愛知工業大学研究報告 第35号 B 平成 12年
水 砕 ス ラ グ を 利 用 し た 透 水 性 舗 装 の 路 床 、 路 盤 に 関 す る 実 験 的 研 究
Experimental Study On The Subbase And Subgrade Of Permeable Paving That Utilized Water Granulated Slag
久 野 晃 弘T 建 部 英 博tt Akihiro
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Hidehiro TATEBE151
Abstract 古田purposeof this reserchisthe application to the roadway of permeable paving that have water infutra註onand water retention, These realization enable to fo武erground water, to activa句 ofa plant, to reduce of
cummer 盟 国onroad surface temperature, to reduce the burden of a drainage facility of sewerage etc, It assumed
that nature puts closer it to the water circulation that h田 basically.Reason that permeable paving wωnot adopted to a roadway until the present, when an infutration rain water entered in a subbase, a subgrade and be because it
W田 thoughtthat pavement destroys it by a tra伍cload, Water granulated slag0
∞
ur官 邸aby-product川Ihena pigironismanufactured, Demonstrate the latent hydraulic property that is the characteristic by an alkal stirnulation medicine,and an立nprovementsubbase, a subgrade町 eprepared, It has without causing a strength decrease evenif
depend on the infutration of water and that have the suffi.cienn七permeability.And examinationおbeingadded from d}庁lamic,physicalorasite experirnent about whether this material is able to apply to a roadw ay as permeable paving 1. Jj;量 1-1 は じ め に 近 年 、 都 市 域 で は 地 表 の 半 分 以 上 が コ ン ク リ ー ト 、 ア ス フ ア ル ト の 不 浸 透 面 で 覆 わ れ 、 残 り の 浸 透 域 で あ る 公 園 の 裸 地 ・ 草 地 や 民 家 の 庭 な ど も そ の 表 面 が 踏 み 固 め ら れ て い る 。 こ の よ う に 都 市 開 発 に よ る 地 表 面 の 変 化 は 保 水 、 浸 透 や 蒸 発 散 に 大 きな影響を与えて、 7.1<.環境は以下のような現象を 引 き 起 こ し て い る 九 ① 降 雨 の 流 出 時 間 短 縮 、 洪 水 の ピ ー ク 流 量 の 増 大 ② 河 川 の 平 常 時 流 量 減 少 、 水 質 、 景 観 な ど の 悪 化 ③ 都 市 の 熱 環 境 の 悪 化 ④ 植 生 。 地 中 生 態 系 の 悪 化 1-2 排 水 性 舗 装2) 近 年 、 車 道 に 適 用 さ れ る よ う に な っ た 排 水 性 舗 装 は 、 降 雨 を 表 層 内 に 浸 透 さ せ 、 基 層 上 の 遮7.k層 で あ る タ ッ ク コ ー ト を 通 し て 排 水 溝 、 さ ら に は 下 水 処 理 場 、 都 市 河 川 へ 排 水 す る 構 造 で あ り 、 利 点 と し て 以 下 の よ う な こ と が 挙 げ ら れ る 。 ?愛知工業大学 建 設 シ ス テ ム 工 学 科 (豊田市) 什 愛 知 工 業 大 学 土 木 工 学 科 (豊田市) 交 通 安 全 面 で は ・ 降 雨 時 に お け る タ イ ヤ と 路 面 の 摩 擦 係 数 の 確 保 菌 ハ イ ド ロ プ レ ー ニ ン グ の 防 止 - 降 雨 時 の 水 跳 ね 、 水 し ぶ き の 減 少 . 降 雨 時 の 視 界 の 確 保 . 夜 間 降 雨 時 に ラ イ ト 反 射 光 の 減 少 ・ 視 認 性 向 上 騒 音 の 低 減 対 策 と し て 。 ェ ア ポ ン ピ ン グ 音 の 抑 制 . 車 の エ ン ジ ン 音 の 吸 収 図1 排 水 性 舗 装 の 仕 組 み
1-3 透 水 性 舗 装 駐車場や歩道に施ヱされている透水性舗装は、 降 雨 を 表 層 か ら 路 盤 、 路 床 に 浸 透 、 保 水 さ せ る 構 造 に な っ て い る 。 舗 装 体 内 に 雨 水 を 浸 透 さ せ る こ とにより、排水性舗装で得られる利点だけでなく、 水 循 環 に 対 す る 問 題 が 解 消 さ れ 、 以 下 の 効 果 が 得 らる。 園地下水の濁養(地盤沈下の抑制、地下水の貯留) ・ 植 生 、 地 中 生 態 の 改 善 ( 街 路 樹 の 育 成 、 土 壌 の 酸 欠 防 止 、 地 中 温 度 の 上 昇 抑 制 ) ・雨水の直接流出の抑制(都市河川の氾濫防止、 下 水 道 の 負 担 軽 減 、 公 共 水 域 の 汚 濁 軽 減 、 排 水 施 設 の 負 担 軽 減 ・ 省 略 ) - 夏 季 路 面 温 度 の 低 下 ( ヒ ー ト ア イ ラ ン ド 現 象 の 抑制) 図2 透 水 性 舗 装 の 仕 組 み 1-4 研 究 目 的 透水性舗装が車道にも適用できるようになると、 本 来 自 然 が 持 っ て い る 水 循 環 に 近 づ け る こ と が で きると考えられる。 透 7
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性 舗 装 が 車 道 に 対 し て は あ ま り 採 用 さ れ て い な い 理 由 は 、 雨 水 の 浸 透 に よ り 路 盤 や 路 床 の 支 持 力 が 低 下 し 、 輪 荷 重 に 耐 え ら れ ず 舗 装 が 破 壊 す ると考えられているからである。 銑 鉄 を 製 造 す る 際 、 副 産 物 と し て で き る 水 砕 ス ラ グ を 利 用 し 、 特 性 で あ る 潜 在 水 硬 性 を ア ル カ リ 性 刺 激 剤 に よ っ て 発 揮 さ せ 、 水 の 浸 透 に 対 し て も 強 度 低 下 を 起 こ し に く い 材 質 を 作 製 す る 。 透 水 性 舗 装 の 改 良 路 床 や 路 盤 と し て 適 用 で き る か 検 討 を 加えた。 2, 配 合 2-1 使 用 材 料 2-1-17.
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宇スラグ 粒径 0 , 074~4 , T5mm のガラス質の砂状スラグ であり、特性として潜在水硬性を有している。 2-1-2 生 石 灰 水 和 反 応 を 起 こ す と 強 ア ル カ リ 性 と な り 、 ア ル カ リ 刺 激 剤 と し て ス ラ グ 中 の ガ ラ ス 質 部 を 溶 解 さ せる。 2-1-3 ローラミル 水砕スラグを微粉砕したものであり、 7.
k
砕スラ グの潜在水硬性の再結晶を促進させる。 2-1-4 砕石 粒径 9 , 5~20mm の硬質砂岩を砕いたものを路 盤の骨材として使用する。 2-2 配 合 決 定 ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 は 表 lに 示 す 配 合 で 今 後 の 研究に用いることにした。 ローラミル 95,0 2,5 ・ 2,5 11,0 ケ ミ カ ル 水 砕 40,0 砕石 (9 , 5~20mm) 60,0 8 ケミカルヱk
砕 、 路 盤 の 力 学 的 評 価 3-1 支 持 力 の 評 価 ア ス フ ア ル ト 舗 装 要 綱 で は 上 層 、 下 層 路 盤 に 対 して表 2の よ う に 品 質 規 格 値 が 定 め ら れ て い る3)。 表 2 品 質 規 格 使 用 す 工 法 ・ 材 料 品 質 規 格 る位置 上層 7.
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硬 性 流 度 調 整 修 正 CBR80以上 路 盤 鉄 鋼 ス ラ グ 下層 鉄 鋼 ス ラ グ 修 正 CBR30以上 路 盤 水 砕 ス ラ グ を 用 い た ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 が 規 格 債 を 満 た す 養 生 白 数 、 養 生 条 件 、 締 回 め 方 を 求 め るために CBR試験を行った。 供 試 体 は 3層 で 突 き 固 め 回 数 を 17、 42、 92回 と 変 化 さ せ て 作 製 し 、 締 固 め 方 に よ る CBR の変 化 を 測 定 し た 。 養 生 回 数 は 4、 7、 14、 30 日の空 中 養 生 と し た 。 ま た 、 養 生 条 件 に よ る CBR の変 化 を 比 較 す る た め 、 空 中 養 生 後 に 水 中 養 生 を 行 っ たものについても行った。水砕スラグを利用した透水性舗装の路床、路盤に関する実験的研究 153 2.2 回「 1E0通2.0 制1.8
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霊担1.6 1.4 凸ケミカル水砕 oケミカル路盤t
量e
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畠 会 畠 17回 42回 92回 突き固め回数 図3 突き固め回数一乾燥密度の関係 図3はケミカル水砕、路盤の突き固め回数によ る乾燥密度の変化を示す。 250 200 会150 b. A 口 ~ 100 にみ 口 0 50。
G。
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A ロ A。
口。
アスフアルト舗装要綱 下 層 路 盤 規 格 値 10 20 30 養生回数(日) 40 017間 口42回 b.92回 図 4締固め、養生日数による CBR(ケミカル水砕) 図 4に 示 す よ う に 下 層 路 盤 の 規 格 値 修 正 CBR30%以上をケミカル水砕は 92回突き固め(乾 燥密度1.71 g/cm 8程度)において養生 1日で満た す。突き固め回数 17回(乾燥密度1.60g/cm3程度) と締固めが少なくても 3日の養生で規格値を十分 に満たした。 400 A 300 4 Q、. J2 5 0 A 口 017回 200~ b.口 ロ。
口42回き
150 内 向。
b.92回 100 5。
0。
10 20 30 40 養生日数(日) 図 5締固め、養生回数による CBR(ケミカル路盤) ケミカル路盤についても 42回突き固め(乾燥密 度1.88g/cm3程度)において養生 1日で上層路盤の 規 格 値 修 正 CBR80%を十分に満たした。 ケミカル水砕、路盤ともに締固めが少なくても 長期間養生をすれば CBR は上昇するため問題な い。養生期間がない場合においても十分に締め固 めれば施工直後でも上層を施工することができる。 空中養生と水中養生による養生条件を変化させ て比較を行った。 300 2同f
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ロn 匂 。 -空中養生婁
uzh200JOR.
a空中4日+水中 ロ空中7日+水中 国υ
150 x空中 14日+水中 100 50 。空中30日+水中。
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20 40 60 80 100 空中+水中養生の経過日数(日) 図 6 養生条件の変化による CBR(ケミカル水砕) 図6に示すようにケミカル水砕は空中養生後に 供試体を水中に浸水させた直後は CBRが 10%程 度低下するが、養生日数が長くなると水中養生を 行ったものは空中養生の CBR より大きくなる。 これは供試体を水中に入れることで潜在水硬性を 起こさず残存している生石灰が反応を起こし、結 合しているガラス質部分を溶解し、時間の経過と 共に再結晶するためと思われる。 350 。 250 ロE
。@ 。 -空中養生 歪 -、2 0 0 d』sonoRv.
a空中4日+水中O
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(l ロ空中7日+水中 100 。空中30日+水中 50 0o
20 40 60 80 100 空中+水中養生の経過回数(日) 図 7 養生条件の変化による CBR(ケミカル路盤) 図7に示すようにケミカル路盤についても同様 な CBRの変化が現れた。 空 中 養 生 の み を 行 っ た 供 試 体 は 30 日以降の CBRの上昇がみられない。これは反応熱や蒸発散 によって供試体内の水が奪われ、潜在水硬性に必 要な水を失ったためである。よって、養生方法を 常に最適含水比に近い状態にしておけば、図 5、6 に示すように大きな CBRが得られる。 3-2 寒冷地での施工の可能性の評価 路床、路盤が凍結融解を繰り返す寒冷地におい て雨水を浸透、保水を目的として用いるケミカル 水砕、路盤が適用できるか検討を加えた。ケミカル水砕、路盤ともに 3層 42回突き固め で供試体を作製した。供試体は空中4日養生後、 水中に浸けた状態で-23.C程度で凍結させた後、 20~30.C の水の中で約 8 時聞かけて融解する。凍 結融解繰り返し回数は 1、3、7、10回と変化させ た。 ハ U ハ U ハ υ ハ υ n U A U ハ U に υ n υ R u n U R リ q u η , b η ' U 司 i 1 A 設 ) 肖 ∞
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畠 B OOE;?
回1
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回 判 3回 l回 @凍結融解無し 。凍結融解有り。
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10 20 30 40 経過時間(日) 図8
凍結融解によるCBR
の変化(ケミカル水砕) 潜在水硬性を起こすには水が必要であるため、 凍結している聞は水が氷となるため反応がとまっ ていると考えられる。凍結している白数を差し引 いたものを経過待問として図8に示す。凍結融解 を繰り返すたびに凍結融解をしなかったものよりCBR
が低下している。 凍結融解によって結合した粒子聞の水は膨張し 結合を破壊するが、ケミカル71<.砕、路盤は時聞が 経つと共に潜在水硬性によって破壊による支持力 の低下以上にCBR
が増していく。これらを考慮 に入れると寒冷地での施工についても問題ない。 3-3 同日版としての評価(ケミカル路盤) 剛性が高いコンクリート版は砕石路盤と比較す ると下層に伝える単位面積当たりの荷重が小さく なり、全体の舗装厚を薄くすることができる。 ケミカル路盤はコンクリートのように養生日数 が長くなるほど剛性になるため、コンクリート版 の代わりとして用いることができるかどうかを判 断する。一般にコンクリート舗装の設計に用いら れる曲げ試験を用いて引張りに対する強度を養生 日数、板厚を変化させて測定した。 供 試 体 は 板 厚 を 変 化 さ せ て 乾 燥 密 度 1 .9g/cm3 程度に締め匝めた。養生期間別の供試体は養生を 4、7、14、30日空中養生と変化させ、板厚を 5cm とした。板厚別においては 14 日空中養生で板厚 を 2.5~10cm と変化させた。 図9
に示すように曲げ強度はCBR
と同様に養 生期間が経過するとともに強度が上昇したいった が、日数 30臼においても 0.25MPa程度までしか 強度が上昇しなかった。。
Q 0.20器
0.15 担0.05r
Q O.∞
。
10 20 30 40 撃主日数(日) 図 9 曲げ強度の変化(養生日数別) 図 10 は板厚による強度変化を示す。板厚が厚 くなることによる強度上昇はあまりなかった。 0.25 c も 0 0 0邑
0.15。
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題
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10。
担0.05 0.00。
5 10 板厚 (cm) 図10 曲げ強度の変化(板厚別) コ ン ク リ ー ト 舗 装 で は 曲 げ 強 度 の 規 格 値 を 4.5MPa としている。ケミカル路盤がコンクリー トと同様の規格値を満たすことが困難なため、コ ンクリート版としての考え方で適用することは難 しいと思われる。 4 ケミカル水砕、路盤の物理的評価 4-1 空隙の機能 有効空隙 半有効空隊 無効空隙 図11 空隙の概略図 -有効空隙:透水、保水の寄与する空隙 ・半有効空隙:透水には寄与しないが、保71<.に寄 与する空隙 -無効空隙・透水、保水に寄与しない空隙155 ケミカル水砕、路盤は空隙率が大きいため、苦
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流(Re~ 1)となる。動71<勾配が大きくなると透水係 数は小さくなり安定する 5)ため、本実験では図 13 に示すように水頭差を 105cm、供試体の長さを 3 ~5cm と動水勾配を大きくして行った。実験で得 られた透水係数kを実際の動水勾配(エ=1)で換 算して排水可能降雨量を求めた。 71<砕スラグを利用した透水性舗装の路床、路盤に関する実験的研究 空隙には図 11に 示 す よ う に 有 効 空 隙 と 半 有 効 空 隙 、 独 立 空 隙 が あ り 、 混 合 物 に よ っ て 各 空 隙 の 比 率 が 異 な る た め 、 同 じ 空 隙 率 を 有 し て い て も 透 水 係 数 が 異 な る 。 よ り 正 確 に 混 合 物 の 機 能 性 を 評 価 す る た め に は 有 効 空 隙 と 半 有 効 空 隙 を 足 し た 連 続 空 隙 率 に よ っ て 評 価 が 行 わ れ る こ と が 多 い 九 @ケミカル路盤 。ケミカル水砕 0 0 0 O コo
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も @ @ a g @ も @ケミカル路盤 (連続空隙率) @ n H V ハ H U n H U ︽ U U n H V ハ H u n H v n H U n H v n H U n H v n H U A せ q d o L 4 i ( ﹄ ¥ 園 田 ) 附 陸 選 組p v
-刊 誌 oケミカル路盤 (空隙率) 4ケミカル水砕 (空隙率) 0 15 Aケミカル71<砕 (連続空隙率) 1.4 1.6 1.8 乾燥密度 (kg/c皿3) ,..._60 冶Sミ } 骨50 2霊40量
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0 1.2 ac,生tlI 6 も2JA?
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咽 串 @ 45 25 35 連続空隙率(%) 2.0 排 水 可 能 降 雨 量 と 連 続 空 隙 率 の 関 係 図 14に 示 す よ う に ケ ミ カ ル 路 盤 は 連 続 空 隙 率 25% (乾燥密度1.8g/cm3) において時間排水可能 雨量2000mm/h以上あり、ケミカル水砕は連続空 隙率30%(乾燥密度1.5g/cm3)において時間排水 可能雨量 1000mm/h以上だった。なお、実験での 動 水 勾 配 は 実 際 の 舗 装 で の 動 水 勾 配 と 比 べ る と は る か に 大 き な 値 で あ る た め 、 実 験 で 得 ら れ る 透 水 能力より実際の舗装の方が大きくなる。 また、強度を満たす養生期間を短〈するため、 十 分 に 締 め 固 め て も 一 般 の 設 計 に 用 い ら れ て い る 50mm/hを満たす十分な透水能力がある。 図14 各 材 料 の 空 隙 率 と 連 続 空 隙 率 の 変 化 図 12は ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 の 空 隙 率 、 連 続 空 隙 率 と 乾 燥 密 度 の 関 係 を 示 す 。 ケ ミ カ ル 路 盤 は ア ス フ ア ル ト 舗 装 要 綱 お け る 上 層 路 盤 の 規 定 値 ( 修 正 CBR80以 上 ) を 空 中 養 生 4日で満たす乾燥密 度(1.8g/cm3) において空隙率35%程度あり、ケ ミカル水砕は下層路盤の規定値(修正 OBR30以 上)を空中養生 4日 で 満 た す 乾 燥 密 度 (1.5g/cm3) において空隙率45%程度と非常に大きく、連続空 隙率はともに空隙率の 7、B割 も 占 め て い た 。 透 水 に 寄 与 す る 連 続 空 隙 率 の 比 率 が 多 い た め 透 水 能 力は非常に大きいことが予想される。 図12 4-3 保 水 能 力 に 対 す る 評 価 透 水 性 舗 装 で は 路 盤 、 路 床 ま で が 降 雨 の 浸 透 域 となるため、貯留効果が期待される。現在、すで に施工されている透水性舗装の路盤に利用されて い る 砕 石 路 盤 と ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 の 貯 留 能 力 を 比較する。 ケミカル71<砕、ケミカル路盤と通常の砕石路盤 (0-30 )の供試体を3層 42回突きで締固めて作 製した。供試体を 14日空中養生後に水浸し連続 空 隙 を 水 で 満 た し た 後 、 空 中 に 放 置 し 、 時 間 の 経 過 ご と に 保 水 量 を 測 定 し 、 水 が 空 隙 を 占 有 し て い る割合を求めた。それぞれの供試体の空隙率はケ ミカル路盤 30%、 ケ ミ カ ル 水 砕 40%、砕石路盤 33%だった。実験期間は冬季におけるもので、放 置状態の気温は 10'C以下のである。 図 15に 示 す よ う に 、 ど の 供 試 体 も 空 中 に 放 置 後 数 時 間 は 排 水 量 が 多 く 、 砕 石 路 盤(0-30)は空隙 を水が占める割合が30%程度まで低下した。ケミ カル路盤、水砕では数時間経過しても 70、60%程 4-2 透 水 能 力 に 対 す る 評 価 ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 が 透 水 性 舗 装 の 改 良 路 床 E 路 盤 と し て そ の 程 度 の 透 水 能 力 が あ る か ど う か を 検 討 す る た め 、 定 水 位 透 水 試 験 に よ り 測 定 を 行 っ た。 (単位:cm) 定 水 位 透 水 試 験 器 の 概 略 図 図13度 と 砕 石 路 盤(C-30)に比べると、かなり多くの水 が空隙を満たしていた。約 10日経過後、砕石路 盤(C-30)の水の空隙占有率は 0%となったが、ケミ カル路盤、 7.J<.砕は 40%程度と保水能力の差が大き く出た。 10 20 30 経過時間(日) 図15 各種材料の保水能力(冬季) 冬季においては、降雨による水の補給がなくて も、ケミカル路盤、水砕は空隙中に 1ヶ月以上の 問、保水していることが分かった。 100 d
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実線(冬季) 破線(夏季) 1 2 3 経過日数(日) 図16 夏季と冬季における保水能力の比較 夏季は日中 30"C以上に気温が上昇したため、気 温が 10"C程 度 ま で し か 上 昇 し な い 冬 季 と 比 較 す ると蒸発散により供試体内の水は減少しやすくな り、図 16に示すようにケミカル水砕、路盤とも に約2倍のはやさで低下していった。 ケミカル水砕に比べるとケミカル路盤の方が保 水量の低下が早いのは、砕石の最大粒径が大きく 透水能力が高いためである。 以上のことより、透水性舗装の路盤、路床にケ ミカル路盤、水砕を用いることで貯留機能、流出 機能が期待できる。 4-4 夏季路面温度の低下に対する評価 都市域で気温の上昇をもたらす要素として、降 雨が短時間のうちに流出するため、都市では蒸発 散量が少ないと考えられる。また、アスフアルト は、熱伝導率が大きいと同時に熱容量も大きいの で、土などと比べて早く太陽熱を吸収し蓄熱する。 透水性舗装の路盤に保水能力が優れているケミ カル水砕、路盤を用いることで、蒸発散量を増加 させ、熱環境の改善を図ることが出来るか、透 71< 性舗装と排水性舗装、芝地において水を散布後の 表面温度の変化を測定し比較した。 (a) (b) 図 17供試体概略図 透71<性舗装の供試体は図 17(a)に示すように、 下層路盤にケミカル水砕を厚さ 20cm、 上 層 路 盤 にケミカル路盤を 20cmとなるように締国めた。 基層、表層には開粒度アスフアルト混合物をそれ ぞれ 5cmとなるように作製する。 排水性舗装の供試体は図 17(b)に示すように、 路盤に砕石路盤(C-30)を厚さ 40cmとなるように 締固めた。基層には密粒度アスフアルト混合物を 厚さ 5cm敷き、基層以下に水が浸透しないように 防水層としてタックコート (PK-4) を基層上に規 定量 (0,6~Klm2) を散布し、基層面上から排水す るようにする。表層には開粒度アスフアルト混合 物を 5cmとなるように作製する。 透水性舗装・排水性舗装に用いた開粒度アスフ アルト混合物の透水能力は 100オーダー以上と非 常に大きい。 供試体の空隙を水で満たすように水を十分浸透 させた後、測定場所周辺に一様に 50mm程度の水 を散布した。 2つの供試体と芝地の表面温度と気 温を時間の経過と共に測定した。i
J71
水砕スラグを利用した透水性舗装の路床、路盤に関する実験的研究 157 水を散布後、 1日 目 は 排 水 性 舗 装 と 透 水 性 舗 装 の 温 度 差 は 日 中2時頃に 100Cと最も大きくなり、 透 水 性 舗 装 の 表 面 温 度 は 芝 地 と 同 じ 程 度 で あ っ た 。 2日 目 は 差 が50C程度となり、 3日 目 に は 透 水 性 舗 装 と 排 水 性 舗 装 の 温 度 差 は lOC程 度 と ほ ぼ 一 緒 と な っ た 。 こ れ は 、 排 水 、 蒸 発 散 に よ る 舗 装 内 の 水 面 が 低 下 し 蒸 発 散 に よ る 潜 熱 の 効 果 が 低 下 し た ためと思われる。 ケ ミ カ ル 路 盤 に お け る 水 の 空 隙 占 有 率 は 水 散 布 後から 3日目で 70%から 60%へ低下するため、 例 え ば ケ ミ カ ル 路 盤 の 舗 装 厚 が 20cmとすると3 日間の聞に 14mmの 雨 が 降 れ ば 、 潜 熱 の 効 果 が 回 復 し 、 夏 季 気 温 を 低 下 さ せ る こ と が 出 来 る こ と に なる。 路 盤 部 、 改 良 路 床 部 に ケ ミ カ ル 路 盤 、 水 砕 を 用 い た 透 水 性 舗 装 の 大 き な 路 面 温 度 の 低 下 は 都 市 部 で の 熱 環 境 の 改 善 に 大 き な 効 果 が あ る と 思 わ れ る 。 50 構 造 設 計 5-1 路 床 の 改 良 一 般 に 次 の よ う な 場 合 に 交 通 条 件 と 舗 装 の 構 成 か ら 必 要 な 路 床 の 支 持 力 を 算 定 し 路 床 の 構 築 を 行 つ。 ① 路 床 の 設 計CBRが3未 満 の 軟 弱 地 盤 の 場 合 ② 路 床 の 排 水 や 凍 結 融 解 に 対 す る 対 応 策 を と る 必 要 が あ る 場 合 ③ 舗 装 の 仕 上 が り 高 さ が 制 限 さ れ る 場 合 ④ 路 床 を 改 良 し た 方 が 経 済 的 な 場 合 そ の 地 点 のCBRは 路 床 面 以 下1mまでの各層の CBRを 用 い て 、 次 式 に よ っ て 求 ま る 値 と す る 。 (hlCBR~J + h2CBR~J +・..hnCBR~J
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(1) CBRm邑 I~ " "1 I 100 I CBRm: m地 点 の CBR CBR ぃ CBR2, …CBRn: m地 点 の 各 層 の CBR hぃ h2、 …hn:m地 点 の 各 層 の 厚 さ h 1+
h 2…+
hn=100(cm) ケ ミ カ ル 水 砕 を 改 良 路 床 材 と し て 用 い る 。 ケ ミ カ ル 水 砕 の CBRはCBR試 験 で 42回 締 掴 め 、 空 中4日 養 生 の 条 件 で 得 ら れ た91.6%を用いた。 現 地 盤 CBR3%の 軟 弱 地 盤 に お い て も ケ ミ カ ル 水砕を20cm置換すると、式(1)より CBRmを8.7% 程 度 ま で 引 き 上 げ る こ と が で き る 。 5-2 等 値 換 算 係 数 の 推 定 本 研 究 で 開 発 し た ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 は 舗 装 の 改 良 路 床 や 路 盤 と し て 用 い 、 ア ス フ ア ル ト 舗 装 要 綱 に お い て 等 値 換 算 係 数 は 上 層 路 盤 が 0.55、下層 路 盤 が0.25と記されている。 ケ ミ カ ル 水 砕 、 路 盤 は 品 質 規 格 を は る か に 上 ま るため、等値換算係数も大きくなると推測できる。 路 盤 、 路 床 材 の 弾 性 係 数EとCBRに は 次 の よ う な 関 係6)がある。 E=lOO x CBR…
(2) 弾 性 係 数 と 等 値 換 算 係 数 の 換 算 式 6)を用いて、 各 材 料 の 推 定 弾 性 係 数 か ら 等 値 換 算 係 数 を 推 定 し た。 an=0.313 XlogA+0.616 (A:E/104{kgf/cm2})…
(3) 実験で得られたケミカル路盤、 7.1<砕の CBRと 式 (2)、(3)を 用 い て 、 養 生 期 間 に よ る 等 値 換 算 係 数 の 変 化 を 推 定 す る と 表 3のようになる。 5-3 設 計 例 @突通量区分:C交通 (8トン輪荷重に対応可能) .路床の設計CBR:3% ・ケミカル水砕 (CBR80%{7日})の改良厚20cm 従来の設計 推定等値換算係数による設計 (改良路床なし) (単位:crn) 図 19 設 計 断 面 図 19に 示 す よ う に 従 来 の 等 値 換 算 係 数 と 推 定 の 等 値 換 算 係 数 を 用 い た 設 計 断 面 と で は 、 舗 装 厚 が 19cmも 異 な る 。 ケ ミ カ ル 水 砕 を 改 良 路 床 に 用 い る と 舗 装 断 面 は 路 床 面 か ら 31cmと 従 来 の 等 値 換 算 係 数 と 比 較 す る と 34cmも 薄 く す る こ と が 可 能となる。 ケ ミ カ ル 路 盤 、 水 砕 と も に 月 日 が 経 過 す る ほ ど 強 度 を 増 す た め 力 学 的 に も 十 分 で あ り 、 舗 装 断 面も薄くなるため都市部で断面に制限がある場所に おいても有効である。また、舗装施工厚を簿くす ると施工費の削減にもなり経済性に優れている。 66 試験施工 6-1 施 工 概 要 工事箇所:主要地方道半田常滑線半田市板山町 施工規模:面積 1012m2(延長 110m、幅員 9.2) 6-2 設計条件 Z