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エピモルフィンの表皮タイトジャンクションに及ぼす影響

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Academic year: 2021

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エピモルフィンの表皮タイトジャンクションに及ぼ

す影響

著者

田中 智洋

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2012 年度 修士論文要旨

エピモルフィンの表皮タイトジャンクションに及ぼす影響

関西学院大学大学院理工学研究科 生命科学専攻 平井研究室 田中 智洋 皮膚組織は表皮と真皮に大別されている。表皮層では、大部分を表皮細胞ケ ラチノサイトが占めており、これらの細胞が密に接着し合い多層構造を形成し ている。このうち最下層にあたる基底層は、絶えず増殖を繰り返しているが、 一部の娘細胞が上層に移動する際に分化のスイッチがオンとなる。その後、分 化が進むにつれ tight junction (TJ) 形成、角質化が誘導される。皮膚の機能とし て体外からの異物の侵入を防ぐバリア機能があり、それは角質層の細胞および その直下にあたる細胞間で形成される TJ が担っている。したがって、正常にバ リア機能が発揮されるためには TJ 形成や角質化が適切に誘導されなければなら ない。このためには、種々の因子によって分化が時空間的に厳密に制御される 必要がある。最近、分化誘導因子エピモルフィンが表皮の角質化制御に関わる ことが報告された。 そこで、本研究では、表皮におけるエピモルフィンのさらなる機能解明を目 的として表皮 TJ 形成に及ぼす影響を解析した。その結果、エピモルフィンが TJ 形成を阻害することを明らかにした。さらに、エピモルフィンの作用は TJ 形成だけでなく adherens junction (AJ) の成熟抑制、F-アクチンのストレスファ イバー形成さらにはわずかにアポトーシス誘導に関与していることが分かった。 また、それらの分子機構として JNK (c-Jun N-terminal Kinase) シグナリングカ スケードが関与していることが示唆された。さらに、エピモルフィンの活性中 心領域がヘリックス b の C 末端側アミノ酸 (SIEQSC) であることを突き止めた。

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