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ニューロリハビリテーションはヒトの生物学的運命を変えるか?

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Academic year: 2021

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理学療法学 第 40 巻第 8 号 604 はじめに  脳機能画像や神経生理学的手法の進歩,動物モデルを用い た神経科学的知見の蓄積により,脳卒中などによる脳損傷後 の運動機能回復は脳の可塑性に基づく運動野や関連領野の機 能的・構造的再構築と関連することがあきらかになってきた。 そのような可塑的変化は麻痺肢の使用に伴う(use-dependent plasticity)ことが強く示唆される。一方で,運動野やその運動 下降路の大きな損傷後の機能回復には,臨床的に限界があるこ とも事実である。近年,適応的な機能回復の脳内機構を促進し て,ニューロリハビリテーション(以下,ニューロリハ)のア ウトカムを高める試みがなされている。 脳損傷後の運動機能回復の神経機構 1.上肢機能回復  臨床例において,機能回復に伴って脳内ネットワークの機 能的再構成や構造的再構成が生じることについては,Positron emission tomography( 以 下,PET) や functional magnetic resonance imaging(以下,fMRI)などの脳機能画像,Voxel-based morphometry(VBM)による局所的な脳容積測定など により可能になった。損傷を逃れた一次運動野や運動前野・補 足運動野などの運動関連領野の変化が示されている。健常人で は手指の運動時にはその対側の一次運動野と同側の小脳半球の 活動が主体であり,運動が複雑になると補足運動野などの運動 関連領野の活動も見られる。一方,脳卒中患者の麻痺手の運動 時に観察される共通した所見は,1)両側の一次運動野に賦活, 2)運動前野や補足運動野などの運動関連領野の賦活,3)皮質 病変の場合,病変周囲の賦活などである1)。経時的研究では機 能回復に伴い,病変半球の運動野や運動前野の賦活が優位にな り,発症後半年から一年にかけて一次運動野や運動関連領野の 賦活はむしろ減少する。非病変半球の賦活は機能回復が不良な 症例で遷延してみられる傾向があり,逆に回復が良好な例では 健常人のパターンに近づく2)。  一方で,成人脳卒中の重度手指麻痺例のように,運動機能回 復の生物学的限界も臨床的によく経験する。この事実の説明の ひとつとして,小児と成人における同側経路の役割の違いが挙 げられる。出生時より経時的に経頭蓋磁気刺激(transcranial magnetic stimulation: 以下,TMS)検査を行った研究3)によ ると,同側性の非交叉運動下降路は,生下時には発達している が 2 才頃までに退化していく。しかし,周産期に脳損傷を受け た場合,同側性のその機能が退化せずに保たれていた。出生時 には TMS により,同側性の運動誘発電位が,対側のものより も短い潜時かつ同等の振幅,閾値でみられる。3 ∼ 18 ヵ月に かけて同側性の反応は遅く,小さく,閾値が高くなる。ところ が周産期に損傷を受けると,同側性電位の振幅や閾値は対側性 のものに近く,単シナプス性の同側性経路がそのまま維持され る。成人脳卒中の場合は,非病変半球の刺激で同側の反応は通 常,対側のものより小さく遅く,網様体脊髄路を介した多シナ プス性のものと考えられる。したがってシナプス伝達の効率も 劣り,手指の複雑な運動の機能回復に中心的な役割を果たせな い。小児の場合は,単シナプス性の同側経路および対側経路か らの側枝の役割が重要で,手指機能が相当保たれるが,鏡像運 動も生じやすい4)。  動物実験では,前肢機能回復と一次運動野内のマップの変化 の関連があきらかになった。リスザルで一次運動野の部分的な 虚血後,段階的に小さなパレットからエサをとる課題指向型練 習を行うと,損傷のある一次運動野内の手の領域の拡大が生じ ることが,皮質内微小刺激により観察された5)。しかし,大き なパレットからエサをとるような容易で単純な運動の反復で は,運動野のマップの変化はおこらない。このような一次運動 野内のマップの変化はヒトにも生じることが示されている6)。 2.歩行機能回復  fMRI や PET による足・膝関節運動や歩行の想像を課題に した脳卒中患者の測定では,上肢と同様に運動関連領野の賦活 がみられ,機能回復に伴う機能的再構成が示唆される。近赤外 線スペクトロスコピー(functional near-infrared spectroscopy: fNIRS)では,トレッドミル歩行中の大脳皮質活動が測定でき る。健常人では一次感覚運動野の内側とその前方の補足運動野 を中心とした対称性な皮質活動が見られる7)。脳卒中患者の片 麻痺歩行時には,一次感覚運動野の賦活が病変半球で減少し, 運動前野や前頭前野などの賦活がみられた8)。縦断的研究から は病変部位や大きさや重症度により賦活の変化に差異が見られ た。皮質下の梗塞などある程度錐体路も保存されている場合は 感覚運動野の活動の対称化,中大脳動脈領域の広範な脳梗塞で 一次運動野およびその下降路の損傷が大きい場合は運動前野活 動が増加すること9),体重免荷やトレッドミル速度の段階的増 加により,自動的な歩行が可能になると感覚運動野の活動はむ 理学療法学 第 40 巻第 8 号 604 ∼ 608 頁(2013 年)

ニューロリハビリテーションはヒトの生物学的運命を変えるか?

宮 井 一 郎

**

専門領域研究部会 基礎理学療法 特別セッション「シンポジウム」

Can Neurorehabilitation Go Beyond Biological Destiny?

**

社会医療法人大道会副理事長 森之宮病院院長代理 (〒 536‒0025 大阪市城東区森之宮 2‒1‒88)

Ichiro Miyai, MD, PhD: Medical Director, Morinomiya Hospital, Vice-President, Omichi-kai Medical Coorporation

キーワード: 脳卒中,ニューロリハビリテーション,ニューロモデュ レーション

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しろ低下し10),脊髄を含む皮質下レベルの制御が重要である ことが示唆される(図 1)。 3.バランス機能回復  脳卒中後のバランス能力改善に関わる神経機構を調べるため に,外乱遥動に伴う大脳皮質活動を event-related fNIRS で評 価した。健常人では外乱の予告がある場合には,ない場合に比 べて補足運動野の活動が上昇した11)。脳卒中患者における横 断的研究12)や縦断的研究13)でも,補足運動野の活動やその 変化がそれぞれ,臨床的なバランスのスコア(Berg Balance Scale)やその変化と有意な相関を示した。 運動機能回復の神経機構から示唆されるニューロリハ 介入  ニューロリハ介入による機能改善の基盤が use-dependent plasticity であるという理論的背景に基づいたニューロリハ介 入を規定する要素として練習量・練習法(context)・環境が挙 げられる(図 2)。 1.練習量

 Constraint-induced movement therapy(以下,CI 療法)は 非麻痺側手の使用を日中の 90%の時間,スリングやミットで 制限して(restraint),麻痺手の段階的使用を促すものであ る14)。患者が成功の報酬を得られるように課題の難易度を設 定する(shaping)。CI 療法後,麻痺側上肢機能の改善ととも に,経頭蓋磁気刺激に対して,手内筋の運動誘発電位が誘発さ れると頭蓋上の領域が病変側で拡大する15)。Nudo らの実験 結果と合わせて,実際の能力よりやや難易度の高い課題を与え るような訓練後の,病変半球の一次運動野内のマッピングの変 化と機能回復の関連を示唆する。CI 療法の有効性を検証した EXCITE (Extremity Constraint-induced Therapy Evaluation) 研究はリハの方法論に関してこれまでにもっとも体系的に行わ れた多施設共同無作為比較試験(Randomized controlled trial: 以下,RCT)である16)。CONSORT(Consolidated Standards of Reporting Trials)の基準にそって,無作為割つけ,評価者 の盲検化,多施設共同,十分な症例数の確保といった RCT に 求められる質を確保している。発症後 3 ∼ 9 ヵ月の初発脳卒 中患者 222 例を対象とし,2 週間の CI 療法が上肢機能を1年 にわたって対照に比較して有意に改善するという結果が得られ た。しかし,対象は手関節伸展が 10 度以上,手指伸展(母指 プラス他の 2 指以上)も 10 度以上能動的に可能であるなど, 手指機能がある程度温存されている患者であり,スクリーング された 3,626 中 3,404 例が除外された。逆に対象を明確にする ことで,その適応も明確にすることができたともいえる。転帰 改善の本質は,練習量を確保するためセッティングをうまく 行ったことによる麻痺手の使用量増加であろう。  EXCITE 研究以降,セラピスト主導の比較的大規模の多施 設 RCT が蓄積されつつある。しかし,その結果は少し意外 で,ある特異的な介入に対し,対照の練習量をマッチさせると 転帰の差は明確ではないことが多い。たとえば,ロボット補助 図 1 脳卒中後の歩行機能回復と皮質活動の変化 リハ後の歩行機能改善に伴う歩行時の皮質活動の変化を fNIRS(酸素化ヘモグロビン信号の増加) で評価した.おもな変化部位を赤丸で囲んでいる.MRI 画像内の矢印は病変部位を示す. A.皮質下の梗塞などある程度錐体路も保存されている場合は,歩行機能改善に伴い,感覚運動野 の活動が対称的になる. B.中大脳動脈領域の広範な脳梗塞では,歩行機能改善に伴い,運動前野の活動が増加する. C.体重免荷やトレッドミル速度の段階的増加により,自動的な歩行が可能になると感覚運動野の 活動はむしろ低下する.

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理学療法学 第 40 巻第 8 号 606 訓練の場合,セラピストが同等量の練習を提供すると転帰に 差がない17)。体重免荷下トレッドミル訓練でも同じことがい える18)。すなわち,ニューロリハの方法論を考えるうえでの 1 番目の問題として,RCT の蓄積によりむしろ介入の特異的 効果が不明確になるという逆戻りの事象が生じていることが挙 げられる。2 番目の問題は,そのような RCT のメタ解析から は,CI 療法に関しても麻痺側の手指機能を改善するという明 確なエビデンスを有する介入が示されていないことである19)。 実験動物やヒトの A to A 機序に基づく皮質梗塞などの小さな 病変はともかくとして,運動関連領野やその運動下降路が大き く損傷を受け,重度の手指麻痺をきたした場合は,生物学的な 運命を越えることが難しいという限界があるといわざるを得な い。すなわち回復曲線の左方移動(effi ciency の改善)は可能 であるが,最終的な機能転帰を修飾するという確証がない。事 実,本邦で回復期リハ病棟が創設されてからの 10 年の変遷を 解析すると,供給されるリハビリテーション単位数は増加し, 日常生活動作(以下,ADL)能力の利得も改善したが,退院 時 ADL そのものは大きく変化していない20)。 2.練習法(context)  練習による ADL の改善を,麻痺肢を含む一連の動作手順に 対する運動学習として捉えることができる。実際,脳卒中患 者において運動学習能力と ADL 利得には相関が見られる21) (図 3)。したがって両側性,リズム性,段階性,報酬,結果の フィードバックなどの一般的な運動学習の原則をニューロリハ の方法論に取り入れることにより,より少ない繰り返しでより 大きな改善が得られる可能性がある。学習効率を高めるため に knowledge of result や報酬を有効に用いた試みとして,ロ ボット補助による上肢訓練のパフォーマンスや歩行速度の情報 の患者へのフィードバックがある。前者では,理想的な到達運 動の軌跡からのずれを補正する仮想の溝の堅さを,運動技能向 上に応じて段階的に小さくし,パフォーマンスを患者にフィー ドバック(knowledge of results)すると,単に軌跡のずれに 比例して到達運動を補正する感覚運動刺激を固定的に与える 方法よりも,より少ない繰り返しでより大きな機能改善が得 られた22)。後者(SIRROWS: Stroke Inpatient Rehabilitation Reinforcement of Walking Speed)はリハの方法論に対する初 の国際多施設 RCT である。国によってリハ医療の体制が異な るため,各セッションの最後に 10 m 歩行時間を測定し,その 結果を患者にフィードバックする群とフィードバックがない群 を比較した。3 ヵ月後,介入群では対照に比し歩行速度が 26% 改善した23)。 3.環境  上述したように CI 療法に対する EXCITE 研究の本質は,麻 痺手の使用量増加のための具体的な方法論であろう。そうする と個別の理学療法・作業療法以外に,課題指向型の練習量を確 保するための環境を整えることが重要であることが容易に推察 される。Taub らは最近,transfer package(以下,TP)とい う考えを導入している24)。これは CI に加えて 30 分間,CI で 練習した内容をリハ室から日常生活へ置き換えるための指導を 行うものである。具体的には麻痺手使用の記録,麻痺手使用の ための工夫の支援,どの動作に麻痺手を使うか明確にするこ と,スケジュール管理等が含まれる。TP と CI がどちらの方が, 麻痺手機能の改善に効いているのかを 2x2 のデザインで調べ た。CI の 2 大要素である restraint と shaping を取り入れて麻 痺手の使用練習をする群(CI+)と restraint と shaping なしに 麻痺手の使用練習をする群(CI-) x TP を行う群(TP+)と行 わない群(TP-)それぞれで転帰を比較すると,特に麻痺手使 用の資料である Motor activity log(MAL)改善において TP の主効果が有意であった。すなわち CI+ でも CI- でも日常生活 でいかに現実的に麻痺手を使用したか,あるいはそのような環 境をどう設定したか(enriched environment)が転帰に影響す ることが示唆される。 図 2  機能回復促進のための神経リハの 3 要素(dose:練習量,context:練習法, environment:環境)と可塑性の修飾(neuro-modulation)

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適 応 的 な 脳 の 可 塑 的 変 化 を 誘 導 す る 試 み(neuro-modulation)  上述のような練習量・練習法・環境を整えたうえで,練習量 が同等なときに,さらに適応的な脳の可塑的変化を誘導するよ うな刺激を行えば,機能回復が促進され,ニューロリハの生物 学的な限界を超えることができる可能性がある。現在試みら れているものとして,脳刺激・薬剤とリハ介入の併用,Brain-machine interface,ニューロフィードバックなどが挙げられる (図 3)。 1.リハと脳刺激との併用  硬膜外の留置電極による閾値下の運動野刺激や頭皮上からの 刺激がある。頭皮上からは経頭蓋直流刺激(tDCS)と連続経 頭蓋磁気刺激(rTMS)があり,後者では非病変半球の低頻度 刺激(運動野の興奮性を低下させ,半球間抑制を減少)と病変 半球の高頻度刺激(運動野の興奮性を増加)が試みられ,有効 性が示唆されている25)。刺激部位(運動野以外の部位を含め て),至適刺激パラメーター,time window や長期効果などに ついては今後の問題である。 2.リハと薬物の併用  脳の内部環境を薬剤により修飾し,リハ介入によっても たらされる脳の機能的再構成を促進する報告も増加してい る。Feeney らは一側の感覚運動野損傷を受けたラットの麻痺 の回復が amphetamine によって促進されることを見いだし た26)。この効果は haloperidol によりブロックされる。また amphetamine の投与後,ラットを拘束しておくとこのような 運動機能回復の促進作用が失われる。すなわち,薬物とリハを 併用する(symptom-relevant experience)ことが薬物の機能 回復促進効果の発現に重要であると考えられる。臨床的には, ノルアドレナリン,ドーパミン,セロトニン系神経伝達を増強 させる薬物の血中,脳内濃度がピークになる時間にあわせてリ ハを併用すると機能回復促進が得られるかどうか検証されてい る。アンフェタミンや l ‒ドーパ,セロトニン再取りこみ阻害剤 などがその例である27)。 3.Brain-machine interface  脳から生体信号を侵襲的(電極埋めこみ,皮質電図など)あ るいは非侵襲的(脳波,fMRI など)などに取りだして情報処 理(信号の decode)し,病巣をスキップして器械や生体に出 力し,コンピュータや義手を動かす,あるいは筋に functional electrical stimulation を 行 う と い う Brain-Machine interfaces (以下,BMI)研究が展開されている28)。BMI 導入には患者の 練習による学習以外に,BMI 自身が学習機能をもっていると 効率も向上すると考えられる。このようなテクノロジーの発展 に伴い,病変によって連絡が絶たれたネットワークの再構成が さらに効率的に行われ,リハとの組み合わせで機能回復をさら に促進できることも期待される。 4.ニューロフィードバック  もう少し脳活動に依存して motor drive を促進する方法とし て,脳波,fMRI,fNIRS などから得られた脳活動に関連する 生体信号を利用する試みがなされている。これらは脳機能解析 ツールのリハ介入ツールへの進化と捉えることができる。運動 想像によるリハに関しては,比較的多くの報告があるが,結果 は一定しない。その原因のひとつとして想像のパフォーマンス のモニタリングが難しいことが挙げられる。その克服のため に,fMRI や fNIRS で運動関連領野から検出し,デコードした 信号をフィードバックして,その領域の活動を増強させる試み がなされている。Mihara らは fNIRS を用いて,手指の運動想 像時の運動前野近傍のヘモグロビン信号をフィードバックする アルゴリズムを開発した29)。健常人での検討では,ニューロ フィードバックが運動想像の能力,およびターゲットとした運 図 3 Neuromodulation の様々な手法 運動野・運動関連領野の機能的再構成を促進するためには,脳刺激・薬剤とリハ介入の 併用,Brain-machine interface,ニューロフィードバックなど試みられている.点線が 新たに再構成あるいは代償される神経ネットワーク.詳細は本文参照.rTMS: repetitive transcranial magnetic stimulation, tDCS: transcranial direct current stimulation

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理学療法学 第 40 巻第 8 号 608 動前野の活動を高めることが示された。運動想像は CI 療法と 違って麻痺が重度な患者にも適応できるが,脳活動を含むパ フォーマンスのモニタリングができれば,練習の質が確保さ れると考えられる。最近,皮質下病変を有する脳卒中患者 20 例で RCT が行われ,ニューロフィードバックと通常のリハ介 入と組み合わせると , 手指機能回復が促進されることが示され た30)。今後の問題としては,個々の患者において,そもそも 目指すべき適応的な可塑的変化がなにかという課題がある。そ のためには改善に関連する脳活動を個々にデコードしたり31), 脳領域間の結合性(connectivity)を検出する試みもなされつ つある。今後,臨床面での展開も期待される。 文  献

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