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姉妹都市、横浜-リヨンを結ぶ大学間交流

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Academic year: 2021

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(1)姉妹都市、横浜一リヨンを結ぶ大学間交流 リヨン第三大学 島守 玲子. 横浜とリヨンとは古くから姉妹都市提携をしていて、文化交流の面では活 発な活動が長く続いています。横浜市長をリヨン市にお迎えしたことも再 三ありますし、2006年11月現在リヨン市長が横浜市を訪問しています。そ の姉妹都市にある大学ということで横浜国立大学とリヨン第三大学が交流 協定を結んで学生交流を始めてからすでに15年という歳月が経っています。. 多くの学生が横浜国立大学のお世話になり、また横浜国立大学からも学生 さんがリヨンに来て、リヨンの学生たちと共に学ぶという経験を持って横 浜に帰られました。一年間の留学を通してそれぞれの国の学生たちは相手 国の言葉を学ぶだけではなく、文化の違いを体験し、友達を作って、互い の国をより良く理解し、世界を広げることができたと確信しています。. 本学は世界の52力国320大学と提携を結び、700名以上の学生を毎年交換留 学生として各国に送り、ほぼ同数の提携校の学生を受け入れています。そ のうち、日本は横浜国立大学を含め17大学と交流協定があり、毎年各大学1 ∼3名合計30名以上の学生を送り出しています。横浜国立大学には毎年2∼3 名の学生がお世話になっています。大学によって受入れ態勢は様々ですが、. 横浜から帰ってきた学生の満足度は他の大学に比べていつも非常に高いの です。学生たちの話を総合すると、横浜国立大学のJOYプログラムの充実振 りと石川雄一先生を初めとする留学生センターの方々の温かい対応がその 主な理由であることが分かります。. まず、他大学へ留学した学生は往々にして日本語の授業だけを受けて帰っ てくるのに対し、横浜国立大学には留学生のためのJOYプログラムがあって、. 二本語の授業以外にも文科系、理科系の様々な授業が日本語または英語で 行われています。本学では大学の三年生またはマスター課程二年生で外国 へ留学することになっています。専門課程なので日本語だけではなく例え ば経済・経営などの授業を受けないと本来ならば単位を認められません。. .従ってそれらの科目も完備しているJOYプログラムによって学生たちは学 士号または修士号取得に必要な知識を得て社会に出て行くことができます。. 一25一.

(2) 欲を言えば、これらの授業内容を入門レベルから専門知識のレベルに引き 上げていただけると尚有難いのですが…。. また、留学生センターの先生方はじめ事務の方々も一人一人の留学生をま るで家族のように受け入れてくださり、お世話をしてくださいます。留学 生の悩みを聞き、相談に乗ってくださっているのは、送り出す側としては 心強い限りです。これは一つの例ですが、横浜に留学中にフランスの家族 に不幸があった学生がいました。本人は当然動揺します。フランスに帰ろ うか、それとも初志貫徹するために横浜に最後まで留まろうか、とこの学 生は悩み、苦しみました。それを知った先生方や留学生センターの方々が 彼を温かく支え励ましてくださったお蔭で、この学生は無事に留学を完遂 できたのです。その他にも、成績が振るわない学生に対しては、何か悩み があるのではないかとご心配くださってそれとなく気遣ってくださるとか、. お気軽にお声をかけていただくとかしていただいたようです。またチュー ターを付けてくださったり、105で日本人の学生と気軽に交流ができるのも、 横浜国立大学の大きな魅力です。. 自分の家族や友人、母校の教師陣から遠く離れた異国で、当初の目的を成 し遂げるのは多くの困難を伴います。それだけに、受け入れ先が自分たち. に代わって留学生の面倒を見、必要な援助の手を差し伸べてくださるとい うのは、送り出す側にとっては本当に安心できます。そして石川先生率い. る横浜国立大学をお手本として自分たちも各国からリヨンに来る学生さん 達に安心してリヨン生活を送っていただけるように心を配らなければ、と 決意を新たにする次第です。. グロバリゼーションが叫ばれる現在、世界の中に自国を位置づけて考え、. 行動できる人材が必要とされています。大学教育は公の知的財産です。そ の更なる充実・発展のためには国境を取り払い、世界のレベルで次世代を 担う若者を育てていく必要があると考えます。短期留学プログラムはこれ からの社会を担う国際人の育成に大いに役立つことでしょう。. 横浜とリヨンという姉妹都市の絆に結ばれ、横浜国立大学とリヨン第三大 学は更にその交流を深めて生きたいと切に願っています。両市の学生達が 国際人として育ち、世界に羽ばたくことに両大学が少しでも貢献できれば 私たち教師にとってこれ程嬉しいことはありません。. 一26一.

(3) 石川雄一先生、. 長い間留学生たちのご指導に当たってくださいまして本当にありがとうご ざいました。先生のお蔭でどれだけ多くの若者が横浜を、日本を愛して巣 立っていったことでしょう。先生は私たち後に続く教師に、留学生を慈し み、それが故に厳しく指導することの大切さを教えてくださいました。先 生の教えを胸に、先生の熱意を引き継いで、未熟ながら私達は今後も世界 の各国で留学生の指導に当たる所存でございます。どうぞ私たちを温かく. お見守りください。そして今後とも厳しくご指導・ご鞭捷くださいますよ う、お願いいたします。. 最後に、先生、長い間お疲れ様でございました。これからは少しごゆっく. りお休みください。そしてお時間がお取りになれたら是非リヨンにお遊び にお越しください。歴史の街リヨンを心行くまでご案内させていただきた いと、今から楽しみにお待ちしております。. 一27一.

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