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エンドサイトーシスにおける低分子量Gタンパク質Arf6の新奇活性化機序の解明

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Academic year: 2021

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エンドサイトーシスにおける低分子量Gタンパク質

Arf6の新奇活性化機序の解明

著者

岡田 理沙

内容記述

この博士論文は内容の要約のみの公開(または一部

非公開)になっています

発行年

2015

学位授与大学

筑波大学 (University of Tsukuba)

学位授与年度

2014

報告番号

12102甲第7420号

URL

http://hdl.handle.net/2241/00129600

(2)

○ 論文題目 エンドサイトーシスにおける低分子量 G タンパク質 Arf6 の新奇活性化機序 の解明 ○ 指導教員 人間総合科学研究科 医学医療系 金保 安則 教授 (所 属) 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 生命システム医学専攻 (氏 名) 岡田 理沙 GTPase であるダイナミンはエンドサイトーシスの重要分子であり、深く貫入 した細胞膜のネック部分に集合し、小胞の細胞膜からの切り離しを促進する。 このプロセスにおいて、時空間的に厳密に制御されたアクチン細胞骨格の再構 築が細胞膜の変形に重要であるが、その制御機構は良く分かっていない。低分 子量 G タンパク質の1つである Arf6 は、GDP が結合した不活性型と GTP が 結合した活性型をサイクルし、アクチン細胞骨格の再構築を制御することが知 られている。しかしながらこれまで、ダイナミンとArf6 のエンドサイーシスに おける機能的相互作用は報告されていない。 我々は、エンドサイト―シスにおけるArf6 の機能を検討する中で、HeLa 細 胞にダイナミン2(Dyn2)を過剰発現すると Arf6 が活性化されることを見い だした。Arf6 の活性化はグアニンヌクレオチド交換因子(GEF)により厳密に 制御されているが、in vitro 相互作用実験により Arf GEF ファミリーのうち EFA6 ファミリータンパク質が Dyn2 と特異的に結合することを見いだした。4 種の EFA6 ファミリータンパク質のうち EFA6B と EFA6D が高発現している HeLa 細胞に EFA6B および EFA6D の優性抑制型変異体を過剰発現すると、 Dyn2 による Arf6 の活性化が抑制された。さらに、EFA6B または EFA6D をノ ックダウンすると、クラスリン依存性エンドサイトーシスによるトランスフェ リンの取り込みが抑制されることを見いだした。

これらのことから、Dyn2 は EFA6B あるいは EFA6D を介して Arf6 を活性 化することによりクラスリン依存的なエンドサイト―シスを制御することが結 論づけられる。

参照

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