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(平成29年11月16日開催)平成29年第5回教育委員会臨時会会議録(別ウィンドウで開きます)

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(1)

平成

成2

29

9年

年第

第5

5回

回臨時

臨時

臨時

臨時会

江 東 区 教 育 委 員 会 会 議 録

江 東 区 教 育 委 員 会 会 議 録

江 東 区 教 育 委 員 会 会 議 録

江 東 区 教 育 委 員 会 会 議 録

平成29年11月16日(木)

(2)

平 成 2 9 年 第 5 回 江 東 区 教 育 委 員 会 臨 時 会 会 議 録

1 開会年月日 平成29年11月16日(木)午前10時00分

2 閉会年月日 平成29年11月16日(木)午前11時28分

3 開 会 場 所 江東区役所

4 出 席 委 員 岩佐哲男(教育長)、進藤孝(教育長職務代理者)、松江恒治 眞貝裕利子、橋本俊雄

5 出 席 職 員 石川教育委員会事務局次長、寺内教育委員会事務局参事 杉田庶務課長、谷川学校施設課長、青木整備担当課長 油井学務課長、本多指導室長、小坂学校支援課長 池田放課後支援課長、保谷江東図書館長

6 議事案件

議案第28号 江東区児童館条例の一部を改正する条例

7 報告事項

(1)平成30年度生江東区奨学資金貸付運用方針について (2)江東区校外施設の民間施設借上業務委託事業者選定について

(3)平成30年度区立幼稚園園児募集の応募状況及び募集後の対応について (4)就学援助制度における中学校入学準備費の入学前支給について

(5)平成28年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果について (6)平成29年度江東きっずクラブ保護者アンケート実施結果について

(7)江東区立図書館指定管理者制度導入準備に向けた検討結果について(報告案) (8)有明西学園開校に伴う転校の取り扱いについて

8 協議事項

(1)通学区域の変更について

(2)有明一丁目街区区域変更に伴う通学区域表記の変更について

9 審議概要

岩 佐 教 育 長 おはようございます。ただいまより平成29年第5回江東区教育委員 会臨時会を開会いたします。

本日の会議録署名委員をご指名いたします。進藤委員、松江委員にお 願いいたします。

(3)

本案について、事務局より説明願います。 事務局次長。

石 川 事 務 局 次 長 議案第28号 江東区児童館条例の一部を改正する条例。

上記の議案を提出する。平成29年11月16日。提出者、江東区教 育委員会。

地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条の2の規定に基づ き、本案を提出いたします。

岩 佐 教 育 長 放課後支援課長。

池田放課後支援課長 それでは、私のほうから議案第28号 江東区児童館条例の一部を改 正する条例についてご説明いたします。

亀戸第二児童館につきましては、来年4月1日から指定管理者制度を 導入することになります。一方で、その導入に際しまして、集客力や利 便性の向上を目的として、利用時間及び休館日の変更を導入の要件とし ておりますが、その変更につきましては、条例で規定しております内容 を改正する必要がございます。そのため、このたび議事案件としてご説 明させていただくものでございます。

恐れ入りますが、資料1をごらんください。まず、利用時間です。現 在の開館日である火曜日から土曜日、第4日曜日、そしてこどもの日や 都民の日、さらに長期休業日である夏、冬、春休みにつきましては、一 律午前9時から午後5時までの利用時間でございましたが、30年4月 1日からは、こどもの日と敬老の日を除く月曜日から土曜日までの午前 9時から午後7時までといたしまして、第1、第3、第5日曜日、そし てこどもの日と敬老の日については、午前9時から午後6時までに変更 し、延長いたします。

次に、休館日でございます。現在の休館日は毎週月曜日、そして第1、 第3、第5日曜日。また、休日はこどもの日以外の休日で、その日が日 曜日に当たる場合はその翌日。さらに、年末年始を休館日としておりま すが、4月からは月曜日の休館をやめつつ、日曜日は第2、第4日曜日 を休館とします。また、休日はこれまでこどもの日だけ開館しておりま したが、福祉会館と一体運用を行う指定管理者制度の導入ということも ございまして、敬老の日を開館といたします。なお、年末年始につきま しては変更ございません。

(4)

なお、この別表の規定を改めることに伴い、先ほど表(おもて)でご 説明した利用時間と開館日をそれぞれ新たな内容に規定したものでござ います。

最後に、附則におきまして、この条例の施行日を平成30年4月1日 と定めるところでございます。

私からは以上でございます。

岩 佐 教 育 長 それでは、本案について質疑願います。 眞貝委員。

眞 貝 委 員 質問ではないんですけれども、先日11月6日の亀戸町会連合会の定 例会におきまして、池田課長さんに来ていただきまして、3館の児童館 の館長さんそれぞれに細かく児童館の現状を説明していただいたんです。 とかく町会長さん方は、児童館についての認識があまりなく、説明を受 けた児童館について、これからもっともっと認識を高めなきゃいけない なというお話をしていました。今後も区民の方々により一層、児童館の PRをこれから発信していただきたいと思っています。

以上です。

岩 佐 教 育 長 池田課長。

池田放課後支援課長 今お話しいただきましたとおり、私も当日、説明をさせていただいて、 お話をいただいた際、これで片づけてしまってはいけませんが、なかな かご利用されていないということが、認知度の低い理由ではないかと思 っています。私のほうでは、早速、先日、館長会という我々の内部で組 織として集まる会合がございまして、これから皆さんと我々とともにP Rをしていこうといったことで、児童館の利用・普及に努めていこうと いう調整を図っております。そういったことで、今回いただいたご意見 を含めて、きちんと、各それぞれに目指していく、児童館の存在意義も 含めて、それぞれの地域でPRをしていきたいと考えてございます。 以上でございます。

岩 佐 教 育 長 ほかにはいかがでしょうか。よろしいですか。 (「はい」と呼ぶ者あり)

岩 佐 教 育 長 お諮りいたします。日程第1について、原案のとおり決定することに ご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

岩 佐 教 育 長 ご異議ありませんので、これを決定いたします。

(5)

庶務課長。

杉 田 庶 務 課 長 それでは、私からご説明いたします。資料2をごらんください。 平成30年度生の奨学資金貸付運用方針でございます。先日、平成2 9年度第1回江東区奨学資金貸付審査会がありまして、そこで30年度 生に対する運用方針が決定いたしましたのでご報告いたします。 1番、予約採用基準でございます。江東区内に居住する中学校3年生 で、来春、都内または隣接県内の高等学校などへ進学を希望する者。2 として、学習成績が中学校第1学年から第3学年の前期までで、全て平 均以上であること。それから、本人の属する世帯の所得金額が生活保護 法による基準額の15割以下であることでございます。それぞれ予約予 定人数に満たない場合は、基準を約2割ほど緩和するということになっ ております。

採用予定人員は70名でございます。こちらは昨年度まで90名であ りました。裏の6番の奨学生決定状況の人数をご覧ください。最近5年 間の奨学生決定状況なんですが、年度の隣の数字は申込者数、そして表 の一番右が決定した人数でございます。ここ5年ほど、50名程度、ま たはそれ以下ということで、昨年度は申し込みが19名、決定が17名 ということでした。これが昨年度だけの現象なのかわからないので、少 し推移を見たいとは思いますが、90名まではいかないだろうというこ とで、翌年度は70名ということでさせていただきました。

表に戻っていただきまして、3番の申請についてですけれども、区立 中学校に在学している希望者は、学校を通じて申請していただきます。 その他の学校に在学している希望者は、直接窓口のほうで申請をしてい ただきます。受付期間は11月15日から12月6日までとします。 それから、4番の貸付予約者の決定ですけれども、選考は、先ほど申 しました成績と所得金額について総合的に見まして、順位をつけて予約 決定いたします。そして、予約決定された者で高等学校等に入学を許可 された者を奨学生として決定いたします。

もう一度裏をごらんください。5番、貸付についてですけれども、学 資金のほうは年3回、4月・8月・12月に分割して貸し付けいたしま す。入学準備金については、平成30年3月、入学前に貸し付けをいた します。それぞれの金額はそこに記載のとおりでございます。

私からは以上です。

岩 佐 教 育 長 それでは、本件について質疑願います。 よろしいでしょうか。

(「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 それでは、本報告を終了いたします。

(6)

定についてを説明願います。 学務課長。

油 井 学 務 課 長 それでは、資料3をごらんください。日光と富士見の両学園の今後の 方向性につきましては、8月の教育委員会でもご報告させていただきま した。

1番のところですが、日光と富士見、両移動教室における民間施設の 利用についてを記載しております。日光高原学園は、平成31年度に大 規模改修工事を実施するため、学園の利用がこの1年間、不可となりま すので、教育委員会で日光市内の民間施設を借り上げることにより移動 教室を実施する予定です。

富士見高原学園は、平成30年度をもって廃園とし、平成31年度以 降は民間の宿泊施設を活用していきます。このため、教育委員会で八ヶ 岳周辺の民間施設を借り上げることにより移動教室を実施する予定です。 2番のところですが、民間施設借上業務の主な内容について、4点記 載しております。1点目は、各校の日程調整・実施内容の調整です。民 間施設の借り上げについては、各校の意向内容に沿った施設の仮予約案 の提示・調整を行い、全校の仮予約を確定していきます。また、各校か らの民間施設への問い合わせについて、当該施設に照会し、回答をいた します。

2点目は、毎年4月に開催しております学校向けの説明会への出席で す。説明会では、事業者へ委託する内容についての説明や質疑への回答 を行います。3点目と4点目ですが、移動教室出発前の行程全体につい ての問い合わせや、移動教室中の民間施設に関する問い合わせに対応し ていきます。

3番の民間施設借上業務委託事業者の選定についてですが、江東区校 外施設の民間施設借上業務委託事業者選定委員会というものを設置し、 公募型プロポーザル方式により選定を行ってまいります。1次審査の書 類審査、2次審査のプレゼンテーション・質疑応答の合計点数の比較に より選定してまいります。

次に、選定のスケジュールですが、12月中旬か下旬に第1回の選定 委員会において、選定方法や採点基準等の協議を行います。1月下旬か ら2月中旬にかけて1次審査を行い、第2回の選定委員会において、上 位3事業者程度を2次審査進出事業者に決定いたします。2月下旬か3 月上旬ごろに第3回の選定委員会の中で2次審査を実施し、受託事業者 を選定していく予定になっております。

説明は以上でございます。

(7)

松 江 委 員 2点ばかりあります。1点は、民間施設の借り上げということですの で、そのことによる家庭の負担の変化はあるのでしょうか。また、ある とすれば、どういう形になるのでしょうか。

それともう一点は、民間施設を借り上げるということですので、教育 現場のほうでも、今までの富士見や日光の校外学園と違ってくるわけで す。その辺で授業の進め方について現場が戸惑うようなことがないよう に、きちっと事前に見学をするなり、教育委員会のほうでしっかりと準 備してもらいたいと思います。

岩 佐 教 育 長 学務課長。

油 井 学 務 課 長 ご家庭の費用の負担に関しましては、これまでどおりと考えておりま す。今後の景気の動向でありますとか、消費税等も上がった場合には、 何らかの形で検討しなければならないこともあるかもしれませんけれど も、原則的には今までどおりと考えております。

また、現場の状況が違ってくるということですけれども、来年度1年 間かけまして、各学校に聞き取り調査を行ったり、今回のプロポーザル に関しましても、先生方、現場の声を組み入れまして行っていきたいと 考えております。また、宿泊施設の見学やルートに関しましても、来年 度1年間かけまして、学校と調整しながら、混乱がないようにやってい きたいと思っております。

岩 佐 教 育 長 ほかにございますでしょうか。 進藤委員。

進 藤 委 員 民間施設の借り上げということなんですが、これは複数施設を借り上 げて、学校で分散していくのでしょうか。

岩 佐 教 育 長 学務課長。

油 井 学 務 課 長 今回のプロポーザルの要領を作成する場合に、1校が分散しないよう に、1つの学校が1つの宿泊施設に泊まれるようにという要件は付加す る予定でございますけれども、1つの施設だけではなくて、複数の施設 で今後やっていくということになります。今までは、日光や富士見、1 つの施設をたくさんの学校が共有して使ってきたんですけれども、これ からは複数の施設を借り上げして、各学校が違う施設へ泊まっていくと いう形になります。

(8)

数社になるんですか。

岩 佐 教 育 長 学務課長。

油 井 学 務 課 長 受託事業者に関しましては、1社を予定しております。

進 藤 委 員 わかりました。

岩 佐 教 育 長 ほかには。よろしいですか。

(「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 それでは、本報告を終了いたします。

次に、報告事項3 平成30年度区立幼稚園園児募集の応募状況及び 募集後の対応についてを説明願います。

学務課長。

油 井 学 務 課 長 それでは、資料4をごらんください。平成30年度の区立幼稚園園児 募集の応募状況及びその後の対応についてご説明いたします。

平成30年度の区立幼稚園新入園児の申し込みは、平成29年10月 18日から20日の3日間で、各幼稚園において行われました。最終日 となります10月20日現在の申込者数は717名で、昨年の申込者数 が789名ですので、比較しますと72名の減となっております。なお、 元加賀幼稚園では、応募人数が募集人員を超えたため1学級を増加し、 平久幼稚園及び第三大島幼稚園では、応募人数が少なかったため、最初 の募集学級数より1学級減となっています。このように、学級数の増減 を行ったことから、抽せんは実施いたしませんでした。

なお、昨日11月15日より、各幼稚園において追加の募集を行って おります。

私からの説明は以上です。

岩 佐 教 育 長 それでは、本件について質疑をお願いします。 よろしいですか。

(「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 本報告を終了いたします。

次に、報告事項4 就学援助制度における中学校入学準備費の入学前 支給についてを説明願います。

学務課長。

油 井 学 務 課 長 それでは、資料5をごらんください。中学校入学準備費の入学前支給 についてご説明させていただきます。

(9)

給していた中学校入学準備費を、中学校入学前の小学校6年生3月に前 倒しで支給するものです。具体的な対象者は、平成30年3月1日時点 で準要保護認定を受けている小学校6年生のうち、国公立中学校に入学 を予定している児童の保護者です。私立小学校やインターナショナルス クールに入学を予定している児童の保護者は対象外となります。 支給金額は2万6,860円で、今年度中学校1年生に支給した入学 準備費の支給金額と同額です。支給時期は平成30年3月で、保護者名 義の口座に振り込みをする予定です。以降、毎年3月に支給してまいり ます。

支給対象となる小学校6年生の準要保護者は、平成29年10月現在 683人です。このうち、私立学校等に進学する者を除いた児童の保護 者に対して最終的に支給することになります。

3のその他ですが、平成30年4月1日付で準要保護の認定を受けた 中学校1年生の保護者のうち、中学校入学準備費の入学前支給を受けて いない者については、これまでと同様、入学後に支給するということで、 対象者の状況によっては、これまでと同じく入学後の8月の支給となる 場合があります。

小学校6年生のとき江東区立小学校に在籍はしていたけれど、準要保 護の認定を受けていなかった者や、中学校1年生で新たに準要保護の認 定を受けるようになった場合や、他自治体の小学校を卒業した後、江東 区に転入し、江東区立中学校で準要保護認定を受けるようになった者で、 転入前の自治体で入学準備費の支給を受けていない場合などがこれに該 当いたします。

中学校入学準備費の入学前支給についての説明は以上となります。

岩 佐 教 育 長 それでは、本件について質疑をお願いします。 よろしいでしょうか。

(「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 それでは、本報告を終了いたします。

次に、報告事項5 平成28年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の 諸問題に関する調査結果についてを説明願います。

指導室長。

本 多 指 導 室 長 それでは、平成28年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に 関する調査結果についてご報告いたします。資料6をごらんください。 この調査は、文部科学省が児童生徒の問題行動等について、事態をよ り正確に把握し、これらの問題に対する指導の一層の充実を図るため、 毎年度、暴力行為、いじめ、不登校等の状況について調査を行っている ものであります。

(10)

題であり、特に不登校につきましては、本調査の結果を長期計画の取り 組み指標とし、指導改善等に取り組んでおります。

本調査は、各学校の前年度の問題行動等の状況について調査をしてい るものであり、本日お示しいたします結果も前年度のデータとなります。 また、調査項目が多岐にわたっておりますが、本日は不登校、暴力行為、 いじめの状況について報告させていただきます。

まず、不登校の状況でございます。不登校の定義でありますが、昨年 度1年間に30日以上欠席した長期欠席児童・生徒のうち、何らかの要 因・背景により登校しない、あるいは登校したくてもできない状況にあ ることを不登校としておりまして、病気等を理由とする長期欠席児童・ 生徒は除いております。

年間30日の欠席を基準としておりますので、ほとんど学校には来て いますけれども、結果として30日以上欠席をした児童生徒、またほと んど学校に来ることができていない児童生徒等を不登校児童生徒と言っ ておりまして、不登校児童生徒と言っても状況はさまざまであります。 不登校児童生徒数は、小学校は118人、昨年度は101人でしたの で、17人の増加となっております。一昨年度は85人でしたので、こ こ2年で33人増加しております。出現率は0.51%で、昨年度は0. 45%でしたので、0.06ポイントの増加となっております。小学校 は平成25年度から増加傾向でありましたが、平成12年の0.55に 近い数値となってきております。なお、東京都の小学校の不登校の平均 出現率は0.52%であり、本区は都の平均に迫る状況になっておりま す。

中学校は307人で、昨年度の221人より86人の増となっており ます。中学校は、昨年度は5名の減少となっておりましたので、大きく 増加したことになります。出現率は3.90%で、昨年度の2.84%か ら1.06ポイントの増となっております。この数値は平成19年度と 同じであります。なお、東京都の中学校の不登校の平均出現率は3.6 0%であり、本区は都の平均より0.3ポイント高くなっております。 不登校者数の学年別の傾向ですが、小学校1年生は3名、中学校3年 生は115名で、小学校5年生を除き、学年が上がるにつれて増加して いる傾向がございます。また、出席日数がゼロで、全く出席できず不登 校となっているのは、小学校では4名、中学校で9名となっております。 不登校の要因ですが、家庭に係る状況が最も多く、次いで、いじめを 除く友人関係をめぐる問題となっております。要因については複合的な 場合も多く、不登校の児童生徒が抱えている問題の複雑化・困難化の傾 向があると捉えております。要因の概要については、昨年度と同様とな っております。

(11)

が数字としてあらわれております。なお、東京都全体の学校復帰率は、 小学校が29.3%、中学校は23.0%であり、江東区はそれよりは高 い復帰率となっております。

対応でございますが、不登校児童生徒がさらに増えてきている現状を 受け、平成17年度より取り組んでおります不登校総合対策を改定し、 充実させてまいりたいと考えております。また、今年度より、不登校担 当者会を年間6回実施し、不登校の未然防止に力を入れております。さ らに、不登校調査を毎月実施し、不登校傾向の児童生徒への早期対応、 各学校の効果的な対応事例の共有にも取り組んでいるところであります。 また、ブリッジスクールや相談学級に在籍している児童生徒の自己肯 定感や達成感を高められるよう、カヌー体験やセーリング体験などを実 施するエンカレッジ体験活動の取り組みを含め、学習支援の充実等にも 取り組んでおります。

さらに、教育センターの3階で不登校対策、教育相談に取り組んでお りますスクーリングサポートセンター、略してSSCと呼んでおります が、積極的に不登校対策にかかわっていただき、学校訪問や不登校調査 の分析、さらには毎月発行する「教育センターだより」に不登校対策に かかわる情報を掲載するなど、取り組みの充実を図っております。 不登校の子供たちへの多様な学びの場の提供等について規定した義務 教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法 律、いわゆる教育機会確保法が昨年末に公布され、今年の2月に完全実 施となりました。附帯決議においては、不登校が問題行動ではないこと、 不登校の児童生徒が学校を休むことの必要性等についても示されており ます。今後は、これらも踏まえた対応をさらに充実させていくことが必 要だと考えております。

不登校については、させない、そして学校復帰をするという、不登校 という状態に視点が行きがちになっておりますけれども、子供たちが人 間関係を構築する力、困難を乗り越える力を身につけることが重要であ り、そのためは、学校が子供たちにとって行きたい場所であることが重 要であると考えております。各学校には、不登校対策で重要なのは、学 校が本来あるべき子供たちが行きたくなる場所であることであり、その ための魅力ある学校づくりに努めていくよう、働きかけもさらにしてい きたいと考えております。

次に、暴力行為の状況でございます。暴力行為とは、対教師、生徒間、 対人への暴力、器物損壊の4形態の暴力行為を示しております。昨年度 の暴力行為は、中学校が49件、小学校が9件となっており、中学校は 14件の増加、小学校は9件の減少となっております。

(12)

徒とのかかわり等に起因するものもありますけれども、特に小学校では、 発達に課題を抱えている児童が気持ちのコントロールができず、結果と して暴力行為になっているというケースが多く、家庭との連携を図りな がら特別支援的な対応の充実も図ってまいりたいと考えております。 最後に、いじめの状況についてでございます。まず、いじめの定義で ございますけれども、そちらに記載しておりますように、児童生徒に対 して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等、当該児童生徒と 一定の人間関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与 える行為(インターネットを通じて行われるものを含む)であって、当 該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもので、起こ った場所は学校の内外を問わないとなっております。この定義を確実に 捉えますと、その子のためを思って好意で行ったことも、受けた子供が 心理的に苦痛を感じてしまえばいじめとなります。

いじめの認知件数は、小学校548件、中学校278件の計826件 であり、昨年度より小学校432件、中学校204件の増加となってお ります。一昨年度は減少しておりますので、大幅増となっております。 この現状につきましては、いじめはどの学校、そして誰にでも起こり 得ることであり、小さないじめも見逃さず、いじめを認知することをち ゅうちょしないよう、繰り返し学校に呼びかけてきた結果であると捉え ており、いじめの定義に基づく学校におけるいじめの認知の精度が上が ってきたことと捉えております。

なお、今回認知したいじめの解消率が94.1%であり、若干下がっ ておりますが、これだけいじめの認知件数が増えても解消率が高いとい うことについては、評価できると考えております。いじめの解消につき ましては、国の方針の改定により、おおむね3カ月程度再発しないこと ということで、継続的に見守っていくことが示されましたので、学校と しては、これまで以上にいじめに対する個別の見守りに取り組んでいく ことが大切であります。

いじめへの対応につきましては、学校ごとの学校いじめ防止基本方針 に基づく全教職員の確実な対応の徹底をさらに図っていくこと、そして 学校いじめ問題対策委員会の確実な実施と、組織的な対応の充実を進め てまいります。

(13)

いじめは、未然防止と早期対応が重要ですが、学校が子供たち、そし て保護者と日ごろからの信頼関係を構築していくことも大切であります。 また、子供たちにいじめについてしっかりと理解させ、道徳や特別活動 における、子供たちが主体となる取り組み等の充実を図っていく必要も ございます。今後も、本区におけるいじめに対する取り組みのさらなる 充実を図ってまいります。

長くなりましたけれども、報告は以上でございます。

岩 佐 教 育 長 それでは、本件について質疑をお願いします。 松江委員。

松 江 委 員 不登校について伺います。復帰率が二十数%という数字の報告があっ たかと思ったんですけれども、復帰できた要因、これはどんなものがあ るのか。また、そこに現場の教諭や区教委、あるいは教育センター等が どのようなかかわりを持ったのか、教えてもらいたいと思います。

岩 佐 教 育 長 指導室長。

本 多 指 導 室 長 ありがとうございます。復帰については、まだまだ数字が高くないと ころもございますけれども、今、委員からご指摘の要因でございますが、 1つはやはり教員の働きかけというのが大きいと考えております。また、 先ほども話をさせていただきましたが、子供が学校に行きたくなるきっ かけというものがありまして、復帰した子供たちの中には、やはり教員 が丁寧に丁寧に家庭に働きかけをして、子供たちとともに復帰に向けて 取り組んできたということも報告としていただいています。

また、ブリッジスクールにおいても、学校よりブリッジスクールから の復帰率は多少高くなっているところがございます。ブリッジスクール で丁寧に子供たち一人一人、そして家庭にも寄り添ってきたことが成果 ではないかと考えています。

以上でございます。

岩 佐 教 育 長 よろしいでしょうか。

松 江 委 員 はい。

岩 佐 教 育 長 ほかには。 進藤委員。

(14)

5日とか、その辺の把握はしているんでしょうか。いわゆるプレ不登校 になりそうな子供というのは相当いらっしゃるかと思うので、この不登 校の数字が小学校と中学校ございますけれども、半分ぐらいの不登校数、 いわゆる不登校の日数の子供たちを合わせると、倍になるのかどうなの か、その辺をお聞きしたいと思うんですが。

岩 佐 教 育 長 指導室長。

本 多 指 導 室 長 まさに委員ご指摘のとおりでありまして、30日になるかならないか というふうに見ているより、その子の1日でも2日でも休みが不登校傾 向なのかどうかというところが大事になっています。今、教育委員会で は、1日でも休んだ子には、確実にその休みの理由と働きかけをするよ うに取り組んでいます。特に、2日、3日続いた場合については、特に 働きかけをしっかりしようというふうに話をしています。

教育委員会では、30日以上ではなくて、13日以上の欠席者につい ての調査を区独自に行っています。それを6月、9月、11月という形 で調べております。現状、今年度の途中経過でございますけれども、9 月で13日以上欠席している児童が、小学校は117名、中学校は22 4名ということで、実はこの時点でかなり多い数字が出ています。です ので、この13日が9月時点ですので、要するに半分ですね、それが倍 になれば、当然30日を超えてしまいそうな状況になります。ですので、 こういった子供たちのこれ以上の欠席をさせない取り組み、それから1 3日休んでいる子供たち一人一人の状況を細かく見ております。 この結果については、教育センターのSSCで一人一人の分析をして おりまして、この一人一人、もう既に名前を見ながらですけれども、こ の子がどういう状況で、今どういう取り組みを学校がしていて、何が課 題なのかというのをSSC報告会という報告会で、この不登校調査の結 果について分析をしております。委員ご指摘のように、30日にならな いというのを今後も力を入れていきたいと思います。

以上です。

岩 佐 教 育 長 ほかにはいかがですか。 眞貝委員、お願いいたします。

(15)

いと思うので、学校も地域の民生児童委員さんですとか、いろいろな組 織と連携しながら、家庭のことをよく見ていただきたいと思うんです。 民生児童委員が20年ぐらい間から学校訪問していまして、毎年学校 に行って、何かお手伝いはございませんかというお声がけをしているん ですけれども、最初のころは全然学校は「何にもありません」というお 話でしたけれども、最近は結構具体的な例を出して、こういう子がいる ので見守っていただきたいという、そんなお話もしていただくので、あ る委員さんは、5年生、6年生の2年間、毎朝、子供を迎えに行って、 学校に連れていって小学校を卒業したというお話も聞きますし、家庭の 中に踏み込むのは非常に難しいと思いますけれども、地域にそういう 方々がいらっしゃるということで、見守りを強化するということでもか なり不登校が少なくなっていくのかなと。

岩 佐 教 育 長 指導室長。

本 多 指 導 室 長 ありがとうございます。私も学校現場におりましたので、やはり家庭 に問題があるときに、民生児童委員の方と連絡をとって、ちょっと状況 を見てもらえますかとお願いをすると、見回りをしていただいたり、夕 方、こんな様子でしたよというお話を聞いたりと、非常にありがたかっ たなというのを今思い出しております。

本区におきましても、やはり民生児童委員の方を含め、人権擁護委員 の方でありますとか、さまざまそういった関係機関の方々のお力をかり ていくことが大事だと思っておりまして、いじめ問題の各学校でやって おります対策委員会とか、そういったところにもお招きいただいて話を したりしているところであります。

また、本区ではスクールソーシャルワーカーを置いております。そう いった部分で、学校がなかなかできないところをスクールソーシャルワ ーカーが関係機関との橋渡しをしたり、さらに、直接家庭に入って今も 対応しています。具体的には、夜になりますけれども、ひとりで家に残 っているお子さんのところにちょっと家庭訪問して、親が帰ってくるま で一緒に話し相手になってあげたりとか、また登校を渋っている子の家 に朝寄って、一緒に登校したりとか、そういった部分についてもスクー ルソーシャルワーカーが非常に学校のやりにくいところを埋めているよ うなかかわりがあります。

今後とも、そういった部分で、学校がいろんな状況を学校の中で抱え たりとか、例えばいじめの数とか不登校の数を隠したりせず、そういっ た部分を地域の方に理解していただいて、一緒に解決していくという姿 勢が大事かと思いますので、今後もそういった話を学校にはしていきた い思っています。

(16)

岩 佐 教 育 長 よろしいですか。

眞 貝 委 員 もう一つ。

岩 佐 教 育 長 どうぞ。

眞 貝 委 員 10月27日の読売新聞に、全国のいじめの認知件数が32万件とい うお話が出ていました。また、昨年度はいじめで自殺した方が10名。 小中の不登校の数も13万人と書いてありましたよね。非常に驚いて、 江東区ではどのような状況かなと思いましたら、今回この資料をいろい ろ説明していただいたので、ちょっと安心しました。いじめの件数も、 件数は多いけれども解決しているものが多いということで安心いたしま した。

以上です。

岩 佐 教 育 長 指導室長。

本 多 指 導 室 長 いじめの認知件数につきましては、今、委員からあった部分について は、今回のこの調査、全国での調査になりますけれども、今後東京都が 独自に調査をしておりますふれあい月間という部分で、東京都が各地区 ごとのいじめの認知件数を公表する予定になっております。江東区にお きましては、先ほど来、お話をさせていただいたように、丁寧にいじめ の認知をしておりますので、件数としては、今、委員からありましたよ うに、数は多いところがございますけれども、逆に今、問題となってい るのは、学校数、生徒数、児童数が多いのにいじめの認知件数が逆に少 ないという部分については、しっかりと見ることができているのかとい うことも大きな問題にもなっております。

そういった部分では、委員からもご評価いただきましたけれども、江 東区といたしましては、各学校それぞれ努力している状況がここに出て いるのかと思っております。

以上でございます。

岩 佐 教 育 長 橋本委員。

(17)

気になっているんですが、どんなことが多いのかということをお聞きし たいです。

岩 佐 教 育 長 指導室長。

本 多 指 導 室 長 いじめの認知件数の状況ですけれども、実は、今回は増えているんで すが、これ、細かく見ますと、小学校1年生が多いんです。小学校1年 生が多くて、中3に上がっていくにつれて、実は件数は減っているんで す。ということは、丁寧に見ることができているというふうに我々は捉 えているんです。要するに、今までは、これはけんかでしょうとかとい う形でいじめにしなかったものも、学校が、いや、受けたほうが苦痛を 味わっているからこれはいじめですというふうに、丁寧に認知ができて います。

これまでは、いじめの認知状況を学年ごとに見ていくと、小学校5、 6年生ぐらいが多いんです。どういうことかというと、やはり重たいい じめであったり、少し進んだいじめというものをいじめとして認知して いた。今回、今申しましたように、ピラミッド型に、小学校低学年のい じめが多いということは、やはり丁寧に学校がいじめを見ることができ ているというふうに捉えられるのではないかと思います。

それから、暴力行為につきまして、器物損壊なんですけれども、これ はどちらかというと、感情をコントロールできずに近くにあったものを 投げてしまって壊したということなので、はなから破壊行為ということ で何か物を壊そうということよりは、どちらかというと、感情のコント ロールができなくて物に当たってしまったということが傾向としては多 くなっています。

岩 佐 教 育 長 よろしいですか。

橋 本 委 員 ありがとうございます。

岩 佐 教 育 長 ほかには。 眞貝委員。

眞 貝 委 員 器物破損は、壊したものは弁償になるんですか。

岩 佐 教 育 長 指導室長。

(18)

ったり、さまざまありますし、先ほど申しましたように、ちょっとした ことでの気持ちのコントロールであったり、また悪質なものである場合 ということもありますので、学校では総合的に考えながら、保護者と話 し合いを進めながら取り組みをしているという状況です。

岩 佐 教 育 長 ほかにはよろしいですか。

(「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 それでは、本報告を終了いたします。

次に、報告事項6 平成29年度江東きっずクラブ保護者アンケート 実施結果についてを説明願います。

放課後支援課長。

池田放課後支援課長 それでは、資料7、平成29年度江東きっずクラブ保護者アンケート 実施結果についてご説明いたします。

きっずクラブでは、利用いただいている児童や保護者にそれぞれどの ように感じているか、毎年アンケート調査を実施しているところでござ います。このたび、結果がまとまりましたのでご報告いたします。 この調査は、全45クラブの登録児童の保護者を対象とし、各きっず クラブの児童を経由して保護者に配付、回収しております。なお、回収 に当たりましては、調査票を封筒に封入しておりますので、回答内容が 外部にはわからないよう配慮しているところでございます。

調査期間でございますが、平成29年8月25日から9月14日まで といたしまして、回収状況は1万3,050人の保護者の方へ配付し、 7,848通のご回答をいただきましたので、回収率は60.1%でござ います。昨年度の回収率は60.9%でございましたので、ほぼ同様の 回収率でございます。

それでは、2ページ目をごらんください。ここからは、設問と回答内 容を記載しており、全部で23項目ございます。まず、設問の説明の前 に、アンケートのフレームをご説明します。

問1と問2、これは学年と登録状況を聞くもので、A、B共通の内容 となっています。次に、問3から12まで、これはA登録、そして問1 3から問23まで、これがB登録となっています。

質問の内容は、それぞれ利用頻度や利用時間、入会理由、利用満足度、 児童の様子の変化、指導員の対応、要望等でございます。

それでは、改めて設問ごとにご説明申し上げます。

まず最初に、問1でございます。こちらは、学年別の登録数で、A、 Bの合計数になりますが、1年生が32.9%と最も多く、2年生が2 7.1%、3年生が20.3%と、学年が進むにつれて少なくなり、5年 生、6年生の登録は1割に満たない状況でございます。

(19)

が75.4%、B登録が24.5%でございます。

問3以降はA登録の利用状況でございますが、利用頻度につきまして は、週1日の利用が一番多く、全体の約3分の1となっており、以下、 週2日、3日となっています。また、平日は毎日利用するという週5日 のご利用の方は16.5%となっております。

それでは、3ページ目をごらんください。上段の表でございますが、 これは先ほどの設問を学年別に示しておりますので、後ほどご参照して いただければと思います。

次に、下段の問4、利用時間でございますが、午後5時までの利用が 33.8%と一番多くなっており、昨年度と同様に、この時間帯がA登 録最大のご利用層となっております。

次、4ページ目をごらんください。問5の入会理由ですが、学校の中 での活動であること、指導員がついていること、保護者が就労している ことが多く、きっずクラブが安全安心な居場所として、就労している保 護者も含めご認識いただいているものと考えているところでございます。 次は、きっずクラブの満足度についての設問でございます。こちらは 問6と5ページの問7、6ページの問8をあわせてごらんいただきたい と思います。まず、問6で、きっずクラブをどのように思っているかに ついてでございますが、「楽しい」と答えた児童の割合は83.1%で、 その理由といたしまして、5ページの問7にありますように、7割を超 える児童が「友達と遊べる」と答えていることになります。

一方で、おもしろくないと答えた児童は14.5%で、その理由とし て、6ページの問8にございますが、「友達が利用していない」という 答えが半数近くいます。つまり現状としては、友達の参加の有無、それ が楽しいか否かの判断の大きな要因となっているところでございます。 続きまして、6ページの問9をごらんください。入会後の児童の様子 でございますが、変化があったと答えた保護者は20.5%、具体的に はこちらにございますように、気配りができるようになったとか、宿題 を終わらせてから遊ぶ習慣がついたなどのご意見をいただいております。 それでは、7ページ目をごらんください。問10では、指導員の対応 について、9割以上の方から「満足」との評価をいただいております。 次に、問11です。今後きっずクラブに必要と感じるものについてで ございますが、最も多かったのがスポーツや体力向上に関するプログラ ムについてでございます。施設をシェアしている都合上、自由に校庭や 体育館などを使えない状況もございますので、今後の検討課題とさせて いただきます。

(20)

の5つ目のポツでは、B登録との交流のご要望がございます。この要望 は、次の(2)の運営システムの3つ目のポツ、そして(4)のイベン トの5つ目のポツでも関連した要望がございます。

では、改めて(2)の運営システムをごらんください。4つ目のポツ では、学校休業日における開始時間の前倒しについて、5つ目のポツは スペースの課題についてご意見をいただいております。

それでは、次に9ページ目をごらんください。ここからは、B登録の 保護者に対するアンケートでございます。まず、問13、B登録の利用 頻度は78.9%の方が週5日の利用と、多くの児童がほぼ平日の毎日 利用している状況でございます。

次に、問14、利用時間につきましては、午後5時までが30.5%、 午後6時までが45.8%、7時までが16.0%となっており、B登録 では6時までが最大のご利用層となっております。

次に、問15では、全体の88.8%が児童にとってきっずクラブが 居心地のよい場所との評価をいただいています。

恐れ入りますが、10ページ目をごらんください。利用満足度に関す る設問で、こちらは問16、17、そして11ページの問18をあわせ てごらんください。まず、きっずクラブをどのように思っているかにつ いて、「楽しい」と答えた児童の割合は91.9%、これはA登録より も8.8ポイント高くなっております。その理由としましては、問17 にございますが、これはA登録と同様に、7割を超える児童が「友達と 遊べる」と答えているところでございます。

一方、おもしろくないと答えた児童は6.6%、これはA登録の児童 よりも7.9ポイント低くなっています。この理由でございますが、問 18にございますが、遊びたいゲームやおもちゃがないですとか、自由 に遊べないとの声が多く、A登録では友達が利用していないという答え が半数近かったのに対し、B登録では18.1%、これは多くの児童の 利用がされている結果がここにあらわれているのかと思っているところ でございます。

問19をごらんください。児童の変化については、34.1%の保護 者から何らかの変化が見受けられるといただいており、A登録の人より も13.6ポイント多くなっています。

恐れ入りますが、12ページ目をごらんください。上にございますが、 そのB登録の児童の具体的な変化の内容ですが、協調性や責任感、学習 習慣などが挙げられております。

次に、問20の指導員の対応については、A登録と同様、9割以上の 方から「満足」との評価をいただいております。

(21)

次に、13ページをごらんください。問22は、学校の休業日である 土日、祝日などに関する利用アンケートですが、おおむね6割から7割 近くの方が利用希望とご回答をいただいています。一方で、年末年始に ついては、利用希望者が14.1%、ふだんの日曜日や祝日よりも高い ニーズがございます。

最後に、14ページ、問23をごらんください。こちらはB登録にお けるその他のご意見でございます。こちらも2番の要望の欄をごらんく ださい。(1)の遊び・活動内容の1つ目のポツでは、A登録と同様に、 体を動かすことに関連したご要望をいただいております。

2番の運営システムでも同様に、2つ目のポツで、開始時間の前倒し のご要望がございます。また、6つ目のポツをごらんください。4年生 以降のB登録に関するご要望です。現在、区では障害をお持ちの方を除 きまして、B登録は3年生までとさせていただいておりますけれども、 国の制度は学年にこだわらず、4年生までの利用を推進しております。 このような開始時間ですとか、対象者の拡大といった運営システムにつ きましては、去年のアンケートも含めて現在も保護者からのご要望がご ざいます。一方で、きっずクラブが来年度開設予定の有明西学園におい ても設置されるなど、区内全ての学校の整備が完了することが確実とな るだろうと、施設面における整備が一段落することもございます。その ため、運営に関する考え方につきまして、改めて検討することが大事な ものであると考えるところでございます。

今後は、本区における放課後児童の健全育成に向けて、本日ご紹介さ せていただいたアンケート結果を踏まえながら考えてまいりたいと思い ます。

長くなりましたが、私からは以上でございます。

岩 佐 教 育 長 それでは、本件について質疑願います。 松江委員。

松 江 委 員 今の報告の中で、子供の変化が確認できたのは、三十数%というふう にたしかあったかと思います。変化の中身についてですが、保護者の希 望する変化の中身と、区教委の求めている変化の中身との間で、ずれが あるのかないのか教えてください。あるのが望ましいと僕は思うんです けれども、その場合、その辺のことをどのように評価しているのでしょ うか。

(22)

ら教えてください。お願いします。

岩 佐 教 育 長 放課後支援課長。

池田放課後支援課長 まず、児童の変化の様子、中身でございます。我々区教委といたしま して、一番児童に対して変わってほしいというか、向上してほしいと思 っているのが、友達関係、つまり協調性でございます。こちらに保護者 の方も放課後、友達と、それから友達だけではなく、いろいろなおつき 合いの中で、いろんな方と楽しく仲よく過ごせるということを望んでお りますので、そういった意味で我々が考えている、児童に対する協調性 の向上、保護者からのご要望である協調性の向上、こういったことにつ いては、方向性は合っているのかと思っております。

それからあと、学習に関する要望もございます。こちらは、江東区と いたしましても、学びのことについては今、非常に力を入れているとこ ろでございます。自主的な学習の態度、こういったことも伸びていくの が、我々にとっては非常に望ましいと思っておりまして、A登録、B登 録ともに宿題をやってから遊びましょうとか、このような変化が見られ ていると思っておりますので、これにつきましても、我々が考えている 児童の変化に対して、子供たちが健やかに育っていただいているのかと 思っているところでございます。

それから次に、ご要望に対する対応でございます。このように既にい ただいているご意見がございます。実は、これから江東区健全育成にお きまして、今年度と来年度にかけまして、具体的な放課後のプランとい うものを検討、策定するところでございます。ですので、今回いただい たご意見をきちんと、取捨選択する必要はございますけれども、特に開 始時間ですとか利用対象者、こういったことについて、具体的に計画の 中で、来年度にかけまして、江東区としての考え方、保護者のニーズに 合わせた対応の仕方、こういったことをまとめていって、実行に向けて 進めていきたいと思っているところでございます。

以上でございます。

岩 佐 教 育 長 よろしいですか。 松江委員。

(23)

かえって遊ばすのが危険というか、怖いような状況があるのではないか と思うんです。ですから、これはお金のかかることですけれども、校庭 に照明をつけて、この時期でも4時半のチャイムが鳴っても、校庭で遊 べるような環境をつくってあげてほしいなと思います。

岩 佐 教 育 長 放課後支援課長。

池田放課後支援課長 まず最初に、子供たちの安全安心に対する考え方といたしまして、こ れはやはり最も重要なことだと思っております。きっずクラブを学校に 設置したのは、やはり子供たちの安全安心な居場所ということになりま すので、これから、特にこの時期、日が暮れるのが早くなって、夕方4 時、5時でも暗くなってしまう。そういった中で、今現在、限られた環 境、施設もございますけれども、その中で最大限に安全安心な居場所と いったことについて、関係する指導員、それから保護者等も含めて協議 をしながら進めてまいりたいと思っているところでございます。

岩 佐 教 育 長 学校施設課長。

谷川学校施設課長 後者の照明につきましては、中学校であれば部活動の関係上、片づけ もありますので、補助照明はつけさせていただいております。小学校に ついては、ついているところとついていないところとがありますので、 その辺は学校と調整しながら、必要なところであればつけていきたいと 思います。

岩 佐 教 育 長 よろしいでしょうか。 眞貝委員。

眞 貝 委 員 ただいまの8ページの保護者の感想というところで、A登録とB登録 の環境の差をなくしてほしいとか、子供が不公平さを感じているとか、 また料金を上げてもいいので、B登録のプログラムに参加できるように してほしいとかという意見が感想としてありました。例えば料金を考え てB登録にできないという保護者も中にはいるかもしれません。今後、 B登録、A登録というように分けるのではなく、一本化していくような 考え方は、江東区としてはお考えでしょうか。

岩 佐 教 育 長 放課後支援課長。

(24)

して、どうしても限りがありまして、そういったことに対して、普通は 一体型というものが一定程度の施設の利用場所確保の効果もあるという 側面もございます。ですので、国の進めている制度でございますので、 やはり本区といたしましても、そのメリット・デメリットをきちんと踏 まえながら、組み入れられるところは組み入れていきたいと考えている ところでございます。

岩 佐 教 育 長 ほかにはございますでしょうか。 橋本委員。

橋 本 委 員 人数が結構多くて過密状態になっているという意見がありますけれど も、そんなにスペース的には余裕がない状態でしょうか。

岩 佐 教 育 長 放課後支援課長。

池田放課後支援課長 B登録につきましては、制度上、1人頭の面積が確保されておりまし て、決して余裕があるというわけではないんですけれども、一定程度の スペースは確保されているのかと思っているところでございます。 一方で、A登録というのは、定員を設けずにご利用できるという性格 をとっているものでございますので、日によって、それから施設等々に よりまして、限られた施設の中でかなり多くのお子さんが利用されると、 そういう事実もございます。

ですので、そういうときは、イベント等によって子供が、どうしても 室内で活動するのが基本になりますので、そういう中でご利用いただく ということについては場所を、特に子供たちは元気に動き回りますので、 そういったことでちょっとご不便をかけている部分があるのかなという のは事実でございます。

岩 佐 教 育 長 よろしいでしょうか。

(「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 それでは、本報告を終了いたします。

次に、報告事項の7 江東区立図書館指定管理者制度導入準備に向け た検討結果について(報告案)を説明願います。

江東図書館長。

保谷江東図書館長 私から、江東区立図書館指定管理者制度導入準備に向けた検討結果に ついて(報告案)をご説明いたします。資料8をごらんください。 今回は、中間のまとめとして、現時点での検討結果案の概要のご説明 となります。少々お時間をいただくことをご了承ください。

(25)

東、深川を除く地域館に、平成31年度から2カ年で指定管理者制度を 導入することなどについて整理し、既にご報告しているところです。今 年度は、2、平成29年度の検討事項にあるとおり、教育委員会事務局 内に検討組織として、江東区立図書館指定管理者制度導入準備委員会を 設置し、指定管理者対象館のグループ分け、月曜開館、開館時間の延長 など、具体的な検討を進めており、3の検討経過にありますとおり、既 に準備委員会を3回開催しているところです。

左下の4、検討内容をごらんください。まず、1点目の指定管理者対 象館のグループ分けでは、指定管理者同士が切磋琢磨することでサービ スアップを図れるような整理が必要となっております。そこで、来館者、 貸出件数ともに上位である豊洲、東陽を別グループとし、地域バランス や競争性を踏まえた整理が必要として検討しております。

2点目の月曜開館については、併設施設の調整や江東図書館での月2 回の試行結果、利用者ニーズ等を踏まえた検討を行っております。 3点目の開館時間の延長については、平日と日曜祝日に分けた検討が 必要となっており、平日の開館時間延長では、利用状況や利便性等を踏 まえた拠点開館方式の検討も行ったところです。また、日曜祝日の開館 時間延長も、利用状況等を踏まえた検討を進めてまいりました。 その結果ですが、資料右上の5、検討結果をごらんください。まず、 1点目の指定管理者対象館のグループ分けは、来館者数や地域バランス 等を踏まえ、Aグループは豊洲、古石場、亀戸、砂町の4館、Bグルー プは東陽、東雲、城東、東大島の4館にグループ分けを行っております。 Aグループは31年度、Bグループは32年度から指定管理者制度を導 入する方向で整理しております。

グループ分けした地域館の配置状況についてですが、お手数ですが、 資料の裏面の左側にあります指定管理者制度導入グループ分け案をごら んください。こちら、赤い丸印がAグループ、青い丸印がBグループの 地域館で、半径1キロメートルの範囲でお示ししているところです。こ うしたグループ分けにより、区立図書館全体のサービスアップが図れる ことを考えているところでございます。

資料の表面にお戻りいただき、次、2点目の月曜開館ですけれども、 利用者ニーズや近隣自治体の状況等を踏まえ、指定管理者制度導入に合 わせ実施する方向で整理しております。しかし、古石場及び砂町図書館 は、施設の構造上、併設する文化センターと開館日を調整する必要があ ります。なお、指定管理者制度を導入しない江東図書館等についても、 31年度から月曜開館を実施する方向で整理しております。

(26)

て、21時まで開館時間を延長する方向で整理しております。ただ、日 曜祝日の開館時間では、現在17時まで開館しておりますが、閉館時間 の混雑状況等を踏まえ、全館で開館時間を2時間延長し、19時まで開 館時間を延長する方向で整理しております。

なお、平日の開館時間の延長に関しましては、お手数ですが、資料裏 面の右側にあります、平日の開館時間延長について拠点開館方式という 図面がありますので、こちらをごらんいただきたいと思います。ごらん のとおり、東陽、豊洲、城東の各図書館の半径2キロメートルの範囲を 赤い印でお示ししております。利便性のよいこの3館を時間延長するこ とで、区内の大部分をカバーすることが可能となっております。 また、枝川の図書サービスコーナーですけれども、こちらは図書の貸 し出し、返却機能のみであり、利用者数等の実績から、開館時間は平日、 日曜祝日ともに現行どおりのままという形で整理しております。

お手数ですが、また資料の表面のほうにお戻りください。6、スケジ ュールになります。今後のスケジュールとしては、さらに検討を進めま して、今年度中に最終的な報告を予定しており、平成30年度には図書 館の条例改正やAグループの募集、選定等を始めていく予定であります。 最後に、7、指定管理者制度導入における課題等ですが、まず31年 度は地域館の運営体制において、窓口業務委託と指定管理者が混在し、 開館日ですとか、開館時間が各館で異なってくるというところから、丁 寧な区民への周知が不可欠となっております。また、指定管理者制度を 導入しない中央館機能である江東及び深川図書館は、引き続き窓口業務 委託となりますけれども、図書館サービス向上への取り組みが求められ るというところでございます。さらに、白河こどもとしょかんは、深川 図書館の分館であること、既に職員不在で図書館運営をしているという ことなどから、当面は指定管理者制度を導入しない方向で整理しており ます。

私からの説明は以上です。

岩 佐 教 育 長 それでは、質疑願います。いかがでしょう。 進藤委員。

進 藤 委 員 今、開館時間の延長ですとか、いろいろ相当努力なさっていらっしゃ るんですが、私なんかは東陽図書館が隣なんですけれども、具体的に、 窓口業務委託と指定管理者制度を導入した大きな違いというのは、我々 利用する者として、どんなふうに見えてくるものなのでしょうか。その 辺を、ちょっと初歩的なことなんですけれども、教えてください。

(27)

保谷江東図書館長 窓口委託と指定管理の簡単な違いというところですけれども、端的に 言ってしまいますと、そこの図書館に区の職員がいるかいないかという 部分が大きく異なっているということがあります。それと、実際の図書 館の運営という部分になりますと、その図書館の運営自体そのものをお 願いするという形になりますので、今はあくまでも業務委託の範囲の中 で窓口サービスをやっていますけれども、基幹の部分は変わりませんが、 あとはレイアウトの関係、見せ方の関係という部分で、サービスが向上 していくという部分が他の自治体で見られるというところになりますの で、そういった部分では、区の職員はいませんけれども、他の自治体の 指定管理の状況を見ますと、そういった部分でのサービスアップという 部分がよく見られているところになるかと思ってございます。

岩 佐 教 育 長 よろしいですか。

進 藤 委 員 はい、わかりました。

岩 佐 教 育 長 ほかには。よろしいでしょうか。 (「はい」と呼ぶ者あり) 岩 佐 教 育 長 それでは、本報告を終了いたします。

次に、報告事項8につきましては、案件の性質上秘密会とし、また協 議事項1及び2につきましても、区議会及び関係諸機関の審議状況等の 関係がございますので、秘密会といたしたいと存じますが、ご異議ござ いませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

岩 佐 教 育 長 ただいま全員一致の賛成を得ましたので、江東区教育委員会会議規則 第12条第1項の規定により、報告事項8及び協議事項を秘密会といた します。

それでは、報告事項8 有明西学園開校に伴う転校の取り扱いについ てを説明願います。

学務課長。

油 井 学 務 課 長 それでは、資料9をごらんください。有明西学園開校に伴う転校の取 り扱いについて、ご説明させていただきます。

参照

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