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2. 個別の動向 1 業況 業況は 緩やかに持ち直している 製造業について 化学は ジェネリック医薬品の導入促進策による販売増に加え 新薬や受託製造も引き続き好調に推移している 電子部品 デバイスは スマートフォン タブレット向け需要が引き続き好調となっているが 一部で受注が減少している 液晶テレビ

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北陸地域経済の動向

(ヒアリング企業数 45社) 平成25年7月25日 中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局

1.全体の動向

北陸地域の経済は、緩やかに持ち直している。

製造業では、生産面で、

「医薬品」が好調を維持、

「電子部品・デバイス」はスマートフォン

向けを中心に高水準、

「一般機械」は海外需要が堅調、

「金属製品」はアルミ建材が増加、

「繊

維」は自動車向けや高密度織物で回復傾向。収益面でも、円安効果による改善がみられる。

非製造業では、小売業で、高額品が売れるなど消費マインドに回復の兆しがみられるもの

の、全体的な消費を喚起するまでには至っていない。住宅販売では、消費税増税前の駆け込み

需要がみられる。

先行きについては、円安による輸出の増加が期待されるものの、原材料価格の上昇に対する

懸念や海外経済の影響等により予断を許さないとの声も聞かれる。

前 回

平成 25 年 1-3 月期調査

今 回

平成 25 年 4-6 月期調査

前回からの

変化

全体

一部に持ち直しの動きがみら

れる

緩やかに持ち直している

①業況

一部に持ち直しの動きがみら

れる

緩やかに持ち直している

②生産

足踏み状態となっている

持ち直している

③設備投資

持ち直しの動きがみられる

改善している

④雇用情勢

足踏み状態となっている

持ち直している

⑤個人消費

一部に持ち直しの動きがみら

れる

持ち直しの動きがみられる

⑥観光(入域動向)

足踏み状態となっている

持ち直しの動きがみられる

⑦資金調達環境

資金需要は増加の兆しがみら

れる

資金需要は増加の動きがみら

れる

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2.個別の動向

①業況

業況は、緩やかに持ち直している。

【製造業について】 化学は、ジェネリック医薬品の導入促進策による販売増に加え、新薬や受託製造も引き続き好調に推移して いる。 電子部品・デバイスは、スマートフォン、タブレット向け需要が引き続き好調となっているが、一部で受注 が減少している。液晶テレビ向けは引き続き低調となっているものの、自動車向けは、国内市場で堅調となっ ていることに加え、円安効果から海外でも回復傾向となっている。また、白物家電向けは、冷蔵庫やエアコン などでエコ目的の買い換え需要がみられる。 一般機械では、工作機械は、米国においてエネルギー、航空機、医療機器、建設機械向けが堅調となってい るものの、中国向けは依然として低調。繊維機械は、中国製織物の輸出回復を受け、中国向けを中心に堅調。 建設機械は、国内では震災復旧・復興向け、北米では住宅・エネルギー向け需要が堅調。半導体製造装置は、 海外メーカーの設備投資が再開され、受注増加となっている。 繊維は、自動車向けにおいて、円安効果に加えメーカーからの引き取りが増加しており、増収増益。また、 国内衣料向けは低調なものの、高付加価値衣料や高密度織物については受注が増加しており、メディカル(湿 布等)向けも堅調。 金属製品は、インフラ関連の需要が増加しているほか、住宅用、ビル用アルミサッシでは、消費税増税前の 駆け込み需要から受注が増加している。 【非製造業について】 百貨店等商品小売業は、春物衣料が振るわなかったものの、初夏物衣料に動きがみられ、宝飾・時計などの 高額品が好調だった。 自動車販売は、前年のエコカー補助金による販売増の反動により、新車登録数の前年割れが続いている。 家電販売は、レコーダーは苦戦しているものの、スマートフォンの売れ行きが引き続き好調なことに加え、 節電効果や機能性に優れたエアコン等の白物家電が伸びている。 建設業は、補正予算もあって、公共工事の事業費が増加している。また、住宅販売は、消費税増税を見据え た駆け込み需要に伴い、新築及びリフォーム受注が大幅に増加している。 運輸業は、荷動きが戻りつつあるものの、円安に伴う燃料高の影響を受けている。 【業況見通しについて】 製造業では、医薬品が引き続き好調に推移することが見込まれ、自動車関連の受注も回復基調となっている ほか、経済対策の効果もあって設備投資関連の雰囲気が良くなってきている。また、円安に伴う原材料価格高 騰を懸念する企業がある一方、輸出の増加による業況の改善を見込む企業が多い。 非製造業では、小売業において、クリアランスセールの前倒しや消費税増税前の駆け込み需要に期待する声 が多い。住宅販売では、消費税増税を見据えた駆け込み需要が見込まれるほか、公共事業費も前年を大幅に上 回って推移している。 【政府の経済対策等について】 製造業では、円安による価格競争力の回復で、輸出企業を中心に受注が増加傾向となっており、収益面も改 善している。また、経済対策による補助金効果で、設備投資など内需の拡大にもつながっている。 非製造業では、小売業で高額品が売れるなど消費マインドに回復の兆しがみられるものの、全体的な消費を

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喚起するまでには至っていない。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ○ ○ ▲ ▲ □ ○ ○ ○ ○ □ ○ ○ ○ ○ ▲ 医薬品の売上げが好調で、原価率が逓減していることから、薬価が引き下げ となっているものの、増益基調を維持している。 医療用医薬品の受託生産や一般用医薬品事業が好調なことから、売上げ増と なっている。 国のジェネリック医薬品普及促進の下、売上げは増加している。 液晶テレビ向けは、引き続き良くない状態だが、自動車向けが国内市場で引 き続き堅調となっており、白物家電向けでエコ替え需要がみられる。 引き続きスマートフォン向け受注が減少しており、設備稼働率もかなり下 がっている。 経済成長が2~3年続かないと、賃金アップにつながらないと思われる。 スマートフォンやタブレット向けがけん引しているものの、デジタル民生向 けが不振。依然として、厳しい状況から抜け出せておらず、横ばいの状態。 自動車分野(部品、機械工具)が回復しており、エネルギーインフラ分野 (航空機、発電タービン)も堅調。 中国製織物は、欧州への輸出が伸び悩んでいるものの、米国やアジア諸国へ の輸出が伸びており、中国向け繊維機械は堅調。 半導体製造装置は、海外メーカーの設備投資が再開され、来期以降の売上げ が増加する見込み。 建設機械は、国内では震災復旧・復興向け、北米では住宅・エネルギー向け 需要が堅調。 工作機械は、米国向け(航空機・医療機器・建設機械・シェールガス開発の 掘削機)が好調なものの、欧州向けはあまり先がみえず、中国向けも低調。 補正予算の補助金効果により、当社製品への引き合いや見積もりが増えてき ており、プラス影響がみられる。 欧州高級ブランド向けの新規商品の展開に、円安が追い風となり、上向き傾 向となっている。 車輌資材は、円安効果やメーカーの引き取り増加により、増収増益。高付加 価値衣料品は引き続き受注が堅調。 内需向け衣料は低調なものの、メディカル向け、自動車関連、産業資材は順 調。高密度織物(スポーツ)は売上げが増加。 欧州経済の低迷等のリスクもあり、先行きは見えず、予断は許さない。 化学 化学 化学 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 繊維 繊維 繊維 繊維

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○ ○ ○ ○ ▲ ▲ ▲ ▲ □ ○ ○ □ ▲ ○ ▲ ○ 建材事業は、住宅用、ビル用とも好調で、消費税増税前の駆け込み需要がみ られる。 震災復興需要に加え、各地域でインフラ関連の補修・新設が行われており、 受注が増加している。 電気機械器具は、円安効果に加え、ドイツを中心とした欧州市場が好調で、 売上増となっている。 観光需要の底上げが見込まれることから、エンドユーザーからの受注が大幅 に増加。 受注は好調だが、円安による原材料価格の値上がりを価格に転嫁できない状 況。 自動車向けは、海外の新興国で旺盛な需要があるものの、現地の人件費が高 騰しており、国内ではエコカー減税の反動もあって、全体としてマイナス。 4月は低気温と天候不順の影響で春物衣料が振るわなかったものの、5月は 初夏物衣料を中心に動きが良かった。一方、身の回り品ではインポートブラ ンドで値上がり後の一服感がみられた。 アベノミクスに期待はしているが、全体的にはまだ消費を喚起するほどでは ない。 一部の富裕層で高額品(宝飾・時計)が売れているが、一般客にまでその傾 向は出ていない。 消費者マインドは徐々に回復している。天気で例えると、薄曇りから薄日が 差し込む兆しへ。 国の補助金を活用し、アーケードの改修や照明のLED化に取り組んでい る。 アベノミクス効果により、伝統産業品などの高価なものが売れているが、株 価次第の面もあり、商店街としての実感は、まだ一部でしか感じられない。 来客数は若干減ってきている感じ。エコカー減税だけでは力不足。自動車 は、消費税のほか、自動車税、取得税、重量税など税ばかりであり、消費税 増税を控え、何か対策をしてほしいところ。 レコーダーは苦戦しているものの、エアコン等の白物家電は高級化志向が続 いており、節電効果や機能の高い上位機種が売れている。スマートフォン、 タブレット端末なども引き続き好調。 5月までは荷動きが戻りつつあったが、株価や為替動向が不安定となったこ とから、輸出企業の業績もまだら模様であり、今後大きく回復していくとは 言い難い状況。 消費税増税を見据えた駆け込み需要により、新築、リフォーム受注が前年に 比べ大幅に増加している。 金属製品 金属製品 電気機械器具 輸送機械 鉄鋼業 プラスチック 百貨店 百貨店 百貨店 スーパー 商店街 商店街 自動車販売 家電販売 運輸業 建設業

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○ ▲ ○ □ 補正予算や新年度予算における工事発注が順次行われるため、今年度いっぱ いは見通しが明るい。 前回調査時は、政権交代等の影響もあり、ムードは最高潮にあったが、ここ に来て未だ実体経済がついてきていないことから、ムードは低下傾向となっ ている。 円安や株価回復によりマインドは良くなっており、輸出企業を中心に改善し てくるのではないかと期待している。 中小企業の業況は、一部高額品に動きが出ているが、全体的に広がっている わけではなく、期待感が先行している状況で、実態はまだまだというとこ ろ。 建設業 サービス業 金融 金融 (注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他

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②生産

生産は、持ち直している。

生産は、化学は好調、電子部品・デバイス工業は高水準で推移、一般機械、金属製品及び繊維は持ち直しの 動きがみられる。 先行きについては、震災復興需要や円安による海外輸出の増加に期待する声があるものの、海外経済の影響 等により予断を許さないとする企業もみられる。 【主要業種の動向について】 化学では、医薬品は、ジェネリック医薬品、新薬、受託製造とも好調。 電子部品・デバイスでは、スマートフォン向けは高水準を維持しているものの、一部で受注が減少。自動車向 けは増加している。液晶テレビ向けは引き続き低調。 一般機械では、中国製織物の輸出回復を受け、中国向け繊維機械の生産はフル稼働。工作機械は、米国向けは 多用途で引き続き好調なものの、中国向けは依然として低調。建設機械は、国内では震災復旧・復興向け、北米 では住宅・エネルギー向け需要が堅調。半導体製造装置は、海外複数メーカーからの受注に対応し、生産量が増 加。 繊維では、自動車向けやメディカル向けは堅調。国内衣料向けは低調なものの、高密度織物は生産量が増加。 金属製品では、主力のアルミニウムサッシは、消費税増税前の駆け込み需要もあって、住宅用、ビル用とも好 調なものの、一部では、職人不足による工事の遅れもみられる。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ○ ○ ○ ▲ ▲ □ ○ 医療用受託製品やドリンク剤が好調だったことから、生産は増加。 医薬品製造は、土日も含めて三交替のフル生産となっている。 国のジェネリック医薬品普及促進策の下、生産量は増加している。 スマートフォン、タブレット、パソコン向けがけん引。自動車向けも世界的 に伸びてきており、特に米国が好調。 液晶テレビ向けは、相変わらず良くないが、自動車向けは、前期に引き続き 国内市場が堅調で、今も良くなっている。 引き続きスマートフォン向け受注が減少しており、設備稼働率もかなり下 がっている。 テレビやパソコン向け製品が主体であり、伸びていない。 スマートフォンやタブレット向けがけん引しているものの、デジタル民生向 けが不振。依然として、厳しい状況から抜け出せておらず、横ばいの状態。 半導体製造装置は、海外複数メーカーからの受注に対応し、生産量が増加し ている。 化学 化学 化学 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 一般機械

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○ ○ ○ □ □ ○ ○ ○ ○ □ 中国製織物は、欧州への輸出が伸び悩んでいるものの、アジア諸国への輸出 が伸びており、米国への輸出も堅調なことから、当社の中国向け繊維機械の 生産はフル稼働。 自動車分野(部品、機械工具)が回復しており、エネルギーインフラ分野 (航空機、発電タービン)も堅調。 建設機械は、国内では震災復旧・復興向け、北米では住宅・エネルギー向け 需要が堅調。 工作機械は、米国のエネルギー、自動車、医療産業等向けは堅調。中国では 自動車産業向けが回復基調にあるものの、スマートフォン投資が弱い。 工作機械は、米国向け(航空機・医療機器・建設機械・シェールガス開発の 掘削機)が好調なものの、欧州向けはあまり先がみえず、中国向けも低調。 欧州高級ブランド向けの新規商品の展開に、円安が追い風となり、上向き傾 向となっている。 完成車メーカーからの引き取りが増え、国内のカーシート工場はフル生産に 近づいている。高付加価値衣料品は引き続き受注堅調。 内需向け衣料は低調なものの、メディカル向け、自動車関連、産業資材は順 調。高密度織物(スポーツ)は生産量が増加。 建材事業は、住宅用、ビル用とも好調で、消費税増税前の駆け込み需要がみ られる。 アルミサッシの受注はあるものの、職人不足による工事遅れの影響から受注 残が増加し、生産量は伸び悩んでいる。 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 繊維 繊維 繊維 金属製品 金属製品 (注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他

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③設備投資

設備投資は、改善している。

製造業では、機器設備の維持・更新などにとどめる企業がある一方、新製品の研究開発や増産対応の設備増 強、高効率な新工場建設など、前年度実績を大幅に上回る積極的な投資を行う企業がみられる。また、新興国 などの需要に対応するため、海外での投資は更に増加している。 非製造業では、老朽化した機器設備の更新や省エネ投資が行われている。また、業況の改善が見込まれるこ とから、見送っていた投資計画を復活させる企業がみられた。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 新製品開発のため、過去最高の研究開発費を予定している。 既存工場に新たな生産ライン増設を予定しており、投資額は前年度比でほぼ 2倍となる。 中国等海外工場においては増産対応、国内では新製品開発投資を行う。 国内では老朽化工場の補修等による生産性の向上にとどめ、今後は、需要地 での製品供給を可能とするため、海外での工場新増設が中心となる見込み。 過去最大の投資額で、屋根全面に太陽光パネルを設置し、地下の冷気や暖気 を活用した空調補助設備を導入するなど、電力使用量を半減するとともに、 1建屋に2ラインを設け、柱間隔を32メートルに広げて、生産性を50% 向上させた次世代型の新工場を建設する。 見送っていた機械設備更新を2年ぶりに行う。 今期も前期同様、老朽化対策として、機械入替及び生産効率向上対策を実施 する。 新商品の生産ライン増強、研究開発、品質向上の投資など、投資額は昨年度 の3倍。 製品の大型化、多機能化に併せた生産機械設備の更新などで、前年倍額の投 資を行う。 継続的な設備更新に加え、今年度は新製品開発を行う。 老朽化した機器設備更新やフロア改装など、新幹線開業を想定した設備投資 を行っていく。 窓ガラスに遮熱シートを貼るなど省エネ関連の投資を行い、経費削減につな がった。 国の補助金を活用し、アーケードの改修や照明のLED化に取り組んでい る。 化学 化学 電子部品・デバイス 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 繊維 電気機械器具 輸送機械 百貨店 スーパー 商店街

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○ ▲ 業況の改善が見込まれるため、建設を見送っていた整備工場の新設を復活さ せる。 事業の増加が見込まれ、機材等を導入する必要があるが、中長期的な見通し が立たないため、当面は、リース機材で対応する。 自動車販売 建設業 (注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他

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④雇用情勢

雇用情勢は、持ち直している。

製造業では、生産が増加している企業が多く、人員不足となっているため、期間社員や派遣社員の増員など で対応している。一部では、期間社員の場合、生産調整の際に雇い止めとなるおそれがあるため、他工場から の正社員の応援で補うなど、採用に慎重な企業もみられた。 なお、生産回復に伴い、各企業からの求人数が増加しており、優秀な人材を採用しにくい状況となっている との声も聞かれる。 非製造業では、新規出店においても人員を増やさず、社内でのやりくりにとどめる企業がみられた。小売業 等においては、就業条件が厳しいことなどから、相変わらず雇用確保が困難な状況となっている。 平成26年度の採用については、今年度と同程度とする企業が多かった。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ▲ □ ○ ○ ▲ ○ ○ ○ ▲ ▲ フル生産に対応するため、派遣社員、パート、OB等を増員していることに 加え、他部門からの正社員をシフトしている。 生産増加に伴い、残業時間を増やしているが、更に派遣社員を増員する予 定。 平成26年度の採用については、事業の先行きが不透明なため、退職者補充 を中心とする予定。 生産増による雇用の不足感があるが、生産調整の際の雇い止めを避けるた め、他工場からの正社員の応援で対応している。 一部に過剰感があるが、前期よりも忙しくなっており、休日などによる雇用 調整の必要がなくなってきている。 新工場稼働に伴う人員不足のため、前年同期に比べて2倍の派遣社員を雇用 している。 有効求人倍率が上がってきたため、優秀な派遣社員が採りづらくなった。 例年、生産が落ち込む時期であるため、関連会社へ社員を派遣していたが、 今年は、生産が増加したため派遣を取りやめ、更に期間工を採用した。 業況が上向きとなってきたことから、雇用調整で協力会社に派遣していた社 員を戻した。 ここ数年、採用を抑制してきたため人員減となったことから、来年度の採用 を多めにして補う予定。 職種の関係で、なかなか雇用者を確保できない状況。 雇用の不足感があるが、まだ、雇用を増やせるほどの売上げ増に至っていな い。 一般機械 一般機械 一般機械 一般機械 電気部品・デバイス 化学 化学 輸送機械 窯業土石 窯業土石 百貨店 商店街

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□ 店舗を増やすが、人員増はせず、他店舗から移動させる。 家電販売

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⑤個人消費

個人消費は、持ち直しの動きがみられる。

百貨店や大型ショッピングセンターなどでは、4月は低気温と天候不順の影響で春物衣料が振るわなかった ものの、5月は初夏物衣料を中心に動きが良かった。宝飾・時計などの高額品は好調なものの、身の回り品で はインポートブランドで値上がり後の一服感がみられた。 消費者志向としては、消費マインドは徐々に回復しているものの、ほしいものはバーゲン待ちといったスタ ンスが見受けられる。 商店街では、一部で高額品に動きがみられたものの、アベノミクス効果はあまり実感できていない。 自動車販売では、エコカー補助金終了後、売上げ台数は前年を下回っている。 家電販売では、レコーダーは苦戦しているものの、エアコン等の白物家電は高級化志向により節電効果や機 能の高い上位機種が売れている。スマートフォン、タブレット端末なども売上げが増加している。 住宅販売では、新築、リフォームとも、消費税増税前の駆け込み需要がみられる。 今後については、アベノミクス効果への期待感はあるものの、給与面への反映に時間を要することや株価の 下落を懸念する声も聞かれる。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ▲ ▲ □ ○ ▲ □ □ □ 衣料品で販売価格をできる限り値下げせず、定価に近い価格で販売している ことから、6月は前年同月比プラスで推移している。 高額品でも比較的単価の低い絵画や宝飾が好調。単価が低い分、すそ野が広 いので、一部の富裕層だけでなく、全体的に購買意欲の回復が感じられる。 4月は低気温と天候不順の影響で春物衣料が振るわなかったものの、5月は 初夏物衣料を中心に動きが良かった。一方、身の回り品ではインポートブラ ンドで値上がり後の一服感がみられた。 都市圏(東京・大阪・名古屋)では高額品が好調となっているが、地方圏は 高級ブランドの品揃えや顧客数の違いから、さほど良いとは言えない。 一部の富裕層で高額品(宝飾・時計)が売れているが、株価次第の面もあ り、一般客にまでその傾向は出ていない。 消費者マインドは徐々に回復している。天気で例えると、薄曇りから薄日が 差し込む兆しへ。 消費者志向としては、来店しても身の回り品だけを買って帰り、ほしいもの はバーゲン待ちといったスタンスが見受けられる。 アベノミクスの方向性は良いが、製造業などの生産が増えて、ボーナスなど 給与面に反映されるのは、もう少し時間がかかると思われる。 1人当たりの購入価格が落ちているが、消費マインドが低いとは思っていな い。客のニーズにどれだけ応えられるか、売る側の努力次第。 アベノミクス効果により、伝統産業品などの高価なものが売れているが、株 価次第の面もあり、商店街としての実感は、まだ一部でしか感じられない。 百貨店 百貨店 百貨店 百貨店 百貨店 スーパー スーパー スーパー スーパー 商店街

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▲ ○ ○ 来客数は若干減ってきている感じ。エコカー減税だけでは力不足。自動車 は、消費税のほか、自動車税、取得税、重量税など税ばかりであり、消費税 増税を控え、何か対策をしてほしいところ。 レコーダーは苦戦しているものの、エアコン等の白物家電は高級化志向が続 いており、節電効果や機能の高い上位機種が売れている。スマートフォン、 タブレット端末なども引き続き好調。 住宅新築、リフォームとも、消費税増税を見据えた駆け込み需要により、受 注高が増加している。 自動車販売 家電販売 建設業 (注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他

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⑥観光(入域の動向)

北陸地域への入り込み客数は、持ち直しの動きがみられる。

温泉地では、台湾客を中心に海外観光客は好調なものの、旅館の休廃業が続いていることや観光客の東京志 向が高まっていることなどから、国内観光客は伸び悩んでいる。なお、ゴールデンウィークは、天候に恵まれ たものの、連休が二分化した影響もあって、前年並み。 他の観光地では、国内団体客は、高速バス事故の影響もあって依然マイナスの伸びとなっているものの、海 外観光客は、台湾客を中心に過去最高の入り込みとなるなど、全体として前年を上回っている。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ▲ □ ○ ○ 海外観光客は、台湾客が好調で、全体でも前年を上回る回復となった。 温泉地では、旅館の休廃業が続いており、観光客の東京志向が高まっている こともあって、厳しい状況。 ゴールデンウィークの温泉宿泊客数は、天候に恵まれたものの、連休が二分 化した影響もあって、おおむね前年並み。ただし、能登方面は、4月以降 「能登有料道路」無料化の影響により好調。 入込客は、前年同期比1割強の増加。このうち海外観光客は、台湾客を中心 に過去最高となったものの、国内団体客は、高速バス事故の影響もあって、 依然としてマイナスの伸び。 外国人観光客は、大型客船の来港もあって、5月以降、目立って増えてい る。 宿泊業 宿泊業 宿泊業 観光業 商店街 (注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他

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⑦資金調達環境

資金需要は、増加の動きがみられる。

運転資金については、円安による原材料・燃料などの値上がりや受注工事の増加により、例年以上の資金が 必要な企業がみられる。 設備資金については、従来からの設備更新など合理化投資に加え、生産増に伴う国内設備の増強や海外拠点 の強化に向け、積極的な投資を行う企業がみられる。 金融機関の貸出態度については、問題ないとする企業が多い。 なお、セーフティネット保証(5号)については、円安の影響もあり、件数・金額とも昨年に比べ増加して いる。また、「東日本大震災復興緊急保証」及び「東日本大震災復興特別貸付」については、二次被害に対応す る措置を中心に活用されているが、徐々に減少している。 【個別動向の具体例】 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ○ ▲ ○ ▲ ○ ○ □ 運転資金需要が発生しているが、自己資金と借り入れで対応している。金融 機関からの貸し渋り等はない。 海外新拠点設立に向けた資金需要が発生しているが、資金繰りに特段の問題 はない 新製品開発・増産などのため海外拠点を拡充するが、資金繰りに特段の問題 はない。 円安に振れたことによりプラスチック原料などの輸入価格が高くなり、負担 となっている。資金繰りについては、現状、問題なし。 製造設備の増強など資金需要は増えるが、資金繰りに問題はない。 円安影響により商品の仕入れ価格が値上がりしているが、販売価格に転嫁で きていない。金融円滑化法の終了については、今のところ、特に問題はな い。 本格的に工事が発注されると、運転資金需要が見込まれる。 医薬品やスマホ関連業種において、引き続き設備資金需要がある。また、海 外展開における設備投資や運転資金などの需要もみられる。 短期・長期借入の難易度は概ね横ばいとなっている。金利の先高感から資金 調達方法が長期固定にシフトする動きも出てくるのではないか。 一般機械 一般機械 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 化学工業 小売業 建設業 金融 金融 (注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他

参照

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