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錐体網膜(亀)の電気生理学的研究

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Academic year: 2021

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38 の一部では壊死細胞に対して多形核白血球が遊出しで いる像も少数ながら見られる。tれ等の変化は一括し て,左心室の内圧増加に対して一度肥大した心筋細胞、 が,その肥大の故に栄養条件との問に不均衡を生じ (肥大心筋の量に1と対ナる冠状動脈血流量の比較的減 少,心筋細胞の体積に対する表面積の比較的減少等 々),特に血液逆流による拡張期に於ける大動脈始部 の血圧下降のため一層冠状動脈循環は不利となり,心 筋細胞は徐々に死滅することになる。細かい脱豚はこ うして出来たものであり,種々の心筋細胞の変化はそ れより新しい,それに移行すべき過程である。但し末期 におこった肺炎が心の負担を増し.心筋の変化が急に 進行したことは新しい壊死心筋の状態から推察され る。猶組織学的にも冠状動脈枝に内腔の狭窄はほとん どない。 肺:左3009,右4109。全体に軽度の褐色硬化があ るほか,両側共に後部に特に,右上葉後部に,充血と 軽度の浮腫を主徴とする新しい血忌肺炎を見る。臨床 的の肺の局所症状は病変がもっと進展しなければあら われないから全身症状の方が先だつてあらわれ,叉後 でのべる剖検上見られた全身反応も同様である。 肝:1430g。慢i生欝血による小葉中心部の萎縮,欝 !血は軽い。肝全体の腫脹,脂肪化・Durchfeuchtung がかなり著明であり,猶,フォルマリン固定後小葉中 心部に軽度の黄疸をみとめる。組織学的にも欝血によ る変化は軽く,肝細胞の歪面性の脂肪化,毛細管周囲 の浮腫がある。 ・脾:120g。慢性欝血性戯変化に脾炎を伴っている。 腎:皮質の濯濁腫脹と髄質の急性欝血。 副腎:皮質のリポイドの引外。 肝,脾,腎,副腎の所見は慢性欝血による変化もあ るが,肺の新しい炎症と結びつけ考うべき一連の全身 的反応のあらわれと解される。猶,脾,腎に夫々指頭 大,クルミ大の古い梗塞があるが,itれは心内膜炎の 活動していた時期に内膜に附着した血栓が剥離して流 れて来たったために出来たものであろう。 左側卵管:左側卵巣と共に子宮に強く癒着し,割を 入れるとクルミ大の内腔から濃いクリーム状の膿が流 出する。此の膿の性状や卵管壁の肉芽の古さから.か なり永い経過をもつているものと愚われ,特に炎症が 急に発展したと考えられる所見を認めないから,臨床 症状と関聯は少いと考えられる。 脳:肉眼的に二は:皮質がやや萎縮性であるほかには著 変とみとめない。継織学的には脳実質の毛細血管の充 盗が目立ち,特に著しい所,例えば脳底の一部では滲 透性の小出血が認められる。頭頂葉,前頭葉から取っ た標本に於て,皮質の神経細胞に種々な変性像をみと め,叉小脳歯状核の細胞にも変性がある。脳実質全体 にCorpora amyiaceaが異常に多数出現している○ これらの所見の意味づけ,臨床症状との関係の説明は 必ずしも容易でないが,一方で肺炎及びitれに関聯し た全身反応がみられ,他方臨床上末期にかえって血圧 の上昇が起っているeとから,あるいは血管の攣縮に よる乏血性の変化とも考えられる。(此の点に就いて は私自身不明な点があり,将来の問題として残してお く。) 総括:本例は心内膜炎による大動脈三口閉鎖不全症 の経過中,急性肺炎を合併して死亡したものである。

東京女子医科大学三々第67回例会

日時昭和29年6月5日(土)午後2時

場所:東京女子医科大学臨床講堂

1.癌腫の骨転移の4例 (整形外科)関口 隆 .脊椎並びに四肢骨に癌転移を起こした症例を報告し た,33j,35j,49j,51j,女子。原発巣は,胃癌1・ 乳癌2,卵巣癌1,その内3例に病的骨折を起tし・ 2例に麻痺を認めた。 .2.耳鼻科を訪れた欝病患老の一症例

(精神科)末田田鶴子

欝病殊に軽欝状態の患者に於てぽ,専ら身体的症 候がその前景に立ち,離病の八隅童候といわれている

Hetnmung, unmotivierte Traurigkeit等の症候が表 面に現われず,∼二の結果各科を訪れる者が可成多い様 に思われます。 私は之こに耳鼻科,内科,眼科を次々と訪れた鯵病患 者の一症例の経過を報告し御参考に供した次第です。 (詳細は誌上発表の予定) 3.錐体網膜(亀)の電気生理学的研究 (生理)飯 田 浩 子 とれ迄吾々は低抵抗毛細管電極を用いて,数種の動 物に於ける網膜活動電圧(ERG)及び網膜内活動電 一 162 一一

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39 圧(EIRG)の研究を行ってきた。今回は網膜視細 胞として錐休のみを有する所の亀について実験を行っ たのでその成績を報告する。 使用した亀は主としてクサガメで,とのERGは:略 同一条件下で実験を行ったのに毛拘らず2つのtype を示した。即ち1つは蛙等に見られるa,b及びd波 の著明なもので.他はla及びd波は特に顕著である のに反しb波が小さくて屡々不明瞭であり為ICE R Gが単峰性の陰性波を示した。然しアルコールを滴下 すれば直ちにa波は抑制され陽性のb波が明かに出 現した。この成績はSvaetichinの錐体の活動は陰性 波を示すとの考えと矛盾する。電極を網膜内に挿入す れば蛙同.様のEIRGが得られるが,との場合ERG の型に関係なく速い陽陸刺戟に続いて著明なoscilla− tionを伴う陰性波が見られる。 ER−G及びEIRG共 に暗順応1,こよる反応の増大を認め難い。そのスペクト 7レ感度を検するにERGに於ては順応に関りなく617 mμ附近に最大のu’ ・一クを持つ曲線が得られたが480

mμ附近に筒1っの小峰を示した。EIRGを示標と

した場合も略同様の成績であったがEIRGは網膜の 限局された活動であるから筒相当数の測定を必要とす るので実験を続行して.いる。視神経繊維活動電圧 (spike)は検出困難であったが,之に就ても重ねて実 験の予定である。 4.血管心臓造影法(楯環時間と像現出と の関係について) (放射線科)島津フ ミヨ

5.臨 床 裟談

(産婦入科)大 村 久 栄 /68一’

参照

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