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本会が発行する定期刊行物について

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Academic year: 2021

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(1)学会活動報告 . 本会が発行する 定期刊行物について 平田 圭二 本会理事/公立はこだて未来大学  英文論文誌 Journal of Information Processing(JIP).  1998 年,後にトランザクションと呼ばれるようにな. が 2012 年 1 月より季刊となることが決まった.現在,. る和英混載の研究会論文誌が創刊される.1990 年代. 本会は JIP を含む 7 種類の定期刊行物を発行しているが,. はインターネットを始めとする IT が広く社会に普及し,. いろいろな名前の出版物があって分かりにくいという声. 価値観の多様化が進み多数の研究会が誕生した時期であ. が聞かれる.この機会に本会の定期刊行物について,主. る.トランザクションはそのような研究会が編集する論. に英文論文掲載誌の変遷を追いながら,時代を 3 期に. 文誌である.論文誌ジャーナルが学会全体をカバーする. 区切って説明する.. 1 つの伝統的な審査基準を持つのに対し,トランザクシ ョンは研究会ごとの多様化した価値観に対応して柔軟な. 第 1 期:1960 年〜 1993 年. 審査基準を持つ.2006 年には初の英文論文トランザク ションが創刊された..  本会創立当初の定期刊行物は,毎月会員の手元に届け.  2005 年に英文論文誌 Digital Courier(DC)が創刊さ. られる学会誌 「情報処理」 だけであった.そこには一般の. れる.DC に投稿・採録された英文論文(正本)に加えて,. 記事だけでなく,英文や和文の論文もすべて一緒に掲. 和英混載のトランザクションに掲載された英文論文(正. 載されていた.1962 年,学会誌に掲載された論文から. 本)のリプリント(複製)が DC に転載された.これで年. 10 編ほどを選びその英文要約を掲載するという仕組み. 間 50 編ほどの英文論文を集められるようになった.と. で,年刊の英文論文誌 Information Processing in Japan. 同時に,論文誌ジャーナルは和文論文誌(和)に戻った.. (IPJ)が創刊された.その後本会が順調に発展するとと. DC はオンラインのみ,掲載料アリ,英文論文優遇のた. もに,1978 年に IPJ が休刊し新しい英文論文誌 JIP が創. めオープンアクセスであった.少々ややこしいが,さら. 刊され(当時は欧文誌と呼ばれた) ,英文論文は直接 JIP. に英文論文優遇のため,DC に投稿・採録された英文論. に投稿されるようになった.翌 1979 年には和文論文の. 文(正本)の複製が論文誌ジャーナル(和)に転載された.. み掲載する論文誌ジャーナル (和) が学会誌から独立した..  また 2006 年には,情報関係 6 学会. ☆1. が共同で英文. 論文の複製を転載する Information and Media Tech-. 第 2 期:1993 年〜 2008 年. nologies(IMT)も創刊された.せっかく英文論文を書い.  和文論文数は順調に伸び 1993 年には年間 250 編を超. 世界に向けて成果を発信できないことは,国内の情報関. えたが,英文論文は年間 40 ∼ 50 編にとどまった.結. 係学会に共通する悩みであった.IMT は J-Stage で無料. 局 JIP は国際的評価が高まらず,国内外の発行部数も伸. 公開されている.. ても和英混載の論文誌であるがゆえに埋もれてしまい,. び悩んだため,1993 年休刊となってしまう.そして英 文論文は和文論文とともに論文誌ジャーナル (和英)に混. 第 3 期:2008 年〜現在. 載されることとなる.当時,世界でも十分互していける 分野が日本にもあるのに,欧文誌を失ってしまったこと.  DC の国際的評価を高めるために,学術雑誌の影響度. は本会会員にとって痛恨の極みであった.いつの日か国 際的評価の高い英文論文誌を持つことが本会の悲願とな った. 72 情報処理 Vol.53 No.1 Jan. 2012. ☆1. 本会,映像情報メディア学会,言語処理学会,人工知能学会,日本ソ フトウェア科学会,ヒューマンインタフェース学会.その後日本デー タベース学会が参加し 7 学会となる.

(2) 学会活動報告 本会が発行する定期刊行物について IMT:Information and Media Technologies. IMT. DP:デジタルプラクティス OT:Online Transactions. DP. DC:Digital Courier. トランザクション. JIP:Journal of Information Processing IPJ:Infomation Processing in Japan. OT. 正本   英文論文転載の流れ     . [複製]. 複製. [正本]. DC JIP. JIP IPJ. 論文誌ジャーナル (和) (和英). (和)* 情 報 処 理     第 53 巻    第 1 号. 1970 年 3 月 10 日 第三種郵便物認可 2011 年 12 月 10 日印刷 2011 年 12 月 15 日発行 〔毎月 1 回 15 日発行〕. 1970年3月10日第三種郵便物認可   2011年12月10日印刷  2011年12月15日発行 (毎月1回15日発行). 〒101 -0062. ISSN 0447-8053. 編 東 集 京 人 都 千. 2012. 1. 情 報 処 理  . VOL.53. 中 代 田 島 区 神 秀 田 駿 之 河 台 一 │ 五.  . NO.1.    発 東  行 京  所  都   千 一代 発般田 行社区 人  団 神 法田 下  人  駿 河 間  情 台 報一 芳  処 │ 五 樹理 学 会. 学会誌「情報処理」 学会誌「情報処理」. Vol.53 No.1 通巻562号. 巻頭コラム 常識 古川一夫. 特集. 振電   替 口話   座   東 〇京 〇︵ 一〇 五三 〇︶ │ 三 四五 │ 一 八八 三 │ 四八 八三 四七 四. 冬休みチュートリアル. スマートフォンプログラミング2. ∼iPhone/Android/WindowsPhoneによるセンサプログラミング∼. 解説. Imagine Cupチャレンジ (前編)Imagine Cup入門. 教育コーナー ぺた語義:プログラミングは楽しいですか?. 印東 刷京 所  都 荒 三川 美区 西 印日 刷暮 里 株五 式 │ 会九 │ 社八. ぺた語義:JABEE を通じた大学教育の質的保証(前編) : 大学教育改革とアクレディテーション ぺた語義:創造的で効果的な技術士CPD(継続研鑚) に向けて ぺた語義:日本技術士会が提供する初期専門能力開発: 修習技術者支援実行委員会の活動をとおして コラム シニアコラム. "I" 見聞録:USENIX Security 11 IT好き放題:東京オリンピックの情報システム・プロジェクトを回想して. 会 員 外 発 売 所 株東 式京 会都 社  千 代 田 区 神 田 社錦 町 三 │ 一. 本誌広告一手取扱い. アドコム・メディア株式会社. 〒169-0073 東京都新宿区百人町 2-21-27 TEL.03-3367-0571 FAX.03-3368-1519. 1960 1962. 1978 1979. 1993 1998. 2005 2006. 2008. 2010. 定価 1680 円(本体 1600 円). 二 0 一 二 年 一 月. 一般社団法人. 情報処理学会. Information Processing Society of Japan. 2012. * 実際には英文論文も掲載されているが,それは JIP の複製なので(和)と記した.. 図 -1 本会の定期刊行物の創刊と休刊. を表すデファクト指標の 1 つである Impact Factor(IF). Impact Factor の取得. の取得を目指した.そのためには正本のみの掲載が必須 であったので,2008 年に DC を休刊し,JIP を復刊させ,.  過去 10 年間,論文誌ジャーナル(和英),DC,JIP に. 1993 年以前の体制に戻した.英文論文優遇を継続して, 掲載された年間の英文論文数を比較すると減少傾向にあ JIP 英文論文の複製が論文誌ジャーナル(和)に転載され. り,一方,和英含めた全掲載論文中の英文論文比率はほ. る.復刊した JIP はオンラインのみ,英文論文優遇のた. ぼ 10% で横ばいだった.それが 2011 年度は,全掲載. め現在はオープンアクセス,2012 年 7 月投稿受付分ま. 論文数に回復の兆しが見え,英文論文比率も 20% を超. で掲載料ナシとなっている.こうして現在の悲願は JIP. える健闘ぶりである.これは,幾多の英文論文優遇策が. の IF 取得となっている.ちなみに,2008 年は創立 50. 功を奏しているのではないだろうか.いずれにしても,. 周年記念事業の一環として,本会の全出版物のオンライ. JIP の IF 取得とそのランク向上を目指して,会員の皆様. ン化が達成された年でもある.. にはさらなる学術活動と論文投稿,そして JIP 論文を始.  和英混載トランザクションの英文論文については,オ. めとする本会出版物の積極的な文献引用をお願い申し上. ープンアクセスの Online Transactions が創刊され,DC. げる.. の時と同様にそこに複製が転載される.一方,英文ト.  冒頭で触れた 2012 年 1 月からの JIP 季刊化も実は IF. ランザクションの方は 2008 年に新たに 2 誌が創刊され. 取得への布石である.2008 年に復刊した JIP 論文には. 計 3 誌となった.これら英文論文トランザクションに. 巻(Vol)番号は付いていたが号(No)番号は付いておらず,. 掲載された論文は,和英混載で埋もれる心配がないので,. 採録が決まった論文から五月雨式に掲載されていた.し. Online Transactions には転載されていない.. かし定期刊行物でなければ IF 取得は難しいため,この.  2010 年には,情報処理技術者全体に論文という文化. たびの季刊化となった.特集号に採録された論文につい. を広めることを目指して,デジタルプラクティス(DP). ては,そのプレプリントが先行して論文誌ジャーナル. が創刊された.ICT 実務の現場で生み出される実践を論. (和)に掲載される.ここで,そもそも IF 取得は,世界. 文の形にまとめて発表するという新しい試みである.現. を牽引するような情報技術を日本から生み出していくた. 在の 7 種の定期刊行物はすべてオンラインであるが,学. めであることを再確認しておきたい.. 会誌とこの DP の 2 誌だけは紙の冊子も発行している..  最後に,本稿で書き切れなかった出来事やデータに. これは,一人でも多くの非会員の方々の目に触れるよう. ついては「情報処理学会 50 年のあゆみ」(情報処理学会. にするためである.DP は 2012 年度末までオープンア. 編 , 2010, http://www.ipsj.or.jp/50anv/50nenshi/data/. クセス,掲載料ナシの予定である.. pdf/top50.pdf)に詳しいので参照されたい. (2011 年 11 月 20 日受付). 情報処理 Vol.53 No.1 Jan. 2012. 73.

(3)

参照

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