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目 次 Ⅰ. パワートレイン編 1. 日米欧における排ガス規制 燃費規制強化の動向 (~2030 年 ) ( 1) 2. パワートレイン技術開発による環境規制強化への対応策 ( 3) 3. 車体軽量化による環境規制強化への対応策 ( 5) 4.CFRP 化による車体軽量の動向 ( 7) 5. パワー

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2017年版

自動車部品のロードマップ

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Ⅰ.パワートレイン編 1.日米欧における排ガス規制・燃費規制強化の動向(~2030年)···( 1) 2.パワートレイン技術開発による環境規制強化への対応策···( 3) 3.車体軽量化による環境規制強化への対応策···( 5) 4.CFRP化による車体軽量の動向···( 7) 5.パワートレイン種類別市場規模(2016・2017 年実績,2020・2025・2030 年予測)····( 8) 1)パワートレイン種類(ガソリン・ディーゼル・EPT/HEV・PHEV・EV・FCV)別市場 ··( 8) 2)EPT種類(HEV・PHEV・EV・FCV)別市場···( 9) 3)ガソリンエンジン搭載車(ICEV・HEV・PHEV計)の市場的位置付け····( 10) 6.ガソリンエンジン···( 12) 1)ガソリンエンジンの市場シェア···( 12) 2)ガソリンエンジンの高効率化・高出力化に向けた要素技術···( 13) 3)ガソリンエンジンのダウンサイジング・ライトサイジングの動向···( 14) 4)ガソリンエンジンの高効率化(2017 年・2020 年・2030 年)とキーテク···( 16) 5)ロードマップ(~2030年,高効率・高出力・EPT化)···( 18) 6)次世代ガソリンエンジンの開発概要···( 20) 7)次世代ガソリンエンジンの実用化時期と主要開発カーメーカー···( 23) 7.ディーゼルエンジン···( 24) 1)ディーゼルエンジン開発動向···( 24) 2)ロードマップ(~2030年,高効率・高出力化)···( 26) 8.パワーユニットの電動化の影響···( 27) 1)パワーユニット周辺システム(潤滑,冷却,燃料供給,電源)···( 27) 2)ICEV・HEV・EVのパワーユニットと周辺システム構成例図···( 28) 3)補機類の動力源・エネルギー源の動向···( 30) 4)潤滑系システムの電動化と油冷化の動向···( 31) 5)パワートレインの電動化とステアリング・ブレーキシステムへの影響···( 32) 9.駆動モータ···( 33) 1)駆動モータ概要···( 33) 2)現在、HEV・PHEV・EV・FCVに用いられているモータの実態···( 34) 3)HEV方式と搭載モータ数···( 36) 4)HEV・EVに用いられるモータ種別・搭載数と将来像(2030年)···( 37) 5)ロードマップ(~2030年,脱レアアース・省レアアース)···( 38) 6)ロードマップ(~2030年,モジュール化・ユニット化)···( 40) 7)納入マップ···( 41) 10.インバータ・DC/DCコンバータ(PCU)···( 42) 1)PCU概要···( 42) 2)納入マップとサプライチェーン(インバータ,DC/DCコンバータ) ···( 43) 3)ロードマップ(~2030 年,PCU冷却システムとSiCデバイス採用動向)···( 45) 11.バッテリー(主電源用電池パック)···( 47) 1)主電源の構成と概要···( 47) 2)主要HEV・PHEV・EV・FCVにおける採用電池種類と調達先···( 48) 3)ロードマップ(~2030 年,エネルギー高密度化,低価格化,新技術) ···( 49) 4)ロードマップ(~2030 年,冷却技術) ···( 51) 5)納入マップ···( 52) 目 次

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12.トランスミッション···( 53) 1)トランスミッションの種類と多様化···( 53) 2)EPT車の動力伝達機構とトランスミッションレス化の現状···( 53) 3)ロードマップ(~2030 年)···( 57) CVT,ステップAT,MT,DCT,ハイブリッドトランスミッション,トランスミッションレス 4)種類別市場規模(2016 年・2020 年・2030 年)・メーカーシェア(2016 年)···( 63) 13.注目新技術···( 64) 1)日産 VCターボ(可変圧縮化:VCR)エンジン···( 64) 開発経緯・背景・市場ニーズ,技術概要・技術動向,事業化の現状と今後, VCRアクチュエータサプライチェーン,エンジンの仕組みと構成部品 2)トヨタ TNGAパワートレイン:2.5Lダイナミックフォースエンジン···( 69) 開発経緯・背景・市場ニーズ,技術概要・技術動向,事業化の現状と今後 3)トヨタ TNGパワートレイン要素技術:レーザークラッド工法,高効率吸気ポート··· ( 72) 4)トヨタ TNGAパワートレイン要素技術:連続可変容量オイルポンプ···( 24) 5)トヨタ マルチステージTHSⅡ···( 75) Ⅱ.ブレーキ・ステアリング・自動運転編 1.ブレーキ···( 77) 1)ブレーキシステムの基本構成···( 77) 2)電子化・電動化によるブレーキの進化の流れ···( 78) 3)ブレーキシステム種類(HB/EHB/EMB)別特性比較···( 80) 4)ブレーキシステム種類(HB/EHB/EMB)別対応可能な機能···( 81) 5)ブレーキシステムの動力源···( 82) 6)ブレーキシステムの動力源と伝達媒体···( 83) 7)電子化・電動化システム(EMB・EMB)概要···( 84) 8)EMB採用主要車種···( 86) 9)減速回生エネルギー利用状況···( 87) 10)ブレーキの高機能化・多機能化動向···( 89) 11)ロードマップ(~2030年,止まる・燃費・多機能化)···( 90) 12)電子化・電動化の動向···( 92) ①電子化・電動化予測(~2030年) ②EMB採用拡大の方向性 ③EMB実用化の方向性 ④電動キャリパ開発動向 ⑤ブレーキの電子化・電動化に伴い影響を受ける部品 13)電動ブレーキブースタの動向···( 98) ①パワートレイン別ブレーキ動力源となる油圧発生部品の種類 ②回生協調・自動ブレーキにおける油圧発生部品の動向 ③電動マスターシリンダの市場的位置付け ④電動マスターシリンダのサプライチェーン ⑤電動油圧ハイドロブースタ・マスターシリンダの納入マップ 14)ABS・ESC市場規模(2016 年・2020 年・2030 年)・メーカーシェア(2016 年)··· (103) 15)EHB市場規模(2016 年・2020 年・2030 年)・メーカーシェア(2016 年)····( 104)

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2.ステアリング···(105) 1)ステアリングシステムの基本構成···(105) 2)ステアリングシステムの種類(結合方式)別対応可能な制御領域・機能···(106) 3)ステアバイワイヤのタイプ別概要と実用化状況···(107) 4)ステアリングシステムの高機能化···(109) 5)ステアリングに対するニーズ···(110) 6)ステアリングシステムの結合方式(機械/電気)別特性比較···(111) 7)ロードマップ(~2030年,利便性・燃費・安全性・応答性)···(112) 8)ステアリングシステムの将来像(2030年~)···(113) 9)電子化・電動化の動向···(114) ①ステアバイワイヤの主要構成部品一覧 ②ステアリングのバイワイヤ化ともない影響を受ける部品 10)パワーステアリング市場動向···(116) ①パワーステアリングシステム概要 ②電動パワーステアリング搭載車動向 ③市場規模(2016年・2020年・2030年),種類別内訳(2016年) 11)アクティブステアリング・VGRS市場動向···(119) ①アクティブステアリング・VGRSシステム概要 ②VGRSアクチュエータ概要 ③部品別納入マップと部品メーカー動向 ④アクティブステアリング・VGRS採用車動向 ⑤市場規模(2016年・2020年・2030年) 12)電子ハンドル市場動向··· (124) ①日産ダイレクトアダプティブステアリングのシステム概要 ②日産ダイレクトアダプティブステアリング構成部品と担当部品メーカー ③市場規模(2016年・2020年・2030年) 3.自動運転···(128) 1)自動化レベルと自動運転システムの概要···(128) 2)自動運転システム実用化ロードマップ(~2035年,自動化レベル別)····(130) 3)部分自動運転システムの市場導入過程···(132) 4)部分自動運転から完全自動運転への移行過程···(133) 5)自動運転システムのキー部品(カメラ・レーダー・レーザー)の動向···(135) 6)要素技術別重点開発項目···(137) 7)自動運転システムが部品業界に与える影響···(139) Ⅲ.その他編 1.カーエアコン···(140) 1)カーエアコンシステム概要と構成部品···(140) 2)カーエアコンに対するニーズ···(142) 3)ロードマップ(~2030年,冷媒・コンプレッサ・空調方式)···(143) 4)ICEV・HEV・EV別エアコンシステム概要···(145) 5)パワートレインの電動化にともなう部品動向···(147) ①パワートレイン別コンプレッサ電動化動向 ②電動コンプレッサ市場規模(2016年・2020年・2030年)・メーカーシェア(2016年)

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6)新たな暖房用熱源の動向···(150) ①主熱源,補助熱源の実態と今後 ②排ガス熱利用の動向 2.パーキングブレーキ···(152) 1)パーキングブレーキシステムの概要···(152) 2)電動パーキングブレーキの採用動向と担当部品メーカー···(153) 3)パーキングブレーキの電動化にともなう部品動向···(154) 4)電動パーキングブレーキ市場規模(2016年・2020年・2030年)····(155) 3.シートベルト···(156) 1)シートベルト概要と主要構成部品···(156) 2)シートベルトに対するニーズ···(157) 3)ロードマップ(~2030年,プリテンショナ・リトラクタ)···(158) 4)モータリトラクタの市場規模(2016年・2020年・2030年)···(159) 4.エアバッグ···(160) 1)エアバッグシステム概要と歴史···(160) 2)ロードマップ(~2030年,乗員保護・歩行者保護)···(161) 3)SRSエアバッグ応用システム(ポップアップエンジンフード,歩行者用エアバッグ)の動向···(162)

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【1.パワートレイン編 ガソリンエンジン】 18 5)ロードマップ(~2030年,高効率・高出力・EPT化) ロードマップ 1990 2000 2010 2020 2030 次世代ガソリンエンジン開発 2017年 トヨタ TNGA 2.5Lエンジン製品化 2018年 日産 可変圧縮比(VCR)エンジン製品化予定 2019年 マツダ HCCI(SKYACTIV-X)製品化計画 2020年頃 燃料改質エンジン 日産・トヨタ・ホンダ製品化か ストイキ直噴 高効率 高出力 ダウンサイ ジング リーン直噴 直噴過給 過給 モータアシスト ストロング HEV マイルド HEV 高効率 高出力 HEV クールド EGR 燃料改質 HCCI 可変圧縮

排熱回収 スターキング ENG ランキンサイクル

ガソリン エンジン 単体 ポート噴射 ノンターボ 噴射 ターボ ハイブリッド化 HEV PHEV デュアルインジェクタ 気筒数削減 (2・3 気筒) ポート噴射 可変バルブ PHEV 海外 中心 レジン エクス テンダー レジン エクステンダー

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【1.パワートレイン編 インバータ・DC/DCコンバータ(PCU)】 43 2)納入マップとサプライチェーン(インバータ,DC/DCコンバータ) サプライチェーン インバータ納入マップ(国内) カーメーカー 部品メーカー トヨタ 日産 ホンダ マツダ 三菱 いすゞ 内製 ○ デンソー ○ 豊田自動織機 ○ ○ 三菱電機 ○ 三菱重工業 ○ 日立オートモティブ システムズ ○ 明電舎 ○ カルソニックカンセイ ○ ※明電舎は三菱自動車の電気自動車アイミーブ用(パワー半導体は日立製) インバータ納入マップ(海外) 部品メーカー カーメーカー 日立オートモティブシステムズ Daimler,BMW,GM 東芝 VW,Ford Bosh VW Continental Daimler Delphy GM DC/DCコンバータ納入マップ(国内) カーメーカー 部品メーカー トヨタ 日産 ホンダ 三菱 マツダ 富士重 TDK ○ 豊田自動織機 ○ ○ ○ デンソー ○ ○ 新電元工業 ○ ニチコン ○ ※ニチコンは三菱自動車の電気自動車アイミーブ用(降圧DC/DCコンバータ) DC/DCコンバータ納入マップ(海外) 部品メーカー カーメーカー 日立オートモティブシステムズ GM,Ford Bosch VW,BMW Continental Daimler Delphi Ford,GM,Daimler,BMW パワーデバイス ・IGBT ・FWD インバータ PCU DC/DCコンバータ

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【1.パワートレイン編 バッテリー】 49 単位:km 年 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 新型 2020 目標 航続距離 200 200 228 228 228 228 280 400 550 …… …… 3)ロードマップ(~2030年,エネルギー高密度化,低価格化,新技術) 日産リーフ航続距離 リチウムイオン電池はエネルギー密度の高密度化と低価格化が進むことで、EVやPHEV の商品性向上に寄与している。2010年代の第1世代品は100~150Wh/kgであ ったが、2017年以後、本格化する第2世代品では200~300Wh/kgまで高密度 化、EVの航続距離やPHEVのEV走行距離を伸ばしたいという市場ニーズに応えている。 2020年頃には350Wh/kgまで高密度化すると業界では予測しており、高密度化は Niリッチ正極など正負極の材料開発・見直しによるところが大きい。さらにポストリチウ ムイオン電池の開発も進んでおり、ポストLiBとしては全固体電池が有望視されている。 全固体電池は電解質を固体化することで安全性を向上させ、電池電圧を上げてエネルギー密 度を高め、500Wh/kgを目指している。 日産リーフの1充電あたりの航続距離は発売当初の2010年当時は200kmであった が、2012年には228km、2016年は280km、そして2017年10月投入の 新型は400kmとなっている。この先は2020年で550kmを目指しており、PHE Vに対するEVの市場競争力を高めようとしている。 価格的には2010年当時の第1世代品は800ドル/kWh,2014年で400ドル/ kWhまで下がり、その後、韓国勢(LG化学,サムスンSDI)が値下げ攻勢をかけてき たことで2016年には180ドル/kWhまで下落、今後は中国勢の本格参入によりさら に値下げ圧力が強まり、2020年頃には90~100ドル/kWhまで下がると業界では 予想している。

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【Ⅰ.パワートレイン編 トランスミッション】 55 2)EPT車の動力伝達機構とトランスミッションレス化の現状 HEV・PHEVの動力伝達機構 主要 採用車 トランスミッション トランス ミッションレス 備考 動力 連結部 変速部 その他 トヨタ THS Ⅰ・Ⅱ プリウス, アクアなど 動力分配 機構 FF 車用システム マルチステージ THSⅡ レクサス LC 500h トルコン 4AT 動力分配 機構 FR 車用システム 縦長トランスミッション 2 段変速式 リダクション ハイブリッド LS600h GS450h トルコン 2AT 動力分配 機構 FR 車用システム 縦長トランスミッション ホンダ IMA インサイト トルコン AT 1 モータ(G/M)をエンジン側に組み込 み i-DCD フィット ヴェゼル デュアル クラッチ MT + プラネタリギヤ 1 モータ(G/M) i-MMD アコ ー ド ハイ ブリッド オデッテイハイ ブリッド クラッチ + 減速ギヤ 2 モータ(G&M) エンジン直結 日産 インテリジェント デュアルクラッチ コントロール ハイブリッド フーガハイブ リッド スカイラインハイ ブリッド 2 クラッチ (AT 前後) 7AT 1 モータ(G/M) エクストレイル ハイブリッド 2 クラッチ (AT 前後) CVT 1 モータ(G/M) eパワー ノート 増・減速 機 走行用減速機 発電用増速機 SUBARU スバルハイブリ ッド XV ハイブリッド クラッチ + トルコン CVT 1 モータ(G/M) 三菱 プラグイン ハイブリッド EV システム アウトランダー PHEV クラッチ + 減速ギヤ 2 モータ(G/M)

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【Ⅱ.ブレーキ・ステアリング・自動運転編 ブレーキ】 104 単位:千システム,% トヨタGr 日 立 A M S 日信工業 計 1,770 100 400 2,270 シェア 78.0 4.4 17.6 100.0 数量 15)EHB市場規模(2016年・2020年・2030年)・メーカーシェア(2016年) パワートレイン別市場規模/日本 メーカーシェア(2016年/日本) EHBでは従来、専用部品を中心にシステム化されてきたが、ESC用ブレーキアクチュエ ータや汎用バキュームブースタなど汎用部品でのシステム化が進んでおり、EHBは様々な 特性をもつシステムの実用化がされつつある。燃費・電費向上を目的にHEVやEVにおい て一層、回生強調ブレーキシステムの導入が促進され、動力源の電動化は当面、進む傾向に ある。 単位:千システム・千台,% 採用数 市場 採用数 市場 採用数 市場 ガソリン 20 6,690 100 4,570 200 2,850 ディーゼル 0.3 100.0 2.2 100.0 7.0 100.0 HEV 2,210 2,460 3,250 4,320 4,050 5,600 PHEV 89.8 100.0 75.2 100.0 72.3 100.0 EV 40 50 250 260 450 550 FCV 80.0 100.0 96.2 100.0 81.8 100.0 2,270 9,200 3,600 9,150 4,700 9,000 24.7 100.0 39.3 100.0 52.2 100.0 上段:実数  下段:比率 全 体 年 パワートレイン 2016 2020 2030 ICEV EPT

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【Ⅱ.ブレーキ・ステアリング・自動運転編 ステアリング】 115 ②ステアリングのバイワイヤ化にともない影響を受ける部品 アクチュエータ 機械的結合 機械的結合 電気的結合 タイプⅠ タイプⅡ タイプⅢ パワーアシスト EPS H-EPS EPS H-EPS EPS H-EPS ― アクチュエータ ― VGRSアクチュエータ 操舵アクチュエータ 反力アクチュエータ 操舵アクチュエータ 反力アクチュエータ タイプ別搭載方式別部品動向 方式 部品 機械的結合 機械的結合 電気的結合 タイプⅠ タイプⅡ タイプⅢ 操舵機構 ステアリングホイール ○ ○ ○ ○ ステアリングシャフト ○ ○ ○ ステアリングコラム ○ ○ ○ ユニバーサルジョイント ○ ○ ギヤ機構 ギヤボックス ○ ○ ○※ リンク機構 ナックル・タイロッド ○ ○ リンケージ ○ ○ ○ ○ パワーアシスト機構 ポンプ,モータ ○ ○ ○ 操舵アクチュエータ ○ ○ 反力アクチュエータ ○ ○ ※ケーブル利用では不要 ステアリングシステムは操舵機構とリンク機構の結合方式,バイワイヤ化にともないステア リングコラムなど操舵機構を構成する部品が大きく影響を受け、タイプⅢまでバイワイヤ化が 進めばパワーアシスト機構も不要となり、電動コラムと呼ばれる部品も不要となる。 ステアリングシャフト,ユニバーサルジョイントの類はタイプⅢでは不要となるが、ギヤボ ックスやタイロッド,ナックル類は残る。 また、バイワイヤ化とは別にパワーアシストにおいて油圧から電気という流れがある。電動 化に伴い油圧系部品(ポンプ,パワーシリンダ,コントロールバルブ,リザーバタンク,ホー スなど)がなくなる方向にあり、バイワイヤ化によりパワーアシスト機構は不要となるため、 ステアリングシステムにおいて油圧から電気という流れを加速することとなる。 タイプⅢの様なバイワイヤの実用化はかなり先となるため、ステアリングのバイワイヤ化は 当面(10~20年)、部品業界に与える影響は小さいと考えられる。

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【Ⅱ.ブレーキ・ステアリング・自動運転編 ステアリング】 126 ②日産ダイレクトアダプティブステアリング構成部品と担当部品メーカー 転舵用モータ 種類 DCブラシレスモータ 最大トルク 4N・m(モータ単体) 減速機構 ウォームギヤにより減速比13.5 構造 6極9スロット,巻き数21 担当部品メーカー KYB 反力用モータ 種類 DCブラシレスモータ 最大トルク 8N・m(モータ単体) 減速機構 ステアリング直結 構造 14極12スロット,巻き数50 担当部品メーカー KYB クラッチ 構成 ローラークラッチ/直線・回転変換機構/電磁クラッチ 最大トルク 80N・m 応答性 100ms 大きさ・重量 85φ×200L(mm) 2.6kg 担当部品メーカー NTN ECU 搭載マイコン ルネサス32bit 通信 Flex Ray 搭載個数 転舵用 2個(フェールセーフ) 反力用 1個 計 3個使用 担当部品メーカー KYB

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【Ⅱ.ブレーキ・ステアリング・自動運転編 自動運転】 130 2)自動運転システム実用化ロードマップ(~2035年,自動化レベル別) 自動化レベル別ロードマップ 自動化レベル 東京オリンピック 2010 2015 2020 2025 2030 2035 年 部分 自動運転

高 完全自動運転 トラフィックジャムアシスト実用化例 カーメーカー システム名 採用年月 採用車種 VW トラフィックアシスト 2014 年 7 月 パサート 2016 年 11 月 ゴルフ,トゥーラン Audi アウディプレセンス 2016 年 2 月 A4,Q7 2016 年 10 月 S4 2017 年 1 月 A3 日産 プロパイロット 2016 年 8 月 セレナ オートレーンチェンジシステム実用化例 カーメーカー システム名 採用年月 採用車種 Tesla オートレーンチェンジ (オートパイロット) 2016 年 1 月 モデルS Mercedes アクティブレーン チェンジアシスト (ドライブパイロット) 2016 年 7 月 Eクラス 普及元年(2016) 日産,Audi など 市場普及 拡大 標準的装備として定着 自動化レベル

中 へシフト 市場立ち上げ 市場普及拡大 完全自動運転へシフト 市場立ち上げ(2020) トヨタ・ホンダ参入 市場普及拡大 標準的装備として定着 自動化レベル

高 へシフト 東京オリンピックで 実験的にスタート 市場立ち上げ VW・TJA(2014) 初採用

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【Ⅲ.その他編 カーエアコン】 148 単位:千個・千台,% 採用数 市場 採用数 市場 採用数 市場 2,450 9,200 3,000 9,150 4,000 9,000 26.6 100.0 32.8 100.0 44.4 100.0 上段:実数  下段:比率 2020 2030 全 体 年 2016 ②電動コンプレッサ市場規模(2016年・2020年・2030年)・メーカーシェア(2016年) 市場規模/日本 ③電動コンプレッサメーカーシェア動向 メーカーシェア(2016年/日本) 電動コンプレッサはバスの他、HEV,EVなどで採用されており、1990年代より実 用化されてきた。近年、HEV,EVなど電動パワートレイン車において電動コンプレッサ が普及、一期に市場は拡大している。電動コンプレッサはサンデンが業界に先がけて開発、 その後、デンソー・豊田自動織機などが製品化、今では参入メーカーは豊田自動織機を始め として、パナソニック,三菱重工,サンデンとなる。豊田自動織機はトヨタ、パナソニック は日産、三菱重工は三菱自動車、サンデンはホンダを担当しており、HEV,EV,FCV などに搭載されている。 トヨタグループにおいては、デンソーと豊田自動織機は、共同で電動コンプレッサを開発、 インバータ一体型の電動コンプレッサを開発している。2003年頃から量産を開始した電 動コンプレッサでは、同程度の冷房性能のベルト式の大きさの中に、モータとコンプレッサ しか搭載することができなかったが現状、インバータをコンプレッサとモータの近くに置い て一体とし、冷房性能が同程度のベルト式とほぼ同等となった。電動式はベルト式と比較し てコンプレッサの吐き出し容量を1/7~1/8程度にでき、容量を小さくして得られる空 間に小型のモータやインバータを搭載することにより実現した。 単位:千個,% 豊田自動織機 パナソニック その他 計 1,850 500 100 2,450 シェア 75.5 20.4 4.1 100.0 トヨタ 日産 三菱重工…三菱 サンデン…ホンダ ― 年 数量 納入メーカー

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2017年版 自動車部品のロードマップ 価 格:98,000円(消費税別) 発刊日:2017年10月28日 発刊者:総合技研株式会社 本 社:〒450-0003 名古屋市中村区名駅南一丁目28番19号 名南クリヤマビル TEL (052)565-0935㈹ E-MAIL aam53300@nyc.odn.ne.jp URL http://www1.odn.ne.jp/sogogiken/ 禁 無 断 転 載

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