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JAIST Repository: IMD 科学技術 World Competitiveness の時系列分析

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

IMD 科学技術 World Competitiveness の時系列分析

Author(s)

丹羽, 冨士雄; 桑原, 輝隆

Citation

年次学術大会講演要旨集, 17: 535-538

Issue Date

2002-10-24

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6777

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2C24

IMD

科学技術

WorldCompetitiveness

の時系列分析

0 丹羽富士

雄 ( 政策研究大学院大Ⅰ文科 省 ・科学技術政策研 ) , 桑原糖 隆 ( 文科 省 ・科学技術政策研 ) 1. はじめに 本研究においては、 広く注目を浴びている TMD の世界競争力 (World Competitiveness[l1) の時間的傾向を 分 析 する。 分析の対象にするのは、 科学技術分野の 競争力を構成する 変数 ( 報告書では Cri ね nia と呼ぶ ) であ る。 本所 究 はまず、 科学技術世界競争力の 時間的傾向の 国際比較を企図した。 次いで、 競争力の要因を 明らかにし、 さらに 使 用 変数や競争力算出法の 問題点を明らかにしょうとした。 IMD,"TheWorld CompetitivenessYearbook 一 2002n, 2. 使用変数 IMD が世界競争力報告書を 出版し始めたのは 1996 年であ る。 しかし、 変数が充実したのは 1988 年報告書からで あ る。 これらの報告書の 中で、 科学技術分野は 8 つあ る分野のⅠつになった。 しかし、 2001 年報告書からは 全変数は 4 つの分野に統合され、 従来の科学技術分野の 世界競争力は 算出されなくなった。 さらに、 報告書の出版 年 と統計の測 定年は異なるばかりでなく、 各報告書は最新のデータを 採用しているために、 同じ報告書でも 測定年の異なるデータを

使用している。 また、 調査 票 調査による変数 (SoftCr 血 nia と呼び、 統計データの 場合は HardCri ね nia と呼んでい る ) では、 同じ趣旨ではあ るものの、 質問の内容が 微妙に異なっていたりする。 そこで、 これらの変数の 使用状況あ るいは存在状況を 測定年を基準に 表示したのが、 Tab. l であ る。 表で、 0 はそ の 年に測定されたデータがあ ることを、 一は 無いことを示す。 ソフト変数の 場合には、 変数番号に下線を 引いた。 また、 同趣旨でも質問の 内容が異なる 場合は、 同じ変数番号で A 、 B の 枝 記号を付した。 なお、 ソフト変数は 報告書と異なり、 最良 +5 、 最悪・ 5 、 中庸 0 の尺度に統一した。 ノーベル賞に 関するデータでは、 一部直近の数年の 平均値を使用してい る場合があ る。

Tab ,Ⅰ S Ⅰ ence@and@Techno Ⅰ gy@Criter Ⅰ

Ⅱ 0 C Ⅱ te Ⅱ a '88'89@ '90@ '91@ '92@ '93@ '94@ '95@ '96@ '97@ '98@ '99@ '00@ '01@ '02

' " 。 ' 』ら午。 。 。 " 。 ' 。 。 。 "" 。

2@ Total@Expenditure@on@R&D@per@capita

3@ Tot@@ ExpenUture@on@R&D@% - 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ・

4@ Business@ Exoenditure@ on@ R&D

5@ BuSness@ExpenUture@on@R&D@per@caPta

Tot@ R&D ̄ersonn9 Nat@ nwi e

7@ Tot@@ R&D@Personn0@ Nat@ nwi e@per@caPta@ -@ 0

Tot@ R&D ̄ersonno @ Bu$ness・nterpri e

皿 Qua Ⅲ 田 Engineers

12@ Technol gic@@ Cooperati n

-@ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

化 ぬ Ve@opmentandAppl ㎏ tion ofTechno@y

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16 Nobel Prizes 0@ 0 17@ Nob9@ Prizes@per@capita 0@ 0 18@ Basic@Research

, 0 0 0 0 0 0 0 0 20-A

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(3)

23 s 捌 。 。 P 。 也 ntsAbr0"d P 燕 ㎡ 舶 dcopy バ Ⅰ htpro ね Ⅰ 廿 ㎝

24B lnte Ⅱ 0 曲 田 pro

25 Number{f ̄atents  Force 2%

この表から、 分析はデータの 充実している 1992 年から 2000 年を対象にすることにした。 3.

科学技術世界競争力の 国際比較

IMD

の世界競争力の 計算法は必ずしも 細部にわたって

公開されていないし、

報告年によって 計算法が異なって い る

。 そこで本稿では、

同じ計算法で 科学技術の世界競争力を

算出した。

その計算法は 以下の通りであ

る。

Cj Ⅰ (l/nh.ZXh メ ㎝ 1+ Ⅰ /n,.ZXs ツ 0 , 1)72 ここで、 q は 篆 国の科学技術世界競争力、 Xh 。 と x," は篆国 の 各 八一 ド (h) とソフト (S) の 第五変数の値、 Oh, と 0 ,,はハ 一ドと ソフトの 策 i 変数の標準偏差、 nh と n, は 算出に使用されたハード 変数とソフト 変数の数であ る。 ハードとソフトの 各 変数の値をそれぞれ

標準偏差で除して、

ハードとソフトの

各平均値を計算し、

最後に両者の 平均を計算したものを 科学

技術国際競争力としている。

得られた結果を

図に示す。

F Ⅰ・Ⅰ S&T@Wor Ⅰ Competiti eness

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Korea

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, @6@ 1997@ 1998@ 1999 Year

2000

図は 、 日本が下降気味であ ること、 米国が上昇気味で , 特に 90 年代の伸びが 著 Ⅱ 迂と 、 日米の首位は 90 年代半

ばで交代していること、 フィンランド、

スイスの追い

上げで日本の、

2 位も厳Ⅱ

迂と、 等が読み取れる。

4. 科学技術世界競争力の 変数構成

mMm

の科学技術世界競争力を 構成している 変数間の関係を

分析した。

各年毎に因子分析を

適用して、

使用された 変数間にどのような 計量的な関係があ

るかを見た。

各年ほぼ同じような

結果を得た。 1999

年の結果を典型別として 示 す

。 なお、 本図の因子負荷量は、

主軸法を採用して 得られた因子負荷量に バ リマックス回転を 施したものであ

る。

累積 寄与率は第 1 因子 54.9% 、 第 ・ 2 因子 80.4% であ った。

図は、

研究開発費など 統計量のうち 絶対値を示す 変数 ( それを

Power

名づけ、

●で示した ) が図の上部に 一群を

形成し、

同じ統計量を 人口等で除した 変数 ( それを Density と

名づけ、

菱形で示した ) 群は右端に群居し ( 左方に位置 する変数はいわゆる

成長率系の変数で、 密度を示さず、

分析から除外する )

一方ソフト変数は ( ▲ ) は X 軸 上に並んで

いる。 これにより、

ハード変数は 絶対値と相対位の 2

群に分け、

それ等とは独立にソフト 変数を処理できると

考えた。

(4)

Fi ・ 2@Factor@Loa Ⅰ ngs@of@All@Criter ⅠⅠ 1999 l.o

Ⅰ●

A

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小 A 0.8 ▲ 1. 。 ◆ Densi Ⅳ

モあ そこで、 ハード変数 群と ソフト変数群から、 各国各年のハード 科学技術競争力とソフト 同を計算した。 計算方法は双 掲の計算式で、 第 1 項を前者、 第 2 項を後者とした。 得られた結果を 下に示す。 Fig , 3@Hard@vs ・ Soft ・ 00

" 。 。 i 。 " "

" 。 ・ " 。 。 ⅠⅠ anCe " … 選 … "Germ 卸 ly """" 。 。 9"" @@+@@India ロ ⅠⅠ 臆 pan

Korea №「 d

Sw セ er@and Tawan UK

。 "" 図から、 米国だけがハード 競争力とソフト 競争力とを共に 大幅に増加させていること、 日本だけがソフト 競争力を減少 させていること、 ドイツのソフト 競争力は一時減少したものの 最近は回復していること、 フィンランドは 近年ハード競争力 と ソフト競争力を 共に増加させていること、 などを読み取ることができる。 なお、 ソフト競争力の 値に一部ジバザバ 的な変 動 が見られる原因の 一つは、 使用した統計が 年毎に必ずしも 一致していないからと 思われる。 5. 個別変数の動向 変数を個々に 分析したところ、 以下のような 結果を得た。 以下はいずれも 日本について、 時系列変動を 国際比較し た 結果とその考察であ る。 (1) 日本は、 資金、 人材、 特許を中心とするハード 変数について、 90 年代を通じて 一貫して高い 水準にあ る。 その一方

(5)

(2)

ここで注目すべき

点は、

これらのソフト 変数の大部分について 日本の値自体は

90

年代を通じてそれほど 変動して いないものが 多いことであ る。 す な れ ち 、 90 年代初頭においては、 これらの変数について 日本は他国との 比較にお いて高い水準にあ

った。 しかし、

90

年代を通じて 多くの国において 変数値が上昇した

結果、

現在においては 相対値 は中位から下位まで 低下している。

(3)

ソフト変数の

質問票調査は、

産業界を中心とする 回答者に絶対評価を 求めるものであ

るが、

たとえば大学と 企業の 間の知識の移転を

評価する場合、

回答者はアメリカなどとの 比較を俳頭に 置いて評価をすることになるケースが 多

いと考えられる。

この意味で日本のソフト 変数値自体がそれほど 変化していない (

低下してはいないにとは、

各種の システム改革に 関する施策等は 一定の成果を 上げていることを

意味すると考えられる。

問題は

多くの国においてこ れらの環境の 改善が日本より 急速に進んでいることであ る。

(4)

IMD

調査の科学技術関係については 日本はアメリカに 次ぐ第 2

位の位置を保っている。 しかし、

この時系列分析 の 結果は、 TMD の調査設計を 前提にする場合、 技術移転をはじめとする 科学技術システムの 改革が 、 特に産業界 にとって実感できる 改善をもたらさない

場合、

第 2 位の地位は盤石ではないことを

示している。

このことは 椅 9.1 が 如 実に示している。

具体何として、

ソフト変数であ る

Rasie

Research

の動向を図示する。 図からは、 (1)

基礎研究が経済や 技術の長期 発展に効果があ

るという認識について、

日本は

90

年代初頭トップレベルにあ

った。

その 値 自体は大きく 変ィヒ していない が 、 2002 年には下位グループになっている。 ドイツも似た 傾向にあ る。 (2) アメリカ、 フィンランドおよびスイスは、 数値 が増加し現在のトップバループになっている。 (3) イギリスや韓国においては、 90 年代末に認識の 向上がみられる。 Fg , 4

Ba$c

Research Finland -A@@France Ge 「Ⅱ ia ⅠⅤ

Ⅰ a 巨接 n K O ア ea

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UK USA 6. おわりに 分析を通じて、 以下の諸点を 明らかにした。

(1) IMD

の科学技術に 関する世界競争力の 時間的傾向を

国際比較した。

(2)

世界競争力を 構成する変数 群は

4 種類に分類できることを

示した。

すな む

ち、 Power(

絶対値のハード 変 数 )

Density(

相対位のハード 変数 )

2 種類のソフト 変数 ( 紙幅の制約から 分析結果の紹介は 割愛した )

そ れぞれの時間的動向を

国際比較した。

(3)

個々の変数について、

その時間的動向を

国際比較した。

以上の分析により、

さらに分析を 加えることの

有効性が明らかになった。

なお、

本研究の実施に

当たり、

科学技術政策研究所科学技術動向センタ 一の喜久 川功 研究員にデータ 入力と 整理で多大なご

尽力をいただいた。

ここに感謝の

意を表する。

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