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リーフレット 2012年度石巻市鮎川での企画「文化財レスキュー展in鮎川」

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Academic year: 2021

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リーフレット 2012年度石巻市鮎川での企画「文化

財レスキュー展in鮎川」

著者 東北学院大学文化財レスキュー班

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文化財レスキューの活動

1、貴重な文化財の救出

平成 23 年 3 月 11 日の 地震にともない発生した巨大な津波によって、 ここ旧牡鹿町で は、鮎川収蔵庫に保 管されて いた民俗資料と 考古資料、 鮎川公民館に保管さ れて いた町史編纂 資料が被災しました。これらの 文 化財は、奇跡的にほぼすべてが流失を免れました。しかし、収蔵庫の 内部 に残された資料の多くは、海水の 圧力で壊れたり、泥や塩分の 影響でカビ が発生したりするなど、極めて深刻な状態でした。 この ように被災した文 化財を 救出す るため、文化庁の 「 被災文化財 等 救援委員会」が文化財レス キューに乗り 出しました。これにより、全国から 博物館学芸員が牡鹿入りして文化財のレスキューを行いました。 (写真1)全国から鮎川に集 まっ た専門 家た ち

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(写真2)二次洗浄を行う学 生た ち

2、文化財を徹底的に洗浄せよ

鮎川収蔵庫の資料は、学芸員ら専門家たちによって集められ、仙台ま で運搬されました。4000 点にものぼる資料の多くは、東北学院大学博物 館に一時保管されています。 東北学院大学文学部の民俗学実習室 では、資料に対して、被災の状 態やそれに応じた対処法を指示するカルテを作成し、それに従って徹底 的に洗浄を行いました。わたしたちは、これを一次洗浄と呼んでいます。 しかし、資料の状態はとても悪く、特にカビの問題は深刻でした。一次 洗浄を終えた資料の一部に、カビの再発が確認されたことから、より資料 の状態を安定させるための洗浄が求められました。そのため現在は、カビ や塩害の再発によって資料が傷むことを防ぐためのクリーニングである、 二次洗浄という作業を行っています。

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3、これからの活動

甚大な被害を もたらした東日本大震災ですが、牡鹿半島の 歴史をもの がたる民俗資料や考古資料は、ほぼすべてが残りました。しかし、これらの 文化財は、 収蔵庫に保存さ れて いた際の データ が消失したために、生活 のなかにお いてどのように使用さ れて いた資料なのかと いった、具体的な ことがわからない状態にあります。 そこで、わたしたちは、牡鹿半島などで移動展示 を 行い、 来場してく だ さったみなさ まから、 被災した文化財の 情報を 集めると 共に、 被災文化財 の現状を 多くの方に知って いただくという活動を 始めました。文化財レスキ ューは、救出した資料をコ レクションす るの ではなく、元の 場所 に返すこと が最終的な目的です 。 全ての 被災した文化 財が牡鹿に戻ると きまで、東 北学院大学民俗学実習室の文化財レスキューの活動は続きます。

文化財レスキュ

ーの活動

お知らせ 平成 24 年 11 月 6 日(火)~ 8 日(木) 仙台 メディアテークに て鮎川収蔵庫 か ら レ ス キ ュ ー さ れ た 被 災 文 化 財 を 、 す べて陳 列する予定です。 編集・発行 東北学院大 学文学 部 歴史学科 民俗学実習 (文化 財レ スキュ ー班)

参照

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