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献辞

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Academic year: 2021

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(1) 献 辞. 岩本由輝教授のご退任によせて 岩本由輝先生は,2011年3月31日をもって東北学院大学をご退任されました。先生は,1967年 3月に東北大学大学院経済学研究科博士課程を修了され,経済学博士の学位を取得されるととも に,山形大学に奉職され,教育・研究の歩みを始められました。その後,1988年4月に本学経済 学部に教授として着任されました。本学では,大学院経済学研究科専攻主任,大学院経済学研究 科長を歴任され,経済学部と大学院経済学研究科の充実・発展にご尽力されました。この間,多 くの学生・院生を指導され,社会に有為の人材を送り出してこられました。 先生は「地域経済史」を担当され,東北地域の経済・社会の発展を鋭い歴史認識に基づいて展 開されてきました。講義では,平易で親しみのある語り口で学生に語りかけ,歴史のおもしろさ に多くの学生が魅了されたようです。様々な講演会や研究会で先生のお話を拝聴するたびに,先 生のお話の奥行きの深さに私自身も魅了されたことを思い出します。また,先生は常にどんな時 にも時間があれば原稿を執筆されていて,その姿を鮮明に記憶しています。本号に掲載された先 生の研究業績を一覧すれば,誰もが驚嘆することと思います。その数えきれない論文数からする と,いったいいつ食事しているのだろうかなど,先生の生活時間について疑問を持ってしまいま す。その意味では,先生はまさに私どもが見ならうべき研究者の鏡であると思います。 先生は,市場史研究会の代表世話人や比較家族史学会の会長をお務めになり,学会を通して日 本における地域社会史・地域経済史の研究の進展や後進の育成に大いに貢献されました。また, 日タイ交流史と日タイ農村社会研究のためタイの研究者との共同研究プロジェクトとして「日タ イセミナー」を結成し,その日本側代表を務められ,国際的にも研究領域を広げられてきました。 さらに,本学の歴史を明らかにするプロジェクトとして,本学創立120周年記念事業「大正デ モクラシーと東北学院」調査委員会委員長を務められ,記念図録『大正デモクラシーと東北学院 -杉山元治郎と鈴木義男-』を刊行されました。その後,本学の創立の解明に向けて私学事業団 補助事業「杉山元治郎と鈴木義男の事績を通してみる東北学院の建学の精神」の研究代表者も務 められました。 岩本由輝先生のこうした学内外におけるご活躍とご貢献に対する敬意と感謝の意を込めて,ま た今後の先生のご健勝を大いに祈念し,『東北学院大学経済学論集』第177号をご退任記念号とし て先生にお捧げいたします。 経済学部長 原 田 善 教. ― ― 1.

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