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被服の損傷に関する研究 : 屈曲摩擦強度について

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(1)Title. 被服の損傷に関する研究 : 屈曲摩擦強度について. Author(s). 池田, ヨシエ. Citation. 北海道学芸大学紀要. 第二部. C, 家庭・体育編, 14(2): 13-21. Issue Date. 1963-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5840. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道学芸大学紀要 (第二部C). 第14巻 第2号. 8年12月 昭和3. 被服の損傷に関する研究 -屈 曲摩擦強度について-. 池. シ. ヨ. 田. エ. 北海道学芸大学函館分校被服研究室 A Study on lnjui i es of C1othi ng. Yos ie l 1 くEDA:. -on Strength of Refracting. 1. Fr i ion-- ct. 言. 緒. 被服の損傷に関する研究について, 二回にわたって報告をしたが, はじめは被服損傷の機械的機 構を全般的に調べ, 次回より代表的なものより検討を加える事として, 先 づ摩擦の損傷機構をは じ. めとして, 前回その中の平面摩擦について試みた. 平面摩擦強度に於て厚さ, 繊維の長さが耐久値 に関係 があり, 又多くの場合摩擦方向と損傷過程の相違が判然とした が, 実際におこる摩擦損傷状 態の中では 更に屈曲摩擦もみのがす事が出来ないと考え, 今回はこの損傷が起る過程について, 各 材料相互の関係を重点と して損傷進度をみようとするものである,. 特にこの様な方法をとったのは平面摩擦と屈曲摩擦の相関関係の状態を究め, 実用上の摩擦損傷 機構を明かにする目的で本実験を行い一部を発表した. = 1.. 供. 試. 材. 実. 験. 方. 法. 料. 材 料 は 天 然 繊維 よ り, 木 綿, 絹, 毛 の 3 種, 人 造 繊 維 よ り, レー ヨ ン, ア セ テ ー ト, ナイ ロ ン, ビニ ロ ン カ シ ミ ロ ソの 5 種 計 8 種 と し平 織 組 織 で 未 染 色 の も の を 用 い た な お 厚 さ 密 度 の , , . , ,. 諸元は次表の通りである.. 植 物. 繊 維 動 物 繊 維 動 物 繊 維. 木. 綿 絹. 羊. 毛 ソ ヨ 、. 再生人造繊維 半合成繊維. ア セ テ ー ト. 合 成 繊 維. ナ. イ. ロ. ン. ビ. ニ. ロ. ン. レ. ー. 力 ・ シ ミ ロ ソ. 2 ,. 方. 表1. 試. 料. の. 諸. 織. 方. 厚. さ. 糸 密 度 本/C 緯 経. 平. 織. 0 ,25. 51. 0 ,14. 38. 0 ,26 0 ,15. 26 34. 0 ,08 0 .24. 0 ,21. 0 .22. 元. 24 ,5 30 ,5 22 19 ,5 23. セ ル ロ日 ズ 系. 43. 43. ポ リ アミ ド系. 32 .5 26. 26. ポ リ ビニ ル ア ルコー ル系. 22. ポ リ アク リ ル 系. 40 ,5. ′ 7. 法. 各織物にあたえる屈曲摩擦の影響, 及びその損傷過程を縦布横布別々にみる. 摩耗に対する耐久 性を摩擦強度と している. (ヱ3. 46.

(3) . 被服の 損傷に関する研究. 屈曲摩擦による強度の測定は, カス トム式ュニバ ーサル型織物摩耗試験機を使用 した. なお厚さ. 測 定 は, ス プ リ ン グ式 マイ ク ロメ ー タ を 使用 した.. 次に損傷過程をみる為に, 各材料の損傷摩擦回数を5等分して, すなわち5段階に分けて摩擦損 傷試料を作り組織変化を比較しながら損傷過程をみる. 表2 段 階 別 摩 擦 回 数 表 ‐ 試 段 階 1. 料 \. 木. 絹. 綿. 羊. 毛. レー ヨ、 ソ ア セ テ 」 ト ナイ ロ ン. ヂニロ、 ヒ ソ. カ シミ ロ ソ. 176 146. 93 92. 95 67. 99 53. 7 6. 1748 1232. 128 103. 12 11. 虹. 352 292. 186 184. 190 134. 198 106. 14 12. 3496 2462. 256 206. 24 22. 皿. 528 438. 279 276. 285 201. 297 159. 21 18. 5244 3696. 384 309. 36 33. N. 704 584. 372 368. 380 268. 396 212. 28 24. 6992 4928. 512 412. 48 44. V. 880 730. 465 460. 475 335. 495 265. 35 30. 8740 6160. 640 515. 60 55. 註. 上の数字は縦布, 下の数字は横布. 但し小数以下切り捨, 更に 損 傷 の 過 程 を何 等 か の 数 値 に よ り 具. マスク --. サンプル 、,. 体 的 に 調 べ る 手 段 と して, 光 の 透 過 程 度 に. /////. よ っ てそ の 度 合 を み る こ と に し, 照 度 計 を 0W 6. 。. に;; ←5 0 1. 利用 した. 筆 者 の 考 案 に よ る 左 図 の様 な 装. ;; ÷. 置を使用 した. この装置にサン プルを当て 挿入するマスクは中央の孔の幅の異る3種. 1. 1 8 0. を用 意 し, 木 綿 等 の 様 に 光 を 透 過 しにく い. 光の透過量測定装置略図. も の は 孔 の 大 き な も の を, ナイ ロ ンの 様 な. の は 孔 の 小 さ い も の を 使 用 した.. m. 実. 験. 結. 果. 各材料毎の屈曲摩擦強度及び組織の変化は次の様になった. 屈曲摩擦による耐久摩擦回数をみる とナイ ロンが最も多く, その数も他を非常に大きくひきはなし, アセテー トは最下位にあり, その ひ らき は 約 ア セ テ ー トの 200 倍 以 上 で あ る.. 表 3 縦布屈曲摩擦による耐久摩擦回数 \\-- 試 料. 回 ‐. 数. レ ア. テ. ー. 5. 平均値. 870. 825. 822. 884. 533. 485. 455. 432. 426. 466. 毛. 505. 492. 480. 479. 419. 475. ン. 522. 520. 490. 479. 472. 497. ト. 44. 41. 39. 36. 35. 39. ナ. イ. ロ. ン. 11750. 9492. 8266. 7189. 7018. 8743. ビ. ニ. ロ. ン. 683. 679. 632. 608. 601. 641. ソ. 68. 67. 63. 56. 55. 62. 力. 47. ヨ. ー セ. 4. 952. 糸 目 羊. 3. 953. 綿. 木. 2. ・ シ. ミ. ロ. 順 位 ( / ム / h U r っ / 4 ▲ R U I I Q ノ 7 t.

(4) . 田. 池. ヨ. エ. シ. 表 4 機布屈曲摩擦による耐久摩擦回数 試. 回 数. ・ ・ ・. 料. ‐‐・ .・. 木. 綿. 絹 羊 レ. ー. ヨ. セ. ア. テ. ナ ◆ ヒ カ. ー. 1 1 4. 2. 3. 4. 5. 平均値. 803. 782. 763. 669. 639. 731. 496. 494. 483. 465. 376. 463. 毛. 352. 349. 346. 330. 298. 335. 、 ソ. 348. 268. 253. 241. 228. 268. ト. 35. 32. 30. 29. 26. 30. イ. ロ. ン. 7327. 6444. 5941. 5696. 5410. 6164. ニ. ロ. 、 ソ. 556. 552. 517. 506. 461. 518. ソ. 59. 57. 56. 56. 45. 55. ツ. ロ. ミ. 順 位 2 4 5 6 8 1 3 7. 以上の様に各試料に於ける摩擦回数の数値は出たが, 繊維の太さ, 布の厚みが異る為このままの 数字では比較する事は出来ないので, 単位断面積強度に換算してこれらを比較した. 表5 屈 曲 摩 擦 に よ る 強 度 試. 料. 強. 度. 2 軒寮回数”厚さ) 位. 順 1) 木. 亘. 縦 横. 綿. 羊. 絹. 毛. ソ ア セ テー ト ナイ ロ ン レー ヨ、. ぐニロ、 ヒ ソ カ シミ ロ ソ. 12544. 23776. 7027. 22089. 884. 1366094. 11128. 1281. 11560. 23622. 4956. 11911. 680. 963125. 8993. 1136. 4 1. ( ‘. / ○. 4 1. ( 乙. ′ h U. 3. 8. l. 5. 7. 3. 8. l. 5. 7. 綿. 段 階 工. 木. 縦横. 縦. 布. 組織の乱れはないが, 毛羽立がみえる. 経糸がすれて細くなり, 毛羽立が前段よりはげし. し・ .. 横. 布. 一直線上に経糸がづれて集まり密となり, 緯糸に 若干張力がかかって伸がみえ, 毛羽立が多い. 組織がくずれ毛羽立が更に増したが, 糸の撚はか. カ1っ て い る.. m. 経緯糸のやせがめだち, 布日のすきま が 広 く な る.. し・ .. I V. 経糸が一層摩耗され, 伸があるが, 撚はかかって. 緯糸の摩耗がめだち, 細くなっている.. V. 経緯糸の丸みが失われ, 平滑で細くすれている,. 緯糸の 撚もとれ, ばらばらに なっている 所もあ. 2). い る,. 経糸がづれて組織の密度がまし, 布目がわからな. る.. 絹. 段 階. 縦. 布. 織が乱れ, 叉経糸のつれ ー 1 緯糸のづれにより若干組 ー. 機. 布. の為に布表面に凸凹が出来, 糸もおしつぶされて. 経糸の少しのづれにより模様状に組織が変ってい る, 緯糸はおしつぶされ布目のすきまがない.. 1 1. 緯糸がづれ組織が密になった所はますますその度 合をまし, 毛羽立がみえ諺 にな所は経糸がうねりを なし, 糸の乱が若干みえる,. 経毛のづれが大きくなり, 密な所の毛羽立がめだ っ. 緯糸だけの所も多く, 摩擦きれ細くなっ て切 れている一部もある.. 皿. 組織の疎な所での経糸の摩耗がみえ, 繊維が2, 3本でつながっている所もある,. 無理にむしりとられた様に欠除している一部があ り, 経緯糸の摩耗が目立つ.. nア. 経緯糸共むしりと られた様に穴があき, その切れ 先は糸がか らみ合い付近の組織は殆んどわからな くなってる,. 密な所の組織点がみえない程毛羽立, 緯糸の摩耗 がめだつ.. し・る,. 48.

(5) . 被服の損 傷に関する 研究. み 笹轡 懸 盛 謝票 署繋ぎ セ藷が I 鱗雲欝 鼎 臓器綴 1. V. 3) 羊 段. 毛. 階. 縦. 横. 布. 布. I. 緯糸が殆んど損傷部の中央によりかたまり組織が 密になって毛羽立ており, その両側が経糸のみに. 若干経糸がづれて組織に変化を与えている. 全体 に毛羽立ちがある.. 江. 経糸の撚がもどり摩耗され糸がみだれ, 一部緯糸 が切れる一歩手前のもある.. 経糸がづれて中央により集ってき, 緯糸ののびが めたつ,. 皿. 経糸ののびがめだち, 緯糸が一部で切れている, 組織のくずれが大きい,. 組織がみだれ, 緯糸の撚はなくぼさぼさになって いるが経糸の撚はある.. 八′. 組織の密な所はその度合を増して毛羽立, 疎で経 糸の所は糸の撚がとれてばらばらになり, 細くな. 経糸がづれて一所にかたまり, 緯糸がヲ戸常に細く 切れているのもある・ 摩耗され, 一部には‐. V. 経糸の繊維2, 3本でつながって乱れ, 緯糸は布 目がわか らなし・程密におしかたま り, 鳥の巣の様 に乱ている.. 緯糸の摩耗がはげしく繊維2, 3本でつながって いる所多く, 経糸程のもつれは少な,. な っ て い る.. っ てし・る,. 4) レー ヨ ン 布. 横. 布. I. ÷部緯糸がずれた為密度をました所もあるが, 殆 んど変化はない,. 損傷部の上下に, きれいに経糸がづれて密になり 重なり合って うろこ状を なしている. 緯糸変 化 無.. ロ. 緯糸が自然に摩耗され細くなって切れている所が 多い, 経糸ののびがありやせはめだたない,. 緯糸が若干切れている所もあるが殆ん どのびとや せがめだつ,. m. づれて密になっている緯糸が摩耗され少なくなり 経糸のみが残っているが, これものびが大きく細 くやせてる.. 経糸がづれ密になっている所が一カ所にかたまっ ている, 緯糸が摩耗され切れている部分もある.. 貫′. 経糸の摩耗がめだち一部切れた所もあり, その切 れ先がもしやもしやとか らむ.. ー所に経糸が集まり毛羽立はげしく, 緯糸は更に 細く摩耗されている.. V. 緯糸は殆んど摩耗しつくされ経糸も繊維2, 3本 でつながっている所が多い.. 緯糸のづれの為÷部布にひきつれがある, 緯糸が 切除された所叉教本の繊維でつながっている所も ある.. 5) ア セ テー ト. 階. 段. 縦. 布. 機. 布. T ▲ 組織の乱はなく, 一部経糸の表面に出ている組織. 経糸のつれは全くなく経緯糸がおしつぶされ糸が 少し摩耗され, その切口がてんてんとある.. ー所に緯糸のづれがみえるが組織は殆ん ど変化な く, 経糸のやせがめだち, 摩耗されて切れた口は 組織点でポツンと切れている.. 経糸のづれが一部にあるが変らず緯糸ののびがみ え全体的に広く摩耗されている. 白く光沢を失っ. 皿. 経緯糸共に摩耗され, 全体に白く光沢を失ってい. 更に経糸のづれが増し, みだれ毛羽立がある.. W. 経糸が 一部伸び, 特に損傷部の中央がうすく経糸 のやせがめだっ.. 全体的に経緯糸の摩耗と毛羽立がはげしい,. V. 緯糸の切れはなく, のびてうねっている, 経糸は 一所でポツンと切れている.. 経糸のづれが緯糸にそのあとを残している. 緯糸 が組織点で切れている.. 点の所で繊維2, 3本が摩耗の為切れている所が ある.. 1 1. る,. てし・る..

(6) . 池 田 ヨ シ ェ 6) ナ イ ロ ン 段 階1. 縦. 布. i. 横. 布. 経糸のつれの為に布の表面に凸凹が出来ている 経糸のづれが一所にかたまり, 密になっており緯 , 類零誇鞭 緯糸が一所にづれ 鴎酸綴 蕃鷺象 て組織が密に 濃 総ざ麹意 なり疎の所の経 警察廟磯察 糸 繋 糸はのびが 鵠観も みえ少しみだれ 工 髭 ているが摩耗は みえな 、 は若干ぱらついている し・ .. ,. 1 l. 経糸が更につれ緯糸のうねりあり, 経糸がのび一 部切れている所がある.. 緯糸のつれの為に布にゆがみができ, 切れている 部分もある.. m. 緯糸がづれて一層かたまり密度を増し 経糸の切 れ先が組織点がみえない程にからみ合, っている,. 貫′. ー所に緯糸ががっちりとかたまり殆んど組織点が みえず, 経糸はのび, ゆがみが大きくて切れてい る所が多い.. 緯糸が1,2個所で 切れその切れ口が 長くむだか っている所と先がつんとのびている所がある,. V. 経糸がづれ密になっている 一部が小さくかたまり 参麓鱈票鱗蛾疑琴髪嘉毛髪 緯糸がのび ぞ 髭 系 , やせて繊維数本でもっている所もあ がっている. 経糸がのびおしつけられた形で波 状をなし布のつ れも大きい. 緯糸ののびが更に大きく, 切れもめ だつ, る,. ,. 7) ビ ニ ロ ン. 段 階 1 . 縦 . 布 . 1. 横. 布. 工. 緯糸のづれもなく, 全体に毛羽立はあるが殆んど 組織に変化がなし ・ い .. 経糸がづれ所々組織の疎密がみえ, ÷部緯糸の切 れもある.. ロ. ÷部緯糸のづれが出ている, 経糸はのびを示し, ÷部に切れている所がある,. 緯糸にのびが出, 織目が長方形をなし, 毛羽立が みえる,. 孤. 組織の疎密がはっきりとし, 経緯糸ののびもみえ 組織の密な所の毛羽立が多い.. 損傷部の中央近くに経糸のづれの為に疎になった 部分の緯糸が細くやせがめだっ,. 頁′. 経糸が摩耗され, やせがめだち÷部むしりとられ た様に欠除されている.. 組織が全体的にくずれて緯糸の摩耗がめだっ. 毛 羽立も多い.. V. 緯糸が更により合って密になり, 経糸がのび細く 緯糸がぱさを さとなり摩耗はげしく ポリソと折 , ぼさぼさとみだれ,切れ先は短くふぞろいである , れた様にふぞろいに切れている所が多し・ .. 8) カ シミ ロ ソ. 段 階. 縦. 布. 横. 布. I. く÷ 部に 憲具蕊嘉宗室誉れ 蚕 糠進呈あ蓋島響. 組織はぜんぜん変化していないが, 組織点で若干 緯糸の切れがポツンとみえる.. 1 I. 経糸ののびと緯糸のみだれがあり, 組織点での経 糸の摩耗がめだっ.. 織目がおしつぶされ, なお毛羽立ちがあり, 緯糸 が摩耗され÷部切れてる,. m. 一部カギざきの様な切れがみえ, 経緯糸が摩耗さ れている,. 経糸がづれ緯糸がのびて布日が長方形をなし, 一 部緯糸の繊維数本で連る.. 八′. 組織の変化は少ないが経糸ののびが大きく, その ままでポツンと切れ, 叉繊維2, 3本でつながっ. 全体的に摩耗がはげしく毛羽立もあり, 更に緯糸 のみだれやせがめだつ.. V. 経緯糸共の摩耗がはげしく, よりのかかったまま でポツンと切れている所が多く, 切れ先のからみ 合いはない.. 経糸が組織点の一所でポツンと切れ, 組織の変化 も殆んどなく, 緯糸はますます細く摩耗されてい. て い る,. る.. 次に損傷の過程を段階毎による, 光の透過量測定結果指数を グラフでみると図1図2の通りであ. る,. (ヱ7). 50.

(7) . 被服の 損傷 に関 する研 究 . . ---- 羊. 毛. 一…-… ビ ニ ロ ン シミロン “Mmm“ 力・. ノ ノ. 一 -- 隔. ‘ / / / / 〃. ′ ノ / /. レーヨン ー…-… アセテート 榔. 綿山 一』. ・{ .〆. .-, ・〆’ ・ー. ・ー. . - ” ー ・ . 〆 ・ ・〆. r ・〆. .〆. , . ′ ′ . ・ ′ ′ . ・ ′′ . ′ ′ . ・′ ′ . ・ ′ ′ . ・ ′ ′ . . ′ ′ . ・ ′ ′ ノ ′ ′′ . ・. ナイロン. ′. 原 ‐. IE 袋F 皆. 2. 3. 4. 5. 原. IE 没B 皆. 2. 3. 4. 図 1 縦布透過指数 (その2). 図1 縦布透過指数 (そのi) 190. 180. 170. 160 150. 一. レーヨ ン. 150. …………. アセテート 1 40. 鵬. ナイロン. 1 40. 130. 1 30. 120. 1 20. 1ー0. 110. 100 原. ioo 没F 皆 1云. 2. 3. 4. 5. 原. 貴B 皆 IE. 2. 3. 図 2 横布透過指数 (その2). 図 2 横布透過指数 (その1) 51. .ー . /・. (ヱ8). 4. 5.

(8) . 池 田 ヨ シ エ. なお透過量を 各材料について, 各段階毎に比較したのが図3であ る , 6 0 1 0 T 4. 1に ニ コ 鋸 布. - = 厳一助. 図翠霧圏 横 布. 1 2 0. ー 図 響 型講 中,- ル --- - - 一皿一 - -L- -溺- - 雷 木 綿. 図3 段階別透過量 (第二段階). き 昌. 羊 毛. レーヨン アセテートナイロン. 羊 毛. レ「ヨン アセテート ナイロン ビニロンカシミロン. ビニロン カシミロン. - 0 0 木 綿. き 員. 木 綿. 絹. 図 3 段階別透過量 (第三段階) 羊 毛. レーヨン アセテートナイロン ビニロン カシミロン. ! 8 0. :::コ 瀞 蓬布 , 0 1 6. . 1 4 0. 1 2 0. 図 3 段階別透過量. (第四段階) -. 木 綿. 絹. 羊 毛. レーヨン アセテートナイロン ビニロン カシミロン. 52.

(9) . 被服 の 損傷に関 する研究 ー--「 ー縦 布 ー . 図3 段階別透過量 (第五段階). 木 綿. 絹. W 1. 羊 毛 レーヨン アセテートナイロン ビニロン カシミロン. 察. 考. 今 回 試 料 と して 使用 した ナイ ロ ンの 厚 さ は0 ,08m虞, 他 の も の は 2 ~ 3 倍 の 厚 さ の も の で あ る. が, このうすいナイ ロ ンの摩擦回数及び強度が他を圧倒的にぬいて大きいのが自立が, これは繊維 そのもの が質的な強さによるものと, 又アセテー トが 摩擦回数及 び強度共最下位にある事はこれも 繊維の質的な弱さによると考え られる, 2 各試料について縦横布の摩擦回数と強度を比 較すると, ナイ ロ ンが両者とも最高で, カシミ. ロソ, アセテー トと続いて最下位であるが, 特に レーヨンの場合強度の3位 (表5) 縦布の摩擦回 数が4位 (表3) であり ながら横布が6位 (表4) と低くなっているのは, 糸の密度の差が経糸は ビ 横 布の 摩擦回数が両者とも3位 緯糸の約1 .5倍で本数が多くなってい る為である. ニロンは 縦 ) であるが 強度が5位 (表5) に下っているのは布の厚さによるものである. (表3 ,4 3 屈 曲摩擦の場合殆ん ど張力が縦布の時は経糸に横布の時は緯糸にまず強くかかり, それから 起る糸のつ れがナイ ロン, 絹に特に顕著にでたのは糸の強さ, 弾力性が大な為にあらは れ た 結 果 で, レーヨン, アセテートには殆んどみられない事でも理解できる, 張力に直角に交る糸にづれが これは前者の場合摩擦係数が大 あるけれ ど木綿(縦) , アセテー ト (縦) にはぜんぜんみられない, てすでに摩擦面にふれた組 が非常に低く初回の段階に於 な為に糸の抱合性が強く, 後者は摩擦回数. 織点上だけが切れる為, ずれる機会がないものと考える. 4 損傷過程に於 ける光の透過量指数曲線 (図1図2) は五の型に分ける事ができ, 第一に木綿 徐 々 に 摩耗してい にみられる下向曲線でこれは糸 がすれて丸みが矢なわれ平たく なって, あとは1. く, 第 二 は 絹, ナイ ロ ンの 縦 布, レー ヨ ン, ア セ テ ー ト, 毛 の 横 布 の 直 線 で こ れ は 摩 擦 回 数 に 平 行 して 損 傷 さ れ て い る, 一 番 多 い 指 数 曲 線 で あ る. 第 三 に 波 状 曲 線 で・毛, カ シ ミロ ソ, ア セ テ ー ト. の縦布にみ られるがこれは繊維そのものが弱いのです ぐ摩耗され, その摩耗中における毛羽立が顕 :小になるが, 更に損傷回 数が増す事により摩耗 される. 次に上向曲線でレ 著な為に光の透過 が一時 ー ヨ ン, ビニ ロ ンの 縦 布 ナイ ロ ンの 横 布 に み られ る が, レー ヨ ン, ナイ ロ ンは 強 度 が 大 で あ り ビニ. ロンは糸が太い為摩擦回数は大で, それだけ摩耗が初めに顕著でないと思われる. 第五鈎状曲線は 横 布 の み の 絹, カ シ ミ ロ ン, ビニ ロ ンに あ らわ れ た も の で, 原 形 よ り 初 め は 光 を 透 過 しな い 事 で絹 は 初 回 に於 て 緯 糸 が お しつ ぶ さ れ て す き ま が な く な っ て お り, カ シ ミ ロ ンも 織 日 が お しつ ぶ さ れ,. ビニロンは緯糸がのびこれに毛羽 立が出てき, あとは摩擦回数に平行 して損傷 していくと考えた. 5 木綿, レーヨンの横布の透過量が縦 布にく らべ非常に大きく差がでているが, これは横布の. 53. (20).

(10) . 田. 池. ヨ. ツ. ェ. 損傷形態が縦布の形態より光を透過しやすい形になっており 木綿の場合は縦布には糸のづれが全 , 然ないのに横布にはこのづれが出来ているからであり レーヨンは横布の経糸のづれ緯糸ののびが , 縦布の形態より非常に日立って顕著な為と考える , V. 摘. 要. 1 屈曲摩擦は平面摩擦より張力がかかる為 糸の引張り強さが摩擦強度に影響が大である 又 , . 被服損傷機構と しては, より屈曲摩擦が身近いものである , 2 多く の場合屈曲摩擦による損傷は糸 のづれ つれによる組織の変 化と糸のすれ による摩耗 , , に分析される. 3 平面摩擦屈曲摩擦強度が両者とも大はものはナイ ロン レーヨン 絹で 又弱いものは羊毛 , , , , アセテートであるが, 特にカシミロソは平面摩擦に割合強いが屈曲摩擦には弱い . 4 今までは 顕微鏡による平面的な側面形態を主として 観察してきたが 今回 はじめての試み , , と して光の透過量による損傷過程をみて より立体的な見方が 出来たが まだ不備の所が多く今後 , , 更に工夫を加え るならば有効な手段と思う , なおこ の実験に使用 した人造繊維の試料は日本化学繊維協会の御好意により試験布として御寄付 いただいたもので厚く感謝する. 文. 献. 新井幸長:紡織試験法の理論と実際, 宮坂和雄:繊維工業試験法,. 池田ヨシエ; 北海道大学紀要第6巻第2号 , 第14巻第1号,. 54.

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