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DA レンズ改造に関する参考資料 前レンズ群の除去 写真 1 は DA レンズの外観です 先ず 外周に貼り付けられているラベルを取り除き ( 写真 2) 4 つのネジを外します 写真 1 DA ズームレンズ外観 写真 2 外周のラベルを外しました 続いて ネジを外

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Academic year: 2021

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DA50-200レンズ改造に関する参考資料

○前レンズ群の除去 写真1はDA50-200 レンズの外観です 先ず、外周に貼り付けられているラベルを取り除き(写真2)、4つのネジを外します。 写真1 DA50-200 ズームレンズ外観 写真2 外周のラベルを外しました。 続いて、ネジを外した後、レンズが一体化されている黒い枠は、最外周の黒いプラスチックリング の上に重なっているだけなので、レンズを含めて軽く持ち上げて取り出せます(個体差があるか も?)。次に、最外周内側の黒いプラスチック枠リングを反時計方向に回す事で、弛め外せます(写 真3)。 写真3 前レンズを外しました。 次に、最外周内側のプラスチック枠リングの孔にカニメドライバーを挿入し、半時計周りに動かし ます。かなり、強固に固定されている場合があります。その場合、最外周筒をしっかりと動かない ようにしながら、カニメドライバーを反時計方向に、ドライバ-の柄で軽く叩き、ショックを与え て動かします、動きを感じたら、後は、通常にネジを弛めて外す事ができます。 続いて、写真4の有る3ッのネジを外すと、中のレンズ枠を外す事が出来ます。注;外したレンズ 枠が嵌っていたズーム筒内壁にあるスライド部とレンズ枠が嵌っていた位置をマークしておくと、 写真3 前レンズを持ち上げて外しました。 後の筒外周には、黒いプラスチック枠リング が残っています。筒内の次のレンズ群の周囲 には黒い無反射ラベルが貼られています。 写真4 レンズ周囲の黒い無反射ラベル を外しました。その中に3ッの小ネジが 見えます。

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後での組み立てが容易となります。又、この際、ズーム筒を前後には絶対に動かさないようにして ください。枠はレンズを取り除いた後、元の位置に戻しますので、捨てないよう。 写真5には、こうして、外した部品です。 写真5 外した部品です。 写真6 レンズの周囲をリュウダーで切削しました この中で、外した中のレンズ枠(写真5中 左上)からレンズを取り除くには、一体化されている ので、絞り側となるレンズ周囲を切削削除します(写真6)。 レンズを外した黒いプラスチック枠の切削 部の断面は、ヤスリとサンドペーパーで、 綺麗仕上げてください。 写真7 レンズ外周のプラスチックを削除し、 レンズを取り出した状態です 次に、このレンズ枠部品を、ズーム筒の元の位置に取り付けた後、最外周の筒内ネジに、最初 に外した黒いプラスチック枠を元の位置に取り付けます(この際、中にある真鍮の薄いリングは全 て元通りに嵌めておきます)。これで、前レンズ群は全て取り除くことができました。 写真8 は全レンズを除去した後の DA50-200 ズームの外観です。

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○後部レンズ群の除去 後部外観です(写真9)。 写真9 フランジ周囲の小ネジを外し、内部の黒いプラスチック枠を外します。フランジ周囲にある4 つの小ネジ中、接近した2 つの小ネジがあります。この中の左側の小ネジ、1つと、他の 2 つをは ずすと、プラスチック枠を取り出す事が出来ます。 後部プラスチック枠を外した状態です(写真10)。 写真10 写真11 次に、内部レンズ群周囲の黒いプラスチック枠にあるネジ(3ヶ所)を外し、このレンズ群を 取り出します(写真11 右下)。このレンズ群は不要な部品となります。 写真11の中を写真12で示しましたように、中レンズの周囲には内部筒壁に対しテーパー状と なっています。この部分をリュウダーで切削し、 レンズの周囲が見える程度に、平らにします。 写真12

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写真13には、レンズの周囲が見える程度まで、 切削した状態を示しました。レンズを傷つけて もOk です。 このレンズ群より奥のレンズ群は、稼働プラスチック枠と一体化しているので、取り除きは困難 です。従って、これから 荒療治に掛かります。 ① 中レンズの中央部に、リュウダー砥石を付け、レンズ表面を研磨します(これは、次の行 程で使う先端が△状のリュウダーが、滑らない様にするため)。続いて、△状のリュウダー で、表面中央部に切り込みをつけます(最低3ヶ所程度)。(レンズを割る際にクラックが 入りやすくするための処置です)。 ② 絞り羽根を完全に開放した状態となるよう、絞りレバーロッドをガムテープで動かないよ うに固定します(この固定が不十分だと、先端部(絞り側レンズ)レンズへの処置をする 際、絞り羽根を破損させますので、充分に注意して固定して下さい)。 ③ 絞り側レンズは、絞りが開放状態にある為、良く見えます。この状態で、レンズ表面を リュウダー砥石で研磨し、傷を付けて置きます。続いて、中心部を少し深く傷を付けます。 以上の準備をした後、 図1に示したように筒の中の前部分に、絞り羽を保護する為、適当なサイズ筒(アルミ板で 作成しても可)を挿入します。又、下部レンズ面には、当て金具(中空ロッド・・・例えば、アン カーボルトへの接続ナット 、6mmφ、L=3cm)をレンズ面に当たるよう配置します。ナットは 筒の中心に来るように、ウレタンスポンジに埋め込み、台座に立てて使用しました。 続いて、前レンズ部に(絞り羽根が開放状態にあるため、レンズが見えます)先端を鋭角にしたポ ンチをレンズ面の傷に当て、金槌で軽く叩く事で、中レンズは簡単に割れます。そして、割れた屑 レンズを適宜、ピンセットで除去しながら、割れ残っているものが有れば、更に、ポンチを当て、 金槌で叩き割ってレンズを全て取り除きます。勿論、これら作業は、全て内部で発生したゴミを 絶えず、取り除きながら行って下さい。 写真13

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写真13 使用したポンチとレンズ支え金具です (ボルト接続用ロングナット)。 こうして、内部の全レンズを除去した後は、 絞りレバーを開放したり、絞ったりを繰り返し、 出来るだけ、内部に残存するゴミを除去します。 写真14には、後部レンズ群を全て削除した 状態を示した。 写真14 後部全レンズ群を除去した筒内部 図1

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Borg 用ネジリングの取り付け Borg 80φ鏡筒への接続するために使用します[73002]ネジリングの周囲に3ヶ所に 均等に1.8mmφの孔を開けておきます。 次に、DA レンズ筒にある、ズームリングのゴムを外し、その周囲に、1mm 厚、巾 10mm の アルミ板を丁度になるよう巻き付けます(アルミ板は予め加熱して、柔らかくなる様、なまし ておきます、両面テープ使用)。巻き付けたアルミの周囲に、同様にアルミ板を巻き付け、トー タル3枚を重ねます。続いて、0.5mm 厚さの AL 板を1枚、両面テープを使い、張り付けます。 ここでは、使用したAl 板は 30×25cmの板から 切り出したものを用いています。表面にアル マイト処理がされていないので、加熱後の なましで、自由に変形させやすいため。 少し、隙間がある場合は粘着アルミ箔を貼り 付け、隙間が無いようにします。こうして、 重ねたアルミ板に、[73002]ネジリングを嵌 め込み、ネジリングの孔位置にある、下の アルミ板へ、孔1.8φ孔を、ドリルでズー ム筒近くまで掘り下げます。 次に、ハンドタップに1.8mm ドリル歯を 付け、黒いプラスチック筒が少し見え るまで、掘り下げます(写真15 中最上部の治具)。続いて、作成した孔にネジ(2m mφ)をタップダイスで切ります。最初は先端が尖ったダイスを使い、その後、先端 を切断した2mmφのタッピングダイスを用い、ねじを切ります。こうして作成した ねじ穴に、2mmφのネジ(先端を鋭角にして使用します)を取り付け、光軸がズレないように 調整した後、仮固定します。 注;[73002] の内径;70.3mm DA 筒の外径;62.4mm です。 [73002]ネジリングを DA 鏡筒の仮固定した姿が写真16です。写真17にはこのネジリングに鏡 筒を取り付け、DA レンズの先端が完全に平行となっている事を確認する。 写真15 写真16 [73002]ネジリングを取り付 けた状態(滑り止めゴムは半分に切断し 最後に、取り付けました) 写真17 ネジリングに鏡筒を付け、DA レンズ先端とが完全に平行になるよう調整

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5cm鏡筒を取り付けた後、80φ鏡筒端面と DA ズーム端面の間に隙間がないようにネジリング の位置を調整します。その後、DA ズームを回転させ、ズーム筒を伸ばし、その周囲と 80φ鏡筒と の間にスケールを当て、その間の隙間が殆ど無い事を確認し、小ネジ3 個で仮固定します(この調 整が不十分ですと、試写画像の解像性に影響を与えます)。続いて、システム全体を構成し、試写 後、問題なければエポキシ樹脂で固定し、完成させます。 今回改造に使用したリュウダーおよび切削歯の一部写真。 写真18 使用リューダー 写真19 切削歯の一例 写真20は、改造したDA 筒と Borg77 を Pentax K5ⅡS を使いシステムアップした外観で す。 写真20 後書き、 この種レンズの改造は、初めての方には、困難だと思います。殆どの方は、絞り機構部を破 損させ、成功確率は50%以下位と思います。 しかし、以前、Nikon VR 55-200の 改造を行いましたが、これよりはVR 機構が無い分、楽に感じました。

本改造に付き、これを参考にして実行される方は、改造に関して生じる如何なる問

題、更に、本改造部品を使用して生じた問題も、全て自己責任に帰属する事を記し

て置きます。

Kuzuhakitsune 2014.7.15作成, ver.1.02

参照

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