L

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【水生生物調査・魚採り調査①】 【水生生物調査・魚採り調査②】 【水生生物の解説】 【魚の解説】 写真 2.2 調査状況(芦田川 府中大渡橋) 【水生生物調査・魚採り調査①】 【水生生物調査・魚採り調査②】 【水生生物の解説】 【魚の解説】 写真 2.3 調査状況(出口川)

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2.4.3 調査結果のとりまとめ(さかなマップの作成) 調査後は、以下の内容のとおり調査結果のとりまとめを行った。 ・地点別に分かれ、発見された魚のおさらいを行った。 ・発見された魚について子供達による投票を行い、今年度発見された魚を人気別でランク分けし た。(下記参照) ・子供達一人一人が、発見された魚を見ながら実際に観察しながら、1 枚の紙に魚のイラスト、 特徴、感想(一人一匹)を書き上げた。 ・参加者の描いた紙を貼り合わせ、「芦田川さかなマップ」を作成した。 ・講師による、本年度の調査の総括を行った。 【好きな魚トップ 3】 ●府中大渡橋 ●出口川 1 位 アカザ 1 位 ギンブナ 2 位 シマドジョウ 2 位 タカハヤ 3 位 ギギ 3 位 カワムツ 他 【調査結果とりまとめ状況①】 【調査結果とりまとめ状況②】 【作成したさかなマップ】 【講師による調査の総括】 写真 2.4 調査結果のとりまとめ状況

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2.5 ニュースレターの作成・配布 2.2.1 ニュースレターの作成 子供達がとりまとめた調査結果「芦田川さかなマップ」をもとに、ニュースレター(活動レポート) を作成した(添付資料参照)。 ニュースレターにおける記載項目は以下のとおりである。 (記載項目) ・ 調査場所(川の特徴や水質) ・ 各調査場所で見つけたさかなの種類 ・ 好きな生き物 トップ3 ・ さかなのスケッチ ・ さかなの特徴 ・ 調査地点で見つけた生き物 ・ 調査に関する感想 ・ さかな調べでわかったこと(まとめ) また、作成したニュースレターA3 両面リーフレットに加工し、印刷を行った(800 部)。 2.2.2 ニュースレターの配布 作成したニュースレターは、参加者募集チラシ同様、福山市・府中市の協力のもと、市内公共施設 の一部や市役所の窓口等への配布を依頼した。また、一部は今後の啓発活動の中で配布する予定であ る。

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3. 事業の効果

3.1 参加者の意識向上(啓発効果の発現) 参加者を対象に、イベントや当団体に関するアンケートを実施した。(表 2.10 参照) 回収数は 18 であり、このアンケートの集計結果(一部)を図 3.1、表 2.11 に示す。 「今後も同様のイベントがあれば参加しますか?」という質問に対し、「はい」と回答した人が全 体の約 9 割を占めたことから、イベントの内容に満足し、今後の参加に高い意欲をもった参加者が多 かったと考えられる。また、参加者から「身近な川にどんな魚が住んでいるか知ることができ勉強にな りました」「芦田川にたくさんの魚がいて、これから川をきれいにしようと思いました」「川の魚の種類に ついて興味がわいてきました」という意見が得られ、川や環境への意識向上といった一定の啓発効果が 確認された。 また、過年度実施した活動から継続して参加している親子も見られ、このことからも、啓発効果が 現れていると考えられる。 表 2.10 アンケート内容 質問内容 選択肢 1 名前 - 2 性別 - 3 年齢 - 4 住所 - 5 このイベントをどこで知り ましたか? 1.新聞 2.ラジオ 3.Facebook 4.twitter 5.経済リポート 6.リビングふくやま 7.会員告知 8.広報紙 9.AEMC の紹介チラ シ 10.ホームページ 11.知人の紹介 12.その他(自由記述) 6 参加してみてよかったこと はありますか? 自由記述 7 あったら良いと思うイベン トはありますか? 自由記述 8 今後も同様のイベントがあ れば参加しますか? 1.はい 2.いいえ 3.わからない 4.その他(自由記述) 9 芦田川環境マネジメントセ ンターの活動に興味があり ますか? 1.はい 2.いいえ 3.わからない 4.その他(自由記述) 10 芦田川環境マネジメントセ ンターのボランティアとし て参加することはできます か? 1.はい 2.いいえ 3.わからない 4.その他(自由記述) 11 ご意見があればご記入下さ い 自由記述 3.2 他団体との協力強化 今年度より、新たに府中市に協力を呼びかけることで、市の広報紙へ掲載の掲載、施設へのチラシ 設置といった、府中市内での呼びかけ範囲の拡大が図られた。

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図 3.1 アンケート結果の例(質問 8) 表 2.11 アンケート結果(参加して良かったこと、感想・意見等) 番号 内容 1 親子できれいな川で魚等を一緒に取ったことが良かった。 2 はじめて見る魚がいて、大変勉強になりました。 3 子供が思う存分水の中で魚などを探して、同時に詳しい説明が聞けたこと、実際に生き物を採 ったり見たりして、環境の話もされたので実感しやすかったと思います。 4 身近な川にどんな魚が住んでいるか知ることができ勉強になりました。 5 芦田川にたくさんの魚がいて、これから川をきれいにしようと思いました。 6 大人も子供と一緒に体験できて良かった。いつも近くで見る芦田川の事が少しわかった。 7 子供と一緒に川・魚等生態を学ぶ事ができた。 8 川で魚をとるのがはじめてだったので、子供がすごく楽しむことができました。 9 楽しかった。子供達といつもと違う遊びができた。 10 川に入って魚を取る経験が出来たこと。 11 意義深く、誠に勉強になりました。 12 魚がいっぱいとれて楽しかった。 13 小学生の参加が多いことに感心しました。川の魚の種類について興味がわいてきました。 14 川に住む魚が実際に見れたこと。 15 つかまえた魚を見て、芦田川がきれいな事を知りました。 16 川で魚をつかまえられるようになった。 17 机上・本での知識と、実際、川とのふれあいがよかった。 18 かわった魚を見れたこと。 19 大変有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。 20 子どもが貴重な体験ができました。 21 川の環境をよくする事の大切さをもっと広めて頂きたい。 89% 11% 【質問:今後も同様のイベントがあれば参加しますか?】

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添付資料

・参加者募集チラシ

・ニュースレター(活動レポート)

・新聞、広報紙、地域情報誌等への掲載記事

・各団体 HP への掲載状況

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【新聞、広報紙、地域情報誌等への掲載記事(一部)】

●福山市広報紙(9/1 号)

●府中市広報誌(9/1 号)

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●リビング新聞(9/14 号)

●ぷれすしーど(9/13 号)

(23)

【各団体 HP への掲載状況】

●芦田川環境マネジメントセンター(図は結果速報の発表ページの一部抜粋)

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●福山市(環境保全課)

●福山市(上下水道局)

図 3.1  アンケート結果の例(質問 8)  表 2.11  アンケート結果(参加して良かったこと、感想・意見等)  番号  内容  1  親子できれいな川で魚等を一緒に取ったことが良かった。  2  はじめて見る魚がいて、大変勉強になりました。  3  子供が思う存分水の中で魚などを探して、同時に詳しい説明が聞けたこと、実際に生き物を採 ったり見たりして、環境の話もされたので実感しやすかったと思います。  4  身近な川にどんな魚が住んでいるか知ることができ勉強になりました。  5  芦田川にたくさんの

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