特集「ロボットビジョン」の発行に寄せて
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(2) ii. 情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージ メデ ィア. を勘案することにより,実世界で動作するロボットが 必要とする視覚のプランニングについて詳細に解説さ れている.. Dec. 2003. 3. お わ り に 以上のように,本特集号には,バラエティに富んだ. 田中,谷川,安部,田中氏による一般論文「 ハプ. 論文が掲載されている.特に「作業」ならびに「移動」. ティックビジョンに基づく能動的物体重量推定」では,. に関するロボットビジョン研究について,最近の数年. 著者らのグループが提案しているハプティックビジョン. 間の動向を横断的に一望できるものと考えている.. システムの一例として,ロボットハンド の操作によっ て対象物体の重量推定を行う手法が提案されている.. 1960 年代に始まるロボットビジョン初期の研究成 果が,産業用ロボットのセンサとして,製造工程の自. ハプティックビジョンとは,リアリティの高い VR 空. 動化に大きく貢献したように,これからのロボットビ. 間を構築するために,対象物体に既知の外力を作用さ. ジョン研究が,今後ますます発展するであろう 21 世. せ,その変化や変形過程をビジョンによって計測する. 紀の新しいロボットたちにとって,文字ど おり「眼」. ことを基本とする手法であり,ロボットビジョンの新. となって貢献していくことを確信している.本特集が,. たな展開の 1 つであると考えられる.提案手法では,. その研究を行う方々のための一助にでもなれば幸いで. ロボットハンドによって対象物体を操作することによ. ある.. り,既知の摩擦係数を用いて物体重量を安定に推定で きることを示している. 呉,和田,陳氏による一般論文「ロボットのボディ を利用したカメラキャリブレーション」では,移動ロ. 最後に,本特集の編集にあたり,貴重な研究成果を ご投稿いただいた著者の方々,厳しいスケジュールに もかかわらず査読にご協力いただいた査読委員の皆様, ご多忙の中編集にご協力いただいた編集委員ならびに. ボットが環境に固定された外部カメラを用いるシステ. オーガナイズド セッションの企画・運営にご協力いた. ムにおいて,そのカメラキャリブレーションを簡便に. だいた CVIM 研究会運営委員の皆様,また,発行に向. 行うための,たいへんユニークな手法が提案されてい. けてご尽力いただいた情報処理学会の渡辺様,CVIM. る.提案手法では,車両型ロボットが,床面上をほぼ. 事務局の斉木様に深く感謝致します.. 正確な真円を描くように移動できることを利用し,そ の移動軌跡を観測することによって,床面を基準とし. 〈特別編集委員〉. たカメラの視線方向と,カメラの焦点距離を求める方. • 角 保志( 産業技術総合研究所). 程式を導出し,詳細なシミュレーションと実機実験に. • 中村恭之( 和歌山大学). より,その有効性が示されている..
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