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法律学入門12

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Academic year: 2021

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-法 学 ( -法 律 学 入 門 ) A

第 1 2 回

司 法 制 度 ( 6 )

講 義 資 料

1 . 刑 事 訴 訟 の 流 れ ・ ・ ・ 犯 罪 発 生 か ら 公 判 手 続 ま で ( 1 ) 犯 罪 の 発 生 ・ 犯 罪 捜 査 を 始 め る の は 、被 害 届 の 提 出 や 職 務 質 問 、検 視( 変 死 の 疑 い の あ る 死 体 の 調 査 ) な ど が あ る 。ま た 、捜 査 機 関 に 対 し て 犯 罪 事 実 を 申 告 し 処 罰 を 求 め る た め の 制 度 と し て 、 ( ① ) や 告 発 が あ る 。 ( ① )・ ・ ・ 犯 罪 被 害 者 や そ の 親 族 な ど が 申 告 す る 場 合 告 発 ・ ・ ・ 第 三 者 が 申 告 す る 場 合 * 親 告 罪 ・ ・ ・( ① ) が な い と 公 訴 で き な い 犯 罪 ( 2 ) 捜 査 ・ 犯 罪 捜 査 は 任 意 捜 査 が 原 則 ・ ・ ・ 取 調 べ 、 出 頭 要 求 、 実 況 見 分 、 職 務 質 問 、 所 持 品 検 査 、 任 意 同 行 な ど ・「( ② ) 主 義 」・ ・ ・ 逮 捕 、 捜 索 、 差 押 え な ど 、 強 制 的 に 捜 査 活 動 を 行 う 場 合 に は 、 裁 判 官 が 発 す る ( ② ) が 必 要 ( 憲 法 3 3 、 3 5 条 ) ( 3 ) 被 疑 者 の 逮 捕 ・ 犯 人 逮 捕 に も 原 則 と し て 裁 判 官 の 発 す る ( ) が 必 要 で あ る ( 憲 法 3 3 条 )。 こ の 場 合 の 逮 捕 の こ と を 、 通 常 逮 捕 と い う 。 た だ し 、 現 行 犯 逮 捕 と 緊 急 逮 捕 の 例 外 が あ る 。 ・ 逮 捕 の と き に 、 被 疑 者 に 対 し て 、 犯 罪 事 実 の 要 旨 と 弁 護 人 依 頼 権 の あ る こ と を 告 知 し な け れ ば な ら ず 、 さ ら に 弁 解 の 機 会 を 与 え な け れ ば な ら な い 。( 憲 法 3 4 条 ) ( 4 ) 逮 捕 後 の 被 疑 者 に つ い て ・ 警 察 官 が 逮 捕 し て 、 身 柄 を 拘 束 し た 場 合 ( 留 置 )、 4 8 時 間 以 内 に 検 察 官 に 身 柄 を 引 渡 す ( 送 致 ) か 、 釈 放 す る か を 決 め な け れ ば な ら な い 。 * 微 罪 処 分 ・( ③ )・ ・ ・ 被 疑 者 の 身 柄 を 、 刑 事 施 設 に 拘 束 す る こ と 。 検 察 官 は 送 致 後 、 2 4 時 間 以 内 に 、 裁 判 官 に 対 し て ( ③ )を 請 求 す る か 、 釈 放 す る か を 決 め な け れ ば な ら な い 。( ③ ) を 決 定 す る 手 続 は 公 開 ( 憲 法 3 4 条 )。 ・( ③ ) が 認 め ら れ た 場 合 、 1 0 日 が 限 度 で あ る が 、 1 度 だ け 1 0 日 の 延 長 が 認 め ら れ る 。 * 別 件 逮 捕 ・ 勾 留 の 問 題 ・( ③ ) が 決 ま っ た 場 合 、 被 疑 者 は 、 原 則 、 拘 置 所 で 身 柄 が 拘 束 さ れ る 。 た だ し 、 警 察 の 留 置 所 で 身 柄 が 拘 束 さ れ る 例 が 実 際 に は 多 い 。 ・( ③ ) さ れ な い 場 合 で も 、 在 宅 で 任 意 に 取 り 調 べ 等 を 受 け る こ と に な る 。 ・ 公 訴 ま で の 期 間 に 、 検 察 官 は 犯 罪 事 実 を 立 証 す る た め の 証 拠 を 調 べ る こ と に な る 。 ・ ・ ・ 被 疑 者 の 取 調 べ 、 証 人 、 鑑 定 な ど ・ 証 拠 品 等 を 探 し た り ( 捜 索 )、 押 収 し た り ( 差 押 え ) す る 場 合 、 検 証 や 身 体 検 査 も 令 状 が 必 要 と な る ( 憲 法 3 5 条 )。 ・ 弁 護 人 を 選 任 で き な い 人 に 対 し て は 、 国 選 弁 護 人 を つ け る (憲 法 3 4 条 、 3 7 条 ) * 当 番 弁 護 士 制 度 接 見 交 通 権 ・ ・ ・ 弁 護 人 は 、 被 疑 者 ・ 被 告 人 と 立 会 人 な し に 接 見 で き る 権 利 が あ る 。 ・ 被 疑 者 は 自 分 に 不 利 益 な 供 述 を 強 要 さ れ な い ( 憲 法 3 8 条 )( = 黙 秘 権 )。 取 調 べ 時 の 拷 問 な ど は 、 当 然 に 禁 止 で あ る ( 憲 法 3 6 条 )。 ( 5 ) 公 訴 の 提 起 後 ・ 公 訴 の 提 起 後 、 被 疑 者 は ( ④ ) と 呼 ば れ る よ う に な る 。 ( ④ ) は 、 公 平 な 裁 判 所 の 迅 速 な 公 開 裁 判 を 受 け る 権 利 を 有 す る ( 憲 法 3 7 条 )。 → 高 田 事 件 ( 最 高 裁 昭 和 4 7 年 1 2 月 2 0 日 ) ・被 疑 者 の 身 柄 が 勾 留 さ れ て い な い 状 態 で 公 訴 さ れ る 場 合 は 在 宅 起 訴 と 呼 ば れ る 。 ・ 公 訴 提 起 後 は 、 2ヶ 月 の 勾 留 延 長 が 認 め ら れ る が 、 特 別 な 理 由 が な い 限 り は 保 釈 が 許 さ れ な け れ ば な ら な い 。 保 釈 と は 、 住 居 限 定 や 保 証 金 の 納 付 を 条 件 と し て 、 勾 留 さ れ て い る 被 告 人 の 身 柄 の 拘 束 を 解 く 制 度 の こ と で あ る 。 ・ 平 成 1 7 年 か ら 公 判 前 整 理 手 続 が 実 施 さ れ て い る 。刑 事 裁 判 の 充 実 ・ 迅 速 化 を 図 る た め 、 第 1 回 公 判 期 日 前 に 事 件 の 争 点 及 び 証 拠 を 整 理 す る た め の 公 判 準 備 の た め の 制 度 。

(2)

2 -( 6 ) 公 判 手 続 ・ ・ ・ 別 紙 も 参 照 ・公 判 = 裁 判 所 、 検 察 官 、 被 告 人 ( と 弁 護 人 ) が 出 廷 し て 、 法 廷 で 行 わ れ る 裁 判 手 続 通 常 の 公 訴 = 公 判 請 求通 常 の 刑 事 訴 訟 = 公 判 例 外 ・ ・ ・ 略 式 手 続 、 即 決 裁 判 手 続 、 簡 易 公 判 手 続 ・ 公 判 の 過 程 冒 頭 手 続 ・ ・ ・ 人 定 質 問 、 起 訴 状 朗 読 、 黙 秘 権 等 の 告 知 、 罪 状 認 否 証 拠 調 手 続 ・ ・ ・ 最 初 に 検 察 官 と 弁 護 人 双 方 が 冒 頭 陳 述 を 行 い 、 そ れ ぞ れ が 裁 判 で 立 証 し よ う と す る 事 実 や 法 律 上 の 主 張 に つ い て 明 ら か に す る 。 弁 論 手 続 ・ ・ ・ ま ず 、 検 察 官 は 事 実 及 び 法 律 の 適 用 に つ い て 意 見 を 述 べ ( 論 告 )、 求 め る 刑 の 重 さ を 明 ら か に す る ( 求 刑 )。 次 に 弁 護 人 が 意 見 を 陳 述 す る ( 弁 論 )。 最 後 に 被 告 人 が 意 見 を 陳 述 す る ( 最 終 陳 述 )。 判 決 言 渡 し ・ 刑 事 被 告 人 に 保 障 さ れ て い る 権 利 被 告 人 の 弁 護 人 依 頼 権 ( 憲 法 3 7 条 )、 証 人 審 問 を す る 権 利 ( 憲 法 3 7 条 ) 必 要 な 証 人 を 喚 問 す る 権 利 ( 憲 法 3 7 条 )、 不 利 益 な 供 述 を 強 要 さ れ な い ( 黙 秘 権 )( 憲 法 3 8 条 ) ( 7 ) 判 決 と そ の 後 ・ 判 決 は 、 公 判 法 廷 に お け る 宣 告 に よ り な さ れ 、 効 力 発 生 。 ・ 有 罪 判 決 で 、 懲 役 や 禁 錮 な ど 自 由 刑 の 場 合 に は 、 逮 捕 さ れ て か ら 判 決 が 確 定 す る ま で 勾 留 ( 未 決 勾 留 ) の 日 数 の 全 部 ま た は 一 部 が 刑 期 に 算 入 さ れ る こ と が あ る 。 ・ 判 決 に 不 服 が あ る 場 合 は 、 上 訴 ( 控 訴 、 上 告 )。 ・ 判 決 確 定 後 で あ っ て も 、 一 定 の 要 件 を 満 た す 重 大 な 理 由 が あ る 場 合 ( 証 拠 ・ 証 言 ・ 自 白 の 虚 偽 や 新 た な 証 拠 の 発 見 な ど )に 有 罪 判 決 を 受 け た 者 が 再 審 を 請 求 す る こ と が で き る 。 再 審 の 結 果 、 無 罪 判 決 が 下 さ れ た 事 例 が 複 数 存 在 す る 。 こ れ は 警 察 の 自 白 偏 重 捜 査 な ど が 原 因 で ( ⑤ ) ( 無 実 な の に 犯 罪 者 と 扱 わ れ る こ と ) が 生 じ て し ま う た め で あ る 。 ( 例 え ば 、 足 利 事 件 、 東 電 OL殺 人 事 件 な ど ) ・ 無 罪 が 確 定 し た 者 に 対 し て 、 刑 事 補 償 請 求 権 ( 憲 法 4 0 条 ) が 認 め ら れ る 。住 居 の 不 可 侵 ( 35条 ) に つ い て ・ 捜 索 ・ 押 収 は 、 捜 索 す る 場 所 、 押 収 す る 物 が 明 示 さ れ た 各 別 の 令 状 に よ ら な け れ ば な ら ず 、 令 状 は 「 正 当 な 理 由 」 に 基 づ き 「 権 限 を 有 す る 官 憲 」 に よ っ て 発 せ ら れ な け れ ば な ら な い と い う こ と 。 令 状 の な い 捜 索 ・ 押 収 や 、 合 理 的 理 由 に よ ら な い 単 な る 当 て 推 量 に よ る 捜 索 ・ 押 収 は 許 さ れ な い 。 た だ し 、 現 行 犯 逮 捕 の 場 合 は 、 令 状 な し で も 可 能 。 2 . 法 廷 傍 聴 に 行 く た め の 準 備 ・ ・ ・ 現 代 社 会 と 法 の 夏 期 課 題 の た め に ① 行 く 予 定 の 裁 判 所 の 行 き 方 を 調 べ る に は 見 学 ・ 傍 聴 案 内

http://www.courts.go.jp/kengaku/saibansyo_joho/index.html

所 在 地 ・ 電 話

http://www.courts.go.jp/map_tel/index.html

* な お 、 Googleで 検 索 す る と 、 住 所 ・ 電 話 番 号 が 表 記 さ れ 、 地 図 も 表 示 で き ま す 。 た ぶ ん 、 そ の 方 が て っ と り 早 い と 思 い ま す 。 ② 傍 聴 の コ ツ ・ 裁 判 所 の 規 模 に よ り 多 少 異 な る が 、 刑 事 事 件 だ け で も 一 日 に 複 数 の 裁 判 が 行 わ れ る の で 午 前 中 か ら 行 っ て 、 一 日 か け て 傍 聴 し て ま わ る こ と を お 勧 め す る 。 ・ 裁 判 所 の 玄 関 あ る い は 1 階 の ロ ビ ー な ど 、 か な ら ず ど こ か に 「 開 廷 表 」 が あ る の で 、 ま ず 、 そ れ を 探 す こ と 。( わ か ら な か っ た ら 職 員 に 聞 い て み る と よ い )。 開 廷 表 に 記 載 さ れ て い る 内 容 は 、 事 件 ・ 法 廷 の 場 所 ・ 時 間 ・ 被 告 人 の 名 前 ( 民 事 の 場 合 は 原 告 も )、 裁 判 官 の 名 前 、 手 続 の 段 階 な ど で あ る 。 刑 事 事 件 は 犯 罪 名 が 記 載 さ れ て い る の で 見 分 け や す い と 思 う 。 ・ お す す め は 、 手 続 の 段 階 に 「 新 件 」「 審 理 」 な ど の 記 載 が あ る も の 。「 判 決 」 と 記 載 さ れ て い る も の は 、 単 に 判 決 宣 告 の み の た め 、 事 件 の 内 容 が 全 く 分 か ら な い = 報 告 書 に 書 き に く い で す の で 、 あ ま り お す す め で き ま せ ん 。

(3)

捜査 被疑者の逮捕 釈放 検察官への送致 身柄拘束の必要なし 釈放 勾留の請求 請求が認められる 身柄拘束の必要あり 請求が認められない 釈放 勾留 勾留延長の請求 請求が認められる 請求が認められない 釈放 勾留 公訴の提起 釈放 48時間 24時間 10日 10日 最大 23日 被告人として勾留 保釈 身柄拘束の必要あり 身柄拘束の必要なし

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公判手続の流れ

公判請求(刑訴256) 公判前整理手続(刑訴316の2~316の27) 裁判所受理 第1回公判期日の指定等(刑訴273~276) * 裁判員制度が適用される事件、争点が多岐にわたる複雑な事件等の場合に実施されます。 (第1回公判期日) 人定質問(規則196) 起訴状朗読(刑訴291Ⅰ) 黙秘権等の告知(刑訴291Ⅲ前・規則197) 被告人・弁護人の起訴事実に対する認否(刑訴291Ⅲ後) 簡易公判手続(刑訴291の2・規則197の2) 検察官の冒頭陳述(刑訴296) 被告人・弁護人の冒頭陳述(刑訴316の30・規則198) (検察官の立証) 証拠調べ請求(刑訴298Ⅰ・規則189) 被告人・弁護人の意見(刑訴326・規則190Ⅱ) 証拠決定(規則190Ⅰ) 証拠調べの実施 証拠書類等の提出(刑訴310) 証人等(刑訴304) 被告人・弁護人の立証(検察官の立証過程と同じ手続) 証拠書類(刑訴305) 証拠物(刑訴306) 被告人調書等の請求・取調べ(刑訴301) 被告人質問(刑訴311) 論告・求刑(刑訴293Ⅰ) 弁論(刑訴293Ⅱ) 被告人の最終陳述(規則211) (結審) 判決宣告(刑訴431Ⅰ・342・規則34・35) 有罪判決 (刑訴335) 刑の免除 (刑訴334) 刑の言渡し (刑訴333) 執行猶予なし 執行猶予付き 無罪判決 (刑訴336) 管轄違いの判決(刑訴329) 公訴棄却の判決(刑訴338) 免訴の判決 (刑訴337) (注)決定で裁判が終結する場合    ①公訴棄却 刑訴339Ⅰ    ②移送 刑訴19・332 調 被害者等の意見陳述 (刑訴292の2) 期日間整理手続 (刑訴316の28) 即決裁判手続(刑訴350の8) 公判前整理手続の結果の顕出(刑訴316の31Ⅰ、規則217の29) * 公判前整理手続が実施された場合

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裁 判 傍 聴 用 メ モ

裁 判 所 名 : 地 方 裁 判 所 ( 支 部 ) 傍 聴 日 時 : 年 月 日 ( ) : ~ : 傍 聴 の 法 廷 : 第 号 法 廷 [ 合 議 / 単 独 ] 裁 判 員 裁 判 か ? : [ は い / い い え ] ( 裁 判 員 の 構 成 : 男 名 ・ 女 名 ) 裁 判 官 氏 名 : 裁 判 長 右 陪 席 左 陪 席 検 察 官 氏 名 : 事 件 名 ( 罪 名 ): 被 告 人 の 身 柄 : [ 勾 留 中 / 保 釈 中 / 在 宅 ] 弁 護 人 氏 名 : [ 私 選 / 国 選 ] 公 判 の 種 類 : ( 該 当 す る も の に す べ て ○ ) [ 冒 頭 手 続 / 証 拠 調 べ / 被 告 人 質 問 / 論 告 / 最 終 陳 述 / 判 決 ] 第 回 公 判 ( 公 判 の 開 始 : 終 了 : ) 傍 聴 人 の 数 : 名 ( う ち 証 人 名 ・ 親 族 な ど 名 ・ 報 道 関 係 者 名 ) 事 案 と 手 続 の 概 要 次 回 の 公 判 期 日 : 年 月 日 ( ) : か ら そ の 他 の 特 記 事 項 :

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