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接続詞の二重使用 : 逆接型が含まれる二重使用の用例

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Academic year: 2021

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(1)Title. 接続詞の二重使用 : 逆接型が含まれる二重使用の用例. Author(s). 馬場, 俊臣. Citation. 札幌国語研究, 5: 45-51. Issue Date. 2000. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2631. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである。. Hokkaido University of Education.

(2) 馬. ︹意外・へだたり︺=ところが・それが. 臣. 九七人、教育技術研究所編一九八三、青田一九八七︶では、次. なお、接続詞の二重使用を取り上げている先行研究︵市川一. 逆接型が含まれる二重使用の用例−. 接続詞の二重使用 −. はじめに 接続詞の二重使用︵同種併用・異種併用︶の使用例の集め、. ・同種併用. 二れ 重使用の例が挙げられている。 その分析を行うことは、接続詞の機能の解明に役立つと思のわ る︵注1︶。. ︻逆接型十同列型]⋮⋮﹁それでも、例えば﹂. 半面﹂. [逆接型+対比型∵⋮:﹁しかし、一方﹂、﹁しかし、. [逆接型+添加型]⋮・︰﹁しかし、また﹂﹁でも、また﹂. 本稿では、逆接型の接続詞の二重使用の実例を示し、どのよ [逆接型+逆接型∵⋮︰﹁だが、しかし﹂﹁が、しかし﹂ ・異種併用 うな同種併用及び異種併用があるのかを概観する。 取り上げる接続詞とその分類は、比較的多くの接続詞︵接続 語旬︶を列挙している市川一九七人に基づいている。ただし、 後述するように、市川の示した接続詞︵接続語句︶をそのまま. 以下、同種併用、異種併用︵接続類型別に︶の順で、l一重使. 2︶。. 用の実例を挙げていき、必要に応じて若干の補足を述べる︵注. 認めるべきかどうか検討が必要である。 市川には、逆接型として、次の形式が挙げられている。 ︹反対、単純な逆接︺=しかし・けれども・だが・でも・. が﹂といっても・だとしても︵以上、仮定的な意︶ ︹背反・くいちがい︺=それなのに・しかるに・そのくせ・. それ に も か か わ ら ず. −45−.

(3) な、まっくろの魔像がでてるのをみたことがあるわ。︵倉. ﹁だが・ところが十それが﹂の語連続の例もあるが、ほとん. 橋由美子﹃聖少女﹄新潮文庫︶. [逆接型+逆接型] の実例として、先行研究で既に指摘され. どは﹁それ﹂が指示詞として使われている。ただし、﹁それが﹂. 同種併用. ている﹁だが・が十しかし﹂以外に、﹁しかし+だとしても﹂﹁し. が逆接の凝続詞と見倣されるかどうか微妙な次例のようなもの. l. かし・だが・が+それにもかかわらず﹂﹁でも十それなのに﹂. ああした方法でここへ移されたために、どうしても本物. に転がって、考えるばかりだった。地球との隔絶感が、. シロタは柔かな壁に囲まれた窓のない室の中で自堕落. もある。 ○. の実例がある。﹁だとしても﹂は﹁だ﹂が先行文脈を受ける機 能を有しており、また、﹁それにもかかわらず、そのなのに﹂ は指示詞系接続詞である。 居住可能な状態であることを知って喜び、早速連絡を. にならない事だけが、不安だった。一口に二千光年とい. ○. とろうとするに違いない。だが、しかしその電波は百六. う。だが、それが一瞭間で移動出来たのだ。どうして距. ﹁結構じゃないの﹂﹁ところが、それが、結構じゃな. 十年もかかって地球に達するのだ。︵眉村卓﹃燃える傾 O. 離感が出よう。︵層村卓﹃燃える傾斜﹄角川文庫︶. 冗談やいたずらではなさそうだ。u射. いの。尾島産業から完全に手を引こうと言い出してるん. ー. し、だとしても、僕に一体何ができるだろう。︵川又千. ︵赤川次郎1女社長に乾杯−・山新潮文庫︶. ですって﹂. 二 異捜併用︵添加型︶. [添加型+逆接型]. の. 添加型との異種併用では、逆接型が先行する︻逆接型+添加 型︼. ○. もの以上に、血肉としての精神的位相をもったものであ. 中国の古典は単に漢学的時好とか儒教的政幸とかいう. が・ところが+また﹂の例がある︵注3︶。. [逆接型+添加塑]として、まず、﹁しかし・けれども・だが・. の実例はあるが、添加型が先行する. めざし、なにをしようとしているのかわからないでいる. 実例は見られなかった。. パパの心は粘土でできてるんだわ。でも、それなのに、. 文庫︶. のだ。︵開高健﹁流亡記﹂﹃パニック・裸の王様﹄新潮. それほど力にみちているにもかかわらず、自分がどこを. ないことであった。が、それにもかかわらず、人びとは. これほど私たちが力にみちていようとは誰も夢想でき. 秋二発!﹄角川文庫︶. どうやら. 斜L角川文庫︶. ○. ○. ○. その理由で、あたしはますますパパにいかれてしまう ⋮⋮エジプトの博物館の絵ハガキにとてもグロテスク. −46−.

(4) り、伝統の遺産である。だが、また西欧文学への傾倒を みのがすことができず、英訳によるフランツ・カフカヘ の愛着、デイヴイッド・ガーネット、D・H・ロレンス、. ﹁でも、それから、 パパしみじみいってたわ。︵略︶﹂︵横. 田順請﹁謎の宇宙人UFO一角川文庫︶. なお、﹁しかし・だが・が十さうに﹂の語連続の例があるが、. オルダス・ハックスリー等に親しみ、そこに文学的趣味次例のように﹁さらに﹂は﹁より一段と、いっそう﹂という意. 三 異種併用︵対比型︶. とだろう。︵朝日新開87・10・20﹁天声人語﹂︶. きんちゃん﹂の物語にひかれる心がある。だが、さらに 人びとをひきつけた要素は、事件が﹁進行中だった﹂こ. ばかりでなく、人間理解の仕方をもきたえていることがで用いられており副詞として扱うべきであろう。 ○ その背景にはたとえば﹁マッチ売りの少女﹂や﹁赤ず 知られる。︵瀬沼茂樹﹁解説﹂中島敦﹃李陵・山月記一. 新潮文庫︶. 現代的な新しい紙絵もいい。︵田辺. の実例は多数あるが︵注4︶、[対比型+. の実例は見られなかった。. [逆接型+対比型] 逆接型]. ○ 例の、朱雀院が梅壷の女御に賜わった年中行事の絵も、 古の名人たちが面白い画邁をえらんで暢達に描き流した さまは、いいようなくすばらしい。 が、また右方の、 聖子¶新源氏物語﹄新潮文庫︶. 次に、﹁しかし・けれども・だが・でも・が+そのとき﹂﹁し. とが起こったのである。︵井上ひさしプンとフン﹄新. 物語一新潮文庫︶. が、一方、連歌は衰えはじめた。. ︵司馬遼太郎﹃国盗り. 知的水準はわが国をはるかに抜いていると思われる。u. ○ こうしたエリート主義に、優れた側面のあることは間 違いない。少なくとも高等教育に関するかぎり、欧州の. 潮文庫︶. ﹁パパ、よろこんで触ったわ。やっぱり、十固くらい. かな﹂ ﹁わん、わん﹂. O. かし・けれども・だが・でも・が・ところが十それから﹂の異 ︻逆接塾+対比型]として﹁しかし・が十一方﹂﹁しかし+ 他方﹂﹁しかし・だが・でも十逆に﹂﹁しかし・だが・でも・が 種併用の実例があるが、﹁そのとき、それから﹂はいずれも指 示詞を含んだ指示詞系接続詞である点に留意しておく必要があ+そのかわり﹂の実例が見られた。﹁一方、他方、逆に﹂は、 名詞から派生した用法であり、﹁そのかわり﹂は指示詞系接続 る。 ○ 卿は、はしたなくも、うれしさのあまり、桟敷の上に詞である。 土足でとび上がった。が、そのとき、なんとも奇妙なこ ○ 茶道は京と堺を中心に空前の盛況を示しっつある。. −47−.

(5) かし、他方、エリート主義が現代の大衆社会の風潮に、 逆行していることも事実である。エリートに重きを置き すぎ、大衆を鼓舞する力に欠けているからだ。︵朝日新 聞甲 8 ・ 1 8 ﹁ 社 説 ﹂ ︶. の実例は見. では、転換塾の接続詞とすべきかどうか. 四 異種併用︵転換型︶ [逆接型+転換型]. で判断に迷う例がある。一方、[転換型+逆接型]. ○ 乾さん自身は﹁戦争か平和か、という争点が明確になっ られなかった。 た﹂と喜ぶ。だが、逆に、﹁アマチュアのおかげで、問 市川一九七人は、転換型を、転移・推移・課題・区分・放任 ︵朝日新聞や11・26﹁国会新世紀 議会皿年. 2﹂︶. ﹁︵略︶折角のご依頼ですから、徹底的に将棋を叩き. の実例を見ていく。. まず、転移︵ところで、ときに、はなしかわって︶ 用は見られなかった。. の二重使. 題が単純になってしまった﹂と冷ややかに見る目もある。 に下位区分している。この下位区分別に、[逆接型+転換型] O. 込んでおめにかけます。 しかし、そのかわり、これから. 推移︵やがて・そのうちに︶は、﹁しかし・けれども・だが・. 次例のように、転換型の接続詞︵接続語句︶とすべきかどうか. でも・が・ところが+そのうちに﹂の語連続の例が見られるが、. が・しかるに・ところが+やがて﹂﹁しかし・けれども・だが・. 四十人時間、どなたもこの経れには近寄らないように願 います﹂︵斎藤栄﹃ハメ手破り英五郎﹄双葉文庫︶ なお、﹁しかし・だが・が・ところが+むしろ﹂﹁しかし・だ が・が+かえって﹂の語連続の例があるが、﹁むしろ、かえって﹂. は、次例のように﹁どちらかと言えば、予期に反して﹂の意で 問題が残る。 用いられており副詞として扱うべきであろう。 ○ 室内の人びとは、しばらくのあいだ、口をきくことも ○ それは日本でも常に聞かれる、内藤の肉体に対する、 できなかった。. が、やがて、ひとりが、たずねた。︵眉村卓﹃0︵ゼロ︶ からきた敵L角川文庫︶. あんな物わかりの悪い親なんか死んじまえばいいとも. 思った。しかし、そのうちに、太郎は、あの箱の中に映. ○. 手は、はげしくすがりついてくるのである。︵眉村卓﹃変. しだされる、幻のようなものにあんなにも執着していた. 武夫は、広美の手をはなそうとした。 が、かえって相. い衝撃を受けていた。︵沢木耕太郎﹃一瞬の夏﹄新潮文庫︶. 素朴な驚きの声だった。しかし、むしろ私は朴の裸に強 ○. な男﹄ 角 川 文 庫 ︶. 自分がふとおかしくなった。︵曽野綾子﹃太郎物語﹄新. ー48−.

(6) 課題のうちの﹁さて﹂は﹁だが・が・ところが+さて﹂とい. このような地形を想像できなくもない。. う語連続の例が見られたが、いずれも次例のように、逆接塾の しかし、いったい、 この世の中に、これだけ莫大な量 接続詞と﹁さて﹂との作用域が異なっており、二重使用にはな の水が果たして存在し待るものだろうか。︵川又千秋蒔 間帝国﹄角川文庫︶ らない。. れでは. その偏差値偏重の壁をどうやって破壊するのか。. 分のうちの﹁それでは﹂は、﹁しかし・だが十それでは﹂ ○ 院代が小柄な痩身をのばしてしきりと一場の挨拶を区し ているところを見ると、なにか祝いの席ででもあると のい かう 。例が見られた。 ○ 臨教審の審議経過概要を読むと、いいことが書いてあ ところが、 さて唆一が自分の膳を眺めると、そこにはな る。﹁偏差値偏重の受験競争の過熱﹂や﹁行き過ぎた管 んの菜も茶碗もお椀もない。︵北杜夫﹃稔家の人びと一 理主義教育﹂は困ると書いてある。﹁断片的知識め詰め 新潮文庫︶ また、課港のうちの﹁そもそも、いったい﹂は、﹁しかし・込み量の測定結果だけで、人間を順序付けすることはズ 格の完成一に反する﹂ともある。その通りだ。だが、そ. だが+そもそも﹂﹁しかし・けれども・だが・でも・それなの. に+いったい﹂という語連続の例が見られた。しかし、次例の. ように、語尾を導くための疑問文に用いられており、﹁そもそあ もす 、からこの道を進めば受験競争の過熱はおさまる、と いったい﹂自体に、転換の機能があるのかどうか検討が必要で元気がでてくるようなてだては、善かれていない。︵朝 日新聞甲1・25﹁天声人語﹂︶ あろう。 た、区分のうちの﹁では﹂は、﹁しかし・が・ところが+ ○ アイデンティティーとは要するに、﹁日本とは、日ま本 では 人とは、日本文化とはこれだ﹂ということだろう。首 相﹂の語連続の例が見られたが、いずれも次例のように逆接 は本居宣長や、水戸光固を引き、さまざまの歴史観型 をの 語接続詞と﹁では﹂の作用域が異なっており、二重使用の例. る。その東の中にある﹁アイデンティティノーの正に 体は もならない。 ○ このノートに書いているということ自体、生への未練 想像がつこう。だが、そそ もも﹁日本とは﹂といった、てっ. ○. うことだけいえる。︵高野悦子≡十歳の原点﹄新潮文庫︶. 任は ︵と それを、何百倍、何千倍にも拡大できるなら、ある放い 、もあれ・それはそれとして︶は、﹁が十ともあれ﹂﹁が. るのだろうか。︵朝日新開甲9・5﹁社説﹂︶. とり早い言葉で民族や文化のアイデンティティーが明確 がまだあるのです。ところが、では生きていくことに にできるものだろうか。そのための方法論は確立してい て何を期待しているのかといえば、何もないらしいと. ー49−.

(7) +それはそれとして﹂という語連続の例があるが、次例のよう. に、転換の機能があるかどうか検討が必要であろう。 ○ 次長の表情には、英五郎に対する疑念が払拭しきれて いないのが、アリアリと分った。 が、ともあれ、英五郎. が現場の部屋へはいる前に、騒動が起きた点は、寮の従 業貞の中で証言する者があって、どうやら容疑者扱いだ けは免れた。︵斎藤栄﹃ハメ手破り英五郎﹄双葉文庫︶. ○ 祐一はそんな風に考えて、自らの不安を慰めるのだっ. ﹁親がわかってくれないって、親は子供のこと、わか. 山川はこれを読み、森戸に﹁専門遠いゆえ批評は出来. 文庫︶. したことないよね。︵略︶﹂︵曽野綾子﹃太郎物語﹄新潮. っまり、君んちの場合、君がそこまでわかってれば、大. 原の頼のあたりにまで、飛んでしまった。 ﹁しかしさ、. らないのが当り前なのよ。そんなに何もかもわかる親が いたら気味悪いじゃない﹂ ﹁まあ、いいよ。わかってるよ﹂ 太郎はあわてて母をおしとどめ、そのついでに、豚の ァバラ骨をふり廻したので、どろどろしたソースが、藤. O. ○. かねる。が、要するに日本が共産主義国家となるのを希. 望しているように思う。違いないか﹂︵略〓杉田幸三﹃明. 治人物おもしろ史話﹄毎日新聞社︶. ﹁しかし・だが. の例があるが、次例のように﹁せめて、現に、少なくとも﹂ 副詞として扱うべきであろう。 ○ 現時点で制度のひずみを言い立てても間に合わない。. も・が十現に﹂﹁しかし・だが・でも+少なくとも﹂の語連続. なお、﹁しかし・だが・でも十せめて﹂. た。が、それはそれとして、ここでこの﹁小説文中新人賞﹂. の選考委貞を紹介しておこう。︵司悠司﹃ほくは小説家. 異種併用︵同列型︶. になった﹄イースト文庫︶. 五. [逆接型+同列型]として、﹁しかし・けれども・だが・でも・. が+たとえば﹂﹁しかし・けれども十つまり﹂﹁しかし・が+要 するに﹂の実例があった。[同列型+逆接型]の実例は見られ. この六年間、東側はソ連に、西側は米国のもとに結集. なかった。 ○. 4・12﹁社説﹂︶. 流のパイプを広げようとした国もあった。︵朝日新聞甲. ら、疑いようもないが⋮⋮。︵赤川次郎妄社長に乾杯!﹄. 純子は思った。 しかし、現に荒井は自白しているのだか. えば西欧諸国には米国の中距離核の配備をさきにのば だが、せめて党貞・党友に対する派閥による﹁しめ し、対決の機運をやわらげようとした国があった。また、 は自粛すべきである。︵朝日新聞91・10・19﹁社説﹂︶ ソ連だけでなく東欧諸国を首脳や閣僚が訪れて、経済交 ○ 荒井があの女を殺したとは、とても信じられない. して、たがいに力を誇示しあってきた。 けれども、たと. ー50−.

(8) 新潮文庫︶. わらい声が起こりました。︵C・小四下︶︹反対+累加︺﹂. ﹁でも+また﹂に関して、菅田一九八七は、﹁でも、また、. 例をまとめて﹁だが・が+しかし﹂のように略記する。. また、例えば﹁だが、しかし﹂﹁が、しかし﹂のような 注3. ○ 謎の異星人は、設置した感知装置が破壊されたことを 知り、人類−ホモ・サビュンスの生残りに対して、警. 戒を厳しくしているふしがある。だが、少なくとも、. を﹁異種併用﹂の例として挙げている。先行する文脈の 述がないので確定的ではないが、この例の﹁また﹂は、 び﹂という意の副詞として使用されていると考えられる. ﹁でも+また﹂の異種併用の実例は未見である。. 教育技術研究所編一九八三では、﹁しかし+半面﹂の実. 参考文献. 例の指摘がある。市川一九七人には、対比型に﹁半面﹂ いう形式が挙げられていないので、実例は採取していな. 注4. は難をまぬかれたのである。亡豊田有恒﹃ダイノサウル. 異種併用︵補足型︶. ス作 戦 ﹄ 徳 間 文 庫 ︶. 六 [逆接型+補足型][補足型+逆接型]ともに実例は見られな. かった。 終わりに. 盛料. 国語教科書文例︵小学枚. r国語教育のための文章論概説L教育出版 教育技術研究所編一九八三. 市川孝一九七人. 逆接型の接続詞が含まれる接続詞の二重使用では、同種併用 [逆接型+逆接型]、及び異種併用[逆接型+添加型〓逆接塑+ 対比型][逆接型+転換型][逆接型+同列型]の実例が見られた。. 逆接型の接続詞が後続する異種併用及び補足型との異種併用の 編︶−解説−J教育社 馬場俊臣一九九九 ﹁接続詞の二重使用について︵一︶﹂国語 実例は見られなかった。. するような場合を︻逆接塾+添加塾︼のように略記する。. 国文学科研究論文集﹄第四十四集、北海道教育大学札幌校 語国文学科 注l 接続詞の二重使用に関する先行研究と問題点について 俊臣二〇〇〇 ﹁接続詞の二重使用について︵二︶ −順 は、馬場一九九九で述べた。また、順援塾が含まれる馬 二場重 接型が含まれる二重使用﹂﹃国語国文学科研究論文集﹄第 使用の用例︵逆接塾と順接型との併用を含む︶に関しては、 十五集、北海道教育大学札幌枚国語国文学科 馬場二 〇 〇 〇 で 扱 っ た 。 青田則夫一九八七 ﹁国語教科書の接続語﹂岸本語学一策六 注2 例えば、逆接塾の接蔵詞が先行し添加型の接続詞が後続 巻九号、明治書院. −51−.

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