平成 28 年度後期 喀痰吸引等実施のための研修事業(不特定多数の者)筆記試験(1 回目)
問
1.医療を提供する基本的な考え方について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)病気や障害があっても、利用者一人ひとりの「個人の尊厳」は保障されなければならない。 2)日本国憲法の中で「個人の尊厳」を守るために(生存権)を保障しているのは第13 条で ある。 3)医療提供の理念等を定めた法律は、介護保険法である。 4)社会福祉や医療の分野において、めざす理念は過去から現在に至るまで一貫している。 問2.医療の倫理の重要性と医療職の倫理規範について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1) 介護職員等は、喀痰吸引や経管栄養を行うための知識・技術だけではなく、医療の倫理 についても理解が求められる。 2) 医療の倫理を遵守させる方法として「法令で規律する方法」と、「専門職団体が行為規 範を示し遵守を促す方法」とに大別される。 3) 介護職員等も利用者との信頼関係や公正性が要求される職能であり、守秘義務だけでは なく、常に利用者の立場に立って業務を行う能力を求められている。 4) 介護職員等は専門職として利用者の暮らしを支える視点で、利用者の声を代弁して喀痰 吸引や経管栄養等の医療的ケアを受ける利用者が増えるよう推進する。問3
.日本介護福祉士会倫理綱領に述べている考え方について、適切ではないものを1つ選択 しなさい。 1) 一人ひとりの利用者が心豊かな暮らしと老後が送れるよう、かかわる職員の立場を優先 してサービスを提供する。 2) 常に専門知識や・技術の研鑽に励むとともに、豊かな感性と的確な判断力を培う。 3) プライバシーを保護するため、職務上知り得た個人の情報を守る。 4) 暮らしを支える視点から利用者の真のニーズを受けとめ、代弁することも重要な役割で ある。 問4.利用者・家族に対する説明と同意に関して、適切でないものを1つ選択しなさい。 1) 自己決定の前提には、決定に必要な情報がわかりやすく提供され、利用者がその内容を 理解した上で、自由に決定できることが必要である。 2) インフォームド・コンセントの目的は、医療提供者と患者が同じ方向をめざして協働す ることにある。 3) 子どもの場合でも、判断力の程度と治療や検査の内容によって同意できることもあり、 インフォームド・コンセント(説明と同意)は大切である。問5.利用者や家族の気持ちについて、最も適切でないものを1つ選択しなさい。 1) 利用者や家族は、経管栄養等を受けることに疑問を持つことはない。 2) 利用者や家族の気持ちは不安によって変化することがある。 3) 療養の経過に伴って、家族の中に新たな課題が出てくることもある。 4) 利用者や家族がもつ不安や心配、疑問には充分に耳を傾ける。
問6.
保健医療制度の利用について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1) 障害者総合支援法における自立支援給付の1つに介護給付がある。 2) 医療保険制度における被保険者の費用負担率は原則3割である。 3) 介護保険制度における被保険者の費用負担率は一律2割である。 4) 介護保険制度において被保険者の対象は40歳以上の人である。 問7.医行為について、適切なものを1つ選択しなさい。 1) 「経管栄養」は医行為の範囲に含まれる。 2) 喀痰吸引等に関する研修を修了した介護職員は、医師の指示がなくても利用者に喀痰 吸引を実施できる。 3) 看護師は、医師の指示がなくても利用者に医行為を実施できる。 4) 理学療法士は患者に対して喀痰吸引を実施できない。問8
.介護と看護の連携を考える上で、適切ではないものを1つ選択しなさい。 1) 互いに受けた教育内容や、医療と福祉という異なる土壌で仕事をし、培ってきた価値観 が異なることを理解する。 2) 看護職員は、医師等と仕事する中で「指示する・される」上下関係で仕事してきた人が 少なくなく、介護職との間にも同様の関係をもち込みやすい。 3) 医師や看護職員と連携した仕事をするときは、感情的なあつれきが生じないよう互いに 言いたいことは我慢するようにする。 4) 喀痰吸引等の医行為を実施する上で、介護職員・看護職員とも互いに対等で必要な存在 だと思え、よりよいパートナーシップが求められる。 問9.喀痰吸引・経管栄養を実施する上での医療職と介護職員等との連携について、 適切でないものを1つ選択しなさい。 1)喀痰吸引等の実施内容等を記載した計画書を作成し、活用する。 2)対象者の情報共有を図り、適切な役割分担を図る。 3)緊急時の医師・看護職員への連携方法をあらかじめ決めておく。 4)実施報告書は、何らかの異常があった時に作成し、医師に提出する。問10.安全に喀痰吸引や経管栄養を提供するための留意事項として、適切でないものを1つ 選択しなさい。 1)自信をもって操作を実施できるように、十分に手技を練習する。 2)手技が利用者の身体に与える影響を理解する。 3)手技により起こる可能性がある危険について、事前にその対応は検討しない。 4)ミスやヒヤリハット、アクシデントが生じた場合、積極的に報告できるように体制を整え る。 問11.リスクマネジメントについて、適切でないものを1つ選択しなさい。 1) リスクマネジメントの前提にはベテランでも事故を起こすという考えがある。 2) 事故による被害者は利用者のみである。 3) リスクマネジメントは予防対策と事故対策をたてることである。 4) リスクマネジメントの実行には組織的な取り組みが必要である。 問12.救急蘇生に関して、適切でないものを1つ選択しなさい。 1) 救急蘇生は病気やけがにより急変した人の命を守り救うための必要な知識と 手技である。 2) 応急手当の目的は「救命」、「悪化防止」、「苦痛の軽減」である。 3) 心肺蘇生は胸骨圧迫から開始することになった。 4) 意識がない場合には、体を大きくゆすって反応を確認する。 問13.基本的な手洗いについて、適切なものを1つ選択しなさい。 1) 手洗いの時には結婚指輪まで外す必要はない。 2) 指先や爪の間まで洗うことはない。 3) 流水による手洗いには15 秒以上かけて行うことが望ましい。 4) 手洗い後であれば、手を拭くタオルは共用しても良い。 問14.風邪流行期の介護職員の健康管理について、適切でないものを 1 つ選択しなさい。 1) 介護職員が風邪を引いている場合は、原則、ケアに入らない。 2) 介護職員の手を媒介に風邪ウィルス等が感染するので、いつも以上に手洗いを励行する。 3) 咳やくしゃみの飛沫が利用者や周囲の職員に感染させるもととなるので、「咳エチケッ ト」を励行する。 4) 外気が入って介護職員が冷えないよう窓を閉め切っておくようにする。 問15.ヒヤリハット・アクシデント報告書を記載する目的について、適切でないものを1つ 選択しなさい。
問16.健康状態の観察について、適切なものを1つ選択しなさい。 1) 脈拍は、運動や入浴、食事の後には変わらない。 2) 体温上昇期には、全身にふるえが生じることがある。 3) 血圧は一日の中でほとんど変化はなく、ほぼ一定である。 4) 会話や歩行状態には、健康に関する情報は含まれていない。 問17.普段の呼吸状態をみる観察視点として、最も適切でないものを1つ選択しなさい。 1)吐き気 2)呼吸のリズム 3)呼吸の音 4)口唇の色 問18.呼吸器官について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)口腔内の下の前歯と唇の間、舌の上下左右、奥歯と頬粘膜の間は唾液がたまりやすい。 2)喉頭に、声を出すための声門がある。 3)咽頭は、刺激するとおう吐反射が起こりやすい部位である。 4)横隔膜が収縮して下がり胸腔が膨らむと、肺から空気が押し出される。 問19.呼吸器感染症を予防する方法として、適切でないものを 1 つ選択しなさい。 1)口腔ケア 2)予防接種 3)低栄養状態を保つ 4)室内の清潔保持 問20.呼吸状態について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)体内で酸素を必要とする時には、呼吸回数が減ることが多い。 2)咽頭や気管などで空気の通りが悪くなった場合、呼吸の音が変化することがある。 3)安静時の正常な呼吸は、胸や腹が比較的一定のリズムで呼吸に合わせて膨らんだり縮んだ りする。 4)呼吸困難には、息切れの軽い状態から息ができないほど重篤な状態まで多様である。 問21.喀痰吸引について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)吸引器を使って、「たん」を吸い出すことを喀痰吸引という。 2)口から吸引しても、鼻腔からの吸引が必要な場合もある。 3)喀痰吸引によって、利用者の身体に危害を加えてしまう恐れはない。 4)使用する器具や実施する人の清潔保持が大切である。
問22.「たん」の貯留を示す状態として、最も考えにくいものを1つ選択しなさい。 1)パルスオキシメーターで酸素飽和度を測定したら、普段より値が低下していた。 2)口や喉の奥で「ゴロゴロ」と聞こえる。 3)頻回に咳をしている。 4)「すやすや」と寝息を立てている。 問23.人工呼吸器装着者において生命の危険を生じる可能性があり、最も迅速な対応を必要 とする状態を1つ選択しなさい。 1)呼吸器の回路内に水滴がついている。 2)気管カニューレ周囲のガーゼが痰で汚れている。 3)人工呼吸器の作動が停止している。 4)気管カニューレの固定ベルトが緩んでいる。 問24.人工呼吸療法に関して、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)口鼻マスクまたは鼻マスクを装着している場合は、喀痰吸引後にマスクの固定の位置・固 定の強さなどの確認が必要である。 2)気管カニューレのカフの空気が少ないと、気管の表面を圧迫して傷つける恐れがある。 3)気管カニューレが入っていると、「たん」が貯留しやすい。 4)気管カニューレ内部の吸引は、無菌的な操作を必要とする。 問25.子どもの喀痰吸引について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)声をかけて、不安を取り除くように努める。 2)乳幼児の吸引では、通常、吸引圧は大人より高くなる。 3)新生児の吸引では、通常、チューブのサイズは大人より細くなる。 4)吸引時間の目安は 10 秒以内である。 問26.介護職員等の対応として、最も適切なものを1つ選択しなさい。 1)利用者の協力を得るために、吸引の必要性や実施に関する説明を行った。 2)「たん」のゴロゴロという音が聞こえなくなったので、利用者の訴えを確認しないで、吸 引を終了した。 3)利用者より『もっと深く吸引チューブを挿入し、「たん」を取ってほしい』と要望があっ たので、医師から指示されている長さより深く挿入した。 4)家族が「吸引」に対する不安や負担感を訴えたので「大丈夫」と励まして対応を終えた。
問27.喀痰吸引に関連する感染について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)使用する物品の汚れは、呼吸器感染の原因になる。 2)吸引前後の介護者の手洗いは、呼吸器感染の予防になる。 3)人工呼吸器を付けている場合、喀痰吸引の回数が多いと人工呼吸器関連肺炎になる可能性 が高くなる。 4)栄養状態が悪いと、呼吸器感染のリスクが低くなる。 問28.喀痰吸引を実施する介護職員の対応として、最も適切なものを1つ選択しなさい。 1)吸引中に利用者がおう吐したので、利用者を仰臥位に寝かせて様子を見た。 2)吸引中に利用者の顔色が悪くなったので、絡んでいる「たん」を全て取り除いてから看護 職員に報告した。 3)吸引後、利用者の意識状態が悪くなったので、すぐに看護職員に報告した。 4)鼻腔内吸引中に鼻血が出たので、下顎を拳上して様子を見た。 問29.喀痰吸引前の観察について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)口腔内の吸引では、「たん」のからむ音や顔色、口腔内・鼻腔内などの観察が必要である。 2)口腔内の吸引では、義歯がある場合は装着状態を観察する。 3)気管カニューレ内部の吸引では、口腔内を観察する必要がない。 4)気管カニューレ内部の吸引では、酸素飽和度や脈拍などの観察も重要である。 問30.喀痰吸引前の利用者の準備について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)毎回、利用者に吸引の必要性を説明し、同意を得る必要はない。 2)施設等では、プライバシー保護のためカーテン・スクリーンは必要ではない。 3)気管カニューレ内部の吸引では、カニューレ内部が見えやすく清潔にチューブが挿入 でき、安楽な姿勢に調整する。 4)鼻腔内の吸引では、上体を可能な限り拳上した方が、吸引チューブを挿入しやすい。 問31.口腔内・鼻腔内吸引の実施手順について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)吸引チューブの先端の水を、よく切ってから挿入する。 2)通常、吸引圧をかけずに静かにチューブを挿入する。 3)挿入した吸引チューブは、「たん」を取りきるため、動かさずに長時間とどめる。 4)吸引後は、チューブの外側を清浄綿等で拭いた後、洗浄水を吸引する。
問32.気管カニューレ内部の吸引の実施手順について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)吸引チューブの先端は、滅菌された手袋を装着して(またはセッシで)取り扱うことが望 ましい。 2)気管カニューレから「たん」があふれている場合は、吸引の圧をかけずに気管カニューレ 内部まで吸引チューブを挿入する。 3)原則、滅菌された洗浄水を吸引し、チューブの内側を十分に洗浄する。 4)人工呼吸器を装着している場合は、吸引後、速やかに気管カニューレに回路を接続する。 問33.「たん」の吸引後の片付けについて、適切でないものを 1 つ選択しなさい。 1)吸引チューブや保管容器は、定期的に交換・消毒する。 2)片付けが不十分だと、感染症を引き起こすことがある。 3)在宅では、一般的に吸引びんの廃液をトイレに流す。 4)吸引びんの廃液量が90%になったら捨てる。 問34.消化器官の構造について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)十二指腸は胃の幽門に続き、およそ指12 本の幅があり、膵液や胆汁が流れ込む。 2)大腸は小腸に続く消化管で、全長1.5mあり、結腸と直腸に分けられる。 3)結腸は、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S 状結腸に分けられる。 4)糞便は、小腸に入ると便意をもよおし、排便反射が起こって肛門から排便する。 問35.よくある消化器症状について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)おう吐 2)頻尿 3)顔色不良 4)頭痛 問36.経管栄養が必要な状態について、適切でないものを1つ選択しなさい・ 1)嚥下障害の症状としては、飲み込む時につかえや、むせがある症状をいう. 2)意識障害などで食事が摂れない時に、栄養状態が低下する。 3) 誤嚥は、気道の閉塞、肺炎の原因となる。 4)誤嚥と誤飲は同じ意味である。 問37.栄養素に関する知識について、適切なものを1つ選択しなさい。 1) 五大栄養素とは、炭水化物、たんぱく質、食物繊維、ミネラル、ビタミンである。 2) 炭水化物は活動のエネルギー源となり、1日の食事の約 2~3 割を目途に摂取する。
問38.経管栄養のしくみと種類について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)経鼻経管栄養法とは、口腔から胃までチューブを挿入して栄養剤を注入する方法である。 2)胃ろうチューブは、体表面にチューブが突出しているチューブ型のものと、キャップで蓋 をするボタン型があるが、いずれも看護職員が選択し挿入する。 3)栄養剤の種類や注入量は看護職員が決定する。 4)胃ろうチューブ挿入部周囲からの消化液の漏れは、皮膚のびらんおよび感染を起こす危険 性がある。 問39.経管栄養の種類別の利点と欠点について、適切でないものを1つ選択ください。 1) 経鼻胃管は、造設の処置が不要で挿入が比較的簡易である。 2) 胃ろうは、短期間の経管栄養を行う場合には最も選択される。 3) 腸ろうは、食道への逆流を防ぎやすい。 4) 胃ろうは、胃粘膜や造設部にびらんや潰瘍を生じることがある。 問40.経管栄養実施上の留意点について、最も適切でないものを1つ選択しなさい。 1)栄養剤の注入時は、上半身を水平にして逆流を防止する。 2)誤嚥性肺炎の原因は、胃の内容物が逆流し、気道に入って発生する。 3)誤嚥性肺炎の原因は、食道裂孔ヘルニアや大きすぎる経管栄養チューブを使用している時 に逆流を起こして発生する。 4)経鼻経管栄養チューブ先端が胃の中に挿入されていることを定期的に医師や看護職員が 確認する。 問41.経鼻経管栄養にて成人に栄養剤を滴下注入する確認事項について、適切なものを1つ 選択しなさい。 1) 指示された栄養剤であるか、毎回、看護師から口頭確認する。 2) イルリガートルの高さを利用者の胃部から 30cm 程度に調節する。 3) 400ml の栄養剤を 2 時間で注入との指示があったので、使用するイルリガートルの滴下数 の規格(15 滴=1ml)を見て、1 分間 100 滴に調節した。 4) 注入開始後 30 分で経鼻カテーテルの挿入の長さを確認すると、35cm の目盛りが見えたの で、栄養剤の注入を止め、急ぎ看護職員に連絡した。
問42.子どもの経管栄養について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)胃ろう経管栄養の適応は、嚥下障害や変形拘縮(こうしゅく)が強く、胃食道逆流現象が あり、誤嚥性肺炎が繰り返し起こる場合に用いられる。 2)経管栄養注入の際に、経管栄養チューブのテープがずれていることに気づいたので、看護 職員に報告した。 3)経管栄養剤を開封し使い切れなかったので、次回のためにラップをして冷蔵庫に保管した。 4)子どもは、胃ろうボタンの破綻や逆流防止弁の不良が発生したり、身体の成長の変化から 胃ろうボタンを交換したりする頻度が多くなる。 問43.経管栄養に関係する感染予防について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)経管栄養の準備の途中にコールが鳴り、一旦その場を離れたが、準備前に充分に手洗いを したので戻ってからもそのまま準備を継続した。 2)環境整備の後、エプロンを変えずに経管栄養の準備をした。 3)経管栄養チューブの挿入周囲の異常とは、浸出液、出血、びらん、皮膚の異常などである。 4)経管栄養をしている人なので、口腔内の清拭は必要ではない。 問44.半固形剤を使用する場合の注意点について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)半固形の栄養剤は基本的に経鼻経管栄養法の方に用いる栄養法である。 2)半固形の栄養剤は栄養剤が逆流しやすい利用者に用いる。 3)半固形の栄養剤は座位の時間を延長したい利用者に用いる。 4)短時間で栄養剤を注入するので腸ぜん動が低下する場合がある。 問45.経管栄養チューブによるスキントラブルの原因として、適切でないものを1つ選択し なさい。 1) 固定の不備など経管栄養チューブが皮膚にあたってしまうこと 2) 胃酸などの化学的な刺激 3) シャワーで洗浄すること 4) 感染によるもの 問46.経管栄養に関する清潔保持について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)物品使用後は、消毒効果を高めるために、流水等ですすがずに消毒液に浸した方が良い。 2)胃ろうチューブ挿入部は、感染防止のため毎日の消毒を継続しなければならない。 3)入浴時の胃ろうチューブ挿入部は、感染の兆候がなければ保護せずに入浴しても良い。 4)入浴後の胃ろうチューブ挿入部は、必ずガーゼで保護しなければならない。
問47.経管栄養の技術と留意点について、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)複数の利用者がいる場合、イルリガートルやカテーテルチップは清潔に扱えば、共用 しても良い。 2)使用物品が劣化、漏れ、汚染状況を観察して、問題があれば本人、家族、医師・看護職員 に相談して交換する。 3)胃ろうは、癒着や圧迫を防止するため、1 日に2~3回、回転させるが、基本的に看護職 員が行う。 4)経管栄養を実施する際にはイルリガートルに直接日光が当たらないように、ベッドの位置 を調節したり、遮光したりする。 問48.経管栄養の技術と留意点について、適切なものを1つ選択しなさい。 1)利用者が無意識に経管栄養チューブを抜去する危険性があるため、身体拘束をする。 2)経管栄養チューブのねじれや、周囲の物による圧迫がないように、周囲の環境を整える。 3) 経管栄養チューブのクレンメを閉めると、点滴筒の滴下が速くなる。 4)おう吐や食道への逆流防止のため、一日中、利用者の上半身を起こしておく。 問49.経管栄養に必要なケアについて、適切でないものを1つ選択しなさい。 1)経鼻経管栄養や胃ろう造設の人にとって、食事だけでなく日頃から呼吸・循環・排泄等を 整えておくことは重要である。 2) ろう孔周辺は汗や垢などがたまりやすいので、皮膚の清潔や観察は重要である。 3) 食事内容や量、摂取時間や排泄の量、時間などの管理が重要である。 4) 腸ぜん動を活発にするために、腹部マッサージや運動は効果的ではない。 問50.報告および記録について、最も適切でないものを1つ選択しなさい。 1)胃ろうからの栄養剤の注入では、記録に実施時間、栄養剤の種類、内容だけを記載すれば よい。 2)個人情報保護の観点から、連絡先などの情報は不用意に他人に伝えないようにする。 3)担当者会議で関係者が集まった時には、利用者の意向や医師・看護職員の方針を聞いてお くことが望ましい。 4)記録は客観的に記述し、誰が見ても分かる表現や用語を使う。