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で0~1mg/kg 体重 / 日とされた その後 1983 年の第 27 回会合で0~25mg/kg 体重 / 日の暫定 ADIに改められた さらに 1986 年の第 30 回会合において ADIは0~50mg/kg 体重 / 日と設定された 米国では ビール 食酢 ワイン等の清澄剤 ビタミンやミネ

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資料1-2

ポリビニルピロリドンの食品添加物の指定に関する部会報告書(案)

今般の添加物としての新規指定並びに使用基準及び成分規格の設定の検討について は、国際汎用添加物として指定の検討を進めている当該添加物について、食品安全委員 会において食品健康影響評価がなされたこと及び添加物部会における審議を踏まえ、以 下の報告をとりまとめるものである。 1.品目名 ポリビニルピロリドン (別名 ポビドン) Polyvinylpyrrolidone Poly[1-(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene] 〔CAS 番号:9003-39-8〕 2.構造式及び分子式 構造式: 分子式 (C6H9NO)n 3.用途 安定剤、結合剤、分散剤等 4.概要及び諸外国での使用状況 ポリビニルピロリドンは、欧米諸国等でビールや食酢の清澄剤、ビタミンやミネラ ル製品の安定剤、結合剤、分散剤等として使用されている食品添加物である。また、 医薬品、化粧品等に使用されている。 CODEX 基準では、食品サプリメントには GMP の下での使用(使用量の最大限度の記 載はない。)が規定されているが、チューインガムに 10000mg/kg、食卓上用の甘味 料に 3000mg/kg のほか、食酢等に使用量の最大限度が規定されている。 JECFAでは、1966年の第10回会合において評価が行われ、0~1mg/kg体重/日の条件 付きADIが設定されたが、1973年の第17回会合で取り下げられ、1981年の第25回会合

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で0~1mg/kg体重/日とされた。その後、1983年の第27回会合で0~25mg/kg体重/ 日の暫定ADIに改められた。さらに、1986年の第30回会合において、ADIは0~50mg/kg 体重/日と設定された。

米国では、ビール、食酢、ワイン等の清澄剤、ビタミンやミネラル製品の安定剤、 結合剤、分散剤等として使用されており、ビール等での使用では残存限度量が規定さ れているが、それ以外はGMP(Good Manufacturing Practice)の下で、必要量を食 品に使用することが認められている。 欧州連合(EU)では、健康食品(dietary supplement)、食卓上用の甘味料(錠 剤型)の被膜剤等として必要量を使用することが認められている。 我が国では、類似の食品添加物としては、ポリビニルポリピロリドンが平成7年に 指定され、ろ過助剤の用途での使用が認められており、最終食品の完成前にこれ除去 しなければならないとされている。また、日本薬局方に収載されており、錠剤の安定 剤や結合剤等として使用されている。 5.食品添加物としての有効性 ポリビニルピロリドンは1-ビニル-2-ピロリドンの直鎖高分子物質(ポリビニ ル化合物)であって、分子量、粘度が異なる複数の製品がある。一般の高分子化合物 と異なり水、アルコール類、クロロホルムなどに溶けるが、アセトンに溶けにくく、 エステル、エーテル、炭化水素にはほとんど溶けない。水に溶けると粘稠な液になる が、加工セルロース類と比べ粘性は極めて低い。種々の化学物質に対して結合性、錯 体形成、懸濁安定性、皮膜形成性があり、共存する無機塩類、酸の影響を受けにくい。 このような特性から本品は、国内において医薬用錠剤の結合剤、被膜形成剤、分散 剤、懸濁化剤として、化粧品分野でクリーム、スプレー等の剤型における結合剤、被 膜剤等として使用されている。 なお、食品分野では欧米において、ビタミン・ミネラル錠剤の結合剤、合成甘味料 錠剤の結合剤、ビタミン・ミネラル液体濃縮物の安定剤、液状甘味料製剤の結晶化防 止剤、生鮮かんきつ果実の被膜剤としての使用が認められている。また、本品はビー ル、ワインなどのポリフェノール類と不溶性沈殿を形成することから、米国において はビールの清澄剤、白ワイン、果実ジュース、食酢の色調安定剤としての使用も認め られている。(ただし、この分野は現在、より効果的なポリビニルポリピロリドンで 置き換えられているようである。) 食品等への使用試験 錠剤用結合剤 錠剤の成形法として湿式造粒-圧縮打錠法は広範に用いられているが、この方 法では必要に応じて造粒工程で結合剤、賦形剤など、また打錠の工程では滑沢剤

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などが原体成分に加えられる。このうち、結合剤としては、ポリビニルピロリド ンのほか加工セルロース類、コーンスターチ、マルトデキストリン、ゼラチンな どが用いられる。 湿式造粒-圧縮打錠法では、造粒用混合液を打錠機に均一に流し込むため流動 性が良いこと、硬い顆粒ができて摩損性が小さいこと、錠剤からの有効成分の溶 出性が良く、溶出速度が早いことが重要であるが、ポリビニルピロリドンはこれ らの要件を満たす結合剤である。 図1はリン酸カルシウムを有効成分に見立てた湿式造粒法錠剤において、ポリ ビニルピロリドン[Kollidon 30]と3種類の加工セルロース(濃度はいずれも 3%)を結合剤として用いた錠剤の顆粒強度、摩損度を比べたものでポリビニル ピロリドンが有用であることが示されている。 図1 リン酸カルシウムプラセボ錠の硬度と摩損度 3%結合剤添加(湿式造粒法) Kollidon 30: 平均分子量 44,000 - 54,000 (重量平均分子量、近年の光散乱法 による測定、1975 年以前の測定で 40,000)、粘度 5.5 mPas 図2はアセトアミノフェン錠を、結合剤(濃度はいずれも4%)としてポリビニルピ ロリドン [Kollidon 90F]、ヒドロキシプロピルセルロース、若しくはゼラチンを用い て調製し、アセトアミノフェンの溶解性を調べたもので、ポリビニルピロリドンを用い て調製した錠剤では有効成分が早く溶出されることが示されている。 図2 アセトアミノフェン錠の溶出特性 4%結合剤添加 Kollidon 90F: 平均分子量 1,000,000 – 1,500,000 (重量平均分子量、近年の光散 乱法による測定、1975 年以前の測定で 700,000)、粘度 300-700 mPas

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ビタミンサプリメントへの利用 食品としてのビタミンC製剤の結合剤として重合度の異なる2種類のポリビニルピ ロリドン(PVP)、Kollidon 30(製剤中濃度3%)及び Kollidon90F(同左1%)の適 用(造粒工程における結合剤として。)が湿式造粒-圧縮打錠法により検討された。対 照の結合剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC3%)が用いられた。結 合剤自身の吸湿性は、いずれの PVP 製品も HPMC より劣っていたが、打錠用製剤では、 Kollidon90F は HPMC と同等であった。打錠後の錠剤(滑沢剤としてステアリン酸マグ ネシウムを添加)について色調安定性、錠剤圧縮性、錠剤崩壊性、乾燥減量が加速試験 (40℃、相対湿度 75%、4週間)により検討された。その結果、Kollidon90F を用いた 錠剤は、上記いずれの評価項目においても HPMC 錠剤と同等の成績が得られた。すなわ ち、Kollidon90F 使用の錠剤は結合剤濃度が1%と HPMC 錠剤(3%)に比べて低い濃 度で有効であることが示された。試験結果のうち、圧縮性のデータを図3に示す。 図3 単味錠の圧縮性 Kollidon 30、Kollidon90F:分子量は図1、図2を参照。 加速試験条件:40℃,4週間(気密容器);50℃, 4週間(気密容器);60℃, 4週間(気密容器);40℃,75%RH,4週間 6.食品安全委員会における評価状況 食品安全基本法(平成 15 年法律第 48 号)第 24 条第 1 項第 1 号の規定に基づき、 平成 17 年6月 20 日付け厚生労働省発食安第 0620005 号により食品安全委員会あて意 見を求めたポリビニルピロリドンに係る食品健康影響評価については、平成 18 年 10 月 13 日、11 月 28 日、12 月 19 日、平成 19 年1月 26 日、平成 24 年 10 月 25 日、12 月 18 日、平成 25 年1月 22 日、2月 22 日、3月 27 日及び4月 25 日に開催された添 加物専門調査会の議論を踏まえた、審議結果(案)が5月 27 日に公表されている(平 成 25 年5月 28 日から6月 27 日まで、パブリックコメントによる意見募集を行われ ている)。 0 5 10 15 20 25 30 H a rd n e s s (k g ) INITIAL 40℃ 50℃ 60℃ 40℃ 75%RH Storage condition(1 Month)

Compressibility of tablet Kollidon 90F 1% Kollidon 30 3% HPMC 3%

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【食品健康影響評価(添加物評価書(案))抜粋】 Ⅴ.食品健康影響評価 1.体内動態 PVP(ポリビニルピロリドン)の体内動態に係る知見を検討した結果、PVP を 経口的に摂取した場合、消化管からはほとんど吸収されずに、そのまま糞便中に 排泄されると考えた。なお、混在する 1-ビニル-2-ピロリドンの低分子量ポリマ ー及びモノマーは一部消化管から吸収され、その一部が尿中に排泄されると考え た。安全性に懸念を生じさせるようなものはなかった。 2.毒性 (1)PVP(ポリビニルピロリドン) 入手したヒトにおける知見から、PVP を含む医薬品等の経口摂取によるア レルギー発症事例が、まれではあるが認められることから、PVP のアレルギ ー誘発性を否定することはできず、また、認められた症例報告にはいずれも 用量に関する記載がなく、アレルギー誘発性を示す用量を特定することは困 難と考えた。また、PVP が感作性物質ではないという知見が認められたが、 一部の症例報告においては PVP に特異的な IgE 抗体の産生が確認されてお り、メカニズムは不明ながら、特定のヒトに対しては感作性物質となり得る ものと考えた。しかしながら、体内動態に係る知見において、経口摂取され た PVP がほとんど吸収されないと考えられたこと、経口摂取による感作の 成立を示唆する知見が認められないことから、PVP の経口摂取によるアレル ギーの多くは、局所投与等で摂取されたポビドンヨード等による感作の獲得 によるものと考えられる。また、PVP の経口摂取のみによる感作が成立する 可能性は極めて低いと考えた。 また、本専門調査会としては、PVP の毒性に係る知見を検討した結果、遺 伝毒性、急性毒性、反復投与毒性、発がん性及び生殖発生毒性の懸念はない と判断した。 (2)NVP(1-ビニル-2-ピロリドン) 本専門調査会としては、NVP の安全性に係る知見を検討した結果、遺伝毒 性及び急性毒性の懸念はないと判断した。また、反復投与毒性については、 NOAEL をラット 3 か月間飲水投与試験成績における最高用量である 7.5 mg/kg 体重/日、LOAEL をラット 3 か月間強制経口投与試験における肝ホモ ジネートの γ-GTP 増加、肝重量の増加に基づき 40 mg/kg 体重/日と判断した。 添加物「ポリビニルピロリドン」の規格基準案において、NVP は 0.001%以 下とされていることを考慮すると、添加物「ポリビニルピロリドン」として

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の NOAEL は 750 g/kg 体重/日、LOAEL は 4 kg/kg 体重/日となり、我が国 において使用が認められた場合の添加物「ポリビニルピロリドン」の推定摂 取量(480 mg/人/日)と比較した結果、添加物「ポリビニルピロリドン」の 摂取による NVP の暴露について、反復投与毒性の懸念はないものと判断し た。 NVP の発がん性については、経口投与による試験は行われておらず、吸入 暴露試験により上気道と肝臓に発がん性が認められたとの知見があるが、遺 伝毒性が認められないことから、遺伝毒性メカニズムに基づくものではない と考えた。経口投与の場合でも同様に発がん性を示す可能性は否定できない と考えられたが、発がん用量を特定することは困難であることから、添加物 「ポリビニルピロリドン」に含まれる NVP の摂取量を考慮した発がん性を 評価することは困難と判断した。 (3)ヒドラジン 本専門調査会としては、ヒドラジンの安全性に係る知見を検討した結果、 ヒドラジンには発がん性及び遺伝毒性が認められることから、その発がん機 序への遺伝毒性メカニズムの関与の可能性を否定できないと考え、 NOAEL を評価することはできないと判断した。 本専門調査会において、米国及び欧州におけるヒドラジンの発がんリスク の定量評価結果(p31~32)及びヒドラジンの含有量(過剰に見積もっ ても 500ppb)に基づき、添加物「ポリビニルピロリドン」を我が国の推定 摂取量(480 mg/人/日)まで摂取した場合を想定してヒドラジンの経口暴露 による過剰発がんリスクを検討した。米国による評価結果であるユニットリ スク(経口傾斜係数)3.0 (mg/kg 体重/日)-1に基づく計算では、発がんリ スクは 1.5×10-5(約 7 万分の 1)となった。欧州での評価の際に算出された BMDL10(2.3 mg/kg 体重/日(ヒドラジンとして 0.57 mg/kg 体重/日)を出 発点として直線外挿を行うことにより算出したユニットリスク(経口傾斜係 数)は 0.18(mg/kg 体重/日)-1となり、この値に基づくと発がんリスクは 9.0 ×10-7(約 110 万分の 1)となった。本専門調査会としては、米国及び欧 州の評価手法について検討を行い、米国により算出されたユニットリスク(経 口傾斜係数)は、その計算過程の検証が困難であること、欧州の BMD 法を 用いた手法が最近の国際的な評価動向に沿っていると思われること等の理由 から、欧州における評価手法を基にした計算結果を我が国における生涯リス クとして適切と判断した。この発がんリスクの値(9.0×10-7(約 110 万分の

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1))は、一般に遺伝毒性発がん物質の無視しうるレベルとされる 100 万分の 1 レベルを下回っており、そのリスクは極めて低いと考えられることから、 添加物「ポリビニルピロリドン」に含まれるヒドラジンの摂取については、 安全性に懸念がないと判断した。 3.結論 以上より、本専門調査会としては、添加物として適切に使用される場合、安 全性に懸念が無いと考えられ、添加物「ポリビニルピロリドン」の ADI を特定 する必要はないと判断した。ただし、まれではあるが、ポビドンヨード等の局 所投与等により PVP に対する感作が成立することがあり、その感作を受けた ヒトにおいては、アナフィラキシー症状の発生の危険性を否定できず、また、 現在の知見ではその閾値を特定することが困難である。添加物「ポリビニルピ ロリドン」の食品への使用にあたっては、リスク管理機関において適切な管理 措置を行い、アレルギー発生の予防に努める必要がある。また、ヒドラジンに ついて、リスク管理機関としては、引き続き、技術的に可能なレベルで低減化 を図るよう留意すべきである。 7.摂取量の推計 上記の食品安全委員会の評価の結果によると次のとおりである。 【一日摂取量の推計等(我が国における摂取量)(添加物評価書(案))抜粋】 3.我が国における摂取量 評価要請者によれば、錠剤、カプセルであるサプリメントの常用者の一日の 摂取状況が次のように想定され、PVP(ポリビニルピロリドン)の推定摂取量の 算出が行われている。 一般的なサプリメント常用者の 1 日の摂取量を 1 日 3 種類の錠剤又はカプセ ル(各 2 錠)をそれぞれ朝夕 2 回摂取すると仮定する。錠剤成形に添加する PVP の割合を約 4%とし、全てのサプリメントに PVP を結着剤として使用する と仮定して単純に換算すると、PVP の推定摂取量が最大となるのは素材が異な るサプリメント 3 種類をすべてカプセルで摂取した場合であり、その場合の PVP の一日摂取量は 240 mg/人/日(500×2×3×2×0.04)と推定される。 また、仮に素材が異なるサプリメント 3 種類を全てチュアブル錠で摂取した 場合の PVP の一日摂取量は 480 mg/人/日(1,000×2×3×2×0.04)と推定 される。(参照1、64)

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本専門調査会としては、推計値が過小にならないよう留意し、添加物「ポリ ビニルピロリドン」の推計一日摂取量を 480 mg/人/日(9.6 mg/kg 体重/日)と 考えた。 8.新規指定について ポリビニルピロリドンを食品衛生法第 10 条の規定に基づく添加物として指定する ことは差し支えない。ただし、同法第 11 条第 1 項の規定に基づき、以下のとおり使 用基準及び成分規格を定めることが適当である。 (1) 使用基準について 諸外国での使用状況等について: コーデクス基準では、食品サプリメントにおいて GMP での使用が規定されている が、複数の食品で使用量の最大限度を規定している。 米国では、ビール、食酢、ワイン等の清澄剤、ビタミンやミネラル製品の安定剤、 結合剤、分散剤等として使用が認められているが、被膜剤、清澄剤としての使用に 比して、ビタミンやミネラル製品での使用が相当に多い。なお、清澄剤での使用に 関しては、類似のポリビニルポリピロリドンがより効果的とされ、ポリビニルピロ リドンはほとんど使用されていない。 欧州連合(EU)では、健康食品(dietary supplement)、食卓上用の甘味料 (錠剤型)の被膜剤等として必要量を使用することが認められているが、健康食 品での使用の方が相当に多い。また、使用量の最大限度は設定されていない。 食品安全委員会の食品健康影響評価について: 食品安全委員会において、我が国での使用基準として錠剤、カプセル等に限定 した場合の推定摂取量まで摂取した場合の想定ではポリビニルピロリドンに含ま れるヒドラジンの摂取については安全性に懸念がないと判断されている。 上記の事項を踏まえ、次のとおり使用基準を設定することが適当であると考えら れる。 使用基準(案) ポリビニルピロリドンは、カプセル・錠剤等通常の食品形態でない食品以外 の食品に使用してはならない。 (2)成分規格について 成分規格を別紙1のとおり設定することが適当である。(設定根拠は別紙2、 JECFA規格等との対比表は別紙3のとおり。)

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成 分 規 格 案 ポ リ ビ ニ ル ピ ロ リ ド ン Polyvinylpyrrolidone ポ ビ ド ン (C6H9NO)n Poly[1-(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene] [9003-39-8] 含 量 本 品 を 無 水 物 換 算 し た も の は , 窒 素(N =14.01)11.5~ 12.8% を 含 む 。 性 状 本 品 は , 白 ~ 微 黄 色 の 粉 末 で あ る 。 確 認 試 験 (1) 本 品 を 105℃ で 6 時 間 乾 燥 し ,赤 外 吸 収 ス ペ ク ト ル 測 定 法 中 の 臭 化 カ リ ウ ム 錠 剤 法 に よ り 測 定 し , 本 品 の ス ペ ク ト ル を 参 照 ス ペ ク ト ル と 比 較 す る と き , 同 一 波 数 の と こ ろ に 同 様 の 強 度 の 吸 収 を 認 め る 。 純 度 試 験 (1) 液 性 pH3.0~ 7.0 (1.0g, 水 20ml) (2) 粘 性 無 水 物 換 算 し て 1.00g に 対 応 す る 量 の 本 品 を 精 密 に 量 り , 水 を 加 え て 溶 か し ,正 確 に 100ml と し ,60 分 間 放 置 し ,検 液 と す る 。検 液 及 び 水 に つ き ,25℃ で 粘 度 測 定 法 第 1 法 に よ り 試 験 を 行 い ,次 式 に よ り K 値 を 求 め る と き ,表 示 K 値 の 90~ 108% で あ る 。 K =1.5 log ν0.15 + 0.003c rel − 1+

√300c log νrel + (c + 1.5 log νrel )2 0.15c + 0.003c2 c: 検 液 100ml 中 の 無 水 物 換 算 し た 試 料 の 量 (g) νrel: 水 の 動 粘 度 に 対 す る 検 液 の 動 粘 度 比 (3) 鉛 Pb と し て 2.0µg/g 以 下 本 品 2.0g を 量 り , 白 金 製 , 石 英 製 若 し く は 磁 製 の る つ ぼ 又 は 石 英 製 の ビ ー カ ー に 入 れ る 。 硫 酸 を 加 え て 試 料 全 体 を 潤 し た 後 , ホ ッ ト プ レ ー ト 上 で , 徐 々 に 温 度 を 上 げ な が ら , 試 料 が 炭 化 し , 硫 酸 の 白 煙 が 発 生 し な く な る ま で 加 熱 す る 。 こ れ を 電 気 炉 に 入 れ , 徐 々 に 温 度 を 上 げ て 500~ 600℃ で 灰 化 す る ま で 強 熱 す る 。 残 留 物 に 塩 酸(1→ 4)10ml を 入 れ ,水 浴 上 で 加 熱 し て 蒸 発 乾 固 す る 。そ の 残 留 物 に 少 量 の 硝 酸(1→ 100)を 加 え , 加 温 し て 溶 か し , 冷 後 , 更 に 硝 酸 (1→ 100)を 加 え て 正 確 に 10ml と し ,検 液 と す る 。別 に ,鉛 標 準 原 液 1ml を 正 確 に 量 り ,水 を 加 え て 正 確 に 100ml と す る 。 こ の 液 4ml を 正 確 に 量 り , 硝 酸 (1→ 100)を 加 え て 正 確 に 10ml と し , 比 較 液 と す る 。 検 液 及 び 比 較 液 に つ き , 鉛 試 験 法 第 1 法 に よ り 試 ( 別 紙 1 )

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験 を 行 う 。 (4) ア ル デ ヒ ド ア セ ト ア ル デ ヒ ド と し て 500µg/g 以 下 本 品 約 1g を 精 密 に 量 り , ピ ロ リ ン 酸 塩 緩 衝 液 (0.05mol/L, pH9.0)に 溶 か し , 正 確 に 100ml と し ,密 栓 し て ,60℃ で 60 分 間 加 温 し た 後 ,室 温 に な る ま で 放 冷 し ,検 液 と す る 。別 に ,新 た に 蒸 留 し た ア セ ト ア ル デ ヒ ド 0.100g を 量 り ,4℃ の 水 に 溶 か し て 正 確 に 100ml と す る 。 こ の 液 を 4℃ で 約 20 時 間 放 置 し , そ の 1ml を 正 確 に 量 り , ピ ロ リ ン 酸 塩 緩 衝 液(0.05mol/L, pH9.0)を 加 え て 正 確 に 100ml と し ,標 準 液 と す る 。検 液 ,標 準 液 及 び 水 0.5ml ず つ を 別 々 の セ ル に 入 れ ,ピ ロ リ ン 酸 塩 緩 衝 液(0.05mol/L,pH9.0)2.5ml 及 び β -ニ コ チ ン ア ミ ド ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド 試 液 0.2ml を 各 々 に 正 確 に 加 え て か き 混 ぜ た 後 , 密 栓 し , 22±2℃ で 2 ~3 分 間 放 置 す る 。 こ れ ら の 液 に つ き , 水 を 対 照 と し て 波 長 340nm に お け る そ れ ぞ れ の 吸 光 度 AT1,AS1及 び AB1 を 測 定 す る 。 更 に , そ れ ぞ れ の 液 に ア ル デ ヒ ド デ ヒ ド ロ ゲ ナ ー ゼ 試 液 0.05ml を 加 え , か き 混 ぜ た 後 , 密 栓 し て 22±2℃ で 5 分 間 放 置 し , 同 様 に 操 作 し , そ れ ぞ れ の 吸 光 度 AT2,AS2及 び AB2 を 測 定 し , 次 式 に よ り ア ル デ ヒ ド の 量 を 求 め る 。 ア ル デ ヒ ド の 量 (µg/g) = 1000 無 水 物 換 算 し た 試 料 の 採 取 量(g)

×

(AT2-AT1)- (AB2-AB1) (AS2-AS1)- (AB2-AB1) (5) 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン と し て 10µg/g 以 下 本 品 約 0.25g を 精 密 に 量 り ,メ タ ノ ー ル (1→ 5)に 溶 か し て 正 確 に 10ml と し ,検 液 と す る 。 別 に ,1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン 0.050g を 正 確 に 量 り , メ タ ノ ー ル を 加 え て 溶 か し て 正 確 に 100ml と す る 。 こ の 液 1 ml を 正 確 に 量 り , メ タ ノ ー ル を 加 え て 正 確 に 100ml と す る 。 更 に , こ の 液 5ml を 正 確 に 量 り , メ タ ノ ー ル (1→ 5) を 加 え て 正 確 に 100ml と し , 標 準 液 と す る 。 検 液 及 び 標 準 液 を そ れ ぞ れ 50µl ず つ 量 り , 次 の 操 作 条 件 で 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー を 行 う 。 検 液 及 び 標 準 液 の 1-ビ ニ ル-2-ピ ロ リ ド ン の ピ ー ク 面 積 AT及 び As を 測 定 し , 次 式 に よ り 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の 量 を 求 め る 。 2.5 AT 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の 量 = × (µg/g) 無 水 物 換 算 し た 試 料 の 採 取 量 AS 操 作 条 件 検 出 器 紫 外 吸 光 光 度 計 (測 定 波 長 254nm) カ ラ ム 充 て ん 剤 5µm の 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 オ ク チ ル シ リ ル 化 シ リ カ ゲ ル カ ラ ム 管 内 径 約 4mm, 長 さ 約 25cm の ス テ ン レ ス 管 ガ ー ド カ ラ ム カ ラ ム 管 と 同 一 の 内 径 で 同 一 の 充 て ん 剤 を 充 て ん し た も の 。 カ ラ ム 温 度 40℃ 付 近 の 一 定 温 度 移 動 相 水 / メ タ ノ ー ル 混 液(4: 1)

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流 量 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の 保 持 時 間 が 約 10 分 に な る よ う に 調 整 す る 。 カ ラ ム の 選 定 本 品0.010g 及 び 酢 酸 ビ ニ ル 0.5g を メ タ ノ ー ル 100ml に 溶 か す 。 こ の 液 1ml を と り , メ タ ノ ー ル (1→ 5)を 加 え て 100ml と す る 。 こ の 液 50µl に つ き , 上 記 の 条 件 で 操 作 す る と き ,1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン ,酢 酸 ビ ニ ル の 順 に 溶 出 し , そ の 分 離 度 が 2.0 以 上 の も の を 用 い る 。 な お , 上 記 の 条 件 で 標 準 液 に つ き ,試 験 を 6 回 繰 り 返 す と き ,1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の ピ ー ク 面 積 の 相 対 標 準 偏 差 は 2% 以 下 で あ る 。 ガ ー ド カ ラ ム の 洗 浄 検 液 を 試 験 し た 後 , 移 動 相 を ガ ー ド カ ラ ム に 上 記 の 流 量 で 約 30 分 間 , 試 験 操 作 と 逆 の 方 向 に 流 し , 試 料 を 溶 出 さ せ て 洗 浄 す る 。 (6)ヒ ド ラ ジ ン ヒ ド ラ ジ ン と し て 1µg/g 以 下 本 品 約 2.5g を 精 密 に 量 り , 50ml の 遠 心 管 に 入 れ , 水 25ml を 加 え , か き 混 ぜ て 溶 か す 。こ れ に サ リ チ ル ア ル デ ヒ ド の メ タ ノ ー ル 溶 液(1→ 20)500µl を 加 え て か き 混 ぜ ,60℃ の 水 浴 中 で 15 分 間 加 温 す る 。 冷 後 , ト ル エ ン 2.0ml を 加 え , 密 栓 し て 2 分 間 激 し く 振 り 混 ぜ , 遠 心 分 離 し , そ の 上 層 を 検 液 と す る 。 別 に , サ リ チ ル ア ル ダ ジ ン 0.090g を 量 り ,ト ル エ ン に 溶 か し ,正 確 に 100ml と し ,こ の 液 1ml を 正 確 に 量 り ,ト ル エ ン を 加 え て 正 確 に 100ml と し ,標 準 液 と す る 。検 液 及 び 標 準 液 10µl を 量 り ,メ タ ノ ー ル 溶 液 (2→ 3)を 展 開 溶 媒 と し て 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー を 行 い ,展 開 溶 媒 の 先 端 が 原 線 よ り 約 15cm の 高 さ に 上 昇 し た と き 展 開 を や め , 風 乾 し た 後 ,暗 所 で 紫 外 線( 波 長 365nm)下 で 観 察 す る と き ,標 準 液 か ら 得 た ス ポ ッ ト に 対 応 す る 位 置 の 検 液 か ら 得 た ス ポ ッ ト の 蛍 光 は 標 準 液 の そ れ よ り も 濃 く な い 。 た だ し , 薄 層 板 に は , 担 体 と し て 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 ジ メ チ ル シ リ ル 化 シ リ カ ゲ ル(蛍 光 剤 入 り )を 110℃ で 1 時 間 乾 燥 し た も の を 使 用 す る 。 水 分 5.0% 以 下 (0.5g, 直 接 滴 定 ) 強 熱 残 分 0.1% 以 下 (1g, 600±50℃ ) 定 量 法 (1) 装 置 総 硬 質 ガ ラ ス 製 で ,そ の 概 略 は 次 の 図 に よ る 。 た だ し , 接 続 部 は , す り 合 わ せ に し て も よ い 。 装 置 に 用 い る ゴ ム は ,す べ て 水 酸 化 ナ ト リ ウ ム 溶 液(1→ 25) 中 で 10~ 30 分 間 煮 沸 し ,次 に 水 中 で 30~ 60 分 間 煮 沸 し ,最 後 に 水 で よ く 洗 っ て か ら 用 い る 。 A : ケ ル ダ ー ル フ ラ ス コ B :水 蒸 気 発 生 器 (硫 酸 2~ 3 滴 を 加 え た 水 を 入 れ , 突 沸 を 避 け る た め に 沸 騰 石 を 入 れ る 。) C : し ぶ き 止 め

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D : 給 水 用 漏 斗 E : 蒸 気 管 F : ア ル カ リ 溶 液 注 入 用 漏 斗 G : ピ ン チ コ ッ ク 付 き ゴ ム 管 H : 小 孔 (径 は , 管 の 内 径 に ほ ぼ 等 し い 。 ) J : 冷 却 器 (下 端 は , 斜 め に 切 っ て あ る 。 ) K : 吸 収 用 フ ラ ス コ (2)操 作 法 本 品 約 0.1g を 精 密 に 量 り , ケ ル ダ ー ル フ ラ ス コ A に 入 れ , こ れ に 硫 酸 カ リ ウ ム 33g, 硫 酸 銅 (Ⅱ )五 水 和 物 1g 及 び 酸 化 チ タ ン (Ⅳ )1g の 混 合 物 の 粉 末 5g を 加 え ,A の 首 に 付 着 し た 試 料 を 少 量 の 水 で 洗 い 込 み ,更 に A の 内 壁 に 沿 っ て 硫 酸 7ml を 加 え る 。A を 徐 々 に 加 熱 し ,液 が 黄 緑 色 澄 明 と な り ,A の 内 壁 に 炭 化 物 を 認 め な く な っ た 後 ,更 に 45 分 間 加 熱 を 続 け る 。冷 後 ,水 20ml を 注 意 し な が ら 加 え て 冷 却 す る 。A を , あ ら か じ め 水 蒸 気 を 通 じ て 洗 っ た 蒸 留 装 置 に 連 結 す る 。 吸 収 用 フ ラ ス コ K に は ホ ウ 酸 溶 液 (1→ 25)30ml 及 び ブ ロ モ ク レ ゾ ー ル グ リ ー ン ・ メ チ ル レ ッ ド 混 合 試 液 3 滴 を 入 れ ,適 量 の 水 を 加 え ,冷 却 器 J の 下 端 を こ の 液 に 浸 す 。漏 斗 F か ら 水 酸 化 ナ ト リ ウ ム 溶 液 (2→ 5)30ml を 加 え ,注 意 し て 水 10ml で 洗 い 込 み ,直 ち に ピ ン チ コ ッ ク 付 き ゴ ム 管 G の ピ ン チ コ ッ ク を 閉 じ ,水 蒸 気 を 通 じ て 留 液 80~ 100ml を 得 る ま で 蒸 留 す る 。J の 下 端 を 液 面 か ら 離 し ,少 量 の 水 で J の 下 端 を 洗 い 込 み ,0.025mol/L 硫 酸 で 滴 定 す る 。終 点 の 判 定 は ,液 の 緑 色 が 微 灰 青 色 を 経 て 微 灰 赤 紫 色 に 変 わ る と き と す る 。 別 に 空 試 験 を 行 い 補 正 す る 。 0.025mol/L 硫 酸 1ml = 0.7003mg N 試 薬 ・ 試 液 ア ル デ ヒ ド デ ヒ ド ロ ゲ ナ ー ゼ 本 品 は , 白 色 粉 末 で あ る 。 酵 素 活 性 本 品 は ,1mg 当 た り 2 単 位 以 上 の 酵 素 活 性 を 有 す る 。 酵 素 活 性 測 定 法 ( ⅰ ) 試 料 溶 液 本 品 約 20mg を 精 密 に 量 り ,水 1ml に 溶 か し ,氷 冷 し た ウ シ 血 清 ア ル ブ ミ ン 溶 液(1 → 100)を 加 え て 正 確 に 200ml と す る 。 ( ⅱ ) 操 作 法 ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド(β - NAD)20.0mg を 水 に 溶 か し て 正 確 に 1ml と す る 。 こ の 液 0.20ml に ピ ラ ゾ ー ル 溶 液 (17→2500)0.10ml 及 び 試 料 溶 液 0.10ml を 入 れ ,か き 混 ぜ た 後 ,密 栓 し て 25±1℃ で 2 分 間 放 置 す る 。こ の 液 に ア セ ト ア ル デ ヒ ド 溶 液(3→1000)0.01ml を 加 え て か き 混 ぜ た 後 , 密 栓 し , 紫 外 可 視 吸 光 度 測 定 法 に よ り 波 長 340nm に お け る 吸 光 度 を 30 秒 毎 に 測 定 し ,時 間 と 吸 光 度 の 関 係 が 直 線 を 示 す 部 分 よ り 1 分 間 当 た り の 吸 光 度 の 変 化 (ΔA)を 求 め ,次 式 に よ り 酵 素 活 性 を 求 め る 。そ の 酵 素 活 性 の 単 位 は ,操 作 法 の 条 件 で 試 験 す る と き ,

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1 分 間 に ア セ ト ア ル デ ヒ ド 1μmol を 酸 化 さ せ る 酵 素 量 を 1 単 位 と す る 。 2.91×ΔA×200 本 品 中 の 酵 素 活 性 の 単 位 = (単 位 /mg) 6.3×試 料 の 採 取 量 ( g) ×0.10×1000 ア ル デ ヒ ド デ ヒ ド ロ ゲ ナ ー ゼ 試 液 ア ル デ ヒ ド デ ヒ ド ロ ゲ ナ ー ゼ 70 単 位 に 相 当 す る 量 を と り , 水 10ml に 溶 か す 。 用 時 調 製 す る 。 ウ シ 血 清 ア ル ブ ミ ン ウ シ 血 清 よ り コ ー ン の 低 温 エ タ ノ ー ル 分 画 法 に よ り 第 5 分 画 と し て 得 ら れ た も の で , ア ル ブ ミ ン 95% 以 上 を 含 む 。 サ リ チ ル ア ル ダ ジ ン C14H12N2O2 融 点 213~ 219℃ 純 度 試 験 本 品 0.09g を 量 り , ト ル エ ン に 溶 か し , 正 確 に 100ml と す る 。 こ の 液 1ml を 正 確 に 量 り ト ル エ ン を 加 え て 正 確 に 100ml と し た 液 に つ き ,「 ポ リ ビ ニ ル ピ ロ リ ド ン 」の 純 度 試 験(6)を 準 用 し て 試 験 を 行 う と き ,主 ス ポ ッ ト 以 外 の ス ポ ッ ト を 認 め な い 。 酸 化 チ タ ン (Ⅳ ) TiO2 〔K8703〕 ジ メ チ ル シ リ ル 化 シ リ カ ゲ ル , 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 ( 蛍 光 剤 入 り ) 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 に 製 造 し た ジ メ チ ル シ リ ル 化 シ リ カ ゲ ル に 蛍 光 剤 を 添 加 し た も の を 用 い る 。 β - ニ コ チ ン ア ミ ド ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド C21H27N7O14P2 [K 9802, β - NAD+] 含 量 94.5% 以 上 定 量 法 本 品 約 0.025g を 精 密 に 量 り ,水 に 溶 か し ,正 確 に 25ml と す る 。こ の 液 0.2ml を 正 確 に 量 り ,リ ン 酸 塩 緩 衝 液(0.1mol/L,pH7.0)を 加 え て 正 確 に 10ml と し , 試 料 液 と す る 。 試 料 液 及 び リ ン 酸 塩 緩 衝 液 (0.1mol/L, pH7.0) に つ き , 紫 外 可 視 吸 光 度 測 定 法 に よ り , 水 を 対 照 と し て , 波 長 260nm に お け る 吸 光 度 AT 及 び AB を 測 定 し , 次 式 に よ り β - ニ コ チ ン ア ミ ド ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド の 含 量 を 求 め る 。 β - ニ コ チ ン ア ミ ド ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド(C21H27N7O14P2)の 量 0.6634×10×25 = ×(AT-AB)×100(%) 試 料 の 採 取 量(mg)×17.6×0.20 β - ニ コ チ ン ア ミ ド ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド 試 液 β - ニ コ チ ン ア ミ ド ア デ ニ ン ジ ヌ ク レ オ チ ド 0.04g を 水 10ml に 溶 か す 。 用 時 調 製 す る 。 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 ジ メ チ ル シ リ ル 化 シ リ カ ゲ ル (蛍 光 剤 入 り ) ジ メ チ ル シ リ ル 化 シ リ カ ゲ ル , 薄 層 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 ( 蛍 光 剤 入 り ) を 見 よ 。 ピ ラ ゾ ー ル C3H4N2 本 品 は , 白 ~ 微 黄 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で あ る 。

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融 点 67~ 71℃ ピ ロ リ ン 酸 カ リ ウ ム K4O7P2 本 品 は ,白 色 の 結 晶 性 粉 末 で ,水 に 極 め て 溶 け や す い 。 融 点 1109℃ ピ ロ リ ン 酸 塩 緩 衝 液(0.05mol/L, pH9.0) ピ ロ リ ン 酸 カ リ ウ ム 0.83g を 水 40ml に 溶 か す 。 こ れ に 1mol/L 塩 酸 試 液 を 加 え て pH9.0 に 調 整 し , 水 を 加 え て 50ml と す る 。 使 用 前 に 温 度 を 22±2℃ に す る 。 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン C6H9NO 本 品 は , 澄 明 の 液 体 で あ る 。 純 度 試 験 本 品 0.5µl に つ き ,次 の 操 作 条 件 で ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー を 行 う 。各 々 の ピ ー ク 面 積 を 測 定 し ,面 積 百 分 率 法 に よ り 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の 量 を 求 め る と き ,99.0% 以 上 で あ る 。た だ し ,検 出 感 度 は 本 品 0.5µl か ら 得 た 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の ピ ー ク 高 さ が フ ル ス ケ ー ル の 約 70% に な る よ う に 調 整 す る 。 操 作 条 件 検 出 器 水 素 炎 イ オ ン 化 検 出 器 カ ラ ム 内 径 0.53mm,長 さ 30m の ケ イ 酸 ガ ラ ス 製 の 細 管 に ガ ス ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー 用 ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル を 1.0µm の 厚 さ で 被 覆 し た も の 。 カ ラ ム 温 度 80℃ で 1 分 間 保 持 し ,そ の 後 毎 分 10℃ で 昇 温 し ,190℃ に 到 達 後 20 分 間 保 持 す る 。 注 入 口 温 度 150℃ キ ャ リ ヤ ー ガ ス ヘ リ ウ ム 流 量 1-ビ ニ ル -2-ピ ロ リ ド ン の ピ ー ク が 約 15 分 後 に 現 れ る よ う に 調 整 す る 。 リ ン 酸 塩 緩 衝 液 (0.1mol/L, pH7.0) 第 1 液 : リ ン 酸 二 ナ ト リ ウ ム 17.9g を 水 に 溶 か し て 500ml と す る 。 第 2 液 : リ ン 酸 二 カ リ ウ ム 6.8g を 水 に 溶 か し て 500ml と す る 。 第 1 液 2 容 量 と 第 2 液 1 容 量 と を 混 和 し , 両 液 を 用 い て pH7.0 に 調 整 す る 。

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1942 参照赤外吸収スペクトル .

ポビドン

ホモクロルシクリジン塩酸塩

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ポリビニルピロリドンの設定の根拠 ポリビニルピロリドンは,医薬品添加物(名称:ポビドン)であり,医薬品,化粧品等 の分野で使用されている。医薬品添加物の規格との整合性も考慮すべきと思われることか ら,主に,第16改正日本薬局方(以下「JP」という),JECFA規格(以下「JECFA」という。), FCC規格(以下「FCC」という。)及びEUの食品添加物規格(以下「EU」という。)を参考 に成分規格案を設定した。なお,米国薬局方(以下「USP」という)及び欧州薬局方(以 下「EP」という)にも規格が定められており,現在,日米欧三薬局方(JP,USP及びEP) 国際調和案(以下「調和案」という)が検討されていることから,これらも参考とした。 含量 JECFA では 12.2~13.0%(無水物換算)としているが,FCC,EU,JP,USP,EP 及 び調和案では 11.5~12.8%(無水物(脱水物)換算)としていることから,本規格案では, FCC 等に倣い,「無水物換算したものは,窒素(N=14.01)11.5~12.8%を含む」とした。 性状 JECFA では「白~黄褐色の粉末」,FCC では「白~黄褐色の粉末で水,エタノール及 びクロロホルムに溶け,エーテルに溶けない。水溶液(1:20)は pH3~7」,EU では「白 又はほとんど白色の粉末」,JP では「白色又はわずかに黄味を帯びた細かい粉末で,にお いがないか,又はわずかに特異なにおいがある」,EP では「白~微黄色で吸湿性の粉末 又は片」としている。USP 及び調和案には記載がない。色については,入手した流通品が 白色であったことから,JP 及び EU の規格に倣い,「白~微黄色の粉末」とした。一方, においについては JECFA,FCC 及び EU に記載のないことから,本規格案では設定しな いこととした。 確認試験 JECFA,FCC,USP 及び EP では沈殿物の形成試験を設定しているが,沈殿物の形成試 験には,有害試薬の二クロム酸カリウムが使用されている。一方,EU 及び調和案は,溶 解性及び pH のみを,JP では赤外吸収スペクトル測定法及び pH を設定している。本規格 案では,有害試薬を使用せず,特異性が高いと考えられることから,JP で採用している赤 外吸収スペクトル測定法臭化カリウム錠剤法を設定した。また,食品添加物公定書の他の 品目に倣い,pH(液性)は純度試験に規定することとした。 純度試験 (1) 液性 JECFA 及び EU は確認試験に「pH3.0~7.0(5%水溶液)」を設定し,FCC は性状に「pH3.0 ~7.0(水溶液(1:20))」を設定している。JP,USP,EP 及び調和案(確認試験)では同様 の水溶液に対して K 値が 30 以下のものは pH 3.0~5.0,K 値が 30 を超えるものについて は pH 4.3~7.0 としており,K 値 30 以下のものと 30 を超えるものの規格値はオーバーラ (別紙2)

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ップしている。そこで,本規格案では JECFA 等に倣い,「pH 3.0~7.0 (1g,水 20ml)」と した。 (2) 粘性(K 値) JECFA は比粘度(低分子量品 1.188~1.325,高分子量品 3.225~5.662(K 値として表 した場合,低分子量品は 26~35,高分子量品は 80~100 に相当))を規定し,FCC,JP, USP,EP 及び調和案では比粘度をもとにした K 値を規定しているが,EU はいずれも規 定していない。本規格案では,粘性は品質を確保するうえで必要な項目と考え,設定する こととした。規格値は,JP:25~90(表示 K 値の 90~108%),FCC:低分子量品 27~32 及び高分子量品 81~97,USP 及び調和案:10~120(表示 K 値 15 以下の場合,表示 K 値の 85.0~115.0%,15 より大きい場合は表示 K 値の 90.0~108.0%)としているが,EP は表示 K 値が 15 以下の場合には表示 K 値の 85.0~115.0%,15 より大きい場合は表示 K 値の 90.0~108.0%を許容している。 現在のJP は 25~90 であるが,いずれは調和案の規格値(10~120)に改正されること から,本規格案では,K 値を規定しないこととした。一方,JECFA の比粘度や FCC の K 値から,食品添加物としては,K 値 25 以上のものが使用されると考えられることから, 表示 K 値が 15 以下の場合は設定不要と考え,「表示K 値の 90~108%」を設定することと した。 (3) 鉛 JECFA,FCC 及び EU では「2mg/kg 以下」,USP では「10ppm 以下」としている。JP 及び EP では鉛は設定せず,重金属を設定し,調和案では,いずれも規定していない。本 規格案では食品添加物の国際整合性から JECFA,FCC 及び EU に倣い,同水準の規格値 を設定することとしたが,他の添加物の規格値との整合性を考慮して,小数第 1 位までを 有効数字とし,「Pb として 2.0µg/g 以下」とした。 (4) アルデヒド(アセトアルデヒドとして) JECFA は「0.2%以下」としているが, 他のすべての規格で「500ppm 以下(0.05%以 下)」としている。すでに国内に流通している製品を考慮して,本規格案では「500µg/g 以 下」とし,試験法は JP の方法を採用した。 (5) 1-ビニル-2-ピロリドン JECFA では 1%以下としているが,他のすべての規格では 10ppm(0.001%)以下として いる。試験法について,JECFA では滴定法としているが,他の規格は HPLC 法としてい る。また,FCC,USP 及び EP ではオクタデシルシリル化シリカゲルを充てんした分析カ ラムを用い,移動相はアセトニトリル/水混液(1:9),測定波長は 235nm としている。 JP では,いずれ調和案の条件を採用することになるが,現在はオクチルシリル化シリカゲ ル を 充 て ん し た 分 析 カ ラ ム を 用 い , 移 動 相 は メ タ ノ ー ル / 水 混 液(1 :4 ), 測 定 波 長 は 254nm としていることから,国内流通品を考慮して,本規格案では「10µg/g 以下」とし, 試験法は JP の方法を採用した。 (6) ヒドラジン すべての規格において 1mg/kg 以下とされていることから,本規格案でもこれに倣った。 水分

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すべての規格において 5%以下(5.0%以下)とされていることから,本規格案でもこれ に倣った。 強熱残分 JECFA 及び EU は灰分を規定し,強熱残分を規定していないが,FCC,JP,USP 及び EP では強熱残分として 0.1%以下としている。強熱条件として,JP では強熱温度を 600 ±50℃と規定していることから,本規格案は「強熱残分 0.1%以下(1g,600±℃)」とし た。 JECFA,FCC 及び EU に設定され,本規格案では採用しなかった試験項目 分子量:JECFA,FCC 及び EU で設定されているが,規格値は異なり(JECFA では,低 分子量品 約 40,000,高分子量品 約 360,000,FCC では,低分子量品 ~40,000,高分子 量品 ~360,000,EU では 25,000 以上),一方,局方では分子量を規定していないことか ら,本規格案では設定しないこととした。

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(別紙3) ポリビニルピロリドン 対比表 規格案 JECFA (2006) FCC 8 (2012) EU (2008) 9003-39-8 9003-39-8 9003-39-8 設定しない 低分子量品 約 40000 高分子量品 約360000 低分子量品  ~40000 高分子量品 ~360000 25000以上 窒素 11.5~12.8% 無水物換算 窒素 12.2~13.0% 無水物換算 窒素 11.5~12.8% 無水物換算 窒素 11.5~12.8% 無水物換算 白~微黄色の粉末 白~黄褐色の粉末 白~黄褐色の粉末 1-ビニル-2-ピロリドンの鎖状ポリマー 水,エタノール,クロロホルムに溶け, エーテルには溶けない。 白又はほとんど白色の粉末 臭化カリウム錠剤法 試料(105℃,6時間乾燥)のスペクトル と参照スペクトルとの比較 - - - 設定しない 水,エタノール,クロロホルムに溶解    ジエチルエーテルに不溶 - 水,エタノールに溶解 ジエチルエーテルに不溶 設定しない 黄色の沈殿を生ずる 橙~黄色の沈殿を生ずる - 設定しない 淡青色の沈殿を生ずる 淡青色の沈殿を生ずる - 設定しない 白色の沈殿を生じ,光に当てると 徐々青色に変化する - - 設定しない - 深い赤色を呈する - 設定しない - - - pH 3.0~7.0 (1g,水20ml) pH 3.0~7.0 (5%水溶液) (確認試験に記載) pH 3~7 水溶液 (1:20) (性状に記載) pH 3.0~7.0 (5%水溶液) (確認試験に記載) 表示K値の90~108%である。 又は 表示のK値が15又はそれ以下のものに ついては表示K値の85.0~115.0%で あり,15を超えるものについては表示K 値の90.0~108.0%ある. - 低分子量品:27~32 高分子量品:81~97 - 設定しない 規格値: 低分子量品1.188~1.325, 高分子量品3.225~5.662 - - 2µg/g 以下 2mg/kg 以下 2mg/kg 以下 2mg/kg 以下 500µg/g以下 酵素-吸光度法 0.2%以下 滴定法(水酸化ナトリウム) 0.05%以下 酵素-吸光度法 500mg/kg以下 酵素-吸光度法 1-ビニル-2-ピロリドン 10µg/g以下 HPLC(254nm) Monomer Content 1%以下 滴定法(チオ硫酸ナトリウム) Unsaturation (as Vinylpyrrolidone) 0.001%以下 HPLC(235nm) Free-N-vinylpyrrolidone 10mg/kg以下  カラム:オクチルシリル化シリカゲル     (4×250mm;粒子径5μm)  ガードカラム:カラムと同担体(4×25mm)  カラム温度:40℃付近一定  移動相:メタノール/水混液(1:4)  流速:1-ビニル-2-ピロリドンの保持時間が   10分になるように調整  カラム:ODS(4×250mm;5μm)  ガードカラム:ODS(4×25mm)  移動相:CH3CN/H2O=1/9  流速:1-ビニル-2-ピロリドンの保持時間が   10分になるように調整 1µg/g以下 TLC 1mg/kg以下 TLC 1mg/kg以下 TLC 1mg/kg以下 TLC 設定しない - - - 設定しない - - - 設定しない - - - 5.0%以下 (0.5g,直接滴定) 5%以下 5.0%以下 5.0%以下 0.1%以下(1g,600℃) - 0.1%以下(2g) - 設定しない 0.02%以下 (試料10g) - 0.1%以下 0.1g (セミミクロケルダール法) 1g 窒素定量法(ケルダール法) 100mg 窒素定量法 MethodⅡ (セミミクロケルダール法) - 設定しない - 気密容器 - 確認試験 純度試験 性状  分子量  ジメチルアミノベンズアルデヒドと 硫酸の反応  ギ酸  過酸化物  2-ピロリドン  (5)1-ビニル-2-ピロリドン  (3)鉛 灰分 定義  ヨードによる呈色反応  塩化バリウムと  リンモリブドタングステン酸による反応  チオシアン酸アンモニウムと  硝酸コバルトによる反応    (比粘度)  (2)粘性(K値)  二クロム酸カリウムによる沈殿反応  赤外吸収スペクトル 強熱残分 水分  (1)液性  溶解性  CAS 保存法  (4)アルデヒド (アセトアルデヒドとして)  (6)ヒドラジン  含量 定量法

(20)

ポリビニルピロリドン 医薬品添加物(参考情報) JP 16 USP 36 EP 7,2 国際調和案(薬局方) 本品は1-ビニル-2-ピロリドンの 直鎖重合物である。 ポビドンは1-ビニル-2-ピロリドンの 直鎖の合成ポリマー - ポビドンは1-ビニル-2-ピロリドンの 鎖状ポリマー 9003-39-8 9003-39-8 9003-39-8 9003-39-8 - - - - 窒素 11.5~12.8% 脱水物換算 窒素 11.5~12.8% 無水物換算 窒素 11.5~12.8% 無水物換算 窒素 11.5~12.8% 無水物換算 白色又はわずかに黄味を帯びた細かい 粉末で,においがないか,又はわずか に特異なにおいがある 水,メタノール又はエタノール(95)に溶 けやすく,アセトンに溶けにくく,ジエチ ルエーテルにほとんど溶けない - 白~微黄色で吸湿性の粉末又は片 水,エタノール(96)及びメタノールによく 溶け,アセトンにはわずかに溶ける - 臭化カリウム錠剤法 試料(105℃,6時間乾燥)のスペクトル と参照スペクトル又は標準品(乾燥)の ペクトルとの比較 - 臭化カリウム錠剤法 試料(105℃,6時間乾燥)と標準品のス ペクトルとの比較 - - 50mg/ml,溶解する 本品0.5gに水10mlを加えて振とうする とき,溶解する 本品0.5gに水10mlを加えて振とうする とき,溶解する - 沈殿を生じる 沈殿を生じる - - 淡青色の沈殿を生ずる - - - - - - - 赤色を呈する 赤色を呈する - - - ピンク色を呈する - K値が30以下のものは3.0~5.0 K値が30を超えるものは4.0~7.0 (1g,水20ml) K値が30以下のものは3.0~5.0 K値が30を超えるものは4.0~7.0 (50mg/ml) K値が30以下のものは3.0~5.0 K値が30を超えるものは4.0~7.0 (1g,水20.0ml) K値(≦30):pH 3.0~5.0 K値(30<):pH 4.0~7.0 (1g,水20ml) (確認試験に記載) 25~90 表示K値の90~108% 10~120 表示K値15以下の場合,表示K値の 85.0~115.0%,15より大きい場合は表 示K値の90.0~108.0% (定義に記載) 表示K値15以下の場合,表示K値の 85.0~115.0%,表示K値が15より大き い場合は表示K値の90.0~108.0% 10~120 表示K値15以下の場合,表示K値の 85.0~115.0%,15より大きい場合は表 示K値の90.0~108.0% - Pb 10ppm 以下 - -    (重金属) 鉛として10ppm以下 - 鉛として10ppm以下 - 500ppm以下 酵素-吸光度法 0.05%以下 酵素-吸光度法 500ppm以下 酵素-吸光度法 500ppm以下 酵素-吸光度法 1-ビニル-2-ピロリドン 10ppm以下 HPLC(254nm) ビニルピロリドン 0.001%以下 HPLC(235nm) 1-ビニルピロリジン-2-オン 10ppm以下 HPLC(235nm) 1-ビニル-2-ピロリドン 10ppm以下 HPLC(235nm)  カラム:オクチルシリル化シリカゲル     (4×250mm;粒子径5μm)  プレカラム:カラムと同担体(4×25mm)  カラム温度:40℃付近一定  移動相:メタノール/水混液(1:4)  流速:1-ビニル-2-ピロリドンの保持時間が   10分になるように調整 1-ビニル-2-ピロリドン : HPLC法(235nm) カラム:ODS(4×250mm) カラム温度:40℃,一定 プレカラム:ODS(4×25mm) 移動相:CH3CN/H2O=1/9 ImpurityA(1-ビニル-2-ピロリドン) HPLC法(235nm)  カラム:ODS(4×250mm;5μm)  プレカラム:ODS(4×25mm)  移動相:CH3CN/H2O=1/9  流速:1-ビニル-2-ピロリドンの  保持時間が10分になるように調整 1ppm以下 TLC 1ppm以下 TLC 1ppm以下 TLC 1ppm以下 TLC 過酸化水素として400ppm以下 紫外可視吸光光度測定法 過酸化水素として400ppm以下 紫外可視吸光光度測定法 過酸化水素として400ppm以下 紫外可視吸光光度測定法 過酸化水素として400ppm以下 紫外可視吸光光度測定法 - 3.0%以下 HPLC 3.0%以下 HPLC 3.0%以下 HPLC - 0.5%以下 HPLC 0.5%以下 HPLC 0.5%以下 HPLC 5.0%以下 (0.5g,容量滴定法,直接滴定) 5.0%以下 5.0%以下(0.500g) 5.0%以下 (0.5g) 0.1%以下(1g) 0.1%以下 0.1%以下(1g) 0.1%以下 (1g) - - - - 0.1g (セミミクロケルダール法) 0.1g (セミミクロケルダール法) 0.100g (セミミクロケルダール法) 0.1g (セミミクロケルダール法) 気密容器 気密容器 気密容器 - 保存法 確認試験 純度試験  (5)1-ビニル-2-ピロリドン  ギ酸  ヨードによる呈色反応 強熱残分 水分 灰分 定量法  (2)粘性(K値)  (1)液性  (3)鉛  含量 性状  (6)ヒドラジン  過酸化物  2-ピロリドン  (4)アルデヒド  (アセトアルデヒドとして)  赤外吸収スペクトル  溶解性  二クロム酸カリウムによる沈殿反応  ジメチルアミノベンズアルデヒドと 硫酸の反応  チオシアン酸アンモニウムと  硝酸コバルトによる反応  塩化バリウムと  リンモリブドタングステン酸による反応 定義  CAS  分子量

(21)

これまでの経緯

平成17年 6月20日 厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに

食品添加物の指定に係る食品健康影響評価を依頼

平成17年 6月23日 第100回食品安全委員会(依頼事項説明)

平成18年10月13日 第37回食品安全委員会添加物専門調査会

平成18年11月28日 第38回食品安全委員会添加物専門調査会

平成18年12月19日 第39回食品安全委員会添加物専門調査会

平成19年 1月26日 第40回食品安全委員会添加物専門調査会

平成24年10月25日 第111回食品安全委員会添加物専門調査会

平成24年12月18日 第113回食品安全委員会添加物専門調査会

平成25年 1月22日 第114回食品安全委員会添加物専門調査会

平成25年 2月22日 第115回食品安全委員会添加物専門調査会

平成25年 3月27日 第116回食品安全委員会添加物専門調査会

平成25年 4月25日 第117回食品安全委員会添加物専門調査会

平成25年 5月28日 食品安全委員会における国民からの意見募集

(~平成25年6月26日)

平成25年 6月19日 薬事・食品衛生審議会へ諮問

平成25年 6月21日 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会添加物部会

(参考)

(22)

●薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会添加物部会

[委員] ※部会長

氏 名 所 属 穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品添加物部長 井手 速雄 東邦大学名誉教授 井部 明広 実践女子大学生活科学部食生活科学科教授 小川 久美子 国立医薬品食品衛生研究所安全性生物試験研究センター 病理部長 鎌田 洋一 岩手大学農学部共同獣医学科教授 北田 善三 畿央大学健康科学部健康栄養学科長・教授 佐藤 恭子 国立医薬品食品衛生研究所食品添加物部第一室長 中島 春紫 明治大学農学部農芸化学科教授 堀江 正一 大妻女子大学家政学部食物学科教授 山内 明子 日本生活協同組合連合会執行役員組織推進本部本部長 由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科教授 吉成 浩一 東北大学大学院薬学研究科薬物動態学分野准教授 若林 敬二※ 静岡県立大学環境科学研究所教授

参照

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