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空港の所有・運営形態に関する体系的考察--国際比較を通じた空港民営化の現状と課題

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(1)商経学叢. 第57巻 第3号2011年3月. 空 港 の所 有 ・運 営形 態 に関 す る体 系 的考察 国際比較を通 じた空港民営化の現状 と課題. 横 概要. 見. 宗. 樹. 本 稿 の 目的 は,空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 に関 す る体 系 的 な 整 理 を 通 じて,空 港 民 営 化 の. 現 状 と課 題 を 明 らか にす る こ とで あ る。空 港 民 営 化 が 世 界 的 な 潮流 とい わ れ る昨 今 にお いて, 世 界 の 多 くの 空 港 で は,そ の 公 共 的 性 質 を 維 持 しつ つ も効 率 的 な 経 営 を 目指 さな くて は な ら な い 。 そ の 過 程 で 多 様 な 進 展 を 遂 げ て きた 空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 に関 して 考 察 した 結 果,公 的 部 門 の 一 定 関 与 を 留 保 しな が ら民 営 化 され た ケ ー スが 相 対 的 に 多 数 を 占め て お り,純 粋 な 民 間 所 有 空 港 は少 数 で あ る こ とが 明 らか とな った 。 空 港 経 営 の 効 率 化 を 目指 す た め に は,空 港 経 営 の 特 殊 性(専 門 知 識 と十 分 な 財 政 基 盤)を 考 慮 した うえ で,完 全 民 営 化 を 最 終 目標 と す る プ ロセ スが 重 要 で あ り,民 営 化 の 成 否 に 関 して 公 的 部 門 にお け る関 与 の 程 度 は重 要 な 鍵 を 握 る こ と にな る。. Abstract airport. The aim of this paper is to illustrate privatization. through. pattern. Great majority agement with maintaining have privatized. the airport. with some kind of public involvement,. efficient.. situation. ownership. and management. there are few airports. We find that full privatization. Success and failure. of airport. privatization. 空 港 民 営 化,空 港 経 営, 空 港 運 営 の 市 場 化,企 業 化,商 業 化. 原 稿 受 理 日2011年3月15日. which. process is significant. heavily on the degree of public involvement.. キ ー ワー ド. and issues of. of airports all over the world must drive for efficient mantheir public nature. In fact, while a large number of airports. fully owned by private sectors. to make airport. overviewing. the current. may depend.

(2) 第57巻. 1.は. 第3号. じ. め. に. 空 港 民 営 化 が 世 界 的 な 潮 流 とな って 久 しい。 こ う したな か で,世 界 の 多 くの 空 港 で は, その 公 共 的 性 質 を 維 持 しつ つ も効 率 的 な 経 営 を 目指 さな くて はな らな い。 そ の 過 程 で 空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 は多 様 な 進 展 を 遂 げて き た。 現 在 で は,単 に国 有 化 ・民 営 化 の 二 者 択 一・ の 議 論 だ けで な く,公 的 部 門 や 民 間 部 門 が 様 々な 程 度 に関 与 す る民 営 化 や 市 場 化 の 実 態 を 踏 まえ た考 察 が 必 要 とな る。 そ こで,本 稿 で は空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 に関 す る体 系 的 な 整 理 を通 じて,空 港 民 営 化 の 現 状 と課 題 を 明 らか にす る こ とを 目的 とす る。 そ こで,つ づ く第2節 で は公 的 所 有 と民 間 所 有(民 営 化)に 関 す る伝 統 的 な 議 論 を 整 理 したの ち,第3節 で,世. で は民 営 化 の 諸 形 態 に関 して 昨 今 の 議 論 に も とづ き分 類 す る。 そ の うえ. 界 の 国 際 空 港 に お け る所 有 形 態 の 実 際 を概 観 す る。 そ して,第4節. で は諸 外 国 の. ケ ー ス ス タ デ ィを 通 じて 世 界 の 空 港 民 営 化 の 手 法 につ いて 考 察 す る。 さ い ご に第5節 で 空 港 民 営 化 の 課 題 を 提 示 して,こ れ を ま と め とす る。. 2.伝. 統 的 な フ レー ム ワー ク. 元 来,空 港 は国 や 地 方 自治 体 な ど公 的 部 門 が 所 有 す る こ とが 一 般 的 で あ った 。 イギ リス で 国 有 産 業 の 民 営 化 が 推 進 され た1980年 代 よ り,公 的 所 有 と民 間 所 有 に関 す る議 論 が 主 に ヨ ー ロ ッパ で 盛 ん に展 開 され た。 は じめ に,こ う した伝 統 的 議 論 につ いて 整 理 を す る。. 2.1公. 的 所 有 の 意 義(1). 一般的 に. ,ミ. ク ロ 経 済 学 で は 公 的 所 有(運. 営 も 含 む)の. 「市 場 の 失 敗 」 が 挙 げ ら れ る。 そ の ひ と つ が,公. 根 拠 と して,当. 該 産 業 にお け る. 共 財 の 供 給 で あ る 。 す な わ ち,消. 競 合 性 と 消 費 の 排 除 不 可 能 性 と い う 性 格 を も つ(純. 粋)公. 共 財 は,フ. 費の非. リー ラ イ ダ ー の 問 題. に よ り市 場 機 構 を 通 じ た 供 給 が で き な い か らで あ る 。 そ の 他 の 根 拠 と して,遠. 山(1987). は 「政 治 的 ・社 会 的 目 的 」 を 指 摘 す る 。 具 体 的 に は,①. 資源 ナシ ョ. ナ リ ズ ム,③. 外 資 に よ る 乗 っ 取 りの 防 止,④. 国 家 的 安 全 の 確 保,②. 社 会 的 価 値 の 追 求(2),で あ る(3)。. (1)本 項 の 記 述 は,主 に奥 野(1997),23∼30ペ ー ジ に依 拠 して い る。 (2)自 由,平 等,社 会 的 正 義,共 同 体 の 精 神 な どの 社 会 的 価 値 の 追 求 が 経 済 効 率 の 最 大 化 と両 立 し え な い場 合,公 的 部 門 が そ の 役 割 を 担 う こ と にな る。 具 体 例 と して,収 入 にい か な る影 響 を 及 ぼ そ う と有 色 人 種 差 別 を しな い(す べ きで な い)イ ギ リス の 公 営 バ ス が 挙 げ られ て い る。 (3)遠. 山(1987),61∼65ペ. ー ジ。 -232(722)一.

(3) 空港の所有 ・運営形態 に関す る体系的考察(横 見) 空 港 に関 して言 え ば,公 的所 有 の根 拠 と して 安 全 保 障上 の理 由 が挙 げ られ る こ とが多 い。 た とえ ば,民 営 化 され た空 港 が 外 国 資 本 に買 収 され た場 合 に国 益 を 損 ね る可 能 性 が あ る ほ か,そ の 国 の 拠 点 空 港 が 外 国 資 本 の 傘 下 に置 か れ た場 合 は有 事 の 際 に支 障 を きた す こ とが 考 え られ る。 しか しな が ら,イ ギ リスの 空 港 民 営 化 の 先 駆 的 事 例 と して 知 られ るBAAが 2006年 に ス ペ イ ンの デ ィベ ロ ッパ ー で あ る フ ェロ ビア ル(Ferrovial)に. 買 収 され た よ う. に,も はや 空 港 は グ ロー バ ル な 投 資 の 対 象 で あ り,安 全 保 障 を は じめ と した 公 的 所 有 の 論 理 は成 立 しづ らい状 況 とな って い る。 テ ロ に対 す る保 安 業 務 も含 めて,行 為 規 制 で 対 応 可 能 と考 え られ るか らで あ る。. 2.2民. 営 化 の理 論 的根 拠. 公 的 部 門 が民 営 化 され る根 拠 は主 に4点 が挙 げ られ る。1つ. 目 は,「 公 的部 門 の 非 効 率. 性 」 で あ る。 一 般 的 に,公 的 部 門 は民 間 部 門 が 平 均 的 に実 現 で き る水 準 よ りも は るか に低 いパ フ ォ ー マ ンス しか 実 現 で きな い と され るq)。な ぜ な らば,「 公 共 性 の実 現 」 な ど公 的 部 門 が 第 一 に掲 げ る 目的 は,「 企 業 性 の維 持 」(利 潤 目的)と. 同時 に達 成 す る こ と は困 難 だ か. らで あ る。 植 草(1991)は,公. 的 部 門 の 非 効 率 要 因 と して,① 経 営 の 自律 性 の 制 限,② 保 護 的 体 質. (民 間企 業 の よ うな倒 産 の可 能 性 が な い こ と),③ 安 全 重 視 行 動(経 営 改 善 の た め に積 極 的 に リス ク を取 ろ う と しな い こ と),な どを 指 摘 して い る(5>。この よ うに,市 場 経 済 に見 られ る よ うな 競 争 原 理 が 働 か な い た め に発 生 す る非 効 率 を 「X非 効 率 」 と い う。 松 原(1991) は,公 的 部 門 に お いて 組 織 上 の 非 効 率 な どX非 効 率 が 問 題 とな れ ば,民 営 化 以 外 に この 問 題 の 解 決 方 法 はな い と指 摘 して い る(6)。 2つ 目 は,「 財 政 収 支 の 改 善 」 で あ る。 民 営 化 に よ り公 有 資 産 を売 却 す る こ とで,そ. の. 売 却 益 が 国 や 地 方 自治 体 の 財 政 収 入 に計 上 され る ほか,民 営 化 企 業 か ら は固 定 資 産 税 や 法 人 税 の 収 入 を得 る こ とが で き る。 実 際 に,イ ギ リスで は1980年 代 のBAAを. は じめ とす る. 国 営 企 業 に お け る一 連 の 民 営 化 は,政 府 の 財 政 収 支 の 改 善 が 主 た る 目的 で あ った と いわ れ て い る。 3つ 目は,「 幼 稚 産 業 か らの脱 却 」 で あ る。 幼 稚 産 業 とは 将 来 的 な成 長 が見 込 め る もの の,そ の 時 点 で は産 業 と して 発 展 途 上 に あ り競 争 力 が 脆 弱 な 産 業 を 意 味 す る。 産 業 育 成 の. (4)植. 草(1991),. 254∼255ペ. ー ジ 。. (5)植. 草(1991),. 255∼260ペ. ー ジ 。. (6)松. 原(1991),. 69ペ. ー ジ 。. 一233(723)一.

(4) 第57巻. 第3号. 観 点 か ら国 は幼 稚 産 業 を 保 護 す る こ とが 正 当化 され,こ れ が 産 業 国 有 化 の 根 拠 の ひ とつ と な る。 しか し,当 該 産 業 が 成 熟 して 市 場 競 争 に耐 え う る経 営 基 盤 が 構築 され る と,そ の 時 が 民 営 化 の 契 機 の ひ とつ とな る。 4つ 目 は,「 社 会 や市 場 の条 件 変 化 」 で あ る。 先 に述 べ た よ うに 「政 治 的 ・社 会 的 目的」 に よ って 公 的 所 有 され る ケー スで は,そ の 時 代 的 役 割 を 終 え る と,統 廃 合 や 民 営 化 な どの 組 織 改 革 を迫 られ る こ と にな る。 た と え ば,「 日本 た ば こ産 業 株 式 会 社 」 の民 営 化 に関 し て い う と,そ も そ も政 府 が た ば この 製 造 専 売 を は じめ た き っか け は 日露 戦 争 の 戦 費 調 達 で あ っ たが,そ の 歴 史 的 使 命 は既 に終 え て い る。 さ らに,当 初 は公 的 所 有 が 適 切 で あ って も,社 会 や 市 場 の 条 件 変 化 に よ って,の. ち に不. 適 切 な もの とな るケ ー ス も あ る。 た とえ ば,イ ギ リスで は,社 会 主 義 化 の 手 段 と して 国 有 化 政 策 が 実 施 され た と考 え られ て い るが,サ. ッチ ャー 政 権 の 誕 生 を 契 機 と した 時 代 の 変 化. と と も に,や が て 民 営 化 政 策 が 国 民 に受 け入 れ られ て い くこ と にな る。 この よ う に,民 営 化 の 根 拠 は様 々で あ るが,空 港 に関 して 言 え ば非 効 率 の 改 善 と政 府 の 財 政 収 支 の 改 善 が 主 た る動 機 づ け とな る。 前 者 に関 して は,民 営 化 に よ り資 本 市 場 へ の ア クセ スが 容 易 にな る ほか,ピ ー ク ・ロー ド ・プ ラ イ シ ングや 発 着 枠(ス. ロ ッ ト)に 対 す る. 入 札 制 の 導 入 な ど,市 場 メ カニ ズ ムを 活 用 した弾 力 的 な 価 格 戦 略 を 実 行 す る こ とが 可 能 と な る。 さ らに,空 港 経 営 者 の 経 営 裁 量 権 が 拡 大 す る こ と に よ り,旅 客 ター ミナル の 商 業 活 動 な どの 非 航 空 系 活 動 を 含 め た 自 由な 空 港 経 営 を 展 開 す る こ とが で き,利 潤 動 機 に基 づ く 収 益 最 大 化 を図 る こ とが で き る。 つ ぎ に後 者 の 財 政 収 支 の 改 善 に関 して は,政 府 や 地 方 自治 体 は空 港 資 産 の 売 却 益 を 財 政 収 入 と して 計 上 で き る ほか,民 営 化 され た空 港 が 利 益 を あ げ る と固 定 資 産 税 や 法 人 税 の 収 入 を得 る こ とが で き る。 ま た,民 営 化 以 前 に空 港 運 営 に補 助 金 を 投 入 して いた とす れ ば, これ を他 の 公 共 サ ー ビス に振 り向 け る こ とで 国 民 や 住 民 に対 す るサ ー ビ スの 相 対 的 向 上 を 図 る こ とが 可 能 とな る。 こ う した メ リ ッ トが あ る一 方 で,民 営 化 され た空 港 で は地 域 独 占 に よ る市 場 支 配 力 の 行 使 に対 す る一 定 の 歯 止 めが 必 要 とな る。 す な わ ち,空 港 使 用 料 や 旅 客 ター ミナル の 施 設 使 用 料 な ど に対 す る独 占的 な 価 格 設 定 や,サ ー ビスや 生 産 物 に お け る質 の 低 下 を 排 除 す るた め,政 府 や 監 督 官 庁 は効 果 的 な 経 済 的 規 制 を 講 じな けれ ばな らな い。 た とえ ば,イ ギ リス のBAAは. 所 有 す る7つ の 空 港 を 一 括 して 民 営 化 した た め,と. 考え られる ヒー ス ロー(Heathrow),ガ. トウ ィ ック(Gatwick),ス. りわ け市 場 支 配 力 が 顕 著 と タ ンステ ッ ド(Stansted). の ロ ン ドン3空 港 に お いて,規 制 機 関 で あ るCAA(CivilAviationAuthority:民 一234(724)一. 間航.

(5) 空港の所有 ・運営形態 に関す る体系的考察(横 見) 空 安 全 庁)は 空 港 使 用 料 に対 して プ ラ イ ス キ ャ ップ規 制 を 課 す こ とで 適 正 な 料 金 水 準 を 担 保 して い る(7)。. 3.民. 営化 の諸 形 態. 民 営 化 が 世 界 的 な潮 流 とな って以 降,様 々な 形 態 の民 営 化 が実 施 され て き た。そ もそ も, 民 営 化 の 定 義 は一 意 に存 在 す る もの で はな く論 者 に よ って 様 々 に解 釈 され て い るが,簡 潔 に表 現 す る と 「公 的 部 門 か ら民 間 部 門 へ の 所 有 権 の 移 転 」 で あ る。 所 有 権 の 「どの 程 度 の 比 率 」 を 「どの よ うな 方 法 」 で 移 転 す るか に よ り,民 営 化 は い くつ か の 形 態 に分 類 す る こ とが で き る。Graham(2008)は,空. ①. 港 民 営 化 の形 態 を以 下 の とお り分 類 して い る(8)。. 株 式 公 開(shareflotation):株 全 民 営 化,そ BAAの. 式 市 場 に お け る 株 式 公 開 で あ る。100%の. れ 以 外 を 部 分 民 営 化 と い う。2008年. み で あ り,あ. 公開を完. の 時 点 で完 全 民 営 化 され た空 港 は. と は 全 て 部 分 民 営 化 で あ る 。 株 式 公 開 で は,空. 港 経 営 に対 す る. 経 済 的 リス ク や 実 質 的 な 経 営 権 は 政 府 か ら株 主 に 移 転 す る。 と り わ け 大 規 模 な 空 港 は, 成 長 の 見 込 み が 高 い こ と に加 え て 他 の 空 港 や 交 通 機 関 との 競 争 が 限 られ て い る こ とか ら,一 ②. 般 的 に株 式 市 場 で は好 感 され る。. ト レ ー ド ・セ ー ル(tradesale):空. 港 の 一 部 も し く は 全 て を ト レー ドパ ー トナ ー や. 投 資 機 関 か ら構 成 さ れ る コ ン ソ ー シ ア ム に 売 却 す る こ と で あ る 。 売 却 に あ た り,空. 港. の 経 営 面 や 技 術 面 に 対 す る パ ー トナ ー の 専 門 知 識 や 財 政 的 能 力 が 問 わ れ る こ と に な る 。 ③. コ ン セ ッ シ ョ ン(concession):一 経 営 権 の 買 い 取 り,ま 加 え て,投. 定 期 間(一. 間)に. お け る空 港. た は 空 港 の リー ス で あ る 。 一 般 的 な 契 約 形 態 は,初. 期支払額 に. 資 保 証 額 ま た は 年 間 使 用 料(あ. コ ンセ ッ シ ョ ネ ア(経. 営 権 の 保 持 者)は. 般 的 に は20∼30年. る い は,こ. の 双 方)を. 支 払 う もの で あ る。. 全 て の 経 済 的 リ ス ク を 負 担 して,経. 将 来 投 資 に 対 す る 責 任 を も た ね ば な らな い 。 こ れ は,発. 営全般や. 展途上国で一般的な方法 とさ. れ て い る。 ④. プ ロ ジ ェ ク ト ・フ ァ イ ナ ン ス 型 の 民 営 化(projectfinanceprivatization):は に 民 間 企 業 が 空 港 や 空 港 施 設 を 建 設 して 経 営 す る 。 そ して,一 政 府 に 戻 る 方 式 で あ り,そ. (7)空. 定 期 間 の 後 に所 有 権 が. の 一 形 態 と し てBOT(build-operate-transfer)が. 港 民 営 化 の メ リ ッ ト と 規 制 の 必 要 性 に 関 し て はCraig(1996)に. (8)Graham(2008),pp.25∼35. -235(725)一. じめ. 基 づ く。. 良 く知.

(6) 第57巻. 第3号. られ て い る。 これ は,大 規 模 な 投 資 が 必 要 な ケー スで 採 用 され る方 法 で あ る。 ⑤. 経 営委 託(managementcontract):所. 有 権 は政 府 に あ るが,受 託 企 業 が 空 港 経 営. の 責 任 を引 き受 け る。 政 府 が 受 託 企 業 に対 して 経 営 成 果 に連 動 した 経 営 手 数 料 を 支 払 う場 合 と,受 託 企 業 が 政 府 に対 して 収 入 の 一 定 割 合 を 支 払 う場 合 とが あ る。 投 資 は政 府 の 責 任 の も とに実 施 され るが,全 体 の経 済 的 リス クは政 府 と受 託 企 業 で共 有 され る。 政 府 は所 有 権 を 手 放 さな い こ とか ら,こ れ は政 治 的 に受 け入 れ や す い方 法 と いえ る。. さ ら に,民. 営 化 に 至 らず と も,所. 有 権 を 公 的 部 門 に留 保 した ま ま経 営 効 率 の 改 善 を 目指. す 方 法 も あ る 。 そ の ひ とつ が,「 企 業 化 」(corporatization)で 有 を 維 持 し た ま ま,そ. あ る 。 企 業 化 と は,公. の 経 営 組 織 を 企 業 体 に 移 行 す る こ と で あ る 。 す な わ ち,株. ま た は 地 方 自 治 体 が 所 有 す る 一 方 で,商. 方 の11空 港 を 傘 下 に 収 め る 「ハ イ ラ ン ズ&ア. の,ス. 式 は政 府. 法 上 は 一 般 の 株 式 会 社 と 同 じ取 り扱 い と す る こ と. で 自 由 な 企 業 行 動 を 認 め る と こ ろ に 意 義 が あ る 。 た と え ば,イ. AirportsLtd)は,ス. 的所. ギ リ ス の ス コ ッ トラ ン ド地. イ ラ ン ズ 空 港 会 社 」(Highlands&Islands. コ ッ トラ ン ド大 臣(ScottishMinisters)が. 所 有 権 を 有 す る もの. コ ッ トラ ン ド政 府 が 全 額 出 資 す る 企 業 体 に よ り運 営 さ れ て い る 。. こ う し た 企 業 化 や 民 営 化 を 含 め て,空 mercialization)と. 港 運 営 を 市 場 化 す る こ と を 広 く 「商 業 化 」(com-. い う 。 い ず れ の 形 態 を 採 用 す る か は,公. 与 の 比 率 を 制 約 条 件 と して,民. 的 部 門 に留 保 す る所 有 権 の 所. 間 部 門 や 市 場 機 構 の 活 用 効 果 を 最 大 化 す る と い う最 適 化 問. 題 を解 くこ と と いえ るで あ ろ う。 そ れ で は,実. 際 の 空 港 で は,ど. の よ う な 形 態 が 採 用 さ れ て い る の で あ ろ う か 。 図1は,. 2007年 の 世 界 に お け る 国 際 空 港 の 所 有 形 態 を 示 し た も の で あ る 。 こ れ に よ る と,最 形 態 は 企 業 体 で あ り,全 80%が. 体 の 約40%を. 国 有 企 業 で あ り,純. い 。 し た が っ て,世. 占 め て い る 。 しか しな が ら,そ. 粋 な 民 間 所 有 企 業 は 約20%(全. 界 的 な 民 営 化 の 潮 流 と い え ど も,全. 体 で は10%弱 体 の90%強. 出 所:ICAO(2008),p.4。 図1世. 界 に お け る 国 際 空 港 の 所 有 形 態(2007年) -236(726)一. も多 い. の企業体のなかで約 の 比 率)に. 過 ぎな. で は国 や 地 方 自治 体 な.

(7) 空港の所有 ・運営形態 に関す る体系的考察(横 見) どの 公 的 部 門 が 程 度 の 差 こ そ あれ 所 有 権 を 留 保 して い る現 状 が 理 解 で き る。. 4.諸. 外 国 の 事 例. っ つ いて,諸 外 国 の 事 例 を 具 体 的 にみ て い くこ と とす る。 図2は,世 実 績 を示 した もの で あ る。1987年 にBAAが. 界の空港民営化の. 株 式 公 開 に よ り民 営 化 され て 以 降,近 年 で は. トレー ド ・セ ール が 増 加 して い る。 これ は,空 港 経 営 の 特 殊 性 に よ る もの と考 え られ る。 す な わ ち,空 港 経 営 に は技 術 的 側 面 を 含 め た専 門 知 識 や,非 航 空 系 活 動 に対 す る ノ ウハ ウ が 不 可 欠 で あ る た め,こ れ らを 備 え た組 織(ト. レー ドパ ー トナー や コ ン ソー シ ア ム)に 空. 港 経 営 を委 ね る必 要 が あ るか らで あ る。 さ らに は,前 節 で 述 べ た よ う に,コ. ンセ ッシ ョ ンに よ る形 態 は アル ゼ ン チ ンや 南 ア フ リ. カな どの 発 展 途 上 国 に多 くみ られ,主. と して コ ンセ ッシ ョネ ア に よ る経 済 的 リス クの 負 担. や,経 営 ・投 資 に対 す る責 任 の 引 き受 けな ど,そ の 経 済 的 貢 献 の 獲 得 が 目的 で あ る と推 測 され る。 それ で は,各 国 の 空 港 民 営 化 につ いて,3つ. ■1ノト.'、ム1/11■r〆. 「 冒L/レ. の 特 徴 的 な 事 例 を み て い こ う。. ■ ノ 外1小 コニ丁 天「ノJソ しム1」. ■ 一!し. 一 ノ!コ!. 出所:UBSイ ンベ ス トメ ン ト ・バ ン ク 「今 後 の 国 際 拠 点 空 港 の あ り方 に関 す る懇 談 会 」 説 明 資 料(2006年12月)。 図2世. 4.1イ. 界の空港民営化の実績. ギ リ ス の 事 例(9). 世 界 に先 駆 けて 空 港 民 営 化 を 実 施 したの は イギ リスで あ る。 サ ッチ ャー 保 守 党 政 権 に よ. (9)主. に,横. 見(2009)に. 基 づ く。 一237(727)一.

(8) 第57巻 る 民 営 化 政 策 の な か で,1987年. に 英 国 空 港 公 団(BritishAirportsAuthority)の. 有 株 の 全 て が 時 価 総 額12億2,500万 BAAと. 改 称 さ れ た 。 た だ し,民. 株 式 が 政 府 に 留 保 さ れ,実. 営 化 と 同 時 に 「黄 金 株 」(GoldenShare)と. 令 に よ り廃 止 さ れ た 。 こ れ に よ り,BAAは. 民 営 化 す る こ と と な る 。2006年8月. に は,ス. 民 営 化 さ れ た こ と で,国. い う特 別 な に は黄 金 株 は 真の意味で完全. ペ イ ンの フ ェ ロ ビアル に よ る買 収 を 受 けて 上. トウ ィ ッ ク 空 港 を 売 却 して い る 。. 外 の 空 港 や 空 港 タ ー ミ ナ ル の 商 業 施 設 の 経 営 受 託,免. 税 店 や 不 動 産 事 業 に 関 す る 子 会 社 の 設 立 な ど,様 を 図 る と と も に,そ. 織名 が. に は 規 制 機 関 で あ る競 争 委 員 会(CompetitionCommission)の. 寡 占 排 除 を 目 的 と し た 勧 告 に よ り,ガ BAAは. 政府保. ポ ン ドで ロ ン ド ン 証 券 取 引 場 に 上 場 さ れ,組. 質 的 な 外 資 規 制 が お こ な わ れ た 。 しか し,2004年. 反 競 争 的 と の 理 由 か らEU指. 場 を 廃 止 し,2009年12月. 第3号. 々 な 非 航 空 系 活 動 に 進 出 し,経. 営多角化. の 収 益 を 拡 大 して き た 。 こ れ が 企 業 価 値 の 向 上 を も た ら し,フ. ェロビ. ア ル に よ る 買 収 の 端 緒 と な っ た と 考 え られ る 。 ま た,イ. ギ リスで は地 方 空 港 に お いて も民 営 化 を は じめ とす る商 業 化 が 積 極 的 に実 施 さ. れ て い る 。 そ の 形 態 は,民. 営 化 で は 公 的 部 門(地. す る ケ ー ス が 一 般 的 で あ り,そ. の 他 に も,先. 元 自 治 体 な ど)と. 民 間 部 門 の 双 方 が 出資. に 挙 げ た ハ イ ラ ン ズ&ア. イ ラ ン ズの よ うな 企. 業 化 の 事 例 も 数 多 く存 在 す る 。. 4.2オ. ー ス トラ リ ア の 事 例 ⑩. オ ー ス トラ リ ア で は1980年 1986年. 代 ま で は80以 上 の 空 港 が 政 府 に よ り所 有 ・運 営 さ れ て い た 。. に 政 府 はFAC(FederalAirportsCorporation:連. 空 港 の 所 有 権 が 移 管 さ れ た 。1994年. 設 立 し,23の. に 政 府 は 財 政 赤 字 削 減 を 目標 と し て 「 空港民営化計画」. (AirportsPrivatizationProgram)を が 決 定 さ れ た 。 そ して1995年. 邦 空 港 会 社)を. 立 ち 上 げ,FACが に,こ. 所 有 す る22空 港 の 民 営 化 方 針. れ らの 空 港 を ト レー ド ・セ ー ル に よ り2期. に分 けて 民. 間 組 織 に リー スす る こ とが 正 式 決 定 され た。 1997年. に 第1期. (Perth)の. 各 空 港 が,1998年. ぞ れ50年(49年 5,300万. と して,ブ. リ ス ベ ン(Brisbane),メ に 第2期. と して,8つ. の 延 長 オ プ シ ョ ン 付 き)の. ⑩ICAOの. オ ー ス トラ リ ア ドル の 費 用 で7億3,000万. 資 料(2008年12月)に. の 主 要 空 港 と7つ. 基 づ く。 -238(728)一. ー ス. の 地 方 空 港 が,そ. 長 期 リー ス の 認 可 を 受 け た 。 第1期. オ ー ス トラ リ ア ドル の 費 用 で33億4,000万. は3,540万. ル ボ ル ン(Melbourne),バ. れ. に は1億. オ ー ス トラ リ ア ドル の 収 益 を,第2期. に. オ ー ス トラ リ ア ドル の 収 益 を 挙 げ た と.

(9) 空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 に関 す る体 系 的 考 察(横 見) 推 計 され て い る。 さ ら に,1998年. に は シ ドニ ー(Sydney)空. た め の 企 業 が 設 立 さ れ,同 残 る5つ. 年 にFACは. 港 を は じ め と す る周 辺 空 港 等 を リー ス す る 業 務 を 終 了 して い る。 そ し て,2000年. の 空 港 に お け る 売 却 プ ロ セ ス が 開 始 さ れ,2003年12月. 代初頭 には. に空 港 民 営 化 計 画 は全 て 完. 了 した。. 4.3ド. イ ツ の 事 例ql). ドイ ツ 政 府 は1982年. に 空 港 民 営 化 の 計 画 を 発 表 し た 。18の 国 際 空 港 の う ち5つ. 民 間 部 門 の 少 数 出 資(minorityparticipation)に. よ り部 分 民 営 化 さ れ,い. 空 港 は 完 全 民 営 化 さ れ た 。 最 初 の 民 営 化 計 画 は1996年 2003年. 港 が,デ. くつ か の 地 方. に ベ ル リ ン で 開 始 さ れ た も の の,. に 民 間 投 資 グ ル ー プ の 撤 退 に よ り失 敗 に 終 わ っ て い る 。1997に. め て デ ュ ッ セ ル ドル フ(DUsseldorf)空. の空港が. は,国. 際 空 港 で は初. ュ ッセ ル ドル フ 市 と 民 間 コ ン ソ ー シ ア ム. の 半 数 ず つ の 出 資 に よ り部 分 民 営 化 さ れ た 。 ま た,フ. ラ ン ク フ ル ト(Frankfurt)空. す る 空 港 で あ っ た が,2001年. 港 は,政. 府 や 州 や 市 な ど の 公 的 部 門 が100%所. に 運 営 企 業 と し て フ ラ ポ ー ト(FraportAG)を. 規 株 式 公 開 に よ り上 場 を 果 た した 。2008年. ラ ン ク フ ル ト市 が20.16%,ジ. ア ・ホ ー ル デ ィ ン グ(JuliusB証Holding)が10.35%,ル. フ ラ ン ク フ ル ト ・ハ ー ン(Frankfurt-Hahn)な. ル コ,エ. ジ プ ト,イ. ン ド,中 国,ペ. ュ リ ア ス ・ベ. フ トハ ン ザ 航 空 が9.94%と. て い る 。 こ の よ う に フ ラ ポ ー トは 過 半 数 が 公 的 所 有 で あ る が,に. じ め,ト. 設 立 し,新. の 時 点 に お け る フ ラ ポ ー トの 主 要 な 株 主 構 成 は,. ヘ ッセ ン州(StateofHesse)が31.57%,フ. (Hanover)や. 有. な っ. も 関 わ らず ハ ノ ー バ ー ど ドイ ツ の 主 要 空 港 を は. ル ー な ど世 界 各 地 で 空 港 経 営 を 実 施 し て い る 。. と. 5.ま. め. 本 稿 で は,空 港 民 営 化 の 現 状 と課 題 を 明 らか にす る こ とを 目的 と して,空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 を概 観 して き た。 民 営 化 の 定 義 を 「公 的 部 門 か ら民 間 部 門 へ の 所 有 権 の 移 転 」 とす れ ば,空 港 民 営 化 の 主 要 な 動 機 づ けの ひ とつ で あ る 「非 効 率 の 改 善 」 と,そ れ に と もな う 空 港 経 営 者 の 経 営 裁 量 権 の 拡 大 につ いて,そ の 効 果 を 最 大 限 に発 揮 す るた め に は,所 有 権 を全 て(100%)民. qDICAOの. 間 に移 転 させ る こ とが不 可 欠 と考 え られ る。 そ の意 味 で,イ. 資 料(2008年12月)に. 基 づ く。 -239(729)一. ギ リスの.

(10) 第57巻. BAAは. 完 全 民 営 化 の 唯一 の事 例(2008年. 第3号. の 時点)と. しか しな が ら,イ ギ リスの 事 例 に よ る と,BAAは. して注 目す る こ とが で き た。 民 営 化 以 降 に非 航 空 系 活 動 で 画 期 的. な 収 益 基 盤 の 拡 大 を 遂 げた こ とで,こ れ が最 終 的 に外 資 に買 収 され る端 緒 と な っ た。BAA 以 降 の 民 営 化 で は,何. らか の 形 で 公 的 関 与 が 留 保 され た民 営 化 とな って い る。 た とえ ば,. オ ー ス トラ リアで は長 期 リー ス と い う政 府 の 関 与 を 完 全 に は手 放 さな い形 で の 民 営 化 が お こな わ れ,同 様 に ドイ ツの フ ラ ポー トで も過 半 数 が 公 的 所 有 の 形 で 民 営 化 され て い る。 と は いえ,こ. う した官 民 協 働 に よ る空 港 経 営 の 手 法 は,責 任 の 所 在 が 不 明 確 とな る可 能. 性 が 指 摘 され る。 た とえ ば,Oum,Adler&Yu(2006)に. よ る と,政 府 が100%所. 有す る. 空 港 や 政 府 部 門 が 運 営 す る空 港 は,民 間 主 体 の 空 港 と何 ら生 産 性 に有 意 差 が な い とす る一 方 で,政 府 主 体 の官 民 協 働 で 運 営 され る空港 や,複 数 の公 的 部 門 か ら運 営 され る空 港 で は, 民 間 主 体 の 空 港 よ りも生 産 性 が 有 意 に低 い こ とが 実 証 され て い る。 この こ と は,官 民 協 働 で 空 港 経 営 す る く らいな ら,責 任 の 所 在 を 一 元 化 した完 全 公 的 所 有 の 形 を 採 用 した ほ うが 生 産 性 の 面 か らは好 ま しい こ とを 示 唆 す る もの で あ る。 完 全 民 営 化 は,BAAの. 事 例 の よ う に外 資 に買 収 され る可 能 性 を 含 む ほか,ド. 例 の よ う に民 間 事 業 者 の 撤 退(あ. る い は倒 産)に. イ ツの 事. よ り頓 挫 す る可 能 性 も あ る。 しか しな が. ら,空 港 経 営 の効 率 化 を 目指 す た め に は,空 港 経 営 の 特 殊 性(専 門知 識 と十 分 な財 政 基 盤) を考 慮 した うえ で,完 全 民 営 化 を 最 終 目標 とす る プ ロセ スが 重 要 で あ る と考 え られ る。 昨 今 の空 港 民 営 化 の潮 流 の な か で,公 的 部 門 にお け る関与 の程 度 を いか に設 定 す るか は, 民 営 化 の 成 否 を左 右 す る重 要 な 鍵 と いえ るで あ ろ う。. 追. 記. 斎 藤 峻 彦 先 生 に は,筆 者 が 所 属 す る 日本 交 通 学 会 等 を 通 じて 様 々な ご指 導 を い た だ い て い る。 先 生 に は,交 通 研 究 にお いて は理 論 の み な らず 現 実 に 目を 向 け る こ との 大 切 さを 教 わ った 。 こ こに 感 謝 の 意 を 表 す る と と も に,先 生 の ます ます の ご健 勝 を お 祈 り 申 し上 げ る。. 参. 考. 文. 献. Craig, E. D. (1996) "The Benefits and Costs of Airport Privatization" in Hakim, S., Seidenstat, P. & Bowman, G. W. (eds.), Privatizing Transportation Systems, Praeger. Graham, A. (2008) Managing Airports, Third Edition: An international perspective, Butterworth Heinemann. ICAO (2008) Ownership, Organization and Regulatory Practices of Airports and Air Navigation Services Providers. 一240(730)一.

(11) 空 港 の 所 有 ・運 営 形 態 に関 す る体 系 的 考 察(横 見). 松 原 聡(1991)『 奥 野 信 宏(1997)『. 民 営 化 と規 制 緩 和 』 日本 評 論 社 。 公共経済学』岩波書店。. Oum,T.H.,N.Adler&C.Yu(2006)"Privatization,corporatization,ownershipformsand theireffectsontheperformanceoftheworld'smajorairports"ノo膨rη. α1げA'rτr侃3por'. ルノ αηα86配6ηちVol.12.No.3. 遠 山 嘉 博(1987)『 植 草 益(1991)『 横 見 宗 樹(2009)「 第5巻. 第1号. 現代公企業総論」東洋経済新報社。 公的規制の経済学」筑摩書房。 イ ギ リ ス の 地 方 空 港 に お け る所 有 形 態 と経 営 成 果 の 定 量 分 析 」 『大 阪 商 業 大 学 論 集 」 。.

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参照

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