平成 30 年4月発行
BEMA
一般社団法人
日本ビルエネルギー総合管理技術協会
建築物エネルギー消費量調査報告
【
第
40
報】
ジ
ダ
イ
ェ
ス
ト
版
調査期間(平成
28
年
4
月~平成29年
3
月)
【建築物エネルギー消費量調査第40報ダイジェスト版について】 本編は「ダイジェスト版」であり、調査結果についての概説である。調査結果に関する詳細 については『平成29年度 建築物エネルギー消費量調査報告書第40報』をご覧ください。 1. 「建築物エネルギー消費量調査報告書」について 「建築物エネルギー消費量調査報告書」は、(一社)日本ビルエネルギー総合管理技術協会の 加入会員会社の管理している約900棟のビルを対象に毎年1回行っている調査報告であ る。 ビルに関連する管理会社名・建物名・所在地・竣工年・改修年月・建物用途比率・延床面積・空 調対象面積・階数・設備仕様に関する事項、省エネルギー対策に関する事項など建物固有の内 容で、基本として変更する必要がない項目や月単位の買電電力[kWh/月]、油[L/月]、ガス [㎥/月]、水道[㎥/月]の消費量に加えて、平成11年度版からは常用自家発電電力量[kWh /月]を調査している。さらに、当該年度の年間最大電力の発生日の電力値、冷暖房の運転期間 も調査している。 2.ダイジェスト版の見方と活用について 「建築物エネルギー消費量調査報告書」は、過去35年以上にわたり継続的にほぼ同じ項目 について調査し、分析データの判断は見る側にゆだねるという観点から、その集計データの みを提供してきた。このため、同じような表とグラフの羅列となっており、これらのデータを 有効に活用できるようダイジェスト版を発行している。ダイジェスト版では「平成29年度 版建築物エネルギー消費量調査報告書第40報」の建物用途別の年間一次エネルギー原単位 の平均値を示した表とグラフの抜粋を掲載している。これにより、管理しているビルがどの 位置にあるか判断することが可能である。 ①一次エネルギー原単位の評価 一次エネルギー原単位の比較評価が可能である。管理しているビルの実際の算出値と 建物用途別の年間一次エネルギー消費量や一次エネルギー原単位の平均値及び単純平 均値と比較して、管理ビルの値が平均値より多いか少ないかの評価をする。 「多い」評価の場合は、効率の悪いエネルギー消費をしている可能性があり、省エネル ギーの余地があると考えられる。省エネルギーを行うには、詳細の解析が重要で、用途 別エネルギー使用量の算定や、各種の詳細な診断等を行う必要がある。 これらの手法については省エネルギーのやや専門的な知識を必要とするため、(一社) 日本ビルエネルギー総合管理技術協会発行の「ビル省エネルギー総合管理手法」の省エ ネルギー事例編を御参照願いたい。 ②その他データの比較 そのほかに、各項目との関連付を行った解析、経時変化分析、各種設備機器などの原 単位等の算定した値を管理されているビルの値と比較・検討する事で無駄の排除や改善 等の参考資料として活用することも可能である。
3.エネルギー消費量等の算定について ①エネルギー原単位について エネルギー使用量をエネルギー消費と関連のある量で除した値であり、エネルギー消費 効率を比較するための単位である。(経済産業省資源エネルギー庁 HP より)ここで用いて いる MJ/㎡・年とは、ビルで使用されている電気・ガス・油等の単位熱量が違うため換算 係数を用いて種類の異なるエネルギーを一次エネルギーに換算することにより他ビルとの 比較を可能にする為に使用されている。年間当たりでの単位にしているのは、年間では四 季がありエネルギー使用量の変動があるためで、四季の変化の影響によって比較する事が 難しくならないようにするためである。 ②ビルのエネルギー原単位の表示方法 管理しているビルのエネルギー消費状況を他のビルと比較する場合、ビルごとに消費エ ネルギーの構成に違いがあるため、単に電力・油・ガス・水道の消費量を列記しても、エネル ギー消費量の比較評価が難しい。 「建築物エネルギー消費量調査報告書」では、各ビルから提出された調査表の電力・油・ガ スの各エネルギー年及び月間消費量ついて、単位延床面積[㎡]当たりの消費量として[kWh/ ㎡・年]、[L/㎡・年]、[MJ/㎡・年]などを「建物用途」別に集計している。電力会社では石油・ 石炭・天然ガス・原子力などを発電燃料として使用していることが多いことから、電力はこ れらの燃料の熱量に換算した「一次エネルギー」も併記した。油・ガスについても消費量のほ か、使用油・ガスの単位発熱量から熱量換算した「一次エネルギー」を併記している。 「ビルのエネルギー原単位」は、電力・油・ガスの熱量換算した一次エネルギーの値の総和 を延床面積で割った値[MJ/㎡・年]とし、この値で比較評価を行っている。平成10年度版ま では[Mcal/㎡・年]としていたが、平成11年4月からSI単位に移行したため、[MJ/㎡・年] としている。 ③ジュール(J)とカロリー(cal)について ジュールとは新しい熱量を表す単位で、1999 年までカロリー(cal)で表示していた単位 に変わるものである。1ジュール(J)は 102gの物体を 1m持ち上げるのに要するエネルギ ーである。1g の水の温度を1℃上げるために必要なエネルギーが1cal である。1cal は およそ 4.18J である。
まえがき 平成 28(2016)年度の気象データに関しては月別の平均気温が、10 月の北日本、11 月の北 日本、東日本、3 月の東日本、西日本を除いて全国的に高めに推移した。4 月から 10 月にかけ ては平年より 1℃から 2℃高くなり、特に 5 月の北日本は 2.3℃、東日本は 1.7℃、西日本の 10 月は 2℃平均気温が高くなった。一方冬期は、暖冬だった平成 27(2015)年度の冬と比較する と、その傾向が弱まった。言い換えると、平年比での冷房需要は増大し、暖房需要は 11 月、3 月は増加傾向、12 月~2 月は減少傾向で、トータルでは平年並みとなった。 平成 28(2016)年度の全建物のエネルギー消費原単位加重平均値は 1,736MJ/㎡・年となり、 1982 年の調査開始以来、最小の値となった。平成 25(2013)年度の調査結果 1,697MJ/㎡・年 と比較すると 2.3%の増加となったが、平成 26(2014)年度比では、0.12%減少に転じている ことと、過去最大だった平成 13(2001)年度の 2,386 MJ/㎡・年と比較すると、27.25%減少し ており、今後エネルギー消費が再び増加傾向に転じていく可能性は小さいと考えられる。 建物用途別分析を見てみると対前年比の用途別エネルギー消費原単位の加重平均値は、「デ パート・スーパー」、「店舗・飲食店」以外は、軒並み増加した。特に「病院」が 16.5%、「学校」が 11.5%と大幅に増加し、調査件数の最も多い「事務所」も 2.8%増加したため、これらの用途 だけで 4.8%の増加となったが、変動幅の大きい「その他」が 12.5%削減したため、全体では 1,736MJ/㎡・年となり、平成 27 年度の 1,738 MJ/㎡・年に対し、0.1%の減少となっている。 また、三年間継続提出物件のエネルギー消費原単位は、「病院」において前年度比 2.3%増、「マ ンション」も 0.9%増となったが、「デパート・スーパー」が 0.6%減、「店舗・飲食」が、0.5%減、 「事務所」が 0.4%減となっており、「ホテル」、「学校」、「その他」においても低減傾向となっ ていることがわかる。 種類別エネルギー消費原単位の年度推移を見ると、各用途共通して「電気」の消費原単位が 減少若しくは横ばい傾向にあり、「ガス」と「油」の消費原単位は平成 10(1998)年度以降、 大きな変動が無い。よって、各用途ともにエネルギー消費量全体に占めるウエイトの大きい「電 気」の消費量の変動が、そのままエネルギー消費原単位に影響を及ぼしている。 平成 28(2016)年度の「電気」のエネルギー消費原単位に着目すると、「病院」は対前年度 比 18%増加しているが、「事務所」、「ホテル」、「デパート・スーパー」、「店舗・飲食店」、「学校」は 微増若しくは横ばいとなっており、「その他」が対前年度比 12%減となったため、「病院」の「電 気」のエネルギー消費原単位の増加分と相殺され、前年度とほぼ同じ結果になったものと考え られる。 全建物のエネルギー別消費原単位について、「電気」は平成 27(2015)年度 1,433MJ/㎡・年 に対し、平成 28(2016)年度は 1,418MJ/㎡・年となり 1.0%の減少となった。一方「ガス」は 5.9%増加、「油」は 9.3%増加という結果になった。これは、「電気」料金単価の値上げの影響 もあり、「電気」から「ガス」や「油」へエネルギー消費機器の運転をシフトしたと考えられる。 平成 28 年度も「電気」が総エネルギー消費量の 81.7%と高い割合で推移(平成 27 年度 82.4%)しており、省エネルギー対策を推進する上で、この「電気」の消費を如何に抑えるかが 重要となることは言うまでもない。平成 28(2016)年 11 月 4 日に発効した COP21 において、
わが国では「2030 年に 2013 年比 26%削減」との削減目標が承認されており、「パリ協定」では 5 年ごとに削減案を提出し評価するサイクルが規定されております。このような状況下におい て早くも 2019 年に削減案の見直しが要請されており、それに伴い更なる法規制等の対策がよ り強化され、エネルギー消費量に対する管理が厳しくなると予想されます。改正省エネ法の定 期報告や中長期計画書の作成などの参考資料として、本報告書をご活用いただけたら幸いです。 最後に、平成 29(2017)年度の建築物エネルギー消費量調査物件 727 件、非常駐管理物件 89 件のデータ提出にご協力をいただきました会員企業の皆様には多大なご協力をいただき、お 礼申し上げます。
━ 目 次 ━
1.調査概要 1.1.報告内容の変更について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1.2.目 的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1.3.調査要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1.4.分析概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 1.5.調査建物内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 2.エネルギー消費量の集計 2.1.概説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 2.2.集計分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 2.3.エネルギー別消費量と原単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 2.4.月別エネルギー消費量と原単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 2.5.水の消費量と原単位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 3.エネルギー消費量の分析 3.1.概説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 3.2.延床面積別エネルギー消費量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 3.3.地域別、竣工年数別、階数別のエネルギー消費量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 3.4.契約電力と電力消費量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62 4.設備の設置状況および運用状況の分析 4.1.結果の考察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66 4.2.その他設備等の集計分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 96 5.非常駐管理物件 5.1.概説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 135 5.2.調査建物概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138 5.3.集計分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 141 5.4.アンケート集計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1511.調査概要 1.1. 報告内容の変更について 1.1.1. 電力エネルギー換算係数の変更 平成18年4月1日より施行された「改正省エネ法」に基づき電力換算係数を以下のご とく変更した。 変更前 変更後 電力エネルギー換算係数 9.83MJ/kWh 9.76MJ/kWh (全日電力) (全日電力) これにより、経年的な電力換算係数の推移は となる。 1.1.2. 調査票の項目及び書式の変更 【紙帳票】 ・実施済省エネ対策のアンケートを別枠とし、項目を建築・設備・運用に分けた。 ・事務所用途に対する追加調査項目を調票裏面に移動した。 ・電力供給会社、ガス供給会社の記入項目を追加した。 【電子帳票】 ・紙帳票のレイアウトに準じた書式に変更した。 ・エネルギー消費量より、一次エネルギー・原油換算・エネルギー消費原単位を自動計算・ 表示するようにした。 1.1.3. 報告書の変更 (1)総エネルギー消費量及び原単位比較表(P14) 電力エネルギー換算係数変更前後の両方について総エネルギー消費量、原単位平均値 を記載していたものから、平成28年度より変更後の電力エネルギー換算係数による結 果のみの記載に変更した。 (2)建築物用途別総エネルギー消費原単位比較グラフ 平成27年度より電力エネルギー換算係数変更後の原単位平均値のみを示した。※1 (3)年度・用途別消費量比較表 平成27年度より電力エネルギー換算係数変更後の原単位平均値のみを示した。※2 ※1,2 平成26年度まで、平均値①・平均値②を併記した。
1.2. 目 的 建築物におけるエネルギー消費量の経年変化を調べることを目的とする。 1.3. 調査要領 1.3.1. 調査対象 一般社団法人 日本ビルエネルギー総合管理技術協会加入の会員各社が受託している建 物で、延床面積が 2,000 ㎡以上の建物 1.3.2. 調査項目 ①建物諸元 a)主要用途:事務所、デパート・スーパー、店舗・飲食店、ホテル、病院、学校、マ ンション、その他 b)所在地 :都、道、府、県 c)延床面積:㎡ d)空調対象面積:㎡ e)竣工年月・改修年月:西暦 f)階層:地上、地下 ②設備諸元 a)冷温熱源設備種別・容量:ボイラー、冷凍機、発生機、ヒートポンプ、蓄熱槽 他 b)電気設備:変圧器、モータ容量、自家発電設備 c)その他設備:受水槽 ③運用状況 a)電気仕様:契約電力、受電電圧、最大電力 b)空調関係:設定温度、空調期間、空調時間、 c)省エネ対策実施状況 d)ビル改修・設備更新履歴 ④各種エネルギー消費量 a)電力消費量(kWh)平成28年度の月別の消費量及びその合計 b)石油の消費量(L )平成28年度の消費量を重油、灯油等の種類別に、月別の量及 びその合計 c)ガスの消費量(㎥)平成28年度の月別の消費量及びその合計 d)水道消費量(㎥)平成28年度の月別の消費量及びその合計 e)地域冷暖房平成28年度の消費量を冷水、温水等の種類別に、月別の量及びその合 計 1.4. 分析概要 1.4.1. 用語の意味・内容 ① 調査資料数:提出された全資料数(用途ごとの出された全資料数) ② 有効資料数:全資料から消費量不明のもの及び該当しない資料を除いた資料数(実計算 に用いたものの資料数) ③ 合計消費量:有効資料における消費量の合計
④ 延床面積:提出された全資料の延床面積の合計 ⑤ 有効延床面積:有効資料における延床面積の合計 ⑥ 加重平均値:合計消費量(有効)÷合計延床面積(有効) ⑦ 単純平均値:(ビル毎の消費量÷ビル毎の延床面積)の合計を有効資料数で割ったもの (単位面積当たりの消費量の平均) ⑧ 平均値①:電力換算係数を 9.83MJ/kWh とした場合の平均値 ⑨ 平均値②:電力換算係数を 9.76MJ/kWh とした場合の平均値 ⑩ 標準偏差:消費量のばらつきの度合いを示す。(値が小さいほど平均値付近に分布) ⑪ 相関係数:二変数間の関係の深さを知るための尺度(1に近づくほど相関性が強い) ⑫ 最小二乗法:二変数間で一方(本資料においては延床面積:Ⅹ)を知ることにより他方 (消費量:Y)を予測するもの(Y=aX+bで表す) 1.4.2 各種エネルギー発熱量原単位換算表 1.建築物用主要エネルギー 注 1 都市ガス、LPGガスについては「2.ガス事業者の供給ガスの熱量」を参照 注 2 地域冷暖房の計量値は、1 もしくは 1ton 当たり 2,478MJ とし、熱供給事業から の熱(冷水・温水・蒸気)の一次エネルギー換算係数を 1.36MJ/MJ とした。 2.ガス事業者の供給ガスの熱量(出典:一般社団法人日本ガス協会)
1.4.3. 各種エネルギーのCO2の排出係数・換算方法一覧 1.CO2排出係数(平成28年度調査)※1 ※1 出典:算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧(改正後)【環境省・ 経済産業省】 ※2 電力事業者社が不明の物件は、建物所在地域の地域電力会社の値を使用した。電 気事業者別二酸化炭素排出係数:環境省 HP 内『電気排出係数関連ページ』参照 ※3.4 ガスの標準熱量・油の熱量換算値は、当該建物の調査票記入値を使用した。 1.4.4. 非常駐管理物件分析概要 調査対象 一般社団法人 日本ビルエネルギー総合管理技術協会加入の会員各社が受託している建物で、 延床面積が 2,000 ㎡未満を含む常駐の設備管理技術者を置かない巡回管理建物 調査方法 調査票の書式による その他(アンケート回答) 非常駐管理物件における分離計測の採用状況 〃 建物用途別 24H稼働テナントの入居件数 〃 在館人数の内訳 〃 館内のPC台数 〃 省エネ対策【建 築】 〃 省エネ対策【設 備】 〃 省エネ対策【運 用】
-2.2.集計分析
2.2.1.総エネルギー消費量と原単位比較表
2.2.6.全建物のエネルギー別消費量及び原単位 ―最小二乗法とは― 多くの測定値から最も確からしい値を求める方法。 最小二乗法を利用して、当該ビルの総エネルギー消費量の予測値を算出すれば、エネルギー 消費原単位以外に当該ビルの状況を想定できる。 例)12,000 ㎡の事務所ビルのとき、下記の式に数値を当てはめてみると Y(エネルギー消費量/年)=a×X(延床面積)+b Y=1,582×12,000(㎡)-3,438,347=15,545,653MJ/年 年間の総エネルギー消費量の予測値は 15,545,653MJ となる。 この予測値を実際の総エネルギー消費量と比較し、当該ビルのエネルギー消費状況を評価す る事ができる。
2.3.エネルギー別消費量と原単位 2.3.1.事務所
2.5. 水の消費量と原単位
3.2. 延床面積別エネルギー消費量
3.3.地域別、竣工年数別、階数別のエネルギー消費量 3.3.1.事務所の地域別エネルギー消費量
3.4.契約電力と電力消費量 3.4.1.契約電力と原単位
4.2.その他設備等の集計分析